JP2017185583A - ロボットハンドの爪部交換機構およびこの爪部交換機構を用いた爪部交換方法 - Google Patents

ロボットハンドの爪部交換機構およびこの爪部交換機構を用いた爪部交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットハンドとして最も一般的な平行二指ハンドにおいて、汎用性が高く、しかも、複雑な機構を用いることなく、ロボットハンドのアプローチ方向を変更することだけで、爪部の交換を相互に確実に行えるようにする。【解決手段】指ベース4を対面接触させた上で、ハンド本体1をホルダーに対し水平方向にアプローチさせ、レバー23の開放端側に形成された、外方に向けて拡開する第1のテーパー部28を押し広げながら爪部を係合部に係合させ、背板20に面接触させることで、レバー23により爪部2を保持させるとともに、指ベースに設けられた、爪部を係止するロックピンを解除させる。また、指ベース4を対面接触させた上で、ハンド本体1をホルダーに対し垂直方向にアプローチさせ、ロックピンにより爪部と係止させるとともに、第1のテーパー部28の頂点から内方に向けて拡開する第2のテーパー部29を押し広げて、爪部とホルダーとの係合を解除させる。【選択図】 図5

Description

本発明は、ロボットハンドの爪交換機構およびこの爪部交換機構を用いた爪部交換方法に関する。
工場の生産ラインが多品種少量型となり、多様な物品を取り扱う必要が生じている。
従来、ロボットハンドで多様な物品を取り扱うために、異なった形状の指を備え、握力や指の開閉ストロークが異なったロボットハンドを複数用意しておき、ツールチェンジャを用いて手首から先のハンド全体を着脱交換する手段が用いられている。
これまで、多様な物品を扱うため、形状の異なる複数の爪を用意しておき、爪を着脱交換する手段が提案されている。
特許文献1には、解除ピンと係合してラチェットを反付勢方向に移動させるテーパー面を有する爪部材保持により、ロボットハンドの下降時に、解除ピンとテーパー面との係合により先端爪部材を爪部材保持台内に収容し、爪部材保持台内に収容された先端爪部材に対し、末端爪部材の嵌合孔を位置決めしてロボットハンドを下降して、ラチェットを凹孔内に嵌合させ、ロボットハンドの爪部材を交換することが記載されている。
また、特許文献2には、交換爪モジュールを指部材に装着し、指部材の指部上方から挿入孔に挿入されると、指部のテーパー面によって、ボールが圧縮バネの付勢力に抗して径方向外側に押圧されて筒体内に退入し、指部の横溝部が進出して横溝部に係合しロック状態にするとともに、指部材を上方へ引き抜くと、横溝部の下側斜面によって、ボールが圧縮の付勢力に抗して径方向外側に押圧されて筒体内に退入し、指部材のロックを解除することが記載されている。
特開2011−189415号公報 特開2013−091121号公報
特許文献1の爪交換機構では、爪の装着時と離脱時に、それぞれ異なった場所での爪の位置決めが必要であり、ロボットハンドは指の位置決めが開と閉の二つの状態しか制御できない場合が多く、指の開閉ストロークが異なる場合は、爪保持台をハンド毎に用意しなければならず、専用設計が必要となりコストアップを招く。
また、特許文献2の爪交換機構では、ハンド本体の指部材に連動して爪を開閉する機構が必要となり、着脱される爪側の機構が複雑なものとなってしまい、コストアップ、信頼性や耐久性の低下を招いてしまう。
近年、3Dプリンタの登場により、多様な物品の取り扱いに適した様々な形状の爪を簡単に製作できるようになっている。
そこで、本発明の目的は、ロボットハンドとして最も一般的な平行二指ハンドにおいて、物品の取り扱いに応じて様々な形状を備え、しかも、装着部の構造を規格化した爪部を3Dプリンタで造形して用意しておき、指の開閉ストロークや、指の位置決め精度の異なった様々な平行二指ハンドに対して、様々な形状の爪を相互に交換することができ、しかも、爪の交換において特別な駆動源や複雑な機構を用いることなく、ロボットアームの運動によってロボットハンドの運動方向を変更することだけで、こうした爪部の交換を確実に行えるようにすることにある。
