JP5668217B2 - モニタリングシステム - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明はディスペンサ使用状況に関し、詳細には、手指衛生コンプライアンスまたは他のディスペンサ使用コンプライアンスと関連付けることのできるディスペンサ使用状況をモニタする方法に関する。
発明の背景
HAIとも呼ばれる院内感染(healthcare acquired infections)の拡大は、医療施設において絶えず増え続ける課題となっている。HAIは、以前は感染していなかった患者の感染をもたらす、医療従事者の手指を介した患者や環境表面などの様々な感染源から別の患者や表面への、細菌、ウイルスその他の病原微生物の伝播を含む。これらの問題は、近年、SARS(severe acute respiratory syndrome:重症急性呼吸器症候群)の大流行およびA型インフルエンザウイルスH1N1株の汎発流行でより明らかになった。また、医療施設は、多年にわたり、MRSA(methicillin-resistant staphylococcus aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)およびVRSA(vancomycin-resistant staphylococcus aureus:バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)ならびに他の薬剤耐性微生物とも闘ってきた。したがって、医療専門家が手指衛生の最良の慣行を確実に遵守することが求められている。手指衛生は、水も水洗いも不要な消毒用製品などの液体を使用して行うこともでき、あるいは、石鹸と水を使用して行うこともできる。
また、日焼け止めなどの、分注することのできる他の種類の液体もあり、日焼け止めの使用にも同様に、モニタし、追跡し、報告する方法が必要である。例えば、そのような方法は、皮膚がんの発生率が非常に高いオーストラリアの学校では非常に重要となり得るはずである。
第1の局面では、複数台のディスペンサを設け、ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子、各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数を含む情報を提供することのできる、各ディスペンサに動作可能に接続されたディスペンサデータ収集システムを設ける段階と、データ収集システムから情報を受け取り、かつ各ディスペンサが関連している所定のグループを決定する段階と、所定の期間内の所定のグループ内のディスペンサ使用イベントの数を決定する段階と、所定のグループと所定の期間とに特有のディスペンサ使用機会に対応するベンチマークを決定する段階と、所定のグループおよび所定の期間についてのディスペンサ使用イベント数をベンチマークと等しい分母で割ることによって、所定のグループと所定の期間とに特有のディスペンサ使用コンプライアンス指数を計算する段階とを含む、所定の施設タイプにおける所定の関心対象グループ内のディスペンサ使用コンプライアンスについてのグループモニタリングシステムが提供される。
所定の期間内のディスペンサ使用イベントの数は、ディスペンサが作動された回数に等しくてよいが、所定の作動期間内の複数回の作動は一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。所定の作動期間は、通常、1〜4秒の間である。
情報はディスペンサ内の製品の種類を含んでいてよく、製品の種類は、典型的には、ハンドソープ、消毒剤、ローション、クリーム、日焼け止め、およびボディウォッシュのうちの一つである。
所定の期間は、所定の施設タイプにおける所定のグループそれぞれの勤番、平日、週末、休日のうちの一つとすることができる。
ベンチマークは、所定の施設タイプに依存して変化してよい。所定の施設タイプは、医療施設、食品加工施設、フードサービス施設、教育施設、および製造施設のうちの一つとすることができる。あるいは、所定の施設タイプは、教育研究病院、非教育研究病院、長期療養施設、リハビリテーション施設、独立の外科センター、医療専門家医院、歯科医院、獣医施設、およびコミュニティケア施設のうちの一つとすることができる。
同様に、ベンチマークは、所定の関心対象グループに依存して変化してもよい。所定の関心対象グループは、医療科、外科、重症治療室、集中治療室、救急治療室、小児科、救急室、外来診療科、専門医療科、皮膚科、内分泌科、胃腸科、内科、腫瘍科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、新生児科、産婦人科、心臓科、精神科、術後回復室、放射線科、形成外科、および泌尿器科のうちの一つとすることができる。所定のグループは、病床、病室、病棟、科、階、施設、および病院グループのうちの一つとすることができる。
分母のベンチマークは、センサスデータで乗算されてもよい。センサスデータは、所定のグループ内の病床利用率、所定のグループ内の患者日数、所定のグループ内の患者来院数、所定のグループ内の病床治療時間数、および所定のグループ内のスタッフ数のうちの一つとすることができる。
ディスペンサ使用コンプライアンスについてのグループモニタリングシステムは、手指衛生コンプライアンス指数を決定する段階を含んでいてよい。手指衛生コンプライアンス指数は、ディスペンサ使用状況からの情報のみを含んでいてもよく、ディスペンサ使用コンプライアンス指数からと、調査コンプライアンスデータまたは直接観察コンプライアンスデータの一つからとの重み付き情報を含んでいてもよい。あるいは、手指衛生コンプライアンス指数は、ディスペンサ使用コンプライアンス指数からと調査コンプライアンスデータからと直接観察コンプライアンスデータからとの重み付き情報を含む。
ディスペンサデータ収集システムは、400〜450MHzの間、850〜950MHzの間、および2.4〜2.5GHzの間からなる群より選択される周波数のシステムを使用してよい。あるいは、ディスペンサデータ収集システムはハード配線システムとすることもできる。
ディスペンサデータ収集システムは、850〜950MHzの間の周波数のシステムを使用してよく、かつ最大1000ミリワットまでの送信電力を有する。ディスペンサデータ収集システムは、複数台のディスペンサからデータを受け取るための複数台のハブを含んでいてよい。各ハブは1台または複数台のディスペンサからデータを受け取り、各ディスペンサと、該ディスペンサに関連付けられたハブとの距離は5740フィート以下である。データは暗号化されてもよい。
別の局面では、ディスペンサ使用データ収集のためのグループモニタリングシステムは、ディスペンサからデータを収集するためのセンサが動作可能にそれぞれ取り付けられている複数台の該ディスペンサと、複数台のディスペンサからデータを受け取ることのできる複数台のハブとを含み、データは850〜950MHzの間で送信される。
データは暗号化されてもよい。各ディスペンサは、最大1000ミリワットまでの電力使用量を有していてよい。
[本発明1001]
複数台のディスペンサと、
ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子および各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数を含む情報を提供することのできる、各ディスペンサに動作可能に接続されたディスペンサデータ収集システムと
を含むモニタリングシステムにおいて、
前記ディスペンサデータ収集システムから前記情報を受け取り、かつ各ディスペンサが関連している所定のグループを決定する段階;
所定の期間内の前記所定のグループ内の前記ディスペンサ使用イベントの数を決定する段階;
前記所定のグループと前記所定の期間とに特有のディスペンサ使用機会に対応するベンチマークを決定する段階;ならびに
前記所定のグループと前記所定の期間とに特有のディスペンサ使用コンプライアンス指数を、前記所定のグループおよび前記所定の期間についての前記ディスペンサ使用イベント数を前記ベンチマークと等しい分母で割ることによって計算する段階
を含む、所定の施設タイプにおける所定の関心対象グループ内のディスペンサ使用コンプライアンスをモニタする方法
を実施すること。
[本発明1002]
ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子および各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数を含む情報を提供することのできる、各ディスペンサに動作可能に接続されたディスペンサデータ収集システムを設ける段階;
前記ディスペンサデータ収集システムから前記情報を受け取り、かつ各ディスペンサが関連している所定のグループを決定する段階;
所定の期間内の前記所定のグループ内の前記ディスペンサ使用イベントの数を決定する段階;
前記所定のグループと前記所定の期間とに特有のディスペンサ使用機会に対応するベンチマークを決定する段階;ならびに
前記所定のグループと前記所定の期間とに特有のディスペンサ使用コンプライアンス指数を、前記所定のグループおよび前記所定の期間についての前記ディスペンサ使用イベント数を前記ベンチマークと等しい分母で割ることによって計算する段階
を含む、複数台のディスペンサを含む所定の施設タイプにおける所定の関心対象グループ内のディスペンサ使用コンプライアンスをモニタする方法。
[本発明1003]
所定の期間内のディスペンサ使用イベントの数が、ディスペンサが作動された回数と等しく、かつ所定の作動期間内の複数回の作動が一つのディスペンサ使用イベントとみなされる、本発明1001または1002の方法。
[本発明1004]
所定の作動期間が1〜4秒の間である、本発明1003の方法。
[本発明1005]
情報がディスペンサ内の製品の種類をさらに含む、本発明1001〜1004のいずれかの方法。
[本発明1006]
ディスペンサ内の製品の種類が、ハンドソープ、消毒剤、ローション、クリーム、日焼け止め、およびボディウォッシュからなる群より選択される、本発明1001〜1005のいずれかの方法。
[本発明1007]
所定の期間が、所定の施設タイプにおける所定のグループのそれぞれの勤番、平日、週末、および休日からなる群より選択される、本発明1001〜1006のいずれかの方法。
[本発明1008]
ベンチマークが所定の施設タイプに依存して変化する、本発明1001〜1007のいずれかの方法。
[本発明1009]
所定の施設タイプが、医療施設、食品加工施設、フードサービス施設、教育施設、および製造施設からなる群より選択される、本発明1001〜1008のいずれかの方法。
[本発明1010]
所定の施設タイプが、教育研究病院、非教育研究病院、長期療養施設、リハビリテーション施設、独立の外科センター、医療専門家医院、歯科医院、獣医施設、およびコミュニティケア施設からなる群より選択される、本発明1001〜1009のいずれかの方法。
[本発明1011]
