JP5673879B1 - チューブハンドリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業時間を短縮できるとともに長期間にわたって信頼性の高い繰り返し動作が可能なチューブハンドリング装置を提供する。【解決手段】チューブラック3からの所定チューブ2Aの取出し及びチューブラック3への所定チューブ2Aの挿入を行うチューブ脱着機構部A、チューブラック3を支持する支持手段4とチューブ脱着機構部Aとを水平面内に位置決めする水平位置決め機構部Bを備えた。チューブ脱着機構部Aは、所定チューブ2Aを取り出す際に所定チューブ2Aを押し上げる押上棒5を昇降させる押上棒昇降機構6、押上棒5の真上に位置し、所定チューブ2Aを挿入する際に所定チューブ2Aを押し込む押込棒7を昇降させる押込棒昇降機構8、チューブラック3から上方へ押し出された所定チューブ2Aを保持する保持手段9を備え、押上棒昇降機構6及び押込棒昇降機構8をカム機構Cにより動作させる。【選択図】図3

Description

本発明は、試料が封入されるチューブを立てた状態で行列状に水平方向に並べて収納可能なチューブラックからの所定チューブの取出し、及び前記チューブラックへの所定チューブの挿入を行うチューブハンドリング装置に関する。
医学、薬学若しくは生物工学等の研究機関又は医療機関等で使用される、化合物試料又は検査若しくは保管用生化学試料等の試料が封入されるチューブ(例えば、試料の微量保管等に適した384チューブ)の多数を保持できるチューブラックがある(例えば、特許文献1のFig.1及び特許文献2の図5の16行24列に区画された384チューブ用のチューブラック(以下、「384チューブラック」という)参照)。
384チューブラックからの所定の384チューブの取出し、及び384チューブラックへの所定の384チューブの挿入は、384チューブはサイズが小さく、隣接する384チューブ間の間隔も小さいので、人手よりも高速・確実に384チューブのハンドリングを行うことができるチューブハンドリング装置が開発されている(例えば、特許文献2の図1〜図4参照)。
このチューブハンドリング装置(創薬用チューブピッキング装置100)は、チューブ202が下から押し込まれると弾性変形してチューブ202を把持する把持爪102、把持爪102がチューブ202を把持して別の場所に移動する時に上昇するとともにチューブ202をチューブラック(保管ラック)200の目的の位置に挿入する時及びチューブラック200からチューブ202を引き抜く時に降下する把持爪昇降機構(つかみ上げシリンダ可動部108及びつかみ上げシリンダ110)、把持したチューブ202をチューブラック200に移す際に把持爪102からチューブ202を押し出す突き落とし機構(突き落とし棒104及び突き落としシリンダ106)、チューブ202をチューブラック200の底面側から把持爪102に押し込む押上機構(押上棒122及び押上シリンダ124)、目的のチューブ202の周りに別のチューブ202があるか否かを確認するための共上げ防止センサ114、把持爪102によって目的のチューブ202が確実に把持されているかどうかを検知する把持確認センサ112、チューブラック200のチューブ202挿入箇所に既にチューブ202が存在するか否かを検知する二重挿入防止センサ116、並びに、共上げ防止センサ114及び把持確認センサ112がセンサ昇降シリンダ可動部118に固着されているとともにセンサ昇降シリンダ120によって昇降可能とするセンサ昇降機構を有している。
欧州特許第904841号明細書 特許第4485486号公報
創薬研究等の分野においては、大量の試料の低温での保管や分析を高効率で行う必要があるので、試料が封入されたチューブ、又は試料を封入する前の空のチューブのハンドリングを行うチューブハンドリング装置に対して、作業時間を短縮するとともに動作の信頼性を向上するニーズが高まっている。
ここで、特許文献2のような従来のチューブハンドリング装置は、多くのシリンダ(つかみ上げシリンダ110、突き落としシリンダ106、押上シリンダ124、及びセンサ昇降シリンダ120)を駆動制御することにより所要の動作を行うものである。
よって、高加減速動作を行うことができないため作業時間が長くなる(例えば、5秒/サイクル程度になる)。
その上、低温環境下(例えば、−20℃程度)で使用する場合もあるので、その際に空気圧動力源のため結露によりシリンダの動作が不安定になる場合があること、及び駆動装置の数が多いことから、長期間にわたる繰り返し動作の信頼性が低下する。
また、一対の把持爪102,102は、チューブ202が下から押し込まれると弾性変形により拡幅してチューブ202を把持するものである。
よって、押し込まれたチューブを摩擦により保持する構成であるので、摩耗するとともに粉塵が発生するため、長期間にわたって信頼性を確保することが困難である。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、作業時間を短縮できるとともに、長期間にわたって信頼性の高い繰り返し動作が可能なチューブハンドリング装置を提供する点にある。
