JP7153040B2 - エアー洗浄装置およびエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置 - Google Patents
エアー洗浄装置およびエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7153040B2 JP7153040B2 JP2020048838A JP2020048838A JP7153040B2 JP 7153040 B2 JP7153040 B2 JP 7153040B2 JP 2020048838 A JP2020048838 A JP 2020048838A JP 2020048838 A JP2020048838 A JP 2020048838A JP 7153040 B2 JP7153040 B2 JP 7153040B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- blowing
- space
- article
- blown
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
このようなエアーシャワー装置の一例として特許文献1に記載のものが知られている。このエアーシャワー装置は、クリーンルームの入口側に設けられ、当該クリーンルームに入室する被処理体(物品)を通過させることによって該被処理体の除塵および除菌を行う除塵・除菌装置である。この除塵・除菌装置は、エアーを噴出するエアー噴出手段と、除菌液を噴霧する噴霧手段とを備え、噴出されたエアーによって前記被処理体の除塵を行った後に、噴霧された除菌液によって前記被処理体の除菌を行うようにしている。除塵を行う場合、エアーシャワー室の側壁にエアーノズルを設け、このエアーノズルから被処理体にエアーを吹き付けるようにしている。
また、物品をコンベアによって搬送してクリーンルームに搬入する場合に、クリーンルームの入口またはその近傍において天井および両側面にエアーノズルを設置し、このエアーノズルから物品にエアーを吹き付けることで、当該物品の表面に付着している塵を吹き飛ばして除去することもある。
このように塵の一部が物品の表面に残存していたり、吹き飛ばされた塵が吹き付けエアーに巻き込まれてクリーンルームに侵入すると、クリーンルームの清浄度を所定の清浄度に保つのが困難となる。
前記出入口の対向する一対の縦縁部にそれぞれ設けられて、互いに対向する一対の吹出し装置を備え、
前記吹出し装置は、前記縦縁部に沿って上下に延在する吹出しノズルを有し、当該吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定されていることを特徴とする。
但し、前記エアーの吹出し角度θは、平面視において、前記吹出しノズルから前記物品側でかつ前記第1空間側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記物品の側面に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。
エアーの吹出し角度θが0°~35°であると、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがそれぞれ物品の対向する両側面に当たり、コアンダ効果によってエアーが物品の両側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品の両側面に付着している塵が吹き飛ばされる。
また、物品の上面側および下面側においては、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、物品の上面および下面ではコアンダ効果によってエアーが物品の上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品の上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θが小さいほど、吹出しノズルから吹き出された空気の一部が第2空間に流れ易くなって、吹き飛ばされた塵が第2空間に流入し易くなる一方、物品の表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
また、第1空間は例えば通常の一般室、廊下またはエレベータホールであり、第2空間は例えばクリーンルームであるが、これに限ることはない。要は第2空間が第1空間より空気の清浄度が高ければよい。
前記バッファーゾーンと前記第1空間とを仕切る第1仕切壁に設けられた第1出入口に設置されたエアーカーテン装置と、
前記バッファーゾーンと前記第2空間とを仕切る第2仕切壁に設けられた第2出入口に設置されて、当該第2出入口を前記バッファーゾーンから前記第2空間に向けて通過する物品にエアーを吹き付けることで、当該物品に付着している塵を吹き飛ばして脱塵するエアー洗浄装置とを備えたエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置であって、
前記エアー洗浄装置は、前記第2出入口の対向する一対の縦縁部にそれぞれ設けられて、互いに対向する一対の吹出し装置を備え、
前記吹出し装置は、前記縦縁部に沿って上下に延在する吹出しノズルを有し、当該吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定されていることを特徴とするエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置。
但し、エアーの吹出し角度θは、平面視において、前記吹出しノズルから前記物品側でかつ前記バッファーゾーン側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記物品の側面に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。
θが0°~35°であると、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがそれぞれ物品の対向する両側面に当たり、コアンダ効果によってエアーが物品の両側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品の両側面に付着している塵が吹き飛ばされる。
