JP5681353B2 - 緑化屋根形成材及び緑化屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は、折板屋根等の山部と溝部が一定方向に繰り返される波形状断面屋根に植物生育層を設けて緑化屋根とするための緑化屋根形成材及びその緑化屋根構造に関する。
工場等の屋根に広く用いられている折板屋根やその他の山部と溝部が一定方向に繰り返される波形状断面屋根に植物生育層を設けて緑化屋根とするための提案が種々行われている。
例えば、特開2007−332766号公報には、
「複数の金属板を、ハゼ継ぎ部を介して、左右方向に連結してなる金属屋根において、
緑化用トレーを左右前後に複数敷設して、金属屋根上部の緑化を行う緑化システムであって、
上部が開放された箱型容器状で、側面部の上端において外方に折り返し形成されたつば部を有するとともに、培養土が充填され、緑化植物が予め植栽された緑化用トレーと、
上部に固定ボルトを立設されるとともに、金属屋根の屋根面から突出するハゼ継ぎ部を挟持し、所定の間隔で設置される支持部材と、
幅方向両側に、且つ長さ方向に連続して、押え部が形成された断面視略逆ハット形状をなし、該固定ボルトを挿通して該支持部材に支持され、金属屋根の流れ方向に略直交して複数列置される長尺のレール部材と、を備え、
該押え部が、左右に隣り合う複数の緑化用トレーの該つば部上面と当接して、緑化用トレーの浮揚を防止するようになされた緑化システム」の発明が開示されている。
この発明によれば、強固な構造でありながら、より簡単且つ迅速な施工が可能であり、メンテナンス性にも優れた金属屋根の緑化技術を提供することができるとされている。
しかしながら、緑化用トレーを多数設置し、各緑化用トレーの箱状の収容部に培養土を充填してその培養土に緑化植物を栽培するものであるため、隣接する緑化用トレーの各収容部の間に、植物を栽培し得ない中断箇所が生じるものであり、また、重量が比較的嵩むという課題があった。
また例えば特開2007−181470には、
「上面に上載荷重を受け止める略平坦な取付面を有し、折板屋根の山部の頂部にその長さ方向に沿って固定設置した複数本の根太フレームと、
前記複数本の根太フレームにわたって敷設固定した略平坦な網状部材と、
前記網状部材上に設けた植栽層と、
を備えた折板屋根の屋根緑化設備」の発明が開示されている。
この発明によれば、「折板屋根の山部の頂部に根太フレームを固定し、根太フレームの略平坦な取付面に網状部材を固定載置するので、植栽層の下地材としての網状部材を折板屋根に対して折板屋根固定用の剣先ボルトだけで確実に固定できることになる。また、ハゼで固定した折板屋根に適用する場合においても、剣先ボルトで固定した折板屋根と同様に、根太フレームと折板屋根との接触面積を十分に確保できるので、植栽層の下地材としての網状部材を折板屋根に対して強固に固定できることになる。しかも、既設の折板屋根にも施工でき、折板屋根に対する加工も不要なので容易に施工できる。
また、植栽層への降雨水をそのまま折板屋根の谷部へ排水でき、折板屋根の排水構造を活用して降雨水を排水できるので、構成を複雑にすることなく、排水性に優れた屋根緑化設備を実現できる。また、植栽層自体が折板屋根に直接的に接触しないので、折板屋根の腐蝕等を防止できるとともに、太陽光線による折板屋根の耐久性の低下を防止でき、折板屋根の耐用年数を向上できる。
植栽層として網状部材上に植栽マットを敷設し、複数の植栽固定金具を介して植栽マットを網状部材に固定すると、屋根緑化設備全体を折板屋根に対して折板屋根固定用の剣先ボルトだけで確実に固定できることになる。また、網状部材により折板屋根上に軽量且つ安定した略平坦な設置面を形成できるので、屋根緑化で実績のある軽量且つ簡易な薄層緑化設備の植栽マットを網状部材の上側にそのまま施工することが可能となる。」とされている。
この場合、緑化用トレーを用いないため、隣接する緑化用トレーの各収容部の間に植物を栽培し得ない中断箇所が生じるという問題がなく、また、比較的軽量化することが可能である。
しかしながら、折板屋根の山部の頂部に固定された根太フレームの略平坦な取付面に固定する網状部材及びその網状部材上に固定される植栽マットは、それらのサイズや固定位置等を対象となる折板屋根毎に個別に算出して材料を容易しなければならず、屋根上での施工作業も繁雑となる。
特開2007−332766号公報 特開2007−181470号公報
本発明は、従来技術に存した上記のような課題に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、載荷重量が比較的小さい緑化屋根を、効率良く確実に形成することができる緑化屋根形成材及び緑化屋根構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の緑化屋根形成材は、
山部と溝部が一定方向に所定繰り返し長で繰り返される波形状断面屋根に植物生育層を設けて緑化屋根とするための緑化屋根形成材であって、
前記波形状断面屋根の山部上に、所定間隔おきに並列する状態で固定される複数の梁状支持部材と、
それらの梁状支持部材上に保持される所定形態の複数の多孔平板状部材を有し、
前記並列した梁状支持部材上に前記所定形態の複数の多孔平板状部材が隣接配置されるようにそれらの多孔平板状部材を所定位置に保持するための多孔平板状部材保持機構を備えると共に、
前記並列した梁状支持部材上に隣接配置された多孔平板状部材上に所定形態の植物生育層形成体が隣接配置されるようにそれらの植物生育層形成体を所定位置に保持するための植物生育層形成体保持機構を備えることを特徴とする。
