JP5680966B2 - フルオロアルキルシラン - Google Patents

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Description

フルオロアルキルシランは、様々な工業目的に有用な化合物の一種である。例えば、加水分解性基(加水分解性フルオロアルキルシランと称する)を有するフルオロアルキルシランは、耐久性疎水性および疎油性コーティングを提供する表面処理剤として有用な化合物である。一般的に、加水分解性フルオロアルキルシランは次式:(RO−)3Si−RT(式中、Rは、Hまたはアルキルであり;RTは、パーフルオロアルキル基が末端である一価有機化合物である)で表すことができる。表面をコーティングするために用いられる場合、(RO−)3部分は(加水分解により)表面の様々な基(たとえば、ヒドロキシル、アミン、または他の反応性基)と反応し、その結果、フルオロアルキルシランを表面に結合させる。RT部分は、フッ素原子を豊富に含む末端基とケイ素原子を連結させる二価有機連結基を含み、その独自の電子特性は、表面コーティングにおいて所望の疎水性および疎油性を付与する。
フルオロアルキルシランのケイ素原子に連結する異なる二価有機連結基を有するRT部分を組み入れることによって、フルオロアルキルシランを操作する努力がなされてきた。
かかる二価有機連結基の例としては、欧州特許出願公開第0157218A1号明細書;特開2002−053805号公報;欧州特許出願公開第0950662A1号明細書;欧州特許出願公開第0640611A1号明細書;米国特許出願公開第2006147645A1号明細書;米国特許出願公開第2005136264A1号明細書;欧州特許出願公開第864622A2号明細書ならびにBommelaer, J. et al. J. Fluorine Chem. 1991, 55(1), 79−83;Bovenkamp, J. W. et al. Ind. Eng. Chem. Prod. Res. Dev. 1981, 20(1), 130−133;Howarter, J. et al. Polym. Preprints(American Chemical Society, Division of Polymer Chemistry)2005, 46(2), 21−22)によって議論されているようなエステル、スルホンアミド、アミド、エーテル、チオエーテル、アリーレン、ウレタン、およびヒドリンが挙げられる。前記文献は、RT部分の修飾がフルオロアルキルシランの操作に有用である証拠である。本発明は、従来考慮されてきたRT部分を有するフルオロアルキルシランを提供する。
(L)3−Si−(CH2n−(Z1a−[C(X1)]x−(Z2l−Q1−Rf 式1(式中:
各nは独立して1〜12の整数であり;
a、x、およびlは、式1の−(Z1a−[C(X1)]x−(Z2l−によって表される部分が、以下の部分:
i)a=1、x=1、およびl=1である第1部分;ならびに
ii)a=1、x=0、およびl=0である第2部分
の少なくとも1つをさらに表すように選択される整数であり;
Lは、加水分解性または非加水分解性一価基から独立して選択され;
fは、C2−C12パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は、任意選択的に水素で置換することができ、および/またはii)パーフルオロアルキルは、任意選択的に、少なくとも1つの酸素、メチレン、またはエチレンによって中断することができ;Qは、任意選択的に少なくとも1つの二価有機基によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から選択され;
1は、任意選択的に少なくとも1つの二価有機基で中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる基から選択され;
1は、OまたはSから選択され;
第1部分は、Z1およびZ2が:
a)Z1は−NH−であり、Z2は、−NH−、−O−、−S−、−NH−S(O)2−、−N[C(O)H]−、−[HC(COOH)(R1)]CH−S−、および−(R1)CH−[HC(COOH)]−S−からなる群から選択されるか;
b)あるいは、Z2は−NH−であり、Z1は、−O−、および−S−からなる群から選択され;
c)Z1またはZ2がOである場合、Q1は、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−NR1−S(O)2−、−N(CH)3S(O)2−、および
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断され;
d)各R1は独立して水素、フェニル、または任意選択的にC65が末端である一価C1−C8アルキルから選択され、好ましくはHまたはCH3であるように選択されるとさらに定義され:
第2部分は:
a)Z1は−N(−Q3−Rfであり;
b)Q1およびQ3は、−C(O)−O−−またはO−C(O)−の少なくとも1つによって中断され、任意選択的に、少なくとも1つの二価有機基によってさらに中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるとさらに定義される)。
本明細書において特に明記しない限り、L、n、Z1、X1、Z2、Q1、Q3、R1、およびRfについて本明細書で用いられる定義は、式1についての前記定義と同じである。
式1の好適なフルオロシランは、尿素またはチオ尿素フルオロシランであるイソシアネート誘導フルオロシランであり、ここで:
1およびZ2は、どちらも−NH−であり;
前記尿素またはチオ尿素は、式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(X1)−NH−Q1−Rf
(式中:
1は、Oであって、尿素フルオロシランを形成するか、または、X1はSであって、チオ尿素フルオロシランを形成し;
1は、任意選択的に、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される)
によって表される。
好適な尿素またはチオ尿素フルオロシランは、Rfが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択され、Q1は、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるものである。
好適な尿素またはチオ尿素フルオロシランは、Rfが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択されるものである。ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は水素によって置換され、および/またはii)パーフルオロアルキルが、酸素、メチレン、またはエチレンの少なくとも1つによって中断され;Qは、任意選択的に少なくとも1つの二価有機基によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から選択される。
式1の別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは:
1が−NH−であり、Z2が−O−であるか、またはZ1が−O−であり、Z2が−NH−であり;そして
1がOであるカルバメートフルオロシランであって、
前記カルバメートは、式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−O−Q1−Rf、または
(L)3Si−(CH2n−O−C(O)−NH−Q1−Rf
(式中:
1は、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−(R1)N−S(O)2−、
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンである)によって表される。
好適なカルバメートフルオロシランは、RfがC2−C12パーフルオロアルキルから選択され、Q1が、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるものである。
好適なカルバメートフルオロシランは、RfがC2−C12パーフルオロアルキルから選択されるものである。ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は水素によって置換され、および/またはii)パーフルオロアルキルは、酸素、メチレン、またはエチレンの少なくとも1つによって中断され;Qは、任意選択的に少なくとも1つの二価有機基によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から選択される。
式1の別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは:
1が−NH−であり、Z2が−S−であるか、またはZ1が−S−であり、Z2が−NH−であり;そして
1がOであるチオールカルバメートフルオロシランであって;
前記カルバメートは、式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−S−Q1−Rfまたは
(L)3Si−(CH2n−S−C(O)−NH−Q1−Rf
(式中:
1は、任意選択的に、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(R1)−C(O)−、−C(O)−N(R1)−、−(R1)N−S(O)2−、および
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される)によって表される。
好適なチオールカルバメートフルオロシランは、Rfが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択され、Q1が、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるものである。
好適なチオールカルバメートフルオロシランは、Rfが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択されるものである。ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は水素によって置換され、および/またはii)パーフルオロアルキルは、酸素、メチレン、またはエチレンの少なくとも1つによって中断され;Qは、任意選択的に少なくとも1つの二価有機基によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から選択される。
式1の別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは:
1が−NH−であり、Z2が−NH−S(O)2−であり;そして
1がOであるN−スルホン尿素フルオロシランであって;
前記N−スルホン尿素は式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−NH−S(O)2−Q1−Rf
(式中:
1は、連続したC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される)によって表される。
式1の別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは:
a=1、x=1、およびl=1であり;そして
1は−NH−であり、Z2は−N[C(O)H]−であるホルミル尿素フルオロシランであり、
前記ホルミル尿素は式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(X1)−N[C(O)H]−Q1−Rf
(式中、
1は、−S−および−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される)によって表される。
式1の別の好適なフルオロシランは:
a=1、x=1、およびl=1であり;
1は−NH−であり、Z2は−[HC(COOH)(R1)]CH−S−または
−(R1)CH−[HC(COOH)]−S−であり;
1はOであり;Q1は−(CH22−であるチオエーテルスクシンアミド酸フルオロシランであって、
前記チオエーテルスクシンアミド酸は:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−[HC(COOH)(R1)]CR1−(CH2m−S−(CH22−Rf、または
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−(R1)CH−[CR1(COOH)]−(CH2m−S−(CH22−Rf
(式中、mは1または0であり、好ましくは0であり、各R1は、メチルまたは水素、好ましくはHから独立して選択される)によって表される。
式1の別の好適なフルオロシランは:
a=1、x=0;およびl=0であり;そして
1は−N[−Q3−(Rf)]−である、第3アミンフルオロシランであって、
前記第3アミンは、式:
Figure 0005680966
によって表される。
1およびQ3は、少なくとも1つの−C(O)−O−によって中断され、任意選択的には−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(R1)−C(O)−、−C(O)−N(R1)−、−(R1)N−S(O)2−、および
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によってさらに中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される。
1およびQ3は、好ましくは本発明の好適な第3アミンフルオロシランにおいては同じである。
式1の好適なフルオロシランは、(L)3−Si−(CH2n−Z1−C(X1)−Z2−Q1−Rf(式中、Z1は−NH−であり、Z2は、−NH−、−O−、−S−、および−NH−S(O)2−からなる群から選択されるか;あるいは、Z2は−NH−であり、Z1は、−O−、および−S−からなる群から選択され;ただし、Z1およびZ2の一方または両方は−NH−であるとし;Z1またはZ2が−O−である場合、Q1は、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−NH−S(O)2−、−N(CH)3S(O)2−、および
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンである)によって表されるイソシアネート誘導フルオロシランである。
本発明のイソシアネート誘導フルオロシランは、イソシアネートまたはイソチオシアネートと、アミン、アルコールまたはチオールのいずれか1つとを反応させることによって調製することができる。例えば、(L)3−Si−(CH2n−N=C=X1によって表されるイソシアネート末端シランまたはイソチオシアネートを、HZ2−Q1−Rf(式中、Z2は、−NH−、−O−、−S−、またはNH−S(O)2−である)によって表されるアミン、アルコール、チオール、またはスルホンアミンが末端のフルオロアルキルと反応させることができる。反対に、(L)3−Si−(CH2n−Z1H(式中、Z1は、−NH−、O、またはSである)によって表されるアミン、アルコール、チオール、またはスルホンアミンが末端のシランを、X1=C=N−Q1−Rfによって表されるイソシアネートまたはイソチオシアネートが末端のフルオロアルキルと反応させることができる。
好適なイソシアネート誘導フルオロシランは、X1がOであり;Z1とZ2とがどちらも−NH−である尿素フルオロシランであって;前記尿素フルオロシランは、(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−NH−Q1−Rfによって表される。本発明の尿素フルオロシランは、イソシアネートとアミンとを反応させることによって調製することができる。例えば、(L)3−Si−(CH2n−N=C=Oによって表されるイソシアネート末端シランは、H2N−Q1−Rfによって表されるアミン末端フルオロアルキルと反応させることができる。反対に、(L)3−Si−(CH2n−NH2によって表されるアミン末端シランは、O=C=N−Q1−Rfによって表されるイソシアネート末端フルオロアルキルと反応させることができる。
別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは、X1がSであり;Z1およびZ2がどちらも−NH−であるチオ尿素フルオロシランであって;前記チオ尿素フルオロシランは、(L)3Si−(CH2n−NH−C(S)−NH−Q1−Rfによって表される。本発明のチオ尿素フルオロシランは、イソチオシアネートとアミンとを反応させることによって調製することができる。例えば、(L)3−Si−(CH2n−N=C=Sによって表されるイソチオシアネート末端シラン[合成法は、たとえば、米国特許第5616762号明細書を参照]は、H2N−Q1−Rfによって表されるアミン末端フルオロアルキルと反応させることができる。反対に、(L)3−Si−(CH2n−NH2によって表されるアミン末端シランは、S=C=N−Q1−Rfによって表されるイソチオシアネート末端フルオロアルキルと反応させることができる。
別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは、X1がOであり;Z1が−NH−であり、Z2が−O−であるか、またはZ1が−O−であり、Z2が−NH−であるカルバメートフルオロシランであって;前記カルバメートフルオロシランは、式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−O−Q1−Rfまたは(L)3Si−(CH2n−O−C(O)−NH−Q1−Rfによって表される。
本発明のカルバメートフルオロシランは、イソシアネートとアルコールとを、ジブチルスズジラウレート、三塩化鉄、またはテトラエトキシチタンなどの触媒の存在下で反応させることによって調製することができる。例えば、(L)3−Si−(CH2n−N=C=Oによって表されるイソシアネート末端シランは、HO−Q1−Rfによって表されるアルコール末端フルオロアルキルと反応させることができる。反対に、(L)3−Si−(CH2n−OHによって表されるアルコール末端シランは、O=C=N−Q1−Rfによって表されるイソシアネート末端フルオロアルキルと反応させることができる。
1が、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−(R1)N−S(O)2−、
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から選択されるように、本発明のカルバメートフルオロシランを調製する。
好ましくは、HO−Q1−Rfによって表されるイソシアネート末端シランと、スルホンアミドアルコールおよびアルコール末端トリアゾ−ルからなる群から選択されるアルコール末端フルオロアルキルとを反応させることによって、本発明のカルバメートフルオロシランを調製する。好適なスルホンアミドアルコールとしては:HO−(CH2t−HN−S(O)2−(CH2t−Rf、HO−(CH2t−N(CH3)−S(O)2−(CH2t−Rf、HO−(CH2t−(CH3−CH2−)N−S(O)2−(CH2t−Rf、およびHO−(CH2t−(CH3−CH2−CH2−)N−(CH2t−Rf(式中、tは、独立して1、2、または3である)によって表されるものが挙げられる。好適なアルコール末端トリアゾ−ルとしては、
Figure 0005680966
(式中、tは、独立して、1、2、または3である)によって表されるものが挙げられる。
別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは、X1がOであり;Z1が−NH−であり、Z2が−S−であるか、またはZ1が−S−であり、Z2が−NH−であるチオールカルバメートフルオロシランであって;前記チオールカルバメートフルオロシランは、式:(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−S−Q1−Rfまたは(L)3Si−(CH2n−S−C(O)−NH−Q1−Rfによって表される。本発明のチオールカルバメートフルオロシランは、イソシアネートとチオールとをジブチルスズジラウレート、三塩化鉄、またはテトラエトキシチタンなどの触媒の存在下で反応させることによって調製することができる。例えば、(L)3−Si−(CH2n−N=C=Oによって表されるイソシアネート末端シランは、HS−Q1−Rfによって表されるチオール末端フルオロアルキルと反応させることができる。反対に、(L)3−Si−(CH2n−SHによって表されるチオール末端シランは、O=C=N−Q1−Rfによって表されるイソシアネート末端フルオロアルキルと反応させることができる。
別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは、(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−NH−S(O)2−Q1−Rf(式中、Q1は、連続したC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される)によって表されるN−スルホン尿素フルオロシランである。本発明のN−スルホン尿素フルオロシランは、(L)3−Si−(CH2n−N=C=Oによって表されるイソシアネート末端シランをNH2−S(O)2−Q1−Rfによって表されるスルホンアミン末端フルオロアルキルと反応させることによって調製することができる。
別の好適なイソシアネート誘導フルオロシランは、(L)3Si−(CH2n−NH−C(X1)−N[C(O)H]−Q1−Rf(式中、Q1は、−S−および−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンである)によって表されるホルミル尿素フルオロシランである。
本発明のイソシアネート誘導フルオロシランは、(L)3−Si−(CH2n−N=C=Oによって表されるシラン末端イソシアネートを、HN[C(O)H]−Q1−Rfによって表されるN−ビニルホルムアミドフルオロアルキルと、触媒、たとえばジブチルスズジラウレート、三塩化鉄、またはテトラエトキシチタンの存在下で反応させることによって、調製することができる。
