JP5681305B1 - 効率的な学習時間配分装置及び学習時間配分プログラム - Google Patents

効率的な学習時間配分装置及び学習時間配分プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】試験科目及び学習者の特徴に基づいて、本試験の成績が最も上がるように、本試験日までの学習時間の最適な配分を提示する学習時間配分装置及びプログラムを提供する。【解決手段】学習時間配分装置は、学習者の学習時間に関する情報と試験科目に基づいて、成績の向上に効果のある学習時間を算出する。学習時間配分装置は、予め定められた標準学習曲線を変形することにより、学習者及び試験科目に応じた学習曲線を算出する。学習時間配分装置は、所定の試験科目についての成績の向上に効果のある学習時間を、学習曲線に代入することにより、試験科目の期待得点を算出する。学習時間配分装置は、試験科目毎の期待得点の合計が最も高くなる最高期待合計得点を算出し、最高期待合計得点となる場合における各試験科目についての学習時間配分を最適学習時間配分として学習者に提示する。【選択図】図10

Description

本発明は、試験科目及び学習者の特徴に応じて、最も学習効果が高くなる学習時間の配分を提示する学習時間配分装置及び学習時間配分プログラムに関する。
従来の学習においては、試験までの限りある学習時間をどのように各科目に配分すれば最も効率よく点数を上げることができるかについては、各々の学習者が自らの勘に基づいて予測し、学習時間の配分を決定していた。これにより、多くの学習者が、点数の上昇に効率よく結びつかない科目に学習時間を配分したり、点数の上昇が見込める科目に学習時間を配分しないなどの非効率的な学習を行っており、多大な時間が無駄にされてきた。
そこで、学習者の1週間あたりの行動の内容に基づいて学習可能時間を算出し、学習可能時間及び試験までの期間に基づいて、学習者に好適な学習プランを案内する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に示される技術においては、特定の公務員試験や国家試験などのように、予め試験の種類が定めらており、かつ、学習者が受講する講座も予め定められていることから、入学試験、資格試験、国家試験、又は検定試験など、多様な試験に適用することができなかった
特開2009−47804号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、試験科目及び学習者の学習時間に基づいて、本試験において学習者が獲得できる期待得点又は期待偏差値を算出するとともに、本試験の成績が最も上がるように、試験日までの学習時間の最適な配分を学習者に提示する学習時間配分装置及び学習時間配分プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、データを記憶する記憶部と、データが入力される入力部と、データに基づいて学習者が受験する本試験で実施される複数の試験科目の学習に費やす時間の最適な配分結果を算出する制御部と、を備えた学習時間配分装置において、記憶部が記憶するデータ又は入力部に入力されるデータは、学習者が本試験までに試験科目の成績の向上のために費やすと期待される学習時間と、学習者が過去に本試験又は模擬試験で獲得した現段階偏差値又は現段階得点と、本試験に合格するために必要な試験科目の本試験偏差値と、本試験における受験者全員の得点の平均である本試験平均点であって、制御部は、試験科目と本試験偏差値に基づいて、該試験科目の成績の向上に必要な前記学習時間の長さの指標である学習容易度を算出し、学習時間(x)と学習時間に応じて獲得できると期待される得点又は偏差値(Gs)との関係を
として表した学習曲線を算出し、学習曲線の逆関数と、現段階偏差値又は現段階得点に基づいて、現段階における学習者の試験科目に対する学習の進捗度合い示す数値を学習到達度として算出し、学習容易度学習到達度、及び本試験平均点を組み合わせた学習曲線に学習時間を代入することにより、本試験において学習者が試験科目について獲得できる得点又は偏差値を期待得点又は期待偏差値として算出し、期待得点又は期待偏差値を記憶部に記憶させる。
また、本発明は、上述の改良された発明において、制御部は、学習者が一方の試験科目を学習したとき、他の試験科目の学習に影響を及ぼす相関情報を、学習効果相関行列として記憶部に記憶させ、それぞれの試験科目に配分された学習時間を試験科目についての科目毎学習時間とし、科目毎学習時間を予め定められた1又は複数のパラメータの刻みで変化させ、科目毎学習時間から学習者が試験科目についての現段階における得点又は偏差値を維持するために必要な成績維持学習時間を引いた値を、試験科目毎に実効学習時間として算出し、試験科目毎の実効学習時間に学習効果相関行列を乗じることにより、試験科目毎の効果学習時間を算出し、学習容易度及び学習到達度に基づいて学習曲線を補正し、学習曲線に効果学習時間を代入することにより、試験科目毎の期待得点又は期待偏差値を算出し、全ての試験科目についての期待得点又は期待偏差値の合計を算出し、パラメータの刻みに応じて試験科目に配分された科目毎学習時間の全てのパターン毎に、全ての試験科目についての期待得点又は期待偏差値の合計を算出し、算出された期待得点又は期待偏差値の合計のうち、最も値が大きな期待得点又は期待偏差値の合計を、最高期待合計得点又は最高期待偏差値として記憶部に記憶させ、最高期待合計得点又は最高期待合計偏差値に相当する試験科目毎の学習時間の配分結果を最適学習時間配分として記憶部に記憶させる。
データを記憶する記憶部と、データが入力される入力部と、データを処理する制御部と、を備えるコンピュータを用いて、学習者が受験する本試験で実施される複数の試験科目の学習に費やす時間の最適な配分結果を算出する学習時間配分プログラムにおいて、記憶部が記憶するデータ又は入力部に入力されるデータは、学習者が本試験までに試験科目の成績の向上のために費やすと期待される学習時間と、学習者が過去に本試験又は模擬試験で獲得した現段階偏差値又は現段階得点と、本試験に合格するために必要な試験科目の本試験偏差値と、本試験における受験者全員の得点の平均である本試験平均点であって、制御部に、試験科目と本試験偏差値に基づいて、該試験科目の成績の向上に必要な前記学習時間の長さの指標である学習容易度を算出させるステップと、学習時間(x)と学習時間に応じて獲得できると期待される得点又は偏差値(Gs)との関係を