また本発明の緑化屋根構造は、
山部と溝部が一定方向に繰り返される波形状断面屋根に植物生育層を設ける緑化屋根構造であって、
複数の梁状支持部材と、所定形態の複数の多孔平板状部材と、多孔平板状部材保持機構と、植物生育層形成体保持機構を備え、
前記複数の梁状支持部材は、前記波形状断面屋根の山部上に、所定間隔おきに並列する状態で保持され、
前記所定形態の複数の多孔平板状部材は、前記多孔平板状部材保持機構により、前記並列した梁状支持部材上の所定位置に保持されて隣接配置され、
前記多孔平板状部材保持機構は、前記並列した梁状支持部材上に前記所定形態の複数の多孔平板状部材が隣接配置されるようにそれらの多孔平板状部材を所定位置に保持するためのものであり、
前記植物生育層形成体保持機構は、前記並列した梁状支持部材上に隣接配置された多孔平板状部材上に所定形態の植物生育層形成体が隣接配置されるようにそれらの植物生育層形成体を所定位置に保持するためのものであることを特徴とする。
折板屋根等の波形状断面屋根の山部上に複数の梁状支持部材を所定間隔おきに並列する状態で固定し、並列した梁状支持部材上の所定位置に多孔平板状部材保持機構を利用して複数の所定形態の多孔平板状部材を保持することにより、それらの多孔平板状部材を隣接配置することができる。
更に、隣接配置された多孔平板状部材上の所定位置に植物生育層形成体保持機構を利用して複数の所定形態の植物生育層形成体を保持することにより、それらの植物生育層形成体を隣接配置して植物生育層を形成することができる。
このようにして、植物生育層形成体が中断箇所なく隣接配置されてなる植物生育層において植物を生育し得、それらの植物生育層形成体における余分な水分が、その下側において隣接配置された多孔平板状部材を介して波形状断面屋根に排水される、載荷重量が比較的小さい緑化屋根を、効率良く確実に形成することができる。
本発明の緑化屋根形成材及び緑化屋根構造は、多孔平板状部材保持機構を少なくとも梁状支持部材に備えるものとすることができる。
また本発明の緑化屋根形成材及び緑化屋根構造は、植物生育層形成体保持機構を少なくとも梁状支持部材、多孔平板状部材又は前記山部(山部に取り付けられたはぜ金具等の部材を含む)に備えるものとすることができる。
本発明の緑化屋根形成材は、上記複数の梁状支持部材が、山部と溝部が一定方向に繰り返される所定繰り返し長に対応した一定長さの部材であるものとすることができる。
この場合、複数の梁状支持部材が、互いに平行な複数の山部上に、それらの山部の軸線方向に直交する方向に所定間隔おきに並列する状態で固定することができ、並列に固定された梁状支持部材上に多孔平板状部材が隣接配置される。
また本発明の緑化屋根形成材は、上記複数の多孔平板状部材が、平面視において方形状をなす一定形状のものであるものとすることができる。
この場合、複数の多孔平板状部材が、平面視において方形状をなす一定形状のものである場合、製造、管理、施工等を効率良く行い得る。
本発明の緑化屋根形成材は、上記多孔平板状部材上に保持される所定形態の複数の植物生育層形成体を備えるものとすることができる。
本発明の緑化屋根構造は、所定形態の複数の植物生育層形成体が、上記植物生育層形成体保持機構により、上記隣接配置された多孔平板状部材上において所定位置に保持されて隣接配置されたものとすることができる。
また本発明の緑化屋根形成材は、上記複数の植物生育層形成体が、平面視において方形状をなす一定形状のものとすることができる。
この場合、複数の植物生育層形成体が、平面視において方形状をなす一定形状のものであるため、製造、管理、施工等を効率良く行い得る。
また本発明の緑化屋根形成材は、1の又は2以上の所定数隣接配置された多孔平板状部材上に1の又は2以上の一定数隣接配置された植物生育層形成体が保持されるものとすることができる。
1の又は2以上の所定数隣接配置された多孔平板状部材上に1の又は2以上の所定数隣接配置された植物生育層形成体が保持される場合としては、例えば、1の多孔平板状部材上に1の植物生育層形成体が保持される場合(この場合、交換等のメンテナンスも容易である)、1の多孔平板状部材毎に、その上に2以上の一定数隣接配置された植物生育層形成体が保持される場合(この場合、交換等のメンテナンスも容易である)、2以上の所定数隣接配置された多孔平板状部材上に1の植物生育層形成体が保持される場合等を挙げることができる。これらの場合、多孔平板状部材及び植物生育層形成体をそれぞれモジュール化して製造、管理、施工等を効率良く行うことができる。また、2以上の所定数隣接配置された多孔平板状部材上に2以上の一定数隣接配置された植物生育層形成体が保持されるものとすることもできる。
また、本発明の緑化屋根構造は、波形状断面屋根の互いに平行な複数の山部における山部の軸線方向の所定位置毎に、上方突出の保持可能部を有し、前記各梁状支持部材は、山部の軸線方向に直交する方向に一致するように配されて前記各山部における上方突出の保持可能部に対し固定されることにより、所定間隔おきに並列しているものとすることができる。
この場合、複数の梁状支持部材が、互いに平行な複数の山部上に、それらの山部の軸線方向に直交する方向に所定間隔おきに並列する状態で固定され、梁状支持部材上に多孔平板状部材が隣接配置される。
本発明の緑化屋根形成材及び本発明の緑化屋根構造によれば、植物生育層形成体が中断箇所なく隣接配置されてなる植物生育層において植物を生育し得、それらの植物生育層形成体における余分な水分が、その下側において隣接配置された多孔平板状部材を介して波形状断面屋根に排水される、載荷重量が比較的小さい緑化屋根を、効率良く確実に形成することができる。
