JP5673464B2 - 電池配線モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池配線モジュールに関する。
従来、電気自動車やハイブリッド車の駆動源として使用される電池モジュールとして、特許文献1に記載のものが知られている。この電池モジュールは、複数の単電池を備えた単電池群と、この単電池群に取り付けられて異なる単電池同士を電気的に接続する電池配線モジュールと、を備える。
電池配線モジュールは、単電池の電極端子同士を接続するバスバーと、このバスバーを収容する収容部と、を備える。収容部内には、更に、電池の状態の検知するための検知端子が収容されている。この検知端子としては、例えば、電極端子及びバスバーの双方又は一方に接続されて、単電池の電圧を検知する電圧検知端子が例示される。検知端子は、収容部を構成する壁部と係合することにより、収容部内において位置決めされている。
特開2011−91003号公報
しかしながら従来技術によると、検知端子を、収容部を構成する壁部と係合させるためには、検知端子の形状を、収容部の壁部と係合可能な大きさにまで形成する必要がある。このため、検知端子が大型化するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、検知端子の小型化された電池配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する複数の単電池を備えた単電池群に取り付けられて、異なる前記単電池の前記電極端子同士を接続する電池配線モジュールであって、前記電極端子同士を接続する接続部を有すると共に切欠部を備えたバスバーと、前記バスバーを収容する収容部と、前記収容部内に前記バスバーに重ねて収容されると共に前記単電池の状態を検知する検知端子と、前記収容部のうち前記切欠部に対応する位置において前記検知端子に向かって突出する突起部と、前記検知端子に形成されると共に前記突起部と係合することにより前記検知端子の位置決めをする第1係合部と、を備える。
本発明によれば、収容部内にバスバーに重ねて収容された検知端子は、収容部のうちバスバーの切欠部に対応する位置において検知端子に向かって突出する突起部と係合することにより、収容部における位置決めがなされる。つまり、検知端子は、バスバーの外縁部よりも内側の位置に形成された突起部と係合することにより位置決めされる。この結果、検知端子の形状を、収容部の壁部と係合する位置にまで大きくする必要がないので、検知端子を小型化することができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記検知端子は、前記電極端子に対して前記バスバーと共締めされることにより前記電極端子及び前記バスバーと接続されるようになっており、前記突起部は、前記検知端子を共締めするための工具の回転領域よりも前記バスバー側の位置に形成されており、前記検知端子は電線の端末に圧着されるバレル部を備え、前記バレル部の少なくとも一部は、前記工具の回転領域よりも前記バスバー側の位置に配されていることが好ましい。
上記の態様によれば、検知端子を電極端子及びバスバーと共締めする作業を実行する際に、工具と突起部とが干渉することが防止される。この結果、検知端子の第1係合部を、工具の回転領域よりも内側の領域に形成できるので、検知端子を一層小型化することができる。
また、上記の態様によれば、検知端子を電極端子及びバスバーと共締めする作業を実行する際に、工具とバレル部とが干渉することが防止される。この結果、検知端子のバレル部を、工具の回転領域よりも内側の領域に配することができるので、検知端子を一層小型化することができる。
前記収容部には、前記切欠部と係合することにより前記バスバーを係止するバスバー係止部が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、切欠部とバスバー係止部とを係合させるという簡易な構成により、バスバーを収容部内に係止することができる。
前記バスバーは前記収容部を備えた合成樹脂製の樹脂プロテクタに収容されるようになっており、前記樹脂プロテクタは、複数の連結ユニットが前記バスバーを介して連結されてなり、前記バスバー係止部と前記切欠部との間には、前記バスバーの延びる方向について隙間が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、連結ユニットとバスバーとは、バスバーの延びる方向について形成された隙間の寸法内で相対的に移動可能になっている。これにより、異なる単電池の電極端子同士を接続する際に、電極端子間のピッチのずれを吸収することができる。
