JP5677800B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関するものである。
一般的に位相差オートフォーカス(以下、適宜「AF」という。)の測距精度は、AFセンサーが取り込める重心Fnoと焦点検出用画素の間隔とで決まっている。
従来例の撮像用画素と焦点検出用画素が2次元的に配列された素子を用いた撮像装置としては、以下の特許文献1に開示された構成が知られている。
特許第3592147号明細書
従来の撮像装置には、主に以下の2つの測距方式がある。
(1)コントラスト方式
(2)位相差方式
(1)のコントラスト方式では、フォーカシング状態を変えてウォブリングを行いながらコントラスト値を評価する、いわゆる山登り方式を採用している。このため、合焦時間が長い。
また、動画撮影においては、ウォブリング時の画像も記録される。このため、画質の劣化が起こる。
また(2)の位相差方式では、原理的に1回の測距でデフォーカス量を検出できる。このため、合焦時間は短い。
一般的に、位相差方式の測距精度は、被写体の特性により変化する。例えば、低照度、ローコントラスト、の被写体では、測距精度が低下してしまうという問題がある。従来の対策は、相関演算より算出されたデフォーカス量の信頼性の有無を確認するための動作として、確認測距が行われていた。
例えば、ローコントラスト被写体を撮影すると、測距精度が低下し、1回目の測距の結果、ベスト像面位置より奥に合焦してしまう。そして、2回目の測距でベスト像面位置に合焦することができる。
この時、静止画撮影であれば、ベスト像面位置に合焦した状態で露光し、最終画像を得ればよい。これに対して、動画撮影では、測距動作中の画像、すなわち1回目の測距でベスト像面位置より奥の位置、即ち像面側の位置に合焦する。さらに、2回目の測距でベスト像面位置に合焦する過程も記録されてしまう。このため、画質の劣化となる。これは、コントラストAFのウォブリングが記録されるのと同じ状態である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、動画撮影においても、画質の劣化が少なく、焦点検出性能のよい撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影及び静止画撮影可能な撮像装置において、
推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
動画撮影時にデフォーカス検出精度を算出する算出部と、
動画撮影時に前記算出部の結果より補正値を設定する設定部と、
動画撮影時に前記設定部の結果より得られる前記補正値に基づいて、前記推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、
動画撮影時に前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算し、かつ、静止画撮影時に前記演算部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
動画撮影時に、前記演算部と、前記算出部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行い、かつ、静止画撮影時に、前記演算部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、
装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影及び静止画撮影可能な撮像装置において、
推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
デフォーカス検出精度が記録された記録部と、
動画撮影時に前記記録部に記録された前記デフォーカス検出精度より補正値を設定する設定部と、
動画撮影時に前記設定部の結果より得られる前記補正値に基づいて、前記推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、
動画撮影時に前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算し、かつ、静止画撮影時に前記演算部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
動画撮影時に、前記演算部と、前記記録部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行い、かつ、静止画撮影時に、前記演算部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記算出部は、前記演算部の結果に基づいて、デフォーカス検出精度を算出することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記設定部は、前記算出部の結果にのみ基づいて補正量を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記設定部は、前記算出部の結果と、撮影状態の焦点深度に基づいて補正量を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記補正部の結果のデフォーカス位置が、撮影状態の焦点深度内か外かを判定する判定部を更に有し、前記判定部の判定結果に基づいて、前記逐次フォーカシングの要否を決定することが望ましい。
また、本発明の撮像装置は、
装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有し、
前記画素のうち少なくとも部が、
画素へ入射する光束の入射方向を制限するよう構成された焦点検出用画素であり、
前記焦点検出画素以外は、画素へ入射する光束が前記焦点検出用画素よりも制限されないよう構成された撮像用画素であり、
前記焦点検出用画素は、少なくとも測距のための信号を出力し、
前記撮像用画素は、少なくとも画像のための信号を出力し、
装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影及び静止画撮影可能な撮像装置において、
推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
動画撮影時にデフォーカス検出精度を算出する算出部と、
動画撮影時に前記算出部の結果より補正値を設定する設定部と、
動画撮影時に前記設定部の結果より得られる前記補正値に基づいて、前記推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、
