JP5661024B2 - 可変分散補償装置および可変分散補償方法 - Google Patents

可変分散補償装置および可変分散補償方法 Download PDF

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Description

この発明は、可変分散補償器を用い、自動で分散補償値を調整する機能を有する可変分散補償装置および可変分散補償方法に関するものである。
海底ケーブルシステムでは、分散が数千kmの長距離伝送により光信号に蓄積され、受信波形が歪むため、分散補償を行う必要がある。この際、長距離伝送中に光信号に蓄積される分散の逆分散を受信側で印加することにより、受信波形の歪を解消でき、信号を導通させることができる。
図10に従来の海底ケーブルシステムの構成図を示す。光波長多重装置102は、各光送受信機101から送信された所定波長の光信号を波長多重し、海底ケーブルを伝送させる。また、固定分散補償器103は、受信側で光送受信器101毎に分散補償を行っている。ここで、固定分散補償器103を用いた分散補償では各波長単位での調整になるため、個々に適切な固定分散補償器103を用意する必要があり、また、固定分散補償器103の分散補償値の種類が限られてくる。したがって、分散補償値を正確に合わせることが困難である。
近年の40G伝送では、従来の10G伝送と比べて信号のパルス幅が狭まるため、分散の影響が強まり、分散補償値を高精度に合わせることが必須となっている。そこで、細かい分散補償値を設定することができる可変分散補償器を用いた自動分散補償方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に開示された方法では、まず、可変分散補償器の可変分散補償範囲において分散補償値を掃引し、その際の符号誤り率を読み取る。そして、符号誤り率が最小となる分散補償値、または、符号誤り率が所定の閾値となる2点の分散補償値の中心値を、最適値として採用している。
ここで、海底ケーブルでは、図11に示すように、残留分散と符号誤り率との関係がU字にならず、時間変動により符号誤り率が劣化する場合がある(図11ではW字となっている)。そのため、特許文献1に開示された閾値内領域の中心点を採用する方法は有効である。
特開2004−236097号公報
上記特許文献1に開示されるように、可変分散補償器を用いることで細かい分散補償値を設定することができ、また、符号誤り率が閾値以下となる領域の中心点の分割補償値を最適値として設定することで、時間変動により符号誤り率が劣化する領域でも最適値を探索することが可能である。しかしながら、40G伝送では分散補償値の精度が求められるため、最適値を探索する際に分散補償値の可変量(ステップ幅)を細かく設定する必要がある。そのため、最適値探索に長時間かかるという課題がある。
また、符号誤り率が閾値以下となる領域が可変分散補償範囲を超えてしまい、分散補償値を掃引した際に、符号誤り率が閾値となる分散補償値が1点しか得られない場合がある。しかしながら、特許文献1に開示された方法では、上記のようなケースは考慮しておらず、最適値を探索することができないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、可変分散補償範囲での自動分散補償を短時間に実現することができる可変分散補償装置および可変分散補償方法を提供することを目的としている。
この発明に係る可変分散補償装置は、所定の分散補償値で、伝送路を伝送してきた受信光の分散補償を行う可変分散補償器と、可変分散補償器により分散補償された受信光から伝送路警報を含む伝送情報を読み取る伝送情報読み取り部と、分散補償値を掃引し、その際に伝送情報読み取り部により読み取られた伝送情報に基づいて、分散補償値の最適値を設定する可変分散補償制御部とを備え、可変分散補償制御部は、可変分散補償器の可変分散補償範囲において粗いステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する粗探索部と、粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合に、当該2点で区分される伝送経路警報無の可変分散補償範囲において粗いステップ幅より細かいステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする中心値探索部と、粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が1点探索された場合に、当該1点で区分される伝送経路警報無の可変分散補償範囲において粗いステップ幅より細かいステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする最小値探索部とを備えたものである。
