JP5675665B2 - 光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体およびその製造方法 - Google Patents

光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、歪みセンサである光ファイバセンサを備えた、繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとから構成される宇宙用のハニカムサンドイッチ構造体およびその製造方法に関するものである。
人工衛星の構造には、繊維強化プラスチック製の表皮材と、ハニカムコアとから構成される、軽量かつ高剛性なハニカムサンドイッチ構造が用いられている。このハニカムサンドイッチ構造では、表皮材とハニカムコアとの熱膨張の差に起因して、成形後の表面にハニカム形状の凹凸(ディンプル)が発生する。
特に、近年では、軽量化のために表皮材の厚さが薄くなる傾向にある。また、コスト低減のために、表皮材の成形と、ハニカムコアとの接着を同時に行うコキュア成形法で製造するケースも増えている。このことから、ますますサンドイッチ構造の表面に凹凸が発生しやすくなっている。
このような凹凸は、低温になるほどより深くなる。このため、サンドイッチ構造の表面に太陽電池や接続金具等の被着体を接着した場合には、軌道上運用の極低温環境で、被着体の破損や接着層の破壊を引き起こす恐れがある。そのため、宇宙熱環境を模擬した地上試験で被着体や接着層の健全性(故障、変形、破損などの異常の有無)を検査する必要がある。
ここで、繊維強化プラスチック製若しくはプラスチック製の構造体の健全性を評価するセンサの1つとして、光ファイバセンサが提案されている。光ファイバセンサは、小型かつ軽量な歪みセンサ若しくは温度センサであり、繊維強化プラスチック製若しくはプラスチック製の構造に埋め込む、若しくは表面に接着して使用することができる。
このような光ファイバセンサを備えた構造の1つとして、反射スペクトルのブラッグ波長が歪みや温度に応じて変化するFBG(Fiber Bragg Grating)が形成された光ファイバセンサが、表面に接着された人工衛星機器パネルがある。そして、搭載した電子機器の温度や、その直下の機器パネルの温度や歪みを測定するために、電子機器が搭載される位置の機器パネル表面に光ファイバセンサが接着されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4532425号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
上述した人工衛星機器パネルでは、パネルの表面に光ファイバセンサを接着して温度若しくは歪みを測定している。しかしながら、パネルの表面に被着体を接着する場合には、一般的に、接着層の厚さよりも光ファイバセンサの直径の方が大きい。このため、被着体を高い平面度で接着することができず、製品の要求性能を満たすことができないといった課題がある。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、被着体を高い平面度で表面に接着し、被着体や接着層の健全性(故障、変形、破損などの異常の有無)を高精度で評価することのできる光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体およびその製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体は、繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとが接着層を用いて接着された、ハニカムサンドイッチ構造体において、反射スペクトルのブラッグ波長が歪みに応じて変化するファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサが、表皮材とハニカムコアとを接着している接着層内に、空孔が発生することなく埋め込まれているものである。
また、本発明に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法は、繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとの間に接着層を入れて加熱加圧して成形する、ハニカムサンドイッチ構造体の製造方法において、表皮材の所定の位置に、反射スペクトルのブラッグ波長が歪みに応じて変化するファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサを設置するステップと、設置された光ファイバセンサの上に接着層を重ね、ファイバ・ブラッグ・グレーティング部の近傍に孔を設けて加熱加圧して接着層を表皮材および光ファイバセンサに密着させることで、ファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサを接着層の内部に空孔なく埋め込まれた状態にするステップとを有する前工程と、前工程を行った後に、光ファイバセンサに密着した接着層を用いて、表皮材とハニカムコアとを加熱加圧により接着して成形するステップを有する後工程とを備えるものである。
なお、上記の前工程は、表皮材の上に接着層を重ねるステップと、接着層の上から所定の位置に、反射スペクトルのブラッグ波長が歪みに応じて変化するファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサを設置するステップと、加熱加圧して接着層を表皮材および光ファイバセンサに密着させることで、ファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサを接着層の内部に空孔なく埋め込まれた状態にするステップとを有する前工程でもよい。
本発明によれば、繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとから構成される、ハニカムサンドイッチ構造において、表皮材とハニカムコアとの接着層内に光ファイバセンサを空孔なく埋め込む構造とすることにより、被着体を高い平面度で表面に接着し、被着体や接着層の健全性(故障、変形、破損などの異常の有無)を高精度で評価することのできる光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体およびその製造方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサの拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る図2の光ファイバのFBGセンサ部付近を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る図3のFBGセンサ部の構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る図4のFBGセンサ部の反射スペクトルの特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る図2の光ファイバセンサを用いた歪み計測システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る図3のFBGセンサ部の近傍に孔を設けた様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルム接着剤の温度と粘性率の関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造工程を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体のFBGセンサ部近傍の光ファイバセンサの断面拡大図である。 本発明の実施の形態2に係る図3のFBGセンサ部の様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体のFBGセンサ部の付近を示す拡大図である。
以下、本発明の光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体およびその製造方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
本発明は、表皮材とハニカムコアから構成されるサンドイッチ構造において、表皮材とハニカムコアとの接着層内に、空孔なく、直線状にFBGを埋め込むことで、被着体を高い平面度で接着した上で、被着体の破損や接着層の破壊による微小な歪みの変化挙動を高精度に検知することができることを技術的特徴とするものである。
実施の形態1.