動画撮影時に前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算し、かつ、静止画撮影時に前記演算部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
動画撮影時に、前記演算部と、前記算出部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行い、かつ、静止画撮影時に、前記演算部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影においても、画質の劣化が少なく、焦点検出性能のよい撮像装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラの内部構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの射出瞳の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の光電変換部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の隣り合う二つの画素の構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の内部構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の内部構成を示す図である。 撮像素子の構成(バリエーション1)を示す平面図である。 撮像素子の構成(バリエーション2)を示す平面図である。 撮像素子の構成(バリエーション3)を示す平面図である。 撮像素子の構成(バリエーション4)を示す平面図である。 デジタルカメラの構成を示す機能ブロック図である。 従来のフォーカシングを説明する図である。 本実施形態におけるフォーカシングを説明する図である。 画像撮影時の処理手順を示すフローチャートである。 動画撮影サブルーチンの流れを示すフローチャートである。 焦点検出の流れを示すフローチャートである。 撮影の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る撮像装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
(デジタルカメラ)
まず、本発明の実施形態に係る撮像装置を備えたカメラについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ11の内部構成を示す図である。
デジタルカメラ11は、交換レンズ12と、カメラボディ13と、から構成され、交換レンズ12はマウント部14によりカメラボディ13に装着される。
交換レンズ12は、レンズ制御部30、レンズ駆動部16、絞り駆動部15、ズーミング用レンズ18、レンズ19、フォーカシング用レンズ20、及び、絞り21を備えている。レンズ制御部30は、マイクロコンピューターとメモリなどの周辺部品から成り、フォーカシング用レンズ20と絞り21の駆動制御、絞り21、ズーミング用レンズ18およびフォーカシング用レンズ20の状態検出、並びに、ボディ制御部24に対するレンズ情報の送信とカメラ情報の受信などを行う。
絞り駆動部15は、レンズ制御部30を介して、ボディ制御部24からの信号に基づいて、絞り21aの開口径を制御する。また、レンズ駆動部16は、レンズ制御部30を介して、ボディ制御部24からの信号に基づいて、ズーミング用レンズ18、フォーカシング用レンズ20を駆動する。
カメラボディ13は撮像素子22、ボディ制御部24、液晶表示素子駆動回路25、液晶表示素子26、接眼レンズ27、メモリカード29などを備えている。撮像素子22には後述する画素が二次元状に配列されており、交換レンズ12の予定結像面に配置されて交換レンズ12により結像される被写体像を撮像する。撮像素子22の所定の焦点検出位置には焦点検出用画素(以下、AF用画素という)が配列される。
ここで、交換レンズ12は撮像光学系に対応し、撮像素子22は撮像素子に対応する。
ボディ制御部24はマイクロコンピューターとメモリなどの周辺部品から構成され、撮像素子駆動回路28を介して、撮像素子22からの画像信号の読み出し、画像信号の補正、交換レンズ12の焦点調節状態の検出、レンズ制御部30からのレンズ情報の受信とカメラ情報(デフォーカス量)の送信、デジタルカメラ全体の動作制御などを行う。ボディ制御部24とレンズ制御部30は、マウント部14の電気接点部23を介して通信を行い、各種情報の授受を行う。
液晶表示素子駆動回路25は、液晶ビューファインダーの液晶表示素子26を駆動する。撮影者は接眼レンズ27を介して液晶表示素子26に表示された像を観察する。メモリカード29はカメラボディ13に脱着可能であり、画像信号を格納記憶する可搬記憶媒体である。
交換レンズ12を通過して撮像素子22上に形成された被写体像は、撮像素子22により光電変換され、その出力はボディ制御部24へ送られる。ボディ制御部24は、撮像素子22上のAF用画素の出力データ(第1像信号、第2像信号)に基づいて所定の焦点検出位置におけるデフォーカス量に基づきレンズ駆動量を算出し、このレンズ駆動量をレンズ制御部30を介して、レンズ駆動部16へ送る。また、ボディ制御部24は、撮像素子22の出力に基づいて生成した画像信号をメモリカード29に格納するとともに、画像信号を液晶表示素子駆動回路25へ送り、液晶表示素子26に画像を表示させる。
カメラボディ13には不図示の操作部材(シャッターボタン、焦点検出位置の設定部材など)が設けられており、これらの操作部材からの操作状態信号をボディ制御部24が検出し、検出結果に応じた動作(撮像動作、焦点検出位置の設定動作、画像処理動作)の制御を行う。
レンズ制御部30は、レンズ情報をフォーカシング状態、ズーミング状態、絞り設定状態、絞り開放F値などに応じて変更する。具体的には、レンズ制御部30は、レンズ18及びフォーカシング用レンズ20の位置と絞り21の絞り位置をモニターし、モニター情報に応じてレンズ情報を演算したり、あるいは予め用意されたルックアップテーブルからモニター情報に応じたレンズ情報を選択する。レンズ制御部30は、受信したレンズ駆動量に基づいてフォーカシング用レンズ20を不図示のモーター等の駆動源により合焦点へと駆動する。
(撮像素子の構成)
上述したデジタルカメラ11の構成は、同一の符号を用いる構成は、以下の全ての実施例において共通する。次に、デジタルカメラ11が有する撮像装置の撮像素子22の構成について説明する。
図2(a)〜(e)は、本発明の実施形態に係る撮像装置の射出瞳の構成を示す図である。デジタルスチルカメラ11における射出瞳Pは、図2(a)〜(e)に示すように、左右上下のうちの少なくとも2種類の瞳領域に対応する焦点検出用画素を有する。
具体例としては次の(1)〜(5)のとおりである。
(1)射出瞳Pを縦に2分割して、左側瞳検出用画素Lと右側瞳検出用画素Rを配置したもの(図2(a))
