JP5668307B2 - 無線通信システム及びノード - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信システム及びノードに関し、例えば、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムに適用し得る。
ノード間でマルチホップ通信を行う無線通信システムでは、パケット中継機能を有する複数の無線ノードでネットワークを構成し、隣接した無線ノード間で互いにパケットを中継することにより、直接電波の届かない無線ノードまでパケットを転送することができる。パケットを所望の無線ノードに中継するためには、宛先アドレスから次に転送する無線ノードを決定するためのルーティングプロコトルが必要となる。
例えばZigBee(登録商標)アライアンスでは、複数のノードからデータを効率的に収集することが可能となるMany to One方式のルーティングプロトコルの標準化が行われている(非特許文献1参照)。Many to One方式はシンクノードと複数のノード間の1対nの通信について考慮された方式としているため、環境情報のセンシンクや、テレメータリングなどのアプリケーションヘの適用が期待されている。
図17は、上述のMany to Oneルーティンク方式の動作を示した説明図である。
図17では、シンクノードSが、ノードN−b〜N−jで発生したセンサデータをシンクノードSに収集する様子を示している。
まず各ノードNは、リンクステ一夕スコマンドと呼ばれるパケットを、ブロードキャストで周辺ノードに送信する。このコマンドは例えば15秒毎など、定期的に周辺ノード間で交換され、このパケットの到着率やLqI(Link quality lndicator)を測定することにより、各ノード間のリンクの品質を示すリンクコストが算出される。
次に、図17(a)に示すように、シンクノードSは、RREQ(Route Request)コマンドと呼ばれる経路を探索するためのパケットを送信する。通常、AODV(Adhoc On-Demand Distance Vector)などではこのRREQコマンドは、送信したい相手から送信元までの経路を探索するために用いられるが、Many to One方式では送信先アドレスをブロードキャストアドレスとすることでノードNからシンクノードSまでの経路の探索を行うために用いられる。
シンクノードSからのRREQを受信した各ノードNは、他のノードNヘRREQを伝搬させるための中継処理を行う。この時、RREQにはパスコストと呼ばれるメトリックが記載されており、この値が小さい程、シンクノードまでの到達コストが低いことを意味している。RREQの中継時には、リンクステ一夕スコマンドで測定されたリンクコストを受信したRREQのパスコストに加算して送信する。このようにRREQの中継を繰り返すことで、各ノードNはシンクノードSにパケットを転送するための次転送ノードの情報を知ることができ、例えば、パスコストの一番低いノードを次転送ノードとして選択することで、シンクノードSまでの最適経路の作成が可能となる。以上の動作により、各ノードNからシンクノードSまでの上り経路が確立される。
次に、図17(b)に示すように、各ノードNはシンクノードSからの下り経路を作成するために、RREC(Route Record)コマンドをシンクノード宛に送信する。RRECコマンドを受信したノードは自身のアドレスと中継回数をRRECコマンドに追記して、次転送ノードヘと中継する。この中継を繰り返すことで、シンクノードSでRRECコマンドを受信した時には、送信元ノードから経由してきたノードのアドレスリストと中継回数を取得することができる。図17(b)ではノードNhからNd→Nc→Nb→NSとパケットが中継されていることが分かる。
次に、図17(c)に示すように、全ノードがシンクノード宛のRRECコマンドを送信することで、シンクノードでは全ノードヘの経路情報のリストを得ることができる。シンクノードから各ノードヘの下り通信を行う場合は、このアドレスリストの順番を逆にしたものをパケットのヘッダ部に記載し転送する。アドレスリストが記載されたパケットを受信したノードは、アドレスリストの記載に従ってパケットを中継する。以上の動作によりシンクノードから各ノードヘの下り経路が確立される。
また、ネットワーク規模が大きくなると、一つのシンクノードでは全てのノードのトラフィックを収容することが困難となる。そのため、ネットワーク内に複数のシンクノードを設置し、シンクノード1台あたりの接続ノード数を削減することが考えられる。このような複数のシンクノードを配置した例として、非特許文献2の記載技術がある。
ZigBee Standards Organization編、「ZigBee Specification Revision17(ZigBee Document O53474r17)」、[Online],INTERNET,[2010年3月11日検索]、<http://www.zbsigj.org/download/085224r00ZB_MG-ZigBee-Specification-053474r17_Japanese_081209.pdf> E.I.Oyman、C.Ersoy著、「Multiple sink network design problem in large scale wireless Sensor networks」,Proc.International Conference on Communications(2004)
従来技術のMany to One方式を用いて複数のシンクノードを構成する場合、複数のシンクノードからそれぞれRREQを送信することで、無線ノードでは複数のシンクノードヘの上り経路を獲得することができる。無線ノードは、複数のシンクノードヘの上り経路候補の中から最もパスコストが低い経路を選択することで、シンクノードヘの負荷を分散し、シンクノードあたりに接続する無線ノード数を平滑化できる。この時、RREQをネットワーク全体に中継するために、RREQの最大中継回数であるTTL(Time to Live)の値を例えば255のような大きな値を設定する必要がある。そのためネットワークの規模が大きくなるにつれて、RREQを中継するためのトラフィックが増大し、通常のデータ通信のスループットが低下するという課題がある。
また、シンクノードを複数設置する利点として、シンクノードの障害時に他のシンクノードに接続先を変更できるという点が挙げられる。この場合、障害が発生したシンクノードにマルチホップで接続している無線ノードでは、自身が接続しているシンクノードに障害が発生しているか否かを知る必要がある。従来技術におけるMany to One方式では、無線ノードでパスコストの低いRREQを受信すると新たなRREQを受信しない限りその経路を選択し続ける。そのため自身が接続しているシンクノードに障害が発生したかどうかを検出することができないという課題があった。