本発明によれば、検知端子を小型化することができる。
図1は実施形態1に係る電池モジュールの一部を省略して表した平面図である。 図2はバスバーを示す平面図である。 図3は電池配線モジュールの一部を省略して表した平面図である。 図4は主検知端子を示す平面図である。 図5は図3から主検知端子及び電線を省略した平面図である。 図6は連結ユニットを示す平面図である。 図7は図5で表したバスバーと連結ユニットとの係止構造を示す拡大図である。 図8は主検知端子と連結ユニットとの位置決め構造を示す拡大図である。 図9は図8におけるA−A線断面図である。 図10は実施形態2に係る電池配線モジュールにおいて、第2突起部の形状を示す拡大図である。 図11は主検知端子と連結ユニットとの位置決め構造を示す拡大図である。 図12は図11におけるB−B線断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図9を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池配線モジュール10は、図1に示すように、複数の単電池11が並べられた単電池群12に取り付けられて電池モジュール13を構成する。この電池モジュール13は、例えば電気自動車、又はハイブリッド自動車等の駆動源として使用される。以下の説明においては、図1における左方を左方とし、右方を右方として説明する。また、図9における上方を上方とし、下方を下方として説明する。
電池モジュール13は、図1に示すように、複数の単電池11を左右方向に横並びに配列してなる単電池群12と、この単電池群12に取り付けられる電池配線モジュール10と、を備える。単電池11の内部には、図示しない発電要素が収容されている。直方体状をなす単電池11の上面には、一対の電極端子14A,14Bと、中間電極15と、が形成されている。電極端子14A,14B及び中間電極15は、単電池11の上面から上方に突出して形成されると共に、ナット状に形成されている。電極端子14A,14Bには、ボルト18が挿通されるボルト孔45Aが上下方向に延びて形成されている。また、中間電極15にも、ボルトが挿通されるボルト孔45Bが上下方向に延びて形成されている。
一対の電極端子14A,14Bの一方は正極14Aとされ、他方は負極14Bとされる。各単電池11は、互いに隣り合う単電池11の電極端子14A,14Bの極性が逆向きになるように配置されている。これにより、互いに異なる極性の電極端子14A,14Bが隣り合うようになっている。これら複数の単電池11は、図示しない保持部材によって固定されている。
電池配線モジュール10は、左右に隣り合う電極端子14A,14B間を接続する複数のバスバー16と、複数のバスバー16を収容する合成樹脂製の樹脂プロテクタ17と、を備える。バスバー16は、金属板材を所定形状にプレス加工してなる。バスバー16を構成する金属としては、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属から適宜に選択できる。バスバー16の表面にはスズ、ニッケル等、必要に応じて任意の金属から適宜に選択できる。また、樹脂プロテクタ17を形成する合成樹脂材は絶縁性を有する。
図2に示すように、バスバー16は、概ね、左右方向に細長い長方形状をなしている。バスバー16の左右両端部寄りの位置には、締結部材であるボルト18の軸部が挿通される一対の挿通孔19A,19A(接続部の一例)が、バスバー16を貫通して形成されている。挿通孔19A,19Aは、左右方向の寸法がやや長く形成された略長円形状をなしている。
バスバー16の長辺には、左右両端部寄りの位置に、内方に切り欠かれた複数の切欠部20が形成されている。本実施形態では、1つの長辺に2つの切欠部20が形成されており、1つのバスバー16には合計4つの切欠部20が形成されている。
図3に示すように、樹脂プロテクタ17は、バスバー16を収容する複数の主収容部21(収容部の一例)を備える。主収容部21は、上方から見て略長方形状をなしている。主収容部21は、図3における上側と、下側とに、左右方向に並んで形成されている。主収容部21の内部には、主検知端子22(検知端子の一例)がバスバー16に重ねられて収容されている。