(2)射出瞳Pを横に2分割して、上側瞳検出用画素Uと下側瞳検出用画素Dを配置したもの(図2(b))
(3)左側瞳検出用画素Lと右側瞳検出用画素Rを左右に配置して、その一部を重ねたもの(図2(c))
(4)上側瞳検出用画素Uと下側瞳検出用画素Dを上下に配置して、その一部を重ねたもの(図2(d))
(5)左側瞳検出用画素Lと下側瞳検出用画素Dを任意の位置に配置して、その一部を重ねたもの(図2(e))
なお、測距用瞳の形状は、半円形状、楕円形状としたが、これに限定されず、他の形状、例えば矩形状、多角形状にすることもできる。
また、図2(a)と(b)を組み合わせて上下左右の焦点検出用画素を配置してもよい、図2(c)と(d)を組み合わせて上下左右の焦点検出用画素を配置してもよい、さらに、図2(c)と(e)を組み合わせて左右、斜め線検出の焦点検出用画素を配置してもよいが、これに限定されるものではない。
本実施形態の撮像装置では、瞳が異なる領域を有し、その領域の1つを透過した光束を受光する光電変換部の出力から得られる第1像信号と、もう1つの領域を透過した光束を受光する光電変換部の出力から得られる第2像信号と、に基づいて位相差を検出し、撮影レンズの焦点状態を検出する。
以下、図3〜図6を参照して、具体的な射出瞳の分割例について説明する。
(光電変換部の分割)
まず、図3を参照して、撮像素子22の光電変換部を分割することによって射出瞳を分割する例を説明する。
図3は、撮像素子22の光電変換部の構成を示す図である。
撮像素子22は、基板内に形成されたP型ウエル31、P型ウエル31と共に光電荷を発生させ蓄積するn型領域32α、32β、n型領域32α、32βに蓄積されている光電荷が転送される不図示のフローティングディフュージョン部(以下、「FD部」と称する。)、n型領域32α、32βに蓄積された光電荷をFD部へ効率よく転送するために光電荷を収集する表面p+層33α、33β、FD部へ光電荷を転送するための転送ゲート(不図示)、ゲート絶縁膜であるSiO膜34、ベイヤ配列のカラーフィルタ35、及び、被写体からの光を集めるマイクロレンズ36、を備える。
マイクロレンズ36は、交換レンズ12(図1)の瞳と表面p+層33α、33βとが、概略共役になるような形状及び位置に形成されている。光電荷は、模式的には、領域37で発生する。
図3に示す例では、光電変換部が、n形領域32α及び表面p+層33αと、n形領域32β及び表面p+層33βと、に分割されており、これにより射出瞳が分割される。光線L31、L32は、n形領域32α及び表面p+層33αと、n形領域32β及び表面p+層33βと、にそれぞれ入射する。
(開口部を偏心)
次に、図4を参照して、撮像素子22の画素の開口部を光電変換素子の中心に対して偏心させることによって射出瞳を分割する例を説明する。
図4は、撮像素子22の隣り合う二つの画素の構造を示す断面図である。
画素41は、最上部から、順に、マイクロレンズ42、マイクロレンズ42を形成するための平面を構成するための平滑層43、色画素の混色防止のための遮光膜44、色フィルタ層をのせる表面を平らにするための平滑層45、及び、光電変換素子46が配置されている。画素51も画素41と同様に、最上部から、順に、マイクロレンズ52、平滑層53、遮光膜54、平滑層55、及び、光電変換素子56が配置されている。
さらに、これらの画素41、51においては、遮光膜44、54が、光電変換素子46、56中心部47、57から外側に偏心した開口部48、58をそれぞれ有している。
図4に示す例では、撮像素子22の画素の開口部を光電変換素子の中心に対して偏心させている。このため、光線L41、L51は、光電変換素子46、56にそれぞれ入射することから、射出瞳が分割される。
つづいて、図5を参照して、レンズを偏心させることによって射出瞳を分割する例を説明する。図5は、撮像素子の内部構成を示す図である。
図5の撮像素子においては、それぞれの画素の上のオンチップレンズ61、62、63、64が独立して構成されている。
図5においては、画素集合Aの画素のオンチップレンズ61、63の光軸61a、63aは、画素の中心から左側にずれている。また、画素集合Bの画素のオンチップレンズ62、64の光軸62a、64aは画素の中心から右側にずれている。
2つの画素集合A、Bからの出力を比較することで、レンズ18のフォーカス量を算出することができる。
オンチップレンズ61、62、63、64では、屈折力と光軸61a、62a、63a、64aの位置等の形状という2つのパラメーターを独立してコントロールすることができる。画素数が十分多ければ、画素集合Aと画素集合Bは、同様の光の強度分布を得ることができ、これを利用して位相差AFを行うことができる。この時、画面全体でのデフォーカス量を検出できるので、被写体の3次元情報を取得することができる。
図5に示す例では、撮像素子22のオンチップレンズを画素の中心に対して偏心させている。このため、光線L61、L62は、オンチップレンズ61、62にそれぞれ入射し、これにより射出瞳が分割される。
次に、図6を参照しつつ、DML(デジタルマイクロレンズ)を用いて射出瞳を分割する例を説明する。図6は、撮像素子の内部構造を示す断面図である。
図6に示す撮像素子では、オンチップレンズをDMLで構成している。画素70と画素80はそれぞれ異なる領域からの光束を受光する隣り合った画素である。
図6において、撮像素子は、DML71、81、カラーフィルタ72、アルミニウム配線73、信号伝送部74、平坦化層75、受光素子76、86(例えばSiフォトダイオード)、及び、Si基板77を備える。図6に示すように、アルミニウム配線73、信号伝送部74、平滑化層75、受光素子76、86、及び、Si基板77は、半導体集積回路78を構成する。ここで、画素70と画素80の構成は、DML71、81以外は同様である。
図6は、入射光束全体のうち、受光素子76、86にそれぞれ入射する光束の様子を示している。DML71、81を用いることにより、光束L71、L81は、画素70の受光素子76と画素80の受光素子86にそれぞれ入射し、射出瞳が分割される。
撮像素子(イメージャ)としては、例えば、CCD(charge coupled device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、裏面照射型CMOS、1画素中でR、G、B全色を3層で取り込むことのできるセンサー(Forveon X3)を用いることができる。
以下の実施例では、焦点検出用画素は、光電変換部の撮影レンズ側に形成されたオンチップレンズを画素の中心から偏心させることによって、撮影レンズの瞳の異なる位置を透過した光束を受光するように構成されている。瞳分割の手段としては、上述のように、画素中心に対して遮光部材を用いて開口部を偏心させたものや、DMLを用いたもの、1画素中に光電変換部を2つ設けたものでもよい。