緑化屋根の組み立て状態を示す斜視図である。 図1の要部拡大斜視図である。 梁状支持部材の拡大斜視図である。 緑化屋根の組み立て状態を示す要部正面図である。 保持用ピン・ワッシャ・ボルトの拡大斜視図である。 緑化屋根の要部拡大断面図である。 別の緑化屋根の組み立て状態を示す要部斜視図である。
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図6は、何れも本発明の実施の形態の一例としての緑化屋根形成材からなる緑化屋根に関する。図6は、ボルトを省略して示されている。図1乃至図6における同一の符号は同一部位を示す。
(1) この緑化屋根Gは、建築物の屋根を構成する折板屋根F上に、多数の梁状支持部材Bと、多数のワイヤーネットN(多孔平板状部材)と、多数の植物生育層形成マットM(植物生育層形成体)を備えてなる。
折板屋根Fは、溝部F1を挟んで両側に山部F2の半幅を有する一定の金属板製の折板ユニットFa同士が、それらの両側の頂部同士においてはぜ継ぎされることにより、山部F2と溝部F1が一定方向に所定繰り返し長L(山部F2から次の山部F2に至る繰り返し長)で繰り返されるはぜ継ぎ式折板屋根Fである。
折板屋根Fにおいて所定繰り返し長L毎に並列した山部F2のうち、一つおきの各山部F2のはぜ部F3に、雄螺子部P1(上方突出の保持可能部)を上向きに突出するはぜ金具Pが、はぜ部F3を軸線方向に直交する方向に挟持することにより固定されている。はぜ金具Pは、各山部F2のはぜ部F3に対し、山部F2の軸線方向に一定間隔(この例では所定繰り返し長Lと同じ間隔)おきに位置し、山部F2の軸線方向に直交する方向においても一列に並ぶ。
梁状支持部材Bは、山部F2の軸線方向に直交する方向において所定繰り返し長Lの四倍の長さをやや上回る長さにわたる。梁状支持部材Bは、そのほぼ全長にわたる長手方向の溝状部B2の短手方向両側に平板部B3を有する。溝状部B2の溝底部を構成する底板部B4は、長手方向の一端部において長手方向外方に延設されている。
両平板部B3の上面部には、それぞれ、短手方向針金N1と長手方向針金N2による直交格子状の部材であるワイヤーネットN(多孔平板状部材)を係止保持するためのフック状保持部B5(多孔平板状部材保持機構)が所定の箇所に複数形成されている。各フック状保持部B5は、両平板部B3の上面部から立ち上がる立上部B5aとその立上部B5aの上部から梁状支持部材Bの長手方向一方の向きに延設された返し部B5bからなり、梁状支持部材Bの長手方向一方の向きに対し開口する。この例では、フック状保持部B5の立上部B5a及び返し部B5bは、両平板部B3が切り起こされてなる板状をなすが、これに限るものではない。
両平板部B3の上面部における長手方向等間隔おきの5箇所(等間隔に限らない。また5箇所に限らない。)のうち、長手方向一端側の一箇所(この位置に限らない。また、一箇所に限らない。)には、ワイヤーネットNの長手方向一端側の短手方向針金N1を保持する押え片B7を固定するための一対の取付孔B6が設けられている。押え片B7(多孔平板状部材保持機構)は、略逆U字状部の両端部をそれぞれ外方に拡開した形状をなし、前記短手方向針金N1に対し上側から略逆U字状部が嵌合した状態で両外方拡開部において平板部B3の一対の取付孔B6(多孔平板状部材保持機構)にビス止めされる。
両梁状支持部材Bの上面部における長手方向間隔おきの5箇所のうち残りの4箇所には、それぞれ、ワイヤーネットNの他の4本の短手方向針金N1に掛合するフック状保持部B5が設けられている。
また、両平板部B3の上面部における長手方向間隔おきの6箇所に、植物生育層形成マットMを保持するための保持用孔B8(植物生育層形成体保持機構)を備える。保持用孔B8は、梁状支持部材B上にワイヤーネットNを保持した状態において短手方向針金N1又は長手方向針金N2の直下に位置しないように設けられている。
梁状支持部材Bの両端部及び中央部には、それぞれはぜ金具Pの上向き突出の雄螺子部P1に嵌合させて梁状支持部材Bをはぜ金具Pに固定するための長円形状の固定孔B1を有する。前記固定孔B1は、底板部B4の長手方向両端部と中央部に有する。両端部の固定孔B1の中心間の長さが丁度所定繰り返し長Lの四倍の長さである。一方の端部の固定孔B1は、底板部B4の長手方向外方延設部に有する。底板部B4の長手方向外方延設部は、長手方向に連結される別の梁状支持部材Bの溝状部B2の溝底部を構成する底板部B4の端部と重合し、それぞれに設けられた固定孔B1同士が重なり合った状態で同一のはぜ金具Pの雄螺子部P1に嵌合し得るよう構成されている。
梁状支持部材Bは、折板屋根Fの山部F2上において、山部F2の軸線方向に直交する方向に固定する。すなわち、梁状支持部材Bの一方の端部の固定孔B1を第1のはぜ金具P(Pa)の雄螺子部P1に嵌合させると共に、中央部の固定孔B1及び他方の端部の固定孔B1を、それぞれ、山部F2の軸線方向に直交する方向における所定繰り返し長Lの二倍の長さを隔てた位置の第2のはぜ金具P(Pb)の雄螺子部P1及び所定繰り返し長Lの四倍の長さを隔てた位置の第3のはぜ金具P(Pc)の雄螺子部P1に嵌合させてその梁状支持部材Bをはぜ金具Pa・Pb・Pcにわたり架装する。更に、その第3のはぜ金具P(Pc)の雄螺子部P1に、別の梁状支持部材Bの底板部B4の長手方向外方延設部の固定孔B1を更に嵌合させ、その梁状支持部材Bの中央部及び他端部の固定孔B1を、それぞれ、第2のはぜ金具P(Pb)の側とは逆の側に所定繰り返し長Lの二倍の長さを隔てた位置のはぜ金具Pの雄螺子部P1及び所定繰り返し長Lの四倍の長さを隔てた位置のはぜ金具Pの雄螺子部P1に嵌合させて、それらのはぜ金具Pにわたり梁状支持部材Bを架装する。