本発明に係るチューブハンドリング装置は、前記課題解決のために、試料が封入されるチューブを立てた状態で行列状に水平方向に並べて収納可能なチューブラックからの所定チューブの取出し、及び前記チューブラックへの所定チューブの挿入を行うチューブ脱着機構部、並びに、前記チューブラックを支持する支持手段と前記チューブ脱着機構部とを相対的に水平面内に位置決めする水平位置決め機構部を備えたチューブハンドリング装置であって、前記チューブ脱着機構部は、前記チューブラックから所定チューブを取り出す際に当該所定チューブを押し上げる、昇降可能に支持された押上棒を昇降させる押上棒昇降機構と、前記押上棒の真上に位置し、前記チューブラックに所定チューブを挿入する際に当該所定チューブを押し込む、昇降可能に支持された押込棒を昇降させる押込棒昇降機構と、前記押上棒昇降機構により上昇した前記押上棒により前記チューブラックから上方へ押し出された前記所定チューブを保持する保持手段とを備え、前記押上棒昇降機構を、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第1カムを用いたカム機構により動作させるとともに、前記押込棒昇降機構を、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第2カムを用いたカム機構により動作させ、前記押上棒昇降機構により上昇した前記押上棒により前記所定チューブを前記チューブラックから上方へ押し上げる際に、前記所定チューブに隣接するチューブの上面に当接するとともに前記所定チューブを案内するガイド筒を備え、前記押上棒昇降機構及び前記押込棒昇降機構を同期させて駆動し、前記チューブラックから所定チューブを取り出す際に当該所定チューブを前記押上棒及び前記押込棒により挟んだ状態を保持しながら、当該所定チューブを前記チューブラックから前記ガイド筒内へ押し上げるとともに、前記チューブラックに所定チューブを挿入する際に当該所定チューブを前記押上棒及び前記押込棒により挟んだ状態を保持しながら、当該所定チューブを前記ガイド筒内から前記チューブラックへ押し込むことを特徴とする。
このような構成によれば、多くの駆動装置(例えば特許文献2ではシリンダ)を用いてそれらを駆動制御する構成ではなく、押上棒昇降機構及び押込棒昇降機構をカム機構により動作させるので、高加減速動作を円滑にかつ確実に行うことできる。
よって、カム機構を用いた高加減速動作が可能な構成により作業時間を短縮できるとともに、長期間にわたって信頼性の高い繰り返し動作が可能になる。
その上、所定チューブに隣接するチューブがガイド筒により押さえられた状態で、押上棒により所定チューブのみがカイド筒内に押し上げられるので、所定チューブを取り出す際に隣接するチューブも取り出されてしまう不具合である、いわゆる共上げ現象の発生を確実に無くすことができる。
その上さらに、チューブラックから所定チューブを取り出す際及びチューブラックに所定チューブを挿入する際に、当該所定チューブを押上棒及び押込棒により挟んだ状態を保持しながら取出し動作及び挿入動作を行うので、当該所定チューブにダメージを与えることなく安定かつ確実に取出し及び挿入ができる。
ここで、前記ガイド筒に対して揺動可能に取り付けられて前記ガイド筒内に出没する保持爪を、前記ガイド筒に対して前記ガイド筒内を相対的に昇降する前記押込棒により操作することにより前記保持手段としてなるとより好ましい。
このような構成によれば、所定チューブを保持する保持手段が、特許文献2のように押し込まれたチューブを摩擦により保持する構成ではなく、ガイド筒に対して揺動可能に取り付けられてガイド筒内に出没する保持爪により構成されるので、摩耗や粉塵の発生が抑制されるため、長期間にわたって高い信頼性を確保できる。
その上、ガイド筒に対してガイド筒内を相対的に昇降する押込棒により保持爪の開閉を行うので、保持爪を開閉するための個別のアクチュエータが不要になる。
また、前記押上棒昇降機構が、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第1カム、前記第1カムのカムフォロワである第1カム従動部を一端に備え、前記押上棒を操作するための第1昇降操作部を他端に備えるとともに、中間を第1水平支軸により軸支された第1揺動リンク、及び前記第1昇降操作部に下端が連結されるとともに前記押上棒を支持する押上棒支持体に上端が連結された上下方向に長い第1昇降リンクを有するものであり、前記押込棒昇降機構が、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第2カム、前記第2カムのカムフォロワである第2カム従動部を一端に備え、前記押込棒を操作するための第2昇降操作部を他端に備えるとともに、中間を第2水平支軸により軸支された第2揺動リンク、及び前記第2昇降操作部に下端が連結された上下方向に長い第2昇降リンク、並びに、前記第2昇降リンクの上端に一端が連結され、前記押込棒を支持する押込棒支持体に他端が連結されるとともに、中間が第3水平支軸により軸支された第3揺動リンクを有するものであるのが好ましい。
このような構成によれば、中間を第1水平支軸により軸支された第1揺動リンクのカムフォロワである第1カム従動部を第1カムに従動させることにより第1揺動リンクが揺動するので、第1揺動リンクの第1昇降操作部の操作力により、第1昇降リンクを介して押上棒を確実に操作できる。また、中間を第2水平支軸により軸支された第2揺動リンクのカムフォロワである第2カム従動部を第2カムに従動させることにより第2揺動リンクが揺動するので、第2揺動リンクの第2昇降操作部の操作力により、第2昇降リンク及び第3揺動リンクを介して押込棒を確実に操作できる。
