JP5677244B2 - 列車情報管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、列車搭載機器を管理する列車情報管理装置に関する。
従来技術に係る列車情報管理装置として、例えば下記特許文献1に示される列車情報管理装置(同文献では「電気車の車両情報装置」として開示)には、運転台を有する車両を含む複数の車両を連結した電気車の各車両間に跨って配設されたLAN幹線(イーサネット(登録商標)伝送幹線)と、各車両内でLAN幹線から車両内の各機器への分岐点に配設されたハブと、運転台を有する車両内でLAN幹線に接続され、各車両の情報を司る車両情報中央装置と、各車両内でハブおよび車両内各機器の間に配設されたLAN支線とが設けられ、ハブには伝送支線を介して運転席画面装置、運転台マスコン、ブレーキ制御器、空調装置、照明装置、音声装置、ドア制御器などの各種機器が接続される構成が開示されている。
上記のように構成された従来の列車情報管理装置では、車両の編成全体が1つのネットワークに集約され、各車両の各機器には固有のアドレスないしIDが割り当てられ、送信元から送信先への信号伝送は行き先アドレスに基づいて行われる。なお、各車両(車両全体)の情報を司る車両情報中央装置に接続されるハブや、中間車両にて他のハブに接続されるハブは、送られてきた信号を行き先アドレスによりデータの分別振分けを行っている。
特開2001−275211号公報
ところで、列車を構成する各車両には、運転席を有し、運転席画面装置、運転台マスコンを搭載する制御車(TC)、電動機を搭載する電動車(M)、電動車に牽引される付随車(T)などがあり、車両によって搭載機器が異なっているその結果、車両には様々な仕様の搭載形態が存在する。このため、列車情報管理装置では、これらの搭載機器が何号車に搭載されているのかを識別できなければ、データの分別振分けを行うことができず、各搭載機器のアドレスには、「号車」を識別するための「号車情報」が含まれている必要がある。
しかしながら、上記特許文献1では、各搭載機器の通信アドレスをどのように付与するのかの具体的な方法、手順などが記載されていない。このため、特許文献1の技術のみを利用してシステムを構築する場合、各車両の各機器に付与する固有の通信アドレスないしIDは、手動にて行わざるを得ない。
ところが、搭載機器に付与する「号車情報」を手動で行う手法では、例えば車両故障時に一部の機器の入れ替えを行った場合には、新たに搭載した機器に適切な「号車情報」を付与する必要があり、車両整備員の作業工数が増大する。また、新たな車両を製造した場合の初期設定時、あるいは、車両故障時に連結位置の異なる車両の入れ替えを行う場合には、当該車両の全ての機器に適切な「号車情報」を付与する必要があり、多大な作業工数が発生する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、初期設定時や車両故障時等における作業工数の増加を抑制することができる列車情報管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、列車を構成する複数の車両のうちの制御車に搭載され、前記列車内にて送受される列車情報を管理する中央装置と、前記制御車以外の少なくとも一つの車両に搭載され、前記列車情報の収集および送受を行う1または複数の端末装置と、とを備えた列車情報管理装置であって、前記各車両には、少なくとも1台の集線装置が設けられ、前記中央装置は、前記集線装置を介して前記制御車内の機器を接続し、前記端末装置のうちの少なくとも1台の装置は、自車両である第1の車両に設けられている集線装置を介して当該第1の車両内の機器を接続すると共に、当該自車両以外の第2の車両に設けられている集線装置を介して当該第2の車両内の機器を接続し、前記各集線装置には、前記機器に通信アドレスを付与する通信アドレス割り当て処理部が設けられ、前記通信アドレス割り当て処理部は、前記各集線装置毎に当該集線装置に接続される機器からの要求に基づいて当該要求を行った機器に通信アドレスを付与することを特徴とする。
