JP5672074B2 - 端子台 - Google Patents

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    • H01R4/28Clamped connections, spring connections
    • H01R4/30Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member
    • H01R4/302Clamped connections, spring connections utilising a screw or nut clamping member having means for preventing loosening of screw or nut, e.g. vibration-proof connection

Description

本発明は、端子台に関する。
従来、モータやインバータなどの電気機器から延びるバスバーなどの導電部材同士を電気的に接続する端子台として特許文献1に記載のものが知られている。この端子台は、端子台の内部に金属製のナットをインサート成形した端子台本体に、各電気機器の導電部材を重ね合わせるように載置し、締結ボルトとナットとによって共締めすることで、導電部材同士を電気的に接続する。
ところで、一般に電気機器は発熱量が高く、電気機器から導電部材に熱が伝わるため、導電部材に接続された端子台も高温となる。また、導電部材に大電流が流れる場合には導電部材自体が発熱することになるため、端子台はより高温となってしまう。そこで、この端子台は、ナットの下方に平板状の合成樹脂からなる絶縁部材を介して金属製のヒートシンクを配し、導電部材からナットに伝わった熱を絶縁部材を介してヒートシンクに伝え、ヒートシンクに設けられた放熱フィンによって大気中に熱を放熱する、いわゆる空冷式になっている。
特開2008−98007号公報
ところが、放熱フィンによって放熱する空冷式の端子台では、ヒートシンクの放熱フィンと端子台を固定したモータケースとの間の空間に熱が籠もり易く、放熱性が低くなる傾向がある。
そこで、ヒートシンクの底面を平坦に形成して放熱シートを貼り付け、冷却されたモータケースに放熱シートを介してヒートシンクを固定することが試みられている。このような構成によると、ヒートシンクの熱が放熱シートを介して冷却されたモータケースに伝わりやすくなり、放熱性を向上させることができる。
しかしながら、放熱シートを利用して端子台をモータケースに固定して放熱する方法では端子台を取り付ける際に、放熱シートを取り付ける必要があり、部材点数が多くなるため量産性が悪くなってしまう。また、端子台をモータケースの表面温度よりも低い温度で冷却することができず、発熱量が高い場合には放熱効果が不十分となってしまう。そのため、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部材点数を増やすことなく、ヒートシンクの放熱性能を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、モータ本体を収容して冷媒流路が設けられたモータケースに固定され、ボルトを締め込むことによって導電部材を締結する端子台であって、前記ボルトを締め込むためのナット部と、前記ナット部と伝熱可能に設けられた金属製のヒートシンクとを備え、前記ヒートシンクには、前記モータケースの前記冷媒流路を通る冷媒と接触する放熱部が設けられ、前記放熱部は、前記ヒートシンクに凹設された円弧状の凹部の奥壁から突出した冷却用フィンであって、前記冷却用フィンの突出端は前記凹部内に位置しているところに特徴を有する。
このような構成の端子台によると、冷媒流路内の冷媒によってヒートシンクの放熱部を直接冷却(熱交換)することができるので、放熱シートなどの熱伝達部材を介して放熱するものや空冷式のものに比べて、ヒートシンクからの放熱効果を向上させることができる。これにより、導電部材から伝わる熱の放熱効果を高めることができる。
また、ヒートシンクに単に凹部を設ける場合に比べて、表面積を大きくすることができるので、放熱部の放熱性能を向上させることができる。また、冷却用フィンを凹部内に設けたことでヒートシンクの表面から冷却用フィンを突出するように形成した場合と表面積をほぼ同等に保ちつつ、ヒートシンクの表面から冷却用フィンを突出するように形成した場合と比べてヒートシンクの高さ寸法を小さくすることができる。ひいては、端子台を大型化することなく、冷却用フィンを設けることができる。また、冷却用フィンが凹部内に配されているので、凹部から冷却用フィンが突出したものに比べて、搬送中に他の部材に接触して冷却用フィンが損傷することを防ぐことができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記放熱部は、前記モータケースの前記冷媒流路内における前記冷媒の流れに沿うように延びて形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、放熱部がモータケースの冷媒流路内を流れる冷媒の流れに沿うように延びているので、冷媒の流れを遮ることなく、放熱部を効率よく冷却(熱交換)することができる。
