JP5675182B2 - スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 - Google Patents
スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5675182B2 JP5675182B2 JP2010135676A JP2010135676A JP5675182B2 JP 5675182 B2 JP5675182 B2 JP 5675182B2 JP 2010135676 A JP2010135676 A JP 2010135676A JP 2010135676 A JP2010135676 A JP 2010135676A JP 5675182 B2 JP5675182 B2 JP 5675182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- swing arm
- valve
- hole
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Turbines (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
図6に示すように、再熱蒸気止弁100は、ケーシング10、弁体20A、スイングアーム30およびアーム駆動部40を有する。再熱蒸気止弁100によると、後段に設けられた中圧蒸気タービンの回転速度が所定以上になったときに、アーム駆動部40によりスイングアーム30を水平軸J0周りに図6中の反時計周り方向に回動駆動する。これにより弁体20Aを流路開放位置P1から流路閉塞位置P2に移動させ、弁座14に着座させる。その結果、入口ポート11から出口ポート12に至る流路を閉塞することで、中圧蒸気タービンに向けて流れる主蒸気STを遮断する。
まず、鍛造された耐熱鋼からなる円柱部材200を上下のプレス71,72間に配置する(図7(A))。次いで、高温下で上側プレス71を軸JJ回りに回転させながら軸JJ方向に加圧し、据込を行う(図7(B))。この据込みは、円柱部材200が所定厚さの円盤部材200Aとなるまで行う(図7(C))。次いで、円盤部材200Aの一面側の中心位置に、その軸方向に突出する突起部21Aが残るように不要箇所22Aの削出しを行う。この削出しは、突起部21Aを残す側の面が凸状面となるように行う。更に裏面が凹状面となるように不要箇所23Aの削出しを行う(図7(D))。最後に突起部21Aの先端部に雄ネジ21M(図6参照)を形成する。
また、締結部材(50)は、弁体(20)から独立した単品としての構成要素であるため、かなり靭性の高いものを安価に入手することが可能であり、閉弁時に高応力を受けた場合でも十分に耐え得る。
さらに、締結部材(50)は、ボルト単品およびナット単品としての構成要素であるため、かなり靭性の高いものを安価に入手することが可能であり、製作コストの低減を図ることができる。
また、ケーシング(10)とスイングアーム(30)とに温度差があって、弁座(14)と弁体(20)との両軸心がずれた場合であっても、連結ボルト(51)は、第1間隙(D1)および第2間隙(D2)内で揺動することで、スイングアーム(30)に対して偏角することができる。これにより弁体(20)は、その中心軸(J1)を弁座(14)の中心軸(J2)に平行にして、確実に弁座(14)に着座することができる。即ち、自動的に軸心ずれを補正する調心機能を備える。また、第2間隙(D2)により、スイングアーム(30)側におけるナット(52)とスイングアーム(30)とがスケールにより固着することが防止される。
即ち、流路開放位置P1は、入口ポート11から出口ポート12に至る流路を開放する位置である。具体的には、流路閉塞位置P2にある弁体20を、図1において時計周り方向に90度回動させた位置である。なお流路開放位置P1では、弁体20の連結ボルト51がストッパーボルト15に当接するようになっている。弁体20が流路開放位置P1にあるとき、入口ポート11から出口ポート12に至る流路は開放されるので、主蒸気STが中蒸気タービン側へ流れる。
一方、流路閉塞位置P2は、入口ポート11から出口ポート12に至る流路を閉塞する位置である。具体的には、弁体20が弁座14に着座する位置であり、このときの弁体20の中心軸J1は、弁座14の中心軸J2に一致するように設計されている。弁体20が流路閉塞位置P2にあるとき、入口ポート11から出口ポート12に至る流路は閉塞されるので、主蒸気STが遮断される。
流路開放位置P1にある弁体20は、アーム駆動部40によりスイングアーム30が反時計周り方向に駆動されることで円弧の軌跡を辿って流路閉塞位置P2に向かう。図4(A)のように、弁座14の中心軸J2が弁体20の中心軸J1に対して下流側上がりになっている場合には、弁体上方部20Uが最初に弁座14に当接する。ここで第1間隙D1および第2間隙D2が形成されていることにより、連結ボルト51は連結端貫通穴31の中で揺動自在とされる。つまり弁体20はスイングアーム30に対して偏角可能となる。このため弁体20は、最初に弁体上方部20Uを弁座14に当接させた後に、図4(B)のように、スイングアーム30から独立して更に反時計周り方向に回動する。その結果、弁体下方部20Dは弁体上方部20Uの当接から若干遅れて弁座14に当接する。このようにして弁体20は完全に弁座14に着座する。つまり、弁座14への弁体20の密着性に優れ、蒸気漏れが生じるのを確実に防止することができる。
図5は再熱蒸気止弁1における弁体20の製作方法を簡略的に説明するための図である。
まず、鍛造された耐熱鋼からなる円柱部材200を上下のプレス71,72間に配置する(図5(A))。次いで、高温下で上側プレス71を軸JJ回りに回転させながら軸方向に加圧し、据込を行う(図5(B))。この据込みは、円柱部材200が所定厚さの円盤部材210となるまで行う(図5(C))。次いで、円盤部材210の一面側の中心位置に、その中心軸方向に貫通する弁体中心貫通穴21が形成されるように穿孔を行う。その後、弁体中心貫通穴21を形成した円盤部材210に対しその表面が凸状面となるように不要箇所22Bの削出しを行うと共に、裏面が凹状面となるように不要箇所23Cの削出しを行い、弁体20とする(図5(D))。
20 弁体
21 弁体中心貫通穴
30 スイングアーム
30a 連結端
31 連結端貫通穴
50 締結部材
51 連結ボルト
51a 雄ネジ
51b 雄ネジ
52 第1ナット(ナット)
53 第2ナット(ナット)
D1 第1間隙
D2 第2間隙
J0 水平軸(回動軸)
J1 中心軸
Claims (4)
- 回動軸を中心として回動可能に設けられたスイングアームと、スイングアームの連結端に連結された弁体とを備え、蒸気流を一時的に遮断するためのスイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造であって、
弁体は、その中心位置に中心軸方向に貫通する弁体中心貫通穴を有し、
スイングアームは、弁体との連結端においてスイングアームの回動方向に貫通する連結端貫通穴を有し、
弁体中心貫通穴と連結端貫通穴とが重なるように弁体とスイングアームとを当接させた状態で、弁体中心貫通穴と連結端貫通穴との両穴に挿通して弁体とスイングアームとを締結する高靭性の締結部材を設け、
締結部材は、スイングアームの外方と弁体の外方とに突出可能な長さとされると共に、その長手方向両端に雄ネジを有した連結ボルトと、各雄ネジに螺合可能なナットとからなり、
連結ボルトと連結端貫通穴との間に第1間隙を設け、スイングアーム側におけるナットの内側面とスイングアームの外側面との間に第2間隙を設けることで、連結端貫通穴内で連結ボルトを揺動可能としてあり、
連結端貫通穴の周囲の表面に、耐蝕性増強材を溶接した
ことを特徴とするスイングアームと弁体との連結構造。 - 連結ボルトの吸収エネルギーが2.0kgf・m以上である請求項1に記載のスイングアームと弁体との連結構造。