式1の別の好適なフルオロシランは、式:
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−[HC(COOH)(R1)]CR1−(CH2m−S−(CH22−Rf、または
(L)3Si−(CH2n−NH−C(O)−(R1)CH−[CR1(COOH)]−(CH2m−S−(CH22−Rf
(式中、mは、1または0、好ましくは0であり;各R1は、独立して、メチルまたは水素から選択され、好ましくはHである)によって表されるチオエーテルスクシンアミド酸フルオロシランである。本発明のチオエーテルスクシンアミド酸フルオロシランは、(L)3−Si−(CH2n−NH2によって表されるアミン末端シランを、
Figure 0005680966
によって表される無水コハク酸末端フルオロアルキルと反応させ、これによって、前記式によって表されるチオエーテルスクシンアミド酸フルオロシランの異性体混合物を得ることによって、調製することができる。
Figure 0005680966
によって表される本発明の第3アミンフルオロシランは、約1モル当量の(L)3Si−(CH2n−NH2によって表されるアミノシランと、Q6−RfまたはQ7−Rfまたはこれらの混合物(ここで、Q6およびQ7は、プロペノイルオキシ基(CH2=CH2−C(O)−O−)が末端のC4−C10ヒドロカルビレンから独立して選択される)から選択される2モル当量のビニル末端フルオロアルキルとのマイケル反応によって調製することができ、前記ヒドロカルビレンは、任意選択的に、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(R1)−C(O)−、−C(O)−N(R1)−、−(R1)N−S(O)2−、および
Figure 0005680966
からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断され;R1は、水素、フェニル、または−C65が末端である一価C1−C8アルキルから選択され、好ましくはHまたはCH3である。Q6−RfまたはQ7−Rfの一例は、CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−Rfである。マイケル反応の条件は、当該技術分野で周知であり、本発明によれば、エタノールなどの溶媒および高温(たとえば、約60℃)で長時間(たとえば、約5時間)撹拌することを含み得る。
「CAS#」という用語は、Chemical Abstracts Service of Columbus(Ohio,USA)によって公開される化合物の独自の識別番号を意味する。
実施例1
尿素フルオロシラン(1−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−3−(トリエトキシシリル−プロピル)−尿素)の合成
尿素フルオロシランは、アミン末端シラン(アミノプロピルトリエトキシシラン、APTES、CAS#919−30−2)をイソシアネート末端フルオロアルキル、1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−トリデカフルオロ−8−(2−イソシアナート−エチルスルファニル)−オクタンと、以下に示すようにして反応させることによって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH2+O=C=N−(CH22−S−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−NH−(CH22−S−(CH22−C613
トルエン中に溶解させた、1当量の1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−トリデカフルオロ−8−(2−イソシアナート−エチルスルファニル)−オクタンを、トルエン中に溶解させた1当量のAPTESの溶液に0℃で滴下した。混合物を周囲温度で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去して、所望のシランを琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.57(m,2H,CH2Si)、1.12(t,9H,CH3)、1.53(m,2H,CH2CH2Si),2.31(m,2H,CF2CH2)、2.64(m,2H,SCH2)、2.69(m,2H,CH2S)、3.08(m,2H,NHCH2)、3.32(m,2H,CH2NH)、3.76(m,6H,OCH2)、5.26(m,1H,NHCH2)、5.45(m,1H,CH2NH)。
13C NMR(CDCl3):8.1(s,CH2Si)、18.5(s,CH3)、22.8(s,CH2CH2Si)、23.9(s,CH2S)、32.3(m,CF2CH2)、33.4(s,SCH2)、40.0(s,NHCH2)、42.9(s,CH2NH)、58.7(s,OCH2)、106〜122(m,CF2およびCF3)、159.0(s,CO)。
この実施例のイソシアネート末端フルオロアルキルは、以下の手順に従って調製した。
1当量の2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチルアミン(0.1モル)および1当量のトリエチルアミン(0.1モル)の乾燥トルエン(350mL)中溶液を0℃に冷却する(氷浴)。クロロギ酸エチル(0.11モル)を20分以内に滴下する。混合物を撹拌しながら室温まで温めた。第2の同等のトリエチルアミン(0.1モル)を添加し、続いてメチルトリクロロシラン(0.12モル)を30〜40℃で滴下する(添加時間約20〜30分)。混合物を次いで100℃で1時間加熱した。混合物を周囲温度に冷却した後、析出したアンモニウム塩を濾去した。一定したN2流下で、トルエンと生成したエトキシメチルジクロロシランの両方を200mmHgで留去した。残留物を真空中で乾燥させて、表記化合物を95%の収率で淡赤褐色液体として得た。
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−チオールをN−ビニルアミドと反応させることによって調製した、N−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−アセトアミドの、酸によって触媒される脱アシル化によって2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチルアミンを調製した。
実施例2
尿素フルオロシランの合成
イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をアミン末端フルオロアルキル、2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチルアミンと、以下に示すようにして反応させることによって尿素フルオロシランを合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+H2N−(CH22−S−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−NH−(CH22−S−(CH22−C613
トルエン中に溶解させた1当量の2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチルアミンを、トルエン中に溶解させた1当量の3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン(CAS#24801−88−5, Gelest Inc,(Morrisville,PA 19067))の溶液に0℃で滴下した。混合物を周囲温度で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去して、所望のシランを琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.57(m,2H,CH2Si)、1.12(t,9H,CH3)、1.53(m,2H,CH2CH2Si)、2.31(m,2H,CF2CH2)、2.64(m,2H,SCH2)、2.69(m,2H,CH2S)、3.08(m,2H,NHCH2)、3.32(m,2H,CH2NH)、3.76(m,6H,OCH2)、5.26(m,1H,NHCH2)、5.45(m,1H,CH2NH)。
13C NMR(CDCl3):8.1(s,CH2Si)、18.5(s,CH2CH3)、22.8(s,CH2CH2Si)、23.9(s,CH2S)、32.3(m,CF2CH2)、33.4(s,SCH2)、40.0(s,NHCH2)、42.9(s,CH2NH)、58.7(s,OCH2)、106〜122(m,CF2およびCF3)、159.0(s,CO)。
実施例3
尿素フルオロシランの合成(C4VDFチオエーテルアミンから)
イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をアミン末端フルオロアルキル、2−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル−アンモニウムクロリドと、以下に示すようにして反応させることによって尿素フルオロシランを合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+H2N−(CH22−S−(CH22−CF2−CH2−C49
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−NH−(CH22−S−(CH22−CF2−CH2−C49
ジ−i−プロピルエチルアミン(1当量)を、2−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル−アンモニウムクロリド(1当量)および3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン(1当量)(CAS#24801−88−5, Gelest Inc,(Morrisville, PA 19067))の無水THF中混合物に周囲温度で滴下した。混合物を60℃で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、ペースト状残留物を、トルエンおよびヘキサン混合物(1:2)で磨砕し、濾過した。濾液を減圧下で乾燥させて、所望のシランを定量的に琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.56(m,2H,CH2Si)、1.13(t,9H,CH3)、1.52(m,2H,CH2CH2Si)、2.24(m,2H,CF2CH2)、2.67(m,4H,CH2SおよびCF2CH2CF2)、3.07(m,2H,SCH2)、3.29(m,2H,NHCH2)、3.58(m,2H,SCH2CH2NH)、3.74(m,6H,OCH2)、5.42(m,1H,NHCH2)、5.74(m,1H,CH2NH)。
