JP5665322B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関し、特に触感により通知情報を呈示することが可能な電子機器に関する。
従来の電子機器には、種々の情報を通知する機能を有するものがあり、ユーザはその情報通知機能により、種々の情報を知ることができる。この電子機器の情報通知機能の一例として、電子機器に未読メールまたは未応答着信が記憶されている場合に、電子機器に備えられた表示部に未読メールまたは未応答着信がある旨の情報を表示してユーザに通知する機能がある。この機能により、ユーザは、ある時間放置していた電子機器に、新規受信メールまたは新規着信があったのか否か、すなわち未読メールまたは未応答着信があるか否かを、表示部に表示される情報により確認することができる。
しかし、例えば、携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistants)等のように携帯されて使用される電子機器は、鞄やポケットに入れて携帯される場合が多い。この場合、電子機器の表示部に表示されている通知情報を確認するには、電子機器を鞄やポケットからいちいち取り出し、さらに機種によっては操作キーを押したり、折り畳み式の場合は機器を開いたりするなどの面倒な操作を行って、表示部に表示される通知情報を視認することになる。このため、ポケットや鞄等の中に収容物が詰まっている等の原因により、電子機器を取り出し難いといった状況においては、通知情報を確認し難く、ユーザにとっては不都合が生じていた。また、通知情報を確認する毎に、ポケット等からいちいち電子機器を取り出し、その後、再びポケット等に電子機器を戻すという一連の操作を行うことは、ユーザにとって手間になっていた。
なお、従来の折り畳み式の電子機器として、折り畳んだ状態で露出する部分にサブ表示部を設け、このサブ表示部に日時、着信、新着メール等を表示するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電子機器によれば、機器を開いてメインの表示部を見ることなく、機器を折り畳んだ状態で、サブ表示部を視認することにより、サブ表示部に表示されている通知情報を確認することができる。しかし、この電子機器においても、電子機器がポケット等に入っている場合は、いちいち機器を取り出してサブ表示部を視認することになるため、同様の不都合が生じることになる。
また、電子機器は、携帯されて種々の場所で使用されることから、例えば、炎天下や明るいライトの下で表示部に表示されている通知情報を見る場合もある。しかし、このような環境の下では、表示部による外光の反射や、外界の表示部への写りこみ等が生じて、表示部に表示されている通知情報が見づらくなる。
一方、従来の電子機器として、キー入力部の所定のキーを、触覚的に相違する2つの状態を表す所定のスイッチとして構成して、電話の着信や電子メールの受信など予め定められた処理が実行された際に、この所定のスイッチを予め定められた状態に遷移させるようにした電子機器も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示の電子機器によれば、ユーザは、所定のスイッチに触ることにより、未読メールや未応答着信があるか否かを確認することができる。しかも、ユーザは、所定のスイッチに触れればよいので、電子機器がポケットや鞄にある場合は、ポケット等に入れたままで、所定のスイッチに触ることにより未読メールや未応答着信の有無を確認することが可能となる。
特開2003−198676号公報 特開2001−249759号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示の電子機器の場合、ユーザは、所定のスイッチを触ることにより、電話の着信や電子メールの受信があったことを知ることはできるが、電話の着信があったのか、電子メールの受信があったのかを判別することはできない。このため、ユーザにおいては、例えば電話待ちや電子メール待ちをしている場合に、どちらの着信があったのかを、表示部を見て確認しなければならないという面倒な操作を要することになる。
また、所定のスイッチは、キー入力部の一つのキーの大きさで、比較的小さい。このため、電子機器を鞄やポケット等に入れたままの状態で、所定のスイッチを触る場合は、電子機器の収容状態や姿勢が把握し難いことと相俟って、所定のスイッチを探すのに時間がかかる場合がある。
このようなことから、未読メールや未応答着信を、表示部を見ることなく、簡単かつ容易に識別して確認できる電子機器の開発が望まれている。特に、近年の電子機器は、上述した未読メールや未応答着信の他にも、スケジュールなどの種々の情報が通知可能となっていることから、ユーザが希望する種々の通知情報を、簡単かつ容易に識別して確認できることが望まれている。
