JP5681461B2 - エンジニアリング装置およびエンジニアリング方法 - Google Patents

エンジニアリング装置およびエンジニアリング方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジニアリング装置およびエンジニアリング方法に関し、特に、複数のデバイスの各々に設定するデータを編集するエンジニアリング装置およびエンジニアリング方法に関する。
ビルやプラントなどの施設をコンピュータを利用して管理するOA(Office Automation)やFA(Factory Automation)などのネットワークシステムを構築するときには、エアコンやエレベータ、バルブ、センサなどの各種デバイスを配置する箇所を予め決めておき、これらのデバイスの各々に設定するデータをエンジニアリング装置によって作成および編集した後、設定したデータを各デバイスに組み込んでシステムを構築するのが一般的である。このようなシステムは、デバイス同士の互換性を考慮し、LON(Local Operating Network)やBACnetなどの規格に準拠して構築することがある。このため、エンジニアリング装置も、通常、こうした規格に対応したデータを作成および編集できるように設計されている。
従来、このようなエンジニアリング装置として、たとえば以下のようなものが知られている。
特許文献1には、システムに組み込まれるデバイスをツリー形式で画面表示し、画面表示されたデバイスのうち、一のデバイスがユーザによって選択されると、そのデバイスに設定すべきデータを表示するウィンドウが画面上に表示され、このウィンドウ上に表示されたデータを編集できるエンジニアリング装置が記載されている。
また、特許文献2には、デバイスに設定されたデータのソースコードをテキスト形式で出力し、このテキスト形式で出力されたソースコードを編集することによってデバイスに設定するデータを編集できるエンジニアリング装置が記載されている。
特開2004−70772号公報 特開2002−342079号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエンジニアリング装置では、複数のデバイスに設定するデータを同時に並行して編集しようとしたときに、画面上に表示されたデバイスのなかから編集対象となるデバイスの選択をしてそのデバイスに組み込まれるデータを画面表示させ、表示されたデータを編集し、編集が終わり次第デバイスのデータを表示する画面を閉じる、という一連の処理を編集対象となるデバイスの数に相当する回数だけ繰り返す必要があり、デバイスの数が多くなるほど効率が悪くなっていた。
また、このような不都合は、仮に、特許文献1に記載されているように、選択したデバイスのデータをウィンドウで編集可能に表示するエンジニアリング装置に対して、特許文献2に記載されているように、デバイスに設定するデータのソースコードをテキスト形式で出力する技術を応用し、選択したデバイスに組み込まれるデータのソースコードをテキスト形式で編集可能にウィンドウ上に画面表示したとしても、同様に生じるものと予測される。
一方、こうした不都合を解消するために、エンジニアリング作業を行なうアプリケーションをエンジニアリング装置上で複数起動するという方法も考えられる。しかしながら、この方法ではエンジニアリング装置のCPUやメモリなどのハードウェア資源に対する負荷が増大してしまうという別の不都合をもたらしていた。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ハードウェア資源に対する負荷を抑制しながら、複数のデバイスのデータを効率的に編集することを可能としたエンジニアリング装置およびエンジニアリング方法を提供することを目的とする。
本発明に係るエンジニアリング装置は、複数に分割された表示画面上の領域のうち一の領域にアイコンにより複数のデバイスを表示するデバイス表示手段と、前記一の領域にアイコンによって表示された前記複数のデバイスのうち任意の一のデバイスを選択するデバイス選択手段と、前記一のデバイスが選択されるとこの一のデバイスに設定するデータを前記一の領域以外の他の領域に表示するデータ表示手段とを備え、前記データ表示手段は、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された前記一のデバイスに設定するデータを前記他の領域において参照可能な状態に維持しながら前記他のデバイスに設定するデータを前記他の領域に表示することを特徴とする。
本発明に係るエンジニアリング方法は、複数に分割された表示画面上の領域のうち一の領域にアイコンにより複数のデバイスを表示するステップと、前記一の領域にアイコンによって表示された前記複数のデバイスのうち任意の一のデバイスを選択するステップと、前記一のデバイスが選択されるとこの一のデバイスに設定するデータを前記一の領域以外の他の領域に表示するステップとを備え、前記一のデバイスに設定するデータを表示するステップは、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された前記一のデバイスに設定するデータを前記他の領域において参照可能な状態に維持しながら前記他のデバイスに設定するデータを前記他の領域に表示することを特徴とする。
本発明に係るエンジニアリング装置およびエンジニアリング方法によれば、一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された一のデバイスに設定するデータを他の領域において参照可能な状態に維持しながら他のデバイスに設定するデータを前記他の領域に表示することができるので、他の領域を参照しながら複数のデバイスを選択してこれらのデバイスに設定するデータの編集作業を効率的に行なうことができる。