2−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル−アンモニウムクロリドを、以下のようにしてN−[2−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミドの脱アシル化によって調製した。濃塩化水素溶液(37.5w/%水中、5〜6モル倍過剰)を1当量のアミド中間体#3のエタノール中溶液に0℃で添加した。反応混合物を撹拌しながら周囲温度まで温めた。最初の発泡が止まった後、反応混合物を70℃で5時間撹拌した。反応の進行をガスクロマトグラフィーによってモニタリングした。全揮発性成分を減圧下でストリッピングすることによって、2−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル−アンモニウムクロリドを定量的な収率で単離した。
N−[2−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミドを、3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクタン−1−チオールをN−ビニルアミドと反応させることによって調製した。
3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクタン−1−チオールを次のようにして調製した。窒素下、チオ酢酸カリウム(1.1当量)を1,1,1,2,2,3,3,4,4,6,6−ウンデカフルオロ−8−ヨード−オクタン(1当量)のTHF中溶液に添加した。反応混合物を50℃で5時間撹拌した。THFを減圧下で除去した。蒸留残留物をメタノール(25mL/0.1モル)中に溶解させ、塩酸(37w/%水中、3倍過剰)で処理した。追加の脱気水を混合物に添加した。3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクタン−1−チオールをフルオラス(fluorous)底層として集め、蒸留によって精製した。
実施例4
尿素フルオロシラン1−[2−(3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルスルファニル)−エチル]−3−(トリエトキシシリル−プロピル)−尿素の合成(PPVEチオエーテルアミンから)
以下に示すようにして、イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をアミン末端フルオロアルキル、2−(3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルスルファニル)−エチルアミンと反応させることによって、尿素フルオロシランを合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+H2N−(CH22−S−(CH22−C24OC39
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−NH−(CH22−S−(CH22−C24OC39
1当量の2−(3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルスルファニル)−エチルアミンを1当量の3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランの溶液に滴下した。反応温度は発熱のために65℃まで上昇した。反応混合物を65℃でさらに1時間撹拌して、所望のシランを定量的収率で琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.65(m,2H,CH2Si)、1.23(t,9H,CH3)、1.62(m,2H,CH2CH2Si)、2.31(m,2H,CF2CH2)、2.71(m,2H,SCH2)、2.75(m,2H,CH2S)、3.15(m,2H,NHCH2)、3.40(m,2H,CH2NH)、3.82(m,6H,OCH2)、5.00(m,1H,NHCH2)、5.17(m,1H,CH2NH)。
この実施例におけるアミン末端フルオロアルキル、2−(3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルスルファニル)−エチルアミンを、N−[2−(3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミドの、酸によって触媒された脱アシル化から調製し、これを次に、3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブタン−1−チオールをN−ビニルホルムアミドと反応させることによって調製した。
実施例5
尿素フルオロシラン3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸−N−メチル−{3−[3−(トリエトキシシリル−プロピル)−ウレイド]−プロピル}−アミドの合成(C6−スルホンアミドアミンから)
以下に示すように、イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をアミン末端フルオロアルキル、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(3−アミノ−プロピル)−N−メチル−アミドと反応させることによって、尿素フルオロシランを合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+H2N−(CH23−N(CH3)−S(O)2−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−NH−(CH23−N(CH3)−S(O)2−(CH22−C613
Laduron, F. et al. Org. Proc. Res. Dev. 2005, 9, 104−105にしたがって、ディーン・スタークトラップおよび凝縮器を備えたフラスコ(500mL)にN−メチル−1,2−プロパンジアミン(73.0g;0.83モル、88.2g/モル)およびMIBK(230mL)の混合物を添加し、その場でN−(1,3−ジメチル−ブチリデン)−N’−メチル−プロパン−1,3−ジアミンが生成した。混合物を窒素下、それ以上水(15mL、0.83モル)が生成しなくなるまで(6時間)還流加熱した。トリエチルアミン(91mL、0.9モル)をケチミンのMIBK溶液に添加した。混合物を0℃に冷却した。3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクタニル−1−スルホニルクロリド(529.5gの70w/%溶液、370.7g活性成分;0.83モル、DuPontからCapstone(商標)BL67として入手可能)のトルエン溶液を次いでフラスコに滴下した。室温で5時間、そして50℃でさらに1時間撹拌した後、懸濁液を濾過し、溶媒を減圧下で濾液から除去した。灰白色固体残留物を水(300mL)および2−プロパノール(100mL)中に再懸濁し、そして加水分解が完了するまで(GC)、混合物を65℃まで加熱した。溶媒を減圧下で留去し、粗遊離第1アミンを得た。エーテルおよびトルエンの2:1混合物から再結晶して、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(3−アミノ−プロピル)−メチル−アミド(融点135℃)を49%の収率(202g、0.41モル)で得た。[1H−NMR(CDCl3):1.53(br,2H,NH2)、1.76(m,2H,CH2CH2NH2)、2.63(m,2H,CF2CH2)、2.79(m,2H,NCH3CH2)、2.90(s,3H,NCH3)、3.17(m,2H,CH2SO2N)、3.33(m,2H,NCH2)]。
テトラヒドロフラン(THF)中に溶解させた1当量の3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(3−アミノ−プロピル)−N−メチル−アミドを、1当量の3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランのTHF中溶液に、0℃で滴下した。反応混合物を周囲温度まで温め、次いでさらに1時間50℃で撹拌した。溶媒を真空中で除去して、所望の灰白色固体を定量的収率で得た。
1H NMR(CDCl3):0.63(m,2H,CH2Si)、1.21(t,9H,CH3)、1.59(m,2H,CH2CH2Si)、1.78(m,2H,CH2CH2NCH3)、2.59(m,2H,CF2CH2)、2.88(s,3H,NCH3)、3.16(m,4H,CH2NHおよびCH2SO2)、3.24(m,4H,NHCH2およびCH3NCH2)、3.82(m,6H,OCH2)。
実施例6
スルホンアミドアルコール(FORAFAC1051アルコール)から得られるカルバメートフルオロシラン
カルバメートフルオロシランを、イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をスルホンアミドアルコール、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(3−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミド(FORAFAC(登録商標)1051アルコールとしてDuPontから市販されている)と、触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下、以下の反応スキームにしたがって反応させることによって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+
HO−(CH22−N(CH3)−S(O)2−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−O−(CH22−(CH3)N−S(O)2−(CH22−C613
それぞれ1当量の、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランおよび3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(3−ヒドロキシ−エチル)−メチル−アミド、ならびに0.02当量のジブチルスズジラウレートをTHF中、50℃で5時間反応させた。溶媒を真空下で除去して、所望のシランを琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.54(m,2H,CH2Si)、1.14(t,9H,CH3)、1.55(m,2H,CH2CH2Si)、2.55(m,2H,CF2CH2)、2.91(s,3H,NCH3)、3.10(m,4H,CH2NHおよびCH2SO2)、3.41(m,2H,CH3NCH2)、3.73(m,6H,OCH2)、4.15(m,2H,CH2OCO)、5.03(s,br,1H,NH)。
13C NMR(CDCl3):7.8(s,CH2Si)、18.3(s,CH2CH3)、23.3(s,CH2CH2Si)、26.4(m,CF2CH2)、35.1(s,NCH3)、42.5(s,CH3NCH2)、43.6(s,NHCH2)、49.4(s,CH2SO2)、58.6(s,OCH2)、61.8(s,CH2OCO)、106〜122(m,CF2およびCF3)、156.0(s,CO)。