まず始めに、以下の説明において用いる座標系について、説明する。ハニカムサンドイッチ構造では、面内方向のうち、ハニカムセルのリボン方向をX方向、ハニカムセルのセル幅方向をY方向、面外方向をZ方向とする。また、強化繊維の配向方向を示すための、繊維強化プラスチックの表皮材の座標系に関しては、X方向を強化繊維の0度方向とし、Y方向を強化繊維の90度方向とする。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の斜視図である。図1に示すハニカムサンドイッチ構造体は、繊維強化プラスチックの表皮材10、接着層20、ハニカムコア30、および光ファイバセンサ40を備えて構成されている。より具体的には、対向する2つの繊維強化プラスチック製の表皮材10が、ハニカムコア30の両面に接着層20を介して接着されている。さらに、一方の接着層20の内部には、光ファイバセンサ40が埋め込まれている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ40の拡大図である。歪みを検出する光ファイバセンサ40は、この図2に示すように、光ファイバ41、およびFBGセンサ部42を含んで構成されている。ここで、FBGセンサ部42は、光ファイバ41に形成されたファイバ・ブラッグ・グレーティング(Fiber Bragg Grating)部のことであり、光ファイバ41によって直列に接続されるように、互いに間隔をおいて複数設けられている(図2では、3つのFBGセンサ部42が設けられている場合を例示している)。
図3は、本発明の実施の形態1に係る図2の光ファイバ41のFBGセンサ部42付近を示す拡大図である。図3に示した光ファイバ41は、コア43と、コア43の外周を覆うクラッド44と、クラッド44の外周を覆う被覆(図示せず)とを有している。FBGセンサ部42の付近では、図示されていない被覆が除去されており、クラッド44が露出されている。
サイズは、例えば、被覆を含めた光ファイバ41全体の直径は、250μm程度、クラッド44の直径は、125μm程度、そしてコア43の直径は、10μm程度である。また、複数設けられている各FBGセンサ部42は、コア43に5mm程度の範囲に渡ってそれぞれ形成されている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る図3のFBGセンサ部42の構造を示す説明図である。また、図5は、本発明の実施の形態1に係る図4のFBGセンサ部42の反射スペクトルの特性を示すグラフである。FBGセンサ部42は、コア43中に形成される屈折率の周期構造であり、急峻な反射スペクトル特性が得られるという特徴を有している。図4に示したFBGセンサ部42では、コア43の屈折率が周期長Λで変化している。
反射スペクトルの中心波長(ブラッグ波長:λ)、周期Λ、および屈折率nの関係は、次式(1)で表される。
λ=2nΛ (1)
ここで、屈折率nは、温度に依存する。従って、温度センサを用いて歪み測定領域付近の温度を取得しておけば、ブラッグ波長λを計測することにより、上式(1)から屈折率nが求まり、歪みを知ることができる。この結果、図2〜図4で示したFBGセンサ部42を、歪みセンサとして使用することができる。
図6は、本発明の実施の形態1に係る図2の光ファイバセンサ40を用いた歪み計測システムを示す構成図である。図6に示した歪み計測システムは、光ファイバ41、光サーキュレータ51、ASE光源52、および光波長計53を含んで構成されている。
歪み計測時には、光ファイバ41の基端部に、光路を変換する光サーキュレータ51が接続される。また、光サーキュレータ51には、広帯域光源であるASE(Amplified Spontaneous Emission)光源52と、波長計測装置である光波長計53とが接続される。このようなシステムにより、ブラッグ波長λを計測することができ、温度センサを用いて歪み測定領域付近の温度を取得しておくことで、上式(1)から屈折率nが求まり、歪みを求めることができる。
次に、本実施の形態1に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法について説明する。まず始めに、繊維強化プラスチック製の表皮材10の、ハニカムコアとの接着面側に、FBGセンサ部42が所定の位置に配置されるように、光ファイバセンサ40を設置する。
次に、設置された光ファイバセンサ40の上に、フィルム状の接着剤21を重ねて、FBGセンサ部42の近傍に、針22を用いて孔23を設けて、加熱加圧して密着させる前工程を行った。図7は、本発明の実施の形態1に係る図3のFBGセンサ部42の近傍に孔を設けた様子を示す説明図である。
このとき、表皮材10の材料としては、炭素繊維M60J(東レ製)と170度硬化のエポキシ樹脂とから構成される炭素繊維強化プラスチックを用い、フィルム状の接着剤21としては、厚さ60μmの180度硬化のエポキシ接着剤を用いた。