前記冷媒流路は、前記モータケースの外周縁部に円形状に設けられており、前記ヒートシンクには、前記モータケースの外周縁部に設けられた被取付部に固定される円弧状の取付部が設けられており、前記放熱部は、前記取付部における前記被取付部側の面に円弧状に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、取付部の被取付部側の面に放熱部を設けているので、部材点数を増やしたり、ヒートシンクを複雑な構造にしたりすることなく放熱部を冷却することができる。
前記ヒートシンクにおける前記放熱部が形成された側とは反対側の載置面には、合成樹脂製の絶縁プレートを介してナット部が配されており、前記ナット部は、前記放熱部が配された位置よりも前記モータの軸心から離れる方向にオフセットされて配されており、前記ヒートシンクの前記載置面側における前記ナット部よりも前記モータの軸心側に位置する部分は露出されている構成としてもよい。
このような構成によると、モータから発生した熱が、モータとナットとの間の空間を伝ってナットに伝わる際に、放熱部で冷却されたヒートシンクの載置面によって冷却されるので、ナットがオフセットされずに載置面をナットで覆った場合に比べて、モータからナットに伝わる熱量を抑制することができる。
本発明によれば、部材点数を増やすことなく、ヒートシンクの放熱性能を向上させることができる。
端子台がモータケースに固定された状態を示す正面図 端子台を正面側から見た状態の斜視図 同正面図 同平面図 端子台がモータケースに固定された状態に相当する背面図 端子台を背面側から見た状態の斜視図 端子台がモータケースに固定された状態に相当する断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態について図1乃至図7を参照して説明する。
本実施形態は、図1に示すように、電気自動車やハイブリッド車などの車両に搭載される三相交流モータのモータ本体を収容した円筒形状のモータケースCに取り付けられる端子台10を例示したものである。なお、モータケースCの外周縁部には、図示しないモータ本体を冷却する冷却水(本発明の「冷媒」の一例)が循環可能な冷媒流路C1が設けられている。冷媒流路C1は、モータ本体の外周面を全周に亘って覆うように円形状に設けられており、冷却水はモータ本体の軸心を中心に周方向X1に循環している。
また、この端子台10は、図示しない三相交流モータに設けられた三極のバスバー(本発明の「導電部材」の一例)と、図示しないインバータに設けられた三極のバスバー(本発明の「導電部材」の一例)とを電気的に接続するものである。
端子台10は、図7に示すように、前記のバスバーが載置される複数のナット(本発明の「ナット部」の一例)30と、ナット30におけるバスバーが載置される前面側とは反対側の後面側に配されるヒートシンク40と、ナット30とヒートシンク40とによって前後方向両側から挟持される合成樹脂製の絶縁プレート20と、これら三つの部材30,20,40を覆う合成樹脂製の成形樹脂部60とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、左右方向とは図1における左右方向を基準とし、前後方向とは図7における左右方向を基準とし、モータケースに取り付けられる側(図7の右側)を後側とする。
ナット30は金属製のブロック状をなし、図3及び図7に示すように、四隅が丸みを帯びた平面視略長方形状をなしている。また、ナット30は、左右方向に複数(本実施形態は5つ)配されている。各ナット30の略中央部には、前後方向に貫通するボルト締結孔31が設けられている。このボルト締結孔31には、ナット30の前側締結面30Aに複数の図示しないバスバーが載置された後、図示しないボルトがボルト締結孔31に螺合され、バスバー同士が導通可能に接続される。
また、ナット30の前端部における外周縁部には、段付部32が形成されている。この段付部32は、ナット30の前側締結面30Aに比べて後方側に一段下がった形態に形成されている。また、ナット30の前側締結面30Aと後側締結面30Bと段付部32とは、凹凸がない平坦状に形成されている。
