JP5681219B2 - 尿管感染症のための分子マーカー - Google Patents

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Description

本発明は、尿管感染症を有する患者を同定するための診断マーカーとしての血漿及び尿中のプロカルシトニンレベルを決定するためのインビトロでの方法、前記決定を行うためのインビトロでの方法、尿管感染症を有する患者の診断のためのキット、及び尿管感染症の診断におけるプロカルシトニンの有用性に関する。
先行技術
尿管感染症(UTI)は、導尿カテーテルの使用に頻繁に関連する非常に一般的な問題であり (Hooton TM et al. Clin Infect Dis. 2010 Mar 1, 50 (5): 625-63)、通常、腸内及び外性器中の腐生細菌によって起こり、真菌及びウイルスによっては通常ほとんど起こらない。ある条件下では、これらの生物は、尿道を介して膀胱に近づくまで尿管にコロニーを形成することができる。臨床的に尿感染症は、発熱、排尿困難、有痛性排尿困難、頻尿、尿意逼迫、及び中度の腰痛を呈する。
臨床的症状は、特に、患者がその症状についてしばしば話し合うことができず、様々な共存症が感染の正確な起源をしばしば隠してしまう集中治療室での診断を提供するためには必ずしも重要でない。
そのため、関連する病原菌を単離し、合併症を評価し、特定の治療を同定するために、研究室的試験が必要とされる。尿管感染症を診断するための選択の技術は、尿培養によって代表される。この試験は、感染症の原因となる細菌を単離し、耐性記録の手段によって抗生物質への感受性又は耐性を評価させる。尿培養結果を得るための時間は、関連する微生物種によって24時間〜48時間である。
結果が出るまで、抗生物質療法及び完全に不要な(陰性の)尿培養を有する患者の不適当な使用をもたらし得る、臨床的観察にのみ基づく疫学的処置が一般的に行われる。
したがって、特に重要な疾患新生児又は患者のような特定の「困難な」状況において、可能な合併症を予測し、結果を改善することができる、UTIの早期診断のための新規ツールを同定する必要性が非常に重要であった。
発明の概要
本発明は、尿管感染症の診断又はモニタリングのためのインビトロでの方法及びキットに関する。本明細書に記載の方法は、患者の尿試料中のプロカルシトニン濃度が尿管感染症の診断のための予測値を有する、という発見に基づいている。更に、本発明者らはまた、尿管感染症を有する患者において、尿中のプロカルシトニン濃度がプロカルシトニンの血漿濃度よりも高いが、尿管感染症によって感染されていない患者において、尿中のプロカルシトニン濃度がプロカルシトニンの血漿濃度よりも低い、ことを観察した。尿中のプロカルシトニン濃度の決定は、患者の尿中の濃度値を標準値と比較することによって、及び/又は血漿中のプロカルシトニン濃度と尿中のプロカルシトニン濃度との関係に従って、尿管感染症の存在を診断するために使用され得る。
そのため、本発明の主題は、患者の尿試料中のプロカルシトニン濃度が決定される段階を含む、尿管感染症を診断及び/又は監視するためのインビトロでの方法である。
本発明の主題はまた、前記患者の血漿プロカルシトニン濃度も決定される段階を更に含む、上記の方法である。
本発明の主題はまた、尿試料及び場合により血漿試料中のプロカルシトニン濃度を決定するために必要な試薬の分割量を含む、尿管感染症のインビトロでの重度の診断及び/又はモニタリング及び/又は評価のためのキットである。
本発明の主題はまた、尿管感染症の診断及び/又はモニタリングのためのポリヌクレオチドの使用である。
本発明は、非常に簡便で、非-侵襲的方法及び尿培養して知られている技術で用いられる方法よりも迅速な方法を用いて、尿管感染症を有する患者を診断及び/又は監視することができる利益を有する。本発明の利益、特徴及び方法は、実施例として制限なく示された、ある実施態様の以下の詳細な説明から明らかである。
図1は、陽性尿培養を有する集団を示す。この図は、尿管感染症を有する10人の患者のPCTur(尿プロカルシトニン)及びPCTpl(結晶プロカルシトニン)の値を示す。図1は、PCTur値が、陽性尿培養を有する集団及びの10例のうちの9例及び陰性尿培養を有する集団に属する非患者におけるPCTplよりも高いことを示す。 図2は、陰性尿培養を有する集団を示す。この図は、尿管感染症を有さない10人の患者のPCTur(尿プロカルシトニン)及びPCTpl(結晶プロカルシトニン)の値を示す。図2は、PCTur値が、陽性尿培養を有する集団及びの10例のうちの9例及び陰性尿培養を有する集団に属する非患者におけるPCTplよりも高いことを示す。