として表した学習曲線を算出させるステップと、学習曲線の逆関数と、現段階偏差値又は現段階得点に基づいて、現段階における学習者の試験科目に対する学習の進捗度合い示す数値を学習到達度として算出させるステップと、学習容易度学習到達度、及び本試験平均点を組み合わせた学習曲線に学習時間を代入することにより、本試験において学習者が試験科目について獲得できる得点又は偏差値を期待得点又は期待偏差値として算出させるステップと、期待得点又は期待偏差値を記憶部に記憶させるステップと、を実行させる。
また、本発明は、上述の改良された発明において、制御部に、学習者が一方の試験科目を学習したとき、他の試験科目の学習に影響を及ぼす相関情報を、学習効果相関行列として記憶部に記憶させるステップと、それぞれの試験科目に配分された学習時間を試験科目についての科目毎学習時間とし、科目毎学習時間を予め定められた1又は複数のパラメータの刻みで変化させるステップと、科目毎学習時間から学習者が試験科目についての現段階における得点又は偏差値を維持するために必要な成績維持学習時間を引いた値を、試験科目毎に実効学習時間として算出させるステップと、試験科目毎の実効学習時間に学習効果相関行列を乗じることにより、試験科目毎の効果学習時間を算出させるステップと、学習容易度及び学習到達度に基づいて学習曲線を補正し、学習曲線に効果学習時間を代入することにより、試験科目毎の期待得点又は期待偏差値を算出させ、全ての試験科目についての期待得点又は期待偏差値の合計を算出させるステップと、パラメータの刻みに応じて試験科目に配分された科目毎学習時間の全てのパターン毎に、全ての試験科目についての期待得点又は期待偏差値の合計を算出させるステップと、算出された期待得点又は期待偏差値の合計のうち、最も値が大きな期待得点又は期待偏差値の合計を、最高期待合計得点又は最高期待偏差値として記憶部に記憶させるステップと、最高期待合計得点又は最高期待合計偏差値に相当する試験科目毎の学習時間の配分結果を最適学習時間配分として記憶部に記憶させるステップと、を実行させる。
本発明の学習時間配分装置は、試験科目に応じた学習曲線を算出でき、また試験科目の学習容易度と学習者の学習到達度を算出することができる。学習時間配分装置は、学習曲線、学習容易度、学習到達度、及び効果学習時間に基づいて、学習者が本試験で獲得できる期待得点又は期待偏差値を高い精度で算出することが可能となる。さらに、学習時間配分装置は、学習者が最高期待合計得点又は最高期待合計偏差値を獲得することができる各試験科目への科目毎学習時間の配分を算出し、この配分を記憶及び出力する。これにより、学習者は、勘に頼ることなく、効率的に成績を向上させることができる各試験科目に対する科目毎学習時間の配分を知ることができる。
本発明の実施形態に係る学習時間配分装置の構成図。 本実施形態に係る学習効果相関行列の一例を示す図。 本実施形態に係る学習曲線等算出処理のフローチャート。 (a)乃至(e)は、本実施形態に係るサブルーチンAの処理を示すフローチャートと本試験標準偏差に関する関数を示す図。 本実施形態に係るサブルーチンBの処理を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、本実施形態に係る標準学習曲線及び学習曲線を示す図。 本実施形態に係るサブルーチンCの処理を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、本実施形態に係るサブルーチンDの処理を示すフローチャートと指数関数を示す図。 (a)及び(b)は、本実施形態に係る学習曲線を示す図。 本実施形態に係る効果学習時間と期待得点との関係を示す図。 は、本実施形態に係る最適学習時間配分算出処理のフローチャート。 (a)乃至(c)は、本実施形態に係るサブルーチンE乃至Gの処理を示すフローチャート。 本実施形態に係る最適学習時間配分の出力例を示す図。 本実施形態に係る科目毎学習時間と最高期待合計得点の関係を示す図。 本実施形態に係る本試験が複数段階に分かれている場合における最適学習時間配分を算出する処理のフローチャート。
以下、本発明の実施形態に係る学習時間配分装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る装置1(装置と略記)の構成を示す。装置1は、装置1を制御するCPU2(制御部)と、データを記憶する記憶部3と、データが入力されるマウスやキーボードなどの入力部4と、データを表示する表示部5と、記憶媒体6に対してデータを読み書きする記憶媒体接続部7と、無線8を介して、外部端末9又はプリンタ10とデータを送受信する無線送受信部11と、を備え、これらはバス12に接続されている。
ここで、データとは、試験科目13、現段階偏差値14、本試験偏差値15、科目毎学習時間16、成績維持学習時間17、実効学習時間18、効果学習時間19、模試平均点20、本試験平均点21、本試験標準偏差22、現段階得点23、学習到達度24、学習容易度25、期待得点26、パラメータ27、最高期待合計得点28、次善期待合計得点29、最適学習時間配分30、次善学習時間配分31、学習効果相関行列32である。試験科目13乃至学習効果相関行列32は、記憶部3に記憶される。なお、本実施形態においては、装置1が、本試験における最高期待合計得点28を算出する例について説明するが、装置1は、最高期待合計得点28に替えて最高期待合計偏差値28を算出することも可能である。装置1は、現段階得点23、期待得点26、最高期待合計得点28、及び次善期待合計得点29を、それぞれ、現段階偏差値14、期待偏差値26、最高期待合計偏差値28、及び次善期待合計偏差値29に置き換えることにより、最高期待合計偏差値28を算出することができる。
試験科目13とは、英語、数学、物理などの試験科目の種類である。現段階偏差値14は、学習者が過去の本試験や模試で獲得した試験科目13についての偏差値である。本試験偏差値15とは、入学試験、国家試験、資格試験などの本試験に合格するために必要な試験科目13の難易度の指標となる偏差値である。科目毎学習時間16とは、現時点から本試験までに学習者が試験勉強に割くことができる学習時間のうち、それぞれの試験科目13の勉強に費やされる時間である。成績維持学習時間17とは、試験科目13の成績を向上させることはできないが、現時点における試験科目13についての成績を維持するために必要な勉強時間である。実効学習時間18とは、試験科目13の成績を向上させる勉強時間であり、科目毎学習時間16から成績維持学習時間17を引いた値である。効果学習時間19とは、実効学習時間18であって、所定の試験科目13の成績の向上に影響を与える他の試験科目13の実効学習時間18が加味された勉強時間である。
