JP5685134B2 - クリーンルームの除塵装置 - Google Patents
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Description
このような従来技術として、例えば、外部に通じる入口とクリーンルームに通じる出口とを有する室内に、入口から出口に至る順路を設け、該順路に、少なくとも、一般着用ロッカー、手洗い器、無塵着用ロッカー、その他付帯設備及びエアーシャワーを当該順位で配置し、入口及び出口のそれぞれにドアを配置したクリーンルーム用更衣室が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明の他の形態に係るクリーンルームの除塵装置は、前記エアーシャワー部は、前記クリーンルームとの隣接部にエアーカーテン形成部が配置されていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係るクリーンルームの除塵装置は、前記ジェット除塵部が、複数のジェット気流噴射領域を有し、隣接するジェット気流噴射領域間にイオナイザが配置されていることを特徴としている。
図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図である。
図中、1はクリーンルームであって、このクリーンルーム1の入口2に入室管理室3が配置されている。この入室管理室3は、クリーンルーム1とドアを介在させることなく連通している。
入室管理室3には、クリーンルーム1とは反対側における外部の更衣前室との間に開閉ドア4が配置され、この開閉ドア4の上部と天井との間に入室管理室3内の圧力を調整する差圧ダンパー5が配置されている。
この入退室管理室3では、クリーンルーム1との間にドアが介在しないので、クリーンルーム1内を+15Pa〜+30Paに加圧する加圧エアーがそのまま導入充填されて加圧状態となり、この加圧状態の圧力が差圧ダンパー5によって調整される。このため、クリーンルーム1からの加圧エアーが除塵装置9、靴履替領域8及び更衣室7を、この順に通って差圧ダンパー5から排気されることになり、入退室管理室3で浮遊する塵埃がクリーンルーム1に侵入することが防止されている。
ジェット除塵部10は、図2〜図4に示すように、クリーンルーム1への入室者が通過する歩行通路11に沿って3つのジェット気流噴射領域12a〜12cが形成されている。各ジェット気流噴射領域12a〜12cのそれぞれは、図4に示すように、歩行通路11を挟む左右両側にジェット気流噴射機構13が左右対称的に設けられている。このジェット気流噴射機構13は、図2に示すように、前後2列で上下方向に4個のジェット気流を噴射するパンカルーバー14a〜14dが前後方向に所定間隔を保って2列配列されている。これらパンカルーバー14a〜14dのうち最上部のパンカルーバー14aは、図4に示すように、歩行者の腕部から腰部にかけてジェット気流を吹き付けるように垂直面から例えば45°の噴射角でジェット気流を噴射する。
また、ジェット気流噴射機構13は、シロッコファン等で構成される加圧気体を送風する送風機15を有する。この送風機15の送風出口側に、塵埃除去率の高い高性能フィルタ(HEPA:High Efficiency Particulate Air Filter)16を介して加圧気体を2列のパンカルーバー14a〜14dに分配する圧力室17が配置されている。
また、ジェット除塵部10は、図2に示すように、隣接するジェット気流噴射領域12a〜12cにおけるジェット気流噴射機構13のクリーンルーム1側に静電気を除電するイオナイザ20が上下方向に延長して配置されている。
言い換えると、外乱に強いエアーバリア的流線を得たエアーカーテン36が形成される。
また、エアーシャワー部30でも、ジェット除塵部10と同様に、床に、ファンフィルタユニット32a〜32dから吹き出されたクリーンエアーを通過させるグレーチング床37が配置されている。そして、図5に示すように、グレーチング床37の下端側から天井のファンフィルタユニット32a〜32dの送風ファンの吸気口までの間に左右の側壁内を通ってエアーを還流させるエアー還流路38が形成されている。
表示灯41は、ランプの点灯速度を変えることで、入室者の歩行速度を指示することができる。また、特定のランプを所望の時間だけ点灯もしくは消灯することで、歩行者へ特定のランプがある場所に所望の時間だけ滞在するよう指示することができる。