また、この発明に係る可変分散補償装置は、所定の分散補償値で、伝送路に伝送する送信光の分散補償を行う可変分散補償器と、伝送路を伝送してきた受信光から伝送路警報を含む伝送情報を読み取る伝送情報読み取り部と、分散補償値を掃引し、その際に伝送情報読み取り部により読み取られた伝送情報に基づいて、分散補償値の最適値を設定する可変分散補償制御部とを備え、可変分散補償制御部は、可変分散補償器の可変分散補償範囲において粗いステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する粗探索部と、粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合に、当該2点で区分される伝送経路警報無の可変分散補償範囲において粗いステップ幅より細かいステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする中心値探索部と、粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が1点探索された場合に、当該1点で区分される伝送経路警報無の可変分散補償範囲において粗いステップ幅より細かいステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする最小値探索部とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、可変分散補償範囲での自動分散補償を短時間に実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る可変分散補償装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における可変分散補償制御部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る可変分散補償装置の自動分散補償処理を示すフローチャートである。 図3に示す粗探索処理を示すフローチャートである。 図3に示す粗探索処理における分散補償値の掃引を示す概要図である。 図3に示す中心値探索処理における最適値を示す概要図である。 図3に示す最小値探索処理における最適値を示す概要図である。 この発明の実施の形態2に係る可変分散補償装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る可変分散補償装置の自動分散補償処理を示すフローチャートである。 従来の海底ケーブルシステムの構成を示す図である。 従来の海底ケーブルでの残留分散と符号誤り率との関係を示す概要図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお以下では、可変分散補償装置は海底ケーブルシステムに備えられるものとして説明を行うが、これに限るものではない。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る可変分散補償装置1の構成を示す図である。
可変分散補償装置1は、海底ケーブルシステムの受信側に備えられ、送信側から海底ケーブル(伝送路)を伝送してきた受信光の分散補償を行うものである。この可変分散補償装置1は、図1に示すように、可変分散補償器2、伝送情報読み取り部3、情報保存部4および可変分散補償制御部5から構成されている。
可変分散補償器2は、可変分散補償制御部5による制御に従って設定した分散補償値で、送信側から海底ケーブルを伝送してきた受信光の分散補償を行う機能を有するものである。
伝送情報読み取り部3は、可変分散補償器2により分散補償が行われた受信光から、伝送路警報(光入力信号断およびフレーム同期外れ)および符号誤り率を含む伝送情報を読み取る機能を有するものである。
情報保存部4は、伝送情報読み取り部3により読み取られた伝送情報を、その際の分散補償値とともに記憶する機能を有するものである。
可変分散補償制御部5は、可変分散補償器2の分散補償値を掃引し、その際に伝送情報読み取り部3により読み取られて情報保存部4に保存された伝送情報に基づいて、分散補償値の最適値を設定する機能を有するものである。この可変分散補償制御部5は、図2に示すように、粗探索部51、処理選択部52、中心値探索部53および最小値探索部54から構成されている。
粗探索部51は、可変分散補償器2の可変分散補償範囲において粗いステップ幅で分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する機能を有するものである。
処理選択部52は、粗探索部51による探索結果に基づいて、分散補償値の最適値を探索するための処理方法を選択する機能を有するものである。ここで、処理選択部52は、粗探索部51により伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合には、中心値探索部53による処理を選択する。一方、粗探索部51により伝送路警報の有無が切り替わる点が1点のみ探索された場合には、最小値探索部54を選択する。
中心値探索部53は、処理選択部52により選択された場合に動作し、粗探索部51により探索された1点目の1つ前の点と2点目との間の範囲において粗探索部51でのステップ幅より細かいステップ幅で分散補償値を再度掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする機能を有するものである。
最小値探索部54は、処理選択部52により選択された場合に動作し、粗探索部51により探索された点の1つ前の点以降の可変分散補償範囲において粗探索部51でのステップ幅より細かいステップ幅で分散補償値を再度掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする機能を有するものである。
次に、上記のように構成された可変分散補償装置1の自動分散補償処理について、図3〜7を用いて説明する。
可変分散補償装置1の自動分散補償処理では、図3に示すように、まず、可変分散補償制御部5の粗探索部51は、粗探索処理を実行する(ステップST31)。この粗探索処理では、可変分散補償器2の分散補償値のステップ幅を大きく設定し、伝送路警報(光入力信号断およびフレーム同期外れ)が解除される領域を探索することを目的としている。