主検知端子22は、単電池11の状態を検知するために設けられる。本実施形態においては、主検知端子22は、バスバー16を介して電極端子14A,14Bと電気的に接続されており、電極端子14A,14Bにおける単電池11の電圧を検知する。図4に示すように、主検知端子22は、略長方形状の平板部23と、この平板部23に連なり電線24の端部に接続されるバレル部25と、を備える。平板部23には、バスバー16の挿通孔19Aと連通する挿通孔19Bが貫通して形成されている。また、平板部23には、後述する第1突起部26と係合する第1係合部27が、平板部23を切り欠いて形成されている。更に、平板部23には、第1係合部27と直交する位置に、第2係合部28が平板部23を貫通して形成されている。
バレル部25は、平板部23から側方に突出して形成されており、平板部23よりも幅狭に形成されている。バレル部25は、電線24の端末から露出された芯線60にかしめ付けられている。
図3に示すように、樹脂プロテクタ17には、複数の主収容部21が並べられた列に沿って、電線24が配索される2つの配索部29が形成されている。配索部29は左右方向に延びる溝状をなしている。電線24は、配索部29内に収容されて、左右方向に配索される。電線24のうち、主検知端子22と接続された端部と異なる端部は、図示しないECUに導かれる。ECUは、マイクロコンピュータ、電子部品等が搭載されたものであって、単電池11の電圧、電流、温度等の検知を実行し、また、各単電池11の充放電制御を実行する周知の構成のものである。
図3に示すように、2つの配索部29の間には、単電池11の中間電極15に接続される副検知端子30が収容される複数の副収容部31が左右方向に並んで形成されている。本実施形態においては、副検知端子30は、中間電極15における単電池11の電圧を検知する。副検知端子30は、主検知端子22の平板部23よりも小さな板状の矩形部32と、矩形部32に連なり電線34の端末に接続されるバレル部33と、を備える。バレル部33は、電線34の端末から露出された芯線60にかしめ付けられている。矩形部32は、中心部にボルト(図示せず)の軸部を挿通可能な挿通孔19Cを有する。電線34は、上記した配索部29内に導かれて、図示しないECUに接続される。
図5に示すように、主収容部21は、左右方向に延びて互いに対向する一対の対向壁35,35と、左右方向と交差すると共に隣り合う主収容部21同士を仕切る一対の仕切壁36,36とを、備える。
対向壁35には、対向壁35の肉厚方向に弾性変形可能な係止爪37が形成されている。この係止爪37がバスバー16に対して上方から係止することにより、バスバー16の上方への抜け止めがなされるようになっている。係止爪37のうち主検知端子22の上方に位置する係止爪37は、主検知端子22に対して上方から係止するようになっている。これにより、主検知端子22の上方への抜け止めがなされるようになっている。
対向壁35の内面には、主収容部21内にバスバー16が収容された状態でバスバー16の切欠部20に対応する位置に、バスバー16に向かって突出するバスバー係止部38が設けられている。バスバー係止部38は、切欠部20よりもやや小さな形状に形成されている。このバスバー係止部38が、バスバー16の切欠部20と係合することにより、バスバー16が主収容部21内に係止される。
また、図5における左側に位置する仕切壁36には、主検知端子22に接続された電線24を主収容部21の外方に導出するための導出口39が、仕切壁36を貫通して形成されている。
図6に示すように、樹脂プロテクタ17は、複数の連結ユニット40がバスバー16を介して連結されて形成されている。1つの連結ユニット40には複数の主収容部21と、複数の副収容部31と、が形成されている。連結ユニット40の左右両端部に位置する主収容部21は、左右方向の中央に位置する主収容部21の半分の大きさになっている。連結ユニット40が左右方向に連結されることにより、連結ユニット40の左右両端部に位置する主収容部21同士が連結されて、1つ分の大きさの主収容部21となる。
図7に示すように、バスバー係止部38と、切欠部20との間には、バスバー16の延びる方向(左右方向)について隙間41が形成されている。この隙間41により、バスバー16と、連結ユニット40とは、バスバー16の延びる方向(左右方向)について隙間41の寸法内で相対的に移動可能になっている。
主収容部21には、バスバー16が主収容部21内に収容された状態においてバスバー16の切欠部20に対応する位置に、主検知端子22と係合することにより主検知端子22の位置決めをする第1突起部26が形成されている。本実施形態においては、第1突起部26は、対向壁35及びバスバー係止部38に対応する位置に形成されている。第1突起部26は、バスバー係止部38に対応する位置において、対向壁35から主収容部21の内方に向かって突出すると共に、バスバー係止部38から上方に向かって突出して形成されている。
