JP5659862B2 - 携帯通信装置 - Google Patents

携帯通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5659862B2
JP5659862B2 JP2011042494A JP2011042494A JP5659862B2 JP 5659862 B2 JP5659862 B2 JP 5659862B2 JP 2011042494 A JP2011042494 A JP 2011042494A JP 2011042494 A JP2011042494 A JP 2011042494A JP 5659862 B2 JP5659862 B2 JP 5659862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
circuit board
portable communication
communication device
shows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011042494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012182535A (ja
Inventor
和利 谷山
和利 谷山
賢 金澤
賢 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2011042494A priority Critical patent/JP5659862B2/ja
Priority to US13/314,937 priority patent/US8711042B2/en
Publication of JP2012182535A publication Critical patent/JP2012182535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5659862B2 publication Critical patent/JP5659862B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
    • H01Q9/42Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole with folded element, the folded parts being spaced apart a small fraction of the operating wavelength
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/24Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
    • H01Q1/241Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
    • H01Q1/242Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
    • H01Q1/243Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas

Description

本出願は携帯通信装置に関する。以下に説明される実施の形態では、実施例として通話時のアンテナの特性劣化の低減を図った携帯電話機が説明される。
可動側筐体と固定側筐体の双方が備える回路基板を電気的に結合するための接続部を、双方の回路基板の筐体端部側に備える構成とした開閉型無線通信装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の装置では、当該接続部により双方の回路基板の電流ベクトルがアンテナの給電点に向かうようになる。これにより、双方の回路基板に形成されたグランドが高周波結合されるため、アンテナ特性が良くなるという技術を特許文献1は示している。
特開2005−192055号公報
携帯電話機では、通話状態でのアンテナ特性を向上させるために、通話状態でのアンテナ特性については人体、特に頭部に携帯電話機を密着させた状態でのアンテナ特性を向上させることが検討されている。ところが、これまでは携帯電話機においてアンテナの実装を検討する際には自由空間に置かれた携帯電話機のアンテナ特性の向上に重点が置かれてアンテナ実装が検討されていたために、携帯電話機を人体に密着させた使用時にアンテナ特性が劣化することがあった。即ち、例えば折畳み携帯電話機やスライド携帯電話機を閉じた状態において、通話時に人体側となる筐体内にアンテナが搭載された携帯電話機では、通話時に人体側となる筐体に流れる高周波電流が人体に吸収されてしまい、アンテナ特性が劣化してしまう場合があった。特許文献1に記載の可動側筐体と固定側筐体の双方の回路基板同士を接続部で接続する構成を採用しても、電気的な結合度が弱く、高周波電流の電流ベクトルを制御することは困難であった。