また、グレーティング長5mmのFBGセンサ部42に対して、図7(a)に示すように、左右両側の両端およびその中心の計6箇所に、直径100μmの針22を、図7(b)に示すように、表皮材10に対して45度の角度を持つように、フィルム状の接着剤21に突き刺し、孔23を作成した。
さらに、図8は、本発明の実施の形態1に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図である。この図8に示すように、成形材料60を定盤61の上に置いた後に、バギングフィルム62で覆い、シール材63で密閉して内部をポンプで真空に引き、大気圧(1気圧程度)で成形材料60を加圧した。
また、図9は、本発明の実施の形態1に係るフィルム接着剤の温度と粘性率の関係を示すグラフである。具体的には、フィルム接着剤21の、一定昇温で加熱したときの粘性率の変化を表している。この図9に示すように、室温からの温度の上昇に伴い、粘性率が小さくなっていることが分かる。粘性率が小さい方が、光ファイバが接着層内に埋没し易く、かつ表面張力による光ファイバ周囲へのぬれの効果も期待できる。また、空気も抜け易く、空孔も出来難い。
しかしながら、高温状態では、接着剤が硬化してしまう。そのため、粘性率が常温に比べて2桁小さく、かつ硬化反応が短時間では起こらない温度である、90度で加熱をしながら、表皮材10および光ファイバセンサ40に対して、フィルム状の接着剤21を1気圧程度の圧力を加えて密着させた。
なお、表皮材10は、炭素繊維M60Jと170度硬化のエポキシ樹脂との組み合わせから構成された炭素繊維強化プラスチックに限らず、いかなる組み合わせの炭素繊維強化プラスチックでもよく、さらには、まとめられた複数本の強化繊維に樹脂を含浸させて作成された半硬化状態のシート状の「プリプレグ」でもよい。また、フィルム状の接着剤21も、180度硬化のエポキシ樹脂に限らず、熱硬化性樹脂であればよく、液状の接着剤でもよい。
さらに、FBGセンサ部42のグレーティング長は、5mmに限らず、1mmから10mm程度の範囲内であれば、いかなる長さであってもよい。
図10は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ40を備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造工程を説明するための斜視図である。まず始めに、第1ステップとして、表皮材10および光ファイバセンサ40に対して、フィルム状の接着剤21を密着させる。次に、第2ステップにおいて、先に図7を用いて説明したように、フィルム状の接着剤21に孔23を設けておく。
次に、第3ステップとして、第2ステップを経たフィルム状の接着剤21の上に、ハニカムコア30を載せる。次に、第4ステップとして、第3ステップを経たハニカムコア30に対して、シート状の接着剤21を敷いた表皮材10を上から被せる。
さらに、最終の第5ステップとして、加熱加圧してシート状の接着剤21による接着を行うことで、光ファイバセンサ40を備えたハニカムサンドイッチ構造体が製作されることとなる。図11は、本発明の実施の形態1に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図であり、第5ステップでの接着の様子を示している。成形材料70を定盤71の上に置いた後に、バギングフィルム72の覆い、シール材73で密閉して内部をポンプで真空に引き、成形材料70を加圧した。また、このとき120度に加熱してフィルム状の接着剤21を硬化させて成形した。
このとき、一例としては、セルサイズが3/8インチ、高さが25.4mm、箔厚が0.018mmのアルミニウム合金製のハニカムコア30を用いた。
図12は、本発明の実施の形態1に係る光ファイバセンサ40を備えたハニカムサンドイッチ構造体のFBGセンサ部42近傍の光ファイバセンサ40の断面拡大図である。図12(a)に示すように、第2ステップによってフィルム状の接着剤21に孔23を設けて加熱加圧した効果により、FBGセンサ部42(図示せず)を内部に有する光ファイバセンサ40が、表皮材10上において、接着層20(フィルム状の接着剤21に相当)の内部に、空孔なく埋め込まれた状態となる。
また、図12(b)に示すように、接着層20の厚さt1よりも、光ファイバセンサ40の直径Dの方が大きいため、光ファイバセンサ40上では、ハニカムコア30が光ファイバセンサ40の形状に沿ってつぶれる形となっている。
また、このとき、図12(c)に示すように、接着層20の厚さt1と、光ファイバセンサ40の直径Dと、光ファイバセンサ40が埋没している箇所の最大接着層厚さt2との関係は、次式(2)で表される。
