JP5668683B2 - 圧電アクチュエータ、レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

圧電アクチュエータ、レンズ鏡筒およびカメラ Download PDF

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Description

本発明は、圧電アクチュエータに関するものである。
圧電アクチュエータは、電気機械変換素子を駆動信号によって伸縮させ、この伸縮を利用して弾性体の駆動面に進行性振動波(以下、進行波とする)を発生させる。そして圧電アクチュエータは、この進行波によって、駆動面に楕円運動を生じさせ、楕円運動の波頭に加圧接触した相対移動部材を駆動させることにより、駆動力を取り出している(特許文献1参照)。
特開昭58−148682号公報
しかし、従来の圧電アクチュエータは、楕円運動を利用しているため、接触部で摩擦や擦れが生じる、また速度の制御も複雑であった。
本発明の課題は、摩擦や擦れの生じにくい圧電アクチュエータ、およびそれを用いたレンズ鏡筒、カメラを提供することである。
上記課題の解決のため、請求項1に係る発明は、ベース部材と移動部材との間に設けられ、前記ベース部材の第1面と交差する交差方向に伸縮可能な第1圧電素子と、前記第1圧電素子と前記移動部材との間に設けられ、前記交差方向と異なる方向に伸縮可能な第2圧電素子と、前記第1圧電素子と前記移動部材との間に設けられ、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子の伸縮により、前記移動部材に駆動力を伝達する円形形状の伝達部材と、を備え、前記第2圧電素子は、前記伝達部材の周方向に沿って複数設けられ、前記周 方向に伸縮可能であることを特徴とする圧電アクチュエータである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の圧電アクチュエータであって、前記移動部材は、前記第2圧電素子の伸縮方向に沿って移動することを特徴とするものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の圧電アクチュエータであって、前記伝達部材は、前記第1圧電素子と接して設けられ前記第1圧電素子の伸縮によって前記交差方向に駆動される第1部材と、前記第2圧電素子に接して設けられ前記第2圧電素子の伸縮によって前記交差方向と異なる方向に駆動される第2部材と備えることを特徴とするものである。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の圧電アクチュエータであって、前記第2圧電素子は、前記第2部材と接する面と反対側の面が前記第1部材と接することを特徴とするものである。
また、請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、前記第1圧電素子は、前記ベース部材の前記第1面に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、前記第2圧電素子は、複数設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、前記移動部材は、前記第1圧電素子が収縮した状態において、前記支持部材で支持され、前記第1圧電素子が伸びた状態において、前記伝達部材で支持されることを特徴とするものである。
また、請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータを備えたレンズ鏡筒である。
また、請求項9に係る発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータを備えたカメラである。
本発明によれば、摩擦や擦れの生じにくい圧電アクチュエータを提供することができる。
本発明の実施形態による圧電アクチュエータの構成を示す図である。 本発明の実施形態による圧電アクチュエータの構成を示す図であり、(a)は、図1の圧電アクチュエータから移動部材12を取り外した状態の図、(b)は、図1の圧電アクチュエータのベース部材の構成を示す図である。 実施形態による圧電アクチュエータの動作を説明するタイミングチャートである。 実施形態による圧電アクチュエータの動作をステップ毎に説明する図である。 実施形態による圧電アクチュエータを備えたレンズ鏡筒、カメラの構成を示す図である。
図1および図2は、本発明の実施形態による圧電アクチュエータの構成を示す図である。図1は、実施形態による圧電アクチュエータの全体構成を示す図であり、図2(a)は、図1の圧電アクチュエータから移動部材12を取り外した状態の図、図2(b)は、図1の圧電アクチュエータのベース部材の構成を示す図である。
以下、図1、図2に基づいて説明する。圧電アクチュエータ10は、ベース部材11、リフタ21、スライダ22、リフト駆動体23、スライド駆動体24、移動部材12から構成されている。
