JP5683158B2 - 乳化化粧料 - Google Patents

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本発明は、乳化化粧料に関する。さらに詳しくは、肌にハリ、弾力感を付与できる乳化化粧料に関する。
目元、口元等の小じわの目立つ箇所に、ハリや弾力を改善するための化粧料が使用されている。これらの化粧料において、ハリや弾力を改善する手段として、特定の共重合体を配合することで、皮膚上に共重合体による被膜を形成し、ハリ感を持たせるものが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、共重合体等による被膜形成によってハリ感を与えた場合、被膜の柔軟性が低く、肌への密着感が弱いため、目元、口元等の動きの大きい箇所では、皮膚の動きによって被膜の断裂を生じやすく、さらには剥離してしまう場合もあった。
一方、ペンタエリトリトールテトラベヘン酸エステル等の固形状油分を配合することにより、皮膚上に油膜を形成し、感触的なハリ感を与える化粧料が報告されている(特許文献2)。
特開平10−316550号公報 特公平6−62382号公報
しかしながら、固形状油分による油膜形成によってハリ感を与えた場合、比較的多くの固形状油分を配合する必要があるため、塗布時の伸びが重い、被膜が硬いなど使用感の悪化が生じていた。また、使用感を高めるため、液状油分を配合し、固形状油分の配合量を少なくした場合、ハリ感が不十分となるだけでなく、べたつき感を感じる、コク感に欠けるといった問題も生じていた。
従って、本発明の課題は、塗布時の肌への伸びが良好で、しなやかな膜感を有し、肌にハリ、弾力感を付与することができる乳化化粧料を提供することにある。
そこで本発明者は、油相に固形状油分を配合した乳化化粧料における、乳化剤及び固形状油分について種々検討してきたところ、乳化剤としての(A)N−アシルアミノ酸及び/又はその塩と、固形状油分としての(B)ヒドロキシステアリン酸エステルを併用し、かつ固形状油分量を油相中に40質量%以上含有させることで、塗布時の伸び、膜感のしなやかさ、ハリ感に優れ、しかも幅広い温度領域における安定性に優れた乳化化粧料を見いだし、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、次の成分(A)並びに(B)、
(A)N−アシルアミノ酸及び/又はその塩、並びに
(B)ヒドロキシステアリン酸エステル
を含有し、油相中に固形状油分を40質量%以上含有することを特徴とする乳化化粧料を提供するものである。
本発明の乳化化粧料は、塗布時の肌への伸びが滑らかであるとともに、塗布後はしなやかな膜感を有し、肌にハリ、弾力を与えることができる。また、本発明の乳化化粧料は、優れた経時安定性を有する。
本発明の乳化化粧料は、(A)N−アシルアミノ酸及び/又はその塩、並びに(B)ヒドロキシステアリン酸エステルを含有し、油相中に固形状油分を40%以上含有する。
本発明に用いる(A)N−アシルアミノ酸及び/又はその塩は、水溶性の界面活性剤であり、本発明の乳化化粧料において乳化剤として作用する。
成分(A)のN−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン、アルギニン等が使用できる。これらのアミノ酸はL体、D体又はDL体の何れでも良い。これらのうち1種類を使用しても良いし、上記の群から選ばれる2種以上を混合して使用しても構わない。経時安定性、べたつき感のなさの点から、酸性アミノ酸がより好ましい。具体的には、グルタミン酸、グリシン、アラニンが更に好ましく、グルタミン酸が特に好ましい。
成分(A)のN−アシルアミノ酸を構成するアシル基としては、炭素原子数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸由来のアシル基が使用できる。例えば、脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を混合して使用しても構わない。特に経時安定性、べたつき感のなさの点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸が好ましい。特にラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸が好ましい。
成分(A)の塩としては特に限定されず、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛などの無機塩、あるいはアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機アミンや、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等の有機塩が挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を混合して使用しても構わない。市場での入手の容易性から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アルギニンが好ましい。
成分(A)の具体例としては、ヤシ油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸カリウム、パーム油脂肪酸由来アシル化グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム等が挙げられ、好ましくはラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウムが挙げられる。