本発明によれば、初期設定時や車両故障時等における作業工数の増加を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態に係る列車情報管理装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、通信アドレス割り当て処理部の主たる機能構成を示すブロック図である。 図3は、図2の機能に対応して設けられる各機器側の機能構成を示すブロック図である。 図4は、通信アドレス割り当て処理に係る処理シーケンスの一例を示す図である。 図5は、比較例としての列車情報管理装置の一構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る列車情報管理装置について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
<実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態に係る列車情報管理装置の構成を模式的に示す図である。図1に示される列車編成では、先頭車両(図示の例では1号車)である制御車TC(train control)1と、後尾車両(図示の例では6号車)である制御車TC(train control)6と、制御車TC1と制御車TC6との間に接続される電動車M3,M5(図示の例では3,5号車)および付随車M2,M4(図示の例では2,4号車)とで構成されている。
制御車TC1,TC6には情報制御中央装置(以下単に「中央装置」と称する)1が搭載され、電動車M3,M5には情報制御端末装置(以下単に「端末装置」と称する)2が搭載されている。なお、図1では、端末装置2を電動車M3,M5に搭載する例を示したが、端末装置2が電動車M3,M5ではなく付随車M2,M4に搭載されていても構わない。また、一つの端末装置が電動車に搭載され、他の一つの端末装置が付随車に搭載されていても構わない。また、端末装置が制御車に搭載されていない(制御車には中央装置のみ)構成でも構わない。なお、以下の説明では、電動車M3,M5と、付随車M2,M4を特に区別することなく、単に車両M2(M3〜M5も同じ)と表記する。
中央装置1および端末装置2は、列車情報管理装置を構成する。中央装置1は、複数の伝送線を収容する集線装置(以下「HUB」と表記)5A(制御車TC6の場合にはHUB5H)を介して機器A,B,Cと接続されると共に、同一車両内の他のHUB5B(制御車TC6の場合にはHUB5G)を介して機器D,Eと接続される。ここで、機器A,B,Cは、例えば主幹制御器(マスコン)、運転席画面装置、音声案内装置などであり、機器D,Eは、例えば空調装置、照明装置などである。なお、ここでは、機器A〜Gとして、7種類の機器を例示しているが、実際の列車車両には、更に多種および多数の機器が搭載されていることは言うまでもない。
中央装置1は、所定のHUBを介して、編成内の端末装置2および編成内の他の中央装置1と接続される。図1の例では、制御車TC1にある中央装置1は、HUB5B,5Cを介して3号車の端末装置2に接続され、さらにHUB5Eを介して5号車の端末装置2に接続され、さらにHUB5Gを介して制御車TC6の中央装置1に接続されている。中央装置1は、端末装置2との間で列車識別情報、列車位置情報、列車運行情報および列車指令情報を含む各種情報(以下「列車情報」と称する)を送受し、列車全体の管理を行う。また、中央装置1は、機器A〜Cからの列車情報についてはHUB5A(制御車TC6の場合にはHUB5H)を介して収集し、機器D,Eからの列車情報についてはHUB5B(制御車TC6の場合にはHUB5G)を介して収集する。このように、中央装置1は、自車両内においては、端末装置としても機能する。
車両M3に搭載される端末装置2は、制御車TC1のHUB5Bおよび車両M2のHUB5Cを介して中央装置1に接続されると共に、車両M4のHUB5Eを介して車両M5の端末装置2に接続される。各車両にある機器は、自車両に設けられるHUB(車両M2の場合にはHUB5C、車両M3の場合にはHUB5D、車両M4の場合にはHUB5E、車両M5の場合にはHUB5F)に接続されている。また、各車両に搭載されるHUBは、自車両に端末装置2がある場合には当該端末装置2と接続され(車両M3,M5の場合)、自車両に端末装置2がない場合には隣接するHUB(隣接車が制御車TC1,TC6の場合)もしくは端末装置2(隣接車が制御車TC1,TC6以外の場合)と接続される。