実施例7
スルホンアミドアルコール、[3−(トリエトキシシリル)−プロピル]−カルバミン酸2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホニルアミド)−エチルエステルからのカルバメートフルオロシラン
イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をスルホンアミドアルコール、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミドと、触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下、以下の反応スキームにしたがって後反応させることによって、カルバメートフルオロシランを合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+
HO−(CH22−HN−S(O)2−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−O−(CH22−HN−S(O)2−(CH22−C613
それぞれ1当量の、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランおよび3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸(2−ヒドロキシ−エチル)−アミド(参照により本明細書に組み込まれる英国特許GB1298291Aにしたがう)、ならびに0.02当量のジブチルスズジラウレートを、THF中、50℃で5時間反応させた。溶媒を真空下で除去して、所望のシランを琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.60(m,2H,CH2Si)、1.18(t,9H,CH3)、1.59(m,2H,CH2CH2Si)、2.60(m,2H,CF2CH2)、3.12(m,2H,CH2NH)、3.26(m,2H,CH2SO2)、3.36(m,2H,HNCH2)、3.77(m,6H,OCH2)、4.15(m,2H,CH2OCO)、5.20(s,br,1H,CONH)、5.58(s,br,1H,SO2NH)。
13C NMR(CDCl3):6.6(s,CH2Si)、17.4(s,CH2CH3)、22.3(s,CH2CH2Si)、24.9(m,CF2CH2)、42.5(s,SO2NCH2)、43.3(s,NHCH2)、45.4(s,CH2SO2)、57.5(s,OCH2)、62.7(s,CH2OCO)、106−122(m,CF2およびCF3)、155.5(s,CO)。
実施例8
アルコール末端トリアゾ−ルから得られるカルバメートフルオロシラン、[2−(トリエトキシシリル−プロピル]−カルバミン酸1−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチル)−1H−[1,2,3]−トリアゾ−ル−4−イルメチルエステル
カルバメートフルオロシランを、イソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をアルコール末端トリアゾ−ル。[1−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチル)−1H−[1,2,3]トリアゾ−ル−4−イル]−メタノールと、触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下、以下の反応スキームにしたがって反応させることによって調製した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+
Figure 0005680966
それぞれ1当量の、3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランおよび[1−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチル)−1H−[1,2,3]トリアゾ−ル−4−イル]−メタノール(E. J. Acosta et al.,米国特許出願公開第2007066762A1号明細書、2007)ならびに0.02当量のジブチルスズジラウレートをTHF中、50℃で5時間反応させた。溶媒を真空下で除去し、を所望のシランを定量的収率で琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.57(m,2H,CH2Si)、1.17(t,9H,CH3)、1.58(m,2H,CH2CH2Si)、2.78(m,2H,CF2CH2)、3.12(m,2H,CH2NH)、4.63(m,2H,CH2CH2N)、5.05(s,br,1H,CONH)、5.15(s,2H,CH2OCO)、7.66(NCH)。
13C NMR(CDCl3):7.9(s,CH2Si)、18.4(s,CH2CH3)、23.5(s,CH2CH2Si)、32.0(m,CF2CH2)、42.4(s,CH2N)、43.7(s,NHCH2)、57.5(s,CH2OCO)、58.7(s,OCH2)、108−118(m,CF2およびCF3)、124.5(s,CHN)、144.4(s,CN)、156.5(s,CO)。
実施例9
ETFE−アルコール(α−フルオロ−ω−2−ヒドロキシエチル末端エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー){3−(4,4,4−トリエトキシシリル−プロピル)−カルバミン酸−3,3,4,4,7,7,8,8,11,11,12,12,12−トリデカフルオロ−ドデシルエステル}から得られるカルバメートフルオロシラン
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+HO−[(CH22−(CF22n−F→
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−O−[(CH22−(CF22n−F
(n〜3)
3,3,3,4,4,7,7,8,8,11,11,12,12,12−トリデカフルオロ−ドデカン−1−オール(平均分子量420.0g/モル、25.0g、61.0ミリモル)、3−イソシアナート−プロピル−トリエトキシシラン(15.1g、61.0ミリモル)および三塩化鉄(4mg、2.4マイクロモル)の無水MIBK(メチルイソブチルケトン)中溶液を還流温度で3時間加熱した。溶媒を真空中で除去して、表記シランを定量的収率で、淡黄色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.64(m,2H,CH2Si)、1.22(t,9H,CH3)、1.63(m,2H,CH2CH2Si)、2.33(m,10H,CF2CH2)、3.18(m,2H,CH2NH)、3.82(q,6H,OCH2)、4.34(m,2H,CH2OCO)、5.08(s,br,1H,NH)。
HO−[(CH22−(CF22n−Fを、参照することによって本明細書に援用される、2008年5月14日に出願された米国特許出願第12/152,312号明細書に記載されている手順にしたがって調製した。
実施例10
C4−VDF−アルコール{3−(4,4,4−トリエトキシシリル−プロピル)−カルバミン酸−3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルエステル}から得られるカルバメートフルオロシラン
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+HO−(CH22−CF2−CH2−C49
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−C49
3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクタン−1−オール(20.0g、61.0ミリモル)および3−イソシアナート−プロピル−トリエトキシシラン(15.1g、61.0ミリモル)の純混合物を60℃まで加熱した。MIBK(メチルイソブチルケトン、1mL)中に溶解させた三塩化鉄(4mg、2.4マイクロモル)を添加した。反応温度は直ちに110℃まで上昇した。発熱が停止した後、反応混合物を85℃まで3時間加熱した。負のイソシアネート試験は、反応の完了を示した。
混合物を真空中で乾燥して、表記化合物を琥珀色油状物として定量的に得た。
1H NMR(CDCl3):0.59(m,2H,CH2Si)、1.18(t,9H,CH3)、1.60(m,2H,CH2CH2Si)、2.34(m,2H,CF2CH2)、2.34(m,2H,CF2CH2CF2)、3.15(m,2H,CH2NH)、3.79(q,6H,OCH2)、4.26(m,2H,CH2OCO)、5.00(s,br,1H,NH)。
米国特許第3916009号明細書、CIBA−GEIGY AG,1975にしたがってHO−(CH22−CF2−CH2−C49を合成した。
実施例11
チオールカルバメートフルオロシラン[(3−(トリエトキシシリル−プロピル)−チオカルバミン酸S−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチル)エステル]
イソシアネート(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をチオール(1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチル−1−チオール)と触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下、以下の反応スキームにしたがって反応させることによって、チオールカルバメートフルオロシランを合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+HS−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−S−(CH22−C613
それぞれ1当量の、イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、および1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチル−1−チオール(CAS#34451−26−8)、ならびに0.02当量のジブチルスズジラウレートをMIBK(メチルイソブチルケトン)中で3時間還流加熱した。溶媒を真空下で蒸留し、所望のシランを琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.62(m,2H,CH2Si)、1.22(t,9H,CH3)、1.65(m,2H,CH2CH2Si)、2.44(m,2H,CF2CH2)、3.08(m,2H,CH2S)、3.29(m,2H,CH2N)、3.81(q,6H,OCH2)、5.91(s,br,1H,NH)。
実施例12