発明の詳細な説明
本説明は、尿管感染症の診断及び/又はモニタリングのためのインビトロでの方法を提供する。本発明に従う方法は、尿管感染症を診断及び/又は監視することができる。本発明に従う方法は、尿管感染症の存在又は非存在を診断し、単一の決定に関して感染の重度を評価(診断)し(すなわち、プロカルシトニンの濃度が高くなれば、感染はより重度になり、第1の決定でのリスク階層化)、及び感染症の治療中に感染の進行を監視することができる。
本明細書における用語「尿管感染症」は、尿路上皮の炎症性反応を決定するような量での、細菌(細菌、真菌及び/又はウイルス)による、通常は無菌である尿管の侵襲を意味する。
尿感染症を引き起こす微生物の例は、E.コリ(E. Coli)、プロテウス・ミラビリス(Proteus Mirabilis)、E. フェカリス(E. Faecalis)、腐性ブドウ球菌(Saprophyticus)、スタフィロコッカス(Staphylococcus)、エンテロコッカス(Enterococcus)、クレブシエラ(Klebsiella)、シュードモナス(Pseudomonas)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)等である。疫学的データは、事例の1/3では、尿管感染症が導尿カテーテルに使用に関連していることを示している。本発明は、永久的又は一時的な尿医療器具を着けた患者(カテーテル、腎瘻造設術、膀胱瘻造設術)に、及びそれらの器具なしのすべて年齢の患者に適用され得る。
本発明の方法は、患者の尿試料中のプロカルシトニン濃度が決定される段階を含む。プロカルシトニン(PCT)は、カルシトニンの前駆体、すなわち甲状腺の髄神経内分泌C-細胞によって産生されるカルシウムのホメオシタシスに起因するホルモンである。
有利なことに、本発明の方法は、前記患者の血漿試料中のプロカルシトニン濃度も決定される更なる段階を含む。尿のみならず血漿中のプロカルシトニンの決定は、尿及び血漿が分析された患者の尿管感染症の存在又は非存在をより正確に診断することができる。本発明者らによって行われた臨床試験は、事実、尿管感染症を有するすべての患者では、血漿中よりも尿中のプロカルシトニン値が高いが、陰性の患者ではこの値は低い、ことを明らかにした。この実施態様は、例えば、尿プロカルシトニン値が尿管感染症の存在又は非存在のある指標を与えるには十分でない患者において、又は複雑な臨床像(例えば、尿管感染症及び全身性感染症の可能性のある存在)を示す患者において使用できる。
一般的に、尿及び/又は血漿中のプロカルシトニン濃度を決定するために、生物流体中のプロカルシトニン濃度を決定することができる当該分野の専門家に周知の任意の方法は、この説明の目的のために好適であると考えられる。例えば、定量的及び半定量的な商業的免疫アッセイ、例えばLUMIテスト(登録商標)PCT化学発光、LIAISON(登録商標)、BRAHMS PCT(登録商標)、TRACE: KRYPTOR(登録商標)、BRAHMS PCT、PCT(登録商標)-Q。アッセイ条件は、尿マトリックスの成分によって起こる潜在的な干渉を避けるように調整され得る。
試験される尿及び/又は血漿試料中のプロカルシトニン濃度は、好適な温度で好適な時間の間、好適なバッファに好適な濃度で懸濁されたプロカルシトニンに特異的な一次抗体で当該試料をインキュベートすることによって決定されるだろう。本説明における用語抗体は、全抗体又は抗体のフラグメントを意味する;抗体フラグメントはフラグメントF(ab')2及びFab'又は単一鎖抗体を含むがこれらに限定されない。本説明の目的のために、用語「プロカルシトニンに特異的な一次抗体」は、プロカルシトニンの任意の部分に選択的に結合することができる任意の抗体を意味する。特定のタンパク質に選択的な抗体の開発は、現在、慣用的技術を用いて行われ、研究室的マニュアルに教示され、多数の会社によってサービスとしても提供される。そのため、好適な会社から注文されてもよい抗体の作製に関する更なる詳細を本説明で提供することは必要でないだろう。