ベンチマークが所定の関心対象グループに依存して変化する、本発明1001〜1010のいずれかの方法。
[本発明1012]
所定の関心対象グループが、医療科、外科、重症治療室、集中治療室、救急治療室、小児科、救急室、外来診療科、専門医療科、皮膚科、内分泌科、胃腸科、内科、腫瘍科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、新生児科、産婦人科、心臓科、精神科、術後回復室、放射線科、形成外科、および泌尿器科からなる群より選択される、本発明1001〜1011のいずれかの方法。
[本発明1013]
所定のグループが、病床、病室、病棟、科、階、施設、および病院グループからなる群より選択される、本発明1001〜1012のいずれかの方法。
[本発明1014]
少なくともディスペンサ使用コンプライアンス指数を含む手指衛生コンプライアンス指数を決定する段階をさらに含む、本発明1001〜1013のいずれかの方法。
[本発明1015]
手指衛生コンプライアンス指数が、ディスペンサ使用コンプライアンス指数からと、調査コンプライアンスデータおよび直接観察コンプライアンスデータのうちの一つからとの重み付き情報を含む、本発明1014の方法。
[本発明1016]
手指衛生コンプライアンス指数が、ディスペンサ使用コンプライアンス指数からと調査コンプライアンスデータからと直接観察コンプライアンスデータからとの重み付き情報を含む、本発明1014または1015の方法。
[本発明1017]
ディスペンサデータ収集システムが、400〜450MHzの間、850〜950MHzの間、および2.4〜2.5GHzの間からなる群より選択される周波数のシステムを使用する、本発明1001〜1016のいずれかの方法。
[本発明1018]
ディスペンサデータ収集システムがハード配線システムである、本発明1001〜1016のいずれかの方法。
[本発明1019]
ディスペンサデータ収集システムが、850〜950MHzの間の周波数のシステムを使用し、かつ10〜1000ミリワットの間の送信電力を有する、本発明1001〜1017のいずれかの方法。
[本発明1020]
ディスペンサデータ収集システムが、複数台のディスペンサからデータを受け取るためのネットワーク装置をさらに含む、本発明1001〜1018のいずれかの方法。
[本発明1021]
ネットワーク装置がハブである、本発明1020の方法。
[本発明1022]
ネットワーク装置が、無線ネットワーク装置、無線ハブ、イーサネット(登録商標)ハブ、リピータハブ、スイッチ、イーサネット(登録商標)スイッチ、ブリッジ、ルータ、イーサネット(登録商標)ルータ、無線ルータ、ゲートウェイ、およびゲートウェイルータからなる群より選択される、本発明1020の方法。
[本発明1023]
ネットワーク装置が無線で通信し、かつ各ディスペンサと、該ディスペンサに関連付けられたネットワーク装置との距離が5740フィート以下である、本発明1020〜1022のいずれかの方法。
[本発明1024]
ディスペンサデータ収集システムが、複数台のディスペンサからデータを受け取るための複数台のネットワーク装置をさらに含む、本発明1020〜1022のいずれかの方法。
[本発明1025]
ディスペンサデータ収集システムによって送信されるデータが暗号化される、本発明1001〜1022のいずれかの方法。
[本発明1026]
ベンチマークが所定の施設タイプに依存して変化する、本発明1001〜1025のいずれかの方法。
[本発明1027]
所定の施設タイプが、リハビリテーション施設、教育研究医療施設、非教育研究医療施設、慢性期医療施設、コミュニティケア施設、学校、教育施設、フードサービス施設、食品加工施設、屋外作業現場、および商業施設からなる群より選択される、本発明1001〜1026のいずれかの方法。
[本発明1028]
ベンチマークが所定の関心対象グループに依存して変化する、本発明1001〜1027のいずれかの方法。
[本発明1029]
所定の関心対象グループが、医療科、外科、重症治療室、集中治療室、救急治療室、小児科、救急室、外来診療科、リハビリテーション科、長期療養科、専門医療科、皮膚科、内分泌科、胃腸科、内科、腫瘍科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、新生児科、産婦人科、心臓科、精神科、術後回復室、放射線科、形成外科、および泌尿器科からなる群より選択される、本発明1001〜1028のいずれかの方法。
[本発明1030]
所定の関心対象グループが、病床、病室、病棟、科、階、および施設からなる群より選択される、本発明1001〜1029のいずれかの方法。
[本発明1031]
分母のベンチマークがセンサスデータで乗算される、本発明1001〜1030のいずれかの方法。
[本発明1032]
センサスデータが、所定のグループ内の病床利用率、所定のグループ内の患者日数、所定のグループ内の患者来院数、所定のグループ内の病床治療時間数、および所定のグループ内のスタッフ数からなる群より選択される、本発明1031の方法。
[本発明1033]
ディスペンサからデータを収集するためのセンサが動作可能にそれぞれ取り付けられている複数台の該ディスペンサと、
前記複数台のディスペンサのうちの1台から、ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子および各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数を含むデータを受け取ることのできるネットワーク装置と
を含む、ディスペンサ使用データ収集のためのグループモニタリングシステム。
[本発明1034]
データがディスペンサ内の製品の種類をさらに含む、本発明1033のグループモニタリングシステム。
[本発明1035]
ディスペンサ内の製品の種類が、ハンドソープ、消毒剤、ローション、クリーム、日焼け止め、およびボディウォッシュからなる群より選択される、本発明1033または1034のグループモニタリングシステム。
[本発明1036]
ネットワーク装置からデータを受け取ることのできる1台または複数台のコンピュータを含む、該データを処理するためのサーバ
をさらに含む、本発明1033〜1035のいずれかのグループモニタリングシステム。
[本発明1037]
ネットワーク装置がハブである、本発明1033〜1036のいずれかのグループモニタリングシステム。
[本発明1038]
ネットワーク装置が、無線ネットワーク装置、無線ハブ、イーサネット(登録商標)ハブ、リピータハブ、スイッチ、イーサネット(登録商標)スイッチ、ブリッジ、ルータ、イーサネット(登録商標)ルータ、無線ルータ、ゲートウェイ、およびゲートウェイルータからなる群より選択される、本発明1033〜1036のいずれかのグループモニタリングシステム。
[本発明1039]
複数台のディスペンサのうちの1台からデータをそれぞれ受け取ることのできる複数台のネットワーク装置をさらに含む、本発明1033〜1038のいずれかのグループモニタリングシステム。
[本発明1040]
データが850〜950MHzの間の周波数で送信される、本発明1033〜1039のいずれかのグループモニタリングシステム。
[本発明1041]
データが暗号化される、本発明1033〜1040のいずれかのグループモニタリングシステム。
[本発明1042]
各ディスペンサが10〜1000ミリワットの間の送信電力を有する、本発明1033〜1041のいずれかのグループモニタリングシステム。
本発明のさらなる特徴は、以下の詳細な説明において説明されているか、または明らかになる。
次に本発明を、例示にすぎないが、添付の図面を参照して説明する。
医療設備における手指衛生についての5つの時点を示す略図である。 施設目標および病院総計と比べた小児科のコンプライアンス指数を示すグラフである。 施設目標および病院総計と比べた集中治療室のコンプライアンス指数を示すグラフである。 手指衛生コンプライアンス指数を計算するための様々な方法を示す流れ図である。 どのようにして情報がユーザに提示され得るかの一例を示すダッシュボード例である。 有線ディスペンサデータ収集システムを示す図である。 図6に示すのと同様の無線ディスペンサデータ収集システムを示す図である。 低周波数低電力無線ディスペンサデータ収集システムにおける各段階を示す流れ図である。 高周波数高電力無線ディスペンサデータ収集システムにおける各段階を示す流れ図である。 特定エリア上の低電力および低周波数のディスペンサデータ収集システムを示す図である。 図10でカバーされているのと同じ特定エリア上の高電力および高周波数のディスペンサデータ収集システムを示す図である。
発明の詳細な説明
医療従事者による手指衛生コンプライアンスの指針の遵守を評価することは単純ではない。使用され得る実証済みの標準もベンチマークも存在しない。しかし、手指衛生コンプライアンスをモニタし、評価する必要があることはきわめて明確である。したがって、手指衛生行動の指示があったときに手指衛生行動が行われたか否かを判定する必要がある。医療設備における手指衛生行動についての5つの時点が図1に示されている。手指衛生のこれら5つの時点は、世界保健機関によって策定されたものである。手指衛生行動は、水も水洗いも不要な消毒用製品による消毒とすることもでき、あるいは、石鹸と水による洗浄とすることもできる。
本明細書で使用する場合、「ハブ」という用語は、情報のパケットを送受信することができる任意のネットワーク装置を指し、通常コンピュータネットワーク文献に記載に記載されているイーサネット(登録商標)ハブ、ネットワークハブ、またはリピータハブだけに限定されるものと解釈すべきではない。
本明細書で使用する場合、「動作可能に接続された」または「動作可能に取り付けられた」という句、例えば、「XはYに動作可能に接続されている」または「XはYに動作可能に取り付けられている」などは、XとYとが動作に際して相互に因果的に影響を及ぼし得ることを表すが、XとYとは、必ずしも、物理的に接続され、または物理的に取り付けられているとは限らない。この句において、「接続された」および「取り付けられた」という用語は、必ずしも物理的な意味ではなく、動作的な意味で解釈すべきである。例えば、XとYとが、直接に、またはネットワークを介して相互にパケットを送信し合うことができる装置である場合には、XとYとは動作可能に接続されている。別の例として、Xが装置でありYがセンサであり、Yが、Xの動作の結果として発生する一つまたは複数のイベントを感知することができる場合には、XとYとは動作可能に接続されている。
図1を参照すると、手指衛生行動の5つの時点が10に全体として示されている。具体的にはこれらは、患者接触前12、無菌作業前14、体液曝露リスク後16、患者接触後18、および患者周囲環境との接触後20である。コンプライアンスを考えるときに、医療従事者が、その従事者が手指を洗浄または消毒すべきであった10回のうち6回だけ自分の手指を洗浄または消毒した場合、その従事者は、60%のコンプライアンス率を示すという。