模試平均点20とは、学習者が受験した模試における受験者全員の得点の平均点である。本試験平均点21とは、本試験における受験者全員の得点の平均点である。本試験標準偏差22とは、本試験における受験者全員の得点の標準偏差である。現段階得点23とは、学習者が過去の本試験問題において獲得した試験科目13についての得点、又は、模試の結果から現段階で学習者が本試験で獲得できると推計される得点である。学習到達度24とは、学習者が現時点において、本試験に対して学習がどの程度進んでいるかを示す指標である。学習容易度25とは、学習者が一定の時間学習した場合に、学習到達度24が向上する度合いを示す指標である。学習容易度25の数値が小さいほど、学習者は、成績を向上させるために、より長い時間を学習に費やす必要があることを意味する。学習容易度25の値が1であるとは、試験科目13を1時間学習することで、期待得点26を50点から60点に上昇することを示し、学習容易度25の値が2倍になると、期待得点26を50点から60点に上昇させるために必要な科目毎学習時間16は2分の1になる。期待得点26とは、学習者が本試験までに効果学習時間19を学習に費やした場合に、本試験において獲得できると推計される得点である。
パラメータ27とは、予め定められた複数のパーセンテージである。ここでは、パラメータ27とは、例えば、10%、5%、及び2.5%である。パラメータ27は、試験科目13に対して効果学習時間19を配分する際に用いられる。例えば、パラメータ27が10%の場合、装置1は、科目毎学習時間16を10%刻みで変化させすることによって、試験科目13について、10%の精度で最適な学習時間の配分を算出する。最高期待合計得点28とは、学習者が本試験において、各試験科目13について獲得できると推計される期待得点26の合計点のうち、最も高い合計点のことである。次善期待合計得点29とは、学習者が本試験において獲得できると推計される期待得点26の合計点のうち、最高期待合計得点28の次に高い合計点のことである。
最適学習時間配分30とは、装置1が最高期待合計得点28を獲得できると推計した場合において算出した各試験科目13に対する科目毎学習時間16の配分である。最適学習時間配分30は、数値、図形、グラフ、又は文章によって出力される。ここで、出力とは、例えば、表示部5に表示されること、記憶媒体6に書き込まれること、外部端末9に送信されること、又はプリンタ10によってプリントアウトされることである。次善学習時間配分31とは、装置1が次善期待合計得点29を獲得できると推計した場合において算出した各試験科目13に対する科目毎学習時間16の配分である。
次に、図2を参照して、学習効果相関行列32について説明する。試験科目13が複数存在する場合、学習者が特定の試験科目13を学習したことが、他の試験科目13の成績の向上に学習効果を及ぼすことがある。図2において、試験科目13として試験科目A乃至Dが存在する。例えば、大学入試の場合、「センター試験の数学」と「2次試験の数学」は、異なる科目でありながら、その学習内容には重なりがある。そこで、予め試験科目A乃至Dについて、互いに影響を及ぼす実効学習時間18の関係を数値によって示したものが学習効果相関行列32である。例えば、学習者が試験科目Bを1時間学習した場合、学習者は、学習効果相関行列32において試験科目Aと試験科目Bが交差する部分の要素の数値が0.3であることから、試験科目Aを1時間×0.3=18分より、18分学習したことになる。装置1は、複数の試験科目13が存在する場合、学習効果相関行列32を用いることにより、実体に即した試験科目13と実効学習時間18の関係性を反映させることが可能となる。
次に、装置1が、最適学習時間配分30を算出する前段階として、学習到達度24、学習容易度25、及び学習曲線34を算出する学習曲線等算出処理について説明する。ここで、学習曲線34とは、科目毎学習時間16を変数とし、期待得点26の算出に用いられる曲線である。図3は、装置1における学習曲線等算出処理のフローを示す。CPU2は、入力部4、記憶媒体接続部7、又は無線送受信部11を介して現段階偏差値14が入力されるか、記憶部3に予め記憶されている現段階偏差値14を参照することにより、現段階偏差値14を取得する(S101)。CPU2は、入力部4、記憶媒体接続部7、又は無線送受信部11を介して試験科目13が入力されるか、記憶部3に予め記憶されている試験科目13を参照することにより、数学や物理などの種類を試験科目13として取得する(S102)。
CPU2は、試験科目13が複数存在するか否かを判断し(S103)、試験科目13が複数存在する場合は、各試験科目13について、ステップS104乃至S111までのループ処理を実行する(S112)。一方、CPU2は、試験科目13が複数存在しない場合は、ステップS104乃至S111の処理を一回だけ実行して学習曲線等算出処理を終了する。ステップS104において、CPU2は、試験科目13についての本試験標準偏差22が取得できるか否かを判断する(S104)。CPU2は、入力部4、記憶媒体接続部7、又は無線送受信部11を介して試験科目13についての本試験標準偏差22が入力されるか、記憶部3に予め本試験標準偏差22が記憶されているとき(S104でYes)、本試験標準偏差22を取得してステップS106を実行する。一方、CPU2は、入力部4、記憶媒体接続部7、無線送受信部11、及び記憶部3を介して本試験標準偏差22を取得できないとき(S104でNo)、本試験標準偏差22を算出する(S105)。ここで、ステップS105の処理をサブルーチンAとする。
図4を参照して、サブルーチンAについて説明する。図4(a)乃至(e)は、サブルーチンAの処理と本試験標準偏差22に関する関数を示す。図4(a)は、サブルーチンAのフローを示し、図4(b)は、複数回実施された本試験における試験科目13ごとの本試験標準偏差22の推移を示し、図4(c)は、本試験標準偏差22と本試験偏差値15の分布との関係を示し、図4(d)は、試験科目13が数IIICの場合の本試験標準偏差22と本試験平均点21の関係を示し、図4(e)は、試験科目13が地学の場合の本試験標準偏差22と本試験平均点21の関係を示す。図4(a)を参照して、CPU2は、各試験科目13に適した図4(d)又は(e)に示される一次関数に基づいて、本試験標準偏差22を算出する。
図4(b)乃至(e)は、CPU2が本試験標準偏差22を取得できない場合に、CPU2が本試験標準偏差22を推計により算出できるように、予め本試験標準偏差22と、試験科目13、本試験偏差値15、及び本試験平均点21との相関を調査した一例を示す。その結果、図4(b)に示されるように、本試験標準偏差22と試験科目13とには相関関係があることが判明している。一方、図4(c)に示されるように、本試験標準偏差22と本試験偏差値15の分布には相関関係を認めることができなった。さらに、図4(d)及び(e)に示されるように、個別の試験科目13についての本試験標準偏差22と本試験平均点21には一次関数によってモデル化できる相関関係があることが判明した。CPU2は、この一次関数を用いることによって本試験標準偏差22を算出することが可能となる。なお、この一次関数は、logによっても近似することが可能である。
図3を参照して、CPU2は、ステップS105において、本試験標準偏差22を算出すると、学習者が本試験の過去問を解いた際、又は過去に本試験を受験した際に獲得した現段階得点23が記憶部3又は記憶媒体6に存在するか否かを確認する(S106)。ステップS106における現段階得点23は、学習者が本試験の過去問を解いた際、又は過去に本試験を受験した際に獲得した得点であり、学習者が模試において獲得した得点ではない。CPU2は、記憶部3又は記憶媒体6に本試験の過去問又は過去の本試験についての現段階得点23が存在するとき(S106でYes)、ステップS108の処理を実行する。一方、記憶部3又は記憶媒体6に、本試験の過去問又は過去の本試験についての現段階得点23が存在しないとき(S106でNo)、CPU2は、試験科目13についての現段階得点23を算出する(S107)。ここで、ステップS107の処理をサブルーチンBとする。図5を参照して、サブルーチンBについて説明する。図5はサブルーチンBの処理を示す。CPU2は、本試験平均点21、現段階偏差値14、本試験偏差値15、及び本試験標準偏差22に基づいて現段階得点23を算出する。
図3を参照して、CPU2は、本試験平均点21及び標準学習曲線33に基づいて学習曲線34を算出する(S108)。図6を参照して、図6(a)標準学習曲線33を示し、図6(b)は、学習曲線34を示す。
図6(a)及び(b)を参照して、CPU2は、標準学習曲線33を変形することにより、学習曲線34を算出する。図6(a)を参照して、水平方向はx軸であり、垂直方向はG軸であり、標準学習曲線33は、式1で定義される曲線である。x軸は、時間の長さを示す指標であり、G軸は、期待得点26などの学習者が獲得すると期待される得点率又は偏差値の高さを示す指標である。G軸を得点率とするか偏差値とするかは、求めたい成績の指標が期待得点26であるか期待偏差値26であるかに応じて決定する。ここでは、G軸を得点率とする。
式1において、Gsは、G軸を得点率とする標準学習曲線33の関数を示し、cの一例は1.5であり、xは効果学習時間19である。効果学習時間19は、本試験までに学習者が試験科目13の成績の向上のため学習する時間の長さを示す数値であり、ここでは変数とする。標準学習曲線33は、後述する学習曲線34の雛形となる曲線であり、(式1)により表される。x=0におけるG軸の値は、G軸が得点率の場合は平均点を表し、G軸が偏差値の場合は平均偏差値を表す。図6(a)においては、G軸は得点率であり、平均点は、0から1までの値で表される。よって、標準学習曲線33は、試験の平均点が0.5であることを示している。本試験における本試験平均点21は、0.5でないことが多いことから、CPU2は、標準学習曲線33における平均点と本試験平均点21とが一致するように標準学習曲線33を変形する。なお、G軸を偏差値とする場合には、平均点に相当する偏差値は50であることから、曲線の変形の必要はない。つまり、標準学習曲線33と学習曲線34は一致することになる。
図6(b)は、本試験平均点21が0.3である場合の学習曲線34を示す。学習曲線34は、例えば、式2で定義される。ここで、G1は、学習曲線34の関数を示す。G軸を得点率とした場合においては、aは、本試験平均点21である。なお、G軸を偏差値とした場合においては、aは0.5である。
標準学習曲線33における平均点を示す座標をP1とし、本試験平均点21が0.3であることを示す座標をP2とする。学習曲線34は、x=0においてG座標が本試験平均点21となるように標準学習曲線33を変形した曲線である。
図3を参照して、CPU2は、学習曲線34の逆関数から学習到達度24を算出する(ステップS109)。ここで、ステップS109の処理をサブルーチンCとする。図7を参照して、サブルーチンCについて説明する。図7はサブルーチンCの処理を示す。CPU2は、例えば、式3によって定義された逆関数に基づいて学習到達度24を算出する。ここで、tは、学習到達度24である。
図3を参照して、ステップS109において、CPU2は、学習到達度24を算出すると、本試験偏差値15を用いて学習容易度25を算出する(S110)。ここで、ステップS110の処理をサブルーチンDとする。図8を参照して、サブルーチンDについて説明する。図8(a)は、サブルーチンDのフローを示し、図8(b)は、学習容易度25の指数関数35を示す。学習者は、各試験科目13によって、成績を向上させるために必要な学習時間が異なる。この成績の向上の困難性を数値で示したものが学習容易度25である。ここで、学習容易度25は、その値が小さいほど、学習者は学習時間を多く費やす必要があることを意味する。図8(a)に示されるように、CPU2は、各試験科目13に適した指数関数35に基づいて、学習容易度25を算出する。
図8(b)を参照して、CPU2は、試験科目13の種類に応じて、それぞれに適した指数関数35を算出する。CPU2は、算出した指数関数35と本試験偏差値15から、学習容易度25を算出する。ここで、学習容易度25を算出する指数関数35は、例えば、式4で表される。