図8に示すように、主収容部21内に主検知端子22を収容した状態において、第1突起部26は、主検知端子22に形成された第1係合部27内に嵌り込むことにより、主検知端子22の位置決めを行うようになっている。詳細には、第1突起部26が、第1係合部27の内壁に対して左右方向から当接することにより、主検知端子22の左右方向についての位置決めがなされる。また、第1突起部26の先端が、第1係合部27の奥壁に対して図8における上下方向から当接することにより、主検知端子22に対して図8における上下方向についての位置決めがなされる。
図8に示すように、主検知端子22は、電極端子14A,14Bに対して、ボルト18によってバスバー16に共締めされることにより、電極端子14A,14B及びバスバー16と電気的に接続されるようになっている。図8には、ボルト18の頭部が回転したときの回転領域42が記載されている。ボルト18の頭部の回転領域42においては、ボルト18の頭部から、主検知端子22、バスバー16、及び電極端子14A,14Bに対して押圧力が加えられる。この押圧力によって、主検知端子22、バスバー16、及び電極端子14A,14B間に、十分な接圧が発生し、電気抵抗値が低くなるようになっている。主検知端子22がバスバー16及び電極端子14A,14Bに対して電気的に接続するためには、平板部23が、ボルト18の頭部の回転領域42に対応する面積を有していることが必要とされる。
ボルト18を電極端子14A,14Bに螺合するためには、ボルト18の頭部を工具によって把持し、この工具を回転させる。図8には、工具の回転領域43が示されている。対向壁35には、工具と干渉することを回避するために、回避凹部44が形成されている。この回避凹部44は、工具の回転領域43よりも外方の位置に、対向壁35が陥没して形成されている。
図9に示すように、第1突起部26は、工具の回転領域43よりも下方であって、バスバー16側の位置に形成されている。また、図8及び図9に示すように、主検知端子22のバレル部25の少なくとも一部は、工具の回転領域43の下方であって、バスバー16側の位置に配されるようになっている。これにより、第1突起部26、及びバレル部25は、工具を回転させた時に、工具と干渉することが回避されるようになっている。
(組み付け工程)
続いて、本実施形態の組み付け工程の一例について説明する。まず、複数の連結ユニット40を左右方向に連ねて樹脂プロテクタ17を形成する。次に、バスバー16と、電線34の端末に接続された副検知端子30とを、樹脂プロテクタ17の主収容部21、及び副収容部31内にそれぞれ収容する。次に、電線24の端末に接続された主検知端子22を主収容部21内に収容し、電線24及び電線34を配索部29内に収容する。これにより電池配線モジュール10が完成する。
上記の電池配線モジュール10におけるバスバー16の挿通孔19A、主検知端子22の挿通孔19Bを、単電池11の電極端子14A,14Bのボルト孔45Aの位置に合わせると共に、副検出端子の挿通孔19Cを単電池11の中間電極15のボルト孔45Bの位置に合わせ、電池配線モジュール10を単電池群12に取り付ける。そして、電極端子14A,14B、及び中間電極15のボルト孔45A,45Bの全てにボルト18を螺合させて電池モジュール13とする。
(実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、主収容部21内にバスバー16に重ねて収容された主検知端子22は、主収容部21のうちバスバー16の切欠部20に対応する位置において主検知端子22に向かって突出する第1突起部26と係合することにより、主収容部21における位置決めがなされる。つまり、主検知端子22は、バスバー16の外縁部よりも内側の位置に形成された第1突起部26と係合することにより位置決めされる。この結果、主検知端子22の形状を、主収容部21の対向壁35と係合する位置にまで大きくする必要がないので、主検知端子22を小型化することができる。ひいては、連結ユニット40を小型化できる。
更に、本実施形態によれば、主検知端子22は、電極端子14A,14Bに対してバスバー16と共締めされることにより電極端子14A,14B及びバスバー16と接続されるようになっており、第1突起部26は、主検知端子22を共締めするための工具の回転領域43よりもバスバー16側の位置に形成されており、主検知端子22は電線24の端末に圧着されるバレル部25を備え、バレル部25の少なくとも一部は、工具の回転領域43よりもバスバー16側の位置に配されている。これにより、主検知端子22を電極端子14A,14B及びバスバー16と共締めするため作業を実行する際に、工具と第1突起部26とが干渉することが防止される。この結果、主検知端子22の第1係合部27を、工具の回転領域43よりも内側の領域に形成できるので、主検知端子22、及び連結ユニット40を一層小型化することができる。