この課題を解決するため、本発明の爪部交換機構においては、ロボットアームの先端に取り付けたハンド本体1と、このハンド本体1に着脱可能な一対の爪部2と、この爪部2を保持するホルダーから構成され、前記ハンド本体1は、ハンドベース3と、このハンドベース3に装着され、その内部に収納されたアクチュエータにより開閉される一対の指ベース4を備え、前記指ベース4は、前記爪部2の取り付け穴8と、バネ10により付勢され、前記爪部2を係止するロックピン9と、ロックを解除するロック解除バー12を備え、前記爪部2は、前記指ベース4のそれぞれに装着される根元部6と把持部7を備え、前記根元部6の上面には前記指ベース4の取り付け穴8に挿入する軸14と、前記ホルダーに係合する溝部17が形成されており、前記軸14には前記ロックピン9と係合する凹部15が設けられ、前記ホルダーは、背板20と、その両側面に固定され、前記爪部2の溝部17と係合する突起部22を有する側板21と、前記側板21の外側に回転自在に支持され、バネ24により前記側板21の外側側面に常時接触するよう付勢された一対のレバー23を備え、前記レバー23の開放端側には、外方に向けて拡開する第1のテーパー部28と、この第1のテーパー部28の頂点から内方に向けて拡開する第2のテーパー部29が形成されている。
また、本発明の爪部交換方法においては、前記指ベース4を対面接触させた上で、前記ロボットアームにより前記ホルダーに対し水平方向にアプローチさせ、前記第1のテーパー部28を押し広げながら、前記爪部2の根元部6に形成された前記溝部17を、前記側板21の突起部22に係合させて前記背板20に面接触させ、前記第2のテーパー部29により前記爪部2を前記背板20に押し付け、位置決めすることで保持させるとともに、前記ロック解除バー12と前記背板20を係合させてロックピン9を解除して前記爪部2を前記ホルダーに格納させ、前記ロボットアームにより前記ハンド本体1を垂直上方向に移動し、前記爪部2の取り付け穴8から前記軸14を引き抜いてハンド本体1から前記爪部2の取り外しを行い、前記指ベース4を対面接触させた上で、前記ロボットアームにより、前記ハンド本体1を前記ホルダーに対し垂直下方向にアプローチさせることで、前記指ベース4の取り付け穴8に前記軸14を挿入し、前記ロボットアームにより、前記ハンド本体1をホルダーに対し離脱する水平方向に移動することで、前記ロックピン9により前記爪部2を係止させるとともに、前記第2のテーパー部29を押し広げて、前記爪部2と前記ホルダーとの係合を解除させ、ハンド本体1に前記爪部2を装着するようにした。
本発明によれば、指の開閉ストロークが異なっても、指ベースを対面接触させたときには、指ベースはすべてのハンドで共通の状態となる。
そこで、この指ベースに脱着される爪部における根元部の構造を共通化し、爪部の脱着を指ベースが対面接触している状態で行うことで、多様な形状を備え、開閉ストロークが異なった様々な平行二指ハンドに対して、爪部の着脱が相互に可能となる。
しかも、爪部をホルダーに保持させて格納する際、第2のテーパー部が爪部の根元部における両側角部に線接触し、根元部を背板に押しつけ、爪部を自動的に位置決めすることができ、爪部をホルダーから取り外して指ベースに装着する際、第2のテーパー部により、バネに抗してレバーをスムースに押し広げることができ、引っかかりを生じることなくホルダーから爪部を取り外すことができる。
図1は、ハンド本体1に爪部2が装着された状態を示す図である。 図2は、指の開閉ストロークが異なるハンド本体1に対応して、把持部の形状が異なる爪部2が装着されており、指を全閉制御したときに図1と同様に指ベース4が対面接触している状態を示している。 図3は、指ベース4の断面図である。 図4は、図1における左側爪部2の詳細図である。 図5は、爪部2を保持するホルダーの概略図である。 図6は、ホルダーで爪部2を保持している状態を示している。 図7は、ハンド本体1に爪部2を装着する際に、指ベース4のロックピンを押し込んでいる様子を示す図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1は、三次元空間内を並進・回転移動するロボットアームの先端に設けられたハンド本体1に爪部2が装着された状態を示している。