端末装置2は、中央装置1から出力された制御指令などを含む制御情報を列車内の機器D〜Gに対して送信すると共に、各機器D〜Gから出力された列車情報を収集して中央装置1もしくは他の端末装置2に送信する。このように端末装置2は、自車両内の機器D〜Gが保有する列車情報を収集すると共に、中央装置1および他の端末装置2と相互に連携し、列車全体の列車情報を共有する。なお、機器Gは、例えば列車を駆動するための制御を行う車両制御装置であり、機器Fは、空調装置、照明装置などを初めとする各種電機機器に所要の電力を供給する電源装置(補助電源装置)である。
なお、図1では、制御車TC1,TC6において、機器A,B,Cと機器D,Eとが異なるHUB(制御車TC1ではHUB5A,制御車TC6ではHUB5H)に接続される構成を示したが、機器A〜Eが1台のHUBに接続される構成であっても構わない。
つぎに、実施の形態に係る列車情報管理装置のネットワーク構成について説明する。中央装置1および端末装置2から所要の制御情報を各搭載機器(機器A〜G)に送信するためには、自装置のみならず、情報伝送の中継を行うHUB5A〜5Hおよび機器A〜Gには、個々を識別するための通信アドレス(TCP/IPまたはUDP/IPの通信を行うためのIPアドレス)が必要である。ここで、中央装置1および端末装置2は、各車両に高々1台が搭載されるだけであり、手動で設定するようにしても車両整備員の作業工数は増加しない。また、各車両に高々2台が搭載されるHUB5A〜5Hについても同様であり、通信アドレスの設定を手動で行うことで十分である。
一方、車両に搭載される各機器(機器A〜G)の場合、上述したように作業工数の増加が問題となる。そこで、本実施の形態の列車情報管理装置では、通信アドレスを自動的に設定する機能(以下「通信アドレス設定機能」という)を付加している。
この通信アドレス設定機能は、HUB5A〜5H内に設けられる通信アドレス割り当て処理部6によって実現される。図1において、HUB5A〜5Hに搭載される通信アドレス割り当て処理部6は、収容する各機器のみを付与対象とし、これらの各機器に所要の通信アドレスを設定する。例えば、1号車の制御車TC1にあるHUB5Aは、自装置に接続される機器A,B,Cのみを付与対象とし、これらの機器A,B,Cに所要の通信アドレスを設定する。なお、通信アドレスが設定された機器A,B,Cは、中央装置1および端末装置2から容易に識別可能な一つのネットワーク(サブネット10A)を構成する。他のHUB5B〜5Hにおいても同様であり、それぞれが中央装置1および端末装置2から容易に識別可能なサブネット10B〜10Hを構成する。なお、1号車および6号車については、各2台のHUBが設けられる構成であるため、各号車内には2つのサブネット(1号車ではサブネット10A,10B、2号車ではサブネット10G,10H)が構成されることになる。
図2は、通信アドレス割り当て処理部6の主たる機能構成を示すブロック図である。なお、図2は、HUB5A〜5Hが集線装置として機能を果たすための基本的な機能は図示せず、本実施の形態に係る通信アドレス割り当て処理を実現するために必要な機能を示したものである。図2に示すように、通信アドレス割り当て処理部6は、通信アドレス選択部6aおよびアドレステーブル記憶部6bを備えて構成される。通信アドレス選択部6aは、機器A〜Gに付与する通信アドレスを選択する。アドレステーブル記憶部6bは、機器A〜Gを識別する情報と、通信アドレス選択部6aが機器A〜Gに付与した通信アドレスとを対応付けた通信アドレステーブルを記憶する。
図3は、図2の機能に対応して設けられる機器A〜G側の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、機器A〜Gには、通信部8a、通信アドレス設定部8b、通信アドレス記憶部8cおよび表示部8dが設けられる。なお、図3は、本実施の形態に係る通信アドレス割り当て処理を実現するために各機器として必要な機能をブロックで示したものであり、機器A〜Gが列車情報管理装置としての機能を果たす上で必要な機能が設けられている場合に、それらの機能を利用することを否定するものではない。
つぎに、本実施の形態の列車情報管理装置における通信アドレス割り当て処理について、図2〜図4の図面を参照して説明する。図4は、通信アドレス割り当て処理に係る処理シーケンスの一例を示す図である。