C4VDFチオール[3−(トリエトキシシリル−プロピル)−チオカルバミン酸S−(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチル)エステル]由来のチオールカルバメートフルオロシラン
チオールカルバメートフルオロシランをイソシアネート(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をチオール(3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクタン−1−チオール)と、以下の反応スキームにしたがって触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下で反応させることによって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+HS−(CH22−CF2CH249
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−S−(CH22−CF2CH249
それぞれ1当量の、イソシアナートプロピルトリエトキシシラン、および3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクタン−1−チオール(CH3213)、ならびに0.02当量のジブチルスズジラウレートを70℃で12時間加熱して、所望のシランを琥珀色油状物として定量的収率で得た。
1H NMR(CDCl3):0.63(m,2H,CH2Si)、1.24(t,9H,CH3)、1.67(m,2H,CH2CH2Si)、2.34(m,2H,CF2CH2)、2.74(m,2H,CF2CH2CF2)、3.06(m,2H,CH2S)、3.32(m,2H,NCH2)、3.84(q,6H,OCH2)、5.93(s,br,1H,NH)。
実施例13
N−スルホン尿素フルオロシラン[3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルホニルウレイド−N−(3−トリエトキシシリル−プロパン]
N−スルホン尿素フルオロシランを、イソシアネート(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をスルホンアミド(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸アミド)と触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下で、反応スキームにしたがって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+NH2−S(O)2−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−NH−S(O)2−(CH22−C613
1当量の3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランおよび1当量の3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−スルホン酸アミド(E2001100−00087、P. Bouvet et al.,独国特許第2002460A1号明細書、1970にしたがって調製)および0.02当量のジブチルスズジラウレートを65℃で8時間撹拌し(反応は同じ反応条件下で触媒を使用しなくても進行する)。溶媒を真空下で除去し、所望のシランを灰白色固体(Mp78℃)として得る。
1H NMR(MeOH−d4):0.62(m,2H,CH2Si)、1.18(t,9H,CH3)、1.57(m,2H,CH2CH2Si)、2.72(m,2H,CF2CH2)、3.07(m,2H,CH2N)、3.34(m,2H,CH2S)、3.61(q,6H,OCH2)、尿素−NH検出されず。
実施例14
ホルミル尿素フルオロシラン{1−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−3−(トリエトキシシリル−プロピル)−12(N)−ホルミル−尿素}の合成
ホルミル尿素フルオロシランをイソシアネート末端シラン(3−イソシアナートプロピルトリエトキシシラン)をN−ビニルホルムアミドフルオロアルキル{N−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミドは、触媒(ジブチルスズジラウレート)の存在下で、以下の反応スキームにしたがって反応させることによって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N=C=O+
HN[C(O)H]−(CH22−S−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH−C(O)−N[C(O)H]−(CH22−S−(CH22−C613
1当量の3−イソシアナートプロピルトリエトキシシランおよび1当量のN−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミドおよび0.02当量のジブチルスズジラウレートのTHF(テトラヒドロフラン)溶液65℃で8時間撹拌した。溶媒を真空下で除去して、所望のシランを琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.61(m,2H,CH2Si)、1.15(t,9H,CH3)、1.66(m,2H,CH2CH2Si)、2.31(m,2H,CF2CH2)、2.68(m,4H,CH2 SCH2)、3.22(m,2H,CH2NCOH)、3.42(m,2H,NHCH2)、6.43(s,br,1H,NH)、8.11(s,1H,COH)。
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−チオールをN−ビニルホルムアミドと反応させることによって調製したN−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミド。全揮発性物質を減圧下で除去し、N−[2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−エチル]−ホルムアミドを灰白色固体として得た。
次のようにして調製した3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−チオール。窒素下、チオ尿素(1.1当量)および1−ヨード−2−パーフルオロヘキシルエタン(1当量)をジメトキシエタン(DME、9部)および水(1部)の脱気混合物に添加した。反応混合物を還流温度で8時間保持した。ほとんどのDMEを留去し、蒸留残留物を周囲温度まで冷却させた。撹拌しながら、ナトリウムメトキシドのメタノール中溶液(1モル濃度1.1当量)を懸濁液に添加した。脱気水を混合物に添加した。3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクタン−1−チオールをフルオラス底層として定量的に集めた。
実施例15
チオエーテルスクシンアミド酸フルオロシラン
チオエーテルスクシンアミド酸フルオロシラン{3−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−N−(3−トリエトキシシリル−プロピル)−スクシンアミド酸(A)および2−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−N−(3−トリエトキシシリル−プロピル)−スクシンアミド酸(B)}アミン末端シラン(アミノプロピルトリエトキシシラン)を無水コハク酸末端フルオロアルキル{3−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−ジヒドロ−フラン−2,5−ジオン}と以下の反応スキームにしたがって反応させることによって、調製した:
Figure 0005680966
新たにトルエン中で調製した3−(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルスルファニル)−ジヒドロ−フラン−2,5−ジオン(参照することによって、本発明の一部として援用される米国特許第4171282号明細書にしたがって調製)の懸濁液に、トルエン中0℃で溶解させた1当量のAPTES(アミノプロピルトリエトキシシラン、CAS#919−30−2)を添加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。全揮発成分の除去後、所望のシランを、異性体AおよびBの2:1混合物として暗琥珀色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.64(m,br,2H,CH2Si)、1.24(t,9H,CH3)、1.63(m,br,2H,CH2CH2Si)、2.47(m,br,3H,CF2CH2およびCH2COO)、2.85および2.92(2xm,2H,2.68,CH2S)、3.13(m,0.5H,CH2COO)、3.19(m,br,2H,NHCH2)、3.30(m,br,1H,CH2COO)、3.52(m,1H,SCHCON)、3.64(m,1H,CH2CONH)、3.82(q,6H,OCH2)、6.43(s,br,1H,NH)、10.65(s,1H,COOH)。
13C NMR(CDCl3):7.8(s,CH2Si)、18.3(s,CH2CH3)、23.4(s,CH2CH2Si)、31.9(m,CF2CH2)、35.7(s,CH2CONH)、39.4および39.8(s,CH2S)、41.4および42.5(s,CH2NH)、45.8(s,SCH)、46.4(s,SCH2)、58.7(s,OCH2)、108−118(m,CF2およびCF3)、171.0および171.8(s,CONH)、176.1および176.8(s,COOH)。
実施例16
6アクリレートから得られる第3アミンフルオロシラン
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH2+2CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N[−(CH22−C(O)−O−(CH22−C6132
1当量のAPTES(アミノプロピルトリエトキシシラン、CAS#919−30−2)および2当量のアクリル酸3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロ−オクチルエステル(CAS#17527−29−6)の無水エタノール中溶液を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去して、所望のツインテール(twin−tail)シラン(第3アミンフルオロシラン)を琥珀色油状物として定量的に得た。
1H NMR(THF−d8):0.68(m,2H,CH2Si)、1.63(m,2H,CH2CH2Si)、2.56(m,br,6H,CH2COOおよびNCH2)、2.70(m,4H,CF2CH2)、2.86(t,4H,OOCCH2CH2N)、3.63(s,9H,OCH3)、4.48(m,4H,CH2OOC)。