本出願は、通話時に人体側となる筐体内にアンテナが搭載された携帯通信装置において、通話時のアンテナ性能を向上させることが可能な携帯通信装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本出願の携帯通信装置の第1の形態は、第1の回路基板、第1の回路基板と対向する第2の回路基板、及び第1の回路基板に接続されるアンテナとを有する携帯通信装置であって、アンテナは、第1の回路基板に平行する方向に延設された第1のアンテナ部と、第1の回路基板から遠い側の第1のアンテナ部の端部に、第2の回路基板側に屈曲する方向に延設された第2のアンテナ部を有し、第2の回路基板の端部がアンテナの直下の位置まで延長された基板延長部を備えることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成する本出願の携帯通信装置の第2の形態は、第1の回路基板、第1の回路基板と対向する第2の回路基板、及び第1の回路基板に接続されるアンテナとを有する携帯通信装置であって、アンテナは、第1の回路基板に平行する方向に延設された第1のアンテナ部と、第1の回路基板から遠い側の第1のアンテナ部の端部に、第2の回路基板側に屈曲する方向に延設された第2のアンテナ部を有し、第2の回路基板は、アンテナの直下に導電体を含む部品を備えることを特徴とするものである。
本出願によれば、使用時に人体に近づく側の筐体内にアンテナが搭載された携帯通信装置において、アンテナ性能を向上させることが可能になる。
本出願に係る第1の形態の携帯通信装置の一例である横スライド型携帯電話機をスライドさせた状態を示す斜視図である。 図1に示した横スライド型携帯電話機を閉じた状態を示す斜視図である。 図2に示した横スライド型携帯電話機の使用状態を示す斜視図である。 図3に示した横スライド型携帯電話機の使用状態において第1の回路基板に流れる電流のイメージを示す部分断面図である。 図1に示したスライド状態における横スライド型携帯電話機の内部にある第1の回路基板と第2の回路基板の状態と第1の回路基板に取り付けるアンテナを示す組み立て斜視図である。 図5に示したアンテナと第1の回路基板との接続を示す部分断面図である。 図6に示したアンテナと第1の回路基板との接続を図6と直交する方向から見た部分断面図である。 図5に示した第1の回路基板と第2の回路基板がフレキシブルケーブルで接続された状態を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第1の実施例におけるアンテナの形状を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第2の実施例におけるアンテナの形状を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第3の実施例における第2の回路基板の形状を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第4の実施例における第2の回路基板の形状を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第5の実施例を示し、第1の実施例のアンテナと第3の実施例の第2の回路基板を組み合わせた状態を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第6の実施例を示し、第2の実施例のアンテナと第3の実施例の第2の回路基板を組み合わせた状態を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第7の実施例を示し、第1の実施例のアンテナと第4の実施例の第2の回路基板を組み合わせた状態を示す部分断面図である。 本出願の携帯通信装置の第8の実施例を示し、第2の実施例のアンテナと第4の実施例の第2の回路基板を組み合わせた状態を示す部分断面図である。 本出願の第1の実施例のアンテナ形状を正面側から見た斜視図である。 本出願の第1の実施例のアンテナ形状を裏面側から見た斜視図である 本出願の第1の実施例のアンテナ形状を下方から見た斜視図である。 図17〜図19に示したアンテナが図5に示した第1の回路基板に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図7に示したアンテナの代わりに本出願の第1の実施例のアンテナが取り付けられた状態を示す部分断面図である。 図8に示したアンテナの代わりに本出願の第1の実施例のアンテナが取り付けられた状態を示す部分断面図である。 図6に示したアンテナの代わりに本出願の第1の実施例のアンテナが取り付けられた状態を示す部分断面図である。 図20に示した第1の回路基板に表示器を取り付けた状態を示す斜視図である。 本出願の第1の実施例のアンテナの変形実施例の斜視図である。 本出願の第1の実施例のアンテナの変形実施例の斜視図である。 本出願の第1の実施例のアンテナの変形実施例の斜視図である。 本出願の第2の実施例のアンテナの具体的な形状を、図19に示した第1の実施例のアンテナの方向と同じ方向から見た斜視図である。 本出願の第2の実施例の変形例のアンテナ形状を、図17に示した第1の実施例のアンテナの方向と同じ方向から見た斜視図である。 図24に示した第2の回路基板を本出願の第3の実施例の第2の回路基板に代えた構成を示す斜視図である。 本出願の第4の実施例の第2の回路基板の構成を示す斜視図である。 第1の回路基板と第2の回路基板が1つの筐体内に設置された本出願に係る第2の形態の携帯通信装置の一例であるストレート型携帯電話機の斜視図である。 本出願に係る第2の形態の携帯通信装置における従来のアンテナ構造を示す部分断面図である。 本出願の第2の形態の携帯通信装置に、図9に示した本出願の携帯通信装置の第1の実施例におけるアンテナを取り付けた部分断面図である。 本出願の第2の形態の携帯通信装置に、図10に示した本出願の携帯通信装置の第2の実施例におけるアンテナを取り付けた部分断面図である。 本出願の第2の形態の携帯通信装置に、図11に示した本出願の携帯通信装置の第3の実施例における第2の回路基板を取り付けた部分断面図である。 本出願の第2の形態の携帯通信装置に、図12に示した本出願の携帯通信装置の第4の実施例における第2の回路基板を取り付けた部分断面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、同じ構成部材には同じ符号を付して説明する。
図1、図2は、本出願に係る第1の形態の携帯通信装置の一例である横スライド型携帯電話機10を示している。横スライド型携帯電話機10は第1の筐体である上側筐体1と第2の筐体である下側筐体2を備えており、図1は下側筐体2に対して上側筐体1がスライドした状態、図2は上側筐体1が下側筐体2に重なって閉じた状態を示す。ここで、横スライドとは、下側筐体2に対して上側筐体1が短手方向にスライドすることを言い、下側筐体2に対して上側筐体1が長手方向にスライドすることは縦スライドと言う。第1の形態の横スライド型携帯電話機10は、上側筐体1に携帯電話機能、下側筐体2にコンピュータのような電子機器機能を備えるものである。
横スライド型携帯電話機10には、図1に示されるように、下側筐体2に対して上側筐体1がスライドした時に現れる入力キー7が下側筐体2にあり、上側筐体1には表示器4と受話口5と送話口6がある。受話口5はレシーバと呼ばれ、上側筐体1の内部にスピーカが設けられている。また、送話口6はマイクと呼ばれ、上側筐体1の内部にマイクロフォンが設けられている。更に、上部筐体1のマイク6の近傍の内部には、電波を送受信するアンテナ3が設けられている。以上のように構成された横スライド型の携帯電話機10は、図3に示すように通話時には閉じた状態で使用される。なお、アンテナ3は必ずしもマイク6の近傍に配置される必要はない。
横スライド型携帯電話機10では、図4、図5〜図8に示すように、上側筐体1に内蔵された第1の回路基板11に平板状のアンテナ3が接続端子13を介して接続されている。接続端子13にはアンテナ給電用のばね(図示省略)が内蔵されており、アンテナ3は第1の回路基板11に対して平行に配置される。第1の回路基板11の裏面側には電話機能を備えたベースバンドチップ24が設けられている。また、下側筐体2には第2の回路基板12が内蔵されており、第1の回路基板11と第2の回路基板12はフレキシブルケーブル(FPC)15で接続されている。14はFPC15の第1の回路基板11への接続部、16はFPC15の第2の回路基板12への接続部を示している。
このように構成された横スライド型携帯電話機10では、通話時にアンテナ特性が劣化してしまう問題があった。この問題は、800MHz帯の低周波用のアンテナを持つ携帯電話機では、筐体全体に電流を流して電波を放射させているために、図3に示す状態で使用されると上部筐体1に流れる高周波電流が人体(頭部)8に吸収されてしまうことに起因する。即ち、図4に示す第1の回路基板11に流れる電流ECが大きいと、上部筐体1に流れる高周波電流も大きくなって人体の影響が大きくなる。
そこで、本出願では、上部筐体1が下部筐体2に対して横方向にスライドする第1の形態の携帯通信装置、特に、横スライド型携帯電話機10において、第1の回路基板11に流れる電流ECを分散させて、第2の回路基板12に分散電流ecを流すようにする。即ち、本アンテナではアンテナエレメントの端部において電圧が最大になるので、この端部を人体から遠い側にある第2の回路基板12に近づける方向に曲げることにより、第2の回路基板12に分散電流ecを流すのである。図9から図12は本出願の基本的な第1から第4の実施例を示すものであり、図13から図16は第1から第4の実施例の組み合わせによる第5から第8の実施例を示すものである。
図9は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第1の実施例におけるアンテナ3の形状を示すものである。第1の実施例では、上部筐体1に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32とから構成した。第1のアンテナ部31は、第1の回路基板11の端部21に沿って第1の回路基板11に平行する方向に延設して設け、第2のアンテナ部32は、第1のアンテナ部31の端部を延長して第2の回路基板12側に屈曲されて延伸して設けている。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの第2のアンテナ部32により、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図10は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第2の実施例におけるアンテナ3の形状を示すものである。第2の実施例では、上部筐体1に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32、及び第3のアンテナ部33とから構成した。第1のアンテナ部31は、第1の回路基板11の端部21に沿って第1の回路基板11に平行する方向に延設して設け、第2のアンテナ部32は、第1のアンテナ部31の端部を延長して第2の回路基板12側に屈曲されて延伸して設ける。更に、第2のアンテナ部32の端部を延長し、この延長部を第2の回路基板12に平行な方向に折り曲げて第3のアンテナ部33を設ける。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの第2のアンテナ部32と第3のアンテナ部33とにより、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
なお、上述の第1のアンテナ部31、第2のアンテナ部32及び第3のアンテナ部33は、1つの部材を折り曲げることで形成しても良いし、それぞれを別個の部材として用意し、これらを接合することで形成しても良い。第1のアンテナ部31、第2のアンテナ部32及び第3のアンテナ部33のこの構成は、以下の実施例においても同様である。