さらに、前記押上棒昇降機構を駆動する回転アクチュエータと前記押込棒昇降機構を駆動する回転アクチュエータを同一のもとし、この単一の回転アクチュエータに連結固定した回転軸に前記第1カム及び前記第2カムを固定することにより、前記押上棒昇降機構及び前記押込棒昇降機構を同期させてなるとさらに好ましい。
このような構成によれば、単一の回転アクチュエータで第1カム及び第2カムを駆動することにより押上棒昇降機構及び押込棒昇降機構を同期させて動かすので、駆動装置の構成を簡素化できるため、製造コストを低減できる。
以上のように、本発明に係るチューブハンドリング装置によれば、
(a)押上棒昇降機構及び押込棒昇降機構を、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転するカムを用いたカム機構により動作させるので、高加減速動作を円滑にかつ確実に行うことできるため、作業時間を短縮できるとともに、長期間にわたって信頼性の高い繰り返し動作が可能になること、
(b)押上棒により所定チューブをチューブラックから上方へ押し上げる際に、所定チューブに隣接するチューブの上面に当接するとともに所定チューブを案内するガイド筒を備えることにより、所定チューブに隣接するチューブがガイド筒により押さえられた状態で、押上棒により所定チューブのみがカイド筒内に押し上げられるので、所定チューブを取り出す際に隣接するチューブも取り出されてしまう不具合である、いわゆる共上げ現象の発生を確実に無くすことができること、
(c)押上棒昇降機構及び押込棒昇降機構を同期させて駆動し、チューブラックから所定チューブを取り出す際及びチューブラックに所定チューブを挿入する際に、当該所定チューブを押上棒及び押込棒により挟んだ状態を保持しながら取出し動作及び挿入動作を行うので、当該所定チューブにダメージを与えることなく安定かつ確実に取出し及び挿入ができること、
(d)所定チューブを保持する保持手段を、ガイド筒に対して揺動可能に取り付けられてガイド筒内に出没する保持爪により構成することにより、摩耗や粉塵の発生が抑制されるため、長期間にわたって高い信頼性を確保できるとともに、ガイド筒に対してガイド筒内を相対的に昇降する押込棒により保持爪の開閉を行うので、保持爪を開閉するための個別のアクチュエータが不要になること、
等の顕著な効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るチューブハンドリング装置を斜め左上方から見た斜視図である。 同じく斜め右上方から見た斜視図である。 同じく部分縦断左側面図である。 同じく部分縦断正面図である。 回転アクチュエータまわりの構成を示す部分縦断正面図である。 要部拡大左側面図である。 ガイド筒を斜め下方から見た斜視図である。 ガイド筒まわりの構成を示す斜め上方から見た分解斜視図である。 ガイド筒まわりの縦断正面図であり、(a)は保持手段を構成する保持爪が開いた状態を、(b)は前記保持爪が閉じた状態を示している。 (a)はカムまわりの動作を、(b)は押上棒及び押込棒まわりの動作を示す、チューブラックから所定チューブを取り出す際における動作説明図であり、押上棒が所定チューブの下方に位置し、押込棒及びガイド筒が所定チューブの上方に位置している状態を示している。 同じく動作説明図であり、押上棒が上昇し、押込棒及びガイド筒が下降してガイド筒の下面がチューブラックの上面に当接した状態を示している。 同じく動作説明図であり、押上棒がさらに上昇して所定チューブの下面に当接し、ガイド筒に対して押込棒が下降することにより保持爪が開き、押上棒及び押込棒により所定チューブを挟んだ状態を示している。 同じく動作説明図であり、押上棒及び押込棒により所定チューブを挟みながら押上棒及び押込棒が同期して上昇し、チューブラックから所定チューブをガイド筒内へ押し上げた状態を示している。 同じく動作説明図であり、押上棒及び押込棒により所定チューブを挟みながら押上棒及び押込棒が同期してさらに上昇し、所定チューブをさらに押し上げ、ガイド筒に対して押込棒が上昇することにより保持爪が閉じて所定チューブを保持した状態を示している。 同じく動作説明図であり、押上棒が下降し、所定チューブを保持した状態で押込棒及びガイド筒が上昇した状態(チューブの取出しが完了した状態)を示している。 押上棒及び押込棒まわりの動作を示す、チューブラックへ所定チューブを挿入する際における動作説明図であり、(a)は押上棒がチューブラックの下方に位置し、押込棒及びガイド筒がチューブラックの上方に位置している状態を、(b)は押込棒及びガイド筒が下降してガイド筒の下面がチューブラックの上面に当接し、押上棒が上昇して保持爪に保持された所定チューブの下面に当接した状態を示している。 同じく動作説明図であり、(a)は押上棒及び押込棒により所定チューブを挟みながら押上棒及び押込棒が同期して下降し、ガイド筒に対して押込棒が下降することにより保持爪が開いた状態を、(b)は押上棒及び押込棒により所定チューブを挟みながら押上棒及び押込棒が同期してさらに下降し、所定チューブがチューブラックに挿入された状態を示している。 同じく動作説明図であり、(a)は押上棒がさらに下降し、ガイド筒に対して押込棒が上昇することにより保持爪が閉じた状態を、(b)は押上棒がさらに下降して所定チューブの下方に位置し、押込棒及びガイド筒が上昇して所定チューブの上方に位置している状態(チューブの挿入が完了した状態)を示している。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明するが、図面を見易くするため、構成部品の一部の図示を省略している。
本明細書においては、水平位置決め機構部B側からチューブ脱着機構部Aに向かう方向を前、その反対方向を後とし、左右は前方に向かっていうものとする。
また、後方から前方に向かって見た図(例えば、図4)を正面図とする。
図1及び図2の斜視図、並びに図3の部分縦断左側面図及び図4の部分縦断正面図に示すように、本発明の実施の形態に係るチューブハンドリング装置1は、試料が封入されるチューブ2,2,…を立てた状態で行列状に水平方向に並べて収納可能なチューブラック3からの所定チューブ2A(図3及び図4参照)の取出し、及びチューブラック3への所定チューブ2Aの挿入を行うチューブ脱着機構部A、並びに、チューブラック3,3を支持する支持手段4とチューブ脱着機構部Aとを相対的に水平面内に位置決めする水平位置決め機構部Bを備えている。なお、チューブハンドリング装置1は、試料が封入されたチューブ2、又は試料を封入する前の空のチューブ2のハンドリングを行う。
ここで、チューブ2,2,…は384チューブであり、チューブラック3は16行24列に区画された384チューブラックである。
水平位置決め機構部Bは、リニアサーボアクチュエータ18,19を直交配置して水平面内の位置決めを行うXY直交ロボット20により支持手段4を支持したものであり、ベースEに固定される。
水平位置決め機構部Bを、高加減速に適した制御性の良いリニアサーボアクチュエータ18,19により構成することにより、作業時間を短縮できる。
チューブ脱着機構部Aは、チューブラック3から所定チューブ2Aを取り出す際に当該所定チューブ2Aを押し上げる押上棒5を昇降させる押上棒昇降機構6、押上棒5の真上に位置し、チューブラック3に所定チューブ2Aを挿入する際に当該所定チューブ2Aを上方から押し込む押込棒7を昇降させる押込棒昇降機構8、押上棒昇降機構6により上昇した押上棒5によりチューブラック3から上方へ押し出された所定チューブ2Aを保持する保持手段9を備えており、ベースEに固定された機枠Fに取り付けられる。
また、押上棒昇降機構6及び押込棒昇降機構8は、回転アクチュエータであるサーボモータ10により水平軸Dまわりに回転する第1カム11及び第2カム12を用いたカム機構Cにより動作する。
チューブ脱着機構部Aの駆動を、高加減速に適した制御性の良いサーボモータ10により行うことにより、作業時間を短縮できる。
図5の部分縦断正面図に示すように、第1カム11及び第2カム12は水平軸である回転軸Dに固定されており、サーボモータ10の出力軸に連結された減速機13の出力軸に回転軸Dが連結固定されるので、第1カム11及び第2カム12は、サーボモータ10により回転軸Dまわりに回転する。すなわち、第1カム11及び第2カム12は、サーボモータ10の出力軸に減速機13を介して連結固定されており、それにより、押上棒昇降機構6及び押込棒昇降機構8は、同期がとられた状態で単一のサーボモータ10により駆動される。
また、絶対値を検出する入力検出器であるレゾルバ15(アブソリュートエンコータ等であってもよい)から出力された角度データが、本体を図示しない動作変位位置設定確認ポジショナ(例えば、オムロン株式会社の「カムポジショナ」(登録商標))14に取り込まれ、動作変位位置設定確認ポジショナ14により、予め設定したオン/オフ角度設定値に従い出力をオン/オフすることにより、第1カム11及び第2カム12の角度位置が制御される。
このような構成によれば、絶対値を検出する入力検出器を用いているので、原点がずれることがないため、起動時や停電時における原点出し作業が不要になる。
また、レゾルバ15から角度データを取り込んで動作変位位置設定確認ポジショナ14を用いて第1カム11及び第2カム12の角度位置を制御するので、第1カム11及び第2カム12を高精度に角度位置設定できるため、所定チューブ2Aを押し上げる押上棒5及び所定チューブ2Aを挿入する押込棒7の動作が確実になる。
図3及び図4に示すように、押上棒5は押上棒支持体30に支持されており、押上棒支持体30に固定された直動ガイドブロック33が直動ガイドレール34に沿って昇降するため、押上棒5は昇降可能に支持される。
押上棒昇降機構6は、水平軸Dまわりに回転する第1カム11、第1カム11のカムフォロワであり、第1カム11のカム面に圧接される第1カム従動部21Aを一端に備え、押上棒5を操作するための第1昇降操作部21Bを他端に備えるとともに、中間を第1水平支軸21Cにより軸支された第1揺動リンク21、及び第1昇降操作部21Bに下端が連結されるとともに押上棒5を支持する押上棒支持体30に上端が連結された上下方向に長い第1昇降リンク31を有する。
なお、略L字状の第1揺動リンク21の第1昇降操作部21Bと第1水平支軸21Cとの間に掛止ピン27Aが取り付けられており、掛止ピン27A及び掛止ピン27Aの上方の機枠Fに取り付けられた掛止ピン27Bに、引張コイルばね24の端末24A,24Bが掛止されるので、カムフォロワである第1カム従動部21Aが第1カム11のカム面に圧接される。
図4に示すストッパ48は押上棒5の最大上昇位置を規制するものであり、押上棒支持体30の当止面30Aがストッパ48に当止される高さ位置まで押上棒5は上昇できる。また、ストッパ48により設定される押上棒5の最大上昇位置を基準にして第1カム11の角度位置を設定できる。