しかも、複数のデバイスを選択するためにアプリケーションを複数起動する必要がないので、ハードウェア資源に対する負荷を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置を用いたエンジニアリング作業を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の出力部に出力される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の制御部が実行する選択ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の出力部に出力される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の出力部に出力される画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置の制御部が実行する選択解除ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るエンジニアリング装置の出力部に出力される画面の一例を示す図である。 本発明の変形例に係るエンジニアリング装置の出力部に出力される画面の一例を示す図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100について図面を参照しながら詳細に説明する。
[エンジニアリング装置の構成]
まず、実施の形態に係るエンジニアリング装置100の構成を説明する。
本実施の形態に係るエンジニアリング装置100は、図1に示すように、制御部10、記憶部20、記録部30、入力部40、出力部50を備えている。
制御部10は、中央処理装置およびこの周辺回路から構成され、これらのハードウェアと、記憶部20に格納されているプログラムとが協働することによって、後述する複数の機能を実現するものである。
記憶部20は、RAMやROMなどの各種メモリやハードディスクドライブなどから構成され、制御部10が実行するプログラムを記憶するとともに、外部装置である記録媒体200からのデータや制御部10が演算したデータを一時的に記憶する。
記録部30は、制御部10からの受け取ったデータを外部装置である記録媒体200に書き込むものである。
入力部40は、制御部10に対してユーザの操作にもとづいて信号を入力する装置であり、英数字やひらがな、カナなどの文字や記号などの信号を入力するキーボードのほか、マウスなどのポインティング・デバイスなどから構成されている。
出力部50は、制御部10から入力された信号に基づいて画面出力を行なうディスプレイ装置であり、たとえばCRTディスプレイや液晶ディスプレイなどが用いられる。
制御部10が備える各機能部についてさらに説明する。
制御部10は、図1に示すように、デバイス表示部11、デバイス選択部12、データ表示部13、データ編集部14という機能部を備える。
デバイス表示部11は、エンジニアリング作業の対象となる複数のデバイスを表すアイコンを出力部50に表示する機能部である。
デバイス選択部12は、出力部50にアイコンにより表示された複数のデバイスのなかから、入力部40により入力された信号に基づいて任意の一のデバイスを選択する機能部である。
データ表示部13は、選択された一のデバイスに設定すべきデータを記録媒体200から読み込んで出力部50に表示する機能部である。
データ編集部14は、選択されたデバイスのデータが出力部50により表示されているときに、そのデータを出力部50の画面上で編集する機能部である。
[エンジニアリング装置の動作]
次に、本実施の形態に係るエンジニアリング装置100の動作を説明する。
本実施の形態に係るエンジニアリング装置100を用いてデバイスの設定内容を編集する際の一般的な手順を図2に示す。図2に示すように、まず、アプリケーションを起動し、デバイス表示部11によりエンジニアリング作業の対象となるデバイスを表すアイコンを出力部50の画面上にツリー表示し(ステップS100)、デバイス選択部12によりこれらツリー表示されたデバイスのなかから実際にデータの編集を行なう任意のデバイスを選択し(ステップS110)、選択したデバイスのデータをデータ表示部13によって画面上に表示した上でこのデータをデータ編集部14によって編集し(ステップS120)、デバイス選択部12によって選択したデバイスのデータ編集が終わればそのデバイスの選択を解除し(ステップS130)、アプリケーションを閉じて終了する、というのがエンジニアリング装置100を用いたエンジニアリング作業の一般的な手順である。ただし、比較的大規模なエンジニアリング作業をするときには、ステップS110〜S130の処理を何度か繰り返す場合もある。
以下、各ステップの処理内容を詳細に説明する。
まず、デバイスを表すアイコンを出力部50の画面上にツリー表示するステップについて説明する(図2のステップS100)。
エンジニアリング装置100において、記憶部20に記憶されているエンジニアリング作業を行うためのアプリケーションを起動すると、図3に示すように、左右に2分割されたフレーム構造の画像が出力部50の画面上に表示される。この左右に2分割された領域のうち左側にある領域には、デバイス表示部11によってエンジニアリング作業の対象となる各デバイスを表すアイコンがツリー形式にて表示される。ここで、各デバイスを表すアイコンは、エンジニアリング作業の対象となる各デバイスに関連づけられた図形、文字、又はこれらの組み合わせ等により表示されるものである。なお、各デバイスを表すアイコンがツリー形式にて表示されているのは、これらのデバイスが互いに接続されて階層構造を形成しているためである。