(t2−D)≦t1 (2)
このとき、一例としては、t1が60μm、Dが125μm、t2が150μmであった。
上式(2)の関係が成り立たない場合としては、例えば、光ファイバセンサ40を2枚のフィルム状の接着剤21で挟み込んで接着層に埋め込む場合が考えられる。この場合、フィルム接着層の厚さが厚くなり、表皮材10の表面にあらわれる凹凸の度合いが変化する。そのため、光ファイバセンサ40が接着された部位の状態がハニカムサンドイッチ構造体の中で特異な状態となってしまい、健全性を検査するためには不適当である。
なお、上記の光ファイバセンサ40の接着では、2枚のフィルム状の接着剤21で挟み込んだが、光ファイバセンサ40に液状の接着剤を塗布してフィルム接着剤で接着しても同様である。
図12に示したように、本発明の製造方法によれば、表皮材10とハニカムコア30との間に位置する接着層20の内部に、空孔なく、FBGセンサ部42を内部に有する光ファイバセンサ40を埋め込むことができる。これにより、被着体を高い平面度で接着した上で、被着体の破損や接着層20の破壊による微小な歪みの変化挙動を、高精度に検知することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、光ファイバセンサを、繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとを接着している接着層内に埋め込むことで、被着体を高い平面度で接着した上で、被着体や接着層の健全性(故障、変形、破損などの異常の有無)を高精度で評価できるハニカムサンドイッチ構造を実現することができる。
光ファイバセンサとしては、反射スペクトルのブラッグ波長が、歪みや温度に応じて変化するFBGが形成されたものを用いている。これにより、サンドイッチ構造の表面の凹凸に起因する被着体の破損や接着層の破壊を、光ファイバセンサによって取得した歪みの変化挙動によって検知することができる。
ここで、被着体の破損や接着層の破壊を高精度に検知するためには、FBGを空孔(ボイド)なく、接着層内に埋め込む必要がある。ところが、表皮材とハニカムコアとをフィルム状の接着剤を用いて接着する通常のサンドイッチ構造の製造工程の中で、光ファイバセンサを接着層内に埋め込んだだけでは、FBGの周囲に空孔が発生してしまう。
そこで、本実施の形態1では、表皮材の、ハニカムコアとの接着面側に、光ファイバセンサを設置し、その上にフィルム状の接着剤を重ねてFBGの近傍に孔を設けて加熱加圧して密着させる前工程を行っている。そして、この前工程を行った後に、表皮材とハニカムコアとを接着する工程により、ハニカムサンドイッチ構造を製造している。この結果、空孔なく、FBGを内部に有する光ファイバセンサを接着層内に埋め込むことができ、被着体や接着層の健全性を高精度に検知することを可能にした。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体は、先の実施の形態1に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体と製造方法が異なっているが、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し、説明は省略する。
本実施の形態2に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法について説明する。まず始めに、繊維強化プラスチック製の表皮材10の、ハニカムコアとの接着面側に、フィルム状の接着剤21を重ねる。
次に、フィルム状の接着剤21の上に、FBGセンサ部42が所定の位置に配置されるように、光ファイバセンサ40を設置し、加熱加圧して密着させる前工程を行った。図13は、本発明の実施の形態2に係る図3のFBGセンサ部42の様子を示す説明図である。
このとき、表皮材10の材料としては、炭素繊維M60J(東レ製)と170度硬化のエポキシ樹脂とから構成される炭素繊維強化プラスチックを用い、フィルム状の接着剤21としては、厚さ60μmの180度硬化のエポキシ接着剤を用いた。
また、図14は、本発明の実施の形態2に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図である。図14に示すように、成形材料80を定盤81の上に置いた後に、バギングフィルム82で覆い、シール材83で密閉して内部をポンプで真空に引き、大気圧(1気圧程度)で成形材料80を加圧した。
また、先の実施の形態1の場合と同様に、粘性率が常温に比べて2桁小さく、かつ硬化反応が短時間では起こらない温度である、90度で加熱をしながら圧力を加えて、表皮材10とフィルム状の接着剤21の密着と、フィルム状の接着剤21への光ファイバセンサ40の埋め込みによる密着を行った。このとき、加熱によってフィルム状の接着剤21の粘性率が低くなることで、光ファイバセンサ40がフィルム状の接着剤21に埋め込まれ、また、表面張力によって、フィルム状の接着剤21が光ファイバセンサ40の上面にも回り込む。その結果、光ファイバセンサ40の周囲が、フィルム状の接着剤21によって覆われた状態になる。