図3及び図4に示すように、押込棒7は上下の押込棒支持体35,36に支持されており、押込棒支持体35,36の夫々に固定された直動ガイドブロック37,38が直動ガイドレール39に沿って昇降するため、押込棒7は昇降可能に支持される。
押込棒昇降機構8は、水平軸Dまわりに回転する第2カム12、第2カム12のカムフォロワであり、第2カム12のカム面に圧接される第2カム従動部22Aを一端に備え、押込棒7を操作するための第2昇降操作部22Bを他端に備えるとともに、中間を第2水平支軸22Cにより軸支された第2揺動リンク22、及び第2昇降操作部22Bに下端が連結された上下方向に長い第2昇降リンク32、並びに、第2昇降リンク32の上端に一端23Aが連結され、押込棒7を支持する押込棒支持体35に他端23Bが連結されるとともに、中間が第3水平支軸23Cにより軸支された第3揺動リンク23を有する。
なお、略L字状の第2揺動リンク22の第2昇降操作部22Bと第2水平支軸22Cとの間に掛止ピン28Aが取り付けられており、掛止ピン28A及び掛止ピン28Aの上方の機枠Fに取り付けられた掛止ピン28Bに、引張コイルばね25の端末25A,25Bが掛止されるので、カムフォロワである第2カム従動部22Aが第2カム12のカム面に圧接される。
また、略シーソー状の第3揺動リンク23の他端23Bと第3水平支軸23Cとの間に掛止ピン29Bが取り付けられており、掛止ピン29B及び掛止ピン29Bの下方の機枠Fに取り付けられた掛止ピン29Aに、引張コイルばね26の端末26B,26Aが掛止されるので、第3揺動リンク3の他端23Bは下方へ付勢される。
図3の部分縦断左側面図、図4の部分縦断正面図、及び図6の要部拡大左側面図に示すように、押込棒支持体35,36間には圧縮コイルばね40が介在しているとともに、押込棒支持体36は引張コイルばね41により下方へ付勢される。
押込棒昇降機構8の第2カム12の角度位置に応じて、第2揺動リンク22、第2昇降リンク32、及び第3揺動リンク23を介して、第3揺動リンク23の他端23Bにより押込棒支持体35が押し下げられた際に、先ず下側の押込棒支持体26の当止面36Aがストッパ42A(図6参照)に当止されるので、押込棒支持体36の下方への移動が規制される。
図4に示すストッパ42Bは押込棒7の最大下降位置を規制するものであり、押込棒支持体35の当止面35Aがストッパ42Bに当止される高さ位置まで押込棒7は下降できる。また、ストッパ42Bにより設定される押込棒7の最大下降位置を基準にして第2カム12の角度位置を設定できる。
ここで、押上棒昇降機構6が、第1カム11、第1揺動リンク21、及び第1昇降リンク31を有するものであり、押込棒昇降機構8が、第2カム12、第2揺動リンク22、第2昇降リンク32、及び第3揺動リンク23を有するものであると、第1揺動リンク21のカムフォロワである第1カム従動部21Aを第1カム11に従動させることにより第1揺動リンク21が揺動するので、第1揺動リンク21の第1昇降操作部21Bの操作力により、第1昇降リンク31を介して押上棒5を確実に操作でき、第2揺動リンク22のカムフォロワである第2カム従動部22Aを第2カム12に従動させることにより第2揺動リンク22が揺動するので、第2揺動リンク22の第2昇降操作部22Bの操作力により、第2昇降リンク32及び第3揺動リンク23を介して押込棒7を確実に操作できる。
次に、押上棒5によりチューブラック3から上方へ押し出された所定チューブ2Aを保持する保持手段9の構成例について説明する。
図3、図4及び図6に示すように、押込棒支持体36には、その下側に図7の斜視図に示す形状のガイド筒16が固定されており、図6に示す当止面36Aがストッパ42Aに当止されて押込棒支持体36及びガイド筒16の下方への移動が規制された状態でも、押込棒支持体35及び押込棒7は、当止面35Aがストッパ42Bに当て止めされる位置まで下方へ移動できる。
図8の分解斜視図に示すように、保持爪17のローラ収容孔17Aにローラ45を収容した状態で、水平支軸44を保持爪17の通孔17B、ローラ45の通孔45A及び保持爪17の通孔17Cに挿通することにより、ローラ45は保持爪17により水平支軸44まわりに回転可能に支持される。
このようにローラ45を支持した保持爪17を、ガイド筒16の切欠部16Dに入れ、水平支軸43をガイド筒16の通孔16B、保持爪17の通孔17D及びガイド筒16の通孔16Cに挿通することにより、保持爪17は、ガイド筒16に対して揺動可能に取り付けられるので、ガイド筒16内に出没可能に支持される。
また、ボルト46を保持爪17の通孔17Eに挿通して螺孔17Fに螺合することにより、水平支軸43は保持爪17に固定される。
さらに、ガイド筒16のばね端収容凹部16E、及び保持爪17上部のばね端収容凹部17Gに端末が収容された状態で圧縮コイルばね47が装着される。
よって、図9(a)の縦断正面図のようにローラ45,45間に押込棒7の大径部7Aが位置している場合は、保持爪17,17はその下部間が広がった状態(保持爪17,17が開いた状態)となる。
また、図9(b)の縦断正面図のようにローラ45,45間に押込棒7の小径部7Bが位置している場合は、保持爪17,17はその下部間が狭まった状態(保持爪17,17が閉じた状態)となるので、保持筒16のガイド孔16A(図7の斜視図も参照)からガイド筒16内に入った所定チューブ2Aを保持爪17,17により保持できる。