- 連結ボルトとナットとが同一の耐熱性材料から構成された請求項1又は2に記載のスイングアームと弁体との連結構造。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のスイングアームと弁体との連結構造を有した再熱蒸気止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135676A JP5675182B2 (ja) | 2010-06-15 | 2010-06-15 | スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135676A JP5675182B2 (ja) | 2010-06-15 | 2010-06-15 | スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012002249A JP2012002249A (ja) | 2012-01-05 |
JP5675182B2 true JP5675182B2 (ja) | 2015-02-25 |
Family
ID=45534475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010135676A Active JP5675182B2 (ja) | 2010-06-15 | 2010-06-15 | スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5675182B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6996968B2 (ja) * | 2017-12-26 | 2022-01-17 | 三菱パワー株式会社 | 蒸気止め弁、蒸気タービン |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1980495A (en) * | 1931-04-16 | 1934-11-13 | James F Muir | Valve |
JPS52117630U (ja) * | 1976-03-03 | 1977-09-06 | ||
US4304255A (en) * | 1979-05-31 | 1981-12-08 | K-F Prince Valve, Inc. | Swing check valve |
JPS5576971U (ja) * | 1979-08-15 | 1980-05-27 | ||
US5855224A (en) * | 1996-07-11 | 1999-01-05 | Watts Investment Company | Flapper check valve |
JPH1182775A (ja) * | 1997-09-17 | 1999-03-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スイング型逆止弁 |
JPH11343811A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-14 | Toshiba Corp | 蒸気タービンプラント、主蒸気止め弁および再熱蒸気止め弁 |
JP4508460B2 (ja) * | 2001-04-17 | 2010-07-21 | 三菱重工業株式会社 | 逆止め弁の弁軸のシール機構 |
US20090162139A1 (en) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | General Electric Company | Thermally Insulated Flange Bolts |
-
2010
- 2010-06-15 JP JP2010135676A patent/JP5675182B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012002249A (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2815159B1 (en) | Energy recovering flow control valve | |
JP2008039186A (ja) | 弁アセンブリ、流体通路の流体の流れを制御するアセンブリ、および弁部材を作動させるシステム | |
JP6163018B2 (ja) | 逆止め弁 | |
WO2009020286A1 (en) | Ball valve having backflow prevention unit | |
JP5675182B2 (ja) | スイング弁におけるスイングアームと弁体との連結構造、および再熱蒸気止弁 | |
US10533671B2 (en) | Check valve | |
US8096526B2 (en) | Rotary actuator lever apparatus having an annular recess | |
JP4930151B2 (ja) | 可変ノズル機構付き膨張タービン | |
RU2562503C2 (ru) | Центрирующее устройство, входной направляющий лопаточный аппарат и турбомашина | |
WO2017073229A1 (ja) | ノズル駆動機構および過給機 | |
JP5967973B2 (ja) | 逆止め弁 | |
JP6923679B2 (ja) | 溶接構造 | |
JP2007205485A (ja) | ボールバルブ | |
JP5925592B2 (ja) | バタフライ型蒸気弁 | |
JP2001050401A (ja) | 弁装置 | |
JP3088885B2 (ja) | ソケット付き管式バタフライ弁ユニット | |
US20230341058A1 (en) | Energy Recovery Valve System with Spherical Segment Valve for Controlling the Fluid Flow in a Duct | |
JP5175806B2 (ja) | 蒸気弁 | |
JP7499830B2 (ja) | 溶接構造 | |
JP7458168B2 (ja) | 蒸気弁及び蒸気タービン設備並びに蒸気弁の組立て方法 | |
JP3108402B2 (ja) | バタフライ弁装置 | |
US8807526B2 (en) | Butterfly valve having moving disc | |
RU2295085C2 (ru) | Затвор обратный поворотный (варианты) | |
KR101388096B1 (ko) | 가스제너레이터를 이용한 밸브 긴급작동기구 | |
JP4601050B2 (ja) | バタフライバルブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130516 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140226 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20140226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140421 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141224 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5675182 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |