JP5664580B2 - 3相コイル抵抗測定装置及び3相コイル抵抗測定方法 - Google Patents
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Description
また、スター結線された3相のコイルの抵抗値を測定する装置ではないが、導体の抵抗を測定する電気抵抗測定装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
直流電圧を印加する電源と、
該電源の電極間に対して、一端から順に直列接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
上記電源の電極間に対して、上記第1抵抗及び上記第2抵抗と並列に、一端から順に直列接続された第1未知抵抗、第2未知抵抗、第3抵抗及び第4抵抗と、
上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗に対して並列接続された第3未知抵抗と、
上記第1抵抗及び上記第2抵抗の中間点と、上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗の中間点との間に接続された検流計と、
上記電源の電極間の抵抗値を測る抵抗計と、を備えており、
スター結線される3相のコイルを、上記第1未知抵抗、上記第2未知抵抗及び上記第3未知抵抗として接続し、
上記第1抵抗の抵抗値R1と上記第2抵抗の抵抗値R2とのいずれか、及び上記第3抵抗の抵抗値R3と上記第4抵抗の抵抗値R4とのいずれかをそれぞれ可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成し、上記第1未知抵抗の抵抗値X1、上記第2未知抵抗の抵抗値X2及び上記第3未知抵抗の抵抗値X3を、R1:R2=X1:R4=X2:R3の関係式、並びに上記第1〜第4抵抗及び上記第1〜第3未知抵抗の合成抵抗Rxが上記抵抗計の抵抗値Rに等しいとした関係式から求めるよう構成されていることを特徴とする3相コイル抵抗測定装置にある(請求項1)。
直流電圧を印加する電源と、
該電源の電極間に対して、一端から順に直列接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
上記電源の電極間に対して、上記第1抵抗及び上記第2抵抗と並列に、一端から順に直列接続された第1未知抵抗、第2未知抵抗、第3抵抗及び第4抵抗と、
上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗に対して並列接続された第3未知抵抗と、
上記第1抵抗及び上記第2抵抗の中間点と、上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗の中間点との間に接続された検流計と、
上記電源の電極間の抵抗値を測る抵抗計と、を用い、
スター結線される3相のコイルを、上記第1未知抵抗、上記第2未知抵抗及び上記第3未知抵抗として接続し、
上記第1抵抗の抵抗値R1と上記第2抵抗の抵抗値R2とのいずれか、及び上記第3抵抗の抵抗値R3と上記第4抵抗の抵抗値R4とのいずれかをそれぞれ可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成し、上記第1未知抵抗の抵抗値X1、上記第2未知抵抗の抵抗値X2及び上記第3未知抵抗の抵抗値X3を、R1:R2=X1:R4=X2:R3の関係式、並びに上記第1〜第4抵抗及び上記第1〜第3未知抵抗の合成抵抗Rxが上記抵抗計の抵抗値Rに等しいとした関係式から求めることを特徴とする3相コイル抵抗測定方法にある(請求項4)。
3相コイル抵抗測定装置においては、スター結線される3相のコイルを、第1未知抵抗、第2未知抵抗及び第3未知抵抗として、測定回路中に接続する。そして、第1抵抗と第2抵抗とのいずれか、及び第3抵抗と第4抵抗とのいずれかの各抵抗値を可変させ、検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成する。
また、上記3相コイル抵抗測定方法によっても、装置の場合と同様に、短時間かつ高い測定精度で3相のコイルの抵抗値を測定することができる。
上記3相コイル抵抗測定装置及び3相コイル抵抗測定方法においては、上記第3抵抗の抵抗値R3及び上記第4抵抗の抵抗値R4は上記3相のコイルにおける各相のコイルの設計上の抵抗値に比べて、また上記第2抵抗の抵抗値R2は上記第1抵抗の抵抗値R1に比べて、100倍以上の抵抗値になるよう設定し、上記第1抵抗の抵抗値R1及び上記第4抵抗の抵抗値R4を固定する一方、上記第2抵抗の抵抗値R2及び上記第3抵抗の抵抗値R3を可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成することができる(請求項2,5)。
この場合には、R1:R2=X1:R4=X2:R3の関係式における抵抗値の比をできるだけ大きくとることができる。そして、検流計を流れる電流がほぼゼロとなる状態を形成するための第2抵抗の抵抗値R2及び第3抵抗の抵抗値R3の調整を行いやすくすることができる。
この場合には、制御装置によって、第2抵抗の抵抗値R2及び第3抵抗の抵抗値R3を段階的に可変させることにより、3相のコイルの抵抗値をデジタル的に短時間で測定することができる。
なお、上記検流計における電流値がゼロを通過したときとは、この電流値が、プラス側からマイナス側に向けて、あるいはマイナス側からプラス側に向けて0(mA)を挟んで変化したときのことをいう。この電流値は、場合によっては、丁度0(mA)になることもある。
本例の3相コイル抵抗測定装置1は、図1に示すごとく、スター結線される3相のコイル3U,3V,3Wの各抵抗値を測定するものである。3相コイル抵抗測定装置1は、次の電源21、第1〜第4抵抗31,32,33,34、第1〜第3未知抵抗41,42,43、検流計23及び抵抗計22を備えている。
そして、3相コイル抵抗測定装置1は、第1抵抗31の抵抗値R1と第2抵抗32の抵抗値R2とのいずれか、及び第3抵抗33の抵抗値R3と第4抵抗34の抵抗値R4とのいずれかをそれぞれ可変させて、検流計23を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成し、第1未知抵抗41の抵抗値X1、第2未知抵抗42の抵抗値X2及び第3未知抵抗43の抵抗値X3を、R1:R2=X1:R4=X2:R3の関係式A1、並びに第1〜第4抵抗31,32,33,34及び第1〜第3未知抵抗41,42,43の合成抵抗Rxが抵抗計22の抵抗値Rに等しいとした関係式A2から求めるよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、3相コイル抵抗測定装置1は、3相回転電機のステータに配置された状態の3相のコイル3U,3V,3Wの各抵抗値を測定するものである。また、3相コイル抵抗測定装置1は、ダブルブリッジ回路を利用して3相のコイル3U,3V,3Wの各抵抗値を測定するものである。
本例の第1抵抗31及び第4抵抗34は、抵抗値が固定された固定抵抗である。また、第2抵抗32及び第3抵抗33は、抵抗値を変化させることができる可変抵抗である。第2抵抗32及び第3抵抗33は、デジタル式可変抵抗器によって構成されている。
本例の3相のコイル3U,3V,3Wにおける各相のコイルの設計上の抵抗値は、45(mΩ)である。この抵抗値は、数(mΩ)の値でばらつく可能性がある。本例においては、第1抵抗31は、1(Ω)の固定抵抗とし、第2抵抗32は、2150(Ω)±100(Ω)の可変抵抗とし、第3抵抗33は、100(Ω)±5(Ω)の可変抵抗とし、第4抵抗34は、100(Ω)の固定抵抗としている。
制御装置5は、第2抵抗32の抵抗値R2及び第3抵抗33の抵抗値R3をそれぞれ段階的に可変させ、検流計23における電流値Gがゼロに近い所定の許容範囲内になったときに、第2抵抗32の抵抗値R2、第3抵抗33の抵抗値R3及び抵抗計22の抵抗値Rを読み取るとともに、第1抵抗31の抵抗値R1及び第4抵抗34の抵抗値R4を用いて、第1未知抵抗41の抵抗値X1、第2未知抵抗42の抵抗値X2及び第3未知抵抗43の抵抗値X3を求めるよう構成されている。
3相コイル抵抗測定装置1においては、スター結線された3相のコイル3U,3V,3Wにおける各相のコイルをそれぞれ接続する3つの端子部24が設けられている。3相のコイル3U,3V,3Wには、U相、V相、W相のコイルがあるが、3つの端子部24に対して、どの相のコイルを接続してもよい。そして、U相、V相、W相のコイル3U,3V,3Wは、接続する端子部24によって、第1〜第3未知抵抗41,42,43のいずれの未知抵抗とすることもできる。
具体的には、本例においては、第3抵抗33を95(Ω)から105(Ω)まで0.1(Ω)ずつ段階的に可変させるとともに、第2抵抗32を2050(Ω)から2250(Ω)まで10(Ω)ずつ段階的に可変させる。また、この可変調整を行う際に、検流計23によって測定される電流値Gが、プラス側からマイナス側に向けて、あるいはマイナス側からプラス側に向けてゼロ(0(mA)になる値)を通過したときには、第3抵抗33を、ゼロを通過したときの抵抗値R3に固定し、第2抵抗32を2050(Ω)から2250(Ω)まで1(Ω)ずつ段階的に可変させる。そして、検流計23によって測定される電流値Gがゼロを通過したときに、電流値Gがゼロである平衡状態に達したとして、このときの第2抵抗32の抵抗値R2及び第3抵抗33の抵抗値R3を読み取る。
また、第3未知抵抗43の抵抗値X3は、次のように算出する。抵抗計22には、第1抵抗31及び第2抵抗32と、第1〜第3未知抵抗41,42,43、第3抵抗33及び第4抵抗34とが並列に接続されている。そして、第1〜第3未知抵抗41,42,43、第3抵抗33及び第4抵抗34による合成抵抗をSとすると、S=X1+{(X2+R3)・X3}/(X2+R3+X3)+R4となる。また、第1〜第4抵抗31,32,33,34及び第1〜第3未知抵抗41,42,43の合成抵抗Rxは、Rx={(R1+R2)・S}/(R1+R2+S)となる。これをSの式に変換すると、S={(R1+R2)・Rx}/(R1+R2−Rx)となる。そして、合成抵抗Rxを抵抗計22の抵抗値Rに置き換え、X1+{(X2+R3)・X3}/(X2+R3+X3)+R4={(R1+R2)・R}/(R1+R2−R)の等式をX2の式に変換して、X3を算出する。
まず、3相コイル抵抗測定装置1における各端子部24に、ステータにおいてスター結線されたU相、V相、W相のコイル3U,3V,3Wをそれぞれ接続する。本例では、第1未知抵抗41としてV相のコイル3Vが接続され、第2未知抵抗42としてU相のコイル3Uが接続され、第3未知抵抗43としてW相のコイル3Wが接続される。
次いで、第2抵抗32の抵抗値R2と第3抵抗33の抵抗値R3とを一番低く設定する(図4のステップS1)。本例では、第2抵抗32の抵抗値R2を2050(Ω)に設定し、第3抵抗33の抵抗値R3を95(Ω)に設定する。この初期設定を行った状態においては、測定回路10における各抵抗31〜34,41〜43のバランスが取れていないため、検流計23の電流値Gが任意の値を示すと考えられる。
次いで、第2抵抗32の抵抗値R2及び第3抵抗33の抵抗値R3が特定の値になり、検流計23の電流値Gがゼロを通過したときには(S3)、第3抵抗33の抵抗値R3及び第2抵抗32の抵抗値R2を、ゼロ通過したときの値R3’,R2’に設定する(S7)。そして、第3抵抗33の抵抗値R3は、ゼロ通過したときの値に確定し、第2抵抗32の抵抗値R2は、変更幅を小さくして段階的に減少させていく。