上述のとおり押込棒支持体36及びガイド筒16の下方への移動が規制された状態でも、押込棒支持体35及び押込棒7は下方へ移動できる。すなわち、押込棒7はガイド筒16に対して相対的に昇降できるので、ガイド筒16に対してガイド筒16内を相対的に昇降する押込棒7により保持爪17,17を図9(a)及び(b)のように操作でき、図9(b)のように所定チューブ2Aを保持爪17,17により保持できるので、所定チューブ2Aを保持する保持手段9を構成できる。
なお、保持爪17,17により平面視矩形状の所定チューブ2A(図7参照)の角部を保持するので、保持爪17,17の開閉方向は、図3に示すような前後方向、及び図4に示すような左右方向ではなく、前後方向又は左右方向から垂直軸まわりに45°回転した方向に開閉するものであるが、図面の見易さのために、保持爪17,17の開閉方向を変えている(図10(b)、図11(b)、図12(b)、図13(b)、図14(b)及び図15(b)、並びに図16〜図18も同様)。
また、図7及び図8に示すセンサ用通孔16F,16Fは、左右方向の孔であり、図4のようにガイド筒16の左右に配設されたセンサS2からの光が通過する。図1、図2及び図4に示すセンサS2は、保持爪17,17が所定チューブ2Aを保持しているか否かの確認を行うものである。
図1〜図3に示すセンサS1は、水平位置決め機構部Bにより、チューブラック3を、例えば図3及び図4のようにガイド筒16及び押上棒5の間の所定位置まで移動させた状態で、チューブラック3から所定チューブ2Aを取り出す際におけるチューブラック3の所定箇所に所定チューブ2Aがあることの確認、及び、チューブラック3へ所定チューブ2Aを挿入する際におけるチューブラック3の所定箇所にチューブ2がないことを確認するためのものである。
図4に示すセンサS3は、水平位置決め機構部Bにより、チューブラック3を、例えば図1及び図2の位置から図3及ぶ図4のようにガイド筒16及び押上棒5の間に移動させる際に、チューブラック3とガイド筒16が干渉しないように、ガイド筒16及び押込棒7等が上昇した位置にあることを確認するためのものである。
また、図4に示すセンサS4は、水平位置決め機構部Bにより、チューブラック3を、例えば図1及び図2の位置から図3及ぶ図4のようにガイド筒16及び押上棒5の間に移動させる際に、チューブラック3と押上棒5が干渉しないように、押上棒5等が下降した位置にあることを確認するためのものである。
次に、チューブラック3から所定チューブ2Aを取り出す際におけるチューブ脱着機構部Aの動作の詳細について説明する。
図10の押上棒5が所定チューブ2Aの下方に位置し、押込棒7及びガイド筒16が所定チューブ2Aの上方に位置している状態から、水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12が図10(a)の矢印の方向へ所定角度回転した図11の状態では、押上棒5が上昇し、押込棒7及びガイド筒16が下降してガイド筒16の下面がチューブラック3の上面に当接している。
図11の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12が図11(a)の矢印の方向へさらに所定角度回転した図12の状態では、押上棒5がさらに上昇して所定チューブ2Aの下面に当接し、ガイド筒16に対して押込棒7が下降することにより保持爪17,17が開くとともに、押込棒7の下面が所定チューブ2Aの上面に当接し、押上棒5及び押込棒7により所定チューブ2Aを挟んでいる。
図12の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12が図12(a)の矢印の方向へさらに所定角度回転した図13の状態では、押上棒5及び押込棒7により所定チューブ2Aを挟みながら押上棒5及び押込棒7が同期して上昇し、所定チューブ2Aがチューブラック3からガイド筒16内へ押し上げられる。
ここで、図13の状態では、ガイド筒16の下面(図7も参照)が所定チューブ2Aに隣接するチューブ2,2,…の上面に当接しているので、所定チューブ2Aがガイド筒16内へ押し上げられる際に、所定チューブ2Aに隣接するチューブ2,2,…がガイド筒16により押さえられた状態で、押上棒5により所定チューブ2Aのみがカイド筒16内に押し上げられるため、所定チューブ2Aを取り出す際に隣接するチューブ2,2,…も取り出されてしまう不具合である、いわゆる共上げ現象の発生を確実に無くすことができる。
図13の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12が図13(a)の矢印の方向へさらに所定角度回転した図14の状態では、押上棒5及び押込棒7により所定チューブ2Aを挟みながら押上棒5及び押込棒7が同期してさらに上昇し、所定チューブ2Aをさらに押し上げて所定チューブ2Aの全体がガイド筒16内に入るとともに、保持爪17,17が閉じて(図13(b)の矢印参照)所定チューブ2Aを保持している。
図14の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12が図14(a)の矢印の方向へさらに所定角度回転した図15の状態では、押上棒5が下降するとともに、所定チューブ2Aを保持爪17,17が保持した状態で押込棒7及びガイド筒16が上昇している。
以上の動作により、チューブラック3からの所定チューブ2Aの取出しが完了する。
