JP5683096B2 - キャリアテープ体の剥離帯電量低減方法 - Google Patents

キャリアテープ体の剥離帯電量低減方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品を収納する包装体に用いるエンボスキャリアテープからカバーテープを剥離する際の剥離帯電量を低減する方法に関する。
近年、ICチップ、コンデンサ等のチップ型電子部品は、テーピング包装されて電子回路基板等への表面実装に供せられている。このテーピング包装は、エンボス成形により凹部を一定周期で隣接した状態で連続的に形成したキャリアテープの各凹部に電子部品を収納し、凹部を覆うようにキャリアテープ上にカバーテープを熱融着して密封するものである(以下、「キャリアテープ体」という)。このような電子部品を収納したキャリアテープ体のカバーテープを剥離し、電子部品を自動的に取り出して電子回路基板に表面実装するためには、カバーテープがキャリアテープから容易に剥離できることが要求され、安定したヒートシール性がカバーテープに要求される。
電子回路基板への電子部品の実装速度の高速化に伴い、キャリアテープからカバーテープを剥離する速度も高速化している。そのことによって剥離強度の最大値と最小値との差(以下、単に「レンジ」という)が大きいと、キャリアテープが激しく振動して電子部品が飛び出したり、剥離強度が強すぎたりするとカバーテープが切れてしまうこともある。剥離強度が弱すぎる場合にはカバーテープとキャリアテープとが十分な強さで接着されていないため、搬送時や実装時の振動によりカバーテープが剥がれてしまい、電子部品の脱落が生じてしまう。一方で、キャリアテープの材質としてはポリスチレン(以下「PS」と記す)系樹脂やポリカーボネート樹脂(以下「PC」と記す)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下「PET」と記す)等が用いられている。これらの中でもPS系およびPC系のキャリアテープが広く利用されているため、電子部品の種類またはサイズに影響されず、PS系およびPC系のキャリアテープでの高速剥離時に剥離強度の変化を低減させたカバーテープが求められ、多くの提案がされている(例えば特許文献1参照)。
更に、キャリアテープに収納されている電子部品が、キャリアテープのエンボス部あるいはカバーテープと接触して発生する静電気、およびカバーテープが剥離される際に発生する静電気によって、電子部品がカバーテープに付着して実装不良を引き起こす可能性があるため、これを防止することを目的とし、ヒートシール層に導電性を付与したカバーテープが検討されている。(例えば特許文献2参照)。特に近年0402タイプや0603タイプのような極小電子部品が使用されるようになってきており、このような場合にはキャリアテープからカバーテープを剥離する際には、収納物が極めて小さいために、極く僅かの静電気が発生しても、該電子部品がカバーテープに張り付いたり脱落するようなトラブルが発生する場合があった。従って前記の高速剥離時の剥離強度の変化がより小さく、かつ静電気の発生をより小さく抑制したカバーテープが求められていた。(尚、例えば「0402タイプ」とは、縦横のサイズがそれぞれ、0.4mmと0.2mmの電子部品を指す。)
特開2003−300582号公報 特開平10−53211号公報
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、PS系またはPC系のキャリアテープにヒートシールした際、カバーテープを高速剥離した際の剥離強度のレンジが小さい剥離を可能とし、且つ低湿度環境で高速剥離を行った際にも静電気の発生を極力抑制した剥離帯電量を低減する方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、前記課題について鋭意検討した結果、カバーテープの層構成を基材層/中間層/電荷移動層/ヒートシール層とし、前記の本発明のヒートシール層をアクリル系樹脂からなる分散相とスチレン‐ブタジエン共重合体あるいはその水素添加樹脂からなる連続相で構成し、被着体から剥離する際にヒートシール層中の分散相のみが被着体に転写する構成とすると、剥離帯電量が著しく低下することを見出し本発明に至った。
即ち本発明は、層構成として少なくとも基材層、中間層、ヒートシール層及び、中間層とヒートシール層との間に電荷移動層を備え、ヒートシール層表面が連続相と分散相により形成されていて、キャリアテープにヒートシール層表面をヒートシールした後に剥離した際に、分散相のみが被着体に転写するカバーテープの構成とする、キャリアテープからカバーテープを剥離する時の剥離帯電量低減方法である。より具体的には、中間層とヒートシール層の間に、厚みが好ましくは0.05〜5μmの範囲である電荷移動層を有することを特徴とし、ヒートシール後の剥離において、分散相が被着体に転写され、電荷移動層の分散相と接合している部分が中間層との界面で剥離するカバーテープの構成とする、剥離帯電量低減方法である。
一方でヒートシール層表面の連続相が、被着体との界面で剥離するカバーテープの構成とする、剥離帯電量低減方法である。そして、前記分散相の個々の面積が0.0001〜0.01mmであることが好ましい。更に、ヒートシール層表面全体に対する面積比率が、分散相が25〜75%であり、連続相が75〜25%であることが好ましい。
そして、 カバーテープのヒートシール層表面の分散相が、ガラス転移温度が好ましくは30〜110℃の範囲であるアクリル系樹脂からなる。また、ヒートシール層表面の連続相は、スチレン‐共役ジエン共重合体あるいはその水素添加樹脂からなる。更に、カバーテープの中間層は、ポリエチレン樹脂およびエチレン共重合体の1種以上からなる
本発明に係るカバーテープの電荷移動層、カーボンブラック、金属微粒子、金属酸化物からなる導電性微粒子、Si系有機化合物、界面活性剤型帯電防止剤および高分子型帯電防止剤より選択した少なくとも1種を含有する、エチレンとカルボン酸又はその誘導体との共重合体を酸変性した樹脂からなる
本発明の手段によって、PS系またはPC系のキャリアテープにヒートシールしたカバーテープを高速剥離した際に、剥離強度のレンジが小さく、且つ低湿度環境で高速剥離を行った際に生じる静電気の発生による剥離帯電量を、驚異的に低減する方法を提供することができる。
本発明のカバーテープの層構成を示す断面図である。 本発明のカバーテープを用いたキャリアテープ体の傾斜図である。 本発明のカバーテープをキャリアテープに接着した状態を示す断面図である。 本発明のカバーテープをキャリアテープに接着し、剥離した状態を示す断面図である。 本発明のカバーテープを剥離した後のカバーテープ表面およびキャリアテープ表面の状態の一例を示すSEM写真である。
以下、本発明について、図を用いて詳しく説明する。
1は本発明のカバーテープの概略断面図である。カバーテープ1は基材層2接着層3を介して順に積層された中間層4、電荷移動層5およびヒートシール層6とを備えている。
材層2は一般的にカバーテープ用に用いられているポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂等のいずれか1層もしくは2層積層したフィルムで形成することができる。ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂は二軸延伸されたものがより好適に用いることが出来る。このように基材層2を設けることにより、カバーテープ1に耐熱性や高い引張破断強度を付与することができる。基材層2の厚さは、カバーテープの使用目的に応じて適宜設定することができ、例えば6〜50μm程度とすることができる。尚、この基材層2の接着層3が形成される面に、必要に応じてあらかじめコロナ処理、プラズマ処理、サンドブラスト処理等の表面処理を施して、接着層3との接着性を高めてもよい。また、必要に応じて基材層のいずれの面にも静電気発生防止処理を施したものも使用できる。
前記基材層2と中間層4の間には、両者の接着性を高めるためにアンカーコート(AC)等により接着層3を設ける。AC用接着剤樹脂は特に限定されるものではなく、一般的なアクリル系、イソシアネート系、ウレタン系、エステル系、オレフィン系、イミン系などの接着剤等により形成することができ、厚さは0.2〜10μmが好ましい。接着層3を形成する方法は一般的な方法で良く特に限定されるものではないが、例えば前記の樹脂を水、或いは有機溶剤に分散あるいは溶解させた分散液あるいは溶液を塗布液として用意し、基材層のフィルム上に塗布し乾燥することで形成される。また、基材層2や中間層4の表面を、コロナ放電処理や、オゾン酸化処理等の方法で処理することによって両者の接着性を高め、前記の接着層3を省略しても良い。
中間層4は、基材層2と後述する電荷移動層5との間の接着力を強固にするとともに、ヒートシールの際の熱圧着コテの当たり斑を分散し、より安定した接着を得るために設けられる。中間層4の材質としては、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)等のポリエチレン樹脂や、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含むエチレン系の共重合体の1種以上を用いることができる。特に、エチレン共重合体として、密度0.915〜0.940g/cmのエチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、これらのブレンド物などが挙げられる。中間層4の形成に使用するエチレン−αオレフィン共重合体は、エチレンと、例えば、ブテン、ペンテン、ヘキセン、へプテン、オクテン、4−メチルペンテン・1等との共重合体等である。尚、本発明において前記の「エチレン−アクリル酸共重合体」および「エチレン−メタクリル酸共重合体」の「アクリル酸」および「メタクリル酸」とは、いずれもこれらのエステルも含む。また、メタロセン触媒で重合されたエチレン−αオレフィン共重合体を用いると、剥離の際にカバーテープ1にかかる応力に対する耐性が優れることから、剥離力が安定するという点で更に好ましい。
中間層4の厚さは、通常10〜60μmが好ましく、更に好ましくは20〜50μmである。中間層の厚さが10μm未満の場合、ヒートシールの際の熱圧着コテの当たり斑を分散する効果が十分ではなく、また60μmを超えるとカバーテープ1のヒートシール性が悪くなる恐れがある。また、この中間層4は、前記の接着層3または表面酸化処理した基材層2の表面に、予め製膜しておいたフィルムをドライラミネーション法あるいは押出ラミネーション法等により積層させることにより得ることができる。
荷移動層5は変性ポリオレフィン樹脂に導電性微粒子等を配合した樹脂を用いることで、キャリアテープにヒートシールし剥離する際に、安定した剥離強度を示し、且つ、変性ポリオレフィン樹脂の変性比率を変更することによって、容易に収納する電子部品に見合った剥離強度に調整でき、更に、その剥離によって生じた静電気を十分に拡散させて、静電気障害を十分抑制することができる。電荷移動層5の形成に使用する樹脂はエチレンとカルボン酸又はその誘導体との共重合体であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、又はこれらの1以上を用いた混合物が挙げられる。本発明においては上記の樹脂に対して無水マレイン酸などを付加反応させて酸変性し、その変性比率を変えることで電荷移動層5と隣接する層との層間の接着力を調整することができる。樹脂そのものの特性を阻害せず、且つ酸変性による接着性向上効果を発現させるためには例えば、無水マレイン酸による酸変性の比率は、樹脂100質量部に対して1〜15質量部であることが好ましい。更に好ましくは2〜10質量部である。これら構成樹脂には必要に応じて分散安定剤、滑剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤等の添加剤を含有させることができる。また、架橋剤を添加して架橋させたものを用いても差し支えない。
一方で電荷移動層5には、静電気を拡散させる機能を持たせるために、カーボンブラック、金、銀、ニッケル、アルミ、銅等の金属微粒子、酸化錫、酸化亜鉛および酸化チタン等の金属酸化物、硫酸バリウムに導電性を付与した導電性微粒子、硫化亜鉛、硫化銅、硫化カドミウム、硫化ニッケル、硫化パラジウム等の硫化物に導電性を付与した導電性微粒子、Si系有機化合物、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン等の有機導電性高分子、イオン性液体、界面活性剤等が含有されている。このような導電性微粒子は、一次質量平均粒子径が0.005〜5μmのものが好ましい。この場合、電荷移動層5における熱可塑性樹脂と導電性微粒子等との混合比率は、1:1〜1:20質量比の範囲であることが好ましい。導電性微粒子等の混合比率が上記の範囲未満であると、導電性微粒子等を混合する効果が不十分となる恐れがあり、また上記の範囲を超えると、電荷移動層5とヒートシール層6との接着強度が低くなる可能性がある。
電荷移動層5の厚さは0.01〜10μm、特に0.05〜5μmの範囲が好ましい。電荷移動層の厚みが0.01μm未満であると十分な帯電防止性が得られない場合があり、また10μmを超えると電荷移動層自体の凝集力が低下し、剥離強度が低下する恐れがある。上記の電荷移動層5は、中間層4上に公知の塗布手段を用いて塗布形成することができる。
電荷移動層5は、前記のように熱可塑性樹脂に導電性部粒子等を配合した静電気を移動できる組成物で構成される。そして本発明のカバーテープは、キャリアテープ等の電子部品包装体から剥離される際に、図に示すように、後述するヒートシール層6の分散相に対応する部分が被着体に転写され、電荷移動層5の分散相と接合している部分が中間層4との界面で剥離するものである。このような剥離をさせるためには、電荷移動層5に用いる樹脂は、中間層4およびヒートシール層6の樹脂の種類によって、適切な樹脂を選定する必要がある。即ち、電荷移動層5の樹脂は、中間層4との接着性は比較的小さく、ヒートシール層6の分散相および連続相のいずれに対しても、比較的大きな接着性を持っている必要がある。従って、例えば中間層4が直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)であり、ヒートシール層6がアクリル樹脂、およびスチレン‐共役ジエン共重合体の水素添加樹脂(SEBS)のアロイである場合には、電荷移動層5を構成する樹脂の表面自由エネルギーが、中間層4およびヒートシール層6の連続相を構成する樹脂よりも大きく、ヒートシール層6の分散相を構成する樹脂よりも小さい樹脂であることが必要であり、そのような樹脂としては、酸変性したポリオレフィンである。中でも無水マレイン酸変性したEEAが好ましい。
本発明者等は、電子部品包装体に用いる前記のような層間剥離型カバーテープに適したヒートシール層6について鋭意検討した結果、ヒートシール層6として、連続相を構成する樹脂中に分散相樹脂が分散している構造の樹脂層で構成し、該カバーテープを被着体である電子部品包装体から剥離する際に、分散相のみが被着体に転写する構成とすると、高速剥離時に安定した剥離強度が得られやすいばかりでなく、低湿度環境で高速剥離を行った際にも静電気の発生を極力抑制したカバーテープが得られることを見出し本発明に至った。このような分散相の転写が起こるとき、連続相は被着体から剥離すると同時に、分散相と連続相の界面で剥離が生じる。そして、分散相の個々のサイズを調整することによって、剥離強度を調整することが可能となる。ヒートシール層6の厚みは通常0.1〜10μmであり、特に0.3〜2μmが好ましい。ヒートシール層6の厚みが0.1μm未満の場合、安定した厚み精度でヒートシール層を形成することが困難となる場合がある。また、ヒートシール層6の厚みが10μmを超える場合は、塗工乾燥時の乾燥斑による外観不良や透明性の低下を誘発する恐れがある。
適切な剥離強度は、この分散相のサイズが0.0001〜0.01mmの範囲で得ることができ、更に好ましくは0.0001〜0.005mmの範囲である。ここでいう分散相サイズは、カバーテープをキャリアテープから剥離したときの、キャリアテープの表面をレーザー顕微鏡で観察し、キャリアテープ表面に転写したカバーテープの島の大きさを測定した結果より求めた面積平均サイズである。(分散相の形状を判断する際の根拠として、図5に剥離後のカバーテープ表面とキャリアテープ表面のSEM写真の一例を参考図として示す。)
カバーテープのヒートシール層中の分散相は、ヒートシールによって被着体と強固に融着する必要がある。一方で連続相としては、ヒートシールによって被着体と適度の接着強度で融着し、カバーテープを剥離する際には、被着体から剥離して電荷移動層5と接着した状態で残ることが必要である。そして分散相と連続相の面積比率は、分散相が25〜75%、連続相が75〜25%の範囲とすることが、剥離の安定性の点で好ましい。ヒートシール層6の分散相及び連続相として用いる樹脂は、スチレン‐共役ジエン共重合体あるいはその水素添加樹脂である。スチレン共役ジエン共重合体の代表的な例としては、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)が上げられ、その水素添加物としては、SEBS(SBSへの水素添加物)、SBBS(SBSへの水素部分添加物)やSEPS(SISへの水素添加物)を挙げることができる。
一方で分散相としては、連続相の樹脂と溶液中で混合したときに適度に相分離する樹脂を選択する必要がある。例えば、連続相として前記のスチレン共役ジエン共重合体を用いる本発明に係るカバーテープの場合アクリル樹脂が用いられる。本発明でいうアクリル樹脂としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸から選ばれる何れかのモノマーの重合体またはこれらの2以上の共重合体を挙げることができ、ガラス転移温度が30〜110℃の範囲にあるアクリル系樹脂が好ましい。
本発明に係るカバーテープのヒートシール層6にはブロッキング防止を目的として、前記熱可塑性樹脂100質量部に対し、質量平均粒子径が0.01〜20μmの無機微粒子、有機微粒子等の微粒子粉体を1〜60質量部含有することが好ましい。微粒子粉体が1質量部以下の場合、ブロッキング防止効果が不十分となる恐れがあり、60質量部以上の場合、ヒートシール時の接着が不十分となったり、あるいはカバーテープの透明性が低下する恐れがある。
ヒートシール層6は、ヒートシール層を構成する樹脂を溶解させた溶剤を、ダイレクトグラビア法、グラビアリバース法、キスリバース法、ダイコーティング法、リップコート法、電荷移動層5との同時多層ダイコーティング法等の公知の塗工方法により形成することができる。
本発明のカバーテープは、カバーテープ1の表面へのゴミ付着が発生するのを防止することを目的として、基材層2の外表面に帯電防止層を設けることができる。この帯電防止層は、帯電防止剤としてアニオン系、カチオン系、非イオン系、両性系のいずれかの界面活性剤、脂肪酸誘導体、四官能基性珪素部分加水分解物、あるいは、金属微粉末、金属酸化物系、金属硫化物系または硫酸塩系に導電性処理を施した導電性微粉末、導電性カーボンの少なくとも一種を含む層であり、一般的な方法で形成することができる。
本発明のカバーテープを用いてヒートシールする対象となるキャリアテープの材料としては、ポリ塩化ビニル(PVC),ポリスチレン(PS)、ポリエステル(A−PET、PEN、PET−G、PCTA)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリアクリロニトリル(PAN)アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン共重合体(ABS)などのシート成形が容易な材料が適用でき、これら樹脂の単独、および/またはこれらを主成分とする共重合体、または、混合体(アロイを含む)、若しくは複数層からなる積層体であっても良いが、特に接着性を考慮するとPS系やPC系のキャリアテープとの組み合わせが好ましい。これらシートの厚さは、通常、30〜1000μm程度が適用できるが、50〜700μmが好適で、80〜300μmが最適である。これ以上の厚さでは、成形性が悪く、これ以下では、強度が不足する。該シートへは、必要に応じて、充填剤、可塑剤、着色剤、帯電防止剤、導電剤などの添加剤を加えても良い。
これらのキャリアテープの製造方法としては、一般的な方法を用いることができ、特に限定されるものではない。一定の幅にされた帯状の樹脂シートを雄雌金型によって非加熱での塑性プレス成形、加熱しての真空成形・圧空成形・真空圧空成形、またはこれらにプラグアシストを併用する成形などの成形法が適用できる。
本発明の包装体であるキャリアテープ体は、例えばエンボスキャリアテープのエンボス部に電子部品等を収納した後にカバーテープをヒートシールしたものであり、電子部品等の内容物の輸送、保管および電子機器への実装時にはカバーテープを剥離してロボット等で該電子部品を取り出して用いるものである。前記のカバーテープをキャリアテープに熱融着させる方法は特に限定されるものではないが、一般的にキャリアテープ表面に熱融着されるカバーテープのヒートシール層にその樹脂の軟化温度以上の熱量を加え、且つ、ある一定の圧力をかけることができるシールコテと呼ばれる部材を用いる。前記シールコテをカバーテープの上からキャリアテープに圧しつけ、カバーテープをキャリアテープ表面に熱融着させる方法としては、キャリアテープを搬送させながら複数回に渡ってシールコテを圧しつける反復シール法や、カバーテープ側にシールコテを当て続けて熱融着する連続シール法を適用することができる。図2にライン上の熱融着部分Hとして示したように、カバーテープの幅方向の2箇所において熱融着されることとなるが、この左右に該当する位置にあるシールコテは一体型となったものでも左右が別々となっているものでも何れでもよい。
次に内容物である電子部品等を取り出すために、キャリアテープからカバーテープを剥離する際には、カバーテープ1は中間層4と電荷移動層5との層間における剥離または、電荷移動層5とヒートシール層6との層間での剥離が生じるので、キャリアテープに熱融着する際の温度および時間等の条件に左右されることなく安定した剥離性能を有する。このような層間剥離に因る剥離を図2、図3、および図4を参照して説明する。先ず、図2に示されるように、例えばエンボス部12を備えたキャリアテープ11に、図1に示されたようなカバーテープ1が熱融着される。この熱融着は、エンボス部12の両端部に所定の幅でライン状に行われる。図示例では、ライン状の熱融着部分Hを斜線部で示してある。
ートシールされた状態では、図3に示したようにカバーテープ1の中間層4とキャリアテープ11とが電荷移動層5およびヒートシール層6を介して積層した構成となっている。この状態からカバーテープ1を剥離すると、図4に示すように、ヒートシール層6中の分散相7はキャリアテープ11に融着したままで、かつ電荷移動層5の対応する部分が、中間層4および連続相8から剥離し、キャリアテープ側に持っていかれ、反対に連続相8は電荷移動層の対応する部分が中間層4に接着した状態で、キャリアテープ11および分散相7から剥離してカバーテープ側にもっていかれ、カバーテープとキャリアテープ間の剥離が起こる。この剥離においても、中間層4、分散相7、連続相8、電荷移動層5およびキャリアテープ11を構成する樹脂を適切に選定することによって、前記の実施態様1と同様に剥離帯電量を驚異的に低く抑制することができる。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(実施例、実験例および比較例で用いた樹脂または樹脂組成物)
(a)中間層に使用した樹脂
樹脂(a)1:LLDPE、タマポリ製フィルム「SE620L」、厚み40μm
樹脂(a)2:エチレンと酢酸ビニルとの共重合樹脂、三井デュポンポリケミカル製、「エバフレックスP1205」を使用して、Tダイを用いて押出製膜したフィルム、厚み40μm)
樹脂(a)3:エチレンとメチルメタクリレートとの共重合樹脂、住友化学製、「アクリフトWD201」を使用して、Tダイを用いて押出製膜したフィルム、厚み40μm)

(b)電荷移動層に使用した樹脂組成物
樹脂組成物(b)1:無水マレイン酸成分11質量部、アクリル酸エチル成分12質量部、エチレン成分77質量部の合計100重量部に対し、導電性酸化錫微粒子を600質量部の樹脂組成物(エマルジョン溶液)、ユニチカ製、「アローベースAT−161SE−20」
樹脂組成物(b)2:無水マレイン酸成分16質量部、アクリル酸エチル成分18質量部、エチレン成分66質量部の合計100重量部に対し、導電性酸化錫微粒子を600質量部の樹脂組成物(エマルジョン溶液)、ユニチカ製、「アローベースAT−81SB−20」

(c)ヒートシール層に使用した樹脂
樹脂(c)1:メタクリル酸ブチル60質量%、メタクリル酸メチル40質量%のランダム共重合体、三菱レイヨン製、「ダイヤナールBR−106」、ガラス転移温度52℃、酸価7mgKOH/g
樹脂(c)2:アクリル酸エチル35質量%とメタクリル酸メチル65質量%のランダム共重合体、ローム・アンド・ハース社製、「パラロイドB44」、ガラス転移温度58℃
樹脂(c)3:SEBS、旭化成ケミカルズ製、「タフテックH1141」、スチレン含量30質量%、ブタジエンの水素添加体含量70質量%、MFR=22g/10min.(JISK7210、温度190℃×荷重2.16kg)
樹脂(c)4:SEBS、旭化成ケミカルズ製、「タフテックH1051」、スチレン含量42質量%、ブタジエンの水素添加体含量58質量%、MFR=0.8g/10min.(JISK7210、温度230℃×荷重2.16kg)
樹脂(c)5:SBS共重合体、JSR製、「TR2000」、スチレン含量40質量%、ブタジエン含量60質量%、MFR=13g/10min.(JISK7210、温度200℃×荷重5kg)
(実施例1)
ウレタン系のアンカーコート剤を塗工した二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ12μm)の表面に、グラビア法によってウレタン系のアンカーコート剤を塗工した後、メタロセン触媒にて重合した[樹脂(a)1]からなる厚み40μmのフィルム(タマポリ製、「SE620L」)を貼り付けることにより、二軸延伸ポリエステル層とメタロセンLLDPE層からなる積層フィルムを得た。このフィルムのメタロセン直鎖低密度ポリエチレンフィルム面にコロナ処理を施した後、グラビア法を用いて導電性酸化錫を含有したマレイン酸変性エチレン−アクリル酸エチル樹脂エマルジョン[樹脂組成物(b)1]を乾燥厚みが0.2μm厚みになるように塗工した。さらに、その塗工面の上に、ブチルメタクリレートとメチルメタクリレートのランダム共重合体50質量部[樹脂(c)1]と、SEBS[樹脂(c)3]50質量部をトルエンに溶解した溶液を、乾燥後の厚みが0.8μmになるように塗工することにより、帯電防止能を有するキャリアテープ用カバーテープを得た。
(実施例2〜7、10、11、実験例1、2、比較例1〜7)
中間層、電荷移動層、ヒートシール層の分散相および連続相として前記の樹脂を用いて、表1および表2に示した構成および配合組成とした以外は、実施例1と同様の方法でキャリアテープ用カバーテープを作製した。
(評価方法)
各実施例及び各比較例で作製した電子部品のキャリアテープ用カバーテープに対して、下記に示す評価を行った。評価結果を表1〜表2にまとめて示す。
(1)剥離形態
永田精機社製のテーピング機NK−600を用い、コテサイズ0.5mm、シール圧力0.3MPa、コテ長さ24mm、シール時間0.5秒として、ポリスチレン材にカーボンブラックを添加することで導電性を付与したキャリアテープに対して、シール温度で剥離強度を調整することにより剥離強度が0.4Nになるようにヒートシールを行った。剥離強度の測定は、バンガードシステムズ社の剥離強度測定器VG−20を用い、剥離速度毎分300mmで実施した。キャリアテープの表面をレーザー顕微鏡(キーエンス社製、VK−8510)で観察し、キャリアテープ表面に転写したカバーテープの島の大きさを30点測定した。島の大きさは、長径と短径の平均値とした。(参考図として、図5に剥離後のキャリアテープ表面のSEM像の一例を示す。)なお、ヒートシール、剥離強度測定、カバーテープの剥離、キャリアテープ表面のレーザー顕微鏡観察は、全て23℃、相対湿度50%の環境雰囲気下で行った。表1および表2には、剥離の形態を以下の記号で記載した。
A:分散相のみがキャリアテープに転写
B:キャリアテープへの転写がない。(界面剥離)
C:ヒートシール層すべてが転写
(2)ヒートシール性
ヒートシール性の評価を行う対象のキャリアテープとして、実施例1〜9および比較例1〜5は、PS系の電気化学工業製「デンカサーモシートEC−R」、実施例10〜11および比較例6〜7はPC系の電気化学工業製「デンカサーモシートEC−AP2」を用いたキャリアテープを使用した。
ヒートシールは、テーピング機(システメーション社、ST−60)を使用し、シールヘッド幅0.5mm×2、シールヘッド長32mm、シール圧力0.35MPa、送り長16mm、シール時間0.5秒×2(ダブルシール)の条件で、シールコテの温度を120℃から160℃まで10℃間隔で5.5mm幅のカバーテープを8mm幅の前記キャリアテープにヒートシールした。
このキャリアテープ体を、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下に24時間放置後、同じく温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下にてピールバックテスター(バンガード社、VG−20)を用いて毎分300mmの速度、剥離角度180°でカバーテープを剥離した。PS系のキャリアテープを用いた場合については、以下の基準で評価した。
「優」: 120℃および160℃のシールコテ温度でヒートシールした時の平均剥離強度が0.3〜0.9Nの範囲にある。(ヒートシール時にシールコテの圧力ムラがあっても目標とする剥離強度を容易に得ることができる。)
「良」: 120℃あるいは160℃のいずれかのシールコテ温度でヒートシールした時の平均剥離強度が0.3〜0.9Nの範囲にある。
「不良」:上記の基準のいずれも満たさないもの。
一方でPC系のキャリアテープを用いた場合については、以下の基準で評価した。
「優」: 140℃および190℃のシールコテ温度でヒートシールした時の平均剥離強度が0.3〜0.9Nの範囲にある。(ヒートシール時にシールコテの圧力ムラがあっても目標とする剥離強度を容易に得ることができる。)
「良」: 140℃あるいは190℃のいずれかのシールコテ温度でヒートシールした時の平均剥離強度が0.3〜0.9Nの範囲にある。
「不良」: 上記の基準のいずれも満たさないもの。
上記の基準で評価した結果を表1〜表2のシール性の欄に示した。
(3)表面抵抗値
三菱化学社のハイレスタUPMCP−HT40を使用しJIS K6911の方法にて、雰囲気温度23℃、雰囲気の相対湿度50%、印加電圧500V、測定時間60秒でヒートシール面の表面抵抗値を測定した。結果を表1〜表2の表面抵抗値の欄に示す。
(4)剥離帯電圧
前記のPS系またはPC系の導電性キャリアテープに対して各実施例、実験例および比較例のカバーテープを、永田精機社製のテーピング機NK−600を用い、コテサイズ0.5mm、圧力シール圧力0.3MPa、コテ長さ24mm、シール時間0.5秒として、シール温度で剥離強度を調整することにより剥離強度が0.4Nになるようにヒートシールした。
剥離強度の測定は、バンガードシステムズ社の剥離強度測定器VG−20を用い、剥離速度毎分300mmで実施した。その後、カバーテープのヒートシール箇所の帯電電圧を測定した。測定は、モンローエレクトロニクス社のModel279、プローブとして同1034を用い、プローブ先端とカバーテープのヒートシール間の距離を0.5mmとした。なお、ヒートシール、剥離強度測定、カバーテープの剥離、帯電電圧測定は、全て23℃、相対湿度50%の雰囲気下で行った。剥離帯電圧の評価結果を表1および表2に示す。

1 カバーテープ
2 基材層
3 接着層
4 中間層
5 電荷移動層
6 ヒートシール層
7 分散相
8 連続相
11 キャリアテープ
12 キャリアテープのエンボス部
H カバーテープがキャリアテープにヒートシールされた際の熱融着部分

Claims (5)

  1. 層構成として少なくとも基材層、中間層、ヒートシール層及び、中間層とヒートシール層との間に電荷移動層を備え、中間層がポリエチレン樹脂およびエチレン共重合体の1種以上からなり、電荷移動層がカーボンブラック、金属微粒子、金属酸化物からなる導電性微粒子、Si系有機化合物、界面活性剤型帯電防止剤および高分子型帯電防止剤より選択した少なくとも1種を含有する、エチレンとカルボン酸又はその誘導体との共重合体を酸変性した樹脂からなり、ヒートシール層表面がスチレン−共役ジエン共重合体あるいはその水素添加樹脂からなる連続相とアクリル系樹脂からなる分散相により形成されていて、キャリアテープにヒートシール層表面をヒートシールした後に剥離した際に、分散相が被着体に転写され、電荷移動層の分散相と接合している部分が中間層との界面で剥離し、ヒートシール層表面の連続相が、被着体との界面で剥離するカバーテープの構成とする、キャリアテープからカバーテープを剥離する時の剥離帯電量低減方法。
  2. カバーテープの中間層とヒートシール層の間に、厚みが0.05〜5μmの範囲である電荷移動層を有することを特徴とする請求項1に記載の剥離帯電量低減方法。
  3. 前記分散相の個々の面積が0.0001〜0.01mmである請求項1又は2に記載の剥離帯電量低減方法。
  4. カバーテープのヒートシール層表面全体に対する面積比率が、分散相が25〜75%であり、連続相が75〜25%である請求項1〜のいずれか1項に記載の剥離帯電量低減方法。
  5. カバーテープのヒートシール層表面の分散相が、ガラス転移温度が30〜110℃の範囲であるアクリル系樹脂よりなる請求項1〜のいずれか1項に記載の剥離帯電量低減方法。
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