JP2016044878A - エアシャワー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアジェットを噴射するノズルを有するエアシャワー装置の両側面部それぞれが、ノズルより下側の水平位置にあって床面に向けて空気を吹き出すスリットと、エアシャワー装置の床面位置にあって空気を吸い込む吸込み口とを備え、スリットの開口部および吸込み口の開口部の少なくともいずれか一方につき、両側面部それぞれの中央部から両側面部それぞれの出入り口側両側に向かう開口部の形状または両側面部それぞれの一方の出入り口側から他方の出入り口側に向かう開口部の形状を変化させて、当該スリットから吹き出して当該吸込み口に吸い込まれる空気流量はエアシャワー室の中央部より出入り口側両側の少なくともいずれか一方を多くする。
【選択図】 図4
Description
エアシャワー装置は、半導体および精密機械等の製造、あるいは食品製造・加工を行なうクリーンルームまたは作業室の出入り口に設置され、クリーンルームまたは作業室の通路もしくは前室として使用される。
また、特許文献1に記載のエアシャワー装置では、左右とも出入り口側に2箇所設けた窪み部の間にあってエアシャワー側面部直下の床面と、埃だまりの発生については考慮されていない。
特許文献2に記載のエアシャワー装置も同様に、吹出し口から吸込み口に向かう気流の内、ドア側に向かう気流の発生は避けられない。このため、出入り口ドア部の隙間からクリーンルームまたは作業室に、塵埃が排出される。
また、特許文献2に記載のエアシャワー装置では、吹出し口および吸込み口周りで出入り口ドア側の下部付近の床面において、埃だまりの発生については考慮されていない。
いずれの文献においても、出入り口ドア側下部付近の床に隣接する空間の埃だまりの発生については考慮されていないことから、本願発明では上記課題を解決するエアシャワー装置の提供を目的とする。
図2は、本発明の実施形態で採用するエアシャワー側面部1(エアジェットノズル配置面)の片側全体の構造・構成を示すと共に、その下部(足元)部分の構造・構成を正面図および断面図により示した図である。
図2では、スリット21は、水平方向に3区分に分かれているが、それに限定されるものではなく、1つの連続体であっても、2以上の複数区分に分かれているものであっても構わない。スリット21の高さ(垂直方向の幅)については、以下で説明するように必要とする空気流量(風量)に応じて変更することになるが、その変更の仕方としては、固定高さ(固定幅)のスリットを必要とする空気流量(風量)に応じてその列数(段数)を増減させるか、または、その高さ(垂直方向の幅)自体を可変にして必要とする空気流量(風量)に応じて変更してもよい。
プレフィルタ31は、吸込み口61からダクト内と通じる吸込み口上面に設置される。
したがって、主にスリット21から噴出した空気は、床面を這うようにして吸込み口61からプレフィルタ31に向かって垂直に吸引される態様となり(図1の(a)の右図、参照)、プレフィルタ31を通して浄化された空気は再度ファンモータ11によって送り出されることになる。その際に、床面に残った毛髪等を含む塵埃も、空気と共に吸込み口61から吸い込まれることになる。ここで、「毛髪等」とは単に毛髪のみを指すのではなく、衣服から剥がれた繊維や、装置外部から入った塵挨をも含む概念を総称し、「毛髪等」と呼称する。したがって、エアシャワー装置の出口側に流出させないようにするものが「毛髪等」である。
以下、本発明の実施形態として、実施例1〜実施例7について、図4〜図10を用いて順に説明する。
ここでは、(b)に示すように、出入り口側両側においてスリット21の列数(段数)を増やしている(例えば、図示のように2列)。または、(d)に示すように、スリット21の高さ(垂直方向の幅)自体を出入り口側両側の方を拡げるようにしてもよい。スリット21の列数(段数)を増やした部分(例えば、2列)またはスリット21の高さを拡げた部分からの空気流量(風量)、すなわち出入り口側両側からの空気流量(風量)は、それ以外の部分からの空気流量(風量)、すなわち側面部中央側からの空気流量(風量)より多くなる。また、先の図2の説明で述べたとおり、スリット21は水平方向に3区分で分割しているが、それに限定されるものではなく、側面部のパネル強度等に応じて、1つの連続体であっても、2以上の複数区分に分かれているものであってもよい。
これにより、(c)に示す流線にように、出入り口に向かう空気流を図3の従来の構成の場合より低減させることが可能となる。また、エアシャワー装置への出入り口ドア付近と吸込み口61との間の角部分付近に溜まる埃だまりを低減させることにも効果がある。すなわち、床面近傍の領域(プレフィルタ31が配置される高さまでの領域を含む)での空気流の風速および風向が調整されることにより、埃だまりの発生が低減される。例えば、エアシャワー装置の出口側への毛髪等の流出を低減させることができ、エアーシャワー装置をクリーンルームや作業室に設置される場合には、特に有効である。
また、スリット21から吹き出される空気流(風)は、図示のとおり、床面に向け斜め方向(矢印の向き)に吹き出すようにしている。そのために、図4では図示していないが、スリット21は、先の図2の説明で述べたとおり、床面に向け斜め方向の角度を付けた構造を採っている。このスリット21の構造に関しては、以下の実施例2から7においても共通である。
これにより、(c)に示す流線からも分かるように、床面での気流の衝突を低減できるようになるため、床面における出入り口に向かう空気の流れをより低減させることができる。
これにより、(c)に示す流線からも分かるように、床面における出入り口に向かう空気の流れを低減できると共に、その流れを回転させるような作用が働き、埃だまりを低減させる効果を生む。
これにより、(c)に示す流線のように、床面における空気の流れの衝突をより緩和でき、出入り口方向に向かう空気の流れを低減できると共に、より効率的に吸込み口に塵埃を吸い込ませることが可能になる。
また、実施例4に係るこの段階的に変化させるスリット21の配置は、実施例1および2で示した吸込み口61の構造(一定高さの開口部)に対して適用してもよい。
これにより、(c)に示す流線にように、実施例4と比べて床面を流れる空気流の領域を増やすことができ、埃だまりとなる面積をより低減できる。
これにより、(c)に示す流線にように、床面を流れる空気流の衝突が発生せず、出入り口に向かう空気の流れをより低減させることができる。
これにより、クリーン側(クリーンルームまたは作業室)への塵埃の持込み防止に対してより一層の効果を上げることが期待できる。なお、図10では、通路マーク71を例示的に点線として示したが、これに限らず様々な線種で表示してもよいことはいうまでもなく、また、線の間にハッチングを施すなど、通路であることが明示的に分かるようにしてもよい。
11 ・・・ ファンモータ
21 ・・・ スリット
31 ・・・ プレフィルタ
41 ・・・ 床面部流線
51 ・・・ 床面
61 ・・・ 吸込み口
71 ・・・ 通路マーク
Claims (7)
- エアジェットを噴射するノズルを有するエアシャワー装置の両側面部それぞれは、
前記ノズルより下側の水平位置にあって床面に向けて空気を吹き出すスリットと、
当該エアシャワー装置の床面位置にあって空気を吸い込む吸込み口と、
を備え、
前記スリットの開口部および前記吸込み口の開口部の少なくともいずれか一方につき、前記両側面部それぞれの中央部から前記両側面部それぞれの出入り口側両側に向かう当該開口部の形状または前記両側面部それぞれの一方の出入り口側から他方の出入り口側に向かう当該開口部の形状を変化させて、前記吸込み口に吸い込まれる空気流量は前記中央部より前記出入り口側両側の少なくともいずれか一方を多くするまたは前記一方の出入り口側より前記他方の出入り口側を多くする
ことを特徴とするエアシャワー装置。 - 請求項1記載のエアシャワー装置であって、
前記スリットの開口部を高さ方向に略一定幅の形状にして前記中央部より前記出入り口側両側それぞれにある前記スリットの高さ方向の数を多く設けるか、または、前記スリットの開口部の高さ方向の幅を前記中央部より前記出入り口側両側それぞれを広くする
ことを特徴とするエアシャワー装置。 - 請求項1記載のエアシャワー装置であって、
前記スリットの開口部を高さ方向に略一定幅の形状にして、前記中央部より前記出入り口側両側のうち片方の前記スリットの高さ方向の数を多く設けるか、または、前記スリットの開口部の高さ方向の幅を前記中央部より前記出入り口側両側のうち片方を広くし、
当該スリットの構成を前記両側面部において当該エアシャワー装置の中心に対して略点対称に配置する
ことを特徴とするエアシャワー装置。 - 請求項3記載のエアシャワー装置であって、
前記吸込み口の開口部の高さ方向の幅を、対向する側面部の前記スリットの開口部の形状および構成に合わせて前記中央部より前記出入り口側両側のうち片方を広くし、
当該吸込み口の構成を前記両側面部において当該エアシャワー装置の中心に対して略点対称に配置する
ことを特徴とするエアシャワー装置。 - 請求項4記載のエアシャワー装置であって、
前記スリットの高さ方向に設ける数または前記スリットの開口部の高さ方向の幅を、対向する側面部の前記吸込み口の開口部の形状に合わせて段階的に増やすまたは広くする、あるいは、当該形状に合わせて段階的に減らすまたは狭くし、
当該スリットの構成を前記両側面部において当該エアシャワー装置の中心に対して略点対称に配置する
ことを特徴とするエアシャワー装置。 - 請求項1記載のエアシャワー装置であって、
前記両側面部の片方については、前記出入り口側両側にそれぞれ前記スリットを設けると共に前記中央部に前記吸込み口を設け、
前記両側面部の他方については、前記中央部に前記スリットを設けると共に前記出入り口側両側それぞれに前記吸込み口を設ける
ことを特徴とするエアシャワー装置。 - 請求項1〜6いずれかに記載のエアシャワー装置であって、
当該エアシャワー装置の床面に塵埃が溜まると推定できる箇所と溜まらない部分とを区分けする通路マークを当該床面に表示する
ことを特徴とするエアシャワー装置。
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