また、物品の上面側および下面側においては、一対の吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、物品の上面および下面ではコアンダ効果によってエアーが物品の上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品の上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θが小さいほど、吹出しノズルから吹き出された空気の一部が第2空間に流れ易くなって吹き飛ばされた塵が第2空間に流入し易くなる一方、物品の表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
また、前記吹出しノズルの上下方向の寸法は、物品の上下方向の寸法より長く、かつ吹出しノズルの上端が前記物品の上面より高く、吹出しノズルの下端が前記物品の下面より低いことが好ましい。
また、バッファーゾーンと第1空間とを仕切る第1仕切壁に設けられた第1出入口にエアーカーテン装置が設置されているので、当該エアーカーテン装置によるエアーカーテンによって、第1空間に存在する虫等の異物がバッファーゾーンに侵入しようとするのを防止できるとともに、第1空間とバッファーゾーンとの間における空気の流入や流出を防止できる。
図1は本発明に係るエアー洗浄装置の実施形態を示すもので、(a)はエアー洗浄装置の正面図、(b)は(a)におけるA-A線断面図、(c)は(a)におけるB-B線断面図である。図2は本実施形態のエアー洗浄装置の概略構成を示す平断面図である。
第1空間11は例えば通常の一般室、廊下またはエレベータホールであり、第2空間12は例えばクリーンルームであるが、これに限ることはない。要は第2空間12が第1空間11より空気清浄度が高ければよい。
また、平行離間して配置されているシャッタ9b,9b間はバッファーゾーン36とされているが、このバッファーゾーン36は第2空間12より空気洗浄度が低いため、第1空間と捉えることができる。
なお、本実施の形態では、バッファーゾーン36を設けているが、このバッファーゾーン36はなくてもよい。つまり、第1空間11と第2空間12とが仕切壁13によって直接仕切られていてもよい。
なお、本実施形態では、ケーシング15aを取付パネル9cおよびケース9aを介して間接的に仕切壁13に設けたが、例えば、図2に示すように、ケーシング15aを直接仕切壁13に設けてもよい。
また、左右一対のケーシング15a,15aの上端部間には天井板15cが設けられ、当該天井版15cの端部はケーシング15aの上端面に固定され、これによってエアー洗浄装置10は正面視において門形に形成されている。また、天井板15cの上面には、上プレフィルタ15dが立設され、このプレフィルタ15dの上端部は、第2空間12寄りに設けられたシャッタ9bを収納するシャッターケース9dの下面に固定されている。
上部空間16aと下部空間16bとには、それぞれモータ17が設けられ、当該モータ17はケーシング15aの対向する内壁面に固定された取付部材18に取り付けられている。そして、モータ17の回転軸にファン19が取り付けられている。モータ17およびファン19は上部空間16aと下部空間16bにそれぞれ上下2個ずつ上下に所定間隔で設けられている。
そして、ファン19をモータ17によって回転させることによって、第2空間12内の清浄な空気をケーシング15aの前面に設けられたプレフィルタ20を通してケーシング15aの内部に吸い込むようになっている。
但し、図2(a)に示すように、エアーの吹出し角度θは、平面視において、吹出しノズル25から物品M側でかつ第1空間11側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線KL1と、物品Mの側面に対して垂直な垂直仮想線KL2とのなす角度である。なお、吹出し角度θが0°未満とは、吹出しエアーの気流仮想線KL1が垂直仮想線KL2より第2空間12側にある場合のことを言う。
吹出し角度θが0°~35°であると、左右一対の吹出しノズル25,25から吹き出されたエアーがそれぞれ物品Mの対向する両側面に当たり、コアンダ効果によってエアーが物品Mの両側面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品Mの両側面に付着している塵が吹き飛ばされる。
また、物品Mの上面側および下面側においては、左右一対の吹出しノズル25,25から吹き出されたエアーがぶつかり合って、物品Mの上面および下面ではコアンダ効果によってエアーが物品Mの上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れるので、このエアーによって物品Mの上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされる。
さらに、エアーの吹出し角度θが小さいほど、吹出しノズル25から吹き出された空気の一部が第2空間12に流れ易くなって吹き飛ばされた塵が第2空間12に流入し易くなる一方、物品Mの表面に付着している塵が吹き飛ばされ易くなるので、エアーの吹出し角度θはこれらの点を考慮して設定する。
ここで、吹出しノズル25から吹き出されるエアーの吹出速度を18m/s~30m/sに設定したのは、18m/s未満では、エアーの吹出速度が小さくなって脱塵効果を得難いからであり、30m/sを超えると、エアーの吹出速度が大きくなって吹き飛ばされた塵が遠くまで飛散する虞があるからである。
次に実験例について説明する。
(1)実験目的
110μm以上の金属粒子の除去を目的とした、本発明に係るエアー洗浄装置による脱塵効果を調査する。
(2)実験条件
i)図1および図2に示すような、エアー洗浄装置をクリーンルームとエレベータホールとの間に設置した。エアー洗浄装置の幅は1500mm、高さは2500mmとした。エアー洗浄装置の幅とは左右一対のケーシング間の内法寸法、高さは左右一対のケーシングの高さ寸法である。
ii)吹出しノズルからのエアーの吹出し速度を、12m/s、18m/s、25m/sとした。
iii)吹出しノズルからのエアーの吹出し角度θを、5°、20°、35°とした。
iv)試験粒子として、粒径130~155μmのステンレス粒子、8mgを台車(物品)の上面中央に載せた。なお、台車は矩形箱状のものである。
v)気流可視化装置:新日本空調株式会社製のレーザー光線装置を使用し、吹出しノズルから吹き出されるエアーにレーザー光を照射して、当該エアーの流れを可視化した。
(3)実験結果
i)エアーカーテン効果
脈動により脱塵粒子を含んだエアーがクリーンルーム側へ流れないかの確認を行った。
吹出し速度12m/s、18m/s、25m/sの全ての速度において、吹出し角度θが5°と20°の場合、脈動が発生した。
表1の如く、吹出し角度θが5°では脈動が大きく、かなりクリーンルーム側へエアー流れた。吹出し角度θが20°では中程度の脈動によりCR側へエアーが流れた。吹出し角度θが35°では若干脈動があるが気流としては安定していた。