ベース部材11は、円盤形状であり、円形の平面11aにリフト駆動体23が設けられている。リフト駆動体23は円筒形状であり、その円筒形状の外周面がベース部材11の平面11aの周方向に沿うように設けられる。
リフト駆動体23上には、リフタ21が設けられている。リフタ21は、中心部に貫通孔を有する円盤形状であり、外周側には、周方向に沿って突起部21aが複数設けられている。そして、リフタ21の底面(突起部21aが設けられている側と反対側の面)の周方向に沿ってリフト駆動体23に接するように設けられている。リフタ21のそれぞれの突起部21aの周方向Rと交差する側面には、スライド駆動体24が設けられている。
スライダ22は、中心部に貫通孔を有する円盤形状であり、外周側には、周方向に沿って突起部22aが複数設けられている。それぞれの突起部22aが、リフタ21のそれぞれの突起部21aに設けられたスライド駆動体24と接するように配置されている。
なお、本実施形態では、リフタ21とスライダ22は、同じ形状の部材であり、スライダ22は、リフタ21に対して、図1において、上下方向(Y方向)を逆にして配置されている。
スライダ22の上面(突起部22aがある側と反対側の面)には移動部材12が載置される。移動部材12は、円盤形状であり、中心部から回転軸12aが図1中のY方向上方に延在して設けられている。回転軸12aには、移動部材12の回転を伝達するための部材であるギア等が設けられる。
ベース部材11には、中心部から延びる円柱形状の突起部11bが設けられている。この突起部11bは、リフタ21の貫通孔、スライダ22の貫通孔を貫通し、上面が移動部材12と接することで、移動部材12を支持可能な構成となっている。
リフト駆動体23、スライド駆動体24は、それぞれ圧電効果を有する圧電セラミックス等によって構成された圧電素子である。リフト駆動体23は、円筒形状の内周面、外周面に電極が形成されている。スライド駆動体24は、リフタ21あるいはスライダ22の円環形状の周方向と交わる面(すなわち、リフタ21と接する側の面およびスライダ22と接する側の面)に電極が形成されている。そして、リフト駆動体23、スライド駆動体24は、電極に電圧が印加されることによって所定量変形する。この場合、リフト駆動体23は、円筒形状の高さ方向(図1におけるY方向)に変形し、スライド駆動体24は、リフタ21あるいはスライダ22の円環形状の円周方向(図1におけるR方向)の接線方向に変形する。すなわち、電極に印加する電圧のON/OFFによって所定方向に伸縮(ONで伸長,OFFで収縮)し、これによって操作駆動を行うものである。リフト駆動体23、スライド駆動体24には、それぞれ制御装置が備える駆動回路から電圧が印加されるようになっており、制御装置によって駆動制御される。
リフト駆動体23を形成する圧電素子は、主としてd31の圧電効果による変位が生じる圧電素子である。つまり、リフト駆動体23は、円柱形状の径方向に分極されており、この分極方向と平行な方向よりも、分極方向と直交する方向(図1におけるY方向)に伸び縮みしやすい(すなわち、大きく変位する)性質を有している。これにより、リフト駆動体23は、制御装置の制御によってY方向に伸縮し、リフタ21をベース部材11に対してY方向に所定のストロークで移動操作するようになっている。
スライド駆動体24を形成する圧電素子は、主としてd33の圧電効果による変位が生じる圧電体である。つまり、スライド駆動体24は、円周方向(R方向)の接線方向に分極されており、その分極方向と直交する方向よりも、分極方向と平行な方向(R方向の接線方向)に伸び縮みしやすい(すなわち、大きく変位する)性質を有している。これにより、スライド駆動体23は、制御装置の制御によって円周方向(R方向)の接線方向に伸縮し、スライダ22をリフタ21に対して円周方向(R方向)の接線方向に所定のストロークで移動操作するようになっている。
上記のように、リフト駆動体23の駆動によってリフタ21がベース部材11に対してY方向に所定のストロークで移動操作され、スライド駆動体24の駆動によってスライダ22がリフタ21に対して円周方向(R方向)の接線方向に所定のストロークで移動操作される。
上記のような構成の圧電アクチュエータ10は、制御装置によって、リフト駆動体23、スライド駆動体24に印加される電圧が制御され、移動部材12を連続的に移動制御する。その結果、移動部材12は周方向Rに回転運動をする。
次に、前述した図1、2に加え、図3および図4を参照して、制御装置による、移動部材12を連続的に移動駆動する制御について説明する。図3は、圧電アクチュエータ10の動作を説明するタイミングチャートであって、図3(a)は移動部材12を矢印R方向に駆動する例、図3(b)は移動部材12を矢印R方向と逆方向に駆動する例を示す。図4は、圧電アクチュエータ10の動作をステップ毎に説明する図であって、移動部材12を矢印R方向に駆動する例である。
図4(a)は、非駆動状態を示しており、リフト駆動体23、スライド駆動体24は縮んだ状態となっている。この状態のとき、移動部材12は、ベース部材11の突起部11bにより支持されている。そのため、スライダ22の上面と移動部材12の底面とは接しておらず、離れた状態となっている。