成分(A)の含有量は、本発明乳化化粧料全量中、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜5質量%、さらに好ましくは0.5〜3質量%である。当該範囲内であれば、高温保存時の乳化系の安定性を向上し、べたつき感のなさが良好であるため、好ましい。
本発明に用いる(B)ヒドロキシステアリン酸エステルとしては、ヒドロキシステアリン酸と炭素原子数1〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基含有ヒドロキシ化合物とのエステル、ヒドロキシステアリン酸とコレステロール又はフィトステロールとのエステルが好ましい。
本発明における固形状油分とは、25℃で固体又はペースト状の油分である。25℃で固体又はペースト状の油分は、25℃を超える温度領域に融点を持ち、特にペースト状のものは25℃で完全に液状とならず、半固形状である点で、液状のものと区別することができる。(B)ヒドロキシステアリン酸エステルは、25℃においてペースト状の油分であり、本発明における固形状油分に含まれる。
炭素数1〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基含有ヒドロキシ化合物としては、炭素数1〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の1級アルコール、炭素数1〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の多価アルコール、ヒドロキシ基を有する炭素数1〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖脂肪酸残基を有するトリグリセリドが挙げられる。これらのうち前記1級アルコールとしては、メタノール、エタノール、オクタノール、ステアリルアルコール等が挙げられる。前記多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等が挙げられる。前記トリグリセリドとしては、水添ヒマシ油等が挙げられる。
成分(B)の具体例としては、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸エチレングリコール、ヒドロキシステアリン酸メチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチル等が挙げられ、好ましい成分(B)としては、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチリルが挙げられる。
成分(B)の含有量は、本発明の乳化化粧料全量に対して、1〜15質量%が好ましく、より好ましくは1〜10質量%であり、最も好適には2〜8質量%である。当該範囲内であれば、コクやべたつき感のなさ、油っぽさを抑制する点から、好ましい。
本発明の乳化化粧料は、油相中に固形状油分を40質量%以上含有する。ここで、固形状油分は、前記の如く、25℃で固体又はペースト状の油分である。
固形状油分としては、具体的には、高級アルコール、脂肪酸及びこれらのエステル(成分(B)を含む)又はエーテル、ワックス、ロウ等が挙げられる。高級アルコールとしては、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。脂肪酸及びこれらのエステル又はエーテルとしては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、トリステアリン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ポリオキシエチレンセチルエーテル(POE10〜30)、パルミチン酸セチル等が挙げられる。ワックスとしては、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、カルナウバワックス等が挙げられる。ロウとしては、モクロウ、キャンデリラワックス、ミツロウ等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
ハリ、弾力感を付与する点から、油相中に固形状油分を40質量%以上含有することが必要であり、塗布時の伸び、膜感のしなやかさの向上の点から、好ましくは40〜50質量%含有する。また、油相は、炭化水素、シリコーン油、極性油、油脂、ロウ類、高級脂肪酸、高級アルコール等の油分へ溶解しやすい成分の総体である。
本発明においては、固形状油分中に(C)炭素数14〜26の高級アルコールを含有するのが好ましい。好ましくは炭素数14〜26の飽和のアルコールであり、より好ましくは炭素数18〜26の飽和1価アルコールである。
成分(C)の具体例としては、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、オレイルアルコール、エライジアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナービルアルコール、セリルアルコール等が挙げられる。特に乳化組成物の経時安定性、ハリ、弾力感の付与性の点から、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールが好ましく、より好ましくはステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールを用いることが好ましい。
成分(C)の含有量は、本発明の乳化化粧料全量中、好ましくは1〜10質量%であり、より好ましくは1〜8質量%であり、最も好適には2〜5質量%である。当該範囲内であれば、乳化組成物の経時安定性、ハリ、弾力感の付与性に優れ、好ましい。