さらに、シンクノードの障害により無線ノードが接続するシンクノードを切り替えた場合、切替先のシンクノードではどの無線ノードが接続先を変更したかを知る必要がある。接続先を変更したことを通知する手段として、シンクノードを変更したすべての無線ノードがRRECを送信することが考えられる。この時、すべての無線ノードがRRECを一斉に送信すると、切替え先のシンクノードヘのトラフィックが収集し、パケットの衝突などにより正確に変更情報を収集できない恐れがある。
上述のような課題を鑑み、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムにおいて、経路制御により発生するトラフィック量を低減することができる無線通信システム及びノードが望まれている。
第1の本発明は、第1のノードと、上記第1のノードと接続している複数の第2のノードと、マルチホップ無線通信ネットワークに属し、いずれかの上記第2のノードを介して上記第1のノードと接続する複数の第3のノードとを備える無線通信システムにおいて、(1)上記第1のノードは、(1−1)上記第2のノードと制御情報を送受信する第1の制御情報送受信手段と、(1−2)上記第1の制御情報送受信手段が送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に初期化したパスコスト値の情報を挿入する第1の制御情報作成手段とを有し、(2)それぞれの上記第2のノードは、(2−1)上記第1のノード、及び、上記第3のノードと制御情報を送受信する第2の制御情報送受信手段と、(2−2)上記第2の制御情報送受信手段が、上記第3のノードに送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に、上記第1のノードから受信した制御情報に基づいて求めたパスコスト値の情報を挿入する第2の制御情報作成手段とを有し、(3)それぞれの上記第3のノードは、(3−1)直接無線通信可能な隣接ノードと制御情報を送受信する第3の制御情報送受信手段と、(3−2)上記第3の制御情報送受信手段による各隣接ノードとの制御情報の送受信の状況に応じて、それぞれの隣接ノードとの間のリンクのリンクコスト値を算出するリンクコスト算出手段と、(3−3)それぞれの隣接ノードから受信した制御情報のパスコスト値、及び、上記リンクコスト算出手段の算出結果に基づいて、当該第3のノードが上記第1のノードと通信するために接続する上記第2のノードと、上記第2のノードへデータ送信する際に最初の転送先となる親ノードを選択することにより、上記第1のノードと通信するための経路選択を行う経路選択手段と、(3−4)上記第3の制御情報送受信手段が送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に、親ノードから受信した制御情報のパスコスト値に、親ノードとの間のリンクコスト値を加算したパスコスト値の情報、及び、当該第3のノードが接続する上記第2のノードの情報を挿入する第3の制御情報作成手段と、(3−5)上記経路選択手段が、新たな経路選択を行った場合に、その経路に係る経路情報を作成して、当該第3のノードが接続する上記第2のノード又は上記第1のノードに向けて送出する経路情報送信手段と、(3−6)隣接ノードから受信した制御情報に基づいて、当該第3のノードが、他の上記第3のノードから、親ノードとして選択されているか否かを判定する親ノード判定手段とを有し、(3−7)上記経路情報送信手段は、上記経路選択手段が、新たな経路選択を行ったときに、上記親ノード判定手段により、当該第3のノードが、他の上記第3のノードから親ノードとして選択されていないと判定した場合は、作成した経路情報を即時に送出し、そうでない場合は、作成した経路情報を所定時間保持することを特徴とする。
の本発明は、複数の第2のノードのうちいずれかを介して第1のノードに接続する、複数のノードにより構成されたマルチホップ無線通信ネットワークを構成するノードにおいて、(1)直接無線通信可能な隣接ノードと制御情報を送受信する制御情報送受信手段と、(2)上記制御情報送受信手段による各隣接ノードとの制御情報の送受信の状況に応じて、それぞれの隣接ノードとの間のリンクのリンクコスト値を算出するリンクコスト算出手段と、(3)それぞれの隣接ノードから受信した制御情報のパスコスト値、及び、上記リンクコスト算出手段の算出結果に基づいて、当該ノードが上記第1のノードと通信するために接続する上記第2のノードと、上記第2のノードへデータ送信する際に最初の転送先となる親ノードを選択することにより、上記第1のノードと通信するための経路選択を行う経路選択手段と、(4)上記制御情報送受信手段が送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に、親ノードから受信した制御情報のパスコスト値に、親ノードとの間のリンクコスト値を加算したパスコスト値の情報、及び、当該ノードが接続する上記第2のノードの情報を挿入する制御情報作成手段と、(5)上記経路選択手段が、新たな経路選択を行った場合に、その経路に係る経路情報を作成して、当該ノードが接続する上記第2のノード又は上記第1のノードに向けて送出する経路情報送信手段と、(6)隣接ノードから受信した制御情報に基づいて、当該ノードが、他のノードから、親ノードとして選択されているか否かを判定する親ノード判定手段とを有し、(7)上記経路情報送信手段は、上記経路選択手段が、新たな経路選択を行ったときに、上記親ノード判定手段により、当該ノードが、他のノードから親ノードとして選択されていないと判定した場合は、作成した経路情報を即時に送出し、そうでない場合は、作成した経路情報を所定時間保持することを特徴とする。
本発明によれば、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムにおいて、経路制御により発生するトラフィック量を低減することができる。
第1の実施形態に係る無線ノードの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの全体構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係るシンクノードの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係るゲートウェイの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(1)である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(2)である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(3)である。 第1の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(4)である。 第2の実施形態に係る無線通信システムの全体構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係るゲートウェイの機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(1)である。 第2の実施形態に係る各無線ノードの動作について示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(2)である。 第2の実施形態に係る無線通信システムの動作について示した説明図(3)である。 第3の実施形態に係る無線ノードの機能的構成について示したブロック図である。 第3の実施形態に係る無線ノードの動作について示したフローチャートである。 従来の無線通信システムの動作について示した説明図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による無線通信システム及びノードの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、以下の説明では、本発明の第1〜第3のノードを、それぞれ、ゲートウェイ、シンクノード、無線ノードに適用した例について説明している。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、第1の実施形態の無線通信システム1の全体構成について示したブロック図である。
無線通信システム1には、ゲートウェイ30、2つのシンクノード20(20−S1、20−S2)、13の無線ノード10(10−a〜10−m)が配置されている。
ゲートウェイ30は、有線ネットワークによりシンクノード20と接続しているノードである。
シンクノード20は、ゲートウェイ30と有線ネットワークにより接続されており、無線ノード10がゲートウェイ30へ接続するための中継ノードとして機能するものである。
この実施形態では、無線ノード10−a〜10−mは、マルチホップ通信を行うセンサネットワークを構成しており、各無線ノード10は、図示しないセンサを用いて作成したセンサデータを、いずれかのシンクノード20及びゲートウェイ30を介して、図示しない情報収集装置に送信する。なお、ゲートウェイ30自体が、上述の情報収集装置として機能するノードであっても良い。
また、無線ノード10は、直接シンクノード20と通信できない場合には、他の無線ノード10を介してマルチホップ通信により、いずれかのシンクノード20と接続する。
図2及び以降の無線通信システム1の説明図においては、破線や矢印等で結ばれたノード間は直接無線通信可能であることを示している。例えば、図2では、シンクノード20−S1と無線ノード10−bとの間は破線で結ばれているので、直接通信可能であることを示している。また、無線ノード10−aと無線ノード10−bの間も破線で結ばれているので、直接通信可能であることを示している。
なお、以下の説明において、各ノード間のリンクの通信品質に係る評価値を「リンクコスト」と呼び、いずれかの無線ノード10又はシンクノード20から、ゲートウェイ30までのパスの通信品質に係る評価値を「パスコスト」と呼ぶものとする。パスコストは、当該ノードからゲートウェイ30に到達するまでの各ノード間のリンクコストの合計値となる。また、以下では、リンクコスト及びパスコストは、値が小さいほど、その通信品質は高いものであるものとして説明する。
次に、無線ノード10の内部構成について説明する。
図1は、それぞれの無線ノード10の機能的構成について示したブロック図である。
無線ノード10は、アンテナ101、増幅器102、無線送受信部103、パケット受信部104、中継処理部105、隣接ノードテーブル106、センサデータ生成部107、制御情報生成部108、及びパケット送信部109を有している。
無線ノード10は、例えば、無線通信を行うインタフェースと、通信処理やデータ処理を行うプロセッサとを有するノード(無線通信装置)に、図1に示す機能的構成を実現するための無線通信プログラムをインストールすることにより構築しても良い。
アンテナ101は、無線信号の送受信を行うものである。
増幅器102は、アンテナ101が受信した電波の信号強度を高めるものである。
無線送受信部103は、電気信号と無線信号の相互変換や、変復調や周波数変換処理などを行うことで無線信号の送受信を行うものである。
パケット受信部104は、受信したパケットを解析し、データパケットや制御パケット(例えば、後述するHelloパケット等を含む)などの識別を行い、制御パケットの場合は内部データの解析を行うものである。また、パケット受信部104は、必要に応じて隣接ノードテーブル106の更新を行う。
中継処理部105は、受信パケットがデータパケットの場合は隣接ノードテーブル106に基づき他のノードヘパケットを中継するか否かを判断する。
隣接ノードテーブル106には、当該無線ノード10が直接通信可能なノード(以下、「隣接ノード」という)から受信した制御パケットの内容に基づいて、当該無線ノード10の通信における経路制御を行うために必要な情報が記録されている。隣接ノードテーブル106には、例えば、いずれかのシンクノード20ヘパケットを送信するために、隣接ノードヘのリンクコストや、隣接ノードからシンクノード20までのパスコストなどの情報が記憶されている。
センサデータ生成部107は、図示しないセンサの外部入出力インタフェースからセンサデータを読み取り、パケット送信部109を介して、図示しない収集装置へ向けて送信する。図示しないセンサ及びセンサデータ生成部107については、既存のセンサネットワークのノードに用いられるものと同様のものを適用することができる。
制御情報生成部108は隣接ノードとの接続状況を測定するHelloパケットなどに挿入する制御情報を生成する。
パケット送信部109は、自身で生成したセンサデータや制御情報や、他無線ノードから受信したパケットを無線ネットワークに送信する。
次に、シンクノード20の内部構成について説明する。
図3は、それぞれのシンクノード20の機能的構成について示したブロック図である。
それぞれのシンクノード20は、アンテナ201、増幅器202、無線送受信部203、パケット受信部204、中継処理部205、隣接ノードテーブル206、センサデータ生成部207、制御情報生成部208、パケット送信部209、及び有線送受信部210を有している。
シンクノード20は、例えば、無線通信及び有線通信を行うインタフェースと、通信処理やデータ処理を行うプロセッサとを有するノード(通信装置)に、図3に示す機能的構成を実現するための無線通信プログラムをインストールすることにより構築しても良い。
図3に示すシンクノード20の構成のうち、アンテナ201、増幅器202、無線送受信部203、パケット受信部204、中継処理部205、隣接ノードテーブル206、センサデータ生成部207、制御情報生成部208、パケット送信部209については、それぞれ無線ノード10の、アンテナ101、増幅器102、無線送受信部103、パケット受信部104、中継処理部105、隣接ノードテーブル106、センサデータ生成部107、制御情報生成部108、パケット送信部109とほぼ同様のものであるため詳しい説明を省略する。以下、シンクノード20について、無線ノード10との差異を中心に説明する。