ここで、bは学習容易度25であり、hは本試験偏差値15である。k1は、試験科目13についての学習容易度係数である。学習曲線34のG軸が得点率である場合、k2は、本試験偏差値15の値が50で、かつ本試験平均点21の値が50点の本試験において、得点を50点から60点まで上げるのに必要な効果学習時間19である。また、Rは、本試験偏差値15の値が60で本試験平均点21の値が50点の本試験において得点を50点から60点まで上げるのに必要な効果学習時間19を、本試験偏差値15の値が50で試験平均点21の値が50点の本試験において得点を50点から60点まで上げるのに必要な効果学習時間19で割った値である。なお、学習曲線34のG軸が偏差値である際には、k2は、学習者の偏差値を50から60まで上げるのに必要な効果学習時間19であり、Rは1である。CPU2は、この指数関数35を用いることによってそれぞれの試験科目13についての学習容易度25を算出することが可能となる。
図3を参照して、CPU2は、学習曲線34に学習到達度24及び学習容易度25を組み合わせる(S111)。図9(a)及び(b)を参照して、ステップS111の処理について説明する。図9(a)は、学習曲線34に学習到達度24を組み合わせた変形学習曲線36を示し、図9(b)は、学習曲線34に学習曲線34に学習到達度24及び学習容易度25を組み合わせた特有学習曲線37を示す。図9(a)において、CPU2は、算出した学習到達度24をtとして、学習曲線34を座標P2から座標P3へx軸の負の方向にtの分だけ平行移動させる。この学習曲線34に学習到達度24を組み合わせた曲線を変形学習曲線36とし、変形学習曲線36は、例えば、式5で定義される。ここで、G2は、変形学習曲線36の関数を示し、tは、学習到達度24である。
図9(b)を参照して、CPU2は、変形学習曲線36における1単位時間が、時間(60分)で表示すると何時間に相当するかを学習容易度25に基づいて算出する。これにより、CPU2は、特有学習曲線37を算出することができる。ここで、特有学習曲線37は、変形学習曲線36に学習容易度25を乗じた曲線であり、例えば、式6で定義され、Gは、特有学習曲線37の関数を示し、bは、学習容易度25を示す。
特有学習曲線37は、CPU2によって期待得点26を算出する際に用いられる。図3を参照して、CPU2は、全ての試験科目13についてステップS103乃至S112までのループ処理を実行した後(S112)、学習曲線等算出処理を終了する。
図10は、効果学習時間19と期待得点26との関係を示す。図10におけるA乃至Dは、それぞれ、図3におけるサブルーチンA乃至Dの処理に相当することを示している。CPU2は、試験科目13と本試験平均点21に基づいて、本試験標準偏差22を算出する。なお、CPU2は、記憶部3に本試験標準偏差22が記憶されている場合は、本試験標準偏差22を算出しない。CPU2は、本試験科目13と本試験偏差値15に基づいて、学習容易度25を算出する。CPU2は、現段階偏差値14と、本試験標準偏差22と、本試験偏差値15に基づいて現段階得点23を算出する。なお、CPU2は、記憶部3に現段階得点23が記憶されている場合は、現段階得点23を算出しない。
CPU2は、現段階得点23に基づいて学習到達度24を算出する。さらに、CPU2は、学習到達度24と、学習容易度25と、効果学習時間19とに基づいて特有学習曲線37を算出する。CPU2は、特有学習曲線37に基づいて、期待得点26を算出する。このように、装置1は、試験科目13、本試験平均点21、本試験偏差値15、及び効果学習時間19に基づいて、期待得点26を算出することができる。
次に、装置1が、最適学習時間配分30を算出する処理について説明する。図11は、装置1における最適学習時間配分算出処理のフローを示す。図11におけるE乃至Gは、ステップS201の処理がサブルーチンEであることを示し、ステップS203、S207、及びS211の処理がサブルーチンFであることを示し、ステップS204、S208、及びS212の処理がサブルーチンGであることを示す。CPU2は、入力部4、記憶媒体接続部7、又は無線送受信部11を介して入力された情報、又は記憶部3に予め記憶されている情報に基づいて科目毎学習時間16の総和を算出する(S201)。図12を参照して、サブルーチンEの処理について説明する。図12(a)は、サブルーチンEの処理のフローを示し、図12(b)は、サブルーチンFの処理のフローを示し、図12(c)は、サブルーチンGの処理のフローを示す。
図12(a)を参照して、CPU2は、現時点から本試験までの残日数を記憶部3が記憶するカレンダー情報に基づいて算出する(S301)。本試験が実施される年月日は、予め入力部4や無線送受信部11を介して入力されるか、記憶部3に予め記憶されているものとする。また、学習者は、入力部4や無線送受信部11を介して、予め学習時間に関する情報を装置1に入力しているものとする。ここで、学習時間に関する情報とは、例えば、月曜日から金曜日は、学習時間として一日あたり3時間割り当てることができ、土曜日、日曜日、祝日及び休日は、学習時間として一日あたり6時間割り当てることができるという情報である。CPU2は、カレンダー情報が保持する曜日情報、休日情報、本試験までの残日数、及び学習時間に関する情報に基づいて、科目毎学習時間16の総和を算出し(S302)、科目毎学習時間16の総和を記憶部3に記憶させる。
図11を参照して、CPU2は、ステップS202乃至S213の処理を実行することにより、本試験における各試験科目13の合計得点が最高期待合計得点28となる最適学習時間配分30を算出する。CPU2は、記憶部3を参照し、パラメータ27を取得する(S202)。ここで取得するパラメータ27は、10%である。CPU2は、サブルーチンEの処理で算出した科目毎学習時間16の総和を変化させることなく、科目毎学習時間16の試験科目13ごとの配分を10%刻みで変化させながら、各試験科目13に科目毎学習時間16を割り当てる処理を繰り返す(S202乃至S205)。CPU2は、各試験科目13に割り当てられた科目毎学習時間16について、実効学習時間18を算出した後、効果学習時間19を算出する(S203)。
図12(b)を参照して、サブルーチンFの処理について説明する。CPU2は、各試験科目13について実効学習時間18を算出する処理を繰り返す(S401乃至S403)。CPU2は、試験科目13に割り当てられた科目毎学習時間16から、成績維持学習時間17を引くことにより、試験科目13についての実効学習時間18を算出する(S402)。CPU2は、全ての試験科目13について実効学習時間18を算出すると(S403)、実効学習時間18に学習効果相関行列32を乗じることにより、各試験科目13についての効果学習時間19を算出する(S404)。図11を参照して、CPU2は、効果学習時間19に基づいて最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31を算出し、記憶部3に記録する(S204)。