図11は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第3の実施例における第2の回路基板12の形状を示すものである。第3の実施例では、上部筐体1に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31のみから構成する。一方、第2の回路基板12の端部22は、アンテナ3の直下の位置まで延長して基板延長部17を設ける。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの基板延長部17により、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図12は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第4の実施例における第2の回路基板12の形状を示すものである。第4の実施例では、上部筐体1に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31のみから構成する。一方、第2の回路基板12の端部22に、導電体を含む部品18を、アンテナ3の直下に位置するように取り付ける。導電体を含む部品18は、第2の回路基板12の端部22を延長せずに第2の回路基板12に取り付けても良く、また、第2の回路基板12の端部22を延長してその延長部の上に取り付けても良い。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの導電体を含む部品18により、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図13は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第5の実施例を示すものであり、第1の実施例のアンテナ3と第3の実施例の第2の回路基板12を組み合わせた実施例である。即ち、アンテナ3は、前述の第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32とから構成し、第2の回路基板12の端部22に、アンテナ3の直下の位置まで延長された基板延長部17を設ければ第5の実施例となる。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの第2のアンテナ部32と基板延長部17とにより、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図14は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第6の実施例を示すものであり、第2の実施例のアンテナ3と第3の実施例の第2の回路基板12を組み合わせた実施例である。アンテナ3は、前述の第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32及び第3のアンテナ部33とから構成し、第2の回路基板12の端部22に、アンテナ3の直下の位置まで延長された基板延長部17を設ければ第6の実施例となる。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの第2のアンテナ部32、第3のアンテナ部33及び基板延長部17により、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図15は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第7の実施例を示すものであり、第1の実施例のアンテナ3と第4の実施例の第2の回路基板12を組み合わせた実施例である。即ち、アンテナ3は、前述の第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32とから構成し、第2の回路基板12の端部22に、導電体を含む部品18を、アンテナ3の直下に位置するように取り付けて構成する。導電体を含む部品18は、第2の回路基板12の端部22を延長せずに第2の回路基板12に取り付けても良く、また、第2の回路基板12の端部22を延長してその延長部の上に取り付けても良い。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの第2のアンテナ部32と導電体を含む部品18により、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図16は、本出願の携帯通信装置の第8の実施例を示すものであり、第2の実施例のアンテナ3と第4の実施例の第2の回路基板12を組み合わせた状態を示す部分断面図である。アンテナ3は、前述の第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32及び第3のアンテナ部33とから構成し、第2の回路基板12の端部22に、導電体を含む部品18を、アンテナ3の直下に位置するように取り付けて構成する。第1の回路基板11に流れる電流ECはこの第2のアンテナ部32、第3のアンテナ部33及び導電体を含む部品18により、第2の回路基板12に電流ecとして分散して流れる。
図17〜図19は、本出願の第1の実施例のアンテナ3の具体的な形状を3つの方向から見たものである。第1の実施例のアンテナ3は、第1のアンテナ部31と第1のアンテナ部31に対して延長されて直交方向に折り曲げられた第2のアンテナ部32とを備える。第2のアンテナ部32は、第1のアンテナ部31の端部から更に延長され、延長部が第1の回路基板11の角部に沿って折り曲げられている。