なお、各抵抗31〜34,41〜43の抵抗値が丁度バランスしたときには検流計23の電流値Gはゼロになるが、たいていの場合は、この電流値Gはゼロに近い値となる。
図5に示すごとく、ステップS7’の後には、第2抵抗32の抵抗値R2をΔr2’として1(Ω)減少させ(S8’)、検流計23の電流値Gが、ゼロを含む許容範囲内(−α≦G≦+α)になったかを判別する(S9’)。
ここで、検流計23の電流値Gの許容範囲±αは、U相、V相、W相の各相のコイルの抵抗値、抵抗値R2、抵抗値R3の各々を所定幅で変化させたときに、変化する量を算出し、U相、V相、W相の各相のコイルの抵抗値として測定される値の誤差が許容される範囲で設定することができる。
通常は、S8’,S9’及びS10’を繰り返すうちに、検流計23の電流値Gは、ゼロを含む許容範囲内(−α≦G≦+α)になると考えられる。このとき、電流値Gが許容範囲内になったときの第2抵抗32の抵抗値R2及び第3抵抗33の抵抗値R3を用い、第1〜第3未知抵抗41,42,43を上記関係式A1,A2に当てはめて算出する(S11’)。こうして、U相、V相、W相のコイルの抵抗値を、第1〜第3未知抵抗41,42,43の抵抗値として測定することができる。
3相コイル抵抗測定装置1においては、ステータにおいてスター結線された3相のコイル3U,3V,3Wを、第1未知抵抗41、第2未知抵抗42及び第3未知抵抗43として、測定回路10中に接続する。そして、第2抵抗32の抵抗値R2及び第3抵抗33の抵抗値R3を可変させ、検流計23を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成する。
それ故、3相コイル抵抗測定装置1及び3相コイル抵抗測定方法によれば、短時間かつ高い測定精度で3相のコイル3U,3V,3Wの抵抗値を測定することができる。
22 抵抗計
23 検流計
3U,3V,3W 3相のコイル
31 第1抵抗
32 第2抵抗
33 第3抵抗
34 第4抵抗
41 第1未知抵抗
42 第2未知抵抗
43 第3未知抵抗
Claims (6)
- スター結線される3相のコイルの各抵抗値を測定する装置であって、
直流電圧を印加する電源と、
該電源の電極間に対して、一端から順に直列接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
上記電源の電極間に対して、上記第1抵抗及び上記第2抵抗と並列に、一端から順に直列接続された第1未知抵抗、第2未知抵抗、第3抵抗及び第4抵抗と、
上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗に対して並列接続された第3未知抵抗と、
上記第1抵抗及び上記第2抵抗の中間点と、上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗の中間点との間に接続された検流計と、
上記電源の電極間の抵抗値を測る抵抗計と、を備えており、
スター結線される3相のコイルを、上記第1未知抵抗、上記第2未知抵抗及び上記第3未知抵抗として接続し、
上記第1抵抗の抵抗値R1と上記第2抵抗の抵抗値R2とのいずれか、及び上記第3抵抗の抵抗値R3と上記第4抵抗の抵抗値R4とのいずれかをそれぞれ可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成し、上記第1未知抵抗の抵抗値X1、上記第2未知抵抗の抵抗値X2及び上記第3未知抵抗の抵抗値X3を、R1:R2=X1:R4=X2:R3の関係式、並びに上記第1〜第4抵抗及び上記第1〜第3未知抵抗の合成抵抗Rxが上記抵抗計の抵抗値Rに等しいとした関係式から求めるよう構成されていることを特徴とする3相コイル抵抗測定装置。 - 請求項1に記載の3相コイル抵抗測定装置において、上記第3抵抗の抵抗値R3及び上記第4抵抗の抵抗値R4は上記3相のコイルにおける各相のコイルの設計上の抵抗値に比べて、また上記第2抵抗の抵抗値R2は上記第1抵抗の抵抗値R1に比べて、100倍以上の抵抗値になるよう設定されており、