このようにして各山部F2の軸線方向における所定位置の全てのはぜ金具Pにわたり、すなわち各山部F2の軸線方向に直交する方向に、梁状支持部材Bを架装すると共に、各雄螺子部P1にナットP2を螺合させて各梁状支持部材Bをはぜ金具Pを介して折板屋根Fの山部F2上に固定する。また、山部F2の軸線方向における別の位置においても同様に梁状支持部材Bを山部F2の軸線方向に直交するようにはぜ金具Pを介して折板屋根Fの山部F2上に固定する。これにより、折板屋根Fの山部F2上に、山部F2の軸線方向に一定間隔おきに並列する状態で多数の梁状支持部材Bが固定される。
ワイヤーネットNの輪郭は、平面視において短辺の長さが所定繰り返し長Lの2倍で長辺の長さが所定繰り返し長Lの4倍の略長方形状である。このワイヤーネットNの相対する両長辺は、3本並列した梁状支持部材Bのうち両外側に位置するものにおける内側の各平板部B3上に載置され、ワイヤーネットNの両長辺の間の中央部は、中央の梁状支持部材Bの両平板部B3上に載置される。
更に、ワイヤーネットNの多数の短手方向針金N1におけるワイヤーネットNの長手方向等間隔おきの5本の短手方向針金N1aのうち、ワイヤーネットNの長手方向一端側の短手方向針金N1aを除く4本の短手方向針金N1aを、3本並列した梁状支持部材Bのうち両外側に位置するものにおける内側の各平板部B3並びに中央の梁状支持部材Bの両平板部B3における4箇所ずつのフック状保持部B5に掛合させた上で、残りの1本の短手方向針金N1aを、3本並列した梁状支持部材Bのうち両外側に位置するものにおける内側の各平板部B3に対し、押え片B7により保持する。すなわち、4本の短手方向針金N1aの両端部は、それぞれ、3本並列した梁状支持部材Bのうち両外側に位置するものにおける内側の平板部B3のフック状保持部B5に保持され、それらの4本の短手方向針金N1aの中央部は、それぞれ中央の梁状支持部材Bの両平板部B3に設けられたフック状保持部B5に保持される。残りの1本の短手方向針金N1aは、その両端部において、3本並列した梁状支持部材Bのうち両外側に位置するものにおける内側の各平板部B3に対し押え片B7により保持される。これにより、ワイヤーネットNが、3本並列した梁状支持部材Bにより保持され、ワイヤーネットNの全長の位置が、3本並列した梁状支持部材Bの全長の位置とほぼ一致した状態となる。
同様に、前記3本の並列梁状支持部材Bの長手方向に隣接する位置に固定された3本の並列した梁状支持部材Bにより、別のワイヤーネットNが同様に保持され、前記ワイヤーネットNと長手方向に隣接した状態となる。また、前記3本の梁状支持部材Bのうち外側の梁状支持部材Bと、その梁状支持部材Bの外側に並列する位置に固定される2本の別の梁状支持部材Bからなる3本の並列した梁状支持部材Bにより、別のワイヤーネットNが同様に保持され、前記ワイヤーネットNと短手方向に隣接した状態となる。このように、各ワイヤーネットNを、並列した梁状支持部材Bにおける所定位置のフック状保持部B5及び取付孔B6(多孔平板状部材保持機構)を用いてそのフック状保持部B5及び押え片B7により保持することによって、並列した梁状支持部材B上にワイヤーネットNが次々と隣接配置されて保持される。
植物生育層形成マットMは、平面視においてワイヤーネットNと同等の輪郭の長方形状をなすほぼ一定厚さの保水性の繊維製マットである。この植物生育層形成マットMは、ポリエステル系合成繊維を約80%含む繊維で編み組みされた織布の廃棄屑を開繊して繊維状に加工したものを主材料とし、これに、低融点のポリエステル繊維(例えば全体の約20重量%)をバインダー繊維として混合分散させたものを所定の厚さに方向性なく立体的に集合させた繊維の集合体を、バインダー繊維が溶融する温度まで加熱した後プレス(繊維等が集合した状態の厚さに対して約25%の厚さとなるようプレス)し、バインダー繊維を冷却・硬化させて繊維同士を結合させ繊維の間に無数の空隙を形成した状態で得られたものである。この植物生育層形成マットMには、保持用ピンH(植物生育層形成体保持機構)が挿通する保持用挿通孔M1が形成されている。各保持用挿通孔M1は、3本並列した梁状支持部材B上に保持されたワイヤーネットN上に植物生育層形成マットMを重ねた状態において、各保持用孔B8の真上に位置するよう設けられている。この例では、3本並列した梁状支持部材Bのうち両外側に位置するものにおける内側の各平板部B3における全ての保持用孔B8に対応する位置と、中央の梁状支持部材Bの両平板部B3における互い違いに1つおきの保持用孔B8に対応する位置に保持用挿通孔M1が設けられている。
保持用ピンHは、脚部と頭部を有し、頭部は保持用挿通孔M1よりも外方に拡開しており、脚部は保持用挿通孔M1及び保持用孔B8に対し弾性的に変形しつつ挿通し得、脚部の先端側に、保持用孔B8を通過後に拡開して抜止機能を発揮し得る抜止部を有してなる。保持用ピンHは、より具体的には、合成樹脂製(その他の必要な弾力性を実現し得る材料を用いることもできる)であって、保持用挿通孔M1の外径より外径が大きな円環板状をなす大径頭部H1の中央部下方に、ほぼ円筒を縦に分割した二股状をなす脚部H2を有する。各脚部H2の下端部には、下方を向く尖頭状をなし、上側が脚部H2よりも拡開した鉤状をなす抜止尖頭部H3を有する。脚部H2における大径頭部H1の下側に、外方に突出する一対のストッパ部H4が設けられている。大径頭部H1の中央部には連通孔H5が設けられて上下に開口する。