図12(c)を参照して、サブルーチンGの処理について説明する。CPU2は、試験科目13の効果学習時間19を特有学習曲線37に代入することにより、試験科目13の期待得点26を算出し、全ての試験科目13についての期待得点26の合計を算出する(S501)。CPU2は、期待得点26の合計を記憶部3が記憶する最高期待合計得点28及び次善期待合計得点29と比較する(S502)。新たに算出した期待得点26の合計が、最高期待合計得点28及び次善期待合計得点29よりも低いとき(S502でNo)、CPU2は、サブルーチンGの処理を終了する。
一方、新たに算出した期待得点26の合計が、最高期待合計得点28及び次善期待合計得点29よりも高いとき(S502でYes)、CPU2は、新たに算出した期待得点26の合計を、最高期待合計得点28又は次善期待合計得点29として記憶部3に記録する。これにより、記憶部3は、常に、期待得点26の合計のうち、最も得点が高い値を最高期待合計得点28として記憶し、2番目に高い値を次善期待合計得点29として記憶することができる。さらに、CPU2は、最高期待合計得点28となったときにおける各試験科目13に割り当てられた科目毎学習時間16の配分を最適学習時間配分30として、記憶部3に記録する(S503)。また、CPU2は、最適学習時間配分30と同様に、次善期待合計得点29となったときにおける各試験科目13に割り当てられた科目毎学習時間16の配分を次善学習時間配分31として、記憶部3に記録する(S503)。
図11を参照して、CPU2は、ステップS202乃至S205の処理を繰り返すと、ステップS206乃至S209の処理を実行する。CPU2は、記憶部3を参照し、パラメータ26を取得する(S206)。ここで取得するパラメータ26は、5%である。CPU2は、記憶部3に記憶されている最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31に対して、各試験科目13に配分される科目毎学習時間16を5%増加又は5%減少させて変化させる度に、それぞれの場合における各試験科目13に配分される科目毎学習時間16について、サブルーチンF及びGの処理を実行する(S207、S208)。これにより、CPU2は、少ない計算ステップによって、ステップS204で算出された最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31よりも最高期待合計得点28及び次善期待合計得点29を獲得できる最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31を5%の精度において算出することが可能となる。
CPU2は、ステップS205乃至S209の処理を繰り返すと、ステップS210乃至S213の処理を実行する。CPU2は、記憶部3を参照し、パラメータ26を取得する(S210)。ここで取得するパラメータ26は、2.5%である。CPU2は、記憶部3に記憶されている最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31に対して、各試験科目13に配分される科目毎学習時間16を2.5%増加又は2.5%減少させて変化させる度に、それぞれの場合における各試験科目13に配分される科目毎学習時間16について、サブルーチンF及びGの処理を実行する(S211、S212)。これにより、CPU2は、少ない計算ステップによって、ステップS208で算出された最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31よりも最高期待合計得点28及び次善期待合計得点29を獲得できる最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31を2.5%の精度において算出することが可能となる。
CPU2は、ステップS213が終了した時点における最適学習時間配分30を算出結果として図形や文章とともに出力して(S214)、最適学習時間配分算出処理を終了する。図13は、最適学習時間配分30の出力例を示す。ここで、最適学習時間配分30は、円グラフとして出力され、試験当日までの科目毎学習時間16の総和が268時間であることや、期待得点26が、勉強後の得点として出力されている。さらに、勉強後の得点が、本試験と同様の配点割合となるように加重加算された得点が、傾斜配点後の得点として出力されている。このように、装置1は、図3に示す学習曲線等算出処理と、図11に示す最適学習時間配分算出処理を実行することにより、学習者の勘に頼ることなく、効果的に成績を向上させることができる各試験科目13についての学習時間の配分を学習者に提示することが可能となる。これにより、学習者は、現時点の自己の成績と、本試験までの自己特有の学習時間に基づいた最適な各試験科目13への学習時間の配分を知ることができる。
図14は、科目毎学習時間16と最高期待合計得点28の関係を示す。図14におけるE及びFは、それぞれ、図11におけるサブルーチンE及びFの処理に相当することを示している。CPU2は、学習者の学習時間に関する情報と、本試験が実施される年月日と、カレンダー情報に基づいて、科目毎学習時間16の総和と、本試験までの残日数を算出する。CPU2は、所定の試験科目13についての科目毎学習時間16を、パラメータ27の値に基づいて変化させる。ここで、パラメータ27の値は、例えば、10%、5%、2.5%である。CPU2は、所定の試験科目13について、実効学習時間18及び効果学習時間19を算出する。CPU2は、所定の試験科目13についての効果学習時間19を、特有学習曲線37に代入することにより、当該試験科目13の期待得点26を算出する。CPU2は、全ての試験科目13についての期待得点26を合計することにより最高期待合計得点28を算出する。
次に、本試験が1次試験と2次試験のように、複数段階に分かれている場合における科目毎学習時間16の配分について説明する。例えば、本試験が1次試験と2次試験に分かれている場合、現段階から1次試験までの期間の科目毎学習時間16の配分が、1次試験から2次試験までの期間の科目毎学習時間16の配分に影響を与える。そこで、装置1は、1次試験及び2次試験における全ての試験科目13と、現段階から2次試験までの期間に対して、図3に示す学習曲線等算出処理と、図11に示す最適学習時間配分算出処理を実行することにより、最適学習時間配分30を算出することが望ましい。