なお、表皮材10は、炭素繊維M60Jと170度硬化のエポキシ樹脂との組み合わせから構成された炭素繊維強化プラスチックに限らず、いかなる組み合わせの炭素繊維強化プラスチックでもよく、さらには、まとめられた複数本の強化繊維に樹脂を含浸させて作成された半硬化状態のシート状の「プリプレグ」でもよい。また、フィルム状の接着剤21も、180度硬化のエポキシ樹脂に限らず、熱硬化性樹脂であればよく、液状の接着剤でもよい。
さらに、FBGセンサ部42のグレーティング長は、5mmに限らず、1mmから10mm程度の範囲内であれば、いかなる長さであってもよい。
次に、先の実施の形態1における図10の斜視図を用いて、本発明の実施の形態2に係る光ファイバセンサ40を備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造工程を説明する。まず始めに、第1ステップとして、表皮材10および光ファイバセンサ40に対して、フィルム状の接着剤21を密着させる。次に、第2ステップにおいて、加熱加圧することで、光ファイバセンサ40の下面がフィルム状の接着剤21の中に埋め込まれ、表面張力によって光ファイバセンサ40の上面にもフィルム状の接着剤21が回り込む。
次に、第3ステップとして、第2ステップを経たフィルム状の接着剤21の上に、ハニカムコア30を載せる。次に、第4ステップとして、第3ステップを経たハニカムコア30に対して、シート状の接着剤21を敷いた表皮材10を上から被せる。
さらに、最終の第5ステップとして、加熱加圧してシート状の接着剤21による接着を行うことで、光ファイバセンサ40を備えたハニカムサンドイッチ構造体が製作されることとなる。図15は、本発明の実施の形態2に係る成形材料の加圧の様子を示す説明図であり、第5ステップでの接着の様子を示している。成形材料90を定盤91の上に置いた後に、バギングフィルム92の覆い、シール材93で密閉して内部をポンプで真空に引き、成形材料90を加圧した。また、このとき120度に加熱してフィルム状の接着剤21を硬化させて成形した。
このとき、一例としては、セルサイズが3/8インチ、高さが25.4mm、箔厚が0.018mmのアルミニウム合金製のハニカムコア30を用いた。
本発明の実施の形態2に係る光ファイバセンサ40を備えたハニカムサンドイッチ構造体のFBGセンサ部42近傍の光ファイバセンサ40の断面拡大図は、先の実施の形態1における図12と同様である。図12(a)に示すように、第2ステップによって加熱加圧した効果により、FBGセンサ部42(図示せず)を内部に有する光ファイバセンサ40が、表皮材10上において、接着層20(フィルム状の接着剤21に相当)の内部に、空孔なく埋め込まれた状態となる。
また、図12(b)に示すように、接着層20の厚さt1よりも、光ファイバセンサ40の直径Dの方が大きいため、光ファイバセンサ40上では、ハニカムコア30が光ファイバセンサ40の形状に沿ってつぶれる形となっている。
また、このとき、図12(c)に示すように、接着層20の厚さt1と、光ファイバセンサ40の直径Dと、光ファイバセンサ40が埋没している箇所の最大接着層厚さt2との関係は、先の実施の形態1で説明した上式(2)で表される。
このとき、一例としては、t1が60μm、Dが125μm、t2が150μmであった。
上式(2)の関係が成り立たない場合としては、例えば、光ファイバセンサ40を2枚のフィルム状の接着剤21で挟み込んで接着層に埋め込む場合が考えられる。この場合、フィルム接着層の厚さが厚くなり、表皮材10の表面にあらわれる凹凸の度合いが変化する。そのため、光ファイバセンサ40が接着された部位の状態がハニカムサンドイッチ構造体の中で特異な状態となってしまい、健全性を検査するためには不適当である。
なお、上記の光ファイバセンサ40の接着では、2枚のフィルム状の接着剤21で挟み込んだが、光ファイバセンサ40に液状の接着剤を塗布してフィルム接着剤で接着しても同様である。
図12に示したように、本発明の製造方法によれば、表皮材10とハニカムコア30との間に位置する接着層20の内部に、空孔なく、FBGセンサ部42を内部に有する光ファイバセンサ40を埋め込むことができる。これにより、被着体を高い平面度で接着した上で、被着体の破損や接着層20の破壊による微小な歪みの変化挙動を、高精度に検知することができる。
