JP5667098B2 - ガラスびん - Google Patents
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Description
このような場合、びんが割れているのにも関わらず陳列され、消費者が購入後まで気づかないおそれがある。
したがって、シュリンクラベル付きのガラスびんは割れを容易に発見できるものでなくてはならない。びんの割れを容易に発見できるシュリンクラベル付きガラスびんは、例えば下記の特許文献1,2などに開示されている。
また、縦溝を胴部の外面全周に設けるため胴部の強度が低下し、胴部の肉厚を厚くしなければならないという問題もある。
本発明は、ガラスびん胴部の下部に、その上の一般胴部よりも径の大きな拡径胴部を形成し、該拡径胴部と一般胴部の間が環状の段差部となり、前記一般胴部の外面の全部又は下端を含む一部に、少なくとも縦方向に連続する凹部を有する凹凸面を形成し、前記一般胴部と拡径胴部の全部又は一部をシュリンクラベルで被覆し、前記段差部において前記シュリンクラベルとガラスびん外面との間にガラスびん全周に亘って隙間が形成され、前記シュリンクラベルの前記段差部を覆う部分に貫通孔を設け、前記貫通孔と前記隙間とが連通することを特徴とするシュリンクラベル付きのガラスびんである。
図1は、ガラスびん落下によるびん破損を実験した結果で、ガラスびん1に破損オリジン(開始点)を×印で表したものである。外面ヒンジ破損は、びん周壁に外側が引張、内側が圧縮となる曲げ力が作用したことによる破損である。図1で明らかなように、破損オリジンの多くは胴部の下部になっている。
口部が衝突した後に胴部が衝突した際、口部から胴部の衝突個所までの距離Lが長く、底部はガラス量が多く重いため、矢印に示すような強いモーメントが発生する。したがって、口部から落下した場合は破損しやすい。
裾部で衝突後、肩部が衝突した際、口部側は底部側よりガラス容積が小さく、支点から衝突個所までの距離Lも短いため、図3の場合に比べてモーメントは小さく、ガラスびんは破損しにくい。
更に、拡径胴部を形成したことにより、ガラスびん製造過程や運搬過程において、びんどうしの接触によるすり傷が一般胴部に付きにくくなる。ガラスびんの強度はこのすり傷によって大きく低下するから、この点でも本発明のガラスびんは割れにくくなっている。
また本発明は、前記拡径胴部の上端の高さが15mm以下である請求項1に記載のシュリンクラベル付きのガラスびんである。
なお、拡径胴部の上端の高さの好ましい範囲は10mm〜15mmである。10mm未満の高さで衝撃を受けると、底部の厚いガラスでびん全体の変形を抑制するため、ヒンジ応力はさらに小さくなる。しかし、衝撃を受けた際、びん全体が変形することで衝撃エネルギ−を吸収するが、衝撃位置が10mm未満ではびん全体の変形が少なくなる分、衝撃部に衝突エネルギ−が集中し、衝撃点での破損が増えるおそれがある。
また本発明は、前記拡径胴部の下方に、該拡径胴部よりも小さい径の下側胴部を設けた請求項1又は2に記載のシュリンクラベル付きのガラスびんである。
また本発明は、前記段差部が環状溝となっている請求項1〜3のいずれかに記載のシュリンクラベル付きのガラスびんである。
なお、段差部18の断面形状は、図9に示すように直線状(a)、外側に凸の曲線状(b)、外側に凹の曲線状(c)などとすることができる。
また本発明は、ガラスびん胴部の下部に、環状溝を形成し、該環状溝よりも上の胴部外面の全部又は環状溝上端を含む一部に、少なくとも縦方向に連続する凹部を有する凹凸面を形成し、前記環状溝、及びその上下の胴部の全部又は一部をシュリンクラベルで被覆し、前記環状溝において前記シュリンクラベルとガラスびん外面との間にガラスびん全周に亘って隙間が形成され、前記シュリンクラベルの前記環状溝を覆う部分に貫通孔を設け、前記貫通孔と前記隙間とが連通することを特徴とするシュリンクラベル付きのガラスびんである。
また、拡径胴部の上端の高さが15mm以下のため、ヒンジ応力が最大応力(177MPa)の約30%減(約120MPa)となり、ガラスびんが非常に割れにくくなる。
なお、拡径胴部の上端の高さの好ましい範囲は10mm〜15mmである。
一般胴部15aと拡径胴部15bの間が環状の段差部18になっており、拡径胴部15bと下側胴部15cの間も環状の段差部18になっている。一般胴部15a、拡径胴部15b及び下側胴部15cは直胴(円筒形)である。あるいは一般胴部15aの上端径は、拡径胴部15bと同一径でも良い。
1a ガラスびん
1b ガラスびん
1c ガラスびん
11 口部
12 ビード
13 首部
14 肩部
15 胴部
15a 一般胴部
15b 拡径胴部
15c 下側胴部
16 裾部
17 底部
18 段差部
18a 環状溝
2 凹凸面
2a 凸部
2b 凹部
3 シュリンクラベル
31 貫通孔
4 隙間
Claims (5)
- ガラスびん胴部の下部に、その上の一般胴部よりも径の大きな拡径胴部を形成し、該拡径胴部と一般胴部の間が環状の段差部となり、前記一般胴部の外面の全部又は下端を含む一部に、少なくとも縦方向に連続する凹部を有する凹凸面を形成し、前記一般胴部と拡径胴部の全部又は一部をシュリンクラベルで被覆し、前記段差部において前記シュリンクラベルとガラスびん外面との間にガラスびん全周に亘って隙間が形成され、前記シュリンクラベルの前記段差部を覆う部分に貫通孔を設け、前記貫通孔と前記隙間とが連通することを特徴とするシュリンクラベル付きのガラスびん。
- 前記拡径胴部の上端の高さが15mm以下である請求項1に記載のシュリンクラベル付きのガラスびん。
- 前記拡径胴部の下方に、該拡径胴部よりも小さい径の下側胴部を設けた請求項1又は2に記載のシュリンクラベル付きのガラスびん。
- 前記段差部が環状溝となっている請求項1〜3のいずれかに記載のシュリンクラベル付きのガラスびん。
- ガラスびん胴部の下部に、環状溝を形成し、該環状溝よりも上の胴部外面の全部又は環状溝上端を含む一部に、少なくとも縦方向に連続する凹部を有する凹凸面を形成し、前記環状溝、及びその上下の胴部の全部又は一部をシュリンクラベルで被覆し、前記環状溝において前記シュリンクラベルとガラスびん外面との間にガラスびん全周に亘って隙間が形成され、前記シュリンクラベルの前記環状溝を覆う部分に貫通孔を設け、前記貫通孔と前記隙間とが連通することを特徴とするシュリンクラベル付きのガラスびん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012020078A JP5667098B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | ガラスびん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012020078A JP5667098B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | ガラスびん |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013159346A JP2013159346A (ja) | 2013-08-19 |
JP5667098B2 true JP5667098B2 (ja) | 2015-02-12 |
Family
ID=49171935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012020078A Active JP5667098B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | ガラスびん |
Country Status (1)
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2012
- 2012-02-01 JP JP2012020078A patent/JP5667098B2/ja active Active
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