シンクノード20と無線は、ゲートウェイ30と有線ネットワークにより接続するための有線送受信部210を備えている。
また、シンクノード20は、無線ノード10との間の通信では、マルチホップ通信を行うが、ゲートウェイ30との間の通信は、静的又は動的な所定のルーティング処理により経路制御するように、されているものとする。
この実施形態では、図3に示すように、シンクノード20は、センサデータ生成部207を備えているが、センサノードとしても機能させる必要が無い場合には省略するようにしても良い。
次に、ゲートウェイ30の内部構成について説明する。
図4は、ゲートウェイ30の機能的構成について示したブロック図である。
ゲートウェイ30は、有線送受信部301、パケット受信部302、下り経路テーブル303、及びパケット送信部304を有している。
ゲートウェイ30は、例えば、有線通信を行うインタフェースと、通信処理やデータ処理を行うプロセッサとを有するノード(通信装置)に、図4に示す機能的構成を実現するための通信プログラムをインストールすることにより構築しても良い。
有線送受信部301は、有線ネットワークに接続するためのネットワークインタフェースである。
パケット受信部302は、受信したパケットを解析し、データパケットや制御パケットなどの識別を行い、制御パケットの場合は内部データの解析を行い、必要に応じて下り経路テーブル303の更新を行うものである。
下り経路テーブル303は、各無線ノード10までの下りの経路情報を保持するものである。
パケット送信部304は、他のノードへの制御パケットやデータパケットの送信を行うものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
まず、無線通信システム1において、各無線ノード10が、ゲートウェイ30と通信するための経路を決定する動作について、図5〜図7を用いて説明する。
まず各無線ノード10はHelloパケット(制御パケット)に自身の管理情報を記載して、隣接ノード間で交換する。
この時、無線ノード10が送信するHelloパケットに含まれる管理情報としては、少なくとも、現在当該無線ノード10が接続しているシンクノード20の情報、そのシンクノード20にパケット送信する際の最初の中継ノード(以下、「親ノード」と呼ぶものとする)の情報、ゲートウェイ30までのパスコストの情報が含まれる。なお、当該無線ノード10が接続するシンクノード20と直接無線通信可能な場合には、上述の親ノードは、当該無線ノード10が接続するシンクノード20となる。
また、Helloパケットに含まれる管理情報には、Helloパケットの送信周期、シーケンス番号等の情報を含むようにしても良い。そして、それぞれの無線ノード10は、隣接ノードから受信したHelloパケットの管理情報の内容を、隣接ノードテーブル106に記録する。
また、シンクノード20も同様に、隣接ノードである無線ノード10に向けて、Helloパケットを送信するが、そのHelloパケットの管理情報としては、少なくとも、ゲートウェイ30までのパスコストの情報が含まれているものとする。なお、シンクノード20が、ゲートウェイ30との間のパスコストを保持する手段については後述する。
次に、各無線ノード10では、受信したHelloパケットを用いて隣接ノードとのリンクコストを算出する。このリンクコストは、例えば、Helloパケットの受信率(エラー率等)や、受信電界強度などから算出するようにしても良い。
図5では、無線ノード10−gが隣接ノード(無線ノード10−e、10−f、10−h、10−i、10−j、10−l、10−m)とHelloパケットの交換を行い、隣接ノードとのリンクコストを算出した結果を、各ノード間のリンクを示す矢印と共に示している。
図6では、同様に、各無線ノード10間でHelloパケットが交換され、それぞれの無線リンクのリンクコストが算出された結果を示している。なお、この時点では各無線ノード10間のリンクコストが算出されたのみで、シンクノード20への経路は確立していないものとする。
次に、ゲートウェイ30では、無線ノード10と同様にHelloパケットを送信する。このHelloパケットはシンクノード20とゲートウェイ30とを接続する有線ネットワーク上で交換される。
この時、ゲートウェイ30からは複数のシンクノード20−S1、20−S2に対して同じシーケンス番号のHelloパケットが送信される。つまりHelloパケットが有線ネットワーク上で複製されていることを意味している。また、この時のHelloパケットに含まれる管理情報において記載されたパスコストは初期値として「1」に設定したものとする。シンクノード20−S1、20−S2では、ゲートウェイ30からのHelloパケットを有線送受信部210で受信した後、無線送受信部203にて無線信号へと変換し、当該シンクノード20の隣接ノードとなっている無線ノード10ヘと送信する。
上記では、ゲートウェイ30から送信されるHelloパケットに設定されるパスコストは「1」であるものとして説明したが、これは、ゲートウェイ30と各シンクノード20との間のリンクコストは「1」であることを表している。ゲートウェイ30と各シンクノード20との間のリンクコストは、固定値としても良いし、シンクノード20側で、ゲートウェイ30との間の通信状況(例えば、Helloパケットの受信状況)や、ホップ数(他の通信装置を経由する場合)に応じて、シンクノード20側で設定するようにしても良い。また、ここでは、上述の通り、ゲートウェイ30側で、シンクノード20のパスコストを設定してHelloパケットを送信しているが、シンクノード20は、無線ノード10と同様に、ゲートウェイ30から受信したHelloパケットのパスコスト値(例えば、「0」)に、ゲートウェイ30との間のリンクコストを加算したHelloパケットを作成して、無線ノード10に送信するようにしても良い。
そして、シンクノード20の隣接ノード(無線ノード10)では、シンクノード20から受信したHelloパケットのパスコストの値に基づいて自身のパスコストを決定する。例えば、シンクノード20−S1の隣接ノード(無線ノード10−b、10−c、10−d)では、受信したパスコスト値とリンクコストの値が加算され、それぞれのパスコストの値が(3、2、2)となる。この時、無線ノード10−dでは、無線ノード10−cのHelloパケットを受信することで、無線ノード10−cのパスコスト=2であることを知ることができる。この場合、無線ノード10−c経由でのパスコストを算出すると、無線ノード10−cと無線ノード10−dとのリンクコスト=1を加算するため、パスコスト=3となる。無線ノード10−dでは、シンクノード20−S1を経由した場合は、パスコスト=2となるため、無線ノード10−dでは上り経路の親ノードをシンクノード20−S1とし、自身のパスコスト=2としてHelloパケットに記載する。