ハンド本体1は、ハンドベース3と互いに対向する二本の指ベース4を備えており、指ベース4は、取り付け部5を介してハンドベース3に連結されている。ハンドベース3には、指ベース4を駆動するアクチュエータが内蔵されており、ロボットハンドへの指令により、指の開閉を制御し、物品の把持と開放を可能にしている。
ハンドベース3には、握力が異なったものや、左右の指が同時に可動できるものや、片方の指しか可動しないものや、開閉ストロークが異なるものや、指の位置決めが全開と全閉の間で任意の位置に制御できるものや、指を全開と全閉の二つの状態しか制御できないものなど様々な機構のものがある。
様々な機構のハンドベース3に対して、ロボットハンドに指令を送り、指を全閉するように制御したとき、図1、図2に示すように、いずれの場合でも左右の指ベース4が対面接触するように取り付け部5の形状を変更して、指ベース4をハンドベース3に取り付ける。
これにより、把持する物品の形態が変更され、ハンドベース3の仕様が異なる様々な平行二指ハンドについても、ハンドの指を全閉制御したとき、指ベース4は共通に対面接触することになる。
図3は、指ベース4の断面図を示しており、指ベース4には、爪部2の軸14(図4参照)が挿通される取り付け穴8と、ロックピン9と、ロックピン9と連結部材11を介して連結したロック解除バー12が設けられている。
ロックピン9は、常態ではバネ10により取り付け穴8に突出するように付勢されており、ロック解除バー12は、テーパー13を有し、常態ではバネ10により指ベース4の外側に突出するように付勢されている。
これにより、ロック解除バー12を指ベース4の内側に押し込むことで、ロックピン9の先端部は爪取り付け穴8の外側に押し出され、ロックが解除される。
図4は、図1における左側爪部2の詳細を示すものである。図4に示すように、爪部2は、根元部6と把持部7から構成される。根元部6の形状は左右の指で対称であり、すべての爪の対において共通である。把持部7は物品の扱いに応じて様々な形状であり、左右の指で対称形状であってもよいし、左右の指で非対称形状であってもよい。
なお、爪部2は根元部6と把持部7を一体に3Dプリンタで造形してもよいし、根元部6を金属加工で成型し、把持部7のみを3Dプリンタで造形して根元部6にネジで螺合してもよい。
爪部2の根元部6は、指ベース4の取り付け穴8に挿通される軸14を備え、その側面には、爪部2をハンド本体1に装着したときに、ロックピン9(図3参照)と係合する凹部15を有する。また軸14の先端部には、取り付け穴8との嵌合をガイドする面取り16が設けられている。
爪部2の根元部6には、左右の指を閉じたときに、指開閉方向にあり、外側となる面に溝部17が形成されており、そのホルダー挿入側端に溝拡大部18、19が設けられている。
図5は、ロボットアームの可動範囲に設置された、爪部2を保持するホルダーの概略図である。
ホルダーは、背板20と、その側面に固定された二枚の側板21から構成され、背板20の上端にはテーパー26が設けられている。
なお、二枚の側板21の間の間隔は、爪部2の根元部6を対面接触させたときの両根本部6(図6参照)を合わせた幅にわずかな隙間を加えた幅に設定されている。
二枚の側板21の内側には、爪部2の根元部6に形成された溝部17(図4参照)と係合する突起部22が水平に形成されており、突起部22の爪挿入側端にテーパー27が形成されている。
なお、爪部2の根元部6に突起を形成し、二枚の側板21の内側にこの突起と係合する溝を形成するようにしてもよい。
ホルダーの側板21の外方には、爪部2を保持した状態でロックするためのレバー23が設けられており、レバー23は回転軸25の回りに回転自在に支持され、バネ24により、レバー23の内側側面が、側板21の外側側面に密着する方向に付勢している。