本発明は、このような要望に応えるべくなされたもので、ユーザが種々の通知情報を簡単かつ容易に識別して確認できる電子機器を提供することを目的とするものである。
上記した課題を解決すべく、第1の発明による電子機器は、タッチを検出するタッチセンサと、前記タッチセンサのタッチ面にタッチしているタッチ対象に対して触感を呈示する触感呈示部と、異なる種別の通知情報を記憶可能な記憶部と、前記異なる種別の通知情報毎に異なる方向を対応づけ、前記記憶部に前記通知情報が記憶されている場合に、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が前記通知情報に対応づけられた方向に変移すると、前記タッチ対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する制御部とを備える。
また、第2の発明による電子機器は、前記制御部は、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が変移すると、該変移の方向を基準方向として設定し、前記異なる種別の通知情報毎に、前記設定した基準方向を基準とした異なる方向を対応づけるように制御する。
また、第3の発明による電子機器は、前記制御部は、前記タッチ対象が前記タッチ面をタッチした位置を基準位置として設定し、前記記憶部に前記通知情報が記憶されている場合に、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が、前記設定した基準位置を基点として前記通知情報に対応づけられた方向に変移すると、前記タッチ対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する。
また、第4の発明による電子機器は、前記タッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部をさらに備え、前記制御部は、前記タッチ対象が前記タッチ面をタッチし、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が第1の荷重基準を満たした際に、前記タッチ対象のタッチした位置を基準位置として設定し、前記基準位置の設定後、前記タッチ対象が変移し、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記第1の荷重基準より高い第2の荷重基準を満たした際に、前記変移の方向を基準方向として設定するように制御する。
また、第5の発明による電子機器は、前記制御部は、前記記憶部に前記通知情報が記憶されている場合と記憶されていない場合とで、前記タッチ対象に対して異なる触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する。
本発明に係る電子機器によれば、タッチ面をタッチしているタッチ対象が変移することにより、種々の通知情報を識別して確認することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る携帯電話端末の機能ブロック図である。 タッチ対象のタッチ面11aに対するタッチ態様を示した図である。 タッチ対象とタッチ面11aの接触領域を示した図である。 荷重検出部12が検出する荷重と時間との関係を示す図である。 タッチ面11aの振動態様を示した図である。 種々の通知情報が対応づけられる方向の判定領域を示した図である。 本発明の実施の形態に係る処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器の機能ブロック図である。この電子機器は、電話機能および電子メールの送受信機能を有する携帯電話端末で、タッチセンサ11、荷重検出部12、触感呈示部13、表示部14、通信部15、記憶部16、および、全体の動作を制御する制御部17を有する。
タッチセンサ11は、そのタッチ面11aに対する指やスタイラスペンなどのタッチ対象によるタッチを検出するもので、抵抗膜方式、静電容量方式、光学式等で構成して、表示部14上に配置する。荷重検出部12は、タッチセンサ11のタッチ面11aに対する押圧荷重を検出するもので、例えば、歪みゲージセンサや圧電素子等の荷重に対して反応する素子を用いて構成する。触感呈示部13は、タッチセンサ11を振動させるもので、例えば、圧電素子を用いて構成する。
表示部14は、押しボタンスイッチ(プッシュ式ボタンスイッチ)のような入力ボタン等の入力用オブジェクトを表示するもので、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成する。この表示部14に表示された入力用オブジェクトに対するタッチ対象によるタッチは、タッチセンサ11から出力される位置情報に基づいて制御部17により検出される。通信部15は、公知のセルラー網等のネットワークを介して電話や電子メール等の無線通信を行うように構成する。
記憶部16には、無線通信プログラムを含む各種の動作プログラム、未読メールや未応答電話の着信情報(通知情報)あるいはユーザ入力によるスケジュール等の種々の通知情報、触感呈示部13の駆動信号情報を記憶する。ここで、未読メールがある場合には、未読メールがあることを通知するための通知情報が記憶部16に記憶され、未読メールがない場合には、未読メールがあることを通知するための通知情報は記憶部16に記憶されていない状態となる。
また、記憶部16には、通信相手毎に、名前、メールアドレス、電話番号などの情報を記憶する。これらの情報は、ユーザの任意の設定等により、特定通信相手毎にグループに分けて記憶することが可能である。なお、記憶部16には異なる種別の通知情報が記憶可能であるが、ここでいう、種別には、メール、電話、スケジュール等の種別のみならず、グループA、グループB等の種別や通信相手A、通信相手B等の種別など、ユーザに分類して通知可能な情報の種別を含む。
制御部17は、例えばCPU等からなり、タッチセンサ11からの位置情報、荷重検出部12からの押圧荷重情報に基づいて各部の動作を制御する。
次に、本実施の形態に係る携帯電話端末による情報通知処理について説明する。本携帯電話端末は、未読メールの有無、未応答着信の有無その他の通知情報の有無をユーザに区別して通知するにあたり、まず、ユーザ操作に基づき、タッチ面11aの基準となる位置(「基準位置」と称する)、および基準位置からの基準となる方向(「基準方向」と称する)を決定する。以下、基準位置および基準方向の決定処理を図2から図5の(a)、(b)を参照して説明する。ここで、図2は、指がタッチセンサ11に対してどのような態様でタッチしているのかを、タッチセンサ11の側面から具体的に示した図である。また、図3は、タッチ面11aのどの領域に指が接触(タッチ)しているかを示している図である。また、図4は、荷重検出部12が検出するタッチ面11aに対する荷重と、時間との関係を示した図である。また、図5は、タッチ面11aの振動振幅と、時間との関係を示した図である。ここで、図2から図5の(a)から(d)はそれぞれ対応しており、また(a)から(d)までの流れは、処理や動作の流れに対応する。
ユーザは、基準位置および基準方向を決定させるために、まず、図2(a)に示すようにタッチセンサ11のタッチ面11aを指でタッチする。このようにユーザがタッチ面11aを指でタッチした際の、タッチ面11aの接触(タッチ)領域は、図3(a)の斜線で示した領域である。ここで、ユーザがタッチ面11aに対して押圧力を加えることにより、荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準F1を超えると(図4(a))、制御部17は、タッチ面11aの接触領域の中心を基準位置として決定し、記憶部16に記憶する。荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準F1を超え、基準位置が決定した際には、触感呈示部13が、タッチ面11aを図5(a)に示すような振幅により振動させ、ユーザに触感を呈示する。このように触感を呈示されることにより、ユーザは基準位置が決定したことを知ることができる。
基準位置決定後、次にユーザは、基準方向を決定させるために、タッチ面11aを指の腹でタッチしていた状態から(図2(a))、指の先端部でタッチするように指を動かす(図2(b))。このように指を動かすことにより、図3(b)に示すように、タッチ面11aの接触範囲が変化する。タッチ面11aの接触範囲が変化した状態で、さらに、ユーザがタッチ面11aに対して押圧力を更に加え、荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準F2を超えると(図4(b))、制御部17は、記憶部16に記憶された基準位置と、変移した接触範囲の中心の位置により基準方向を決定し(図3(b))、記憶部16に記憶する。荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準F2を超え、基準方向が決定した際には、触感呈示部13が、タッチ面11aを図5(b)に示すような振幅により振動させ、ユーザに触感を呈示する。このように触感を呈示されることにより、ユーザは基準方向が決定したことを知ることができる。
上述のようにユーザが操作することにより、基準位置および基準方向が決定されると、制御部17は、未読メールの有無、未応答着信の有無その他の通知情報の有無をユーザに通知するための確認モードを開始する。以下、確認モードにおける動作および処理を図2から図5の(c)、(d)、図6を参照して説明する。
確認モードが開始されると、ユーザは、タッチ面11aを指の先端部でタッチしている状態から(図2(b))、指の腹でタッチする状態に戻し(図2(c)、記憶部16に記憶されている基準位置と、タッチ面11aの接触領域の中心の位置を一致させるように指を動かす(図3(c))。この際、ユーザはタッチ面11aに対する押圧力を弱め、荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準F2を下回るように操作する(図4(c))。
次に、ユーザは、有無を確認したい通知情報に対応する方向に、接触領域が変化するように指を動かす。
この通知情報およびその情報に対応する方向は、確認モードによる情報通知処理が行われる前に、適宜設定を行う。設定可能な通知情報としては、未応答着信が有る場合の通知、未読メールが有る場合の通知、スケジュールが有る場合の通知等、種々の通知情報が設定可能であり、これらの通知情報毎に、対応する方向を事前に設定する。対応させる方向は、記憶部16に記憶される基準方向が基準となる。通知情報として「未応答着信が有る場合の通知」、「未読メールが有る場合の通知」、「スケジュールがある場合の通知」、「その他の通知情報がある場合の通知」の4つの通知情報を設定した場合、基準方向を基準とした4つの方向領域を設定する。4つの方向領域の設定としては、図6のように基準位置を中心とし、基準方向から時計回りに45度の方向までの領域および基準方向から反時計回りに45度の方向までの領域を1つ目の方向領域(上方向領域と称する)、基準方向から時計回りに45度の方向から135度の方向までの領域を2つ目の方向領域(右方向領域と称する)、基準方向から時計回りに135度の方向から225度の方向までの領域を3つ目の方向領域(下方向領域と称する)、基準方向から時計回りに225度の方向から315度の方向までの領域を4つ目の方向領域(左方向領域と称する)と設定する。そして、制御部17は、上方向領域に「未応答着信が有る場合の通知」、右方向領域に「未読メールが有る場合の通知」、下方向領域に「スケジュールが有る場合の通知」、左方向領域に「その他の通知情報が有る場合の通知」に対応付ける。このように方向領域と通知情報とを関連付けてユーザが事前に設定して、またはユーザがこのような設定が行われていることを認知している状態で、以下の動作を行う。
ユーザは、右方向領域に対応づけた「未読メールが有る場合の通知」を確認したい場合、タッチ面11aを指の腹でタッチしている状態から(図2(c))、指の右側面でタッチする状態にするために指を動かす(図2(d))。このように指を動かすことにより、タッチ面11aの接触領域の中心の位置が基準位置より右側に変移する(図3(d))。この状態で、ユーザがタッチ面11aに対して押圧力を更に加え、荷重検出部12が検出する押圧荷重が荷重基準F2を超えると(図4(d))、制御部17は、基準位置から変移した接触領域の中心への方向(図3(d)における(A))が、先に設定を行った方向領域のうち、どの方向領域に対応するか判断する。ここで、制御部17が、基準位置から変移した接触領域の中心への方向Aが、右方向領域に対応すると判断し、未読メールが有る場合(未読メールがある場合の通知情報が記憶部16に記憶されている場合)には、触感呈示部13により、タッチ面11aを図5(d)に示すような振幅により振動させ、ユーザに触感を呈示する。このような触感を呈示することにより、ユーザは未読メールが有ることを知ることができる。ここで、未読メールが無い場合には、タッチ面11aを振動させない、または、未読メールが有る場合と異なる振動によりタッチ面11aを振動させることにより、ユーザに未読メールが無いことを知らせることができる。
次に、本実施の形態に係る携帯電話端末による情報通知処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、制御部17は、タッチセンサ11のタッチ面11aが指によるタッチを検出し、さらに、荷重検出部12により検出されるタッチに係る押圧荷重が荷重基準F1を満たしているか否か判断する(ステップS101)。検出されたタッチに係る押圧荷重が荷重基準F1(第1の荷重基準)を満たしている場合、制御部17は、そのタッチに係る接触領域の中心の位置を基準位置として決定し、その基準位置を記憶部16に記憶し(ステップS102)、さらに基準位置が決定したことをユーザに知らせるために、タッチ面11aをタッチしている指に対して触感を呈示するように触感呈示部13を制御する(ステップS103)。次に、制御部17は、タッチ面11aと指との接触領域が変移し、荷重検出部12により検出されるタッチ入力に係る押圧荷重が荷重基準F2(第2の荷重基準)を満たしているか否か判断する(ステップS104)。
ステップS104にて、タッチ面11aと指との接触領域が変移し、荷重検出部12により検出されるタッチに係る押圧荷重が荷重基準F2を満たしていると判断された場合、制御部17は、記憶部16に記憶されている基準位置から変移した接触領域の中心の位置への方向を基準方向として決定し、記憶部16に記憶し(ステップS105)、さらに基準方向が決定したことをユーザに知らせるために、タッチ面11aをタッチしている指に対して触感を呈示するように触感呈示部13を制御する(ステップS106)。このようにして、基準位置および基準方向が決定された後、ステップS107にて、制御部17は、未読メールや未応答着信等の有無を確認するための確認モードを開始する。