図7では、同様にシンクノード20−S2からもHelloパケットによりパスコストが伝搬され、各無線ノード10では自身のパスコストと親ノードが決定された様子について示している。図7に記載された、それぞれの無線ノード10に付された値は、それぞれの無線ノード10において決定された経路のパスコストであり、矢印の向きは自身の親ノードの方向を示している。図から各無線ノード10はパスコストが小さくなるようなシンクノード20を選択することで、シンクノード20の接続を分散していることが分かる。
そして、経路選択が終了(接続するシンクノード20及び親ノードが決定)した無線ノード10は、それぞれ、自身への下り経路を知らせるためのパケット(例えば、RRECパケット等)を、ゲートウェイ30に送信し、ゲートウェイ30にでは、受信したRRECパケットの内容に基づいて、下り経路テーブル303の内容を更新する。なお、無線ノード10は、経路が切替わった(接続するシンクノード20及び又は親ノードが変わった)場合にも同様のパケット送信を行う。また、シンクノード20もゲートウェイ30における下り経路テーブル303と同様のテーブルを備え、そのテーブルの情報をゲートウェイ30へ伝達している場合には、各無線ノード10は、上述のRRECパケットを、接続するシンクノード20に送信するようにしても良い。
次に、いずれかの無線通信システム1において、いずれかのシンクノード20に障害が発生し、通信できなくなった場合の動作について図8を用いて説明する。
図8では、例として、図7の状態からシンクノード20−S2に障害が発生し、シンクノード20−S2の隣接無線ノード10では、シンクノード20−S2からのHelloパケットが受信できなくなった場合の動作につい手説明する。
ここでは、例として、各無線ノード10は、一定時間にわたりHelloパケットが受信できない場合、リンクコストを大きくすることでそのリンクを使用しないように制御するものとする。
そのためシンクノード20−S2と、無線ノード10−i、10−j、10−kのそれぞれのリンクコストは、図7の状態(2、1、1)から次第に大きくなる。この無線ノード10−i、10−j、10−kのリンクコストの増大により、無線ノード10−i、10−j、10−kのHelloパケットに記載されたパスコストも増加する。これにより無線ノード10−gでは、無線ノード10−jを親ノードとするパスコストに比べて、無線ノード10−eを親ノードとするパスコスト=5の方が小さくなる。これにより以後、無線ノード10−gは無線ノード10−eを親ノードとして選択する。同様にこれまでシンクノード20−S2経由で上り経路を設定していた無線ノード10−f、10−i、10−j、10−k、10−mもそれぞれパスコストの低い無線ノード10を親ノードとして再選択する。
図8では、各無線ノード10において、経路の再選択が行われた後の状態について示している。図8ではすべての無線ノード10がシンクノード20−S1を経由してゲートウェイと接続している様子が分かる。
以上の動作により、シンクノードに障害が発生した場合においても、各無線ノード10で自律的に経路を切替えることが可能となる。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
無線通信システム1では、隣接ノード間でパスコストの情報を含むHelloパケットを交換することにより、各無線ノード10では、ゲートウェイ30に接続する経路を選択している。これにより、無線通信システム1では、従来技術のようにブロードキャストによりRREQを送信するなどのフラッディング制御パケットを用いることなく、各無線ノード10の経路制御を行うと共に、各シンクノード20の負荷分散をすることができる。
また、各無線ノード10では、隣接ノードからHelloパケットの送信がされない期間に応じてリンクコストの調節をすることにより、シンクノード20や親ノードの障害発生時においても、特別な制御パケット(例えば、従来のようにブロードキャスト送信する制御パケット)を用いることなく、各無線ノード10で自律的に経路の切替えを行うことができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による無線通信システム及びノードの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、以下の説明では、本発明の第1〜第3のノードを、それぞれ、ゲートウェイ、シンクノード、無線ノードに適用した例について説明している。
(B−1)第2の実施形態の構成
図9は、第2の実施形態の無線通信システム1Aの全体構成について示したブロック図である。
無線通信システム1Aでは、ゲートウェイ30Aに、5つのシンクノード20−S1〜20−S5が接続されており、それぞれのシンクノード20の周辺には、複数の無線ノード10Aが配置されている。
次に、ゲートウェイ30Aの内部構成について説明する。
図10は、ゲートウェイ30Aの機能的構成について示したブロック図である。
ゲートウェイ30Aは、有線送受信部301、パケット受信部302、下り経路テーブル303、パケット送信部304、障害検知部305、障害通知部306を有している。
有線送受信部301、パケット受信部302、下り経路テーブル303、パケット送信部304については、第1の実施形態とほぼ同様のものであるので詳しい説明を省略する。
障害検知部305は、各シンクノード20の障害を検知するものである。障害検知部305による障害検知処理については、後述する動作説明において詳述する。
障害通知部306は、シンクノードに障害が発生したことを無線ノード10Aに通知するための制御パケット(以下、「障害通知パケット」という)を生成して、パケット送信部304を介して送信する。
(B−2)第2の実施形態の動作
無線通信システム1Aの動作例を説明するにあたって、まず、無線通信システム1Aの状態が、図9に示す状態であるものとする。
そして、図9の状態で、ゲートウェイ30Aは、障害検知部305を用いて、定期的に各シンクノード20が正常に動作しているかどうかを判定する。この判定の方法としては、例えば、シンクノード20がゲートウェイ30Aに対して定期的に生存信号を送信する方法や、ゲートウェイ30Aがシンクノード20に定期的にポーリンクをかける方法を用いても良い。また、シンクノード20とゲートウェイ30Aとの間でも同様にHelloパケットの授受が行われている場合には、シンクノード20からHelloパケットが所定以上の期間送信されない場合に障害を検知するようにしても良い。
そして、図9の状態で、ゲートウェイ30Aにおいてシンクノード20−S3の正常動作が確認できなくなったものとする。この時、ゲートウェイ30Aは、シンクノード20−S3が障害により停止している事を各無線ノード10Aに通知するために、障害通知部306を用いて、他のシンクノード20(20−S1、20−S2、20−S4、20−S5)に対して障害通知パケットをブロードキャストで送信する。この障害通知パケットには障害が発生しているシンクノード20−3の情報(例えば、アドレス情報やドメイン名塔)が含まれている。
