JP5672323B2 - 測光装置 - Google Patents

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本発明は、カメラの測光装置に関する。
蓄積型の測光センサを用い、測光センサの出力の最大値が飽和せずに、かつ飽和レベルに近い値をとるように測光センサを蓄積制御する第1の制御と、測光センサの出力の平均的なレベルに基づいて測光センサを蓄積制御する第2の制御とを切替える技術が知られている(特許文献1参照)。
特公平4−57152号公報
たとえば、センサ情報を得るための時間に余裕がなく、いずれか一方の蓄積制御のみを行う場合、どちらの蓄積制御を行ってセンサ情報を得ればよいかが問題となる。
請求項1の発明による測光装置は、蓄積型の測光センサと、前記測光センサの平均的な出力値に基づいて前記測光センサを蓄積制御する第1制御手段と、前記測光センサの出力の最大値に基づいて前記測光センサを蓄積制御する第2制御手段と、前記第1制御手段によって蓄積制御された前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超えた場合は次回の蓄積制御時に前記第2制御手段に蓄積制御させ、前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超えない場合は次回の蓄積制御時に前記第1制御手段に蓄積制御させるように、前記第1制御手段および前記第2制御手段をそれぞれ制御する蓄積制御手段とを備え、前記蓄積制御手段は、前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超え、かつ前記測光センサの出力が前回の蓄積制御時の出力と略等しいことが所定回数繰り返された場合、次回の蓄積制御時に前記第2制御手段に蓄積制御させるように前記第1制御手段および前記第2制御手段をそれぞれ制御することを特徴とする
本発明による撮像装置では、蓄積型の測光センサを用いて適切に情報を得ることができる。
本発明の一実施の形態による一眼レフ電子カメラの要部構成を説明する図である。 ボディ側マイコンが行う撮影処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による一眼レフ電子カメラの要部構成を説明する図である。図1において、交換レンズ20がカメラ本体10に装着されている。交換レンズ20は、カメラ本体10に対して着脱可能に構成される。
カメラ本体10は、ボディ側マイコン21と、焦点検出部22と、シャッタ制御部23と、クイックリターンミラー11と、焦点板12と、ペンタダハプリズム13と、接眼レンズ15と、レンズ16と、測光部17と、撮像素子18と、シャッタ19とを有する。交換レンズ20は、撮影レンズ1と、絞り2と、レンズ駆動部3と、距離検出部4と、絞り制御部5と、レンズ側マイコン6とを有する。交換レンズ20がカメラ本体10に装着されると、レンズ側マイコン6およびボディ側マイコン21間が電気接点7を介して接続される。
ボディ側マイコン21は、たとえば、レリーズスイッチ(不図示)が半押し操作されると周知の露出演算、周知のオートフォーカス(AF)演算などを行い、レリーズスイッチ(不図示)が全押し操作されると撮影制御を開始する。ボディ側マイコン21はさらに、レンズ側マイコン6との間で通信を行う。ボディ側マイコン21がレンズ側マイコン6へ送信する内容は、AF演算によって算出したフォーカス調節光学系の移動量、移動方向、および露出演算で算出した絞り2の絞り込み量などである。ここで、フォーカス調節光学系は、撮影レンズ1に含まれる焦点調節用レンズである。
レンズ側マイコン6は、ボディ側マイコン21との間の通信、フォーカス調節光学系の駆動制御、絞り2の絞り込み制御などを行う。フォーカス調節光学系の移動は、レンズ側マイコン6がボディ側マイコン21から取得したデータに応じてレンズ駆動部3へ指示を送り、フォーカス調節光学系を光軸方向に進退移動させることによって行う。また、絞り2の絞り込みは、ボディ側マイコン21から取得したデータに応じて絞り制御部5へ指示を送り、絞り2を絞り込むことによって行う。距離検出部4は、検出装置(不図示)による検出信号を用いて、フォーカス調節光学系の移動距離を示す信号を検出する。フォーカス調節光学系が合焦位置へ移動されると、カメラ本体10側の撮像素子18、測光部17上に主要被写体の尖鋭像が結ばれる。
撮影レンズ1および絞り2を通過してカメラ本体10に入射した被写体光は、レリーズスイッチの全押し操作前は図示される位置のクイックリターンミラー11で上方へ導かれて焦点板12に結像する。被写体光はさらに、ペンタダハプリズム13へ入射される。ペンタダハプリズム13は、入射された被写体光を接眼レンズ15へ導く一方、その一部をレンズ16へも導く。レンズ16へ入射された光は測光部17に入射され、そのセンサ上に被写体像を結像する。