コンプライアンスを評価するにはいくつかの方法があり、それらはすなわち、直接観察、遠隔観察、自己申告、およびディスペンサ使用データまたは製品使用データである。各方法にはそれぞれに特有の利益と課題がある。具体的には、直接観察は、手指衛生の行動、技法、および徴候に関する具体的情報を提供する。しかし、そのようなデータを収集するのに必要な労力およびリソースは集約的である。一般に、この種のデータが収集される場合、それは、手指衛生機会全体の少数の標本についてのみ収集され、よって、この種のデータには通常、低レベルの統計的信頼性しかない。データは、ある特定の勤番および科から過度に多くまたは少なく標本収集することによる偏りの影響を受けやすい。また、評価者(観察者)間信頼性に関する問題もあり、したがって、ある観察者または評価者からの結果を別の観察者または評価者からの結果と比較することが難しいことも示されている。
さらに、人が、自分が見られており、または調べられていることを知っている場合、コンプライアンス率は実際よりも不自然に高くなる可能性が非常に大きいことも示されている。これはホーソン効果と呼ばれる。これを裏付ける証拠が、製品使用データを直接観察データと比較し、直接観察コンプライアンス率が製品使用状況についてのコンプライアンス率の2.75倍高いことを発見した2009年のドイツの研究に記載されている。よって、製品使用状況は、真のコンプライアンス率のより正確な尺度として専門家らにより受け入れられつつある。
ビデオなどの遠隔観察に関しての利点は、偏りの影響を比較的受けにくく、昼夜何時でも、どんな科においても動作し得ることである。しかし、そのようなデータ収集の方法は、ビデオ設備の設置および維持、ならびにビデオを見直す時間のために費用がかかり、そのような見直しは、その後、直接観察と同じ評価者間信頼性の欠如の影響を受けることを免れない。さらに遠隔観察には、ビデオ位置に基づく偏りの影響を受ける可能性もある。さらに、ビデオ位置に関するプライバシ問題も発生し得る。
自己申告の選択肢に関して、これには低コストであるという利点があり、手指衛生の自覚に関して医療従事者を奨励する。しかし、一般には、この種のデータ収集は信頼性に乏しく、この分野の大部分の専門家は、この方法をむしろ、ほとんど価値がないとみなしている。
典型的な医療環境では、手指衛生用の液体が保管され、ディスペンサから手指表面に分注され、したがって、ディスペンサの使用または作動と、手指衛生イベントが行われることとの間には直接の相関関係がある。ディスペンサ使用データは、患者一日あたりに使用された製品量または患者一日あたりにディスペンサが使用された回数を提供することができる。これには、モニタするのがより低コストである利点がある。さらにこれは、全般的な使用尺度を提供し、選択の偏りの影響を受けない。しかしこのデータは徴候または技法についてのフィードバックを提供しない。さらにこのデータは、成績の低い個々のスタッフメンバを特定しない。ディスペンサ使用状況を評価することにはいくつかのさらなる利点もある。具体的には、より低コストであることに加えて、リソース集約性がより低く、したがって、観察よりも効率がよい。またこれは、手動でも電子的手段でも行うことができる。これは、ある一定の期間にわたって組織規模の傾向が追跡されることを可能にする。これは、目立たず、ほとんど余分な場所を取らないように設計することができる。ディスペンサ使用状況は、全勤番にわたり、1日24時間毎日、容易に評価することができる。これは最小限のスタッフ訓練で済む。これは、多くの異なる医療設備において容易に行うことができる。
本明細書の態様において、ディスペンサは、該ディスペンサがいつ作動されたかを決定することができる。所定の期間内のディスペンサ使用イベントの数はディスペンサが作動された回数と等しく、所定の作動期間内の複数回の作動は一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。短い期間内の複数回の作動は、通常は、多数のユーザが互いに非常に近接してディスペンサを作動させたのではなく、1人のユーザが複数回ディスペンサを作動させたことを意味することが当業者には理解されるであろう。したがって、1〜4秒の期間内の複数回の作動は一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。医療施設内のハンドソープおよび手指消毒剤については、この期間は、通常、2.5秒に設定される。しかし、ディスペンサ使用状況が異なる種類の製品について異なる種類の施設でモニタされている場合、これは異なる作動期間に設定されてもよい。通常、ディスペンサは、作動ごとに所定量の液体を分注するように較正される。したがって、ディスペンサ作動は製品使用状況に直接関連する。したがって、ディスペンサ使用コンプライアンス指数を決定するときには、使用された量またはディスペンサ作動回数を測定し得るはずであることが当業者には理解されるであろう。
一態様では、ディスペンサ使用状況だけを使用してディスペンサ使用コンプライアンス指数が計算される。別の態様では、ディスペンサ使用データ、直接観察データおよび調査データ(例えば自己申告データや患者調査データなど)のうちの2つ以上の組合せを使用して総合的な手指衛生情報が提供され得る。好ましくは、情報は自動化され、リアルタイムとされるはずである。一態様では、システムは、自動化された多モードの手指衛生コンプライアンスレポートを提供するはずである。好ましくは、これらのレポートは、科ごとまたは部門ごとに提示することができるはずである。そのような自動化された報告は、病院の経営管理者に、コンプライアンス遵守に関するフィードバックを与え、コンプライアンスを改善するように設計された介入を設定し、成績の改善に報いるためのツールを提供するはずである。
一態様では、手指衛生コンプライアンス指数は、コンプライアンスを決定する複数のモードを含む。具体的には、指数は、ディスペンサ使用状況、観察および/または調査からのデータを含む。各方法は、重み付けされ、次いで、一つのコンプライアンス指数をもたらすように組み合わされる。各方法は、例えばその統計的信頼度などに基づいて重み付けされる。
ディスペンサ使用状況によるコンプライアンスの尺度を決定するために、モニタされる施設に複数台のディスペンサが設けられる。施設は、所定の関心対象グループへ分割されてよい。施設は、教育研究病院、非教育研究病院、長期療養施設、リハビリテーション施設、独立の外科センター、医療専門家医院、歯科医院、獣医施設、およびコミュニティケア施設、ならびに手指衛生コンプライアンスが重要問題である他の医療設備とすることができる。あるいは、本明細書のシステムは、食肉処理場、調理済み食品の調製、およびレストランを含む食品調製の様々な段階など、手指衛生がモニタされる必要のある任意の施設において使用されてもよい。またモニタリングシステムは、日焼け止めなどの分注ローション塗布のコンプライアンスをモニタするのに使用することもできるはずである。
ディスペンサ使用コンプライアンスを決定するためには、手指衛生イベント数および所定のエリアまたはグループと所定の時間とについてのベンチマークが必要である。ディスペンサ使用コンプライアンスは、ディスペンサ使用イベント数を、少なくとも一部はベンチマークを含む分母で割ったものである。ベンチマークは、所定のグループに特有であり、かつ所定の期間に特有である。使用状況は、実際上リアルタイムで所定のグループ内でディスペンサごとに評価されてよく、取り込まれたデータは電子的手段で送信される。データがディスペンサからハブを経て(後述する)サーバへ至るのに必要な時間量は限られたものであるが、これを、メッセージが非常に頻繁に送信されるように設備することもできるはずであることが当業者には理解されるであろう。レポートへのアクセスは通常、24時間毎日利用可能であるが、レポートは、毎日またはそれ以下の間隔で提示される可能性が最も高く、週ごとまたは月ごとに提示される可能性も高いはずである。しかし、病棟で特定の大流行が発生した場合、オンデマンドでレポートにアクセスすることによりディスペンサの使用状況をより頻繁にモニタすることができるはずである。所定の期間内の手指衛生イベントの数はディスペンサが作動された回数と等しく、所定の作動期間内の多数回の作動は一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。誰かがディスペンサシステムを使用するときにディスペンサを単に1回だけ作動させるのではなく複数回作動させることはまれではない。したがって、ディスペンサ使用イベントの正しい数を正確に決定するために、ディスペンサが作動される回数が決定される。しかし、所定の作動期間内に複数回の作動が生じる場合、それは一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。ベンチマークは、所定の期間にわたり所定のグループについてディスペンサが使用されるべきであった回数である。
ディスペンサ使用コンプライアンスが医療施設内の手指衛生コンプライアンスに関連するときに、ベンチマークは、所定の期間にわたる所定のグループについての手指衛生の5つの時点に関連する。所定のエリアおよび時間についてのベンチマークを決定するためには、所定のエリアおよび時間についての一患者あたりに行われるべき手指衛生実行数を決定する必要がある。これは、図1に示す手指衛生の5つの時点を参照して行われる。ベンチマークは、変数の数によって異なることが当業者には理解されるであろう。例えば、医療施設が教育研究施設である場合、より多くの医療専門家が患者を診ることが必要になる可能性が高く、したがって、ベンチマークがより高くなり得る。ベンチマークは、所定の期間が夜勤番かそれとも昼勤番か、平日かそれとも休日もしくは週末かによって変化してよい。ベンチマークは、科の種類によって変化する可能性が高い。例えば、集中治療室は整形外科よりも高いベンチマークを有する可能性が高い。分母はセンサスデータに依存し得る。具体的には、分母を決定するために、ベンチマークがセンサスデータで乗算される。いくつかの医療施設の科または所定の関心対象グループについては、センサスデータは病床利用率になる。医療施設または医療施設の個々の科によっては、センサスデータが常に100%近くになる場合もあり、これが大幅に変動する場合もある。他の科、例えば救急室や外来診療科などでは、センサスデータは、当該の勤番の間に、または所定の期間にわたって診られた患者数とすることもできる。また、当該の所定の期間の間に提供された病床治療時間数とすることもできる。
さらに、ベンチマークは、医療施設による実験または他の手段によって決定されてもよく、ディスペンサ提供者または中央当局によってユーザに提供されるデフォルトのベンチマークが設けられていてもよいことが当業者には理解されるであろう。
以下は、正しいベンチマークを決定するのに使用され得るカテゴリのうちの一部である。以下に示す、医療施設に関連するグループまたは種類および医療施設内の科の種類は、米国疾病予防管理センター(CDC:Center for Disease Control)の場所表示(location label)であり、一例にすぎない。医療施設内の科を区別するいくつかの異なる方法があることが当業者には理解されるであろう。