この障害通知パケットはシンクノード20(20−S1、20−S2、20−S4、20−S5)から各無線ノード10Aのフラッディングにより中継され、シンクノード20−S3に接続していた無線ノード10Aにも中継される。
図11では、障害通知パケットが障害が発生したシンクノード20−S3を除く他のシンクノード20(20−S1、20−S2、20−S4、20−S5)から、各無線ノード10Aに中継送信される様子について示している。図11では、各ノード間の矢印の向きがフラッディングにより中継された障害通知パケットの流れる方向を示している。
次に、障害通知パケットを受信した各無線ノード10Aの動作について説明する。
図12は、各無線ノード10Aの動作について示したフローチャートである。
無線ノード10Aは、障害通知パケットを受信すると(S101)、受信した障害通知パケットに記載されているシンクノード20の情報を参照し、自身が接続しているシンクノード20か否かを判定する(S102)。
上述のステップS102の判定において、当該無線ノード10Aが、障害が発生したシンクノード20と接続している場合には、後述するステップS103から動作し、そうでない場合には、その障害通知パケットの処理を終了する。
上述のステップS102の判定において、当該無線ノード10Aが、障害が発生したシンクノード20を経由している場合、親ノードの設定情報をリセットする(S103)。これにより、当該無線ノード10Aにおいて、登録しているシンクノード20が障害状態であるにもかかわらず、データを中継してしまうことを回避することができる。
次に、当該無線ノード10Aでは、自身の隣接ノードテーブル106を参照し、隣接ノードの中に障害が発生したシンクノード20とは異なるシンクノード20に接続している無線ノード10Aがあるかどうかを判定する。(S104)
上述のステップS104の判定において、障害が発生したシンクノード20とは異なるシンクノード20の情報を検出した場合、無線ノード10Aは、後述するステップS105の処理から動作し、そうでない場合には無線ノード10Aは、後述するステップS107の処理から動作する。
上述のステップS104の判定において、障害が発生したシンクノード20とは異なるシンクノード20の情報を検出した場合、その中から最もパスコストが低い無線ノード10A(又はシンクノード20)を新たな親ノードとして選択し(S105)、新たに経由するシンクノード20の情報も記載してHelloパケットを送信し(S106)、ステップS107の状態(他無線ノード10AからのHelloパケット受信待機状態)となる。
一方、上述のステップS104の判定において、障害が発生したシンクノード20とは異なるシンクノード20の情報を検出しなかった場合は、ステップS107の状態(他無線ノード10AからのHelloパケット受信待機状態)となる。
上述のステップS107の状態(Helloパケット受信待機状態)となった無線ノード10Aでは、上述のステップS106の処理を行った無線ノード10AからのHelloパケットを受信し、新たなシンクノード20のパスコスト情報を獲得し、最もパスコストが低い無線ノード10A(又はシンクノード20)を新たな親ノードとして選択する(S108)。
そして上述のステップS108の処理により、新たな親ノード及び接続するシンクノード20を選択した無線ノード10Aはその情報を記載したHelloパケットを送信し(S109)、上述のステップS107の処理(Helloパケット受信待機状態)に戻る。
次に、各無線ノード10Aが、図12のフローチャートに示す処理を行った場合の、無線通信システム1A全体の動作について図13を用いて説明する。
図13では、領域A1の範囲内の無線ノード10Aが、接続するシンクノード20としてシンクノード20−S3を登録しており、上述のステップS102において、「当該無線ノード10Aが、障害が発生したシンクノード20と接続している」と判定される。
そして、領域A1内で、領域A2を除く領域の無線ノード10Aでは、障害が発生したシンクノード20−S3以外のシンクノード20と接続している無線ノード10A(すなわち、領域A1の外側の無線ノード10A)と、直接無線通信することが可能である。したがって、領域A1内で、領域A2を除く領域の無線ノード10Aでは、上述のステップS104において、「障害が発生したシンクノード20とは異なるシンクノード20の情報を検出した」と判定されることになり、ステップS105で新たに検出したシンクノード20のいずれかを接続先として選択し、ステップS106によりその情報を記載したHelloパケットを隣接ノードに送信する。
一方、領域A2内の無線ノード10Aでは、領域A1の外側の無線ノード10Aと直接通信することができないので、上述のステップS104において、「障害が発生したシンクノード20とは異なるシンクノード20の情報を検出できない」と判定されることになり、他無線ノード10AからのHelloパケット受信待機状態(ステップS107の状態)となる。しかし、領域A2内の無線ノード10Aでは、上述の領域A1内で、領域A2を除く領域の無線ノード10Aからの、上述のステップS106により送信されたHelloパケットを受信し、上述のステップS108の処理により新たなシンクノード20のパスコスト情報を獲得し、新たな経路を選択することができる。
図13では、領域A1内では2段回のHelloパケットの送信で、全ての無線ノード10Aが新たな経路を選択することができる。そして、仮に、領域A1がさらに広く、より多数の無線ノード10Aが配置されている場合でも、上述のステップS108で新たに経路選択した無線ノード10Aが、上述のステップS109の処理によりさらに隣接ノードにHelloパケットを送信することにより、領域A1内の無線ノード10Aでは、新たな経路選択をすることができる。
そして、最終的には、領域A1内の全ての無線ノード10Aが、新たな経路を選択し、他無線ノード10AからのHelloパケット受信待機状態(ステップS107の状態)に収束する。
図14は、図13の状態から、全ての無線ノード10Aで上述の図12に示すフローチャートの処理が行われ、領域A1内の全ての無線ノード10Aが、新たな経路を選択し、上述のステップS107の状態に収束した状態について示している。
そして、図14の状態で、シンクノード20−S3が復旧後には、シンクノード20−S3から、よりパスコストの低いHelloパケットが伝搬されるため、周辺の無線ノード10A(領域A1内の無線ノード10A)は自律的に経路の変更を行い、再びシンクノード20−S3へと接続され、図9の状態に戻ることになる。