焦点検出用画素は、撮影レンズの瞳の異なる位置を透過した光束を受光するように構成している。このため、焦点検出用画素からの信号レベルは、焦点検出用画素近傍の撮像用画素から出力される信号レベルと異なってしまうおそれがある。焦点検出用画素の位置における画像用の信号を得る為には、以下の(1)又は(2)の方法をとることが好ましい。
(1)焦点検出用画素の信号を周囲の撮像用画素の信号レベルと同等となるようにゲインを調整し、焦点検出用画素の位置における画像用信号とする。
(2)焦点検出用画素の信号および焦点検出用画素近傍の撮像用画素の信号に基づいて画素補間を行い、焦点検出用画素の位置における画像用信号とする。
ゲイン調整の方法については、次のように行う。
まず、焦点検出用画素から出力されたままの信号レベルと、焦点検出用画素近傍の撮像用画素から出力されたままの信号レベルと、を比較する。つづいて、焦点検出用画素から出力される信号レベルを近傍の撮像用画素から出力される信号レベルに近づけるようにゲインを調整する。その後、焦点検出用画素の信号をゲイン調整し得られた信号を画像信号としてデモザイキングを行い、最終画像を得る。
画素補間の方法については、以下の(a)〜(c)のいずれかが好ましいが、これらに限定されず、単純平均演算(重み付きも含む)だけでなく、線形補間、2次以上の多項式で補間、メディアン処理などで求めてもよい。
(a)焦点検出用画素の位置における信号を、焦点検出用画素近傍の撮像用画素の信号に基づいて補間し、補間することで得られた信号を焦点検出用画素の位置の画像信号としてデモザイキングを行い、最終画像を得る。
(b)焦点検出用画素の位置における信号を、焦点検出用画素の信号と焦点検出用画素近傍の撮像用画素の信号とに基づいて補間し、補間することで得られた信号を焦点検出用画素の位置の画像信号としてデモザイキングを行い、最終画像を得る。
(c)焦点検出用画素の位置における信号を、焦点検出用画素近傍の撮像用画素の信号に基づいて補間し、補間することで得られた信号と焦点検出用画素の位置の信号とに基づいて補間し、補間することで得られた信号を焦点検出用画素の位置の画像信号としてデモザイキングを行い、最終画像を得る。
撮像素子の複数の画素には、複数の色フィルタがそれぞれ配置されている。後述する実施例3、4では、複数の色フィルタの透過特性は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3通りとしている。
Bフィルタは、R、G、Bの異なる透過特性のうち、最も短波長側の透過特性をもつ色フィルタであり、Rフィルタは、最も長波長側の透過特性を持つ色フィルタであり、Gフィルタは、それ以外の透過特性を持つものである。
なお、複数の色フィルタは、少なくとも可視域の一部を含み、異なる透過特性を少なくとも3通り有していれば、ほかの組合せでも良い。
焦点検出用画素は、複数の色フィルタのうち最も輝度信号に重み付けを行う色フィルタとして、Gフィルタを用いて、入射する光束の入射方向を制限している。
なお、焦点検出用画素は、Gフィルタに限らず、複数の色フィルタのうち最も輝度信号に重み付けを行う色フィルタ、又は、最も透過率が高い色フィルタが配置される画素のうち少なくとも1部が、入射する光束の入射方向を制限するよう構成することができる。
(画素配列のバリエーション1)
図7は、第1実施形態のイメージャにおける画素配置を概念的に示す平面図である。
図7に示すイメージャ(撮像装置)は、図3、図4、図5、図6で示した画素において、各画素中心と各光電変換領域の瞳の中心、または面積重心とを上方向、下方向、右側方向、左側方向にずらした画素、の組合せで構成されている。
図7は、各画素の光軸方向から望んだときの光電変換領域を示したものである。
図7では、縦10画素(L01〜L10)、横10画素(F01〜F10)で合計100画素の例を示している。しかしながら、画素数はこれに限るものでなく、例えば合計画素が1000万画素を超えるものでも構わない。
図7に示す例では、画素中心に対し光電変換領域の面積中心のずれている方向が右側と左側と上側と下側の4種類がある。以下の説明では、それぞれを右画素120R、左画素120L、上画素120U、下画素120Dと称することとする。
図7において、L01の行では、左から(F01から)順に、左画素120L、撮像用画素121、左画素120L、撮像用画素121、が繰り返し配置されている。
L02の行では、左から順に、撮像用画素121、上画素120U、撮像用画素121、下画素120D、が繰り返し配置されている。
L03の行では、左から順に、右画素120R、撮像用画素121、右画素120R、撮像用画素121、が繰り返し配置されている。
L04の行では、左から順に、撮像用画素121、上画素120U、撮像用画素121、下画素120D、が繰り返し配置されている。
L05以降の行は、L01、L02、L03、L04のパターンを繰り返す配置になっている。
図7の配置をF01〜10の列から見ると次のようになる。
F01の列では、上から(L01から)順に、左画素120L、撮影用画素121、右画素120R、撮影用画素121、が繰り返し配置されている。
F02の列では、上から順に、撮影用画素121、上画素120U、撮影用画素121、上画素120U、が繰り返し配置されている。
F03以降の列は、F01、F02のパターンを繰り返す配置になっている。
以下の説明においては、特定の画素を示すときに、行番号L01〜L10と列番号F01〜F10を並べて表す。例えば、L01の行のうち、F01の列に対応する画素を「L01F01」で表す。
図7に示す例では、例えば、L01F01(左画素120L)と、L02F02(上画素120U)とL03F01(右画素120R)とL02F04(下画素120D)とのいずれかの画素とは、画素ピッチから算出される画素間距離より、瞳の中心間距離または重心間距離が狭い構成となる。
第1実施形態の撮像装置では、左画素120Lから構成されるセル群と、右画素120Rから構成される別のセル群と、のそれぞれの出力信号(測距のための信号)から、位相差情報を算出して光学系のフォーカスを調整させることができる。
例えば、L01の行の左画素120LであるL01F01、L01F03、L01F05、L01F07、L01F09から得られる出力波形と、L03の行の右画素120Rである、L03F01、L03F03、L03F05、L03F07、L03F09から得られる出力波形と、を比較することで、所謂位相差検出式によりデフォーカス情報や合焦点位置情報が取得できる。
(画素配列のバリエーション2)
次に、撮像装置が備える撮像素子の他の構成例について説明する。
図8の配置において、L05F01画素とL05F05画素とは、左側瞳検出用画素である。また、L05F03画素は、右側瞳検出用画素である。