次に、チューブラック3へ所定チューブ2Aを挿入する際におけるチューブ脱着機構部Aの動作の詳細について説明する。
チューブラック3へ所定チューブ2Aを挿入する際における第1カム11及び第2カム12の角度位置については、図16(a)の状態は図15(a)と同じ、図16(b)の状態は図14(a)と同じ、図17(a)の状態は、図13(a)と同じ、図17(b)の状態は図12(a)と同じ、図18(a)の状態は図11(a)と同じ、図18(b)の状態は図10(a)と同じであるので、図示を省略する。
図16(a)の押上棒5がチューブラック3の下方に位置し、押込棒7及びガイド筒16がチューブラック3の上方に位置している状態から、水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12が所定角度回転した図16(b)の状態では、押込棒7及びガイド筒16が下降してガイド筒16の下面がチューブラック3の上面に当接し、押上棒5が上昇して保持爪17,17に保持された所定チューブ2Aの下面に当接し、押上棒5及び押込棒7により所定チューブ2Aを挟んでいる。
図16(b)の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12がさらに所定角度回転した図17(a)の状態では、押上棒5及び押込棒7により所定チューブ2Aを挟みながら押上棒5及び押込棒7が同期して若干下降し、ガイド筒16に対して押込棒7が下降することにより保持爪17,17が開いている(図16(b)の矢印参照)。
図17(a)の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12がさらに所定角度回転した図17(b)の状態では、押上棒5及び押込棒7により所定チューブ2Aを挟みながら押上棒5及び押込棒7が同期してさらに下降し、所定チューブ2Aがチューブラック3に挿入される。
図17(b)の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12がさらに所定角度回転した図18(a)の状態では、押上棒5がさらに下降し、ガイド筒16に対して押込棒7が上昇することにより保持爪17,17が閉じている(図17(b)の矢印参照)。
図18(a)の状態から水平軸Dまわりに第1カム11及び第2カム12がさらに所定角度回転した図18(b)の状態では、押上棒5がさらに下降して所定チューブ2Aの下方に位置し、押込棒7及びガイド筒16が上昇して所定チューブ2Aの上方に位置している。
以上の動作により、チューブラック3への所定チューブ2Aの挿入が完了する。
以上の説明においては、第1カム11及び第2カム12を共通の回転軸Dに取り付けて単一のサーボモータ10により駆動する場合を示したが、第1カム11と第2カム12を別々の回転軸に取り付けて個別のサーボモータにより駆動するように構成してもよい。ただし、単一のサーボモータ10で第1カム11及び第2カム12を駆動することにより押上棒昇降機構6及び押込棒昇降機構8を同期させて動かす構成によれば、駆動装置の構成を簡素化できるため、製造コストを低減できる。
また、以上の説明においては、第1カム11及び第2カム12が板カムである場合を示したが、より高速化に適した溝カム等の他のカムを用いてもよい。
以上のようなチューブハンドリング装置1の構成によれば、多くの駆動装置を用いてそれらを駆動制御する構成ではなく、押上棒昇降機構6及び押込棒昇降機構8をカム機構Cにより動作させるので、高加減速動作を円滑にかつ確実に行うことできる。
よって、カム機構Cを用いた高加減速動作が可能な構成により作業時間を短縮できるとともに、長期間にわたって信頼性の高い繰り返し動作が可能になる。
また、押上棒昇降機構6及び押込棒昇降機構8を同期させて駆動し、チューブラック3から所定チューブ2Aを取り出す際に当該所定チューブ2Aを押上棒5及び押込棒7により挟んだ状態を保持しながら、当該所定チューブ2Aをチューブラック3からガイド筒16内へ押し上げるとともに、チューブラック3に所定チューブ2Aを挿入する際に当該所定チューブ2Aを押上棒5及び押込棒7により挟んだ状態を保持しながら、当該所定チューブ2Aをガイド筒16内からチューブラック3へ押し込んでいる。
よって、チューブラック3から所定チューブ2Aを取り出す際及びチューブラック3に所定チューブ2Aを挿入する際に、当該所定チューブ2Aを押上棒5及び押込棒7により挟んだ状態を保持しながら取出し動作及び挿入動作を行うので、当該所定チューブ2Aにダメージを与えることなく安定かつ確実に取出し及び挿入ができる。
さらに、ガイド筒16に対して揺動可能に取り付けられてガイド筒16内に出没する保持爪17,17を、ガイド筒16に対してガイド筒16内を相対的に昇降する押込棒7により操作することにより保持手段9としているので、摩耗や粉塵の発生が抑制されるため、長期間にわたって高い信頼性を確保できるとともに、保持爪17,17を開閉するための個別のアクチュエータが不要になる。
1 チューブハンドリング装置 2 チューブ
2A 所定チューブ 3 チューブラック
4 支持手段 5 押上棒
6 押上棒昇降機構 7 押込棒
7A 大径部 7B 小径部
8 押込棒昇降機構 9 保持手段
10 サーボモータ(回転アクチュエータ)
11 第1カム 12 第2カム
13 減速機 14 動作変位位置設定確認ポジショナ
15 レゾルバ(入力検出器) 16 ガイド筒
16A ガイド孔 16B,16C 通孔