なお、各無線ノード10Aにおいて、上述のステップS107の待機状態を終了するタイミングについては限定されないものであり、例えば、上限の時間を設けて終了するようにしても良いし、新たな経路を選択したら、次の受信待機は行わないようにしても良い。また、各無線ノード10Aにおいて、ステップS107の待機状態の終了処理を特に行わないようにしても良い。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。
無線通信システム1Aでは、ゲートウェイ30Aが、シンクノード20の障害を検知し、障害通知パケットを、各無線ノード10Aに通知することにより、無線ノード10Aで自身が接続しているシンクノード20に障害が発生したことを即座に検出することが可能となり、無線ノード10Aが自律的に接続する親ノードを切替えることで、経路をより迅速に切替えることが可能となる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による無線通信システム及びノードの第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、以下の説明では、本発明の第1〜第3のノードを、それぞれ、ゲートウェイ、シンクノード、無線ノードに適用した例について説明している。
(C−1)第3の実施形態の構成
第3の実施形態の無線通信システム1Bは、第2の実施形態の無線通信システム1Aの無線ノード10Aが無線ノード10Bに置き換わっただけである。
以下、第2の実施形態の無線通信システム1Bについて、第2の実施形態との差異を説明する。
図15は、第3の実施形態の無線ノード10Bの機能的構成について示したブロック図である。
第3の実施形態の無線ノード10Bは、第2の実施形態の無線ノード10Aに、制御情報保持部111を追加したものである。
制御情報保持部111は、制御情報生成部108とパケット送信部109の間に配置されており、新たな経路を選択した際に制御情報生成部108で生成された、ゲートウェイ30A(又は、切替え後のシンクノード20)へ下り経路を通知するパケット(例えば、RRECパケット)を所定の時間だけバッファで保持し、所定の時間経過後に、パケット送信部109に与える。保持する所定の時間の長さは限定されないものであるが、例えば、一定時間としても良い。
なお、ここでは、第3の実施形態の無線通信システム1Bは、第2の実施形態の無線通信システム1Aの無線ノード10Aを無線ノード10Bに置き換えたものとして説明するが、第1の実施形態の無線通信システム1の無線ノード10を無線ノード10Bに置き換えることにより構成するようにしても良い。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第3の実施形態の無線通信システム1Bの動作を説明する。
図16は、無線ノード10BによるHelloパケットを生成して送信する動作について示した説明図である。
まず、図12にある第2の実施例の無線ノード10Bの動作フロー等により、ある無線ノード10Bが、新たな経路を選択して経路を切替え、切替え後の管理情報を挿入したHelloパケットを送信したものとする。(S201)
次に、無線ノード10Bは自身が新たな経路を選択したことをゲートウェイ30A(又は、シンクノード20)に通知するために、制御情報生成部108を用いてRRECパケットを生成し、制御情報保持部111が保持する(S202)
この時、当該無線ノード10Bでは、隣接ノードから送信されるHelloパケットの情報を参照することで、自身が親ノードとして選択されたどうかを判定する(S203)。
そして、上述のステップS203において、当該無線ノード10Bが、どの隣接ノードからも親ノードとして選択されなかったと判定された場合には、制御情報保持部111は即座に、保持しているRRECパケットを、パケット送信部109に与えて送信する(S204)。
一方、上述のステップS203において、当該無線ノード10Bが、いずれかの隣接ノードから、親ノードとして選択されたと判定された場合、いずれ子ノードとなった隣接ノードからRRECが送信されることが想定されるため、制御情報保持部111では、保持したRRECパケットを即時に送信せず、所定時間だけ保持したまま待機する(S205)。この待機時間は、例えば、一定の時間としても良いが、切り替え前のシンクノードまでのホップ数に応じてその時間を決定してもよい。例えば、切替え前のシンクノードからのホップ数が多い無線ノード10Bほどこの規定時間を長くする。これにより、切り替え後のシンクノード20からのホップ数が多い無線ノード10Bほど早いタイミングでRRECパケットを送信することとなる。
そして、当該無線ノード10Bは、上述のステップS205の待機が終了した後、自身が子ノードからのRRECを中継したかどうかを判定する(S206)。
上述のステップS206において、当該無線ノード10Bが、子ノードからのRRECパケットを中継したと判定した場合には、既に自身の接続状態がゲートウェイ30A(又は、切替え後のシンクノード20)へ通知されているため、自身からのRRECパケットの送信を中止し、制御情報保持部111が保持していたRRECパケットを廃棄する(S207)。
一方、上述のステップS206において、当該無線ノード10Bが、子ノードからのRRECを中継していないと判定した場合には、自身の接続状態をゲートウェイ30A(又は、切替え後のシンクノード20)に通知するために、制御情報保持部111が保持していたRRECパケットを、パケット送信部109に与えて送信する(S204)。
以上の動作により、接続するシンクノード20を切替えた無線ノード10Bのうち、自身が親ノードとして選択されていない無線ノード10B(言い換えると、シンクノード20から見て論理的に末端となる無線ノード10B)からのみRRECパケットを送信することになり、接続するシンクノード20を切替えた全ての無線ノード10BからRRECパケットを送信するのと比べて、RRECパケットの送信数が低減する。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、第1、第2の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。
各無線ノード10Bで、自身が親ノードでないと判定した場合には即座にRRECパケット送信を行い、そうでない場合には、所定時間作成したRRECパケットを保持することにより、各無線ノード10Bからシンクノード20へ、接続状態を通知するためのRRECパケットの送信数を低減することで、システム全体のトラフィックの総量及び、シンクノード20でのトラフィック集中を回避することができる。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)上記の各実施形態では、シンクノードとゲートウェイとの間は有線通信ネットワークにより接続されていると説明したが、無線通信により接続するようにしても良い。
(D−2)上記の各実施形態において、無線ノードは、センサデータを作製して送信するセンサノードであるものとして説明したが、無線ノードはセンサノードに限定されず、ゲートウェイを経由してサーバ装置に接続するクライアント端末等、その他の無線通信装置であっても良い。