絶縁プレート20は合成樹脂製であって、図7に示すように、その内部にナット30が収容可能に形成されている。また、絶縁プレート20は、複数のナット30が左右方向に並んだ状態で収容することができるようになっている。絶縁プレート20は、ナット30の後側締結面30Bが密着可能な底板22と、各ナット30の側面を全周に亘って取り囲むように底板22から前方に延出された囲い壁23と、底板22から後方に膨出したボルト逃がし凹部24とを備えて構成されている。
底板22の前後両面は平坦に形成され、ナット30が収容された際に、底板22の前面とナット30の後側締結面30Bとが隙間なく互いに密着されるようになっている。
また、絶縁プレート20は、ガラス及びタルクの含有量が66%程度の合成樹脂によって成形されており、ガラス及びタルクの含有量が33%程度の合成樹脂に比べて、熱伝導率が高く、成形後に反りが生じ難くなっている。これにより、絶縁プレート20の底板22をナット30に対してより密着させ易くなっている。
囲い壁23の内周形状は、ナット30の外周形状に沿った形態をなしている。囲い壁23は、ナット30が絶縁プレート20に収容された際に、図7に示すように、ナット30を正規の位置に位置決めするようになっている。
ボルト逃がし凹部24は、図7に示すように、底板22の前面に開口するとともに、後方に膨出した形状とされている。また、ボルト逃がし凹部24は、ナット30のボルト締結孔31と同軸をなす配置とされており、ボルト締結孔31にボルトが螺合されて、ボルト締結孔31をボルトが貫通した場合においても、ボルトの先端が絶縁プレート20の底板22と干渉することを防ぐことができるようになっている。
ヒートシンク40はアルミダイキャスト製であって、図5及び図6に示すように、左右方向に長い形状に形成されている。また、ヒートシンク40の上方部分は、図7に示すように、絶縁プレート20が載置されるシンク本体部41とされ、ヒートシンク40の下方部分が、シンク本体部41の下側に一体に形成された取付部42とされている。
シンク本体部41の前面は、平坦な形態をなし、絶縁プレート20が載置される載置面41Aとされている。また、載置面41Aの表面は凹凸が無いように研磨されて形成されている。これにより、図7に示すように、絶縁プレート20における底板22の後面とシンク本体部41の前面とを互いに密着させ易くなっている。すなわち、バスバーからナット30に伝わった熱を絶縁プレート20の底板22を介してシンク本体部41まで効率よく熱を伝達できるようになっている。
また、シンク本体部41の前面には、図7に示すように、収容凹部43が前面に開口して形成されている。この収容凹部43は、シンク本体部41の前面から後方に向かって延びる凹状に形成されている。収容凹部43は、絶縁プレート20のボルト逃がし凹部24の外径とほぼ同じ孔径を有し、収容凹部43の内部にボルト逃がし凹部24が嵌合可能とされている。したがって、収容凹部43に対して絶縁プレート20のボルト逃がし凹部24を嵌合させることで、絶縁プレート20とヒートシンク40とを互いに位置決めし、絶縁プレート20をシンク本体部41側に組み付けることができるようになっている。すなわち、ナット30は、ヒートシンク40における上下方向中央部よりも上方側に配され、モータ本体の軸心から離れる方向にオフセットした形態となっている。
また、シンク本体部41の後面における略中央部には、図6及び図7に示すように、後方から前方に向かって凹んだシンク側凹部44が設けられている。このシンク側凹部44の奥壁からは、略円柱形状の収容凹部43が後方に向かって突出している。
取付部42は、図1に示すように、モータケースCの外周縁部に設けられた被取付部C3に固定されるようになっている。取付部42は、全体としてはモータケースCの外周形状に沿うように左右方向に延びた略円弧状をなしている。また、取付部42の後面は、図6及び図7に示すように、シンク本体部41の後面よりも僅かに後方に突出した平坦な形態をなしており、モータケースCに固定される取付面42Aとされている。また、取付面42Aの上方部分には、後方から前方に向かって凹んだ形状をなす位置決め孔42Cが左右方向両側に二箇所設けられている。この位置決め孔42Cは、モータケースCの被取付部C3から前方に向かって突設された図示しない位置決めピンに対して嵌合可能に設けられている。そして、位置決め孔42Cの内部に位置決めピンを嵌合させることで、取付部42がモータケースの被取付部C3に対して位置決めされる。
取付部42の左右方向両側には上下方向に貫通するボルト挿通孔42Bが設けられている。このボルト挿通孔42Bには、取付部42の取付面42AをモータケースCの被取付部C3に接触させた後、固定ボルトVが挿通され、固定ボルトVがモータケースに締め付けられることで、図1に示すように、端子台10がモータケースに固定される。なお、モータケースCにおける被取付部C3の内側には、冷媒流路C1が配されており、冷却された冷却水が周方向X1に循環されている。
また、取付部42の前端面には、前方に向かって延びる円形凹状の円形凹部45が設けられている。