これにより、精度の高い焦点検出を行うことができる。
(画素配列のバリエーション3)
次に、撮像装置が備える撮像素子の他の構成例について説明する。
図9のカラーフィルタの配置は、L01F01画素を緑色のフィルタG、L01F02画素を赤色のフィルタRとして、横方向に、これらの組合せパターンを繰り返している。
また、L02F01画素を青色のフィルタB、L02F02画素を緑色のフィルタGとして、横方向に、これらの組合せパターンを繰り返している。
そして、L01列のパターンと、L02列のパターンとを、縦方向に、繰り返している。
ここで、緑色のフィルタGが配置されている、L05F01画素とL05F09画素とは、左側瞳検出用画素である。また、L05F05画素は、右側瞳検出用画素である。
これにより、被写体の色に関わらず精度の高い焦点検出を行うことができる。尚、カラーフィルタと光電変換領域の画素中心からのズレ方向の組み合わせはこれに限る必要ない。
(画素配列のバリエーション4)
次に、撮像装置が備える撮像素子のさらに他の構成例について説明する。
図10のカラーフィルタの配置は、L01F01画素を緑色のフィルタG、L01F02画素を赤色のフィルタRとして、横方向に、これらの組合せパターンを繰り返している。
また、L02F01画素を青色のフィルタB、L02F02画素を緑色のフィルタGとして、横方向に、これらの組合せパターンを繰り返している。
そして、L01列のパターンと、L02列のパターンとを、縦方向に、繰り返している。
ここで、緑色のフィルタGが配置されている、L01F01画素と、L01F09画素と、L09F01画素と、L09F09画素とは、左側瞳検出用画素である。
また、L05F01画素と、L05F09画素とは、右側瞳検出用画素である。
また、L01F05画素と、L09F05画素とは、上側瞳検出用画素である。
さらに、L05F05画素は、下側瞳検出用画素である。
これにより、被写体の色に関わらず精度の高い焦点検出を行うことができる。尚、カラーフィルタと光電変換領域の画素中心からのズレ方向の組み合わせはこれに限る必要はない。
図11は、撮像装置11のボディ制御部24の機能ブロックを示す図である。
撮像素子22からは、撮影用画素からの信号、焦点検出用画素からの信号、第1像信号、及び第2像信号のいずれの信号であるかを識別するための信号がラインaを経由してA/D変換部131へ入力する。
像信号取得部133は、信号処理部132を経由した信号を取得する。撮影用画素からの信号は、表示画像構成部134により、液晶表示素子駆動回路25へ出力される。液晶表示素子26は、撮影用の画像を表示する。使用者は、接眼レンズ27を通して撮影用の画像を観察できる。
記録画像構成部139は、撮影用画素からの信号に基づいて記録画像データを構成する。記録画像データは、メモリーカード29に格納される。
また、焦点検出用画素からの信号は、像信号取得部133から演算部/相関演算部135へ出力される。
演算部/相関演算部135は、第1像信号、及び第2像信号に基づいて相関演算を行い、推定されたデフォーカス量を演算する。算出部136は、デフォーカスの算出精度を算出する。設定部137は、算出部136の結果から補正値を算出する。さらに、補正部138は、補正値を推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する。
レンズ駆動量算出部140は、補正部138からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算する。制御部141は、動画撮影時に、演算部/相関演算部135と、算出部136と、設定部137と、補正部138より得られるデフォーカス量及びレンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う。
これら、演算部/相関演算部135〜制御部140により、レンズ駆動してフォーカシングするフローチャートの詳細に関しては、後述する。
図12(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、従来の構成において、位相差方式によるフォーカシングの際、いわゆるウォブリングが発生する理由を説明する図である。図12(a)、(b)、(c)において、横軸は像面の位置IPを示している。図12(d)、(e)において、横軸は撮影時間を示している。以下の説明図において、同様の符号を用いる。
図12(a)は、十分なコントラストの静止画においてフォーカシングを行う場合を説明する図である。フォーカシングレンズが初期位置のとき、初期像面Sは図中左側に位置している。このとき、ベスト像面位置bstに対して1回目の測距による狙いの範囲でフォーカシングを行う。測距精度の幅、換言すると測距精度のばらつきを図中において点線で示す。測距精度の狙いの幅が、被写界深度内に収まっていると合焦と判断される。
図12(d)は、この場合のコントラスト評価値(縦軸)の変化の様子を示している。初期の像面位置Sからベスト像面位置bstまで滑らかにコントラスト評価値が増加してゆき合焦することがわかる。
次に、被写体のコントラストが低く、ウォブリングが発生する場合について説明する。
図12(b)に示すように、被写体のコントラストが低い場合、1回目の測距の狙いの幅は、点線で示すように図12(a)の場合に比較して、デフォーカス検出精度を示す曲線の裾部が拡がっている。
そして、1回目のフォーカシングにより、測距精度が低下し、スタートの像面位置S1からベスト像面位置bstより奥、即ち像面側の像面位置G1に移動する。
次に、図12(c)に示すように、1回目のフォーカシングにおいて、像面位置G1をスタートの像面位置S2として、2回目の像面位置G2に移動する。2回目の像面位置G2は、ベスト像面位置bstに合致しているため、合焦している。
図12(e)は、被写体のコントラストが低い場合のコントラスト評価値の変化を示している。このような場合に動画を撮影すると、図12(e)の曲線から明らかなように、ウォブリングによる一時的な像の乱れ、つまり画質の劣化が生じてしまう。
図13(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本実施例の構成において、被写体のコントラストが低い場合、位相差方式によるフォーカシングを説明する図である。
以下、被写体のコントラストが低い場合でも、ウォブリングが発生することなく、静止画はもちろんのこと、さらに動画までを撮影できる様子を示す。
図13(a)に示すように、被写体のコントラストが低い場合、1回目の測距の狙い(曲線で示すデフォーカス検出精度)の幅は、点線で示すように裾部が拡がっている。そして、1回目の測距の結果、スタートの像面位置S1は、像面位置G1へ移動する。像面位置G1は、ベスト像面位置bstよりも手前側、すなわち物体側に位置している。