次いで、ツリー表示されたデバイスのなかから編集対象となるデバイスを選択するステップについて説明する(図2のステップS110)。
いま、図3に示すように、出力部50の画面上に、画面上の左右に2分割された領域のうち左側の領域にはエンジニアリング作業の対象となるデバイスを表すアイコンがツリー形式で表示されている。ユーザは、これらのアイコンのうち任意の一のアイコンの上にポインタを移動させ、マウスでダブルクリックするなどすることによって、任意のデバイスを実際にデータの編集を行なう対象として選択することができる。
図4は、エンジニアリング作業の対象となるデバイスのなかからユーザの操作に基づいて任意の一のデバイスが選択されたときに、制御部10、特にデバイス選択部13およびデータ表示部13が実行する選択ルーチンである。
まず、ユーザの操作によって選択された任意の一のデバイスが、エンジニアリング作業の対象として選択された一つ目のデバイスであるか否かを判断する(ステップS200)。
選択されたデバイスがデータの編集を行なう対象として選択された一つ目のデバイスであるときには(ステップS200:YES)、この選択したデバイスに設定するデータを記録媒体200から記憶部20に取り込み、記憶部20に取り込んだデータをデータ表示部13により出力部50に表示する(ステップS210)。その結果、図5に示すように、画面上で左右に2分割された二つの領域うち、右側の領域に選択されたデバイスに設定するデータが編集可能に表示されることとなる。
これに対し、選択されたデバイスがデータの編集を行なう対象として選択された一つ目のデバイスではないとき、すなわち、すでにデータの編集を行なう対象として選択されたデバイスがあるときには(ステップS200:NO)、新たに選択したデバイスに設定するデータを記録媒体200から記憶部20に取り込み、図6に示すように、画面上の左右に2分割された領域のうち右側の領域に、新たに選択されたデバイスに設定するデータを編集可能に表示するとともに、先に選択されたデバイスに設定するデータを再度表示するためのタブを表示する(ステップS220)。ここで、新たに選択されたデバイスに設定するデータが画面上に表示されているときにも、先に選択されたデバイスに設定するデータは記憶部20に保持されており、ユーザは、画面上の右側の領域に表示されたタブをクリックすることによって、新たに選択されたデバイスに設定するデータに替えて先に選択されたデバイスに設定するデータを画面上の右側の領域に再度表示させるよう画面を切り替えることができる。したがって、ユーザはデータの編集作業をするデバイスを複数選択し、これらのデバイスに設定するデータを比較参照しながらその編集作業を効率的に行なうことができるのである。
また、先に選択されたデバイスのデータを表示するためのタブには、対応するデバイスのデバイス名が付されており、ユーザはこのデバイス名を確認することによって現在データを参照することができるデバイスを把握することができる。
なお、図6に示すように、画面上の左右に2分割された領域のうち左側の領域では、先に選択されたデバイスを表すアイコンはピンが打たれた形状に変化している。このように、左右に2分割された領域のうち左側の領域において、すでにエンジニアリング作業の対象として選択されているデバイスを表すアイコンについてはその形状が変化する。このため、ユーザは、左側の領域に示されたアイコンの形状を確認することによっても、現在データを参照することができるデバイスを把握することができる。
続いて、選択したデバイスに設定するデータを編集するステップについて説明する(図2のステップS120)。
上述したように、画面上の左右に2分割された領域のうち右側の領域には、実際にデータの編集を行なう対象として選択したデバイスに設定するデータが編集可能に表示されている。ユーザは、入力部40を操作することによって、右側の領域に表示されたデータを画面上で編集することができる。この際、上述したように、ユーザは、画面上の右側の領域に表示されているタブをマウスなどを用いてクリックするなどして、画面上の右側の領域にデータを表示させるべきデバイスを切り替えながら、複数のデバイスに設定するデータの編集作業を並行して行なうことができる。
なお、この画面上の右側の領域に表示されているデータは、記憶部20に記憶されたものであるため、この画面上で操作によって編集されたデータの内容は、この段階では、記憶部20に記録されているデータには反映されるものの、記録媒体200に記録されているデータには反映されない。
次いで、選択したデバイスのデータ編集作業を終えて、そのデバイスを選択解除するステップについて説明する(ステップS130)。
ユーザは、たとえば、ポインタを画面の左側の領域にツリー表示されているデバイスの上に移動させてマウスを右クリックし、利用可能な操作の一覧であるコンテキストメニューを呼び出し、このコンテキストメニューの中から「選択解除」を選択することによってデバイスの選択解除を行なうことができる。また、図6に示すように、画面の右側の領域にデータを表示するデバイスを切り替えるためのタブには「×」印がついたグラフィカルボタンが設けられており、このグラフィカルボタンをクリックすることによっても選択解除することができる。