成形樹脂部60は、図7に示すように、左右方向に並んだ複数のナット30と絶縁プレート20とヒートシンク40とが互いに組み付けられた状態で、それぞれの一部を覆うように一体に成形されている。また、成形樹脂部60は、ヒートシンク40のシンク本体部41側を覆う形態をなしている。成形樹脂部60は、ナット30の段付部32及び絶縁プレート20における囲い壁23の前端部を覆うと共に、ヒートシンク40におけるシンク本体部41の後方外周縁部を覆うように形成されている。これにより、ナット30と絶縁プレート20とが前後方向に密着すると共に、絶縁プレート20とヒートシンク40とが前後方向に密着するようになっている。
また、成形樹脂部60には、図2及び図4に示すように、隣り合うナット30の間を仕切る隔壁61が設けられている。この隔壁61は、ナット30の前側締結面30Aに載置されてボルト締結されるバスバーの前面よりも前方に突出するように形成されている。これにより、隔壁61は、ナット30に締結されるバスバーが左右方向に移動することに起因して、バスバー同士が接触して短絡することを防止している。
また、成形樹脂部60は、ヒートシンク40の取付部42における円形凹部45を前方から覆う覆い部62が設けられている。この覆い部62は、円形凹部45の内部を埋めると共に、円形凹部45の上面及び側面のすべてを覆うように形成されており、成形樹脂部60とヒートシンク40との密着度を向上させている。一方、取付部42の前面における円形凹部45以外の部分は、成形樹脂部60から露出している。すなわち、ナット30よりもモータ本体の軸心側に位置する取付部42は露出した形態となっている。
さて、取付部42の後面には、放熱部46が設けられている。
この放熱部46は、図5に示すように、円弧状をなし、モータケースCの被取付部C3に設けられた円弧状の冷媒給排孔C2よりも一回り小さく形成されている。冷媒給排孔C2は、図5に示すように、冷媒流路C1内を周方向X1に循環する冷却水の流れに沿うようにモータケースCの冷媒流路C1に開口されており、冷媒流路C1内を循環する冷却水は、図7に示すように、冷媒給排孔C2を介して凹部48と冷媒流路C1との間を例えばX2方向に流れるようになっている。そして、取付部42がモータケースCの被取付部C3に固定された際には、放熱部46は、取付部42における冷媒供給孔C2に対応する領域内に配されるように設定されている。これにより、放熱部46は、モータケースCの冷媒流路C1を循環する冷却水によって冷却(熱交換)され、放熱シートなどの熱伝達部材を介してヒートシンクを放熱するものや空冷式のものに比べて、ヒートシンクからの放熱効果を向上させることができる。
また、放熱部46は、冷媒流路C1内を周方向X1に循環する冷却水の流れに沿うように円弧状をなしているので、冷却水の流れを遮ることなく、放熱部46を効率よく冷却することができる。なお、放熱部46の外周縁部には、図示しないシール部材が取り付けられており、モータケースCと取付部42との間は液密状にシールされるようになっている。
放熱部46は、図6及び図7に示すように、内部に冷却用フィン47を有する円弧状の凹部48とされている。
凹部48は、後方から前方に向かって凹んだ形態をなし、凹部48の奥壁には、後方に向かって突出する冷却用フィン47が形成されている。これにより、単に凹部を設ける場合に比べて、放熱部の表面積を大きくすることができるので、放熱部の放熱性能を向上させることができる。
冷却用フィン47は、全体的に丸みを帯びた形態をなしており、凹部48の上下方向略中央部において凹部48の形状に沿うように円弧状に設けられている。冷却用フィン47の左右方向の長さ寸法は、凹部48の左右方向の長さ寸法よりもやや短く形成されており、冷却用フィン47の左右方向両端部は凹部48の内面から離れた形態となっている。また、冷却用フィン47の突出端は取付部42の取付面42Aと面一をなしている。すなわち、冷却用フィン47は、凹部48内に完全に収容されている。これにより、冷却用フィン47が取付部42の後端面から突出した場合に比べて、表面積をほぼ同等に保ちつつ、ヒートシンク40の前後方向の長さ寸法を短くすることができる。ひいては、端子台10の小型化に寄与している。
また、冷却用フィン47が凹部48内に配されているので、冷却用フィン47が突出している場合に比べて、他の部材に接触するなどして破損することを軽減することができる。
また、放熱部46が取付部42の取付面42Aよりも前方側に配されているので、取付面42Aに放熱シートを貼り付けてモータケースに固定する端子台として兼用することができる。これにより、放熱シートを用いる端子台と、冷却水を用いる端子台とを別々に製造する場合に比べて、製造コストを低減することができる。