レバー23の先端には、外方に向けて拡開する第1のテーパー部28と、第1のテーパー部28の頂点からから内方に向けて拡開する第2のテーパー部29が形成されている。後述するように、第1のテーパー部28により、爪部2をホルダーに戻すときに多少のずれがあっても、バネ24に抗してレバー23をスムースかつ確実に押し広げることができる。
また、第2のテーパー部29は、爪部2を保持する際、そのテーパー面で、爪部2の根元部6における両側角部に線接触し、爪の根元部6を背板20に押しつけ、爪部2を自動的に位置決めすることができる。また、爪部2をホルダーから取り外すとき、第2のテーパー部29により、バネ24に抗してレバー23をスムースに押し広げることができ、引っかかりを生じることなくホルダーから爪を取り外すことができる。
図6はホルダーで爪部2を保持している状態を示しており、一対の爪部2は、その根元部6が対面接触した状態でホルダーに保持されている。左右の爪部2に設けられた軸14の間隔は、左右の指ベース4を対面接触させたときの取り付け穴8の間隔と等しい。
これにより、指の開閉ストロークが異なるハンドでも、指を全閉制御することで指ベース4を対面接触させ、共通の状態で爪の着脱が行える。
また、側板21の高さは、爪部2の根元部6(軸14を除く。)の長さよりも低く、爪部2が保持されているとき、軸14を除く根元部6の上下端が側板21の上下面から突出するように設定されている。これにより、側板21と指ベース4との干渉、および側板21と様々な形状の把持部7との干渉を避けることができる。
なお、側板21の長さは、爪部2を保持したときに、背板20と反対側に位置する根元部6の端面が、側板21の外に突き出る長さとしており、これにより、レバー23により、爪部2の根元部6を内側に直接押し込むことを可能としている。
ホルダーに保持された爪部2を、ハンド本体1に装着する際は、図6に示すように、一対の爪部2は、その根元部6が対面接触した状態で保持されており、ハンドベース3内のアクチュエータを作動させて指を全閉制御し、指ベース4を対面接触した状態で、上方から爪部2にアプローチする。
これにより、図7に示すように、指ベース4のロック解除バー12をホルダーの背板20と接触させることで指ベース4の内側に押し込み、ロックピン9の先端部は取り付け穴8の外側に押し込まれた状態となり、爪取り付け穴8から退出する。
その状態で、指ベース4の取り付け穴8に、爪部2の根元部6に設けられた軸14を挿入し、ロボットアームの運動により、ハンド本体1がホルダーの背板20から離れるように水平方向に移動することで、指ベース4のロック解除バー12と、ホルダーの背板20との係合が解除される。これと同時に、ロックピン9の先端部と、爪部2の根元部6の軸14側面に形成された凹部15が係合してロックし、図5に示されるホルダーのレバー23を押し開いて、ホルダーによる爪部2のロックを解除し、ホルダーから爪部2を装着して取り出す爪部装着機構を構成することができる。
一方、ハンド本体1から爪部2を取り外す際は、ハンドベース3内のアクチュエータを作動させて指が全閉となるように制御し、指ベース4を対面接触する状態とした上で、ロボットアームの運動により、ハンド本体1を水平方向からホルダーにアプローチさせ、レバー23を押し広げ、爪部2の根元部6に形成された溝部17と、ホルダーの側板21に形成された突起部22を係合させる。
指ベース4のロック解除バー12とホルダーの背板20を係合させてロック解除バー12を指ベース4の内側に押し込み、ロックピン9の先端部を取り付け穴8から退出させ、ロックを解除する。このとき、一対の爪部2は、ホルダーのレバー23によりホルダー背板20に押し付けられてロックされ、この状態で、ロボットアームの運動によりハンド本体1を上に移動することで、指ベース4の取り付け穴8から爪部2の根元部6に設けられた軸14を引き抜くことで爪部格納装置を構成することができる。