まず、図4に示すように機器Aが所定のHUB(例えばHUB5A)に物理的に接続されると、この接続状態は、HUB5Aの既存機能(例えばイーサネット(登録商標)であればネットワークコントローラ)にてハードウェア的に検知される。機器Aの接続がハードウェア的に検知されると、機器Aはネットワークに接続された状態になり、機器Aの通信アドレス設定部8bは、通信部8aを通じて通信アドレス(TCP/IPまたはUDP/IPの通信を行うためのIPアドレス)の払い出し(配布)を要求する信号(通信アドレス要求信号#1)をブロードキャストアドレスで送信する。なお、ブロードキャストアドレスで送信するのは、機器AがHUB5Aの通信アドレスを承知していないからである。機器Aは、6号車のHUB5Hに接続される可能性もあり、また、他の車両のHUBにも接続される可能性があるため、通信アドレスを承知していないことが前提となる。
HUB5Aは、機器Aからの通信アドレス要求信号#1を受信する。HUB5Aの通信アドレス選択部6aは、アドレステーブル記憶部6bを参照して所要の通信アドレスを選択し、選択した通信アドレスを情報として含む応答信号(通信アドレス配布信号#1)をブロードキャストアドレスまたはユニキャストアドレスで送信する。なお、通信アドレス配布信号#1には、選択した通信アドレスの情報だけでなく、パケットクラス、サブネットなどの情報を含んでいても構わない。また、通信アドレス配布信号#1には、送信元(即ち自装置であるHUB5A)の通信アドレス情報などを含ませてもよい。
機器Aは、HUB5Aからの通信アドレス配布信号#1を受信する。機器Aの通信アドレス設定部8bは、通信アドレス配布信号#1から通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを自装置の通信アドレスとして設定すると共に、設定した通信アドレスを通信アドレス記憶部8cに記憶する。この際、必要に応じて、または車両整備員等からの求めに応じて、通信アドレス記憶部8cに記憶した通信アドレスを表示部8dに表示することができる。
通信アドレスの設定が完了すると、機器Aの通信アドレス設定部8bは、通信アドレスの設定が完了した旨を表す信号(通信アドレス設定完了信号#1)をブロードキャストアドレスで送信する。なお、HUB5Aから受信した通信アドレス配布信号#1に送信元であるHUB5Aの通信アドレス情報が含まれている場合には、HUB5Aの通信アドレスに向けてユニキャストで送信してもよい。
HUB5Aは、機器Aからの通信アドレス設定完了信号#1を受信する。HUB5Aの通信アドレス選択部6aは、アドレステーブル記憶部6bに機器Aの設定が完了した旨を登録してアドレステーブルを更新すると共に、機器Aに対し通信アドレスの設定を確認した旨を表す信号(通信アドレス設定確認信号#1)をユニキャストまたはブロードキャストにて機器Aに送信する。以上の、シーケンスにより、機器Aに対する通信アドレスの設定処理が完了する。
つぎに、機器Bに対する通信アドレスの設定処理について説明する。機器Aの接続後、機器BがHUB5Aに物理的に接続されると、この接続がハードウェア的に検知され、機器Bはネットワークに接続された状態になる。機器Bの通信アドレス設定部8bは、通信部8aを通して通信アドレス(TCP/IPまたはUDP/IPの通信を行うためのIPアドレス)の払い出し(配布)を要求する信号(通信アドレス要求信号#2)をブロードキャストアドレスで送信する。
HUB5Aは、機器Bからの通信アドレス要求信号#2を受信する。HUB5Aの通信アドレス選択部6aは、アドレステーブル記憶部6bを参照して所要の通信アドレスを選択し、選択した通信アドレスを情報として含む応答信号(通信アドレス配布信号#2)をブロードキャストアドレスまたはユニキャストアドレスで送信する。なお、上記の処理において、機器Aには、既に通信アドレスを払い出しているので、この通信アドレスとは異なる他の通信アドレスを選択する。
機器Bは、HUB5Aからの通信アドレス配布信号#2を受信する。機器Bの通信アドレス設定部8bは、通信アドレス配布信号#2から通信アドレスを抽出し、抽出した通信アドレスを自装置の通信アドレスとして設定すると共に、設定した通信アドレスを通信アドレス記憶部8cに記憶する。
通信アドレスの設定が完了すると、機器Bの通信アドレス設定部8bは、通信アドレスの設定が完了した旨を表す信号(通信アドレス設定完了信号#2)をブロードキャストアドレスで送信する。なお、機器Aのときと同様に、HUB5Aから受信した通信アドレス配布信号#2に送信元であるHUB5Aの通信アドレス情報が含まれている場合には、HUB5Aの通信アドレスに向けてユニキャストで送信してもよい。