測光部17は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えた測光用イメージセンサ(たとえばCCDイメージセンサ)を有する。測光用イメージセンサは、センサ上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号をボディ側マイコン21へ出力する。ボディ側マイコン21は、測光用イメージセンサから出力される光電変換
信号に基づいて所定の露出演算を行い、制御絞り値および制御シャッタ速度を決定する。
また、一部の被写体光はクイックリターンミラー11を透過し、サブミラー20で下方の焦点検出部22へ導かれる。焦点検出部22は位相差検出方式によるデフォーカス量検出用のイメージセンサ(たとえば、CCDイメージセンサ)を有する。デフォーカス量検出用イメージセンサは、センサ上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号をボディ側マイコン21へ出力する。ボディ側マイコン21は、焦点検出部22から出力される光電変換信号に基づいてAF演算を行い、デフォーカス量を算出する。
具体的には、撮影レンズ1の異なる領域を介して入射された一対のデフォーカス量検出用光束による像であって、それぞれがセンサ上の異なる位置で撮像されている2つの像の相対位置ずれ量(相対間隔)を求める。これら一対の被写体像は、撮影レンズ1が予定焦点面よりも前に被写体の鮮鋭像を結ぶいわゆる前ピン状態では互いに近づき、逆に予定焦点面より後ろに被写体の鮮鋭像を結ぶいわゆる後ピン状態では互いに遠ざかる。予定焦点面において被写体の鮮鋭像を結ぶ合焦状態には、上記一対の像が相対的に一致する。したがって、一対の像の相対位置ずれ量を求めることにより、撮影レンズ1のフォーカス調節状態、すなわちデフォーカス量が得られる。ボディ側マイコン21は、デフォーカス量に応じてフォーカス調節光学系の進退移動量および移動方向を決定し、必要なデータをレンズ側マイコン6へ送信する。
レリーズスイッチの全押し操作後はクイックリターンミラー11が光路外へ回動し、被写体光はシャッタ19を介して撮影用の撮像素子18へ導かれ、その撮像面上に被写体像を結像する。撮像素子18は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えた撮影用イメージセンサ(たとえば、CCDイメージセンサ)によって構成される。撮像素子18は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。
<領域分割>
ボディ側マイコン21は、測光用イメージセンサ(測光部17)の画素を所定領域ごとにグルーピングし、各領域からの光電変換信号をブロック単位で取り扱う。たとえば、測光範囲を横方向(X方向)に8ブロック、縦方向(Y方向)に6ブロックの計48領域に分割する。ボディ側マイコン21は、各分割領域ごとに、領域内に含まれる画素からの信号をそれぞれ加算し、加算結果を当該領域における測光情報とする。
<測光センサのダイナミックレンジ>
CCDセンサのような蓄積型の測光センサを用いる場合、そのダイナミックレンジは出力の飽和やノイズレベル、A/D変換分解能などにより制限される。たとえば10ビット長でA/D変換する場合のダイナミックレンジは、EV値で7段程度である。この場合、EV1〜EV20の範囲において輝度情報を得るためには、測光部17から取得しようとする測光情報に応じて測光レンジの切替えを行う。測光レンジの切替は、上述したCCDイメージセンサの電荷蓄積時間Tおよび蓄積信号に対する増幅利得(ゲイン)Gの少なくとも一方を変化させることによって行う。
通常、測光部17から露出演算用の輝度情報を得る場合は「ピーク値に基づく蓄積制御」を行い、測光部17から撮影シーンを解析する(たとえば、構図や光源の状態、逆光状態の判定や、被写体位置の推定等を行う)ための輝度情報を得る場合は「平均値に基づく蓄積制御」を行う。
<ピーク値に基づく蓄積制御>
測光部17に対するピーク値に基づく蓄積制御は、測光情報として最大輝度値を取得したい場合に行う。この蓄積制御によれば、たとえば、人物の背後に太陽が位置する撮影シーンの場合、太陽に対応する画素信号値を最大輝度目標レベルに近づける(最大輝度目標レベルは飽和レベルより低い)ように測光レンジを決めるため、測光部17から得られる太陽領域に対応する画素信号は飽和しないものの、人物を含む他の領域の画素信号が平均輝度レベルより小さくなる(暗くなったり、黒つぶれしたりする)。