上記第1抵抗の抵抗値R1及び上記第4抵抗の抵抗値R4を固定する一方、上記第2抵抗の抵抗値R2及び上記第3抵抗の抵抗値R3を可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成するよう構成されていることを特徴とする3相コイル抵抗測定装置。 - 請求項2に記載の3相コイル抵抗測定装置において、上記第2抵抗及び上記第3抵抗は、デジタル式可変抵抗器によって構成されており、
上記第2抵抗、上記第3抵抗、上記検流計及び上記抵抗計は、制御装置によって入出力制御が可能であり、
該制御装置は、上記第2抵抗の抵抗値R2及び上記第3抵抗の抵抗値R3を段階的に可変させ、上記検流計における電流値がゼロを通過したときの上記第2抵抗の抵抗値R2、上記第3抵抗の抵抗値R3及び上記抵抗計の抵抗値Rを読み取って、上記第1未知抵抗の抵抗値X1、上記第2未知抵抗の抵抗値X2及び上記第3未知抵抗の抵抗値X3を求めるよう構成されていることを特徴とする3相コイル抵抗測定装置。 - スター結線される3相のコイルの各抵抗値を測定する方法であって、
直流電圧を印加する電源と、
該電源の電極間に対して、一端から順に直列接続された第1抵抗及び第2抵抗と、
上記電源の電極間に対して、上記第1抵抗及び上記第2抵抗と並列に、一端から順に直列接続された第1未知抵抗、第2未知抵抗、第3抵抗及び第4抵抗と、
上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗に対して並列接続された第3未知抵抗と、
上記第1抵抗及び上記第2抵抗の中間点と、上記第2未知抵抗及び上記第3抵抗の中間点との間に接続された検流計と、
上記電源の電極間の抵抗値を測る抵抗計と、を用い、
スター結線される3相のコイルを、上記第1未知抵抗、上記第2未知抵抗及び上記第3未知抵抗として接続し、
上記第1抵抗の抵抗値R1と上記第2抵抗の抵抗値R2とのいずれか、及び上記第3抵抗の抵抗値R3と上記第4抵抗の抵抗値R4とのいずれかをそれぞれ可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成し、上記第1未知抵抗の抵抗値X1、上記第2未知抵抗の抵抗値X2及び上記第3未知抵抗の抵抗値X3を、R1:R2=X1:R4=X2:R3の関係式、並びに上記第1〜第4抵抗及び上記第1〜第3未知抵抗の合成抵抗Rxが上記抵抗計の抵抗値Rに等しいとした関係式から求めることを特徴とする3相コイル抵抗測定方法。 - 請求項4に記載の3相コイル抵抗測定方法において、上記第3抵抗の抵抗値R3及び上記第4抵抗の抵抗値R4は上記3相のコイルにおける各相のコイルの設計上の抵抗値に比べて、また上記第2抵抗の抵抗値R2は上記第1抵抗の抵抗値R1に比べて、100倍以上の抵抗値になるよう設定しておき、
上記第1抵抗の抵抗値R1及び上記第4抵抗の抵抗値R4を固定する一方、上記第2抵抗の抵抗値R2及び上記第3抵抗の抵抗値R3を可変させて、上記検流計を流れる電流がほぼゼロになる状態を形成することを特徴とする3相コイル抵抗測定方法。 - 請求項5に記載の3相コイル抵抗測定方法において、上記第2抵抗及び上記第3抵抗は、デジタル式可変抵抗器によって構成しておき、
上記第2抵抗、上記第3抵抗、上記検流計及び上記抵抗計は、制御装置によって入出力制御を可能とし、
該制御装置は、上記第2抵抗の抵抗値R2及び上記第3抵抗の抵抗値R3を段階的に可変させ、上記検流計における電流値がゼロを通過したときの上記第2抵抗の抵抗値R2、上記第3抵抗の抵抗値R3及び上記抵抗計の抵抗値Rを読み取って、上記第1未知抵抗の抵抗値X1、上記第2未知抵抗の抵抗値X2及び上記第3未知抵抗の抵抗値X3を求めることを特徴とする3相コイル抵抗測定方法。
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