上述したように、台車上部中央に8mgのステンレス粒子を置き、吹出しノズルからのエアーにより、どの程度ステンレス粒子吹き飛ばされるか、電子天秤を使用しエアー吹付け前後の重量比より効率を算出した。
脱塵効果は、エアーの吹出し角度θが5°>20°>35°と脈動が大きいほど大きかった。また、エアーの吹出し速度が速いほど脱塵効果が高かった。
表2は、脈動が若干ある吹出し角度θが35°の時の脱塵効果を示す。
また、吹出しノズル25が上下方向に延在しており、コアンダ効果によってエアーが物品Mの表面に沿って脈動を打ちながら流れるので、従来のエアー洗浄装置が備えるパンカーノズルによるスポット除塵に比して、広範囲に除塵可能となる。
さらに、エアー洗浄装置10は、互いに対向する一対の吹出し装置15,15を備え、当該吹出し装置15は上下に延在する吹出しノズル25を有しているので、従来のエアー洗浄装置に比して装置の小型を図れるとともに、消費電力の省力を図れる。
さらに、エアーが吹き出される吹出しノズル25のノズル幅が30mm~50mm、吹出しノズル25から吹き出されるエアーの吹出速度が18m/s~30m/sであるので、エアーによる脱塵効果を適切に得ることができる。
例えば、吹出しノズル25のノズル幅を30mm、吹出し速度を25m/sとすることによって、吹出し風量が大風量となって、脱塵効果が高くなる。
本実施形態のエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置100は、図3に示すように、上述したエアー洗浄装置10と、防虫用のエアーカーテン装置50とを備えている。
なお、エアー洗浄装置10については既に説明したので、本実施形態において、前記エアー洗浄装置10と同一構成に同一符号を付してその説明を省略する。
バッファーゾーン30と第1空間11を仕切る第1仕切壁31に設けられた第1出入口32にはエアーカーテン装置50が設置されている。
また、バッファーゾーン30と第2空間12とを仕切る第2仕切壁13に設けられた第2出入口14には、当該第2出入口14をバッファーゾーン30から第2空間12に向けて通過する物品Mにエアーを吹き付けることで、当該物品Mに付着している塵を吹き飛ばして脱塵する上述したエアー洗浄装置10が設置されている。
吹出し装置51は、出入口32の上下方向に延在し、かつ断面矩形状に中空のケーシング51aを備えており、このケーシング51aが仕切壁31に取り付けられている。ケーシング51aの上下方向略中央部には図示しない隔壁が設けられ、この隔壁によってケーシング51aの内部空間は、上部空間と下部空間とに上下に区画されている。なお、ケーシング51aの上下開口は閉塞されている。
そして、ファン54をモータ52によって回転させることによって、バッファーゾーン30内の空気をケーシング51aの前面に設けられたプレフィルタ55を通してケーシング51aの内部に吸い込むようになっている。
また、左右一対の吹出しノズル56,56のうち、一方(図3および図4において左方)の吹出しノズル56から吹き出されるエアーの速度(風速)が他方(図3および図4において右方)の吹出しノズル56から吹き出されるエアーの速度(風速)より相対的に高く設定され、さらに、一方の吹出しノズル56から吹き出される吹出し角度θ1が他方の吹出しノズルノズル56から吹き出される吹出し角度θ2より小さく設定されている。
一方の吹出しノズル56から吹き出されるエアーの速度(風速)を他方の吹出しノズル56から吹き出されるエアーの速度(風速)より相対的に高く設定するには、例えば、ファン54を回転させるモータ52の出力を制御すればよい。また、一方の吹出しノズル56から吹き出される吹出し角度θ1を他方の吹出しノズルノズル56から吹き出される吹出し角度θ2より小さく設定するには、例えば吹出しノズル56の吹出し角度を調整すればよい。
このため、合流(または衝突)地点での気流の乱れや、脈動による渦気流の発生と、それに伴うバッファーゾーン30側への気流の侵入が抑制され、それに乗じた害虫のバッファーゾーン30および第2空間12への侵入を防止するととともに、バッファーゾーン30での気圧変動、およびバッファーゾーン30への気流の影響を最小限に抑えることができる。また、エアーカーテン気流A、B自体が第1空間11側に向けて斜に吹出されるので、害虫に対して風圧がより強力に作用し、エアーカーテン気流A、B自体の防虫効果も向上している。
また、バッファーゾー30と第1空間11とを仕切る第1仕切壁13に設けられた第1出入口32にエアーカーテン装置50が設置されているので、当該エアーカーテン装置50によるエアーカーテンによって、第1空間11に存在する虫等の異物がバッファーゾーン30に侵入しようとするのを防止できるとともに、第1空間11とバッファーゾーン30との間における空気の流入や流出を防止できる。
θ エアーの吹出し角度
KL1 気流仮想線
KL2 垂直仮想線
10 エアー洗浄装置
11 第1空間
12 第2空間
13 仕切壁(第2仕切壁)
14 出入口(第2出入口)
15 吹出し装置
25 吹出しノズル
30 バッファーゾーン
31 第1仕切壁
31 第1出入口
56 吹出しノズル
100 エアーカーテン機能付きエアー洗浄装置
Claims (4)
- 第1空間と、この第1空間より空気清浄度が高い第2空間とを仕切る仕切壁に設けられた出入口に設置されて、当該出入口を前記第1空間から前記第2空間に向けて通過する物品にエアーを吹き付けることで、当該物品に付着している塵を吹き飛ばして脱塵するエアー洗浄装置であって、
前記出入口の対向する一対の縦縁部にそれぞれ設けられて、互いに対向する一対の吹出し装置を備え、
前記吹出し装置は、前記縦縁部に沿って上下に延在する吹出しノズルを有し、当該吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定され、
前記吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出速度が18m/s~30m/sであり、
前記吹出しノズルの上下方向の寸法は、前記物品の上下方向の寸法より長く、かつ前記吹出しノズルの上端が前記物品の上面より高く、前記吹出しノズルの下端が前記物品の下面より低く、
前記物品の上面側および下面側においては、一対の前記吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、前記物品の上面および下面でコアンダ効果によって前記エアーが物品の上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れ、このエアーによって前記物品の上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされることを特徴とするエアー洗浄装置。