また、取付部42の取付面42Aに放熱部46を設けているので、部材点数を増やしたり、ヒートシンク40を複雑な構造にしたりすることなくヒートシンク40を冷却することができる。
また、取付部42は、放熱部46によって冷却された状態で、且つ、ナット30がヒートシンク40の上下方向略中央部よりも上方にオフセットした配置とされているので、露出された取付部42の周辺部は冷却されている。すなわち、モータ本体から発生した熱が、モータケースCの側面側の空間を伝ってナット30に伝わる際に、取付部42よって冷却される。これにより、ナット30が上方側にオフセットされずに取付部42の前面がナット30で覆われる場合に比べて、モータ本体からナット30に伝わる熱量を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、放熱部46を取付部42の後面に形成した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、放熱部46をシンク本体部41の後面に形成した構成にしてもよい。
(2)本実施形態では、ナット30を左右方向に5つ並べた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、ナット30を3つや4つ並べた構成にしてもよい。
(3)本実施形態では、冷媒流路C1がモータケースの外周縁部に円形状に設けられた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、冷媒流路をモータケースの外周縁部に円弧状に設けた構成にしてもよい。
(4)本実施形態では、段付部32が成形樹脂部60によって覆われることで脱落不能に保持されたナット30をナット部として構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、絶縁プレート20や成形樹脂部60に圧入にすることで脱落不能に保持されるナットをナット部として構成してもよい。
(5)本実施形態では、ヒートシンク40をアルミによって構成したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、ヒートシンク40を銅などの伝熱可能な金属によって構成してもよい。
(6)本実施形態では、モータケースCの外周縁部に取付部42を固定した構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、モータケースCの冷媒流路C1に冷却水を供給する冷却水供給路に取付部42を固定する構成にしてもよい。
10:端子台
30:ナット(ナット部)
40:ヒートシンク
42:取付部
46:放熱部
C:モータケース
C1:冷媒流路
C3:被取付部

Claims (4)

  1. モータ本体を収容して冷媒流路が設けられたモータケースに固定され、ボルトを締め込むことによって導電部材を締結する端子台であって、
    前記ボルトを締め込むためのナット部と、
    前記ナット部と伝熱可能に設けられた金属製のヒートシンクとを備え、
    前記ヒートシンクには、前記モータケースの前記冷媒流路を通る冷媒と接触する放熱部が設けられ
    前記放熱部は、前記ヒートシンクに凹設された円弧状の凹部の奥壁から突出した冷却用フィンであって、
    前記冷却用フィンの突出端は前記凹部内に位置していることを特徴とする端子台。
  2. 前記放熱部は、前記モータケースの前記冷媒流路内における前記冷媒の流れに沿うように延びて形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子台。
  3. 前記冷媒流路は、前記モータケースの外周縁部に円形状に設けられており、
    前記ヒートシンクには、前記モータケースの外周縁部に設けられた被取付部に固定される円弧状の取付部が設けられており、
    前記放熱部は、前記取付部における前記被取付部側の面に円弧状に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の端子台。
  4. 前記ヒートシンクにおける前記放熱部が形成された側とは反対側の載置面には、合成樹脂製の絶縁プレートを介してナット部が配されており、
    前記ナット部は、前記放熱部が配された位置よりも前記モータの軸心から離れる方向にオフセットされて配されており、
    前記ヒートシンクの前記載置面側における前記ナット部よりも前記モータの軸心側に位置する部分は露出されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の端子台。
JP2011046481A 2011-03-03 2011-03-03 端子台 Active JP5672074B2 (ja)

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