13C NMR(THF−d8):7.8(s,CH2Si)、21.9(s,CH2CH2Si)、31.8(m,CF2CH2)、33.9(s,CH2COO)、49.7(s,OCH3)、57.3(OOCCH2CH2N)、58.0(s,NCH2)、61.5(s,CH2OOC)、109−121(m,CF2およびCF3)、172.8(s,COO)。
実施例17
アクリレートから得られる第3アミンフルオロシラン
(CH3−O−)3Si−(CH23−NH2
2CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−C613
(CH3−O−)3Si−(CH23−N[−(CH22−C(O)−O−(CH22−N(CH3)−S(O)2−(CH22−C6132
1当量の3−アミノプロピルトリメトキシシラン(Evonik Degussa GmbH(Germany)からDYNASYLAN AMMOとして市販されている)および2当量のアクリル酸−2−[N−メチル[(3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル)−1−スルホニルアミノ]−エチルエステル(参照することによって本明細書に援用される米国特許第5439998号明細書にしたがって調製)の混合物を70℃で5時間撹拌して、所望のツインテールシランを定量的に琥珀色油状物として得た。
1H NMR(THF−d8):0.67(m,2H,CH2Si)、1.63(m,2H,CH2CH2Si)、2.54(2xm,6H,CH2COOおよびNCH2)、2.79(m,4H,CF2CH2)、2.86(t,4H,OOCCH2CH2N)、3.08(s,6H,NCH3)、3.41(m,4H,CH2SO2)、3.60(m,4H,CH3 NCH2)、3.63(s,9H,OCH3)、4.33(m,4H,CH2OCO)。
13C NMR(THF−d8):7.7(s,CH2Si)、21.6(s,CH2CH2Si)、27.0(m,CF2CH2)、33.7(s,NCH3)、36.7(s,CH2COO)、42.4(s,OCH3)、49.7(s,CH3 NCH2)、50.4(s,OOCCH2CH2N)、50.8(s,CH2SO2)、57.7(s,NCH224)、62.8(s,CH2OOC)、109−121(m,CF2およびCF3)、172.8(s,COO)。
実施例18
4VDFアクリレートから得られる第3アミンフルオロシラン
エステルおよび第3アミンエーテル部分を有するビス−フルオロアルキル(ツインテール)シランを次のようにして合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH2+2CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−C49
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N[−(CH22−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−C492
1当量のAPTES(アミノプロピルトリエトキシシラン、CAS#919−30−2)および2当量のアクリル酸3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ウンデカフルオロ−オクチルエステル(米国特許第3916009号明細書、CIBA−GEIGY AG、1975にしたがって合成)の無水エタノール中溶液を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去して、所望のツインテールシラン(第3アミンフルオロシラン)を定量的に無色油状物として得た。
1H NMR(MeOH−d4):0.60(m,2H,CH2Si)、1.18(t,9H,CH3)、1.56(m,2H,CH2CH2Si)、2.47(m,br,10H,CF2CH2CH2およびOOCCH2およびNCH224)、2.77(m,br,4H,CH2N)、3.04(m,4H,CF2CH2CF2)、3.60(s,9H,OCH3)、4.31(m,4H,CH2OOC)。
13C NMR(MeOH−d4):7.4(s,CH2Si)、14.6(s,CH2CH2Si)、18.7(s,CH3)、21.4(m,CF2CH2CH2)、33.4(m,CH2COO)、37.7(m,CH2CF2CH2)、50.3(s,NCH2)、57.5(s,NCH2 CH2COO)、58.9(m,CF2CH2CF2)、59.4(s,OCH2)、61.5(s,CH2OOC)、115.5,117.5,119.9,124.1(4xm,C29)、173.7(s,COO)。
実施例19
6VDFアクリレートから得られる第3アミンフルオロシラン
エステルおよび第3アミンエーテル部分を有するビス−フルオロアルキル(ツインテール)シランを以下にしたがって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH2+2CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−C613
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N[−(CH22−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−C6132
1当量のAPTES(アミノプロピルトリエトキシシラン、CAS#919−30−2)および2当量のアクリル酸3,3,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10−ペンタデカフルオロ−デシルエステル(米国特許第3916009号明細書、CIBA−GEIGY AG、1975にしたがって合成)の無水エタノール中溶液を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去して、所望のツインテールシラン(第3アミンフルオロシラン)を定量的に無色油状物として得た。
1H NMR(MeOH−d4):0.60(m,2H,CH2Si)、1.18(t,9H,CH3)、1.56(m,2H,CH2CH2Si)、2.47(m,br,10H,CF2CH2CH2およびOOCCH2およびNCH224)、2.77(m,br,4H,CH2N)、3.04(m,4H,CF2CH2CF2)、3.60(s,9H,OCH2)、4.31(m,4H,CH2OOC)。
13C NMR(MeOH−d4):7.4(s,CH2Si)、14.6(s,CH2CH2Si)、18.7(s,CH3)、21.4(m,CF2CH2CH2)、33.4(m,CH2COO)、37.7(m,CH2CF2CH2)、50.3(s,CH2N)、57.6(OOCCH2CH2N)、58.9(m,CF2CH2CF2)、59.4(s,OCH2)、61.5(s,CH2OOC)、109−124.1(6xm,C29)、173.7(s,COO)。
実施例20
第3アミンフルオロシラン(C4,2VDFアクリレートから;マイケル付加)
エステルおよび第3アミンエーテル部分を有するビス−フルオロアルキル(ツインテール)シランを以下にしたがって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH2+2CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−CF2−CH2−C49
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N[−(CH22−C(O)−O−(CH22−CF2−CH2−CF2−CH2−C492
1当量のAPTES(アミノプロピルトリエトキシシラン、CAS#919−30−2)および2当量のアクリル酸3,3,5,5,7,7,8,8,9,9,10,10,10−トリデカフルオロ−デシルエステル(米国特許第3916009号明細書、CIBA−GEIGY AG、1975にしたがって合成)の無水エタノール中溶液を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去して、所望のツインテールシラン(第3アミンフルオロシラン)を定量的に無色油状物として得た。
1H NMR(MeOH−d4):0.58(m,2H,CH2Si)、1.20(t,9H,CH3)、1.54(m,2H,CH2CH2Si)、2.38および2.47(2xm,10H,CF2CH2CH2およびOOCCH2およびNCH224)、2.77(m,br,4H,CH2N)、2.85(m,4H,C49CH2)、3.04(m,4H,CF2CH2CF2)、3.60(s,9H,OCH2)、4.30(m,4H,CH2OOC)。
13C NMR(MeOH−d4):8.6(s,CH2Si)、14.6(s,CH2CH2Si)、18.7(s,CH3)、21.4(m,CF2CH2CH2)、33.4(m,CH2COO)、37.7(m,CH2CF2CH2)、44.3(m,C49CH2CF2)、50.3(m,CH2N)、56.5(m,CF2CH2CF2)、57.5(s,NCH2 CH2COO)、59.1(m,CF2CH2CF2)、59.5(s,OCH2)、61.5(s,CH2OOC)、115.5,117.5,119.9,124.1(4xm,C29)、173.9(s,COO)。
実施例21
第3アミンフルオロシラン(PPVEアクリレートから;マイケル付加)
エステルおよび第3アミンエーテル部分を有するビス−フルオロアルキル(ツインテール)シランを以下にしたがって合成した:
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−NH2+2CH2=CH2−C(O)−O−(CH22−C24−O−C37
(CH3CH2−O−)3Si−(CH23−N[−(CH22−C(O)−O−(CH22−C24−O−C372
アクリル酸を2−[2−(ヘプタフルオロプロポキシ)−テトラフルオロエチル]−エチルアルコール(米国特許出願公開第2008113199A1号明細書)で触媒量のp−トルエンスルホン酸の存在下でエステル化して、アクリル酸3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルエステルを定量的に得た。エステルを水で洗浄し、蒸留した後、APTES(アミノプロピルトリエトキシシラン、CAS#919−30−2)と反応させた。1当量のAPTESおよび2当量のアクリル酸3,3,4,4−テトラフルオロ−4−ヘプタフルオロプロピルオキシ−ブチルの無水エタノール中溶液を60℃で5時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去して、所望のツインテールシラン(第3アミンフルオロシラン)を定量的に無色油状物として得た。
1H NMR(CDCl3):0.58(m,2H,CH2Si)、1.21(t,9H,CH3)、1.54(m,2H,CH2CH2Si)、2.46および2.52(2xm,10H,CF2CH2およびNCH224およびOOCCH2)、2.76(m,4H,CH2N)、3.62(m,6H,OCH2)、4.36(m,1H,CH2OOC)