但し、前記エアーの吹出し角度θは、平面視において、前記吹出しノズルから前記物品側でかつ前記第1空間側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記物品の側面に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。 - 前記吹出し装置は、前記第2空間から吸い込まれたエアーを吹出しノズルから吹き出すことを特徴とする請求項1に記載のエアー洗浄装置。
- エアーが吹き出される前記吹出しノズルのノズル幅が30mm~50mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のエアー洗浄装置。
- 第1空間と、この第1空間より空気清浄度が高い第2空間と、前記第1空間と前記第2空間との間に設けられたバッファーゾーンとを有し、
前記バッファーゾーンと前記第1空間とを仕切る第1仕切壁に設けられた第1出入口に設置されたエアーカーテン装置と、
前記バッファーゾーンと前記第2空間とを仕切る第2仕切壁に設けられた第2出入口に設置されて、当該第2出入口を前記バッファーゾーンから前記第2空間に向けて通過する物品にエアーを吹き付けることで、当該物品に付着している塵を吹き飛ばして脱塵するエアー洗浄装置とを備えたエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置であって、
前記エアー洗浄装置は、前記第2出入口の対向する一対の縦縁部にそれぞれ設けられて、互いに対向する一対の吹出し装置を備え、
前記吹出し装置は、前記縦縁部に沿って上下に延在する吹出しノズルを有し、当該吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出し角度θが0°~35°に設定され、
前記吹出しノズルから吹き出されるエアーの吹出速度が18m/s~30m/sであり、
前記吹出しノズルの上下方向の寸法は、前記物品の上下方向の寸法より長く、かつ前記吹出しノズルの上端が前記物品の上面より高く、前記吹出しノズルの下端が前記物品の下面より低く、
前記物品の上面側および下面側においては、一対の前記吹出しノズルから吹き出されたエアーがぶつかり合って、前記物品の上面および下面でコアンダ効果によって前記エアーが物品の上面および下面に沿って脈動を打ちながら流れ、このエアーによって前記物品の上面および下面に付着している塵が吹き飛ばされることを特徴とするエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置。
但し、エアーの吹出し角度θは、平面視において、前記吹出しノズルから前記物品側でかつ前記バッファーゾーン側に向けて吹出される吹出しエアーの気流仮想線と、前記物品の側面に対して垂直な垂直仮想線とのなす角度である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020048838A JP7153040B2 (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | エアー洗浄装置およびエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020048838A JP7153040B2 (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | エアー洗浄装置およびエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021148366A JP2021148366A (ja) | 2021-09-27 |
JP7153040B2 true JP7153040B2 (ja) | 2022-10-13 |
Family
ID=77848297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020048838A Active JP7153040B2 (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | エアー洗浄装置およびエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7153040B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115727470B (zh) * | 2022-11-17 | 2024-05-03 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种风幕机设备及其控制方法、装置 |
CN115751583B (zh) * | 2022-11-17 | 2024-05-03 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种风幕机设备及其控制方法、装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002333182A (ja) | 2001-05-11 | 2002-11-22 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | ゲート装置 |
JP2003106591A (ja) | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | エアシャワー装置,清浄装置の配置構造及び運転方法 |
JP2011226687A (ja) | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Airtech Japan Ltd | 防虫用エアカーテン装置 |
WO2020050228A1 (ja) | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 日本スピンドル製造株式会社 | ブース及び噴出装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6874331B2 (en) * | 2002-05-17 | 2005-04-05 | Manitowoc Foodservice Companies, Inc. | Device and method for creating a horizontal air curtain for a cooler |
JP7020336B2 (ja) * | 2018-08-06 | 2022-02-16 | 株式会社竹中工務店 | エアカーテン装置 |
-
2020