図7は、上述した操作によって、データの編集作業の対象となるデバイスを選択解除したときに、制御部10、特にデータ表示部13およびデータ編集部14によって実行される選択解除ルーチンである。
まず、エンジニアリング作業の対象として選択されていた状態を解除したデバイスのデータを画面の右側の領域から消去する(ステップS300)。これに伴い、データの編集対象として選択されていた状態が解除されたデバイスを表すアイコンは、図6に示したピンが打たれた状態から、図5に示したピンが打たれていない状態に変化する。
次いで、記録部30は記憶部20に保持されている編集されたデータを記録媒体200に記録する(ステップS310)。このステップS310の処理によって、記録媒体200に記録されているデータを、記憶部20に格納されている編集内容が反映されたデータに自動的に置き換えている。これにより、記録媒体200に記録されたデータが上書きされないままエンジニアリング作業を終了してしまうことを防止することができる。
このような図2のステップS100〜S130の作業を行なった、アプリケーションを閉じてエンジニアリング作業を終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係るエンジニアリング装置100によれば、データの編集作業の対象として一のデバイスが選択された状態で新たなデバイスが選択されたときには、新たに選択したデバイスのデータを画面上の右側の領域に表示するとともに、先に選択されたデバイスのデータを記憶部20に保持するので、先に選択されたデバイスのデータを参照可能な状態に維持しながら、複数のデバイスに設定するデータを効率的に編集することができる。
しかも、複数のデバイスを選択するためにアプリケーションを複数起動する必要がないので、ハードウェア資源に対する負荷を抑制することができる。
また、図6に示したように、すでにデータの編集作業の対象として選択されているデバイスを表すアイコンについては、その形状がピンが打たれた状態に変化しているため、ユーザは、右側の領域に示されたタブを確認することのほか、左側の領域に示されたアイコンの形状を確認することによっても、現在データを参照することが可能なデバイスを把握することができる。
さらに、図7の選択解除ルーチンを用いて説明したように、データの編集作業の対象としてデバイスが選択された状態を解除するときには、画面上で編集したデータを記録媒体200に自動的に記録するので、記録媒体200に記録されたデータが書き換えられないままエンジニアリング作業を終了してしまうことを防止できる。
[変形例]
上述した本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、データの編集作業の対象として一のデバイスが選択された状態で新たなデバイスが選択されたときには、先に選択されたデバイスに設定するデータを記憶部20に保持したまま、画面の右側の領域に、新たに選択されたデバイスに設定するデータを表示するとともに、先に選択されたデバイスに設定するデータを表示するためのタブを表示するものとして説明したが、先に選択したデバイスに設定するデータを記憶部20に保持してこれを編集可能に表示するのであれば、他の方法を採用してもよい。
たとえば、図8に示すように、画面の右側の領域において、先に選択したデバイスに設定するデータを一つのウィンドウに表示するとともに、新たに選択したデバイスに設定するデータを他のウィンドウに表示し、これらのウィンドウを選択することによってデータを参照するデバイスを選択し、選択したデバイスのデータを編集可能に表示するものとしてもよい。
また、図9に示すように、画面の右側の領域において、先に選択したデバイスに設定するデータおよび新たに選択したデバイスのデータを表すテーブルを表示し、このテーブルに表示されているデータが編集可能であるものとしてもよい。
さらに、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、データの編集作業の対象となるデバイスを選択解除したときに、そのデバイスに設定するデータを記録媒体200に記録するものとして説明したが、複数のデバイスから成るグループをデータの編集作業の対象として選択し、このグループを選択解除したときに、このグループに属する複数のデバイスに設定するデータを記録媒体200に記録するものとしてもよい。
また、グループを単位として記録媒体200に記録されたデータは、グループごとに呼び出して画面上に表示し、このグループに属する複数のデバイスを選択状態にするものとしてもよい。
さらに、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、エンジニアリング作業を行なうためのアプリケーションの画面構造は、左右に2分割されたフレーム構造であるものとして説明したが、このようなフレーム構造に限定されるものではなく、たとえば、上下に2分割されたフレーム構造や、上、左下、右下のように3分割されたフレーム構造であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、記録媒体200はエンジニアリング装置100の外部にあるものとして説明したが、必ずしも外部にある必要はなく、エンジニアリング装置100に搭載されているハードディスクなどの記録媒体であってもよい。
さらに、記録媒体200は一つの記録媒体に限られず、たとえば、エンジニアリング作業の対象となるデバイスの各々に搭載されている記録媒体の組み合わせであってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、エンジニアリング作業の対象となるデバイスを表すアイコンは、ツリー形式にて表示されるものとして説明したが、ツリー形式以外の形式で表示されるものとしてもよい。