<平均値に基づく蓄積制御>
測光部17に対する平均値に基づく蓄積制御は、測光情報として平均的な輝度値を取得したい場合に行う。この蓄積制御によれば、上述した人物の背後に太陽が位置する撮影シーンの場合、画面内の平均的な画素信号値を平均輝度目標レベルに近づけるように測光レンジを決めるため、測光部17から得られる太陽領域に対応する画素信号は飽和するものの、人物を含む他の領域の画素信号は平均輝度レベルに近づく。
<測光センサ制御>
本実施形態のボディ側マイコン21は、たとえば連写撮影時のように、測光部17によって輝度情報を取得するための時間を短くしたい場合、以下のように測光センサ制御を行う。図2は、ボディ側マイコン21が行う撮影処理の流れを説明するフローチャートである。ボディ側マイコン21は、 連写撮影を行う撮影モード時にレリーズスイッチ(不図
示)が全押し操作されると、図2による処理を起動する。
図2のステップS101において、ボディ側マイコン21は、測光部17に測光センサ露光(電荷蓄積および蓄積信号の増幅を含む)を行わせてステップS102へ進む。ステップS102において、ボディ側マイコン21は被写体位置推定演算を行ってステップS103へ進む。
被写体位置推定演算について説明する。測光用イメージセンサ(測光部17)には、撮影用の撮像素子18と同様に、その撮像面にR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応して設けられている。イメージセンサがカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、測光用イメージセンサから出力される光電変換信号は、RGB表色系のいずれかの色情報を有する。
ボディ側マイコン21は、上述した48の各分割領域ごとに、領域内に含まれるR成分信号、G成分信号、およびB成分信号をそれぞれ加算し、加算結果を当該領域における測光情報とする。ここで、R成分の測光情報をR[X,Y]と表し、G成分の測光情報をG[X,Y]と表し、B成分の測光情報をB[X,Y]と表す。ただし、X=1〜8、Y=1〜6である。
本実施形態では、レリーズスイッチ(不図示)が全押し操作前に半押し操作された時点において、あらかじめ測光情報を取得するように構成されている。ボディ側マイコン21は、半押し操作時に取得済みの測光情報のうち、画面中央の領域(X=4および5、Y=3お
よび4)における測光情報とステップS101における測光センサ露光で得た測光情報と
を比較する。そして、ステップS101で得た測光情報のうち、半押し操作時点で取得済みの画面中央領域の情報と最も色成分が近い測光情報を取得した分割領域に主要被写体が位置すると推定する。
なお、ステップS102の実行回数が図2の処理を起動後2回目以降の場合は、レリーズスイッチ(不図示)の半押し操作時点で取得された測光情報の代わりに、前回取得済みの測光情報を用いるとしても良い。この場合、前回取得済みの測光情報のうち、画面中央の領域(X=4および5、Y=3および4)における測光情報とステップS101における測光センサ露光で得た測光情報とを比較する。
ステップS103において、ボディ側マイコン21は測光部17で取得された信号値が飽和しているか否かを判定する。ボディ側マイコン21は、ステップS101で取得した測光情報に飽和信号レベルを超える信号値が含まれる場合、ステップS103を肯定判定してステップS107へ進む。ボディ側マイコン21は、ステップS101で取得した測光情報に飽和信号レベルを超える信号値が含まれない場合には、ステップS103を否定判定してステップS104へ進む。
ステップS104において、ボディ側マイコン21は測光演算を行ってステップS105へ進む。たとえば、特開2006−106617号公報に開示されているように、分割領域の測光出力を用いた測光アルゴリズムによって画面を代表する輝度値を算出する。この例では特に最大測光値を用いており、測光情報に飽和信号が含まれないことが重要である。本実施形態ではこのようにして求めた輝度値を、画面を代表する輝度値BVremとして
ボディ側マイコン21内の不揮発性メモリに記憶する。ボディ側マイコン21はさらに、画面全体(全48領域)の測光情報を用いて輝度値を算出し、輝度値の平均値BVaveremとしてボディ側マイコン21内の不揮発性メモリに記憶する。不揮発性メモリに記憶する場合、直近の輝度値BVremおよび平均値BVaveremが保存されるように更新記憶するとよい。
ステップS105において、ボディ側マイコン21は、飽和回避処理フラグをリセットしてステップS106へ進む。飽和回避処理フラグは、後述するステップS109においてピーク値に基づく蓄積制御を行う際にセットするフラグである。ステップS106において、ボディ側マイコン21は、平均値に基づいて決定した測光レンジ(第1蓄積制御)を測光部17にセットしてステップS110へ進む。