以下では、粗探索処理について図4,5を用いて説明する。なお、粗探索処理では、可変分散補償器2の可変分散補償範囲全域を分散補償値の掃引範囲とし、その開始値と終了値を予め入力しておく。
粗探索部51の粗探索処理では、図4に示すように、まず、可変分散補償器2に分散補償値として開始値を設定させる(ステップST41)。
次いで、分散掃引ループを開始する(ステップST42)。この分散掃引ループでは、まず、可変分散補償器2は、設定した分散補償値で、海底ケーブルを伝送してきた受信光の分散補償を行い、伝送情報読み取り部3はこの受信光から伝送情報を読み取り、分散補償値とともに情報保存部4に記憶させる(ステップST43)。次いで、可変分散補償器2に、次ループでの分散補償値として、現ループでの分散補償値にステップ値を加えた値を設定させる(ステップST44)。
次いで、ステップST44において設定させた分散補償値が終了値より大きいかを判断する(ステップST45)。このステップST45において、分散補償値が終了値以下であると判断した場合には、シーケンスはステップST42に戻り、伝送情報の取得・記憶処理を繰り返し行う。一方、ステップST45において、分散補償値が終了値より大きいと判断した場合には、シーケンスは終了する。
以上の処理により、図5に示す可変分散補償器2の可変分散補償範囲全域において、粗いステップ幅での伝送情報を取得することができる。
再び図3に戻り、粗探索部51の粗探索処理が終了すると、次いで、処理選択部52は、粗探索部51による探索結果に基づいて、次の処理を選択する(ステップST32)。
このステップST32において、処理選択部52が、粗探索部51により伝送路警報の有無が切り替わる点が1点も探索できていないと判断した場合には、シーケンスは終了する。この場合、粗探索部51での分散補償値のステップ幅が大きすぎるため、ステップ幅を先ほどより小さく設定した後、粗探索処理を再度実行する。
一方、ステップST32において、処理選択部52が、粗探索部51により伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索されたと判断した場合には、中心値探索部53は中心値探索処理を実行する(ステップST33)。この中心値探索処理では、粗探索処理により取得された1点目の1つ前の点と2点目との間の範囲に対して、粗探索処理実行時よりも細かいステップ幅で分散補償値を再度掃引し、最適値を求めることを目的としている。
この際、海底ケーブルでは、時間変動で符号誤り率が劣化する場合があるため、図6に示すように、例えば符号誤り率の最小点(a点)を最適値とした場合には、多少の変動で符号誤り率が急激に上がってしまう可能性がある。そこで、最適点として、伝送路警報が解除される領域の中心点(b点)を採用する。これにより、分散補償値がc点付近に設定されてしまうことを防止し、変動による急激な符号誤り率の劣化に対応することができる。
以上のように、ステップ幅の異なる粗探索処理および中心値探索処理を組み合わせて実行することにより、高精度な分散掃引にかかる時間を削減し、制御時間の短縮化を図ることができる。
一方、ステップST32において、処理選択部52が、分散補償値の開始点側または終了点側の一方のみで伝送路警報の有無が切り替わると判断した場合には、最小値探索部54は最小値探索処理を実行する(ステップST34)。
この場合、伝送路警報の有無が切り替わる点が片端側では取得できないため、中心値探索処理のような中心点の分割補償値を最適値とする方法を用いることができない。そこで、最小値探索処理の場合には、図7に示すように、符号誤り率の最小点(d点)を最適点として採用する。
なお、可変分散補償制御部5としてFPGAやCPUを用いることで、上記フローに従った判定や演算処理を容易に実施することができる。また、情報保存部4としては、伝送情報や分散補償値を記憶するため、メモリやレジスタを用いればよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、粗探索処理により、粗く分散補償値を掃引することで伝送路警報が解除される領域を絞り込み、中心点探索処理により、粗探索処理で得られた領域を基に細かく分散補償値を掃引するように構成したので、符号誤り率が安定しない状況でも短時間に高精度に分散補償を行うことができる。また、粗探索処理で伝送路警報の有無が切り替わる点が1点しか探索できなかった場合に、最小値探索処理により、符号誤り率が最小となる分散補償値を探索するように構成したので、可変分散補償器2の可変分散補償範囲を最大限使用することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1に係る可変分散補償装置1では、受信側に備えることを想定して説明を行ったが、海底ケーブルによっては送信光が受ける分散量が大きく、受信側のみの分散補償では足りない場合がある。このような場合、送信側にも可変分散補償装置を挿入して、送受信で分散補償を行う。そこで、実施の形態2では、送信側に備えられる可変分散補償装置1bについて示す。
図8はこの発明の実施の形態2に係る可変分散補償装置1bの構成を示す図である。
可変分散補償装置1bは、送信側に備えられ、送信側から海底ケーブルに伝送する送信光の分散補償を行うものである。この可変分散補償装置1bは、図8に示すように、可変分散補償器2b、伝送情報読み取り部3b、情報保存部4bおよび可変分散補償制御部5bから構成されている。