以上説明したように、本発明の爪部交換機構によれば、ロボットハンドで多様な物品を取り扱うために、握力や指の開閉ストロークの異なる様々なタイプの平行二指ハンドに対して、物品の取り扱いに応じた異なった形状の指をロボットアームの運動のみによって相互に着脱交換することが可能となり、しかも、爪部を装着するとき、スムースにホルダーから爪を取り外すことができるので、多様な形状の物品の取り扱いを可能とする爪部交換機構として広く採用されることが期待できる。
1:ハンド本体
2:爪部
3:ハンドベース
4:指ベース
5:指ベースのハンドベースへの取り付け部
6:爪の根元部
7:爪の把持部
8:取り付け穴
9:ロックピン
10:バネ
11:連結部材
12:ロック解除バー
13:テーパー
14:軸
15:凹部
16:面取り
17:溝部
18、19:溝拡大部
20:背板
21:側板
22:突起部
23:レバー
24:バネ
25:回転軸
26、27:テーパー
28:第1のテーパー部
29:第2のテーパー部

Claims (2)

  1. ロボットアームの先端に取り付けたハンド本体(1)と、このハンド本体(1)に着脱可能な一対の爪部(2)と、この爪部(2)を保持するホルダーから構成され、
    前記ハンド本体(1)は、ハンドベース(3)と、このハンドベース(3)に装着され、その内部に収納されたアクチュエータにより開閉される一対の指ベース(4)を備え、
    前記指ベース(4)は、前記爪部(2)の取り付け穴(8)と、バネ(10)により付勢され、前記爪部(2)を係止するロックピン(9)と、ロックを解除するロック解除バー(12)を備え、
    前記爪部(2)は、前記指ベース(4)のそれぞれに装着される根元部(6)と把持部(7)を備え、前記根元部(6)の上面には前記指ベース(4)の取り付け穴(8)に挿入する軸(14)と、前記ホルダーに係合する溝部(17)が形成されており、前記軸(14)には前記ロックピン(9)と係合する凹部(15)が設けられ、
    前記ホルダーは、背板(20)と、その両側面に固定され、前記爪部(2)の溝部(17)と係合する突起部(22)を有する側板(21)と、前記側板(21)の外側に回転自在に支持され、バネ(24)により前記側板(21)の外側側面に常時接触するよう付勢された一対のレバー(23)を備え、
    前記レバー(23)の開放端側には、外方に向けて拡開する第1のテーパー部(28)と、この第1のテーパー部(28)の頂点から内方に向けて拡開する第2のテーパー部(29)が形成されていることを特徴とする爪部交換機構。
  2. 請求項1に記載された爪部交換機構を用いた爪部交換方法であって、
    前記指ベース(4)を対面接触させた上で、前記ロボットアームにより前記ホルダーに対し水平方向にアプローチさせ、前記第1のテーパー部(28)を押し広げながら、前記爪部(2)の根元部(6)に形成された前記溝部(17)を、前記側板(21)の突起部(22)に係合させて前記背板(20)に面接触させ、前記第2のテーパー部(29)により前記爪部(2)を前記背板(20)に押し付け、位置決めすることで保持させるとともに、前記ロック解除バー(12)と前記背板(20)を係合させてロックピン(9)を解除して前記爪部(2)を前記ホルダーに格納させ、
    前記ロボットアームにより前記ハンド本体(1)を垂直上方向に移動し、前記爪部(2)の取り付け穴(8)から前記軸(14)を引き抜いてハンド本体(1)から前記爪部(2)の取り外しを行い、
    前記指ベース(4)を対面接触させた上で、前記ロボットアームにより、前記ハンド本体(1)を前記ホルダーに対し垂直下方向にアプローチさせることで、前記指ベース(4)の取り付け穴(8)に前記軸(14)を挿入し、前記ロボットアームにより、前記ハンド本体(1)をホルダーに対し離脱する水平方向に移動することで、前記ロックピン(9)により前記爪部(2)を係止させるとともに、前記第2のテーパー部(29)を押し広げて、前記爪部(2)と前記ホルダーとの係合を解除させ、ハンド本体(1)に前記爪部(2)を装着するようにしたことを特徴とする爪部交換方法。
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