図20は、図17〜図19に示したアンテナ3が第1の回路基板11の端部21に取り付けられた状態を示すものであり、図5に示した構成に対応するものである。図21は、図7に示したアンテナ3の代わりに本出願の第1の実施例のアンテナ3が取り付けられた状態を示すものである。また、図22は、図8に示したアンテナ3の代わりに本出願の第1の実施例のアンテナ3が取り付けられた状態を示すものである。更に、図23は、図6に示したアンテナ3の代わりに本出願の第1の実施例のアンテナ3が取り付けられた状態を示すものである。
また、図24は、図20に示した第1の回路基板11と第2の回路基板12を接続するフレキシブルケーブル15を切断して第2の回路基板12の全体を示すと共に、第1の回路基板11に表示器4を取り付けた状態を示すものである。
図25〜図27は、図17〜図19に示した本出願の第1の実施例のアンテナ3の変形実施例のアンテナの構造を示すものである。図25に示すアンテナ3では第2のアンテナ部31に複数個の小さな貫通孔34を設けている。図26に示すアンテナ3では、第2のアンテナ部31をメッシュワイヤ(金網)35で形成している。更に、図27に示すアンテナ3では、第2のアンテナ部32に複数個のスリット36を形成し、第2のアンテナ基板31を櫛歯状に形成している。これらの変形実施例は、アンテナ3を軽量化するためのものである。
図28は、本出願の第2の実施例のアンテナ3の具体的な形状を示すものであり、この図は、図19に示した第1の実施例のアンテナ3の方向と同じ方向から見た第2の実施例のアンテナ3の具体的な形状を示している。また、図29は、本出願の第2の実施例のアンテナ3の変形例の一例を示すものであり、図17に示した第1の実施例のアンテナ3と同じ方向から見たものである。この変形例では第2のアンテナ部32に大きな貫通孔37を設けてアンテナ3の軽量化を図っている。
図30は、図24に示した第2の回路基板12を本出願の第3の実施例の第2の回路基板12に代えた構成を示すものである。第3の実施例では、第2の回路基板12のアンテナ3側の端部22が延長されて基板延長部17が形成されている。基板延長部17は、第2の回路基板12の上に第1の回路基板11が重なった時に、第1の回路基板11に接続するアンテナ3の直下に位置するようになっている。
図31は、本出願の第4の実施例の第2の回路基板12の具体的な構成を示すものである。第4の実施例では、第2の回路基板12のアンテナ3側の端部22に、導電体を含む部品18、例えばトラックボール18が取り付けられた構成を示している。トラックボール18は直接第2の回路基板12に取り付けても良いが、第3の実施例と同様の基板延長部17を設け、基板延長部17の上に取り付けても良い。導電体を含む部品18は、第2の回路基板12の上に第1の回路基板11が重なった時に、第1の回路基板11に接続するアンテナ3の直下に位置するようになっている。
図32は、第1の回路基板と第2の回路基板とが1つの筐体23内に設置された本出願に係る第2の形態の携帯通信装置20を示すものである。第2の形態の携帯通信装置20は、例えばストレート型携帯電話機20である。図33は、ストレート型携帯電話機20における従来のアンテナ構造を示すものである。従来のストレート型携帯電話機20の一体型筐体23の内部には第1の回路基板11と第2の回路基板12とが平行に設けられており、細板状で第1のアンテナ部31のみを備えるアンテナ3が第1の回路基板11の端部21に接続端子13によって接続されていた。
本出願では、第2の形態のストレート型携帯電話機20においても、第1の回路基板11に流れる電流ECを分散させて、第2の回路基板12に分散電流ecを流すようにする。図34〜図37は第2の形態における本出願の基本的な第1から第4の実施例を示すものである。ここでは、第2の形態の第1から第4の実施例における、第1の回路基板11を流れる電流ECと、第2の回路基板12を流れる電流ecの図示は省略してある。また、第2の形態では、図13から図16に示したような、第1から第4の実施例の組み合わせによる第5から第8の実施例の図示も省略してある。
図34は、本出願のストレート型携帯電話機20の第1の実施例におけるアンテナ3の形状を示すものである。第1の実施例では、筐体23に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32とから構成した。第1のアンテナ部31は、第1の回路基板11の端部21に沿って第1の回路基板11に平行する方向に延設して設け、第2のアンテナ部32は、第1のアンテナ部32の端部を延長して第2の回路基板12側に屈曲されて延伸して設けている。第1の回路基板11に流れる電流はこの第2のアンテナ部32により、第2の回路基板12に分散して流れる。
図35は、本出願のストレート型携帯電話機20の第2の実施例におけるアンテナ3の形状を示すものである。第2の実施例では、筐体23に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31と第2のアンテナ部32、及び第3のアンテナ部33とから構成した。第1のアンテナ部31は、第1の回路基板11の端部21に沿って第1の回路基板11に平行する方向に延設して設け、第2のアンテナ部32は、第1のアンテナ部32の端部を延長して第2の回路基板12側に屈曲させて延伸して設ける。更に、第2のアンテナ部32の端部を延長し、この延長部を第2の回路基板12に平行な方向に折り曲げて第3のアンテナ部33を設ける。第1の回路基板11に流れる電流はこの第2のアンテナ部32と第3のアンテナ部33とにより、第2の回路基板12に分散して流れる。
図36は、本出願の横スライド型携帯電話機10の第3の実施例における第2の回路基板12の形状を示すものである。第3の実施例では、筐体23に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31のみから構成する。一方、第2の回路基板12の端部22を、基板延長部17によってアンテナ3の直下の位置まで延長する。第1の回路基板11に流れる電流はこの基板延長部17により、第2の回路基板12に分散して流れる。