表示灯41の取り付け位置により、入室者の歩行経路を指示してもよい。たとえば、表示灯41を蛇行して取り付けることで、入室者を蛇行して歩行させられ、ジェット除塵部10およびエアーシャワー部30での入室者の滞在時間をコントロールできる。
以上のような表示灯41または表示部42を、単独もしくは組み合わせて使うことで、入室者の歩行速度や歩行経路、身体の向き、滞在時間を制御でき、入室待ち渋滞を解消するよう制御したり、入室者の付着塵埃を低減し、清浄度を高めたりすることができる。
今、入室管理室3内にクリーンルーム1に入室する入室者や退室者が存在しないものとすると、この状態では、エアーシャワー部30におけるファンフィルタユニット32dを除くジェット除塵部10及びエアーシャワー部30の動作が停止されて省エネルギー化されている。この状態では、クリーンルーム1内の加圧エアーがエアーカーテン36を通じてエアーシャワー部30に入り、その後ジェット除塵部10を通り、靴履替え領域8及び更衣室7を通って差圧ダンパー5から外部に排気される。このため、除塵装置9に塵埃が浮遊していたとしても、この塵埃がクリーンルーム1内に侵入することは確実に阻止される。しかも、ファンフィルタユニット32dによって常時エアーカーテン36が形成されているので、このエアーカーテン36によって塵埃のクリーンルーム1側への侵入が確実に阻止される。
このように、上記実施形態によると、クリーンルーム1の入室者に対して、ジェット除塵部10でジェット気流によって塵埃を確実に吹き飛ばし、エアーシャワー部30で残留する塵埃を払い落とし、最後にエアーカーテン36によって最終的な払い落としを行うことができ、所謂洗濯機に例えると、ジェット除塵部10が洗いに相当し、エアーシャワー部30が濯ぎに相当し、エアーカーテン36が仕上げに相当し、3段階でクリーンスーツから塵埃を確実に払い落とすことができる。しかも、入室者が歩きながら除塵を行うことができ、ジェット除塵部10及びエアーシャワー室30がクリーンルーム1にドアを介することなく連通しているので、ドアの開閉による渋滞が生じることがなく、クリーンルーム1への入室をスムーズに行うことができる。
さらに、ジェット除塵部10のジェット気流噴射領域12a〜12cの境界位置にイオナイザ20を配置したので、このイオナイザ20でクリーンスーツに帯電する静電気の除電を行うことができ、ジェット気流で吹き飛ばした塵埃がクリーンスーツに静電気によって再付着することを確実に防止することができる。
同様に、エアーシャワー部30に設けるファンフィルタユニットの配置数もジェット除塵部10での残留塵埃量に応じて任意の配置数とすることができる。
また、上記実施形態においては、ジェット除塵部10及びエアーシャワー部30を直線状に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、平面から見てC字状やU字状等の任意の形状に形成することができる。
Claims (5)
- 通過する歩行者に対して側面からジェット気流を噴射するジェット除塵部と、
該ジェット除塵部と連通して配置された通過する歩行者に対してエアーを上方から下方に向けて層流状態で流すフィルタ付送風機を備えたエアーシャワー部とを備え、
前記エアーシャワー部をクリーンルームの入口に連通させて配置し、
前記エアーシャワー部及び前記ジェット除塵部の床面に歩行速度、滞在時間及び前進誘導を教示する表示灯を歩行路に沿って複数配置した
ことを特徴とするクリーンルームの除塵装置。 - 前記エアーシャワー部及び前記ジェット除塵部の床をエアーが通過可能な床構造とし、該床構造の下部側からエアーを回収して前記エアーシャワー部及び前記ジェット除塵部のエアー吹き出し部に個別に還流することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルームの除塵装置。
- 前記エアーシャワー部は、前記クリーンルームとの隣接部にエアーカーテン形成部が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーンルームの除塵装置。
- 前記表示灯の周囲に着地位置と体の向きを表す表示部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のクリーンルームの除塵装置。
- 前記ジェット除塵部は、複数のジェット気流噴射領域を有し、隣接するジェット気流噴射領域間にイオナイザが配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のクリーンルームの除塵装置。
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