像面位置G1は、詳細については後述する所定の手順を経て決定される。
図13(b)において、次は、像面位置G1をスタート位置S2として、2回目のフォーカシングを行う。そして、2回目の測距の結果、像面位置S2は、像面位置G2へ移動する。像面位置G2は、ベスト像面位置bstよりも手前側、すなわち物体側に位置している。
この像面位置G2も、詳細については後述する所定の手順を経て決定される。
図13(c)において、像面位置G2をスタート位置S3として、3回目のフォーカシングを行う。そして、3回目の測距の結果、像面位置S3は、像面位置G3へ移動する。合焦位置G3は、ベスト像面位置bstよりも手前側、すなわち物体側に位置している。
図13(d)において、像面位置G3をスタート位置S4として、4回目のフォーカシングを行う。そして、4回目の測距の結果、像面位置S4は、像面位置G4へ移動する。合焦位置G4は、ベスト像面位置bstに合致しているため、合焦している。
ここで、ベスト像面位置bstへ合焦するまでの、さらに詳細な処理を説明する。
このことを、図13(a)へ戻って、具体的に説明する。像面の初期位置S1(=フォーカシングを開始する前の像面位置)とベスト像面位置bstとの距離が、真のデフォーカス量Dtrueに相当する。
ここで、1回目のフォーカシングにおいて、推定されたデフォーカス量の絶対値Destの像面位置aが算出される。このとき、デフォーカス検出精度(測距精度の正規分布)の3σ(σは、標準偏差を示す)を「3σ1」とする。この「3σ1」が補正値に相当する。
補正部138は、設定部137の結果より得られる補正値3σ1を推定されたデフォーカス量Destの絶対値を減少させるように補正する。つまり、補正部138は、推定されたデフォーカス量Destから「3σ1」に相当する長さ(距離)を減算する。この結果を、1回目の測距による像面位置G1とする。
図13(b)に示す2回目の測距でも、同様の処理が行われる。像面位置G1をスタート位置S2として、2回目のフォーカシングを行う。推定されたデフォーカス量の絶対値Dest’である像面位置a’が算出される。このとき、デフォーカス検出精度(測距精度の正規分布)の3σ(σは、標準偏差を示す)を「3σ2」とする。この「3σ2」が補正値である。
補正部138は、設定部137の結果より得られる補正値3σ2を推定されたデフォーカス量Dest’の絶対値を減少させるように補正する。つまり、補正部138は、推定されたデフォーカス量Dest’から3σ2を減算する。この結果を、2回目の測距による像面位置G2とする。
以下、同様の処理を繰り返す。これにより、ベスト像面位置bstより常に物体側に像面位置G1、G2を設定(=合焦)することができる。この結果、フォーカシング中に、像面位置がベスト像面位置bstをはさんで、奥や手前に行ったり、来たりすることがない。これにより、ベスト像面位置bstまで、ウォブリングすることなくフォーカシングを行うことができる。
この処理手順を数式で示すと次式Aのようになる。

L=(def/|def|)×(|def|−|Δdef|) (A)

ここで、
Lは、補正部により演算された結果であり、このデフォーカス量を用いてレンズ駆動量を算出し、フォーカシングを行う。
defは、演算部により演算された、推定されたデフォーカス量、
Δdefは、設定部により設定された補正値、
である。
式(A)において、(def/|def|)の項は、駆動するレンズの方向(正、負)を示している。|def|は、推定されたデフォーカス量Destの絶対値に対応する。また、Δdefは、上述の例では、測距精度(正規分布)の「3σ」に相当する。
次に、フローチャートを用いて、本実施例におけるフォーカシング動作をさらに詳細に説明する。
図14は、撮影の大まかな流れを示すフローチャートである。本フローチャートは、画像形成のフローと、焦点検出のフローとの2つに大別される。まず、画像形成のフローについて説明する。
ステップS101において、撮影が開始される。ステップS102において、使用者は撮影モードを選択する。
ステップS102において、動画モードが選択された場合、ステップS103へ進み後述する動画撮影サブルーチンが実行される。
また、ステップS102において、静止画モードが選択された場合、ステップS104へ進み、焦点検出サブルーチンが実行される。その後、ステップS105において、撮像サブルーチンが実行される。
但し、上記図のフローに限定されない。
例えば、電源ON後、初期状態検出、撮像素子駆動、プレビュー画像表示などをおこなってもよい。
また、撮影開始をシャッターボタン半押し後、焦点検出サブルーチンに移り、合焦後、確認画像を表示し、
シャッターボタン全押し後に、撮影サブルーチンに移るフローでもよい。
まず、動画撮影サブルーチンについて説明する。図15は、動画撮影サブルーチンの流れを説明するフローチャートである。
ステップS201において、像信号取得部133は、撮像用画素の読み出しを行う。ステップS202において、記録画像構成部139は、記録画像の構成を行う。ステップS203において、メモリカード29などへ記録画像を記録する。画素読出しは、全画素読出し、間引き読出しの処理を行うように構成してもよい。画像構成には、欠陥画素の補間処理が含まれている。また、画素加算や画素補間により、焦点検出対象画素の位置の画素信号を求めるようにしてもよい。
ステップS204において、表示画像構成部134は、撮像用画素からの信号に基づいて表示用の画像を構成する。ステップS205において、液晶表示素子26は、画像を表示する。
ステップS201からステップS205までの手順で画像形成のフローを構成する。
次に、焦点検出のフローを説明する。
ステップS206において、像信号取得部133は、焦点検出用の画素からの信号を読み出す。ステップS207において、演算部/相関演算部135は、第1像信号と、第2像信号との相関演算を行い、推定されたデフォーカス量を算出する。
ステップS209において、算出されたデフォーカス量は焦点深度内であるか否かが判断される。ステップS209の判断結果がNoのとき、ステップS210において、算出部136は、デフォーカスの算出精度を算出する。
ここで、確認測距を行い、焦点深度に入っていると判断した場合、デフォーカス量の補正を行わない。このため、ステップS209の判断結果がYesの場合、ステップS213へ進み、フォーカシング用のレンズの駆動量を算出する。
ステップS211において、設定部137は、算出部136の結果から補正値を算出する。ステップS212において、補正部138は、補正値を推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する。
具体的には、撮像光学系の焦点距離、Fno、撮像素子の画素ピッチに基づいた、デフォーカス補正量を付加する。これにより、ベスト像面位置bstより奥に合焦することがないような測距動作が可能となるため、動画撮影においても、画質の劣化がない。