そのため、プロカルシトニンに特異的な一次抗体を作製するために、任意の標準的な技術は、ポリクローナル及びモノクローナル抗体の開発のために十分であろう。加えて、プロカルシトニンに特異的な抗体はまた、市場(例えば、使用できる商業的抗体は、コードab53897(ウサギポリクローナル)、ab90489(マウスモノクローナル)、ab24454(HRPコンジュゲートマウスモノクローナル)、ab14817(HRPコンジュゲートマウスモノクローナル)を有するアビーム社による商業的抗体である))において入手可能であり、本説明で提供される更なる詳細なしに本発明の目的のために使用することができる。第一抗体インキュベーションプロトコールの詳細は、当該分野の技術者に周知であり、商業的抗体を用いる場合には、詳細は供給者の教示に提供される。これらのインキュベーションプロトコールは、好適なバッファ、例えばPBS(リン酸緩衝生理食塩水)、あるいは、商業的抗体を用いる場合には、製造者によって具体的に推奨されるバッファ、の使用を含む。
一次抗体を検出するためには、抗体の標識に一般的に使用される任意の化合物で印を付けることができ、ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、メトキシクマリン、ユーロピウム、サマリウム、FITC、Cy3、Cy5、Cy2、Cy7、XL665からなる群より選択される蛍光色素、又はアルカリホスファターゼ又はペルオキシダーゼのような酵素が特に使用できる。
あるいは、直接的に標識されない一次抗体が使用される場合には、一次抗体は、当該一次抗体を選択的に認識する任意の標識された二次抗体の使用によって検出することができる。文献で知られているように、二次抗体は、一次抗体のFc部分としても知られている定常領域に特異的であり、言い換えると、一次抗体自身の開発のために使用された動物種に依拠する。言い換えると、それは、二次抗体の性質を定義するエピトープ関連(一次抗体)での免疫のために使用される動物種である。従って、例えば、一次抗体がウサギから得られる場合には、二次抗体は抗-ウサギであろう;免疫された動物がヤギの場合には、二次抗体は抗体-ヤギであろう;一次抗体がマウスで開発される場合には、二次抗体は抗-マウス二次抗体であろう、など。
二次抗体は、抗体の標識に一般的に使用される任意の化合物で標識することができ、ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、メトキシクマリン、ユーロピウム、サマリウム、FITC、Cy3、Cy5、Cy2、Cy7、XL665からなる群より選択される蛍光色素、又はアルカリホスファターゼ又はペルオキシダーゼのような酵素が特に使用できる。
1つの実施態様では、プロカルシトニン濃度は、抗-プロカルシトニン第一抗体、例えば、ユーロピウム等のフルオレセインマーカーにコンジュゲートされたポリクローナル抗体、及び当該第一抗体によって認識されるエピトープとは異なるエピトープを認識する抗-プロカルシトニン第二抗体、例えば、XL665等のフルオレセインマーカーにコンジュゲートされたモノクローナル抗体を用いて決定することができる。
本発明の方法は、手動で、又は前記方法を自動的に行うことができる当該分野の技術者に公知の任意の機器を用いて行うことができる。例えば、Kryptor BRAHMS等の研究室機器、又は血漿プロカルシトニンの決定のために使用される他の方法(例えば、LUMI試験 (登録商標)、PCT-LIAISON (登録商標)、BRAHMS PCT (登録商標R)-Q) が使用できる。
1つの実施態様では、尿中のプロカルシトニン濃度の値は、尿管感染症の存在又は非存在を示す1以上の値と比較される。その濃度は、0.05 ng/mL未満の濃度は尿管感染症の非存在の指標であり、0.3 ng/mL超の濃度は、管感染症の存在の指標である。
1つの実施態様では、本発明の方法は、尿中のプロカルシトニン濃度の値が血漿中のプロカルシトニン濃度の値と比較される更なるステップであって、1超の、尿中のプロカルシトニン濃度と血漿中のプロカルシトニン濃度との関係が尿管感染症の存在の予測である、ステップを含んでよい。
本発明の主題はまた、尿試料及び場合により血漿試料中のプロカルシトニン濃度を決定するために必要な試薬の分割量を含む、尿管感染症のインビトロでの診断及び/又は予後診断のためのキットである。