施設タイプ - 医療
病院 - 非教育研究
病院 -(医学部付属の)教育研究
リハビリテーション施設
長期療養施設
独立の外科センター
医院/内科医院
歯科医院
獣医医院

施設タイプ - 非医療
学校/教育
矯正
軍用
フードサービス(レストランなど)
食品加工(食品の製造業者など)
製薬
商業用建物/組織(従事者らが保護クリームを日常的に塗布しなければならない製造業者など)
手指による感染の拡大が懸念される他の施設

成人重症治療室
熱傷重症治療
医療心臓重症治療
医療重症治療
医療/外科重症治療
神経内科重症治療
神経外科重症治療
出生前重症治療
呼吸器重症治療
外科心胸郭重症治療
外科重症治療
外傷重症治療

小児重症治療室
小児熱傷重症治療
小児心胸郭重症治療
小児医療重症治療
小児医療/外科重症治療
小児神経内科重症治療
小児神経外科重症治療
小児呼吸器重症治療
小児外科重症治療
小児外傷重症治療

新生児科
新生児室(Well Baby Nursery)(レベルI)
ステップダウン新生児(Step down Neonatal)ICU(レベルII)
新生児重症治療(レベルII/III)
新生児重症治療(レベルIII)

入院患者専門医療エリア
長期急性期治療(LTAC)
骨髄移植専門医療エリア
急性血液浄化科
血液科/腫瘍科専門医療エリア
実質器官移植専門医療エリア
小児骨髄移植専門医療エリア
小児血液浄化専門医療エリア
小児血液科/腫瘍科専門医療エリア
小児長期急性期治療
小児実質器官移植専門医療エリア

入院患者成人病棟
出産前管理病棟
熱傷病棟
行動衛生/精神病棟
耳鼻咽喉科病棟
胃腸科病棟
老人医学病棟
尿生殖器病棟
婦人科病棟
刑務所病棟
分娩出産病棟
分娩、出産、回復、分娩後室(LDRP)
医療病棟
医療/外科病棟
混合症状病棟
混合年齢、混合症状病棟
神経内科病棟
神経外科病棟
眼科病棟
整形外科外傷病棟
整形外科病棟
形成外科病棟
分娩後病棟
呼吸器病棟
リハビリテーション病棟
学校医務室
外科病棟
脳卒中(急性期)病棟
テレメトリー病棟
血管外科病棟

入院患者小児病棟
青年期行動衛生
小児熱傷病棟
小児行動衛生
小児耳鼻咽喉
小児尿生殖器
医療小児病棟
小児医療/外科病棟
小児混合症状(患者が混合年齢からなる場合には、入院患者成人病棟に記載されている混合年齢を使用する)
小児神経内科病棟
小児神経外科病棟
小児整形外科病棟
小児リハビリテーション病棟
小児外科病棟

ステップダウン室
ステップダウン室
小児ステップダウン室

手術室
心臓カテーテル室/部屋
帝王切開室/部屋
インターベンショナルラジオロジー
手術室/部屋
麻酔後回復室/回復室

長期療養
入院患者ホスピス
長期療養科
長期療養アルツハイマー科
長期療養行動衛生/精神科
人工呼吸器依存科
長期療養リハビリテーション科

研究所識別イベント(LabID)のみ
施設全体の入院患者
施設全体の外来患者

その他のエリア
全入院患者病床数
浮動(Float)
(入院患者および外来患者についての)睡眠調査
肺機能検査
輸送サービス
処置室

外来患者の場所
急性期治療設備
24時間観察エリア
外来手術センター
施設全体の外来患者
移動救急サービス/EMS
外来救急部門
外来小児外科センター
外来形成外科センター
外来外科手術回復室/麻酔後回復室
小児救急部門
アフェレーシス治療科
緊急治療センター

診療所(非急性期)設備
アレルギー診療所
行動衛生診療所
採血センター
心臓リハビリテーションセンター
心臓病診療所
排尿障害診療所
皮膚科診療所
糖尿病/内分泌科診療所
耳鼻咽喉科診療所
家庭医診療所
遺伝学診療所
婦人科診療所
ホリスティック医学センター
高圧酸素センター
輸液センター
神経内科診療所
職業保健診療所
作業療法診療所
眼科診療所
整形外科診療所
オストミー診療所
外来歯科診療所
外来GI診療所
外来血液科/腫瘍科診療所
外来血液透析診療所
外来HIV診療所
外来医療診療所
外来リハビリテーション診療所
ペインクリニック
小児行動衛生診療所
小児心臓病センター
小児診療所
小児歯科診療所
小児皮膚科診療所
小児糖尿病/内分泌科診療所
小児胃腸科診療所
小児血液科/腫瘍科診療所
小児腎臓病診療所
小児整形外科診療所
小児リウマチ病診療所
小児脊柱側彎症診療所
理学療法診療所
内科医院
足病診療所
出生前診療所
呼吸器診療所
リウマチ病診療所
学校または刑務所医務室
検体収集エリア(医療)
言語療法診療所
術前術後管理診療所
乳幼児診療所
創傷センター
創傷オストミー排尿障害診療所
内視鏡検査室
放射線科、核医学を含む
移動採血センター
移動MRI/CT

コミュニティの場所
採血(献血車による献血キャンペーン)
在宅看護
在宅ホスピス
施設外の場所
検体収集エリア(コミュニティ)

患者治療以外の場所
管理エリア
CDC場所および記述
生活支援エリア
血液銀行
中央滅菌資材
中央廃棄物エリア
臨床化学
施設敷地
一般検査室
血液学検査室 組織学/外科病理学
ハウスキーピング/環境サービス
洗濯室
微生物学検査室
霊安室/解剖室
薬局
施設設備維持管理センター
施設内の公共エリア
血清学検査室
汚染ユーティリティ保管エリア
ウイルス学検査室