以上のように、実施の形態2によれば、先の実施の形態1と異なる製造方法を用いた場合にも、光ファイバセンサを、繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとを接着している接着層内に埋め込むことで、被着体を高い平面度で接着した上で、被着体や接着層の健全性(故障、変形、破損などの異常の有無)を高精度で評価できるハニカムサンドイッチ構造を実現することができる。
光ファイバセンサとしては、反射スペクトルのブラッグ波長が、歪みや温度に応じて変化するFBGが形成されたものを用いている。これにより、サンドイッチ構造の表面の凹凸に起因する被着体の破損や接着層の破壊を、光ファイバセンサによって取得した歪みの変化挙動によって検知することができる。
ここで、被着体の破損や接着層の破壊を高精度に検知するためには、FBGを空孔(ボイド)なく、接着層内に埋め込む必要がある。ところが、表皮材とハニカムコアとをフィルム状の接着剤を用いて接着する通常のサンドイッチ構造の製造工程の中で、光ファイバセンサを接着層内に埋め込んだだけでは、FBGの周囲に空孔が発生してしまう。
そこで、本実施の形態2では、表皮材の、ハニカムコアとの接着面側に、フィルム状の接着剤を重ねて、その上に光ファイバセンサを設置し、加熱加圧して密着させる前工程を行っている。そして、この前工程を行った後に、表皮材とハニカムコアとを接着する工程により、ハニカムサンドイッチ構造を製造している。この結果、空孔なく、FBGを内部に有する光ファイバセンサを接着層内に埋め込むことができ、被着体や接着層の健全性を高精度に検知することを可能にした。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体は、ハニカムコア30を構成するそれぞれのハニカムセルに対する光ファイバセンサの相対的な位置を工夫することで、被着体の破損や接着層の破壊の検知精度を高めるとともに、ハニカムコアの形状変化を最小化するものであり、その具体的な方法について説明する。なお、先の実施の形態1と同様の部分に関しては、同一の符号を付記し、説明は省略する。
図16は、本発明の実施の形態3に係る光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体のFBGセンサ部42の付近を示す拡大図である。本実施の形態3では、被着体の破損や接着層の破壊の検知精度を高めるために、FBGセンサ部42は、隣接するハニカムセル31の2重壁面上以外のハニカムセル31内に、直線になるように配置されている。
このとき、光ファイバセンサ40の直径は、125μm若しくは250μmであり、接着層の厚さ60μmよりも大きい。このため、先の図12(b)に示したように、光ファイバセンサ40上では、ハニカムコア30が光ファイバセンサ40の形状に沿ってつぶれることとなる。
ここで、ハニカムコア30がつぶれた領域が多くなると、ハニカムサンドイッチ構造の強度が低下することが懸念される。そこで、本実施の形態3では、ハニカムコア30がつぶれた領域を最小とするために、光ファイバセンサ40が、1つのハニカムセル31と交差する位置を、図16に示すように、P1、P2の2箇所としている。
すなわち、本実施の形態3では、光ファイバセンサ40が、隣接するハニカムセル31の2重壁面を結ぶ直線に相当する図16の点線領域に、完全に含まれないように配置され、かつFBGセンサ部42が1つのハニカムセル31内で直線となるように配置されていることを特徴としている。
以上のように、実施の形態3によれば、被着体の破損や接着層の破壊の検知精度を高めるために、FBGをハニカムセル壁面上以外のハニカムセル内に、直線になるように配置している。このとき、光ファイバセンサの直径が接着層の厚さよりも大きいため、光ファイバセンサ上ではハニカムコアが形状変化している。しかしながら、このような配置とすることで、光ファイバセンサが、1つのハニカムセルと交差する位置を2箇所とすることができ、先の実施の形態1の効果に加え、ハニカムコアの形状変化を最小化し、強度低下を抑える効果をさらに得ることができる。
10 繊維強化プラスチックの表皮材、20 接着層、21 フィルム状の接着剤、22 針、23 孔、30 ハニカムコア、31 ハニカムセル、40 光ファイバセンサ、41 光ファイバ、42 FBGセンサ部、43 コア、44 クラッド、51 光サーキュレータ、52 ASE光源、53 光波長計、60 成形材料、61 定盤、62 バギングフィルム、63 シール材、70 成形材料、71 定盤、72 バギングフィルム、73 シール材、80 成形材料、81 定盤、82 バギングフィルム、83 シール材、90 成形材料、91 定盤、92 バギングフィルム、 93 シール材。

Claims (6)

  1. 繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとが接着層を用いて接着された、ハニカムサンドイッチ構造体において、