そのため、第1に、尿管感染症を有する患者を同定し及び/又は特定の治療プロトコールの点から感染の経過を監視するために使用できる、迅速な機器が提供されてきた。
その最も簡単な形態では、本キットは、特定の抗-プロカルシトニン抗体の1以上の分割量、及び例えば診断結果の解釈のための教示及び場合により尿及び/又は血漿試料を回収及び保存するための手段を含む附属の印刷物を含むだろう。この説明の目的のために、プロカルシトニンに選択的に結合できる任意の抗体は、本明細書にクレームされたキットに含まれ得る。特に、本キットは、1以上の抗-プロカルシトニン抗体を含んでよい。各々は、例えば当該タンパク質の異なったエピトープについて開発され、当該抗体は、蛍光色素又は酵素のような一般的な抗体マーカーにコンジュゲートされ得るだろう。本キットは、好適な場合には、市販の、モノクローナル及び/又はポリクローナル抗-プロカルシトニン抗体の使用を含んでよい。本キットは、附属の印刷物を含んでもよい。これらの印刷物は、本キットの成分及び推奨されるプロトコールを示してよい。加えて、当該教示は、分析される尿及び血漿について得られたプロカルシトニン値の解釈に関する情報を含んでもよい。特に、既に述べたように、0.05 ng/mL未満の尿プロカルシトニン濃度は、尿管感染症の非存在の予測であり、0.3 ng/mL超の濃度は、尿管感染症の存在の予測であり、>1のPCTur/PCTplの関係は、尿管感染症の存在の予測である(但し、PCTurは患者の尿プロカルシトニンであり、PCTplは血漿プロカルシトニンである)。本キットは、第一抗体に特異的な第二抗体の1以上の分割量を含んでもよい。第二抗体は、当該分野の技術者に知られているように、また上記のように、使用する第一抗体の定常領域を特異的に認識することができなければならない;そのため、使用する第二抗体の選択は、関連するエピトープで免疫した動物に依拠するだろう。第二抗体は、抗体の標識に一般的に用いられる任意の化合物で標識することができる。
本キットは、陰性及び/又は陽性対照の1以上の分割量を含んでもよい。陰性対照は、尿管感染症を有さない患者の任意の尿又は血漿試料を意味する。1つの特定の実施態様では、陰性対照は、0.05 ng/mL未満のプロカルシトニン濃度を有する尿試料によって表すことができる。
陽性対照は、尿管感染症を有する患者の血漿又は尿試料を含み得るので、実施した手段の正確性及び使用した方法の可能な妥当性を試験することができるだろう。特に、陽性対照は、最も好適には、本発明に限定されないが、0.3 ng/mL超のプロカルシトニン濃度を有する尿試料であろう。本キットは、尿及び/又は血漿中のプロカルシトニンの検出のための1以上の分割量を含んでもよい。これらの試薬は、分析される試料中のプロカルシトニン濃度の値の同定をもたらす、様々なステップの実行のために有用な任意の溶液からなる。特に、バッファ溶液は、例えば、PBS(リン酸緩衝生理食塩水); ブロッキング溶液、例えばウシ血清アルブミンで補充したPBSが使用でき、これらに限定されない。本発明の主題は、尿管感染症、例えば導尿カテーテルの使用に関連した感染症、の重度の診断、モニタリング及び評価におけるプロカルシトニンの使用でもある。
本説明に含まれる報告を説明することを意図した実験結果及び実施例は以下に報告する:これらの実施例は上記の説明及び以下のクレームの限定と考えてはならない。
疑わしい尿管感染症を有する患者の臨床試験において使用される集団の説明
疑わしい尿管感染症を有するICUに認定された患者を臨床試験で募集した。各患者は、以下の試験に同時に供された:標準的な尿検査(化学及び物理的試験)及び尿培養;血漿PCT;尿PCT。尿培養の結果に基づいて、陽性尿培養を有する10の対象及び陰性尿培養を有する10の対象を登録した。
平均年齢70歳の合計20人の患者(9人は女性、11は男性)を登録した。選択した患者の年齢は、33〜91歳であった。
各患者は、以下:
-発熱又は低体温症;
-白血球増加症/白血球減少症;
-腰痛及び/又は排尿困難;
-SIRSの他の不可解な兆候;
-FUO;
-再発するUTI
の包括的な基準の少なくとも1つを示さなければならなかった。
除外基準は以下を含んだ:
1. 減尿症/尿閉;
2. 尿管S状結腸吻合の存在;
3. 十分な尿試料を制限する腎異常;
4. 肝不全。