機器Bからの通信アドレス設定完了信号#2を受信すると、HUB5Aの通信アドレス選択部6aは、アドレステーブル記憶部6bに機器Bの設定が完了した旨を登録してアドレステーブルを更新すると共に、機器Bに対し通信アドレスの設定を確認した旨を表す信号(通信アドレス設定確認信号#2)をユニキャストまたはブロードキャストにて機器Bに送信する。以上の、シーケンスにより、機器Bに対する通信アドレスの設定処理が完了する。
つぎに、本実施の形態に係る列車情報管理装置の有用性および効果について、図1および図5の図面を参照して説明する。図5は、比較例としての列車情報管理装置の一構成例を示す図である。
図5において、列車編成、中央装置1および端末装置2の個数および設置位置、HUB5の個数および設置位置は、図1と同一である。図1との相違点は、通信アドレス割り当て処理機能7を中央装置1および端末装置2に配置している点と、サブネットの構成が異なることである。なお、図5の構成の場合、各機器には「号車番号」が設定されている必要がある。
図5において、例えば2号車の機器Dは、HUB5Cに接続されたとき、自装置に設定されている「号車番号」の情報をブロードキャストアドレスで送信する。2号車の機器Dが送信した「号車番号」の情報は、3号車の端末装置2だけでなく、1,6号車の中央装置1および5号車の端末装置2にも伝達されるが、機器Dは2号車の機器であるため、1,6号車の中央装置1および5号車の端末装置2は、通信アドレスを配布する処理は行わない。一方、3号車の端末装置2は、2号車の機器Dが送信した「号車番号」の情報を見て、自装置が管理する機器であることを認識し、機器Dに通信アドレスを配布する。3号車の端末装置2から通信アドレスの情報を受け取った機器Dは、当該通信アドレスを自己の通信アドレスとして設定する。
以下、他の機器についても、同様な処理が行われ、図示のようなサブネットワークが構成される。具体的に説明すると、1号車の中央装置1、HUB5Aおよび、このHUB5Aに接続される機器A,B,Cにてサブネット12Aが構成され、3号車の端末装置2、1号車のHUB5B、2号車のHUB5C、3号車のHUB5D、1号車のHUB5Bに接続される機器D,E、2号車のHUB5Cに接続される機器D,E,Fおよび、3号車のHUB5Dに接続される機器D,E,Gにてサブネット12Bが構成される。同様に、5号車の端末装置2、4号車のHUB5E、5号車のHUB5F、6号車のHUB5G、4号車のHUB5Eに接続される機器D,E,F、5号車のHUB5Fに接続される機器D,E,Gおよび、6号車のHUB5Gに接続される機器D,Eにてサブネット12Cが構成され、6号車の中央装置1、HUB5Hおよび、HUB5Hに接続される機器A,B,Cにてサブネット12Dが構成される。
このように、図5のシステム構成では、各機器(機器A〜G)には「号車番号」を設定し、中央装置1および端末装置2は、この「号車番号」の情報を頼りにサブネットを設定することになる。このため、上記の課題の項においても説明したように、車両故障時に一部の機器の入れ替えを行った場合には、新たに搭載した機器に当該搭載位置の「号車番号」を設定する必要があり、車両整備員の作業工数が増加することに繋がる。
また、図5のシステム構成では、新たな車両を製造した場合には全ての機器に対して「号車番号」を設定する必要があり、車両整備員に対して多大な作業工数が発生する。
さらに、図5のシステム構成では、車両故障時に車両の入れ替えを行う場合、例えば今までの連結位置が「2号車」であった車両を「4号車」として連結する場合においては、全ての機器の「号車情報」を「2号車」から「4号車」に変更する必要があり、多大な作業工数が発生することになる。
なお、このような車両の入れ替え時における多大な作業工数の発生を回避するため、列車編成を工夫し、例えば「2号車」の車両は「2号車」として使用し、他の号車としては使用しないといった運用も考えられる。しかしながら、このような運用では、車両の取り回しに柔軟性が無く、また、「連結位置」という別な観点の管理を行う必要が生じてくるため、好ましい手法であるとは言い難い。
また、図5の構成とは異なり、各車両の全てに端末装置2を配置するという構成を採用することも可能である。具体的には、1号車、2号車、4号車、6号車にも端末装置2を設け、図1と同様なサブネット10A〜10Hを構成することも一案であるが、高価な端末装置2を車両台数分用意しなければならないため、コスト上昇が避けられず、好ましい手法であるとは言い難い。