    反射スペクトルのブラッグ波長が歪みに応じて変化するファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサが、前記表皮材と前記ハニカムコアとを接着している前記接着層内に、空孔が発生することなく埋め込まれている
    ことを特徴とする光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体。
  2. 請求項1に記載の光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体において、
    前記光ファイバセンサは、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティング部がハニカムセル内で直線になるように配置され、かつ隣接するハニカムセルの2重壁面と重複しないように配置されている
    ことを特徴とする光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体。
  3. 繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとの間に接着層を入れて加熱加圧して成形する、ハニカムサンドイッチ構造体の製造方法において、
    前記表皮材の所定の位置に、反射スペクトルのブラッグ波長が歪みに応じて変化するファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサを設置するステップと、
    設置された前記光ファイバセンサの上に前記接着層を重ね、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティング部の近傍に孔を設けて、接着剤の粘性率が小さくなるように加熱しながら加圧して前記接着層を前記表皮材および前記光ファイバセンサに密着させることで、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された前記光ファイバセンサを前記接着層の内部に空孔なく埋め込まれた状態にするステップと
    を有する前工程と、
    前記前工程を行った後に、前記表皮材および前記光ファイバセンサに密着した前記接着層を用いて、前記表皮材とハニカムコアとを加熱加圧により接着して成形するステップを有する後工程と
    を備えることを特徴とする光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法。
  4. 繊維強化プラスチック製の表皮材とハニカムコアとの間に接着層を入れて加熱加圧して成形する、ハニカムサンドイッチ構造体の製造方法において、
    前記表皮材の上に前記接着層を重ねて、その上から前記表皮材の所定の位置に、反射スペクトルのブラッグ波長が歪みに応じて変化するファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された光ファイバセンサを設置するステップと、
    接着剤の粘性率が小さくなるように加熱しながら加圧して前記接着層を前記表皮材および前記光ファイバセンサに密着させることで、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティング部が形成された前記光ファイバセンサを前記接着層の内部に空孔なく埋め込まれた状態にするステップと
    を有する前工程と、
    前記前工程を行った後に、前記表皮材および前記光ファイバセンサに密着した前記接着層を用いて、前記表皮材とハニカムコアとを加熱加圧により接着して成形するステップを有する後工程と
    を備えることを特徴とする光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法。
  5. 請求項3または4に記載の光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法において、
    前記光ファイバセンサは、前記ファイバ・ブラッグ・グレーティング部がハニカムセル内で直線になるように配置され、かつ隣接するハニカムセルの2重壁面を結ぶ直線と重複しないように配置される
    ことを特徴とする光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法において、
    前記光ファイバセンサを前記接着層の内部に空孔なく埋め込まれた状態にする前記ステップは、前記光ファイバセンサと前記接着層とをバギングフィルムで覆い、覆った内部を真空に引く工程を含む
    ことを特徴とする光ファイバセンサを備えたハニカムサンドイッチ構造体の製造方法。
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