尿培養は、2以下の微生物について105 CFU/mLの発症が存在する場合に陽性であると考えられる(事例の14〜30%では複数菌の病因)。カンジタ種の例では、有意な閾値は104 CFU/mLと考えられる。また、グラム陽性(特に、コアグラーゼ-陰性エンテロコッカス及びスタフィロコッカス)について及び抗菌処理の例では、105 CFU/mL未満のカウントを有意として考える傾向がある。
臨床試験の結果
陽性の尿培養を有する集団は、10例のうち9例において血漿PCTよりも高い尿PCTを有することが判った(図1)。
平均尿PCT値は1.4 ng/mLである一方、平均血漿PCT値は0.4 ng/mLであった。尿PCTは0.36〜2.54 ng/mLの範囲である一方、血漿PCTは0.06〜1.22 ng/mLに範囲であった。
中央尿PCT値は1.25 ng/mLであり、一方、中央血漿PCT値は0.24 ng/mLであった。
尿PCTと血漿PCTとの関係は0.8〜25.33 ng/mLであり、平均値7.32 ng/mL、中央値4.86 ng/mLであった。対象の平均温度は37.02℃であり、1患者は<35℃の体温を有し、3患者は36℃〜<37℃の体温を有し、4患者は37℃〜<38℃の体温を有し、及び2患者は38℃の体温を有した。
白血球の値 (nv 4.50〜10.00 x 103/μl) は、5.37〜22.12 x 103/μlであり、平均12.22 x 103/μl、中央値11.55 x 103/μlであった。単球の割合 (nv 40.0〜75.0 %) は、67.3〜88.4%であり、平均78.8%であった。
対象のクレアチニン (nv 0.50〜0.90 mg/dL) は、最小0.3〜最大2.85 mg/dLであり、平均0.78 mg/dLであった。
クレアチニンクリアランスを計算するために以下のコッククロフト-ゴールト式を使用した:
男性 [(140-年齢) x 体重 (kg)/(血清クレアチニン x 72)]
女性 [(140-年齢) x 体重 (kg) x 0.85/(血清クレアチニン x 72)]。
試験対象では、クリアランスは27〜226.8 ml/分であり、平均129.16 ml/分、中央値115.4 ml/分であった。
陰性の尿培養を有する集団は、すべての患者において血漿PCTよりも低い尿PCTを有することが明らかとなった。
平均尿PCT値は0.6 ng/mLであり、一方、平均血漿PCT値は4.44 ng/mLであった。尿PCTは0.13〜1.38 ng/mLであ利、一方、血漿PCTは0.35〜25.72 ng/mLの範囲であった。
中央の尿PCT値は0.36 ng/mLであり、中央の血漿PCT値は1.36 ng/mLであった。
尿PCTと血漿PCTとの関係は、0.03〜0.9 ng/mLの値を有し、平均値0.40 ng/mL、中央値0.37 ng/mLであった。
対象の平均温度は、36℃以上〜37℃未満の温度を有する1患者、37℃以上〜38℃未満の温度を有する1患者、及び38℃以上の8患者では、37.7℃であった。
白血球の値は、4.27〜39.2 x 103/μLの範囲であり、平均12.86 x 103/μL、中央値8.61 x 103/μLであった。
好中球の割合は、65.5〜93.9 %の範囲であり、平均85.5 %であった。
対象のクレアチニンは、最小0.55 mg/dLから最大61 mg/dLの範囲であり、平均0.97 mg/dLであった。
コッククロフト-ゴールト式を用いて、クレアチニンクリアランスは、38.4〜169.4 ml/分の範囲であり、平均78.72 ml/分及び中央値76.1 ml/分であった。
陰性の尿培養を有する集団では、PCTpl値よりも低いPCTur値が、陰性の尿培養を有する集団では10人の患者すべてにおいて、陽性の尿培養を有する患者では1例のみにおいて観察された(図2)。後者の患者は、コッククロフト-ゴールト式を用いて推定された、27 ml/分のクレアチニンクリアランスによって証明された重度の腎不全を有することが登録された対象のみであった。従って、重度の腎不全を有する対象において、尿での適切な排出なしにPCTは血漿において堆積された可能性があり、このことは、陽性培養にもかかわらず、PCTurよりも高いPCTpl値をもたらした。
陽性の尿培養を有する集団では、PCTur値の平均は1.25 ng/mLであったが、陰性の尿培養を有する集団では、この値は0.36 ng/mLであり、このことは、2群間の明確な差を示している。