さらに、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、エンジニアリング作業の対象となるデバイスを選択したときに、先に選択されたデバイスを表すアイコンについてはピンが打たれた状態に変化するものとして説明したが、先に選択されたデバイスを表すアイコンおよび新たに選択されたデバイスを表すアイコンの双方ともピンが打たれた状態に変化するものとしてもよい。
また、本発明の実施の形態に係るエンジニアリング装置100では、データの編集を行なう対象として選択したデバイスに対して、その選択された状態を解除するときには、記録媒体200にデータを記憶部20に保持されている編集されたデータに自動的に置き換えるものとして説明したが、デバイスを選択解除する際にポップアップを表示し、編集したデータを記録媒体200に反映させるか否かユーザの意志を確認したうえで編集したデータを記録媒体200に反映させるものとしてもよい。
本発明は、エンジニアリング装置の製造業などに利用可能である。
10…制御部、11…デバイス表示部、12…デバイス選択部、13…デバイス表示部、14…デバイス編集部、20…記憶部、30…記録部、40…入力部、50…出力部、100…エンジニアリング装置、200…記録媒体。

Claims (6)

  1. 複数に分割された表示画面上の領域のうち一の領域にアイコンにより複数のデバイスを表示するデバイス表示手段と、
    前記一の領域にアイコンによって表示された前記複数のデバイスのうち任意の一のデバイスを選択するデバイス選択手段と、
    前記一のデバイスが選択されるとこの一のデバイスに設定するデータを前記一の領域以外の他の領域に表示するデータ表示手段と
    を備え、
    前記データ表示手段は、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された前記一のデバイスに設定するデータを前記他の領域において参照可能な状態に維持しながら前記他のデバイスに設定するデータを前記他の領域に表示し、
    前記デバイス表示手段は、前記複数のデバイスが前記デバイス選択手段により選択された状態であるか否かを前記アイコンによって表示するとともに、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された前記一のデバイスのアイコンの形状を変化させる
    ことを特徴とするエンジニアリング装置。
  2. 先に選択された前記一のデバイスに設定するデータを前記他の領域において参照可能な状態を解除すると、このデータを所定の記録媒体に記録する記録手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジニアリング装置。
  3. 前記データ表示手段は、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、前記一のデバイスに設定するデータに替えて前記他のデバイスに設定するデータを前記他の領域に表示するとともに、前記一のデバイスに設定するデータを表示するためのタブを前記他の領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジニアリング装置。
  4. 前記データ表示手段は、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、前記一のデバイスに設定するデータを表示する第1のウィンドウおよび前記他のデバイスに設定するデータを表示する第2のウィンドウを前記他の領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジニアリング装置。
  5. 前記データ表示手段は、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、前記一のデバイスに設定するデータおよび前記他のデバイスに設定するデータを表わすテーブルを前記他の領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジニアリング装置。
  6. 複数に分割された表示画面上の領域のうち一の領域にアイコンにより複数のデバイスを表示するステップと、
    前記一の領域にアイコンによって表示された前記複数のデバイスのうち任意の一のデバイスを選択するステップと、
    前記一のデバイスが選択されるとこの一のデバイスに設定するデータを前記一の領域以外の他の領域に表示するステップと
    を備え、
    前記一のデバイスに設定するデータを表示するステップは、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された前記一のデバイスに設定するデータを前記他の領域において参照可能な状態に維持しながら前記他のデバイスに設定するデータを前記他の領域に表示し、
    前記アイコンにより複数のデバイスを表示するステップは、前記複数のデバイスが、前記任意の一のデバイスを選択するステップにより選択された状態であるか否かを前記アイコンによって表示するとともに、前記一のデバイスが選択された状態で他のデバイスが選択されたときには、先に選択された前記一のデバイスのアイコンの形状を変化させる
    ことを特徴とするエンジニアリング方法。
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