一方、本実施の形態の列車情報管理装置では、上記のような不具合は生じない。例えば、車両故障時に一部の機器の入れ替えを行った場合でも、新たに搭載した機器に当該搭載位置の「号車番号」を設定する必要はないので、車両整備員の作業工数が増加することはない。
また、本実施の形態の列車情報管理装置では、新たな車両を製造した場合や、車両故障時に車両の入れ替えを行う場合でも、各機器に「号車番号」を設定する必要がないので、多大な作業工数が発生することはない。
以上説明したように、本実施の形態の列車情報管理装置によれば、列車を構成する複数の車両には少なくとも1台のHUBが設けられ、当該HUBに設けられた通信アドレス割り当て処理部は、HUB毎に当該HUBに接続される機器からの要求に基づいて当該要求を行った機器に通信アドレスを付与することとしたので、各機器に「号車番号」を設定する必要がなくなり、初期設定時や車両故障時等においても車両整備員の作業工数の増加を抑制することが可能となる。
なお、上述した構成は、本発明の構成の一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
例えば、図1において、1号車では2つのサブネット10A,10B、2〜5号車では1つのサブネット10C〜10F、6号車では2つのサブネット10G,10Hを構成する場合を説明したが、これらサブネット10〜10Hとして示した部分が、サブネットという概念ではなく、単なる通信アドレスの付与範囲という概念であってもよい。ただし、図1に示すように、車両毎に少なくとも1つのサブネットを構成し、且つ、これらの各サブネットが車両間を跨がないように設定されていれば、通信アドレスから搭載位置を容易に把握することができ、機器の管理が容易になる。
以上のように、本発明は、初期設定時や車両故障時等における作業工数の増加を抑制することができる列車情報管理装置として有用である。
1 中央装置
2 端末装置
5,5A〜5H 集線装置(HUB)
6 通信アドレス割り当て処理部
6a 通信アドレス選択部
6b アドレステーブル記憶部
7 通信アドレス割り当て処理機能
8a 通信部
8b 通信アドレス設定部
8c 通信アドレス記憶部
8d 表示部
10A〜10H,12A〜12D サブネット
A〜G 機器
TC1,TC6 制御車
M2〜M5 車両

Claims (3)

  1. 列車を構成する複数の車両のうちの制御車に搭載され、前記列車内にて送受される列車情報を管理する中央装置と、前記制御車以外の少なくとも一つの車両に搭載され、前記列車情報の収集および送受を行う1または複数の端末装置と、を備えた列車情報管理装置であって、
    前記各車両には、少なくとも1台の集線装置が設けられ、
    前記中央装置は、前記集線装置を介して前記制御車内の機器を接続し、
    前記端末装置のうちの少なくとも1台の装置は、自車両である第1の車両に設けられている集線装置を介して当該第1の車両内の機器を接続すると共に、当該自車両以外の第2の車両に設けられている集線装置を介して当該第2の車両内の機器を接続し、
    前記各集線装置には、前記機器に通信アドレスを付与する通信アドレス割り当て処理部が設けられ、
    前記各機器には号車番号の情報が設定されておらず、
    前記通信アドレス割り当て処理部は、前記各集線装置毎に当該集線装置に接続される機器からの要求に基づいて当該要求を行った機器に通信アドレスを付与する
    ことを特徴とする列車情報管理装置。
  2. 前記通信アドレス割り当て処理部は、前記車両毎に少なくとも一つのサブネットを構成し、且つ、それらのサブネットが車両間を跨がないように前記車両内の各機器に通信アドレスを付与することを特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
  3. 前記通信アドレス割り当て処理部は、
    前記機器に付与する通信アドレスを選択する通信アドレス選択部と、
    前記機器を識別する情報と、通信アドレス選択部が前記機器に付与した通信アドレスとを対応付けた通信アドレステーブルを記憶するアドレステーブル記憶部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の列車情報管理装置。
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