本発明の乳化化粧料には、塗布時の伸びの良さ、膜感のなめらかさを向上させる目的で、さらに(D)2価又は3価アルコールを含有させることが好ましい。
成分(D)の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール(数平均分子量1000未満)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール(数平均分子量1000未満)、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。
好ましい成分(D)としては、グリセリン、ジプロピレングリコールを挙げることができる。
成分(D)は、本発明の乳化化粧料全量中、好ましくは5〜15質量%、より好ましくは7〜13質量%である。当該範囲内であれば、塗布時の伸びの良さ、膜感のなめらかさが良好となる。
本発明の乳化化粧料には、ハリ感、膜感のなめらかさを向上させる目的で、さらに(E)単糖類、二糖類及びこれらの糖アルコールを含有させることが好ましい。
成分(E)の具体例としては、D−エリツルロース、D−エリトロース、D−トレオース等のテトロース類、D−アラビノース、L−アラビノース、D−キシロース、D−リキソース、L−リキソース、D−リボース等のアルドペントース類、D−キシルロース、L−キシルロース、D−リブロース、L−リブロース等のケトペントース類、D−ガラクトース、L−ガラクトース、D−グルコース、D−タロース、D−マンノース等のアルドヘキソース類、L−ソルボース、D−タガトース、D−プシコース、D−フルクトース等のケトヘキソース類、D−アピオース、D−ハマメロース等の分枝糖類などが挙げられる。二糖類の具体例としては、キシロビオース、アガロビオース、カラビオース、マルトース、イソマルトース、ソホロース、セロビオース、トレハロース、ネオトレハロース、イソトレハロース、イヌロビオース、ビシアノース、イソプリメベロース、サンブビオース、プリメベロース、ソラビオース、メリビオース、ラクトース、リコビオース、エピセロビオース、スクロース、ツラノース、マルツロース、ラクツロース、エピゲンチビオース、ロビノビオース、シラノビオース、ルチノース等が挙げられる。糖アルコールとしては、エリスリトール、D−アラビトール、キシリトール、D−リビトール、ガラクチトール、D−グルシトール、D−マンニトール、マルチトール等が挙げられる。
好ましい成分(E)としては、グルコース、マルトース、マルチトール、スクロース、マンニトール、ソルビトール、トレハロースを利用することができる。
成分(E)の含有量は、本発明の乳化化粧料全量中、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは3〜8質量%である。当該範囲内であれば、ハリ感、膜感のなめらかさが良好となる。
本発明の乳化化粧料には、上記成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲であれば、通常化粧料に配合される成分(A)以外の界面活性剤、液状油、低級アルコール、フッ素化合物、樹脂、紫外線吸収剤、増粘剤、防菌防腐剤、香料、保湿剤、塩類、アミノ酸、ビタミン類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活性成分等の成分を使用することができる。ここで、液状油としては、水添ポリデセン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン等の炭化水素油、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸イソセチル、オレイン酸デシル、トリエチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、乳酸ラウリル、乳酸オクチルドデシル、オリーブ油、小麦胚芽油、コメヌカ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、パーム核油、ヒマシ油、綿実油、マカデミアナッツ油、ミンク油、メドウホーム油等の液状油脂又はエステル油、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ポリシロキサン、アルキル変性シリコーン油、アルコール変性シリコーン油、アミノ変性シリコーン油等のシリコーン油、パーフルオロポリエーテル等のフッ素油等が挙げられる。
本発明の乳化化粧料の用途としては、化粧料として特に制限なく利用できるが、塗布時の伸びが滑らかであるとともに、塗布後はしなやかな膜感を有し、皮膚にハリ、弾力感を与えるといった効果を奏することから、シャンプー、リンス、コンディショナーなどの毛髪化粧料、洗顔料、クレンジング化粧料などの洗い流しタイプではない、化粧料用途に好適に用いることができる。特に抗老化化粧料、目元用化粧料、口元用化粧料、日焼け止め化粧料、化粧下地化粧料、ファンデーション等に適応するのが好ましい。
本発明の乳化化粧料の剤形としては、液状、乳液状、クリーム状、ペースト状、固形状、多層状などに適応が可能であり、さらにシート剤、スプレー剤、ムース剤としても適応できるが、コクのある塗布感が得られやすいクリーム状とするのが好ましい。また、乳化型としては、水中油型乳化、油中水型乳化、W/O/W、O/W/Oなど、様々な乳化型を選択することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
実施例1〜6、比較例1〜6
表1に示した処方の乳化化粧料を製造し、これらを用いて、下記に示した(1)安定性試験、(2)使用感試験を実施した。結果を表1に併せて示す。
安定性試験
各試料を60℃の恒温槽に一週間保管した。一週間後の状態を目視により観察を行い、以下の判定基準を用いて判定した。