ステップS213において、レンズ駆動量算出部140は、補正部138からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算する。ステップSS214において、制御部141は、動画撮影時に、演算部/相関演算部135と、算出部136と、設定部137と、補正部138より得られるデフォーカス量及びレンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う。
ステップS215において、動作撮影が終了したか否かが判断される。ステップS215の判断結果がNoの場合、ステップS201へ戻る。ステップS215の判断結果がYesの場合、サブルーチンを終了する。
図16は、静止画モード時の焦点検出サブルーチンの流れを示すフローチャートである。ステップS301において、像信号取得部133は、焦点検出用画素からの信号を読み出す。
ステップS302において、演算部/相関演算部135は、第1像信号と、第2像信号との相関演算を行う。ステップS303において、相関演算結果の信頼性を判定する。ステップS304において、演算部/相関演算部135は、デフォーカス量を算出する。ステップS305において、レンズ駆動量算出部140は、レンズ駆動量を算出する。ステップS306において、制御部141、レンズ駆動部16を介してフォーカシング用レンズ20が駆動される。
図17は、撮影サブルーチン1の流れを示すフローチャートである。ステップS401において、像信号取得部133は、撮像用画素からの信号を読み出す。ステップS402において、読み出された信号に基づいて画像データを構成する。画素読出しは、全画素読出し、間引き読出しの処理を行うように構成してもよい。画像構成には、欠陥画素の補間処理が含まれている。また、画素加算や画素補間により、焦点検出対象画素の位置の画素信号を求めるようにしてもよい。
ステップS403において、生成された画像信号を一時記憶しておく。そして、ステップS404において、液晶表示素子26は、記録されている画像を表示する。
なお、ボディ制御部に、焦点検出サブルーチンや、撮影サブルーチンを行う為の構成が含まれている。
また、上述のフローチャートに限定されない。例えば、モード選択後、初期状態検出、撮像素子駆動、プレビュー画像表示などを行なってもよい。
また、撮影開始をシャッターボタン半押し後、焦点検出サブルーチンに移り、合焦後、確認画像を表示し、シャッターボタン全押し後に、撮影サブルーチンに移るフローでもよい。
なお、上述したフローに限定されない。実施形態として、画像形成フローと焦点検出フローを縦列処理としたが、画像形成フローと焦点検出フローの順序は逆でもよい、また並列処理でもよい。
以上説明したように、本実施例では、測距精度が低下した場合でも、ベスト像面位置より奥に合焦することがないような測距動作を行う構成となっている。このため、動画撮影においても、画質の劣化がない。この結果、動画撮影においても、画質の劣化が少なく、焦点検出性能のよい撮像装置を提供できる。
また、撮像光学系は、デフォーカス検出精度が記録された記録部を有していてもよい。この場合、算出部137は、記録部よりデフォーカス検出精度を読み出す。
また、算出部137は、演算部である演算部/相関演算部135の結果に基づいて、デフォーカス検出精度を算出する。
例えば、デフォーカス検出精度は、以下の2通りの算出方法が挙げられる。
(1)位相差方式のフォーカシングを所定回数、例えば20回繰り返す。そして、この結果から統計的なばらつきを算出する。
(2)異なる瞳からの2つの像の相関度合いから、ばらつきを算出する。
設定部137は、演算部である演算部/相関演算部135の結果にのみ基づいて補正量を決定する。演算部/相関演算部135の結果にのみ基づく、とは、上述の統計的に得られるばらつき、相関演算により得られるばらつき、をいう。
例えば、測距精度の正規分布の3σ相当のデフォーカス量を補正量とする。演算部の結果であるデフォーカス量から減算した値をデフォーカス量として、合焦動作を行う。これにより、ベスト像面位置より奥に合焦することがない。
即ち、動画撮影においても、画質の劣化が少なく、焦点検出性能のよい撮像装置を提供できる。
また、設定部137は、算出部136の結果と、撮影状態の焦点深度に基づいて補正量を決定することもできる。
例えば、補正値を、測距精度の「正規分布の3σ‐焦点深度」とすることもできる。そして、演算手段の結果であるデフォーカス量から減算した値をデフォーカス量として、合焦動作を行うことで、ベストピント位置より奥に合焦することがない。
即ち、動画撮影においても、画質の劣化が少なく、焦点検出性能のよい撮像装置を提供できる。
補正部の結果のデフォーカス位置が、撮影状態の焦点深度内か外かを判定する判定部を有することが望ましい。
判定部は、推定されたデフォーカス量、例えば、図13(a)の像面位置a、図13(b)の像面位置a’が焦点深度内か外かを判定する。
これにより、像面位置a、a’が焦点深度内のときは、フォーカシングを終了できる。また、像面位置a、a’が焦点深度外のときは、フォーカシングを継続できる。
これは、図15のフローチャートにおけるステップS209の判断に相当する。
また、本撮像装置は、以下の構成とすることもできる。
装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有し、
前記画素のうち少なくとも1部が、
画素へ入射する光束の入射方向を制限するよう構成された焦点検出用画素であり、
前記焦点検出画素以外は、画素へ入射する光束が前記焦点検出用画素よりも制限されないよう構成された撮像用画素であり、
前記焦点検出用画素は、少なくとも測距のための信号を出力し、
前記撮像用画素は、少なくとも画像のための信号を出力し、
装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影可能な撮像装置において、
推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
デフォーカス検出精度を算出する算出部と、
算出部の結果より補正値を設定する設定部と、
設定部の結果より得られる補正値を推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、を有し、
前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
動画撮影時に、前記演算部と、前記算出部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及びレンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