まず、図4(a)に示す非駆動状態から、リフト駆動体23を駆動(ON)する。これにより、図4(b)に示すように、スライダ22の上面と移動部材12の底面とが接する状態となる。すなわち、突起部11bによって支持されていた移動部材12が、スライダ22によって支持される状態となる。リフト駆動体23の駆動から所定時間(Δt1)後、スライド駆動体24を駆動(ON)する。これにより、図4(c)に示すように、スライダ22がX軸プラス方向(図1の周方向Rの接線方向)に移動操作される。その結果、スライダ22に支持された移動部材12は、このスライド駆動体24によるスライダ22の移動ストローク分、X軸プラス方向に移動する。
その後、リフト駆動体23の駆動を停止(OFF)する。これにより、図4(d)に示すように、スライダ22による移動部材12の保持が解除され、移動部材12は突起部11bに支持される。すなわち、スライダ22の上面と移動部材12の底面とが離れた状態となる。そして、リフト駆動体23の駆動を停止(OFF)した所定時間(Δt2)後、スライド駆動体24の駆動を停止(OFF)する。これにより、図4(a)に示す非作動位置に戻る。このスライダ22が非作動位置に戻る際には、スライダ22は移動部材12を支持しておらず、移動部材12を移動操作することはない。以後、前述したステップを高速で繰り返すことで、移動部材12を円滑にX軸プラス方向に移動駆動することができる。
上述したステップは、移動部材12をX軸プラス方向に駆動する例であるが、図3(b)に示すタイミングチャートのようにリフト駆動体23、スライド駆動体24を駆動することで、移動部材12をX軸マイナス方向に駆動できる。すなわち、図4(a)に示す非駆動状態から、スライド駆動体24を駆動(ON)し、その所定時間(Δt3)後、リフト駆動体23を駆動(ON)する。これにより、スライダ22によって移動部材12を支持する。
次いで、スライド駆動体24の駆動を停止(OFF)する。これにより、スライダ22がX軸マイナス方向に移動操作され、このスライド駆動体24によるスライダ22の移動ストローク分、移動部材12がX軸マイナス方向に移動する。
スライド駆動体24の駆動を停止して所定時間(Δt4)後、リフト駆動体23の駆動を停止(OFF)し、スライダ22による移動部材12の保持を解除する。これによって、移動部材12が突起部11aに支持された、図4(a)に示す非駆動状態に戻る。
以上のステップを繰り返すことで、移動部材12をX軸マイナス方向に移動駆動することができる。
(1)本実施形態の構成では、リフト駆動体23の駆動によって移動部材12を支持し、スライド駆動体24の駆動によってその支持した移動部材12を移動操作する。つまり、リフト駆動体23とスライド駆動体24とは、それぞれその作用方向が移動部材12を操作する方向に一致しており、且つ、両者の作用は独立して行われる。それぞれの操作に係る力の速度(速さおよび方向)は一定であり、スライダ22と移動部材12との間に速度の変化による不要な相対変位(こすり)は生じない。その結果、こすりに起因する磨耗を抑制できる。
(2)移動部材12の支持をリフト駆動体23が行い、移動部材12の移動操作をスライド駆動体24が行う。リフト駆動体23とスライド駆動体24とは接触していないため、一方の駆動体の駆動時の振動が他方の駆動体に与える影響もきわめて小さい。つまり、移動部材12の支持と移動の駆動が完全に分離しており、独立して駆動制御できる。このため、制御の自由度が高く、高い駆動精度に構成できる。
(3)スライド駆動体24が接している複数の突起部21a、22aは、それぞれがリフタ21、スライダ22に形成されており、それぞれ一体化された部材として構成されている。このため、それぞれのスライド駆動体24の変位量の誤差がある場合でも、スライダ22の突起部22aのそれぞれ駆動量は平均化される。このため、スライド駆動体24のそれぞれの変位量の誤差に対するスライダ22の駆動量への影響を小さくすることができ、制御性を高めることができる。
図5は、本実施の形態におけるカメラ101の構成を模式的に示す概略構成図である。
図5に示すように、カメラ101は、撮像素子108が内蔵されたカメラボディ102と、レンズ107を有するレンズ鏡筒103とを備えている。
レンズ鏡筒103は、カメラボディ102に着脱可能な交換レンズである。レンズ鏡筒103は、レンズ107、カム筒106、圧電アクチュエータ10等を備えている。圧電アクチュエータ10は、カメラ101のフォーカス動作時にレンズ107を駆動する駆動源として用いられている。圧電アクチュエータ10の移動部材の回転軸(図1中の回転軸12b)に設けられたギア4から得られた駆動力は、直接、カム筒106に伝えられる。レンズ107は、カム筒106に保持されており、圧電アクチュエータ10の駆動力により、光軸方向Lに略平行に移動して、焦点調節を行うフォーカスレンズである。