PCTplの平均値も有意な差を示した:陽性の尿培養を有する集団では、その値(0.24 ng/mL)は、対象の大多数が任意の他の感染を有さないことを示している;一方、陰性の尿培養を有する集団では、その値(1.36 ng/mL)は、患者の大多数が細菌感染を有することを示している(図24)。
PCTの測定精度が試料マトリックスとしての尿の使用によって影響されるかを評価するために、非-検出可能なPCTを有する健常個体の各々の5つの尿及び血漿試料を、組換えPCTでスパイクし、KRYPTOR PCTアッセイで測定でした。尿中のPCTの回収率は、血漿よりも20〜30%低かった。従って、尿及び血漿中の回収率が同一でなかったとしても、尿中の減少した回収率の程度は、比較的小さく、上記の導き出された結論はすべて維持された。本発明の臨床試料で測定された尿PCT値は、尿マトリックス中の減少した回収率を説明するために、それに1.25を乗じて修正することができる。
統計的分析
臨床試験の結果から外挿されたデータは、>1のPCTur/PCTpl比が尿管感染症を感度及び特異性を持って診断することができるか否かを評価するための統計的分析に供した。
Figure 0005681219
感度は、感染した患者が試験及び事例に陽性である可能性である。
感度 = a/a + c = 9/(9 +1) = 0.9、すなわち90%
一方、特異性は、健常な対象が試験及び事例に陰性である可能性である。
特異性 = d/b + d = 10/(0 +10) = 1、すなわち100%
我々は、感染症を有する陽性試験を有する対象であってそのため正確に感染と診断された対象の割合に相当する、陽性予測値(PPV)を計算することもできる。
PPV = a/a + b = 9/(9 +0) = 1、すなわち100%
実施例1 血漿プロカルシトニンの測定
分析用血液試料は、ヒト血清又は血漿試料(EDTA、ヘパリン)についての自動免疫蛍光アッセイにおけるプロカルシトニンの用量について設計されキットである、BRAH MS PCTセンスティブKRYPTORを用いて患者から回収した。この定量的方法は、蛍光マーカー、ユウロピウムクリプテート、ウシアルブミンを含むバッファのような他の物質、非免疫マウス免疫グロブリン及びフッ化カリウムにコンジュゲートされたヒツジ-プロカルシトニンポリクローナル抗体;蛍光マーカーXL665及びバッファ、ウシアルブミン、マウス免疫グロブリン、フッ化カルシウムにコンジュゲートされたモノクローナルマウス抗-カタカルシン抗体を使用し;最後に、すぐ使用できるヒト血清、Kathon、EDTAから形成された希釈液も入手可能である。
このアッセイでのPCTの測定は時間遅延と共に免疫複合体から発光されたシグナルを測定するTRACE(Time-Resolved Amplified scramble Emission)技術に基づく。当該試料は、337 nmで窒素レーザーを用いて励起し、供与体(クリプテート)は、620 nmで1000分の1のレンジで長寿命蛍光シグナルを発光した。一方、供与体 (XL 665) は、665 nmでナノセカンドの範囲で短寿命シグナルを発生した。免疫複合体が形成される場合は、シグナル増幅及び受容体シグナルの長期寿命は、665 nmで起こり、当該シグナルはマイクロセカンドで測定できる。
PCT分子は、2つの抗体間に挟まれ、シグナルの発光時間に直接比例するシグナルの長さを測定することによってPCT値を得た。
実施例2 尿プロカルシトニンの測定
尿試料は、流出の留め及び消毒の後に導尿カテーテルの好適な排出部位からシリンジを用いて採取した。約4 mlの尿は、分析研究室に移動するべく好適なチューブに移した。試料を一旦採取したら、尿PCTの測定は、実施例1に記載されているように、血漿PCTについて提供されたプロトコールに従って行った。
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Claims (17)

  1. プロカルシトニン濃度が患者の尿試料中で決定されるステップを含む、尿管感染症の診断及び/又はモニタリングのためのインビトロでの方法であって、
    尿中の前記プロカルシトニン濃度を閾値と比較し、それによって、0.05 ng/ml未満の濃度を尿管感染症の非存在と予測し、及び/又は0.3 ng/ml超の濃度を尿管感染症の存在と予測する、更なるステップを含み、