- 2020-03-19 JP JP2020048838A patent/JP7153040B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002333182A (ja) | 2001-05-11 | 2002-11-22 | Hitachi Electronics Eng Co Ltd | ゲート装置 |
JP2003106591A (ja) | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | エアシャワー装置,清浄装置の配置構造及び運転方法 |
JP2011226687A (ja) | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Airtech Japan Ltd | 防虫用エアカーテン装置 |
WO2020050228A1 (ja) | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 日本スピンドル製造株式会社 | ブース及び噴出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021148366A (ja) | 2021-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7153040B2 (ja) | エアー洗浄装置およびエアーカーテン機能付きエアー洗浄装置 | |
JP2007278577A (ja) | 防虫防塵エアシャッタ | |
KR101578923B1 (ko) | 국소 공기 청정화 장치 | |
JP5095511B2 (ja) | エアシャワー装置 | |
RU2586050C2 (ru) | Устройство локальной очистки воздуха | |
JP4713239B2 (ja) | バイオ関係実験室用のエアシャワ装置 | |
JP2018159521A (ja) | 薄型ダクトパネル | |
KR20120132857A (ko) | 횡류형 에어커튼 및 그의 제어방법 | |
JP6531700B2 (ja) | 異物除去装置 | |
JP4824885B2 (ja) | エアシャワー装置,清浄装置の配置構造及び運転方法 | |
JP4588387B2 (ja) | 防虫又は防塵用エアシャッタ | |
JP7401915B2 (ja) | 局所空気清浄化装置 | |
JP3423078B2 (ja) | エアーカーテン装置 | |
JP5136915B2 (ja) | 防虫用エアカーテン装置 | |
JP6251655B2 (ja) | エアシャワー装置 | |
WO2014077255A1 (ja) | 誘導気流発生装置 | |
RU2574995C2 (ru) | Устройство локальной очистки воздуха | |
JP4411509B2 (ja) | ファンフィルタユニット | |
JP2014025617A (ja) | エアシャワー装置 | |
JP7094586B1 (ja) | 飛沫捕集装置 | |
JP2019078422A (ja) | 空調システム | |
JP2022076935A (ja) | エアシャワー装置 | |
JPH11197429A (ja) | フィルタユニットおよび清浄領域形成方法 | |
CA3212820A1 (en) | Air filtering device | |
TWM572435U (zh) | Air curtain device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210420 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210601 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210706 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211005 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211005 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20211005 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20211108 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20211109 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20211126 |
|
C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211 Effective date: 20211130 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20220111 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20220412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220607 |
|
C13 | Notice of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13 Effective date: 20220607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220607 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20220705 |
|
C23 | Notice of termination of proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23 Effective date: 20220809 |
|
C03 | Trial/appeal decision taken |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03 Effective date: 20220906 |
|
C30A | Notification sent |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7153040 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |