JP5681914B2 - ゴム部材及びゴムロール並びにゴム部材の製造方法 - Google Patents
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Description
アクリロニトリルブタジエンゴム(JSRN231L;JSR株式会社製)(以下、NBR(1)とする)70質量部、エピクロルヒドリンゴム(ECO)(CG102;ダイソー株式会社製)30質量部に、ベントナイトをアンモニウムカチオンで変性した変性ベントナイト(1)(エスベンNX;ホージュン社製)1.5質量部、加硫剤として硫黄1.0質量部、発泡剤としてアゾジカルボンアミド(ADCA)(ビニホールAC#R;永和化成工業社製)4質量部、酸化亜鉛5.0質量部、ステアリン酸1.0質量部、老化防止剤0.8質量部、発泡助剤4.0質量部、加硫促進剤(A)1.0質量部、加硫促進剤(B)1.0質量部を配合したゴム組成物をロールミキサーで混練りし、これを押出し成型してφ6mmのシャフトに装着し、160℃×1時間で加硫・発泡を行うことでロールを得た。得られたロールを予備研磨、突っ切りして、実施例1のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を3質量部とした以外は実施例1と同様にして、実施例2のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を6質量部とした以外は実施例1と同様にして、実施例3のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を9質量部とした以外は実施例1と同様にして、実施例4のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)の代わりに、変性ベントナイト(2)(エスベン;ホージュン社製)3質量部を用いた以外は実施例1と同様にして、実施例5のゴムロールを得た。
発泡剤を6質量部とし、発泡助剤を6質量部とした以外は実施例2と同様にして、実施例6のゴムロールを得た。
NBR(1)を85質量部、ECOを15質量部、硫黄を1.2質量部とした以外は実施例2と同様にして、実施例7のゴムロールを得た。
ECOを用いず、NBR(1)を100質量部とし、硫黄を1.5質量部とした以外は実施例2と同様にして、実施例8のゴムロールを得た。
NBR(1)を用いず、ECOを100質量部とし、硫黄を1.5質量部とした以外は実施例2と同様にして、実施例9のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を用いなかった以外は実施例1と同様にして、比較例1のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)の代わりに、ベントナイト(1)(ベンゲル;ホージュン社製)を3質量部用いた以外は実施例1と同様にして、比較例2のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)の代わりに、ベントナイト(2)(ベンゲルSH;ホージュン社製)を3質量部用いた以外は実施例1と同様にして、比較例3のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)の代わりに、ベントナイト(3)(ベンゲルW300U;ホージュン社製)を3質量部用いた以外は実施例1と同様にして、比較例4のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)の代わりに、クレイ(1)(POLYFIL 80;J.M.Huber社製)を3質量部用いた以外は実施例1と同様にして、比較例5のゴムロールを得た。
クレイ(1)を6質量部とした以外は比較例5と同様にして、比較例6のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)の代わりに、クレイ(2)(POLYFIL WC;J.M.Huber社製)を3質量部用いた以外は実施例1と同様にして、比較例7のゴムロールを得た。
クレイ(2)を6質量部とした以外は比較例7と同様にして、比較例8のゴムロールを得た。
発泡剤を1.0質量部とし、発泡助剤を1.0質量部とした以外は実施例2と同様にして、比較例9のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を用いず、アゾジカルボンアミド(ADCA)を7質量部とし、発泡助剤を7質量部とした以外は、実施例2と同様にして、比較例10のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を用いず、加硫促進剤(A)を1.5質量部、加硫促進剤(B)を1.5質量部とし、さらに、加硫促進剤(C)を1質量部配合した以外は実施例2と同様にして、比較例11のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を0.5質量部とした以外は実施例2と同様にして、比較例12のゴムロールを得た。
変性ベントナイト(1)を12質量部、加硫促進剤(A)を1.3質量部、加硫促進剤(B)を2.0質量部とした以外は実施例2と同様にして、比較例13のゴムロールを得た。
NBR(1)の代わりにアクリロニトリルブタジエンゴム(JSRN231H;JSR株式会社製)(以下、NBR(2)とする)を用い、加硫促進剤(A)を1.3質量部、加硫促進剤(B)を2.0質量部とした以外は実施例2と同様にして、比較例14のゴムロールを得た。
NBR(1)の代わりにアクリロニトリルブタジエンゴム(JSRN239SV;JSR株式会社製)(以下、NBR(3)とする)を用い、加硫促進剤(A)を1.3質量部、加硫促進剤(B)を2.0質量部とした以外は実施例2と同様にして、比較例15のゴムロールを得た。
各実施例及び各比較例において、ゴム基材と加硫剤等とを混合して得たゴム組成物のムーニー粘度ML(1+4)100℃をムーニービスコメーターSMV−202(島津製作所製)により測定した。結果を表1〜3に示す。
各実施例および各比較例のゴムロールについて、ゴム硬度(Asker C)、平均セル径、及び発泡倍率を測定した。
各実施例及び各比較例のゴムロールを1mm変位でベルトに押し当て、50℃85%環境下で1週間放置し、その後23℃55%環境下に2時間放置を行い、ゴムロールを取り外したときにベルトに付着するか否かを調べた。ベルトに付着しなかった場合を○、ベルトに付着した場合を×と判定した。結果を表1〜3に示す。
各実施例及び各比較例のゴムロールを、転写ロールとして市販の中間転写ベルト方式のプリンターに実装し、LL環境(10℃、20%RH)の下で、ベタ画像印字試験を行い、印刷された画像を目視にて評価した。なお、画像評価は、画像に濃度差が見られないものを○、画像に濃度差が見られたものを×として判定した。結果を表1〜3に示す。
実施例1〜7及び各比較例のゴムロールを、感光体に0.5mm変位で押し当て、50℃85%環境下で1週間放置した。その後、ゴムロール及び感光体を市販のプリンターに実装し、NN環境(23℃、55%RH)の下で、ベタ画像印字試験を行い、印刷された画像を目視にて評価した。なお、ゴムロールは転写ロールとして用い、画像評価は、ロールピッチで発生したムラが3枚通紙で消えるものを○、4〜5枚で消えるものを△、6枚以上通紙しても消えないものを×として判定した。結果を表1〜3に示す。
ベントナイトをアンモニウムカチオンで変性した変性ベントナイトを配合した実施例8及び9のゴムロールは、それぞれ発泡倍率が3.9倍及び4.3倍であり、硬度が15°及び10°であった。実施例8及び9のゴムロールは、平均セル径が160μm、170μmであり、耐張り付き性及び画像評価が優れるものであった。
Claims (6)
- ゴム基材と、発泡剤であるアゾジカルボンアミドと、ベントナイトをアンモニウムカチオンで変性した変性ベントナイトとを含有するゴム組成物を発泡して成形した連続気泡の発泡弾性体からなり、前記ゴム組成物は、前記ゴム基材100質量部に対して、前記アゾジカルボンアミド1.5〜6質量部、前記変性ベントナイトを1〜10質量部配合したものであり、発泡倍率が2.5〜4.5倍であることを特徴とするゴム部材。
- 請求項1に記載のゴム部材において、前記発泡弾性体のゴム硬度は、Asker Cで25°以下であることを特徴とするゴム部材。
- 請求項1又は2に記載のゴム部材において、前記発泡弾性体の平均セル径が200μm以下であることを特徴とするゴム部材。
- 芯金の外周に、請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴム部材を具備することを特徴とするゴムロール。
- ゴム基材と、発泡剤であるアゾジカルボンアミドと、ベントナイトをアンモニウムカチオンで変性した変性ベントナイトとを含有し、前記ゴム基材100質量部に対して、前記アゾジカルボンアミド1.5〜6質量部、前記変性ベントナイトを1〜10質量部配合したゴム組成物を、発泡剤が分解した後に加硫が進行するような条件で加硫発泡させることにより、連続気泡の発泡弾性体からなるゴム部材を成形することを特徴とするゴム部材の製造方法。
- 請求項5に記載のゴム部材の製造方法において、前記ゴム組成物を芯金の外周に被覆して加硫発泡させることにより、ゴム部材を成形することを特徴とするゴム部材の製造方法。
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