を有する。
以上説明したように、本実施例によれば、測距精度が低下した場合でも、ベスト像面位置より常に物体側に合焦し、ウォブリングを低減することができる。
以上のように、本発明には、測距精度に変動が少なく、測距性能が劣化しない撮像装置に適している。
11 デジタルスチルカメラ
12 交換レンズ
13 カメラボディ
15 絞り駆動部
16 レンズ駆動部
18 ズーミング用レンズ
19 レンズ
20 フォーカシング用レンズ
21a 可変絞り
21b 固定絞り
22 撮像素子
24 ボディ制御部
25 液晶表示素子駆動回路
26 液晶表示素子
27 接眼レンズ
28 撮像素子駆動回路
29 メモリカード
30 レンズ制御部
31 p形ウエル
32α、32β n形領域
33α、33β 表面p+層
35 カラーフィルタ
36 マイクロレンズ
41 画素
42、52 マイクロレンズ
44、54 遮光膜
48、58 開口部
61、62、63、64 オンチップレンズ
61a、62a、63a、64a 光軸
70、80 画素
71、81 屈折率分布レンズ
72 カラーフィルタ
76、86 受光素子
90 移動・駆動部
91 減光素子
120L 左側瞳検出用画素
120R 右側瞳検出用画素
120U 上側瞳検出用画素
120D 下側瞳検出用画素
121 撮影用画素
131 A/D変換部
132 信号処理部
133 増信号取得部
134 表示画像構成部
135 演算部/相関演算部
136 算出部
137 設定部
138 補正部
139 記録画像構成部
140 レンズ駆動量算出部
141 制御部

Claims (7)

  1. 装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影及び静止画撮影可能な撮像装置において、
    推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
    動画撮影時にデフォーカス検出精度を算出する算出部と、
    動画撮影時に前記算出部の結果より補正値を設定する設定部と、
    動画撮影時に前記設定部の結果より得られる前記補正値に基づいて、前記推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、
    動画撮影時に前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算し、かつ、静止画撮影時に前記演算部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
    動画撮影時に、前記演算部と、前記算出部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行い、かつ、静止画撮影時に、前記演算部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影及び静止画撮影可能な撮像装置において、
    推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
    デフォーカス検出精度が記録された記録部と、
    動画撮影時に前記記録部に記録された前記デフォーカス検出精度より補正値を設定する設定部と、
    動画撮影時に前記設定部の結果より得られる前記補正値に基づいて、前記推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、
    動画撮影時に前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算し、かつ、静止画撮影時に前記演算部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
    動画撮影時に、前記演算部と、前記記録部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行い、かつ、静止画撮影時に、前記演算部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記算出部は、前記演算部の結果に基づいて、デフォーカス検出精度を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記設定部は、前記算出部の結果にのみ基づいて補正量を決定することを特徴とする請求項1または3に記載の撮像装置。
  5. 前記設定部は、前記算出部の結果と、撮影状態の焦点深度に基づいて補正量を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記補正部の結果のデフォーカス位置が、撮影状態の焦点深度内か外かを判定する判定部を更に有し、前記判定部の判定結果に基づいて、前記逐次フォーカシングの要否を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有し、
    前記画素のうち少なくとも部が、
    画素へ入射する光束の入射方向を制限するよう構成された焦点検出用画素であり、
    前記焦点検出画素以外は、画素へ入射する光束が前記焦点検出用画素よりも制限されないよう構成された撮像用画素であり、
    前記焦点検出用画素は、少なくとも測距のための信号を出力し、
    前記撮像用画素は、少なくとも画像のための信号を出力し、
    装着、または固定可能な撮像光学系と、光電変換部を有する画素が2次元的に配列された撮像素子と、を有する動画撮影及び静止画撮影可能な撮像装置において、
    推定されたデフォーカス量を演算する演算部と、
    動画撮影時にデフォーカス検出精度を算出する算出部と、
    動画撮影時に前記算出部の結果より補正値を設定する設定部と、
    動画撮影時に前記設定部の結果より得られる前記補正値に基づいて、前記推定されたデフォーカス量の絶対値を減少させるように補正する補正部と、
    動画撮影時に前記補正部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算し、かつ、静止画撮影時に前記演算部からの結果に基づいてレンズ駆動量を演算するレンズ駆動量算出部と、
    動画撮影時に、前記演算部と、前記算出部と、前記設定部と、前記補正部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行い、かつ、静止画撮影時に、前記演算部より得られるデフォーカス量及び前記レンズ駆動量を用いて逐次フォーカシングを行う制御部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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