カメラ101の使用時には、レンズ鏡筒103内に設けられたレンズ群(レンズ107を含む)によって、撮像素子108の撮像面に被写体像が結像される。撮像素子108によって、結像された被写体像は電気信号に変換され、その信号をA/D変換することによって、画像データが得られる。
以上説明したように、本実施の形態のカメラ101及びレンズ鏡筒103は、上記の実施の形態で説明した圧電アクチュエータ10を備えている。したがって、従来よりも出力効率が向上した圧電アクチュエータ10によって、カム筒106を直接駆動させることができる。したがって、エネルギーの損失が少なく省エネルギー効果が得られる。また、部品点数の削減が可能になる。
本実施の形態では、レンズ鏡筒103は、交換レンズである例を示したが、これに限らず、例えば、カメラ本体と一体化したレンズの駆動の圧電アクチュエータ10を用いてもよい。
なお、本実施の形態では、リフト駆動体23は、厚さ方向と直交する方向に伸縮する(厚み滑り振動モード)圧電素子を用いており、スライド駆動体24は、厚さ方向に伸縮する(縦振動モード)圧電素子を用いている。しかしながら、リフト駆動体23に縦振動モードの圧電素子を用い、スライド駆動体24を厚み滑り振動モードの厚圧電素子を用いてもよい。この場合、図1におけるリフト駆動体23がリフタ21を周方向Rに駆動するのに用いられ、スライド駆動体24がスライダ22を縦方向(Y軸方向)に駆動するのに用いられることになる。すなわち、リフト駆動体とスライド駆動体の働きが逆になり、リフタとスライダの働きが逆になる。したがって、前述の実施の形態におけるリフト駆動体とスライド駆動体の制御のしかたを入れ替えればよい。
10:圧電アクチュエータ、11:ベース部材、11a:平面、11b:突起部、12:移動部材、21:リフタ、21a:突起部、22:スライダ、22a:突起部、23:リフト駆動体、24:スライド駆動体。

Claims (10)

  1. ベース部材と移動部材との間に設けられ、前記ベース部材の第1面と交差する交差方向に伸縮可能な第1圧電素子と、
    前記第1圧電素子と前記移動部材との間に設けられ、前記交差方向と異なる方向に伸縮可能な第2圧電素子と、
    前記第1圧電素子と前記移動部材との間に設けられ、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子の伸縮により、前記移動部材に駆動力を伝達する円形形状の伝達部材と、を備え
    前記第2圧電素子は、前記伝達部材の周方向に沿って複数設けられ、前記周方向に伸縮 可能であることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の圧電アクチュエータにおいて、
    前記伝達部材は、前記交差方向に貫通する貫通孔を備え、
    前記貫通孔を貫通し、前記移動部材を支持可能な支持部材を備えることを特徴とする圧 電アクチュエータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の圧電アクチュエータであって、
    前記移動部材は、前記第2圧電素子の伸縮方向に沿って移動すること
    を特徴とする圧電アクチュエータ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、
    前記伝達部材は、前記第1圧電素子と接して設けられ前記第1圧電素子の伸縮によって前記交差方向に駆動される第1部材と、前記第2圧電素子に接して設けられ前記第2圧電素子の伸縮によって前記交差方向と異なる方向に駆動される第2部材と備えること
    を特徴とする圧電アクチュエータ。
  5. 請求項に記載の圧電アクチュエータであって、
    前記第2圧電素子は、前記第2部材と接する面と反対側の面が前記第1部材と接すること
    を特徴とする圧電アクチュエータ。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、
    前記第1圧電素子は、前記ベース部材の前記第1面に設けられていること
    を特徴とする圧電アクチュエータ。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、
    前記第2圧電素子は、複数設けられていること
    を特徴とする圧電アクチュエータ。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の圧電アクチュエータであって、
    前記移動部材は、前記第1圧電素子が収縮した状態において、前記支持部材で支持され、前記第1圧電素子が伸びた状態において、前記伝達部材で支持されること
    を特徴とする圧電アクチュエータ。
  9. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の圧電アクチュエータを備えたレンズ鏡筒。
  10. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の圧電アクチュエータを備えたカメラ。
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