可変分散補償器2bは、可変分散補償制御部5bによる制御に従って設定した分散補償値で、送信側から海底ケーブルに伝送する送信光の分散補償を行う機能を有するものである。
伝送情報読み取り部3bは、受信側から海底ケーブルを伝送してきた受信光から、伝送路警報(BDI(Backward Defect Indication)警報)およびFar Endエラーカウントを含む伝送情報を読み取る機能を有するものである。このBDI警報により、受信側での光入力信号断およびフレーム同期外れの状態を把握することができる。
情報保存部4bは、伝送情報読み取り部3bにより読み取られた伝送情報を、その際の分散補償値とともに記憶する機能を有するものである。
可変分散補償制御部5bは、可変分散補償器2bの分散補償値を掃引し、その際に伝送情報読み取り部3bにより読み取られて情報保存部4bに保存された伝送情報に基づいて、分散補償値の最適値を設定する機能を有するものである。この可変分散補償制御部5bの内部構成は、図2に示す可変分散補償制御部5の内部構成と同様であり、その説明を省略する。
この可変分散補償装置1bでは、伝送情報として、受信側から送信されたBDI警報やFar Endエラーカウントを読み取り、図3に示すフローチャートに従って、可変分散補償器2bでの分散補償値の最適値を得る。この際、可変分散補償制御部5bは、BDI警報から受信側の光入力信号断およびフレーム同期外れの状態を読み取ることで、粗探索処理および中心値探索処理を実行する。また、Far Endエラーカウントを読み取ることで、最小値探索処理を実行する。
以上のように、この実施の形態2によれば、送信側に、受信側からの伝送情報に基づいて送信光の分散補償を行う可変分散補償装置1bを備えても、符号誤り率が安定しない状況でも短時間で高精度に分散補償を行うことができ、また、可変分散補償器2bの可変分散補償範囲を最大限使用することが可能になる。また、送受両方に可変分散補償装置1,1bを備えることで、固定分散補償器を撤去することが可能である。ここで、固定分散補償器はファイバであるため、場所を確保しなければならないが、本発明により不要となるため、装置全体のコンパクト化にも繋がる。
実施の形態3.
実施の形態3では、可変分散補償装置1または/および可変分散補償装置1bを備えた海底ケーブルシステムの運用中に障害が発生した場合に、分散補償を行うものについて示す。なお、実施の形態3に係る可変分散補償装置1,1bの構成は、図1,8に示す実施の形態1,2に係る可変分散補償装置1,1bの構成と同様である。以下では、図1の可変分散補償装置1を用いて説明を行う。
なお、伝送情報読み取り部3は、所定の周期で伝送情報の読み取りを行う機能を有する。
また、可変分散補償制御部5は、伝送情報読み取り部3により所定の周期で読み取られた伝送情報に基づいて、分散補償値の最適値設定を行う機能を有する。
図9はこの発明の実施の形態3に係る可変分散補償装置1の自動分散補償処理を示すフローチャートである。また、図9において、図3と同様の処理については同一のステップ番号を付している。なお、可変分散補償制御部5は、初回の中心値探索処理および最小値探索処理で探索を行った範囲をメモリやレジスタに記憶しておく。
この可変分散補償装置1の自動分散補償処理では、海底ケーブルシステムの運用中に、図9に示すように、伝送情報読み取り部3は、所定の周期で伝送情報の読み取りを行っている(ステップST91)。
次いで、可変分散補償制御部5の処理選択部52は、伝送情報読み取り部3により読み取られた伝送情報に基づいて、次の処理を選択する(ステップST92)。
このステップST92において、処理選択部52が、伝送路警報(光入力信号断およびフレーム同期外れ)が一定時間発生したと判断した場合には、シーケンスはステップST31に移行し、分散補償値の最適値設定を再度実行する。その後の処理内容は図3に示す通りであり、その説明を省略する。
一方、ステップST92において、処理選択部52が、符号誤り率が所定の閾値よりも大きくなったと判断し、前回の最適値設定で中心値探索処理を行った場合には、シーケンスはステップST33に移行し、中心値探索部53は、記憶した範囲において中心値探索処理を再度実行する。この中心値探索処理の内容は図6に示す通りであり、その説明を省略する。
一方、ステップST92において、処理選択部52が、符号誤り率が所定の閾値よりも大きくなったと判断し、前回の最適値設定で最小値探索処理を行った場合には、シーケンスはステップST34に移行し、記憶した範囲において、最小値探索処理を再度実行する。この最小値探索処理の内容は図7に示す通りであり、その説明を省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、運用中に伝送情報を監視し、当該伝送情報に基づいて分散補償値の最適値設定を再度実行するように構成したので、運用中に障害が発生した場合に、自動的に分散補償を試行することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1b 可変分散補償装置、2,2b 可変分散補償器、3,3b 伝送情報読み取り部、4,4b 情報保存部、5,5b 可変分散補償制御部、51 粗探索部、52 処理選択部、53 中心値探索部、54 最小値探索部。

Claims (5)

  1. 所定の分散補償値で、伝送路を伝送してきた受信光の分散補償を行う可変分散補償器と、
    前記可変分散補償器により分散補償された受信光から伝送路警報を含む伝送情報を読み取る伝送情報読み取り部と、