〔保存安定性判定基準〕
◎:変化なし
○:やや粘度変化が見られる
△:明らかな粘度変化が見られる
×:分離している
(2)使用感試験
女性パネル(10名)につき、実施例に示す乳化化粧料を使用して、「塗布時の伸び」、「ハリ感」、「べたつき」、「膜感」の4項目に関してアンケートを行い、下記の評価基準に基づき、評価を行った。その結果を表1に合わせて示す。
(評価基準)
塗布時の伸び
5:良い
4:やや良い
3:どちらともいえない
2:やや悪い
1:悪い
ハリ感
5:有る
4:やや有る
3:どちらともいえない
2:やや無い
1:無い
べたつき
5:無い
4:やや無い
3:どちらともいえない
2:やや有る
1:有る
膜感
5:柔軟性がある
4:やや柔軟性がある
3:どちらともいえない
2:やや硬い
1:硬い
(判定基準)
◎:平均点が4.0以上
○:平均点が3.0以上4.0未満
△:平均点が2.0以上3.0未満
×:平均点が2.0未満
Figure 0005683158
(製造方法)
A.(油相)成分(1)〜(15)を80℃にて均一に混合溶解する。
B.(水相)成分(16)〜(24)を80℃にて均一に混合溶解する。
C.Aを80℃に維持しながら、Bを徐々に添加し、ホモミキサーで均一に乳化させる。その後、常温まで冷却して乳化化粧料を得た。
以下に本発明の乳化化粧料の処方例(目元クリーム)を挙げる。いずれも経時安定性が高く、使用感(伸びの良さ、ハリ感、べたつき感のなさ、膜感のしなやかさ)に優れた化粧料である。
(処方例1:目元用クリーム)
配合成分 質量%
(1)スクワラン 17.0
(2)メチルポリシロキサン 1.0
(3)ステアリン酸 (S) 1.0
(4)トリステアリン酸グリセリル (S) 3.0
(5)ポリオキシエチレンセチルエーテル(POE20) (S) 1.0
(6)ベヘニルアルコール (C) 3.0
(7)ミツロウ (S) 2.5
(8)パルミチン酸セチル (S) 1.5
(9)ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油 (B) 2.5
(10)ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスエチル (B)2.0
(11)トリエチルヘキサン酸グリセリル 6.0
(12)ステアロイルグルタミン酸ナトリウム (A) 1.0
(13)マルチトール液 (E) 5.0
(14)グリセリン (D) 4.0
(15)ジプロピレングリコール (D) 5.0
(16)フェノキシエタノール 0.4
(17)キサンタンガム 0.1
(18)エデト酸二ナトリウム 0.05
(19)バラ抽出液 0.1
(20)精製水 残 余
※( )内のA〜Eは、本発明中における成分表記、Sは固形状油分であることを示す。処方例1においては、(B)、(C)、S成分が固形状油分であり、油相中に固形状油分を約40.7%含有する。
(製造方法)
A.(油相)成分(1)〜(11)を80℃にて均一に混合溶解する。
B.(水相)成分(12)〜(20)を80℃にて均一に混合溶解する。
C.Aを80℃に維持しながら、Bを徐々に添加し、ホモミキサーで均一に乳化する。その後、常温まで冷却し、目元用クリームを得た。

Claims (8)

  1. 次の成分(A)並びに(B)、
    (A)炭素原子数8〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸由来のアシル基がグルタミン酸に結合したN−アシルアミノ酸及び/又はその塩、並びに
    (B)ヒドロキシステアリン酸エステル
    を含有し、油相中に固形状油分を40〜50質量%含有する洗い流しタイプでない乳化化粧料。
  2. 固形状油分が、高級アルコール、脂肪酸及びこれらのエステル又はエーテル、ワックス、並びにロウからなる群から選択される1種以上である請求項1に記載の乳化化粧料。
  3. (B)ヒドロキシステアリン酸エステルが、ヒドロキシステアリン酸と炭素原子数1〜22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基含有ヒドロキシ化合物とのエステル、及びヒドロキシステアリン酸とコレステロール又はフィトステロールとのエステルからなる群から選択される1種以上である請求項1又は2に記載の乳化化粧料。
  4. (B)ヒドロキシステアリン酸エステルが、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油及びヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスチリルからなる群から選択される1種以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  5. 固形状油分中に、さらに(C)炭素数14〜26の高級アルコールを含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  6. さらに(D)2価又は3価アルコールを含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  7. さらに(E)単糖類、二糖類又はこれらの糖アルコールを含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  8. 抗老化化粧料、目元用化粧料、口元用化粧料、化粧下地化粧料又はファンデーションである請求項1〜7のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
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