確認モード開始後、制御部17は、タッチ面11aと指との接触領域の中心の位置が記憶部16に記憶された基準位置と一致し、さらに、荷重検出部12により検出されるタッチ入力に係る押圧荷重が荷重基準F2を満たしているか否か判断する(ステップS109)。ここで、制御部17が、タッチ面11aと指との接触領域の中心の位置が記憶部16に記憶された基準位置と一致し、さらに、荷重検出部12により検出されるタッチ入力に係る押圧荷重が荷重基準F2を満たしていないと判断すると、次に、制御部17は、タッチ面11aと指との接触領域が変移し、荷重検出部12により検出されるタッチ入力に係る押圧荷重が荷重基準F2を満たしているか否か判断する(ステップS109)。
ステップS109にて、タッチ面11aと指との接触領域が変移し、荷重検出部12により検出されるタッチ入力に係る押圧荷重が荷重基準F2を満たしていると判断された場合、制御部17は、記憶部16に記憶された基準位置からから変移した接触領域の中心の位置への方向と、記憶部16に事前に設定されている方向領域の中のいずれの方向と一致するか判断し、一致した方向に対応する通知情報を特定する(ステップS110)。ステップS110にて、通知情報を特定すると、その通知情報が記憶部16に記憶されているか否かを判定する(ステップS111)。ここで、制御部17は、通知情報が有ると判定すると、「ブルブルブルッ」という触感(「あり」判定の触感)をタッチ面11aにタッチしているタッチ対象に対して呈示するように触感呈示部13を制御し(ステップS112)、通知情報がないと判定すると、「ブルブルッ」という触感(「なし」判定の触感(「あり」判定の触感とは異なる触感))をタッチ面11aにタッチしているタッチ対象に対して呈示するように触感呈示部13を制御する(ステップS113)。ステップS112およびステップS113にて、タッチ対象に触感を呈示した後、制御部17は、タッチ対象がタッチ面11aをタッチしているか判定する(ステップS114)。タッチ対象がタッチ面11aをタッチしていると判定すると、ステップS108に戻り、タッチ対象がタッチ面11aをタッチしていないと判定すると、本処理を終了する。
本実施の形態に係る携帯電話端末によれば、未読メールや未応答着信等の通知情報の有無を、表示部14を確認することなく、タッチ面11aをタッチすることにより知ることができる。また、未読メール、未応答着信等の種々の通知情報を、ユーザの操作により決定される基準方向を基準とした特定の方向に対応づけることにより、ユーザは、その特定付けられた方向に指の接触領域を変化することにより、その方向に対応づけられた通知情報の有無を知ることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲内に含まれることに留意されたい。
本実施の形態においては、基準方向を設定する際に、ユーザがタッチ面11aを指の腹でタッチしていた状態から、指の先端部でタッチするように指を動かし、タッチ面11aと指との接触領域を変移させていたが、指の動かし方はこれに限定されず、タッチ面11aと指との接触領域が変移するならば、任意とすることができる。したがって、ユーザがタッチ面11aを指の腹でタッチしていた状態のまま、指をスライドさせるようにして動かし、接触領域を変移させてもよい。また、本実施の形態においては、タッチ対象として指を用いた場合について説明を行ったが、タッチ対象は指に限定されず、タッチセンサがタッチを検出できるものであれば、スタイラスペン等任意のものを用いることができる。
また、本実施の形態においては、基準方向をユーザのタッチ面に対する操作により設定して確認モードを開始していたが、ユーザのタッチ面に対する操作により基準方向を設定することなく確認モードを開始してもよい。つまり、タッチ面とタッチ対象の接触面を1度変移させるだけで、その変移の方向に対応する通知情報が通知されるようにしてもよい。この場合、タッチ面11aの特定の端部を基準端部とし、タッチ面11aのタッチ位置から基準端部へ延びる直線と、前記基準端部の一辺とが直交する方向を基準方向として事前に設定する。そして、このようにして設定された基準方向を基準として、これらの通知情報毎に、対応する方向を事前に設定する。
また、本実施の形態においては、基準方向設定後、接触領域の中心の位置を基準位置に戻していたが、この態様に限定されず、基準方向が設定された後、接触領域の中心の位置を基準位置に戻すことなく、基準方向が設定された直後に変移した方向により、対応する通知情報の有無を判定してもよい。つまり、基準位置設定後は、基準位置を基点とせずに、接触領域の変移方向と、通知情報に対応づけられた方向との対応を判定してもよい。このような態様にすることにより、接触領域を右方向に変移して、右方向に対応づけられた通知情報の有無を確認したのち、そのまま上方向に接触領域を変移させれば、続けて上方向に対応づけられた通知情報の有無を確認することができる。