具体的には、画面全体の画素信号値の平均値Vave={Σ(各領域ごとの信号値)}/(全
画素数)を求め、平均値に基づく測光レンジG*Tを、G*T=(出力目標値)/Vave*(
今回の測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていたゲイン)*(今回の測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていた蓄積時間)により決定する。ただ
し、Gは次回の測光センサ露光時のゲインであり、Tは次回の測光センサ露光時の蓄積時間である。これにより、次回の測光センサ露光時の測光レンジが、画面内の画素信号の平均値を目標レベルに近づけるように決定される。
ステップS103を肯定判定して進むステップS107において、ボディ側マイコン21は、測光情報演算を行ってステップS108へ進む。具体的には、画面全体(全48領域)の測光情報から得た輝度値の平均値をBVaveとし、画面を代表する輝度値BVを、BV=BVrem+BVave−BVaveremにより算出する。なお、ステップS101で取得した測光情報から得た平均値BVaveは、直近の値が保存されるように不揮発性メモリに更新記憶するとよい。ここで算出する輝度値BVは、信号値が飽和していない場合の画面を代表する輝度値BVremを基準として、直近の測光情報から計算した画面全体の輝度値の平均値BVaveおよび、BVremを算出した時点の画面全体の輝度値の平均値BVaverem間の相対変化分を用いて補完したものである。
ステップS108において、ボディ側マイコン21は、構図または光源の状態が所定回数類似しているか否かを判定する。ボディ側マイコン21は、たとえば、48の分割領域のうち最も輝度が高い領域の位置とその輝度値を測光センサ露光の度に演算し、ボディ側マイコン21内の不揮発性メモリに記憶しておく。ボディ側マイコン21は、最高輝度領域の位置および最高輝度値をそれぞれ前回の測光センサ露光時に演算した値と比較し、それぞれの差が所定範囲内であるとの判定を所定回数(たとえば2回)繰り返した場合にステップS108を肯定判定してステップS109へ進む。
ボディ側マイコン21は、上記繰り返しの回数が2回未満または3回以上の場合、あるいは最高輝度領域の位置、最高輝度値の少なくとも一方の差が上記所定範囲を超える場合にはステップS108を否定判定し、ステップS106へ進む。最高輝度領域の位置および最高輝度値が前回の測光センサ露光時から変化しない場合は、構図または画面に含まれる光源の状態が前回の測光センサ露光時と略等しいと考えられる。
なお、ステップS108の判定を行うボディ側マイコン21は、飽和回避処理フラグがセットされている場合には、上記繰り返しの回数をカウントすることなく肯定判定するように構成されている。これにより、測光部17で取得された信号値が飽和している間はピーク値に基づく蓄積制御を継続することができる。
ステップS109において、ボディ側マイコン21は、ピーク値に基づいて決定した測光レンジ(第2蓄積制御)を測光部17にセットする。具体的には、次回の測光センサ露光時のゲインGまたは次回の測光センサ露光時の蓄積時間Tを、今回の測光センサ露光(ステップS101)時におけるゲインまたは蓄積時間の1/8に変更する。これにより、次回の測光センサ露光時の測光レンジが、画面内の画素信号の最大値を飽和しにくくするように決定される。ボディ側マイコン21はさらに、飽和回避処理フラグをセットしてステップS110へ進む。
ステップS110において、ボディ側マイコン21は、本画像撮影処理を行ってステップS111へ進む。具体的には、クイックリターンミラー11を光路外へ回動させ、ステップS104またはステップS107による演算結果に基づく制御絞り値まで絞り2を駆動させ、ステップS104またはステップS107による演算結果に基づく制御シャッタ速度に対応する撮影用蓄積時間で撮像素子18を露光制御する。撮像素子18による撮像後、クイックリターンミラー11を光路内へ戻し、絞り2を開放側へ駆動させる。撮像素子18で取得された画像のデータは、所定の信号処理後に不図示の記録媒体に記録される。
ステップS111において、ボディ側マイコン21は連続撮影終了か否かを判定する。ボディ側マイコン21は、レリーズスイッチ(不図示)からの全押し操作信号が継続して入力されている場合にステップS111を否定判定してステップS101へ戻る。この場合は、次コマを撮影するための測光センサ露光(ステップS101)を行って、上述した処理を繰り返す。一方、ボディ側マイコン21は、レリーズスイッチ(不図示)からの全押し操作信号が入力されていない場合にはステップS111を肯定判定し、図2による処理を終了する。