勤番区分
昼勤番 - 平日/週末または休日
夜勤番 - 平日/週末または休日
第1の勤番/第2の勤番/第3の勤番 - 平日と週末または休日の両方
第1の勤番/第2の勤番/第3の勤番/第4の勤番/第5の勤番 - 平日と週末または休日の両方
一日の間の所定の時間
多モードのコンプライアンス指数が計算された後で、いくつかの異なるレポートを生成することもできる。レポートは、追加訓練など、より多くの、または異なる手指衛生コンプライアンスの取り組みが実施される必要があるのはどこかを決定するのを支援するように使用することができる。レポートは、図2および図3に示すような単純なグラフ形式で提示することもでき、図2には、病院総計および目標またはベンチマークと比較した小児科の手指衛生指数が示されており、図3には、病院総計および目標またはベンチマークと比較した集中治療室の手指衛生指数が示されている。図4にいくつかの異なる報告選択肢を示す。図5に、情報を提示するより包括的な方法を示すダッシュボードを図示する。
手指衛生コンプライアンス指数がどのようにして提示され得るかに関してはいくつかの異なる選択肢があることが当業者には理解されるであろう。手指衛生コンプライアンス指数が提示され得る様々な方法を表したものが図4の100に全体として示されている。例えば、ユーザは、ディスペンサ使用コンプライアンスを決定するときに、デフォルトのベンチマーク102を使用してもよく、ユーザ定義のベンチマーク104を使用してもよい。デフォルトのベンチマークでは、手指衛生コンプライアンス指数は、ディスペンサ使用コンプライアンス指数自体としてもよく106、多モードのデータを含んでいてもよい。手指衛生コンプライアンス指数が多モードのデータを含む場合、ディスペンサ使用コンプライアンス指数は、調査データと組み合わされてもよく108、直接観察データと組み合わされてもよく110、調査データおよび直接観察データと組み合わされてもよい112。あるいは、ユーザ定義のベンチマークでは、手指衛生コンプライアンス指数は、ディスペンサ使用コンプライアンス指数自体として提示されてもよく114、調査データと組み合わされてもよく116、直接観察データと組み合わされてもよく118、調査データおよび直接観察データと組み合わされてもよい120。ディスペンサ使用コンプライアンス指数が他のデータと組み合わされる場合、そのデータは、手指衛生コンプライアンス指数を提供するために組み合わされるときに、重み付けされる。
手指衛生コンプライアンス指数(HHCI)は、式として表されてもよい。HHCIまたはディスペンサ使用コンプライアンス指数の計算には、手指衛生イベント数またはディスペンサ使用イベント数が使用される。一つのイベントは、複数回の作動が所定の作動期間内に発生する場合を除いて、1回のディスペンサ作動と同じである。所定の作動期間は1〜4秒の間であり、好ましくは2.5秒間である。複数回の作動が所定の作動期間内に発生する場合には、所定の作動期間内に発生する総作動回数が一つの手指衛生イベントを構成する。その場合には、例えば2.5秒以内の複数回の作動がn回の作動を伴う一つのイベントとして記録される。イベントは、HHCI分子に使用されるものである。
(\frac{\sum_{s}^{e}イベント}{\sum_{s}^{e}(センサス_{dp}*ベンチマーク_{dp})}*w_1)+(観察*w_2)+(調査*w_3)
Figure 0005668217
式中、
e=終了日付
s=開始日付
イベント=実際の手指衛生イベントの数
dp=勤番区分(例えば、第1の勤番、第2の勤番など)
センサス=当該勤番区分の患者数
ベンチマーク=当該勤番区分についての予期される作動回数
w1=特定の構成要素の重み付け。w1+w2+w3の合計は正確に1でなければならない。
w2=特定の構成要素の重み付け。w1+w2+w3の合計は正確に1でなければならない。
w3=特定の構成要素の重み付け。w1+w2+w3の合計は正確に1でなければならない。
直接観察法=観察された手指衛生コンプライアンス。コンプライアンスの%を表す0から100の間の整数。
患者調査法=患者調査手指衛生コンプライアンス。コンプライアンスの%を表す0から100の間の整数。
分子は、所定の期間の間のイベント数の合計である。
分母は、所定の期間についての予期される手指衛生イベントの総数を表す。
分母を計算するには、まず、ある勤番区分についてのセンサスを取り、それを当該勤番区分についてのベンチマークで乗算する。これは、当該勤番区分についての予期されるイベント数をもたらす。次いで、所定の期間にわたる勤番区分ごとの予期されるイベント数が合算され、その結果、開始時刻と終了時刻とで定義される期間についての予期される総作動回数が得られる。
重み付けは、重み付けを、構成要素の手指衛生コンプライアンスで乗算することによって適用される。
手指衛生コンプライアンスの計算には以下の3つの場合がある。
1)ディスペンサ作動
この場合、w1は1と等しく、指数には観察または調査による手指衛生構成要素がない。
2)ディスペンサ作動、および調査データまたは観察データのいずれか一方
この場合、w1とw2またはw3との合計は1になり、指数は、重み付けをコンプライアンス構成要素で乗算することにより計算される。例えば、ある期間にわたりグループモニタリングシステムによって記録された手指衛生コンプライアンスは、0.8の重み付けで90である。患者調査コンプライアンスは、0.2の重み付けで70である。HHCI(手指衛生コンプライアンス指数)の計算に観察データは使用されない。記録された手指衛生コンプライアンスは、90×0.8すなわち72であり、患者調査手指衛生コンプライアンスは、70×0.2すなわち14である。この期間の手指衛生コンプライアンス指数は86、すなわち、72+14である。
3)ディスペンサ作動、および患者調査コンプライアンスデータと観察コンプライアンスデータの両方
この場合、w1+w2+w3の合計は1になり、指数は、重み付けをコンプライアンス構成要素で乗算することにより計算される。例えば、ある期間にわたりグループモニタリングシステムによって記録された手指衛生コンプライアンスは、0.6の重み付けで90である。患者調査コンプライアンスは、0.2の重み付けで70であり、観察データコンプライアンスは、0.2の重み付けで70である。記録された手指衛生コンプライアンスは、90×0.6すなわち54であり、患者調査手指衛生コンプライアンスは、70×0.2すなわち14であり、観察コンプライアンスは、70×0.2すなわち14である。この期間の手指衛生コンプライアンス指数は82、すなわち、54+14+14である。
情報が提示され得る方法は多種多様であることが当業者には理解されるであろう。ダッシュボードの例が図5の130に示されている。このダッシュボードの例は、使用状況132、要約レポート134、および特定のディスペンサ使用状況の表136を含む。
各ディスペンサは固有の識別子を有し、固有の識別子は、石鹸ディスペンサか消毒剤ディスペンサかと関連付けられていてよい。石鹸を使用した手指衛生イベントと消毒剤を使用した手指衛生イベントを区別することは重要となり得る。これが特に重要となるはずなのは、施設に、病原微生物クロストリジウム-ディフィシレ(Clostridium difficile)(C.ディフィシレともいう)などによる、消毒剤ではなく石鹸、または石鹸でなく消毒剤を必要とする特定の大流行が発生した場合である。C.ディフィシレは、胞子の形で排除するのが最も難しく、通常は、手洗いによってのみ手指から除去することができ、手指消毒剤はC.ディフィシレ胞子を殺すのに有効ではないという前提を裏付ける信頼できるデータがある。
施設がベンチマークを調整し、または独自の選択によるベンチマークを使用することができるシステムが設計されてもよい。施設は、広範なレポートを生成することができることが当業者には理解されるであろう。例えば、施設は、科ごと、病院ごとのレポートを生成することもでき、科と科、科と病院、または病院と病院を比較することもできるはずである。また、ディスペンサ使用データは、施設の購買部門と統合されてもよいことが当業者には理解されるであろう。
システムは、図6の30に示すような有線システムを用いて、または図7の50に示すような無線システムにおいて接続されてもよい。有線システム30において、ディスペンサ32は、ハブ34および/またはゲートウェイ36に接続される。ゲートウェイはデータ照合サーバ38に接続され、データ照合サーバ38はさらに、手指衛生コンプライアンス指数計算サーバ40に接続される。データ照合サーバ38は1台または複数台のコンピュータを含んでいてよいことを当業者は理解するであろう。
同様に、無線システム50においても、ディスペンサ52は、ハブ54および/またはゲートウェイ56に無線接続される。ゲートウェイは、好ましくは、GSM(Global System for Mobile Communications)または他の通信規格およびネットワークプロトコルによりインターネット上で、データ照合サーバ58に無線接続される。データ照合サーバ58は、手指衛生コンプライアンス指数計算サーバ60に接続される。データ照合サーバ58と手指衛生コンプライアンス指数計算サーバ60とは同じサーバであってもよいことが当業者には理解されるであろう。各ディスペンサ52は、好ましくは、最大100回またはそれ以上の作動に関してデータを記憶することのできるセンサを内蔵する。100回は例にすぎず、通常、各ディスペンサは、数回の作動に関するデータを記憶しさえすればよいことが当業者には理解されるであろう。これにより、ハブによる受信の事象待ち行列に入れる際のデータ損失の可能性が最小限に抑えられる。データは、時間またはメモリに依存するバーストとしてディスペンサ52とハブ54の間、およびハブ54とゲートウェイ56の間で送信される。好ましくは、データは、ゲートウェイ56からサーバ58へ、GSMによるバーストとして送信される。データは、データ処理のためのオフサイトサーバ60へ送信されてもよい。
ネットワークはハブとゲートウェイとからなる複数台のネットワーク装置として説明されているが、他のネットワーク装置が使用されてもよい。いくつかの非限定的な例には、無線ハブ、イーサネット(登録商標)ハブ、リピータハブ、スイッチ、イーサネット(登録商標)スイッチ、ブリッジ、ルータ、イーサネット(登録商標)ルータ、無線ルータ、ゲートウェイルータが含まれる。
パケットは、前述のネットワーク内で、任意の数のプロトコルを使用して送信されてよいことを当業者は理解するであろう。任意選択で、パケットは、インターネットプロトコルスイート(IPS:Internet Protocol Suite)に従って送信されてもよく、IPSは、TCP/IPと呼ばれることの多い、伝送制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)およびインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)を含む。代替のプロトコルと比べて、この方式では、ネットワーク計算量の多くをネットワークのエッジ、すなわち、各ディスペンサとサーバとに移す。この方式を使用するとき、ディスペンサは、TCPまたはUDP(User Datagram Protocol)のどちらかによってパケットを送信してよいが、他のトランスポート層プロトコルがIPS仕様内で使用されてもよい。
あるいは、ディスペンサ、ハブ、ゲートウェイ間で送信されるパケットは、IPS仕様で指定されているのと異なる定義形式を有していてもよく、オフサイトサーバ60へ送信されるときに最終的にIPS互換パケットへ再パッケージされてもよい。情報のオフサイトへの送信にはインターネットプロトコルスイートを使用することが望ましいと考えられる。というのは、既存のインターネットのネットワークインフラストラクチャが伝送に使用され得るからである。無線システムを設計するときには、いくつかの異なる考慮事項がある。具体的には、「免許不要の」伝送に一般に利用できる周波数は限られている。各国で利用できる「免許不要の」周波数は異なり得る。「免許不要の」周波数は広範な用途を有し、例えば、小売店舗におけるタグセキュリティシステム、車庫の遠隔制御装置、WiFiネットワーク、および多くのRFIDタグ(無線周波数識別デバイスタグ)などにおいて使用される。好ましくは、本明細書で述べるシステムは、「免許不要の」周波数を使用する。例えば、米国連邦規則集タイトル47パート15には、米国国内での「免許不要の」送信機の使用が規定されている。具体的には、以下の表に、一般に利用できる周波数および関連する電力レベルを示す。
Figure 0005668217
* 200uV/mは、変換した場合、約-10dBmにあたる。
これに対して、欧州の無線通信規則は、R&TTE(指令1999/5/EC)で要約されており、CEPT勧告70-03で裏付けられている。R&TTE指令とのコンプライアンスは2つの方法で達成することができ、第1は、「整合規格(Harmonized Standards)」の適用によるものであり、第2は、認証機関の承認(Notified Body Approval)を得ることによるものである。以下の表は、勧告CEPT70-03と、整合規格EN300-220およびEN300-440とに基づくものである。
Figure 0005668217
選択される周波数および電力は、システムの設計に影響を及ぼすことになる。低周波数(400〜450MHzの間)低電力(最大10mWまで)の無線システムにおいて実施される各段階を示す流れ図が図8の70に全体として示されている。より高い周波数(850〜950MHzの間)より高い電力(最大1Wまで)の無線システムについての同様の流れ図が図9の140に全体として示されている。
低周波数(400〜450MHzの間)低電力(最大10mWまで)の無線システムで実施される各段階を示す流れ図が、図8の70に全体として示されている。ディスペンサ使用イベントが発生した後で、ディスペンサ52IDが、伝送距離内のありとあらゆるハブ54へ送信される72。ディスペンサID送信を受信すると、(1台または複数台の)ハブは、肯定応答で応答する74。これを「ハンドシェーク」ともいう。ディスペンサが肯定応答を受信していない場合、ディスペンサは受信に成功するまで再試行する。ハブは、IDに日時スタンプを追加してディスペンサ使用データを生成する。各ハブ54は、ハブネットワークユニットを介してディスペンサ使用データ76を先へと送り、データがゲートウェイ56に達する。チェーン内の連続する各ハブ54は、前のハブからのディスペンサ使用データの受信を通知する78。発信元ハブが肯定応答を受信していない場合、発信元ハブは受信に成功するまで再試行する。ゲートウェイの伝送距離内のハブ54は、ディスペンサ使用データをゲートウェイまで伝送する80。ゲートウェイ56は、作動データを取り込むと、(1台または複数台の)発信元ハブへ肯定応答を返送する82。発信元ハブが肯定応答を受信していない場合、発信元ハブは受信に成功するまで再試行する。ゲートウェイ56は、システムの残りの部分から受信したすべてのデータを照合し、所定の形式の伝送パケットにする。所定の形式は、所定のサイズまたは所定のヘッダサイズを指定してよい。これらのデータパケットは、データ照合サーバへ送信される84。好ましくは、データは、インターネット上で、好ましくはGSMによって照合サーバ58へ送信される。データ照合サーバ58がデータパケットを受信するかまたは取り込むと、肯定応答がゲートウェイへ返送される86。ゲートウェイ56が肯定応答を受信していない場合、ゲートウェイ56は受信に成功するまで再試行する。この種のシステムは、メッシュネットワークと呼ばれることが多い。
そのような肯定応答は、専用パケットとすることもでき、パケットのヘッダ内の指定されたオフセットに含まれていてもよいことが理解されるであろう。
あるいは、肯定応答は、各ハブとディスペンサとの間ではなく、サーバからディスペンサへ返送されてもよい。この方式では、各ハブは肯定応答パケットを、そのアドレス指定された位置、例えばディスペンサやサーバへ転送するはずである。
代替として、より高い周波数(850〜950MHzの間)、より高い電力(最大1Wまで)の無線システムが図9の140に全体として示されている。セットアップ時に、ディスペンサ52は、最も近いハブ54に、ハブのID(識別)および時間更新を求める要求を送出する142。ハブ54は要求された情報で応答し144、この応答がディスペンサに同期される。ディスペンサが応答を受信していない場合、ディスペンサは、正常な同期が達成されるまで再試行する。セットアップが完了し、ディスペンサ使用イベントが発生した後で、ディスペンサ52は、それと同期されたハブ54へ、ディスペンサID、使用日時、ディスペンサ使用イベントを含むディスペンサデータを送信する146。ディスペンサデータを受信し次第、ハブは肯定応答で応答する148。肯定応答は時間更新を含む。これを「ハンドシェーク」ともいう。ディスペンサが肯定応答を受信していない場合、ディスペンサは受信に成功するまで再試行する。各ハブは、各ディスペンサから受信したデータを照合して、所定のサイズ(所定のバイト数)の伝送パケットを形成する150。次いでデータパケットは、ハブネットワークを介して伝送されてゲートウェイ56に達する。受信側ハブは、データパケットを取り込むと、発信元ハブへ肯定応答を返送する152。この肯定応答も時間更新を含む。発信元ハブが肯定応答を受信していない場合、発信元ハブは受信に成功するまで再試行する。ゲートウェイ56の伝送距離内のハブ54は、データパケットをゲートウェイへ伝送する154。ゲートウェイは、データパケットを取り込むと、発信元ハブへ肯定応答を返送する156。この肯定応答は時間更新を含む。発信元ハブが肯定応答を受信していない場合、発信元ハブは受信に成功するまで再試行する。ゲートウェイは、システムの残りの部分から受信したすべてのデータを照合して所定のサイズ(バイト数)の伝送パケットにする158。次いでこのデータパケットはGSMによってデータ収集サーバ58へ送信される。データパケットを取り込むと、データ照合サーバはゲートウェイへ肯定応答を返送する160。この肯定応答も時間更新を含む。ゲートウェイ56が肯定応答を受信していない場合、ゲートウェイ56は受信に成功するまで再試行する。この種のシステムはメッシュネットワークと呼ばれることが多い。
図10および図11を参照すると、ディスペンサデータ収集システムの例が、それぞれ、90および96に示されている。複数台のディスペンサ52が、モニタされる施設の科の周囲に位置決めされている。各ディスペンサが少なくとも1台の受信機の範囲内にあるように、複数台の受信機またはハブ54が、科の周囲でディスペンサの範囲内に位置決めされている。前述のように、各ディスペンサ52は、使用されると、その固有の識別コード、日時を1台または複数台のハブ54へ送信し、ハブ54はさらにそのデータをゲートウェイ56へ、そこから次いでサーバ58へ伝送する。通常、大規模な施設において、システムはメッシュネットワークを使用する。データ伝送の各段において、送信側と受信側との間では、それがディスペンサとハブとであれ、ハブとハブとであれ、ハブとゲートウェイとであれ、ゲートウェイとサーバとであれ、「ハンドシェーク」が行われる。ハンドシェークは、データが受信されていることを確認するものであり、ディスペンサにメモリから情報を削除するよう指示する。サーバ36は、オンサイトでもオフサイトでもよい。
したがって、例えば病院などの医療施設に使用するために本明細書のシステムを設計するときには、いくつかの競合する利害が生じる。具体的には、システムは、不規則に広がる乱雑な病院の建物の周りで無線によって使用データを確実に送信する必要がある複数台の(100台または1000台の可能性も高い)自己動力式(電池式)作動センサを必要とし、データは、外部データ操作のために(一つまたは複数の)GSMリンクを介してインターネットへ送信される。各センサの電池は、好ましくは、長寿命(5年以上)で、物理的に小さく(カードより小さく)、また好ましくは、システムコストが低い。システムは、医療設備を妨げず、合法的で、免許不要の無線周波数を利用することが好ましい。
一つの解決法は、低電力+低コスト+最小限のRF干渉を使用するものであり、これは、最小限の処理能力を有する超低電力送信機(通常は0.1mw)を利用する、Zigbee(登録商標)/Z wave(登録商標)型ネットワークアーキテクチャのようなシステムを示唆するものである。この解決法は、低いセンサハードウェアのコスト(現在は約5ドル/ノード)を可能にし、通信およびデータ処理「バックボーン」として働く、コンセントを電源とするネットワークが各建物内に設置されていることを必要とする。建物内の無線周波数伝搬の知識があれば、当業者は、所与の電力出力の範囲を最大にするのに利用可能な最低の周波数を選択するはずであり(ハード配線「バックボーン」のコストを低減し、高信頼通信を増強する)、したがって好ましくは、400〜450MHzを選択するはずである。これにより50フィートの典型的な屋内範囲が得られるはずである。そのようなシステムが図10の90に示されている。例えば、4000台前後のディスペンサを必要とする施設では、図10に示すように200台のハブが必要である。
これに対して、法律によれば、より高い周波数(場所に応じて868〜930MHz)で直接シーケンススペクトラム拡散技術(DSSS:direct sequence spread spectrum)を利用するときには、より高い送電(c.500mw)が許容される。これにより範囲が拡大する(通常330フィート)が、コスト(現在は約11ドル/ノード)および電力消費も増加する。しかし、図11の96に示す別の態様では、コンセントを電源とするネットワークバックボーンの密度を低減すれば、少なくとも、センサコストの増加を相殺するだけの節約が得られることが確認されている。送信電力の5,000倍増加による追加電力所要量は、DSSSを円滑に行わせるのに必要とされる、より高容量のマイクロプロセッサによって可能になる、センサ内で稼働する大幅に効率の高いファームウェアによって、相殺することができる。例えば、単位コストおよび出力電力を増やすことによって、この態様では、電池寿命にさほど不利益を与えずに、システムコストおよび計算量が著しく低減される(スペース要件を満たすシングルボード搭載電池は、好ましくは、5年以上の寿命を与える)。
システム96では、4000台前後のディスペンサでおおよそ20から40台のハブが必要である。ディスペンサとハブとの距離は、最大5740フィートまでとすることができる。しかし、医療施設内部では、この距離は、通常は330フィートであり、ディスペンサとハブとの間の物体によっては、330フィートより大きい場合もある。ハブ1台あたりのディスペンサの最多台数は、利用可能なネットワーク帯域幅と、1アドレスあたりのビット数とによって制限されることを当業者は理解するであろう。各ディスペンサは、一般には、ネットワーク上での活動度が低いため、すべての装置が絶えず作動しているネットワークよりも多くの台数のディスペンサがサポートされ得る。8ビットアドレス指定を使用するハブを実装すると、接続されるディスペンサの台数が255台に制限されるが、1アドレスあたりより多くのビット数を有する他の実装形態では、さらに多くのディスペンサ、例えば最多で10,000台までのディスペンサを可能とし得る。通常、医療施設内では、各ハブは、200台前後のディスペンサからデータを受信することになる。システム96では、送信電力は最大1000ミリワットまでである。システム96では、高レベルのデータ暗号化を使用し、それによって、低周波数システムにより可能なセキュリティよりも高レベルのセキュリティを提供することができる。システム96は、直接シーケンススペクトラム拡散伝送技術を使用し、この技術は、干渉率が低く、低周波数システムと比べてより高い電力で動作することができる。
したがって、一般に850〜950MHzの間の高周波数は、一般に400〜450MHzの間の低周波数のシステムに優って有利である。高周波数システムは、この種のデータ配信のシステムに関する従来の見識と反対に、より高い電力およびより高い周波数を使用する。ディスペンサはより多くの電力を使用するため、ある程度の予備的処理がディスペンサにおいて行われ得る。
所定の施設における所定の関心対象グループ内のディスペンサ使用コンプライアンスについてのグループモニタリングシステムは、以下の段階を含む:
複数台のディスペンサを設けて、
ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子、
各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数
を含む情報を提供することのできる、各ディスペンサに動作可能に接続されたディスペンサデータ収集システムを設ける段階と、
データ収集システムから情報を受け取り、かつ各ディスペンサが関連している所定のグループを決定する段階と、
所定の期間内の所定のグループ内の手指衛生イベントの数を決定する段階と、
所定のグループと所定の期間とに特有のディスペンサ使用機会に対応するベンチマークを決定する段階と、
所定のグループおよび所定の期間についての手指衛生イベント数をベンチマークと等しい分母で割ることによって、所定のグループと所定の期間とに特有のディスペンサ使用コンプライアンス指数を計算する段階。所定の期間内の手指衛生イベントの数はディスペンサが作動された回数と等しく、かつ所定の作動期間内の複数回の作動は一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。誰かがディスペンサシステムを使用するときにディスペンサを単に1回だけ作動させるのではなく複数回作動させることはまれではない。したがって、ディスペンサが使用された正しい回数を正確に決定するために、ディスペンサが作動される回数が決定される必要がある。しかし、所定の作動期間内に複数回の作動が生じる場合、それは一つのディスペンサ使用イベントとみなされる。
ディスペンサ使用コンプライアンス指数は、直接観察データと調査データの少なくとも一つをさらに含んでいてもよい。ディスペンサ使用コンプライアンス指数で使用されるデータは重み付けされる。所定の期間は、所定の施設における所定のグループの勤番に対応していてよい。
ベンチマークは、所定の施設、施設内の科の種類、時刻、および曜日によって異なる可能性が非常に高い。また分母は、ベンチマークをセンサスデータで乗算したものとすることもできる。センサスデータは関心対象グループに依存し、病床利用率、患者日数、患者来院数、病床治療時間数、またはスタッフ数とすることができる。所定のグループは、病床、病室、病棟、科、階、または施設とすることができる。ディスペンサデータ収集システムは、400〜450MHzの間および850〜950MHzの間の一つの周波数のシステムを使用する。一態様では、ディスペンサデータ収集システムは、850〜950MHzの間の周波数のシステムを使用し、最大1000ミリワットまでの送信電力を有する。システムは、複数台のディスペンサからデータを受け取るための複数台のハブをさらに含み、各ハブは1台または複数台のディスペンサからデータを受け取り、各ディスペンサと、該ディスペンサに関連付けられたハブとの距離は、一般に、5740フィート以下である。ディスペンサとハブとの間のデータは暗号化される。
ディスペンサ使用データ収集のためのグループモニタリングシステムは、複数台のディスペンサと、1台または複数台のディスペンサからデータをそれぞれ受け取ることのできる複数台のハブとを含み、各ディスペンサと、該ディスペンサに関連付けられたハブとの距離は、通常、5740フィート以下であり、データは850〜950MHzの間で送信される。
総じて、本明細書で説明したシステムは、ディスペンサコンプライアンスシステム、例えば、手指衛生コンプライアンスシステムを対象とする。必要に応じて、本明細書では本発明の態様が開示されている。しかし、開示の態様は単なる例示にすぎず、本発明は多種多様な代替の形態としても実施され得ることを理解すべきである。各図は縮尺通りとは限らず、特徴によっては個々の要素の詳細を示すために誇張され、または最小化される場合もあり、新規の局面を不明瞭にしないように、関連する要素が除かれている場合もある。したがって、本明細書で開示した具体的な構造的、機能的詳細は、限定としてではなく、単に、特許請求の範囲の基礎として、当業者に本発明を様々に用いるよう教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。例示の態様は、限定ではなく教示を目的として、ディスペンサ使用コンプライアンスシステムを対象とするものである。
本明細書で使用する場合、「含む(comprises)」および「含むこと(comprising)」という用語は、排他的ではなく、包括的で非限定的であるものと解釈すべきである。具体的には、特許請求の範囲を含めて本明細書で使用されるときに、「含む(comprises)」および「含むこと(comprising)」という用語およびその変形は、指定される特徴、段階または構成要素が含まれることを意味する。これらの用語は、他の特徴、段階または構成要素の存在を排除するものと解釈すべきではない。

Claims (33)

  1. 複数台のディスペンサと、ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子および各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数を含む情報を提供することのできる、各ディスペンサに動作可能に接続されたディスペンサデータ収集システムとを含む、所定の施設タイプにおける所定の関心対象グループ内のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステムであって、以下の段階を含み、所定の期間が、所定の施設タイプにおける所定のグループのそれぞれの勤番、ならびに平日、週末、および休日の一つからなる群より選択される、システム:
    所定のグループに特有かつ所定の期間に特有のディスペンサ使用機会に対応する所定のベンチマークを設ける段階;
    前記ディスペンサデータ収集システムから前記情報を受け取り、かつ各ディスペンサが関連している所定のグループを決定する段階;
    所定の期間内の前記所定のグループ内の前記ディスペンサ使用イベントの数を決定する段階;
    前記所定のグループに特有かつ前記所定の期間に特有のセンサスデータを決定する段階;ならびに
    前記所定のグループおよび前記所定の期間についての前記ディスペンサ使用イベント数を前記センサスデータを乗じた前記所定のベンチマークと等しい分母で割ることによって、前記所定のグループに特有かつ前記所定の期間に特有のディスペンサ使用コンプライアンス指数を計算する段階。
  2. 所定の施設タイプにおける所定の関心対象グループ内のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステムであって、以下の段階を含み、所定の期間が、所定の施設タイプにおける所定のグループのそれぞれの勤番、ならびに平日、週末、および休日の一つからなる群より選択される、システム:
    複数台のディスペンサを設ける段階;
    ディスペンサごとの固有のディスペンサ識別子、各ディスペンサが使用されたディスペンサ使用イベントの数を含む情報を提供するための、各ディスペンサに動作可能に接続されたディスペンサデータ収集システムを設ける段階;
    所定のグループに特有かつ所定の期間に特有のディスペンサ使用機会に対応する所定のベンチマークを設ける段階;
    前記データ収集システムから前記情報を受け取り、かつ各ディスペンサが関連している所定のグループを決定する段階;
    前記所定のグループかつ前記所定の期間内の前記ディスペンサ使用イベントの数を決定する段階;
    前記所定のグループに特有かつ前記所定の期間に特有のセンサスデータを決定する段階;
    前記所定のグループおよび前記所定の期間についての前記ディスペンサ使用イベント数を前記センサスデータを乗じた前記所定のベンチマークと等しい分母で割ることによって、前記所定のグループに特有かつ前記所定の期間に特有のディスペンサ使用コンプライアンス指数を計算する段階。
  3. 所定の期間内のディスペンサ使用イベントの数が、ディスペンサが作動された回数と等しく、かつ所定の作動期間内の複数回の作動が一つのディスペンサ使用イベントとみなされる、請求項1または2記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  4. 所定の作動期間が1〜4秒の間である、請求項3記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  5. 情報がディスペンサ内の製品の種類をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  6. 製品の種類が、ハンドソープ、消毒剤、ローション、クリーム、日焼け止め、およびボディウォッシュからなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  7. 所定のベンチマークが所定の施設タイプに依存して変化する、請求項1〜6のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  8. 所定の施設タイプが、医療施設、食品加工施設、フードサービス施設、教育施設、および製造施設の一つである、請求項1〜7のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  9. 所定の施設タイプが、教育研究病院、非教育研究病院、長期療養施設、リハビリテーション施設、独立の外科センター、医療専門家医院、歯科医院、獣医施設、およびコミュニティケア施設からなる群より選択される、請求項1〜7のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  10. 所定のベンチマークが所定の関心対象グループに依存して変化する、請求項1〜9のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  11. 所定の関心対象グループが、医療科、外科、重症治療室、集中治療室、救急治療室、小児科、救急室、外来診療科、専門医療科、皮膚科、内分泌科、胃腸科、内科、腫瘍科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、新生児科、産婦人科、心臓科、精神科、術後回復室、放射線科、形成外科、および泌尿器科からなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  12. 所定のグループが、病床、病室、病棟、科、階、施設、および病院グループからなる群より選択される、請求項1〜11のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  13. センサスデータが、所定のグループ内の病床利用率、所定のグループ内の患者日数、所定のグループ内の患者来院数、所定のグループ内の病床治療時間数、および所定のグループ内のスタッフ数からなる群より選択される、請求項1〜12のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  14. 少なくともディスペンサ使用コンプライアンス指数を含む手指衛生コンプライアンス指数を決定する段階をさらに含む、請求項1〜13のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  15. 手指衛生コンプライアンス指数が、ディスペンサ使用コンプライアンス指数からと、調査コンプライアンスデータおよび直接観察コンプライアンスデータのうちの一つからとの重み付き情報を含む、請求項14記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  16. 手指衛生コンプライアンス指数が、ディスペンサ使用コンプライアンス指数からと調査コンプライアンスデータからと直接観察コンプライアンスデータからとの重み付き情報を含む、請求項14記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  17. ディスペンサデータ収集システムが、400〜450MHzの間、850〜950MHzの間、および2.4〜2.5GHzの間からなる群より選択される周波数のシステムを使用する、請求項1〜16のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  18. ディスペンサデータ収集システムが、850〜950MHzの間の周波数のシステムを使用し、かつ1000ミリワット以下の送信電力を有する、請求項1〜17のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  19. ディスペンサデータ収集システムがハード配線システムである、請求項17記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  20. ディスペンサデータ収集システムが、複数台のディスペンサからデータを受け取るためのネットワーク装置をさらに含む、請求項1〜19のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  21. ネットワーク装置がハブである、請求項20記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  22. ネットワーク装置が、無線ネットワーク装置、無線ハブ、イーサネット(登録商標)ハブ、リピータハブ、スイッチ、イーサネット(登録商標)スイッチ、ブリッジ、ルータ、イーサネット(登録商標)ルータ、無線ルータ、ゲートウェイ、およびゲートウェイルータからなる群より選択される、請求項20記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  23. ネットワーク装置が無線で通信し、かつ各ディスペンサと、該ディスペンサに関連付けられたネットワーク装置との距離が5740フィート以下である、請求項20〜22のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  24. ディスペンサデータ収集システムが、複数台のディスペンサからデータを受け取るための複数台のネットワーク装置をさらに含む、請求項19〜23のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  25. ネットワーク装置からデータを受け取ることのできる1台または複数台のコンピュータを含む、該データを処理するためのサーバを設ける段階をさらに含む、請求項20〜24のいずれか一項記載のグループモニタリングシステム。
  26. ディスペンサデータ収集システムが、複数台のディスペンサからデータを受け取るための複数台のハブをさらに含む、請求項1〜19のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  27. 各ハブが10,000台以下のディスペンサからデータを受け取り、かつ各ディスペンサと、該ディスペンサに関連付けられたハブとの距離が5740フィート以下である、請求項26記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  28. データが暗号化される、請求項1〜27のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  29. 所定の施設タイプが、リハビリテーション施設、教育研究医療施設、非教育研究医療施設、慢性期医療施設、コミュニティケア施設、学校、教育施設、フードサービス施設、食品加工施設、屋外作業現場、および商業施設からなる群より選択される、請求項1〜7のいずれか一項記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  30. 所定のベンチマークが所定の関心対象グループに依存して変化する、請求項29記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  31. 所定の関心対象グループが、医療科、外科、重症治療室、集中治療室、救急治療室、小児科、救急室、外来診療科、リハビリテーション科、長期療養科、専門医療科、皮膚科、内分泌科、胃腸科、内科、腫瘍科、神経内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、新生児科、産婦人科、心臓科、精神科、術後回復室、放射線科、形成外科、および泌尿器科からなる群より選択される、請求項30記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  32. 所定のグループが、病床、病室、病棟、科、階、および施設からなる群より選択される、請求項31記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
  33. センサスデータが、所定のグループ内の病床利用率、所定のグループ内の患者日数、所定のグループ内の患者来院数、所定のグループ内の病床治療時間数、および所定のグループ内のスタッフ数からなる群より選択される、請求項31または32記載のディスペンサ使用コンプライアンスのためのグループモニタリングシステム。
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