しかしながら、装置1が、一度に、1次試験及び2次試験について、学習容易度算出処理と最適学習時間配分算出処理を実行すると、計算量が甚大となり装置1の負荷が極めて大きくなる。そこで、装置1は、現段階から1次試験までの期間、1次試験から2次試験までの期間のように、段階毎に学習容易度算出処理と最適学習時間配分算出処理を実行する。これにより、装置1は、高負荷を回避しつつ、精度の高い最適学習時間配分30を迅速に算出することが可能となる。
図15は、本試験が複数段階に分かれている場合における最適学習時間配分30を算出する処理を示す。図15において、本試験は、1次試験、2次試験、及び3次試験と3段階に分かれるものとし、1次試験、2次試験、及び3次試験の試験日をそれぞれ1次試験日、2次試験日、及び3次試験日とする。また、第1の学習期間38は、現時点から1次試験日までの期間を示し、第2の学習期間39は、1次試験日から2次試験日までの期間を示し、第3の学習期間40は、2次試験日から3次試験日までの期間を示す。
CPU2は、初期ステップとして、ステップS601からS603までの処理を実行し、続いて、第2ステップとして、ステップS604からS606までの処理を実行する。CPU2は、1次試験の期待得点26が最大となる第1の学習期間38における科目毎学習時間16の配分を算出する(S601)。ここで、第1の学習期間38における科目毎学習時間16の配分は、CPU2が学習曲線等算出処理と最適学習時間配分算出処理を実行することにより算出される。次に、CPU2は、算出した第1の学習期間38における科目毎学習時間16の配分を維持しつつ、2次試験の期待得点26が最大となる第2の学習期間39における科目毎学習時間16の配分を算出する(S602)。さらに、CPU2は、算出した第1の学習期間38及び第2の学習期間39における科目毎学習時間16の配分を維持しつつ、3次試験の期待得点26が最大となる第3の学習期間40における科目毎学習時間16の配分を算出する(S603)。
CPU2は、初期ステップの処理を実行すると、続いて、第2ステップの処理を実行する。これにより、CPU2は、装置1に高負荷を与えることなく、より精度の高い科目毎学習時間16の配分を算出することが可能となる。CPU2は、算出した第2の学習期間39及び第3の学習期間30における科目毎学習時間16の配分を維持しつつ、1次試験の期待得点26が最大となる第1の学習期間38における科目毎学習時間16の配分を新たに算出する(S604)。次に、CPU2は、算出した第1の学習期間38及び第3の学習期間40における科目毎学習時間16の配分を維持しつつ、2次試験の期待得点26が最大となる第2の学習期間39における科目毎学習時間16の配分を新たに算出する(S605)。
さらに、CPU2は、新たに算出した第1の学習期間38及び第2の学習期間39における科目毎学習時間16の配分を維持しつつ、3次試験の期待得点26が最大となる第3の学習期間40における科目毎学習時間16の配分を新たに算出する(S606)。CPU2は、第2ステップの処理で算出した第1の学習期間38、第2の学習期間39、及び第3の学習期間40における科目毎学習時間16の配分を最適学習時間配分30として出力して処理を終了する。なお、装置1は、最適学習時間配分30の精度を高めるために、第2ステップの処理をさらに繰り返して実行するように設定されてもよい。これにより、装置1は、中学入試や高校入試のように単発の本試験の他に、大学入試や国家試験のように本試験が複数段階に分かれている場合であっても、最適学習時間配分30を算出することができる。
また、装置1は、ステップS201乃至S214は繰り返し実行するように構成されてもよい。これにより、本試験の試験日が1つのみに定まっておらず、複数回の受験が可能である本試験についても、ステップS201乃至S214を全ての試験日について繰り返す事により、各試験日についての最適学習時間配分30を同様に算出することができる。これにより、装置1は、一年に複数回実施される資格試験や、今後大学入試において導入が予定されている達成度テストなど幅広い試験への適応が可能である。
なお、本発明に係る装置1は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能であり、現段階得点23、期待得点26、最高期待合計得点28、及び次善期待合計得点29は、それぞれ、現段階偏差値14、期待偏差値26、最高期待合計偏差値28、及び次善期待合計偏差値29とする構成であっても構わない。また、装置1は、無線送受信部11を介して外部端末9又はプリンタ10とデータを送受信する構成ではなく、有線接続によって、データを互いに送受信する構成であっても構わない。また、装置1は、最高期待合計得点28及び次善期待合計得点29と、最適学習時間配分30及び次善学習時間配分31の全てを記憶する構成ではなく、最高期待合計得点28及び最適学習時間配分30のみを記憶する構成であっても構わない。
また、装置1は、図10において、特有学習曲線37に効果学習時間19に替えて、科目毎学習時間16又は実効学習時間18が代入される構成であっても構わない。また、装置1は、図11において、ステップS202乃至S213の処理を実行する構成ではなく、ステップS202乃至S205の処理、又は、ステップS202乃至S209の処理のみを実行する構成であっても構わない。また、CPU2は、記憶部3に記憶されているデータに替えて、入力部4、記憶媒体接続部7、又は無線送受信部11を介して入力されたデータを用いることにより、最適学習時間配分30を算出する構成であっても構わない。さらに、装置1は、例えば、学習者の期待偏差値26に基づいて、本試験における合格可能性を高精度で判定する用途に使用される構成としても構わない。
1 学習時間配分装置
2 CPU(制御部)
3 記憶部
4 入力部
13 試験科目
14 現段階偏差値
16 科目毎学習時間
17 成績維持学習時間
18 実効学習時間
19 効果学習時間
23 現段階得点
24 学習到達度
25 学習容易度
26 期待得点(期待偏差値)
27 パラメータ
28 最高期待合計得点(最高期待合計偏差値)
30 最適学習時間配分
32 学習効果相関行列
34 学習曲線
37 特有学習曲線(学習容易度及び学習到達度を組み合わせた学習曲線)

Claims (4)

  1. データを記憶する記憶部と、データが入力される入力部と、データに基づいて学習者が受験する本試験で実施される複数の試験科目の学習に費やす時間の最適な配分結果を算出する制御部と、を備えた学習時間配分装置において、
