JP5682140B2 - ケーブルベアの支持機構 - Google Patents

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本発明は、ケーブルベアの支持機構に関するものである。
図1に側面図、図2に図1のA−A矢視図、図3に平面図を示すように、往復走行する台車(機台)1に対して、固定されたユニット2から油圧、冷却水、各種ガスなどを供給しようとする場合、台車1に一端が取り付けられ、他端が機台1の走行路またはその延長線上に固定されたケーブルベア10内に、ホース(図示せず)を収納して台車1に追従させている。
このケーブルベア10は、一種の鎖構造になっており、複数のリンクからなる左右一対のリンク機構21を備え、往復走行する台車1に引かれてU字状に折り曲げられ、台車1の走行に伴って折り曲げ部(折り返し部)12が移動することによって、台車1に追従するようになっている。
その際に、台車1の往復距離が長くなると、ケーブルベア10全長の中間部においてホースなどの重量をリンク機構21で支持できなくなる。このため、左右一対のリンク機構21のそれぞれの外側面に左右一対の中間部支持ローラ30を設けて、その中間部支持ローラ30をガイドレール40で受けることによって、ホースなどの重量を支持している。
ここで、ガイドレール40は、ガイドレール本体41と、ガイドレール本体41の上面であって、中間部支持ローラ30が走行する走行面42と、ガイドレール本体41の上面に取り付けられて、中間部支持ローラ30を走行面42に案内するガイドプレート43とから構成されている。
なお、図1〜図3において、11は地上側にあるケーブルベア、13は地上側から折り返して上側にきたケーブルベアを示している。また、22はホースを保持するホース保持板、23はホース保持板22に設けられているホース通過孔である。
なお、中間部支持ローラの特殊な例として、特許文献1では、台車移動速度に対してある割合の速度で同調して移動する中間部支持ローラを提案している。
特開平09−137882号公報
ケーブルベア10は、特に内部に口径20A以上、作用圧力12MPa以上の油圧ホースを組込んだ場合、ケーブルベア10の幅方向(左右方向)に並んだ油圧ホースからの曲げ反力のばらつきによって、図4(a)に立面図、図4(b)に斜視図を示すように、折り返し部のケーブルベア12が台車1の進行方向からみて左右方向に片寄る。
このように折り返し部のケーブルベア12が片寄った場合、図5に示すように、地上側にあるケーブルベア11の中心線と、折り返して上側にきたケーブルベア13の中心線は、平面図において一致しなくなる。
図2に示すように、ケーブルベアローラ10用のガイドレール40は、地上側のケーブルベア11の中心線に合わせて設置するため、図5に示すように、折り返したケーブルベア13の中心線がずれると、台車1の前進に伴ってケーブルベア10が前進する際に、ガイドプレート43が中間部支持ローラ30を案内しきれなくて、図6に示すように、中間部支持ローラ30がガイドレール40の走行面42に乗らず、脱線してしまう。
また、いったん中間部支持ローラ30が走行面42に乗っていても、走行中に上側のケーブルベア13が左右いずれかの方向に片寄ってしまい、一方の中間部支持ローラ30がガイドプレート43に乗り上げ、他方の中間部支持ローラ30が走行面42から外れて脱線してしまうこともある。
そして、ケーブルベア10(中間部支持ローラ30)が脱線すると、その復旧のために操業が停止してしまう。
このため、従来は、ケーブルベアの両側部に、テンション調整用のワイヤーを設けたり、内部のホース自身にテンションをかけるなどして、ケーブルベアの左右方向への片寄りを調整することで、ケーブルベアの脱線を防止していた。
しかし、この方法では、ケーブルベアのリンク機構への負荷が大きく、繰返し走行しているうちにリンク機構が曲損してしまうという問題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、ケーブルベアの脱線を適切に防止することができるケーブルベアの支持機構を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有する。
[1]複数のリンクからなる左右一対のリンク機構を備え、往復走行する機台に一端が取り付けられ、他端が前記機台の走行路またはその延長線上に固定されたケーブルベアの中間部を支持する支持機構であって、
前記左右一対のリンク機構のそれぞれの外側面に左右一対になって設置された中間部支持ローラと、前記走行路に沿って設けられたガイドレールとを備え、前記ガイドレールは前記中間部支持ローラが走行する走行面と、前記中間部支持ローラを前記走行面に案内するガイド部材とを有しているとともに、前記左右一対の中間部支持ローラは連結軸で連結されていて、前記左右一対の中間部支持ローラのいずれかが前記ガイド部材に接触した際には、その反力で前記左右一対の中間部支持ローラが前記リンク機構に対して連結軸の軸方向に一体となって移動することによって、前記中間部支持ローラが前記走行面に乗るようになっていることを特徴とするケーブルベアの支持機構。
[2]それぞれの中間部支持ローラとリンク機構との間に弾性体が装着されていて、前記中間部支持ローラが前記ガイド部材に接触する前の状態では、それぞれの中間部支持ローラとリンク機構との間隔が同じになるようになっていることを特徴とする前記[1]に記載のケーブルベアの支持機構。
本発明においては、ケーブルベアが折り返し部で左右方向に片寄った場合でも、連結軸で連結された左右一対の中間部支持ローラのいずれかが、ガイドレールのガイド部材に接触した際には、その反力でリンク機構に対して連結軸の軸方向(左右方向)に一体となって移動するようになっており、それによって、中間部支持ローラが軸方向に移動しながらガイド部材に案内されてガイドレールの走行面に乗るようになっているので、ケーブルベアの脱線を的確に防止することができる。その結果、ケーブルベアの脱線による操業停止を回避することができる。
また、従来のような、ケーブルベアの左右方向への片寄りを解消のためのテンション調整を行う必要がないため、ケーブルベアやホース類の寿命延長が期待できる。
ケーブルベアを示す側面図である。 図1のA−A矢視図である。 ケーブルベアを示す平面図である。 ケーブルベアが折り返し部で左右方向に片寄った状態を示す図である。 ケーブルベアが左右方向に片寄った状態でガイドレールに乗ろうとしている状態を示す図である。 ケーブルベアがガイドレールから脱線した状態を示す図である。 本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態において、ケーブルベアが左右方向に片寄った状態でガイドレールに乗ろうとしている状態を示す図である。 本発明の一実施形態において、中間部支持ローラがガイドレールのガイドプレートに接触した状態を示す図である。 本発明の一実施形態において、中間部支持ローラがガイドレールの走行面に乗った状態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態におけるケーブルベアは、図1に側面図、図2に図1のA−A矢視図、図3に平面図を示したものと、基本的な構成は同じであり、往復走行する台車1に対して、固定されたユニット2から油圧、冷却水、各種ガスなどを供給するために、台車1に一端が取り付けられ、他端が機台1の走行路またはその延長線上に固定されており、その内部にホース(図示せず)を収納して、台車1の走行に追従するようになっている。
このケーブルベア10は、一種の鎖構造になっており、複数のリンクからなる左右一対のリンク機構21を備え、往復走行する台車1に引かれてU字状に折り曲げられ、台車1の走行に伴って折り曲げ部(折り返し部)12が移動することによって、台車1に追従するようになっている。
そして、ケーブルベア10の中間部においてホースなどの重量を支持するために、左右一対のリンク機構21のそれぞれの外側面に左右一対の中間部支持ローラ30を設けて、その中間部支持ローラ30をガイドレール40で受けることによって、ホースなどの重量を支持している。
なお、ガイドレール40は、ガイドレール本体41と、中間部支持ローラ30が走行する走行面42と、中間部支持ローラ30を走行面42に案内するガイドプレート43とから構成されている。
その上で、この実施形態においては、図7に平面図を示すように、左右一対の中間部支持ローラ30が、内部のホースに影響を与えない形状の連結軸31で連結されていて、左右一対の中間部支持ローラ30のいずれかがガイドプレート42に接触した際には、その反力で左右一対の中間部支持ローラ30がリンク機構21に対して連結軸31の軸方向(左右方向)に一体となって移動するようになっている。
これによって、図8に示すように、ケーブルベア10が折り返し部12で左右方向(ここでは、左方向)に片寄った状態でガイドレール40に乗ろうとしている場合でも、図9に示すように、左右一対の中間部支持ローラ30のいずれか(ここでは、左側の方向が中間部支持ローラ30)がガイドプレート43に接触した際に、その反力でリンク機構21の左右の位置にかかわらず、連結軸31が左右方向(ここでは、右方向)に一体となって移動しながらガイドプレート43に案内されて、図10に示すように、それぞれの中間部支持ローラ30が走行面42に乗るようになる。
その結果、走行中にケーブルベア10が左右方向に片寄って、一方の中間部支持ローラ30がガイドプレート43に乗り上げ、他方の中間部支持ローラ30が走行面42から外れて脱線してしまうということも防止される。
このようにして、この実施形態においては、ケーブルベア10が左右方向に片寄った場合でも、ケーブルベア10の脱線を的確に防止することができる。その結果、ケーブルベア10の脱線による操業停止を回避することができる。
また、従来のような、ケーブルベア10の左右方向への片寄りを解消するための前後進方向のテンション調整を行う必要がないため、ケーブルベア10やホース類の寿命延長が期待できる。
なお、図11は、本発明の他の実施形態を示す平面図である。
ケーブルベア10が走行を繰り返すうちに、内部のホースのバランスが変化して、ケーブルベア10の左右の片寄り方向が変化することも考えられるため、前述の一実施形態に加えて、さらに、図11に示すように、それぞれの中間部支持ローラ30とリンク機構21との間にスプリング32を装着して、中間部支持ローラ30がガイドプレート43に接触する前の状態(フリー状態)では、それぞれの中間部支持ローラ30とリンク機構21との間隔が同じになる状態(中立状態)に自動的になるようにしている。
ちなみに、スプリング32の強さは、中間部支持ローラ30がガイドプレート43に接触する前の状態(フリー状態)では、中立状態から外れている中間部支持ローラ30と連結軸31を中立状態に戻すことができる強さであるとともに、中間部支持ローラ30のいずれかがガイドプレート43に接触した際には、接触した反力で中間部支持ローラ30と連結軸31が、リンク機構21の左右の位置にかかわらず、左右方向に一体となって移動するのを妨げない強さになっている。
1 台車(機台)
2 固定ユニット
10 ケーブルベア
11 地上側のケーブルベア
12 折り返し部のケーブルベア
13 上側のケーブルベア
21 リンク機構
22 ホース保持板
23 ホース通過孔
30 中間部支持ローラ
31 連結軸
32 スプリング
40 ガイドレール
41 ガイドレール本体
42 走行面
43 ガイドプレート

Claims (2)

  1. 複数のリンクからなる左右一対のリンク機構を備え、往復走行する機台に一端が取り付けられ、他端が前記機台の走行路またはその延長線上に固定されたケーブルベアの中間部を支持する支持機構であって、
    前記左右一対のリンク機構のそれぞれの外側面に左右一対になって設置された中間部支持ローラと、前記走行路に沿って設けられたガイドレールとを備え、前記ガイドレールは前記中間部支持ローラが走行する走行面と、前記中間部支持ローラを前記走行面に案内するガイド部材とを有しているとともに、前記左右一対の中間部支持ローラは連結軸で連結されていて、前記左右一対の中間部支持ローラのいずれかが前記ガイド部材に接触した際には、その反力で前記左右一対の中間部支持ローラが前記リンク機構に対して連結軸の軸方向に連結軸も含めて一体となって移動することによって、前記中間部支持ローラが前記走行面に乗るようになっていることを特徴とするケーブルベアの支持機構。
  2. それぞれの中間部支持ローラとリンク機構との間に弾性体が装着されていて、前記中間部支持ローラが前記ガイド部材に接触する前の状態では、それぞれの中間部支持ローラとリンク機構との間隔が同じになるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルベアの支持機構。
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