なお、本実施形態のボディ側マイコン21は、レリーズスイッチ(不図示)から半押し操作信号が入力されている場合、ステップS106と同様に第1蓄積制御にセットした上で行う測光センサ露光と、ステップS109と同様に第2蓄積制御にセットした上で行う測光センサ露光とを交互に両方行うように構成されている。したがって、図2の処理がスタートする時点においては、半押し操作時において取得された測光情報がボディ側マイコン21内の不揮発性メモリに記憶されている。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ボディ側マイコン21は、測光部17が有する蓄積型の測光センサで行う測光情報の取得を、連写撮影時は1コマ撮影につき1回のみ行うようにしたので、2回以上行う場合に比べて連写間隔を短くすることができる。
(2)測光部17が有する蓄積型の測光センサで取得された信号値が飽和している場合には、次コマ撮影のための測光センサ制御をピーク値に基づく蓄積制御にセットし(ステッ
プS109)、信号値が飽和していない場合には次コマ撮影のための測光センサ制御を平均値に基づく蓄積制御にセットした(ステップS106)。これにより、信号値が飽和した場合の次コマ撮影時においては、測光センサで取得される信号値が飽和するおそれを低減させることができる。信号値が飽和しない場合、撮影シーンの解析(被写体位置推定、構図や光源の状態判定、逆光状態などの判定など)に適した測光情報が得られる。
(3)ボディ側マイコン21は、測光部17で取得された信号値が飽和しており、構図または光源の状態が所定回数類似していると判定した場合、および飽和回避処理フラグがセット中は、次コマ撮影のための測光センサ制御をピーク値に基づく蓄積制御にセットする(ステップS109)。これにより、撮影シーンの解析よりも、露出制御のための測光演算や画像処理において階調カーブを決定する演算に適した測光情報を得ることができる。
(4)ボディ側マイコン21は、構図または光源の状態が所定回数類似していないと判定した場合は、次コマ撮影のための測光センサ制御を平均値に基づく蓄積制御にセットする(ステップS106)。これにより、露出演算や階調カーブ演算よりも、撮影シーンの解析に適した測光情報を得ることができる。
(5)測光センサで取得された信号値が飽和している場合、画面を代表する輝度値BVを、BV=BVrem+BVave−BVaveremにより算出するようにした(ステップS107)。信号値が
飽和していない場合の画面を代表する輝度値BVremを基準として、直近の測光情報から計
算した画面全体の輝度値の平均値BVaveおよび、BVremを計算した時点の画面全体の輝度値BVaverem間の相対変化分を補完的に用いて補正した輝度値BVを算出することにより、測光センサで取得された信号値が飽和している場合であっても、画面を代表する適切な輝度値BVを取得できる。適切な輝度値BVを用いて露出演算を行うことにより、本画像撮影処理(ステップS110)において露出を適切に制御できる。また、適切な輝度値BVを用いて階調カーブ演算を行えば、高品位の階調特性が得られる。
(6)輝度情報を分割領域ごとに算出したので、画素単位で算出する場合と比べて、信号に含まれているノイズの影響や測光センサに画素欠陥が生じている場合の異常値の影響を受けにくくすることができる。なお、分割領域ごとの輝度平均値を算出する代わりにG色成分の信号値の平均値を算出してもよい。
(変形例1)
ステップS106において求める画面全体の画素信号値の平均値Vaveについて、以下のように算出してもよい。各領域ごとの重みをWait[領域]で表し、たとえば画面中央を1.0、画面周辺を0.5とすれば、中央重点制御に適した値を算出できる。具体的には、Vave=[Σ{Wait[領域]*(各領域ごとの信号値)}]/{Σ(Wait[領域])}を求める。この平均値に基づく測光レンジG*Tは、上述した場合と同様に、G*T=(出力目
標値)/Vave*(今回の測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていたゲイン)*(今回の測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていた蓄積時間)により
決定する。
(変形例2)
ステップS109において決定する次回の測光センサ露光時のゲインGおよび次回の測光センサ露光時の蓄積時間Tについて、以下のように算出してもよい。G*T=(今回の