    前記分散補償値を掃引し、その際に前記伝送情報読み取り部により読み取られた伝送情報に基づいて、前記分散補償値の最適値を設定する可変分散補償制御部とを備え、
    前記可変分散補償制御部は、
    前記可変分散補償器の可変分散補償範囲において粗いステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する粗探索部と、
    前記粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合に、当該2点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする中心値探索部と、
    前記粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が1点探索された場合に、当該1点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする最小値探索部とを備えた
    ことを特徴とする可変分散補償装置。
  2. 所定の分散補償値で、伝送路に伝送する送信光の分散補償を行う可変分散補償器と、
    前記伝送路を伝送してきた受信光から伝送路警報を含む伝送情報を読み取る伝送情報読み取り部と、
    前記分散補償値を掃引し、その際に前記伝送情報読み取り部により読み取られた伝送情報に基づいて、前記分散補償値の最適値を設定する可変分散補償制御部とを備え、
    前記可変分散補償制御部は、
    前記可変分散補償器の可変分散補償範囲において粗いステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する粗探索部と、
    前記粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合に、当該2点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする中心値探索部と、
    前記粗探索部により伝送路警報の有無が切り替わる点が1点探索された場合に、当該1点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする最小値探索部とを備えた
    ことを特徴とする可変分散補償装置。
  3. 前記伝送情報読み取り部は、所定の周期で伝送情報の読み取りを行い、
    前記可変分散補償制御部は、前記伝送情報読み取り部により所定の周期で読み取られた伝送情報に基づいて、前記分散補償値の最適値設定を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の可変分散補償装置。
  4. 所定の分散補償値で、伝送路を伝送してきた受信光の分散補償を行う可変分散補償ステップと、
    前記可変分散補償ステップにより分散補償された受信光から伝送路警報を含む伝送情報を読み取る伝送情報読み取りステップと、
    前記分散補償値を掃引し、その際に前記伝送情報読み取りステップにより読み取られた伝送情報に基づいて、前記分散補償値の最適値を設定する可変分散補償制御ステップとを備え、
    前記可変分散補償制御ステップは、
    可変分散補償範囲において粗いステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する粗探索ステップと、
    前記粗探索ステップにより伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合に、当該2点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする中心値探索ステップと、
    前記粗探索ステップにより伝送路警報の有無が切り替わる点が1点探索された場合に、当該1点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする最小値探索ステップとを有する
    ことを特徴とする可変分散補償方法。
  5. 所定の分散補償値で、伝送路に伝送する送信光の分散補償を行う可変分散補償ステップと、
    前記伝送路を伝送してきた受信光から伝送路警報を含む伝送情報を読み取る伝送情報読み取りステップと、
    前記分散補償値を掃引し、その際に前記伝送情報読み取りステップにより読み取られた伝送情報に基づいて、前記分散補償値の最適値を設定する可変分散補償制御ステップとを備え、
    前記可変分散補償制御ステップは、
    可変分散補償範囲において粗いステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる点を探索する粗探索ステップと、
    前記粗探索ステップにより伝送路警報の有無が切り替わる点が2点探索された場合に、当該2点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて伝送路警報の有無が切り替わる2点間の中心点の分散補償値を最適値とする中心値探索ステップと、
    前記粗探索ステップにより伝送路警報の有無が切り替わる点が1点探索された場合に、当該1点で区分される前記伝送経路警報無の前記可変分散補償範囲において前記粗いステップ幅より細かいステップ幅で前記分散補償値を掃引し、その際の伝送情報に基づいて符号誤り率が最小となる分散補償値を最適値とする最小値探索ステップとを有する
    ことを特徴とする可変分散補償方法。
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