13C NMR(MeOH−d4):8.6(s,CH2Si)、14.5(s,CH2CH2Si)、18.7(s,CH3)、21.5(m,CF2CH2CH2)、31.4(t,CF2CH2)、50.3(m,CH2N)、59.1(s,NCH2)、57.4(OOCCH2CH2N)、59.4(s,CH2O)、61.5(s,CH2OOC)、115.5,117.5,119.9,(3xm,CF)、173.6(s,COO)。
実施例22
C4−オキシランからの第3アミンの合成
THF中に溶解させた、1当量のAPTESおよび2当量の2−(2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−ヘプチル)−オキシランの混合物(Cirkva, V. et al. J Fluorine Chem.1997, 83, 151−158)を50℃で5時間撹拌し、減圧下で溶媒を除去して、琥珀色油状物として定量的に所望のツインテールシランを得る。
1H NMR(THF−d8):0.69(m,2H,CH2Si)、1.29(m,CH3)、1.56(m,2H,CH2CH2Si)、2.31(2xm,4H,CF2CH2)、2.50−2.80(m,6H,CH2N)、3.81(m,6H,OCH2)、4.08,4,15(2xs,br,2H,CHOH)。
13C NMR(CDCl3):8.0(s,CH2Si)、18.6(s,CH2CH3)、23.7(s,CH2CH2Si)、36.4(m,CF2CH2)、52.3(s,NCH2)、55.1(s,CH2N)、58.7(s,OCH2)、63.3(m,HOCHCH2N)、108,110,116,118(m,CF2およびCF3)。

Claims (13)

  1. イソシアネート誘導フルオロシランであって:
    (L) 3 −Si−(CH 2 n −(Z 1 a −[C(X 1 )] x −(Z 2 l −Q 1 −R f 式1
    (式中:
    各nは独立して1〜12の整数であり;
    a=1、x=1、およびl=1であり;
    Lは、RO−であって、RはHまたはアルキルであり、
    f はC 2 −C 12 パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は、任意選択的に水素で置換することができ、および/またはii)パーフルオロアルキルは、任意選択的に、少なくとも1つの酸素、メチレン、またはエチレンによって中断することができ;
    1は−NH−であり、
    2は、−NH−、−O−、−S−、および−NH−S(O)2 −からなる群から選択され;
    1 は、Z 2 が−NH−の場合に、−S−、−S(O)−、−S(O) 2 −、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価有機基によって任意選択的に中断されたC 2 −C 12 ヒドロカルビレンからなる群から選択され、
    2 が−O−の場合に、−NH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−、−S−、−S(O)−、−S(O) 2 −、−(R 1 )N−S(O) 2 −、
    Figure 0005680966
    からなる群から選択される少なくとも1つの二価有機基によって任意選択的に中断されたC 2 −C 12 ヒドロカルビレンからなる群から選択され、
    2 が−S−の場合に、−S−、−S(O)−、−S(O) 2 −、−N(R 1 )−C(O)−、−C(O)−N(R 1 )−、−(R 1 )N−S(O) 2 −、および
    Figure 0005680966
    からなる群から選択される少なくとも1つの二価有機基によって任意選択的に中断されたC 2 −C 12 ヒドロカルビレンからなる群から選択され、
    2 が−NH−S(O) 2 −の場合に、連続したC 2 −C 12 ヒドロカルビレンからなる群から選択され;
    1 は、OまたはSから選択され;
    各R 1 は、水素、フェニル、または任意選択的に−C 6 5 が末端である一価C 1 −C 8 アルキルから独立して選択される)によって表されるフルオロシラン。
  2. 尿素またはチオ尿素フルオロシランである請求項に記載のイソシアネート誘導フルオロシランであって:
    1およびZ2がどちらも−NH−であり
    1 はOであって、尿素を形成するか、またはX1はSであって、チオ尿素を形成し;ならびに
    1は、任意選択的に、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるイソシアネート誘導フルオロシラン。
  3. fが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択され、Q1が、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−O−C(O)−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される、請求項に記載の尿素またはチオ尿素フルオロシラン。
  4. fが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は水素によって置換され、および/またはii)パーフルオロアルキルは、酸素、メチレン、またはエチレンの少なくとも1つによって中断される、請求項に記載の尿素またはチオ尿素フルオロシラン。
  5. カルバメートフルオロシランである請求項に記載のイソシアネート誘導フルオロシランであって:
    1は−NH−であり、Z2は−O−であり;および
    1はOであり
    1は、任意選択的にNH−C(O)−NH−、−NH−C(S)−NH−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−(R1)N−S(O)2−、
    Figure 0005680966
    からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンであるイソシアネート誘導フルオロシラン。
  6. fが、C2−C12パーフルオロアルキルから選択され、Q1が独立して、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、および−(R 1 )N−S(O) 2 からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンから独立して選択される、請求項に記載のカルバメートフルオロシラン。
  7. fがC2−C12パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は水素によって置換されて、および/またはii)パーフルオロアルキルが、酸素、メチレン、またはエチレンの少なくとも1つによって中断さる、請求項に記載のカルバメートフルオロシラン。
  8. チオールカルバメートフルオロシランである請求項1に記載のイソシアネート誘導フルオロシランであって:
    1は−NH−であり、Z2は−S−であり;および
    1はOであり
    1は、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、−N(R1)−C(O)−、−C(O)−N(R1)−、−(R1)N−S(O)2−、および
    Figure 0005680966
    からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって任意選択的に中断されるC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるイソシアネート誘導フルオロシラン。
  9. fがC2−C12パーフルオロアルキルから選択され、Q1が、−S−、−S(O)−、および−S(O)2 −からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択される、請求項に記載のイソシアネート誘導フルオロシラン。
  10. fがC2−C12パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子が水素によって置換され、および/または ii)パーフルオロアルキルが、酸素、メチレン、またはエチレンの少なくとも1つによって中断される、請求項に記載のイソシアネート誘導フルオロシラン。
  11. N−スルホン尿素フルオロシランである請求項に記載のイソシアネート誘導フルオロシランであって、式中:
    1は−NH−であり、Z2は−NH−S(O)2−であり;および
    1はOであり
    1は、連続したC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から独立して選択されるイソシアネート誘導フルオロシラン。
  12. ホルミル尿素フルオロシランであって、
    (L) 3 −Si−(CH 2 n −(Z 1 a −[C(X 1 )] x −(Z 2 l −Q 1 −R f 式1
    (式中:
    各nは独立して1〜12の整数であり;
    a=1、x=1、およびl=1であり;
    Lは、RO−であって、RはHまたはアルキルであり、
    f はC 2 −C 12 パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は、任意選択的に水素で置換することができ、および/またはii)パーフルオロアルキルは、任意選択的に、少なくとも1つの酸素、メチレン、またはエチレンによって中断することができ;
    1 は、OまたはSから選択され;

    1は−NH−であり、
    2は−N[C(O)H]−であり、
    1は、−S−および−NH−からなる群から選択される少なくとも1つの二価部分によって中断されたC2−C12ヒドロカルビレンからなる群から選択される)によって表されるフルオロシラン。
  13. チオエーテルスクシンアミド酸フルオロシランであって:
    (L) 3 −Si−(CH 2 n −(Z 1 a −[C(X 1 )] x −(Z 2 l −Q 1 −R f 式1
    (式中:
    各nは独立して1〜12の整数であり;
    =1、x=1、およびl=1であり;
    Lは、RO−であって、RはHまたはアルキルであり、
    f はC 2 −C 12 パーフルオロアルキルから選択され、ただし:i)パーフルオロアルキルの1個のフッ素原子は、任意選択的に水素で置換することができ、および/またはii)パーフルオロアルキルは、任意選択的に、少なくとも1つの酸素、メチレン、またはエチレンによって中断することができ;
    1は、−NH−であり、Z2は−[HC(COOH)(R1)]CH−S−または
    −(R1)CH−[HC(COOH)]−S−であり、
    1はOであり;Q1は−(CH22−であり、
    1は独立して、メチルまたは水素から選択される)によって表されるフルオロシラン。
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