測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていたゲイン)*(今回の測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていた蓄積時間)*(所定の定数)/(飽和した画素信号数)により決定する。これにより、信号値が飽和している画素数に応じて次回の測
光レンジが低くセットされるため、測光レンジを必要以上に低くセットすることがない。
(変形例3)
ステップS108において類似判定を行う代わりに、所定回数ごとにステップS106へ進むように構成してもよい。具体的には、信号値が飽和していれば原則ステップS109へ進んで第2蓄積制御を行うが、第2蓄積制御を4回繰り返したら次の1回はステップS106へ進んで第1蓄積制御を行うようにする。これにより、信号値が飽和する状態において原則撮影シーンの解析に適した測光情報を取得しつつ、所定回数に1回は露出演算や階調カーブ演算に適した測光情報を得ることができる。
(変形例4)
ステップS109において決定する次回の測光センサ露光時のゲインGおよび次回の測光センサ露光時の蓄積時間Tについて、以下のように算出してもよい。G*T=(今回の
測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていたゲイン)*(今回の測光センサ露光(ステップS101)時にセットされていた蓄積時間)*(ピーク出力目標値)/(測光出力最大値)により決定する。これによりピーク出力が適切な目標値に近づくよう制御す
ることができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…撮影レンズ
6…レンズ側マイコン
10…カメラ本体
17…測光部
18…撮像素子
20…交換レンズ
21…ボディ側マイコン

Claims (4)

  1. 蓄積型の測光センサと、
    前記測光センサの平均的な出力値に基づいて前記測光センサを蓄積制御する第1制御手段と、
    前記測光センサの出力の最大値に基づいて前記測光センサを蓄積制御する第2制御手段と、
    前記第1制御手段によって蓄積制御された前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超えた場合は次回の蓄積制御時に前記第2制御手段に蓄積制御させ、前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超えない場合は次回の蓄積制御時に前記第1制御手段に蓄積制御させるように、前記第1制御手段および前記第2制御手段をそれぞれ制御する蓄積制御手段とを備え、
    前記蓄積制御手段は、前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超え、かつ前記測光センサの出力が前回の蓄積制御時の出力と略等しいことが所定回数繰り返された場合、次回の蓄積制御時に前記第2制御手段に蓄積制御させるように前記第1制御手段および前記第2制御手段をそれぞれ制御することを特徴とする測光装置。
  2. 請求項1に記載の測光装置において、
    前記蓄積制御手段は、前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超え、かつ前記測光センサの出力が前回の蓄積制御時の出力と略等しいことが前記所定回数に満たない、または前記所定回数を超えて繰り返された場合、次回の蓄積制御時に前記第1制御手段に蓄積制御させるように前記第1制御手段および前記第2制御手段をそれぞれ制御することを特徴とする測光装置。
  3. 請求項2に記載の測光装置において、
    前記蓄積制御手段は、前記測光センサの出力の最大値が前記測光センサの飽和出力レベルを超え、かつ前記測光センサの出力が前回の蓄積制御時の出力と略等しいことが繰り返される場合、所定回数ごとに、次回の蓄積制御時に前記第2制御手段に蓄積制御させるように前記第1制御手段および前記第2制御手段をそれぞれ制御することを特徴とする測光装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の測光装置において、
    前記測光センサは、受光面を複数の領域に分割して該領域ごとに前記出力を得るように構成され、
    前記蓄積制御手段は、前記測光センサの前回の蓄積制御時の出力と今回の蓄積制御時の出力との間で、対応する出力どうしの差が所定値以下の場合に前記略等しいと判定することを特徴とする測光装置。
JP2013055448A 2013-03-18 2013-03-18 測光装置 Active JP5672323B2 (ja)

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