3本の並列梁状支持部材B上に保持されたワイヤーネットN上に植物生育層形成マットMを重ね合わせ、ワッシャI(必須ではない)を介在させて各保持用挿通孔M1の上開口から抜止尖頭部H3を下向きにして保持用ピンHを挿入すると、植物生育層形成マットMの保持用挿通孔M1及び梁状支持部材Bの保持用孔B8を通過する際に両抜止尖頭部H3同士が内方に押圧されて脚部H2同士が互いに内方にたわみ、両抜止尖頭部H3が保持用挿通孔M1及び保持用孔B8を通過した後、両脚部H2が外方に拡がって両抜止尖頭部H3も外方に復元する。すると、図6に示されるように、抜止尖頭部H3の拡開した上側部は、梁状支持部材Bの平板部B3の下面側における保持用孔B8の周囲に掛止され、抜止尖頭部H3と大径頭部H1の間に平板部B3とワイヤーネットNと植物生育層形成マットMが挟まれる。これにより、3本の並列梁状支持部材B上に保持されたワイヤーネットN上に植物生育層形成マットMが積層された状態で保持される。更に、保持用ピンHの連通孔H5に対しボルトJの脚部を上方から挿入して固定する。なお、図1及び図2においては、保持用ピンH、ワッシャI及びボルトJは、一部の保持用挿通孔M1についてのもののみ示されている。
このように、植物生育層形成マットMを、並列した梁状支持部材Bにおける所定位置の保持用孔B8(植物生育層形成体保持機構)を用いて保持用ピンHにより保持することによって、並列した梁状支持部材B上に隣接配置されたワイヤーネットN上に植物生育層形成マットMが隣接配置されて保持される。各ワイヤーネットNに1つずつの植物生育層形成マットMが配されているので、交換等のメンテナンスも容易である。なお、例えば、1の多孔平板状部材毎に、その上に2以上の一定数隣接配置された植物生育層形成体が保持されるものとすることもできる。
このように植物生育層形成マットMを隣接配置させつつ保持して形成された植物生育層の外周部は、梁状支持部材B上に固定した縁体E1及び縁体E2により囲むことにより保護することができる。なお、図は植物生育層の外周部の一部に縁体E1及び縁体E2が設けられた状態を示している。
梁状支持部材Bの長手方向に沿った縁体E1は、その下端部が梁状支持部材Bの溝状部B2の底板部B4に固定されることにより立設され、縁体E1に直交する縁体E2は、その下端部が多数並列する梁状支持部材Bの各一端部における平板部B3にわたり固定されることにより立設されている。
このようにして、植物生育層形成マットMが隣接配置されて中断箇所なく形成された植物生育層において植物を生育し得、それらの植物生育層形成マットMにおける余分な水分が、その下側において隣接配置されたワイヤーネットNを介して折板屋根Fに排水される、載荷重量が比較的小さい緑化屋根Gを、効率良く確実に形成することができる。なお、隣接配置された植物生育層形成マットMの上に、透水性の不織布を敷設し、その上に目土層を設けて植物生育を行うこともできる。その場合において複数枚の不織布を用いる際は、不織布同士の縁部が重なり合うようにして目土か不織布同士の間から流出することを防ぐことが望ましい。
(2) 本発明が対象とする波形状断面屋根(山部と溝部が一定方向に所定繰り返し長で繰り返される屋根)としては、図示のはぜ継ぎ式折板屋根の他、別種のはぜ継ぎ式折板屋根、はぜ継ぎ式ではない折板屋根、その他の山部と溝部が一定方向に所定繰り返し長で繰り返される波形状断面屋根を挙げることができる。また、この例では屋根は水平状をなすが、必ずしも水平に限るものではない。また、波形状断面屋根は、所定位置(例えば各山部の軸線方向に一定間隔おきの位置であって、山部の軸線方向に直交する方向において一列に並ぶ位置)にそれぞれ雄螺子部(上方突出の保持可能部)を予め上向きに突出するものであってもよい。梁状支持部材は、波形状断面屋根の山部に対し、直接又ははぜ金具等の波形状断面屋根の山部に固定された部材を介して固定される。
(3) 梁状支持部材の長さは、所定繰り返し長の約四倍の長さに限らず、約二倍若しくは約三倍又は六倍以上の長さ、或いはその他の長さとすることもできる。
梁状支持部材の方向は、波形状断面屋根の山部上に安定性高く固定する上で山部の軸線方向に直交する方向であることが好ましい。
並列する梁状支持部材同士の間隔は、一定間隔に限らず、例えば2種以上の所定間隔が規則的に連続するものとすることもできる。
また、山部に対する梁状支持部材の固定は、はぜ部に固定されたはぜ金具の雄螺子部に固定孔を嵌合させてナット等により締結する方法に限らず、種々の固定手段を採用し得る。
多孔平板状部材保持機構は、前記のようなフック状保持部と押え片の組み合わせに限らない。例えば、フック状保持部のみ若しくは押え片のみ又は多孔平板状部材の所要部位を弾性的に嵌合保持し得るものとすることができる。
(4) 多孔平板状部材は、上記のようなワイヤーネットに限らない。例えば、各種スノコ状構造体、格子状構造体、金網、金属製又はその他の材料からなるパンチングボード等を多孔平板状部材として用いることができる。多孔平板状部材の平面視形状としては、略長方形状、略正方形状又はその他の多角形状等を適宜採用し得る。
多孔平板状部材保持機構は、並列した梁状支持部材上に所定位置の多孔平板状部材保持機構を利用して保持された複数の多孔平板状部材が自ずから隣接配置となるものとすることができる。多孔平板状部材は、その形状及び大きさ等の形態が多孔平板状部材保持機構の配置に対し所定の関係であることにより、並列した梁状支持部材上に複数の多孔平板状部材が隣接配置されるように多孔平板状部材保持機構により所定位置に保持し得るようなものであればよく、この例のような関係に限らない。
(5) 植物生育層形成体保持機構は、隣接配置された複数の多孔平板状部材上に所定位置の植物生育層形成体保持機構を利用して保持された複数の植物生育層形成体材が自ずから隣接配置となるものとすることができる。なお、植物生育層形成体保持機構は、前記のような保持用ピンと保持用孔の組み合わせに限るものではなく、種々の手段を採用し得る。植物生育層形成体の形状は、平板状であることが好ましいが、必ずしも平面視において長方形状又は正方形状であるものに限らない。植物生育層形成体は、その形状及び大きさ等の形態が植物生育層形成体保持機構の配置に対し所定の関係であることにより、並列した梁状支持部材上に隣接配置された多孔平板状部材上に隣接配置されるように植物生育層形成体保持機構により所定位置に保持し得るようなものであればよく、この例のような関係に限らない。
(6) 保水性を有する植物生育層形成体としては、例えば、不規則に集合した繊維(繊維の種類は特に問わない。椰子殻繊維、ジュート、ケナフ、木綿等の各種天然繊維、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系等の各種合成繊維、或いはその他の繊維を用い得る。)からなるもの、特に、不規則に集合した繊維を、圧縮成形したもの、圧縮成形すると共にニードルパンチやバインダー繊維の含有及び溶融により繊維成形物の保形性を高めたもの、不織布、不織布を重積したもの、その他の各種植物生育材料を用いることができる。植物生育層形成体の厚さは、例えば1乃至20cmとすることができる。好ましくは2乃至15cm、より好ましくは3乃至10cmであるが、これに限られるものではない。
植物生育層形成体の生育対象植物の例としては、芝類、セダム類、こけ類、つた類等を挙げることができる。
(7) 本発明の実施の形態の別の例としての緑化屋根形成材からなる緑化屋根について、図7を参照して説明する。図7は、植物生育層形成マット等を一部省略して示されている。なお、図7における図1乃至図6と同じ符号は、実質上同一の部位を示す。
1辺の長さが所定繰り返し長Lの2倍の正方形状の各ワイヤーネットNにおける四隅部、中央部、及び四辺の各中間位置(これらの位置に限るものではない)に、それぞれ雄螺子部P1が形成された保持棒N3(植物生育層形成体保持機構)が、ワイヤーネットNが構成する平面に対し直立状に設けられている。
1辺の長さが所定繰り返し長Lの2倍の正方形状の植物生育層形成マットMには、ワイヤーネットNにそれぞれ直立形成された保持棒N3がそれぞれ挿通する保持用挿通孔M1が形成されている。
並列した梁状支持部材B上に隣接配置されて保持された各ワイヤーネットNに1つずつの植物生育層形成マットMを配し、それぞれの植物生育層形成マットMにおける各保持用挿通孔M1に、各ワイヤーネットNに直立形成された各保持棒N3を挿通させ、植物生育層形成マットMの上方に突出した各保持棒N3の雄螺子部P1に保持ワッシャN4を外嵌し、更に、締結ナットN5を螺合させてワイヤーネットNと保持ワッシャN4の間に植物生育層形成マットMを保持することにより、並列した梁状支持部材B上に隣接配置された各ワイヤーネットN上に、植物生育層形成マットMを隣接配置させつつ保持して植物生育層を形成することができる(図7では、保持ワッシャN4及び締結ナットN5は、一部の保持用挿通孔M1についてのもののみ示されている。)。各ワイヤーネットNに1つずつの植物生育層形成マットMが配されているので、交換等のメンテナンスも容易である。なお、例えば、1の多孔平板状部材毎に、その上に2以上の一定数隣接配置された植物生育層形成体が保持されるものとすることもできる。
このようにして、植物生育層形成マットMが隣接配置されて中断箇所なく形成された植物生育層において植物を生育し得、それらの植物生育層形成マットMにおける余分な水分が、その下側において隣接配置されたワイヤーネットNを介して折板屋根Fに排水される、載荷重量が比較的小さい緑化屋根Gを、効率良く確実に形成することができる。
(8) なお、以上の実施の形態についての記述における構成部品の寸法、個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
B 梁状支持部材
B1 固定孔
B2 溝状部
B3 平板部
B4 底板部
B5 フック状保持部
B5a 立上部
B5b 返し部
B6 取付孔
B7 押え片
B8 保持用孔
E1 縁体
E2 縁体
F 折板屋根
F1 溝部
F2 山部
F3 はぜ部
Fa 折板ユニット
G 緑化屋根
H 保持用ピン
H1 大径頭部
H2 脚部
H3 抜止尖頭部
H4 ストッパ部
H5 連通孔
I ワッシャ
J ボルト
L 所定繰り返し長
M 植物生育層形成マット
M1 保持用挿通孔
N ワイヤーネット
N1 短手方向針金
N2 長手方向針金
N3 保持棒
N4 保持ワッシャ
N5 締結ナット
P はぜ金具
Pa はぜ金具
Pb はぜ金具
Pc はぜ金具
P1 雄螺子部
P2 ナット

Claims (15)

  1. 山部と溝部が一定方向に繰り返される波形状断面屋根に植物生育層を設ける緑化屋根構造であって、
    前記波形状断面屋根の山部上に固定された複数の梁状支持部材であって所定位置に多孔平板状部材保持機構を備えるものと、植物生育層形成体を上側に支持するための平面視において方形状をなす一定形状の複数の多孔平板状部材を有し
    前記複数の梁状支持部材の一部又は全部は、前記波形状断面屋根の山部上に、前記多孔平板状部材の相対する一対の所定の辺に直交する方向の長さに対応する所定間隔おきに、梁状支持部材の長手方向である第1方向に直交する第2方向に並列する状態で固定され、
    任意の多孔平板状部材である第1の多孔平板状部材の前記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、任意の梁状支持部材である第1の梁状支持部材と、その第1の梁状支持部材から第2方向における一方に所定間隔を隔てた第2の梁状支持部材の上に、それぞれ支持されると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第2の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持され、
    別の任意の多孔平板状部材である第2の多孔平板状部材の前記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、前記第1の梁状支持部材と、その第1梁状支持部材から第2方向における他方に所定間隔を隔てた第3梁状支持部材の上に、それぞれ支持されると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第3の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持されることにより、
    前記第1の梁状支持部材上において、前記第1の多孔平板状部材と第2の多孔平板状部材がそれぞれの所定の辺同士において第2方向に隣接していることを特徴とする緑化屋根構造。
  2. 任意の多孔平板状部材である第3の多孔平板状部材の上記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、上記第1の梁状支持部材と第2の梁状支持部材の上に、それぞれ支持されると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第2の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持され、
    別の任意の多孔平板状部材である第4の多孔平板状部材の上記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、前記第1の梁状支持部材と第3梁状支持部材の上に、それぞれ支持されると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第3の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持されることにより、
    前記第1の梁状支持部材上において、前記第3の多孔平板状部材と第4の多孔平板状部材がそれぞれの所定の辺同士において第2方向に隣接しており、且つ、
    上記第1の多孔平板状部材と前記第3の多孔平板状部材が第1の方向において隣接すると共に、
    上記第2の多孔平板状部材と前記第3の多孔平板状部材が第1の方向において隣接している請求項1記載の緑化屋根構造。
  3. 上記第1の梁状支持部材における第2方向の一方の側と他方の側に一対の多孔平板状部材保持機構の一方と他方をそれぞれ備え、
    上記第1の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分が、前記一方の側の多孔平板状部材保持機構により保持され、
    上記第2の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分が、前記他方の側の多孔平板状部材保持機構により保持された請求項1記載の緑化屋根構造。
  4. 上記第1の梁状支持部材における第2方向の一方の側と他方の側に一対の多孔平板状部材保持機構の一方と他方をそれぞれ備え、
    上記第1の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分及び第3の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分が、前記一方の側の多孔平板状部材保持機構により保持され、
    上記第2の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分及び第4の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分が、前記他方の側の多孔平板状部材保持機構により保持された請求項2記載の緑化屋根構造。
  5. 上記梁状支持部材が、その第1方向における所定の複数の位置にそれぞれ多孔平板状部材保持機構を備える請求項1乃至4の何れか1項に記載の緑化屋根構造。
  6. 上記多孔平板状部材が、第1方向の部材と第2方向の部材からなる一定の直交格子状をなし、上記所定の辺に沿う部分における複数の第2方向の部材が、上記梁状支持部材が所定の複数の位置にそれぞれ備える多孔平板状部材保持機構により保持されている請求項5記載の緑化屋根構造。
  7. 上記梁状支持部材の一部として中間梁状支持部材を有し、
    その中間梁状支持部材は、所定位置に多孔平板状部材保持機構を備え、上記所定間隔おきに第2方向に並列する梁状支持部材同士の中間に並列する状態で波形状断面屋根の山部上に固定され、