その上、本実施形態によれば、主検知端子22を電極端子14A,14B及びバスバー16と共締めするため作業を実行する際に、工具とバレル部25とが干渉することが防止される。この結果、主検知端子22のバレル部25を、工具の回転領域43よりも内側の領域に配することができるので、主検知端子22及び連結ユニット40を一層小型化することができる。
また、本実施形態によれば、主収容部21には、バスバー16の切欠部20と係合することによりバスバー16を係止するバスバー係止部38が形成されている。このように本実施形態によれば、バスバー16に形成された切欠部20とバスバー係止部38とを係合させるという簡易な構成により、バスバー16を主収容部21内に係止することができる。
また、本実施形態によれば、バスバー16は主収容部21を備えた合成樹脂製の樹脂プロテクタ17に収容されるようになっており、樹脂プロテクタ17は、複数の連結ユニット40がバスバー16を介して連結されてなり、連結ユニット40とバスバー16との間には、バスバー16の延びる方向について隙間41が形成されている。これにより、連結ユニット40とバスバー16とは、バスバー16の延びる方向について形成された隙間41の寸法内で相対的に移動可能になっている。この結果、異なる単電池11の電極端子14A,14B同士を接続する際に、電極端子14A,14B間のピッチのずれを吸収することができる。
<実施形態2>
続いて、本発明に係る実施形態2について、図10ないし図12を参照しつつ説明する。本実施形態に係る主収容部21には、図10の上側に位置する対向壁35には、主検知端子22に接続された電線24を主収容部21から導出するための導出口49が、対向壁35を貫通して形成されている。
また、図10の左下側に位置するバスバー係止部38には、第2突起部50(突起部の一例)が上方に突出して形成されている。本実施形態においては、この第2突起部50は、主収容部21のうち、バスバー16の切欠部20に対応する位置に形成されている。
図11に示すように、主収容部21内に主検知端子22を収容した状態において、第2突起部50は、主検知端子22に形成された第2係合部28内に嵌り込むことにより、主検知端子22の位置決めを行うようになっている。詳細には、第2突起部50が、第2係合部28の内壁に対して左右方向から当接することにより、主検知端子22の左右方向についての位置決めがなされる。また、第2突起部50が、第1係合部27の内壁に対して図11における上下方向から当接することにより、主検知端子22に対して図11における上下方向についての位置決めがなされる。
図12に示すように、第2突起部50は、工具の回転領域43よりも下方であって、バスバー16側の位置に形成されている。これにより、第2突起部50は、工具を回転させた時に、工具と干渉することが回避されるようになっている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態においては、主検知端子22には、第1係合部27と直交する位置に、第2突起部50と係合する第2係合部28が形成されている。これにより、主検知端子22は、主収容部21内において、第1係合部27と第1突起部26とが係合する位置と、第2係合部28と第2突起部50とが係合する位置との、直交する2つの方向を向く姿勢で主収容部21内に収容される。これにより、主検知端子22に接続された電線24を、直交する2つの方向について主収容部21から外方に導出することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、バスバー16には接続部として挿通孔19Aが形成される構成としたが、これに限られず、接続部としては、例えばU字形状をなす溝であってもよく、必要に応じて任意の形状としうる。また、本実施形態においては、挿通孔19Aは長円形状をなしていたが、これに限られず、円形状をなしていてもよい。
(2)本実施形態においては、電極端子14A,14Bはナット形状をなしていたが、これに限られず、電極端子14A,14Bは、端子台と、この端子台から突出するスタッドボルトとを備える構成としてもよい。この場合、バスバー16は、電極端子14A,14Bに対して、スタッドボルトに螺合されたナットによって固定される。
(3)本実施形態においては、バスバー16は、異なる極性の電極端子同士を接続(直列接続)する構成としたが、これに限られず、同じ極性の電極端子同士を接続(並列接続)する構成としてもよい。例えば、上記実施形態に係る電池モジュール13に、更に別の単電池11を並列接続し、この並列接続における同じ極性の電極端子を複数のバスバー16で接続するようにしてもよい。
(4)電池モジュール13に含まれる単電池11の個数については、上記実施形態における単電池11の個数に限られず、必要に応じて任意の個数の単電池11を含む構成とすることができる。
(5)本実施形態においては、複数の連結ユニット40を、バスバー16を介して連結することにより電池配線モジュール10が構成されたが、これに限られず、例えば、一つの合成樹脂製の樹脂プロテクタ17を形成し、この樹脂プロテクタ17にバスバー16及び主検知端子22が保持される構成としてもよい。
(6)本実施形態においては、複数の連結ユニット40はバスバー16を介して連結される構成としたが、これに限られず、各連結ユニット40に連結部を形成し、この連結部同士が連結されることによって、連結ユニット40同士が連結される構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、主検知端子22のバレル部25の少なくとも一部は工具の回転領域43よりもバスバー16側に位置する構成としたが、これに限られず、バレル部25は、工具の回転領域43の外方であって、且つ、工具の回転領域43側(バスバー16よりも上方の位置)に配置される構成としてもよい。
(8)実施形態1に係る第1突起部26と、実施形態2に係る第2突起部50とが異なる形状をなす構成としたが、これに限られず、第1突起部26と、第2突起部50とが同じ形状をなす構成としてもよい。
(9)本実施形態においては、第1係合部27と第2係合部28とは異なる形状をなしていたが、これに限られず、第1係合部27と第2係合部28とが同じ形状をなしていてもよい。例えば、第1係合部27と第2係合部28とが、共に孔形状をなしていてもよく、また、平板部23及び矩形部32の側縁を切り欠いた形状をなしていてもよい。
(10)本実施形態においては、切欠部20とバスバー係止部38とが係止する構成としたが、バスバー係止部38は省略することができる。
10…電池配線モジュール
11…単電池
12…単電池群
14A,14B…電極端子
16…バスバー
17…樹脂プロテクタ
19…挿通孔(接続部)
20…切欠部
21…主収容部(収容部)
22…主検知端子(検知端子)
25…バレル部
26…第1突起部(突起部)
27…第1係合部
28…第2係合部
40…連結ユニット
43…工具の回転領域
50…第2突起部(突起部)

Claims (4)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する複数の単電池を備えた単電池群に取り付けられて、異なる前記単電池の前記電極端子同士を接続する電池配線モジュールであって、
    前記電極端子同士を接続する接続部を有すると共に切欠部を備えたバスバーと、前記バスバーを収容する収容部と、前記収容部内に前記バスバーに重ねて収容されると共に前記単電池の状態を検知する検知端子と、前記収容部のうち前記切欠部に対応する位置において前記検知端子に向かって突出する突起部と、前記検知端子に形成されると共に前記突起部と係合することにより前記検知端子の位置決めをする第1係合部と、を備えた電池配線モジュール。
  2. 前記検知端子は、前記電極端子に対して前記バスバーと共締めされることにより前記電極端子及び前記バスバーと接続されるようになっており、前記突起部は、前記検知端子を共締めするための工具の回転領域よりも前記バスバー側の位置に形成されており、
    前記検知端子は電線の端末に圧着されるバレル部を備え、前記バレル部の少なくとも一部は、前記工具の回転領域よりも前記バスバー側の位置に配されている請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記収容部には、前記切欠部と係合することにより前記バスバーを係止するバスバー係止部が形成されている請求項1または請求項2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記バスバーは前記収容部を備えた合成樹脂製の樹脂プロテクタに収容されるようになっており、前記樹脂プロテクタは、複数の連結ユニットが前記バスバーを介して連結されてなり、
    前記バスバー係止部と前記切欠部との間には、前記バスバーの延びる方向について隙間が形成されている請求項3に記載の電池配線モジュール。
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