    前記患者は、発熱又は低体温症、白血球増加症/白血球減少症、腰痛及び/又は排尿困難、全身性炎症反応症候群(SIRS)の兆候、原因不明の発熱性症候群(FUO)、及び再発する尿管感染症からなる群より選ばれる少なくとも1つの症状を有する、方法
  2. 前記患者の血漿中のプロカルシトニン濃度を決定するためのステップを更に含む、請求項1記載の方法。
  3. プロカルシトニン濃度が、プロカルシトニンに特的な一次抗体によって決定される、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記一次抗体が、ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、メトキシクマリン、ユーロピウム、サマリウム、FITC、Cy3、Cy5、Cy2、Cy7、XL665を含む群より選択される蛍光色素で直接的に標識される、請求項3記載の方法。
  5. プロカルシトニン濃度が、ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、メトキシクマリン、ユーロピウム、サマリウム、FITC、Cy3、Cy5、Cy2、Cy7、XL665を含む群より選択される化合物で標識された二次抗体によって決定される、請求項3記載の方法。
  6. 前記二次抗体が前記一次抗体に特異的である、請求項5記載の方法。
  7. 前記尿管感染症が導尿カテーテル使用に関連する、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 尿中のプロカルシトニン濃度の値が血漿中のプロカルシトニン濃度の値と比較され、それによって、尿中の前記プロカルシトニン濃度と血漿中の前記プロカルシトニン濃度との比が、尿管感染症の存在の予測である、更なるステップを含む、請求項2〜のいずれか1項記載の方法。
  9. 尿試料、場合により血漿試料中のプロカルシトニン濃度を決定するために必要とされる試薬のアリコートを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法で使用するためのキット。
  10. プロカルシトニンに特異的な一次抗体の1以上のアリコートを含む、請求項記載のキット。
  11. 前記一次抗体が、ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、メトキシクマリン、ユーロピウム、サマリウム、FITC、Cy3、Cy5、Cy2、Cy7、XL665を含む群より選択される化合物で直接的に標識された抗体である、請求項10記載のキット。
  12. ヒドロキシクマリン、アミノクマリン、メトキシクマリン、ユーロピウム、サマリウム、FITC、Cy3、Cy5、Cy2、Cy7、XL665を含む群より選択される化合物で標識された二次抗体の1以上のアリコートを更に含む、請求項11記載のキット。
  13. 前記試薬が、バッファ溶液の1以上のアリコート、及び/又は結合溶液の1以上のアリコート、及び/又は標識された抗体を検出するための試薬の1以上のアリコートを含む、請求項12のいずれか1項記載のキット。
  14. 陰性対照の1以上のアリコート及び/又は陽性対照の1以上のアリコートを更に含む、請求項13のいずれか1項記載のキット。
  15. 前記陰性対照が0.05 ng/ml未満のプロカルシトニン濃度を有する尿試料であり、前記陽性対照が0.3 ng/ml超のプロカルシトニン濃度を有する尿試料である、請求項14記載のキット。
  16. 尿管感染症の診断及び/又はモニタリングのためのプロカルシトニンの使用であって、 ここで、尿中の前記プロカルシトニン濃度を閾値と比較し、それによって、0.05 ng/ml未満の濃度が尿管感染症の非存在の予測であり、及び/又は0.3 ng/ml超の濃度が尿管感染症の存在の予測であり、
    前記尿は、発熱又は低体温症、白血球増加症/白血球減少症、腰痛及び/又は排尿困難、全身性炎症反応症候群(SIRS)の兆候、原因不明の発熱性症候群(FUO)、及び再発する尿管感染症からなる群より選ばれる少なくとも1つの症状を有する患者由来である、使用
  17. 前記尿管感染症が導尿カテーテル使用に関連する、請求項16記載のプロカルシトニンの使用。
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