    上記多孔平板状部材の第2方向中間部が、前記中間梁状支持部材の上に支持されると共に、前記中間梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持されている請求項1乃至6の何れか1項に記載の緑化屋根構造。
  8. 上記並列した梁状支持部材上に隣接配置されて保持された多孔平板状部材上に所定形態の植物生育層形成体が隣接配置されるようにそれらの植物生育層形成体を所定位置に保持するための植物生育層形成体保持機構を備える請求項1乃至7の何れか1項に記載の緑化屋根構造。
  9. 所定形態の複数の植物生育層形成体が、上記植物生育層形成体保持機構により、上記隣接配置された多孔平板状部材上において所定位置に保持されて隣接配置された請求項8記載の緑化屋根構造。
  10. 山部と溝部が一定方向に所定繰り返し長で繰り返される波形状断面屋根に植物生育層を設けて緑化屋根とするための緑化屋根形成材であって、
    前記波形状断面屋根の山部上に固定される複数の梁状支持部材であって所定位置に多孔平板状部材保持機構を備えるものと、植物生育層形成体を上側に支持するための平面視において方形状をなす一定形状の複数の多孔平板状部材を有し、
    任意の多孔平板状部材である第1の多孔平板状部材の前記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、任意の梁状支持部材である第1の梁状支持部材と、その第1の梁状支持部材から第2方向における一方に所定間隔を隔てた第2の梁状支持部材の上に、それぞれ支持され得ると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第2の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持され得、
    別の任意の多孔平板状部材である第2の多孔平板状部材の前記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、前記第1の梁状支持部材と、その第1梁状支持部材から第2方向における他方に所定間隔を隔てた第3梁状支持部材の上に、それぞれ支持され得ると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第3の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持され得、
    このように支持及び保持された前記第1の多孔平板状部材と第2の多孔平板状部材は、前記第1の梁状支持部材上において、それぞれの所定の辺同士において第2方向に隣接するものであることを特徴とする緑化屋根形成材。
  11. 任意の多孔平板状部材である第3の多孔平板状部材の上記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、上記第1の梁状支持部材と第2の梁状支持部材の上に、それぞれ支持され得ると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第2の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持され得、
    別の任意の多孔平板状部材である第4の多孔平板状部材の上記相対する一対の所定の辺に沿う部分が、前記第1の梁状支持部材と第3梁状支持部材の上に、それぞれ支持され得ると共に、前記第1の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構及び前記第3の梁状支持部材の所定位置における多孔平板状部材保持機構により保持され得、
    このように支持及び保持された前記第3の多孔平板状部材と第4の多孔平板状部材は、前記第1の梁状支持部材上において、それぞれの所定の辺同士において第2方向に隣接し、且つ、
    上記第1の多孔平板状部材と前記第3の多孔平板状部材が第1の方向において隣接すると共に、
    上記第2の多孔平板状部材と前記第3の多孔平板状部材が第1の方向において隣接し得るものである請求項10記載の緑化屋根形成材。
  12. 上記第1の梁状支持部材における第2方向の一方の側と他方の側に一対の多孔平板状部材保持機構の一方と他方をそれぞれ備え、
    上記第1の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分が、前記一方の側の多孔平板状部材保持機構により保持され得、
    上記第2の多孔平板状部材の所定の辺に沿う部分が、前記他方の側の多孔平板状部材保持機構により保持され得る請求項10記載の緑化屋根形成材。
  13. 上記梁状支持部材が、その第1方向における所定の複数の位置にそれぞれ多孔平板状部材保持機構を備える請求項10乃至12の何れか1項に記載の緑化屋根形成材。
  14. 上記多孔平板状部材が、第1方向の部材と第2方向の部材からなる一定の直交格子状をなし、上記所定の辺に沿う部分における複数の第2方向の部材が、上記梁状支持部材が所定の複数の位置にそれぞれ備える多孔平板状部材保持機構により保持され得る請求項13記載の緑化屋根形成材。
  15. 上記並列した梁状支持部材上に隣接配置されて保持される多孔平板状部材上に所定形態の植物生育層形成体が隣接配置されるようにそれらの植物生育層形成体を所定位置に保持するための植物生育層形成体保持機構を備える請求項10乃至14の何れか1項に記載の緑化屋根形成材。
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