    前記記憶部が記憶するデータ又は前記入力部に入力されるデータは、学習者が本試験までに前記試験科目の成績の向上のために費やすと期待される学習時間と、学習者が過去に本試験又は模擬試験で獲得した現段階偏差値又は現段階得点と、前記本試験に合格するために必要な該試験科目の本試験偏差値と、前記本試験における受験者全員の得点の平均である本試験平均点であって、
    前記制御部は、
    前記試験科目と前記本試験偏差値に基づいて、該試験科目の成績の向上に必要な前記学習時間の長さの指標である学習容易度を算出し、
    該学習時間(x)と該学習時間に応じて獲得できると期待される得点又は偏差値(Gs)との関係を
    として表した学習曲線を算出し、
    該学習曲線の逆関数と、前記現段階偏差値又は前記現段階得点に基づいて、現段階における学習者の該試験科目に対する学習の進捗度合いを示す数値を学習到達度として算出し、
    該学習容易度該学習到達度、及び前記本試験平均点を組み合わせた該学習曲線に前記学習時間を代入することにより、本試験において学習者が該試験科目について獲得できる得点又は偏差値を期待得点又は期待偏差値として算出し、
    該期待得点又は該期待偏差値を前記記憶部に記憶させることを特徴とする学習時間配分装置。
  2. 前記制御部は、
    学習者が一方の該試験科目を学習したとき、他の該試験科目の学習に影響を及ぼす相関情報を、学習効果相関行列として前記記憶部に記憶させ、
    それぞれの該試験科目に配分された前記学習時間を該試験科目についての科目毎学習時間とし、該科目毎学習時間を予め定められた1又は複数のパラメータの刻みで変化させ、
    該科目毎学習時間から学習者が該試験科目についての現段階における得点又は偏差値を維持するために必要な成績維持学習時間を引いた値を、該試験科目毎に実効学習時間として算出し、
    該試験科目毎の該実効学習時間に該学習効果相関行列を乗じることにより、該試験科目毎の効果学習時間を算出し、
    該学習容易度及び該学習到達度に基づいて該学習曲線を補正し、該学習曲線に該効果学習時間を代入することにより、該試験科目毎の前記期待得点又は前記期待偏差値を算出し、全ての該試験科目についての該期待得点又は該期待偏差値の合計を算出し、
    該パラメータの刻みに応じて該試験科目に配分された該科目毎学習時間の全てのパターン毎に、全ての該試験科目についての該期待得点又は該期待偏差値の合計を算出し、
    算出された該期待得点又は該期待偏差値の合計のうち、最も値が大きな該期待得点又は該期待偏差値の合計を、最高期待合計得点又は最高期待偏差値として該記憶部に記憶させ、
    該最高期待合計得点又は該最高期待合計偏差値に相当する該試験科目毎の該学習時間の配分結果を最適学習時間配分として該記憶部に記憶させることを特徴とした請求項1に記載の学習時間配分装置。
  3. データを記憶する記憶部と、データが入力される入力部と、データを処理する制御部と、を備えるコンピュータを用いて、学習者が受験する本試験で実施される複数の試験科目の学習に費やす時間の最適な配分結果を算出する学習時間配分プログラムにおいて、
    前記記憶部が記憶するデータ又は前記入力部に入力されるデータは、学習者が本試験までに前記試験科目の成績の向上のために費やすと期待される学習時間と、学習者が過去に本試験又は模擬試験で獲得した現段階偏差値又は現段階得点と、前記本試験に合格するために必要な該試験科目の本試験偏差値と、前記本試験における受験者全員の得点の平均である本試験平均点であって、
    前記制御部に、
    前記試験科目と前記本試験偏差値に基づいて、該試験科目の成績の向上に必要な前記学習時間の長さの指標である学習容易度を算出させるステップと、
    該学習時間(x)と該学習時間に応じて獲得できると期待される得点又は偏差値(Gs)との関係を
    として表した学習曲線を算出させるステップと、
    該学習曲線の逆関数と、前記現段階偏差値又は前記現段階得点に基づいて、現段階における学習者の該試験科目に対する学習の進捗度合い示す数値を学習到達度として算出させるステップと、
    該学習容易度該学習到達度、及び前記本試験平均点を組み合わせた該学習曲線に前記学習時間を代入することにより、本試験において学習者が該試験科目について獲得できる得点又は偏差値を期待得点又は期待偏差値として算出させるステップと、
    該期待得点又は該期待偏差値を前記記憶部に記憶させるステップと、を実行させることを特徴とした学習時間配分プログラム。
  4. 前記制御部に、
    学習者が一方の該試験科目を学習したとき、他の該試験科目の学習に影響を及ぼす相関情報を、学習効果相関行列として前記記憶部に記憶させるステップと、
    それぞれの該試験科目に配分された前記学習時間を該試験科目についての科目毎学習時間とし、該科目毎学習時間を予め定められた1又は複数のパラメータの刻みで変化させるステップと、
    該科目毎学習時間から学習者が該試験科目についての現段階における得点又は偏差値を維持するために必要な成績維持学習時間を引いた値を、該試験科目毎に実効学習時間として算出させるステップと、
    該試験科目毎の該実効学習時間に該学習効果相関行列を乗じることにより、該試験科目毎の効果学習時間を算出させるステップと、
    該学習容易度及び該学習到達度に基づいて該学習曲線を補正し、該学習曲線に該効果学習時間を代入することにより、該試験科目毎の前記期待得点又は前記期待偏差値を算出させ、全ての該試験科目についての該期待得点又は該期待偏差値の合計を算出させるステップと、
    該パラメータの刻みに応じて該試験科目に配分された該科目毎学習時間の全てのパターン毎に、全ての該試験科目についての該期待得点又は該期待偏差値の合計を算出させるステップと、
    算出された該期待得点又は該期待偏差値の合計のうち、最も値が大きな該期待得点又は該期待偏差値の合計を、最高期待合計得点又は最高期待偏差値として該記憶部に記憶させるステップと、
    該最高期待合計得点又は該最高期待合計偏差値に相当する該試験科目毎の該学習時間の配分結果を最適学習時間配分として該記憶部に記憶させるステップと、を実行させることを特徴とした請求項3に記載の学習時間配分プログラム。
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