1…無線通信システム、10、10−a〜10−m…無線ノード、101…アンテナ、102…増幅器、103…無線送受信部、104…パケット受信部、105…中継処理部、106…隣接ノードテーブル、107…センサデータ生成部、108…制御情報生成部、109…パケット送信部、20、20−S1、20−S2…シンクノード、201…アンテナ、202…増幅器、203…無線送受信部、204…パケット受信部、205…中継処理部、206…隣接ノードテーブル、207…センサデータ生成部、208…制御情報生成部、209…パケット送信部、210…有線送受信部、30…ゲートウェイ、301…有線送受信部、302…パケット受信部、303…下り経路テーブル、304…パケット送信部。

Claims (4)

  1. 第1のノードと、上記第1のノードと接続している複数の第2のノードと、マルチホップ無線通信ネットワークに属し、いずれかの上記第2のノードを介して上記第1のノードと接続する複数の第3のノードとを備える無線通信システムにおいて、
    上記第1のノードは、
    上記第2のノードと制御情報を送受信する第1の制御情報送受信手段と、
    上記第1の制御情報送受信手段が送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に初期化したパスコスト値の情報を挿入する第1の制御情報作成手段とを有し、
    それぞれの上記第2のノードは、
    上記第1のノード、及び、上記第3のノードと制御情報を送受信する第2の制御情報送受信手段と、
    上記第2の制御情報送受信手段が、上記第3のノードに送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に、上記第1のノードから受信した制御情報に基づいて求めたパスコスト値の情報を挿入する第2の制御情報作成手段とを有し、
    それぞれの上記第3のノードは、
    直接無線通信可能な隣接ノードと制御情報を送受信する第3の制御情報送受信手段と、
    上記第3の制御情報送受信手段による各隣接ノードとの制御情報の送受信の状況に応じて、それぞれの隣接ノードとの間のリンクのリンクコスト値を算出するリンクコスト算出手段と、
    それぞれの隣接ノードから受信した制御情報のパスコスト値、及び、上記リンクコスト算出手段の算出結果に基づいて、当該第3のノードが上記第1のノードと通信するために接続する上記第2のノードと、上記第2のノードへデータ送信する際に最初の転送先となる親ノードを選択することにより、上記第1のノードと通信するための経路選択を行う経路選択手段と、
    上記第3の制御情報送受信手段が送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に、親ノードから受信した制御情報のパスコスト値に、親ノードとの間のリンクコスト値を加算したパスコスト値の情報、及び、当該第3のノードが接続する上記第2のノードの情報を挿入する第3の制御情報作成手段と、
    上記経路選択手段が、新たな経路選択を行った場合に、その経路に係る経路情報を作成して、当該第3のノードが接続する上記第2のノード又は上記第1のノードに向けて送出する経路情報送信手段と、
    隣接ノードから受信した制御情報に基づいて、当該第3のノードが、他の上記第3のノードから、親ノードとして選択されているか否かを判定する親ノード判定手段とを有し、
    上記経路情報送信手段は、上記経路選択手段が、新たな経路選択を行ったときに、上記親ノード判定手段により、当該第3のノードが、他の上記第3のノードから親ノードとして選択されていないと判定した場合は、作成した経路情報を即時に送出し、そうでない場合は、作成した経路情報を所定時間保持する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 上記リンクコスト算出手段は、それぞれの隣接ノードとの間のリンクコスト値として、制御情報が受信できなかった期間に応じた値を算出することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 上記第1のノードは、
    それぞれの上記第2のノードの障害を検知する障害検知手段と、
    上記障害検知手段によりいずれかの上記第2のノードの障害を検知した場合には、上記第3のノードに向けた障害通知情報を、障害を検知していない上記第2のノードを経由して送信する障害通知情報送信手段とをさらに備え、
    上記経路選択手段は、当該第3のノードが障害通知情報を受信し、その障害通知情報に係る上記第2のノードが、当該第3のノードが接続しているノードである場合には、その障害通知に係る上記第2のノードを除く上記第2のノードを接続先とする新たな経路選択を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 複数の第2のノードのうちいずれかを介して第1のノードに接続する、複数のノードにより構成されたマルチホップ無線通信ネットワークを構成するノードにおいて、
    直接無線通信可能な隣接ノードと制御情報を送受信する制御情報送受信手段と、
    上記制御情報送受信手段による各隣接ノードとの制御情報の送受信の状況に応じて、それぞれの隣接ノードとの間のリンクのリンクコスト値を算出するリンクコスト算出手段と、
    それぞれの隣接ノードから受信した制御情報のパスコスト値、及び、上記リンクコスト算出手段の算出結果に基づいて、当該ノードが上記第1のノードと通信するために接続する上記第2のノードと、上記第2のノードへデータ送信する際に最初の転送先となる親ノードを選択することにより、上記第1のノードと通信するための経路選択を行う経路選択手段と、
    上記制御情報送受信手段が送信する制御情報を作成するものであって、作成する制御情報に、親ノードから受信した制御情報のパスコスト値に、親ノードとの間のリンクコスト値を加算したパスコスト値の情報、及び、当該ノードが接続する上記第2のノードの情報を挿入する制御情報作成手段と
    上記経路選択手段が、新たな経路選択を行った場合に、その経路に係る経路情報を作成して、当該ノードが接続する上記第2のノード又は上記第1のノードに向けて送出する経路情報送信手段と、
    隣接ノードから受信した制御情報に基づいて、当該ノードが、他のノードから、親ノードとして選択されているか否かを判定する親ノード判定手段とを有し、
    上記経路情報送信手段は、上記経路選択手段が、新たな経路選択を行ったときに、上記親ノード判定手段により、当該ノードが、他のノードから親ノードとして選択されていないと判定した場合は、作成した経路情報を即時に送出し、そうでない場合は、作成した経路情報を所定時間保持する
    ことを特徴とするノード。
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