16D 切欠部 16E ばね端収容凹部
16F センサ用通孔 17 保持爪
17A ローラ収容孔 17B,17C,17D,17E 通孔
17F 螺孔 17G ばね端収容凹部
18,19 リニアサーボアクチュエータ 20 XY直交ロボット
21 第1揺動リンク 21A 第1カム従動部
21B 第1昇降操作部 21C 第1水平支軸
22 第2揺動リンク 22A 第2カム従動部
22B 第2昇降操作部 22C 第2水平支軸
23 第3揺動リンク 23A 一端
23B 他端 23C 第3水平支軸
24,25,26 引張コイルばね
24A,24B,25A,25B,26A,26B 端末
27A,27B,28A,28B,29A,29B 掛止ピン
30 押上棒支持体 30A 当止面
31 第1昇降リンク 32 第2昇降リンク
33 直動ガイドブロック 34 直動ガイドレール
35,36 押込棒支持体 35A,36A 当止面
37,38 直動ガイドブロック 39 直動ガイドレール
40 圧縮コイルばね 41 引張コイルばね
42A,42B ストッパ 43,44 水平支軸
45 ローラ 46 ボルト
47 圧縮コイルばね 48 ストッパ
A チューブ脱着機構部 B 水平位置決め機構部
C カム機構 D 回転軸(水平軸)
E ベース F 機枠
S1,S2,S3,S4 センサ

Claims (4)

  1. 試料が封入されるチューブを立てた状態で行列状に水平方向に並べて収納可能なチューブラックからの所定チューブの取出し、及び前記チューブラックへの所定チューブの挿入を行うチューブ脱着機構部、並びに、前記チューブラックを支持する支持手段と前記チューブ脱着機構部とを相対的に水平面内に位置決めする水平位置決め機構部を備えたチューブハンドリング装置であって、
    前記チューブ脱着機構部は、前記チューブラックから所定チューブを取り出す際に当該所定チューブを押し上げる、昇降可能に支持された押上棒を昇降させる押上棒昇降機構と、前記押上棒の真上に位置し、前記チューブラックに所定チューブを挿入する際に当該所定チューブを押し込む、昇降可能に支持された押込棒を昇降させる押込棒昇降機構と、前記押上棒昇降機構により上昇した前記押上棒により前記チューブラックから上方へ押し出された前記所定チューブを保持する保持手段とを備え、
    前記押上棒昇降機構を、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第1カムを用いたカム機構により動作させるとともに、前記押込棒昇降機構を、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第2カムを用いたカム機構により動作させ
    前記押上棒昇降機構により上昇した前記押上棒により前記所定チューブを前記チューブラックから上方へ押し上げる際に、前記所定チューブに隣接するチューブの上面に当接するとともに前記所定チューブを案内するガイド筒を備え、
    前記押上棒昇降機構及び前記押込棒昇降機構を同期させて駆動し、前記チューブラックから所定チューブを取り出す際に当該所定チューブを前記押上棒及び前記押込棒により挟んだ状態を保持しながら、当該所定チューブを前記チューブラックから前記ガイド筒内へ押し上げるとともに、前記チューブラックに所定チューブを挿入する際に当該所定チューブを前記押上棒及び前記押込棒により挟んだ状態を保持しながら、当該所定チューブを前記ガイド筒内から前記チューブラックへ押し込むことを特徴とするチューブハンドリング装置。
  2. 前記ガイド筒に対して揺動可能に取り付けられて前記ガイド筒内に出没する保持爪を、前記ガイド筒に対して前記ガイド筒内を相対的に昇降する前記押込棒により操作することにより前記保持手段としてなる請求項記載のチューブハンドリング装置。
  3. 前記押上棒昇降機構が、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第1カム、前記第1カムのカムフォロワである第1カム従動部を一端に備え、前記押上棒を操作するための第1昇降操作部を他端に備えるとともに、中間を第1水平支軸により軸支された第1揺動リンク、及び前記第1昇降操作部に下端が連結されるとともに前記押上棒を支持する押上棒支持体に上端が連結された上下方向に長い第1昇降リンクを有するものであり、
    前記押込棒昇降機構が、回転アクチュエータにより水平軸まわりに回転する第2カム、前記第2カムのカムフォロワである第2カム従動部を一端に備え、前記押込棒を操作するための第2昇降操作部を他端に備えるとともに、中間を第2水平支軸により軸支された第2揺動リンク、及び前記第2昇降操作部に下端が連結された上下方向に長い第2昇降リンク、並びに、前記第2昇降リンクの上端に一端が連結され、前記押込棒を支持する押込棒支持体に他端が連結されるとともに、中間が第3水平支軸により軸支された第3揺動リンクを有するものである請求項1又は2記載のチューブハンドリング装置。
  4. 前記押上棒昇降機構を駆動する回転アクチュエータと前記押込棒昇降機構を駆動する回転アクチュエータを同一のもとし、この単一の回転アクチュエータに連結固定した回転軸に前記第1カム及び前記第2カムを固定することにより、前記押上棒昇降機構及び前記押込棒昇降機構を同期させてなる請求項1〜の何れか1項に記載のチューブハンドリング装置。

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