また、本実施の形態においては、4つの種別の通知情報について説明したが、これに限定されず、任意の種類の通知情報においても適用可能である。4つの種別の通知情報に関しては、図6のように4つの方向領域を設定したが、所定数の種別の通知情報に関しては、その所定数の方向領域が設定される。また、方向領域の範囲は4つの方向領域すべて等しい広さに設定したが、これに限定されず、確認する頻度の多い通知情報には、広い方向領域を設定することも可能である。つまり、方向領域毎に領域の広さ(角度幅)を設定可能である。
また、本実施の形態においては、荷重検出部12を有し、タッチ対象がタッチ面をタッチし、荷重検出部により検出される押圧荷重が第1の荷重基準を満たした際に、タッチ対象のタッチした位置を基準位置として設定しているが、これに限定されず、荷重検出部を有することなく、タッチ対象がタッチ面をタッチした際に、そのタッチした位置を基準位置に設定してもよい。
また、本実施の形態においては、荷重検出部12を有し、基準位置の設定後、タッチ対象が変移し、荷重検出部により検出される押圧荷重が第1の荷重基準より高い第2の荷重基準を満たした際に、前記変移の方向を基準方向として設定しているが、これに限定されず、荷重検出部を有することなく、基準位置の設定後、タッチ対象が変移した方向を基準方向として設定してもよい。
また、本実施の形態においては、確認モードが開始されると、ユーザは、タッチ面11aを指の先端部でタッチしている状態から、指の腹でタッチする状態に戻し、記憶部16に記憶されている基準位置と、タッチ面11aの接触領域の中心の位置を一致させるように指を動かしているが、ここで、基準位置と、タッチ面11aの接触領域の中心の位置との一致とは、完全一致に限定されず、所定の位置誤差があったとしても一致と判断してもよい。また、基準位置と、タッチ面11aの接触領域の中心の位置との一致した際に、タッチ面11aをタッチしているタッチ対象に対して触感を呈示するように触感呈示部13を制御してもよい。
11 タッチセンサ
11a タッチ面
12 荷重検出部
13 触感呈示部
14 表示部
15 通信部
16 記憶部
17 制御部

Claims (2)

  1. タッチを検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面にタッチしているタッチ対象に対して触感を呈示する触感呈示部と、
    ユーザに対するイベント通知にそれぞれ方向を対応づけ、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が前記通知のある方向に動くと、前記タッチ対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する制御部と、
    を備える電子機器。
  2. タッチを検出するタッチセンサと、
    前記タッチセンサのタッチ面にタッチしているタッチ対象に対して触感を呈示する触感呈示部と、
    ユーザに対するイベント通知にそれぞれ方向を対応づけ、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が前記通知のある方向に動くと、前記タッチ対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御する制御部と、
    前記タッチ面に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が動くと、該動いた方向を基準方向として設定し、前記各通知にそれぞれ前記設定した基準方向を対応づけるように制御し、
    前記制御部は、前記タッチ対象が前記タッチ面をタッチした位置を基準位置として設定し、前記タッチ面にタッチしている前記タッチ対象が、前記設定した基準位置を基点として前記各通知にそれぞれ対応づけられた方向に動くと、前記タッチ対象に対して触感を呈示するように前記触感呈示部を制御し、
    前記制御部は、前記タッチ対象が前記タッチ面をタッチし、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が第1の荷重基準を満たした際に、前記タッチ対象のタッチした位置を基準位置として設定し、前記基準位置の設定後、前記タッチ対象が動いて、前記荷重検出部により検出される押圧荷重が前記第1の荷重基準より高い第2の荷重基準を満たした際に、前記動いた方向を基準方向として設定するように制御することを特徴とする電子機器。
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