図37は、本出願のストレート型携帯電話機20の第4の実施例における第2の回路基板12の形状を示すものである。第4の実施例では、筐体23に内蔵される第1の回路基板11に接続端子13を介して接続するアンテナ3を、第1のアンテナ部31のみから構成する。一方、第2の回路基板12の端部22に、導電体を含む部品18を、アンテナ3の直下に位置するように取り付ける。導電体を含む部品18は、第2の回路基板12の端部22を延長せずに第2の回路基板12に取り付けても良く、また、第2の回路基板12の端部22を延長してその延長部の上に取り付けても良い。第1の回路基板11に流れる電流はこの導電体を含む部品18により、第2の回路基板12に分散して流れる。
以上のように構成した第1の形態及び第2の形態の携帯通信装置では、アンテナを第1の実施例のように構成すれば、携帯通信装置の使用時に人体から受ける影響量が20%程度少なくなる。また、アンテナを第2の実施例のように構成すれば、携帯通信装置の使用時に人体から受ける影響量が40%程度少なくなる。この結果、第1の実施例でアンテナの利得が12.5%程向上し、第2の実施例で16.7%程向上する。
なお、本出願の第1、第2実施例に示したように、アンテナ3の端部を第2の回路基板側に折り曲げるのではなく、アンテナ3自体の厚みを増加させることで第2の回路基板との電磁結合を行うことも考えられるが、アンテナ特性が劣化してしまうため実施可能性が低い。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記として記載する。
(付記1) 第1の回路基板(11)、前記第1の回路基板(11)と対向する第2の回路基板(12)、及び前記第1の回路基板(11)に接続されるアンテナ(3)とを有する携帯通信装置であって、
前記アンテナは、
前記第1の回路基板(11)に平行する方向に延設された第1のアンテナ部(31)と、
前記第1の回路基板(11)から遠い側の前記第1のアンテナ部(31)の端部に、前記第2の回路基板(12)側に屈曲する方向に延設された第2のアンテナ部(32)を有することを特徴とする携帯通信装置。
(付記2) 前記第2のアンテナ部(32)はその端部に、前記第2の回路基板(12)に平行な方向に延伸された第3のアンテナ部(33)を備えることを特徴とする付記1に記載の携帯通信装置。
(付記3) 前記第2の回路基板(12)の端部が前記アンテナ(3)の直下の位置まで延長された基板延長部(17)を備えることを特徴とする付記1に記載の携帯通信装置。
(付記4) 前記第2の回路基板(12)は、前記アンテナ(3)の直下に導電体を含む部品(18)を備えることを特徴とする付記1に記載の携帯通信装置。
(付記5) 第2のアンテナ部(32)に複数の孔(34)が開けられていることを特徴とする付記1に記載の携帯通信装置。
(付記6) 第2のアンテナ部(32)がメッシュ構造(35)になっていることを特徴とする付記1に記載の携帯通信装置。
(付記7) 第2のアンテナ部(32)に端部側から複数のスリット(36)が設けられていることを特徴とする付記1に記載の携帯通信装置。
1 上側筐体
2 下側筐体
3 アンテナ
5 レシーバ(受話口)
6 マイク(送話口)
8 人体(頭部)
10 携帯電話機
11 第1の回路基板
12 第2の回路基板
13 アンテナ接続端子
15 フレキシブルケーブル(FPC)
17 基板延長部
18 トラックボール
20 携帯電話機
23 一体型筺体
31 第1のアンテナ部
32 第2のアンテナ部
33 第3のアンテナ部
EC 第1の回路基板電流
ec 第2の回路基板電流

Claims (2)

  1. 第1の回路基板、前記第1の回路基板と対向する第2の回路基板、及び前記第1の回路基板に接続されるアンテナとを有する携帯通信装置であって、
    前記アンテナは、
    前記第1の回路基板に平行する方向に延設された第1のアンテナ部と、
    前記第1の回路基板から遠い側の前記第1のアンテナ部の端部に、前記第2の回路基板側に屈曲する方向に延設された第2のアンテナ部を有し、
    前記第2の回路基板の端部が前記アンテナの直下の位置まで延長された基板延長部を備えることを特徴とする携帯通信装置。
  2. 第1の回路基板、前記第1の回路基板と対向する第2の回路基板、及び前記第1の回路基板に接続されるアンテナとを有する携帯通信装置であって、
    前記アンテナは、
    前記第1の回路基板に平行する方向に延設された第1のアンテナ部と、
    前記第1の回路基板から遠い側の前記第1のアンテナ部の端部に、前記第2の回路基板側に屈曲する方向に延設された第2のアンテナ部を有し、
    前記第2の回路基板は、前記アンテナの直下に導電体を含む部品を備えることを特徴とする携帯通信装置。
JP2011042494A 2011-02-28 2011-02-28 携帯通信装置 Expired - Fee Related JP5659862B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011042494A JP5659862B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 携帯通信装置
US13/314,937 US8711042B2 (en) 2011-02-28 2011-12-08 Mobile communication device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011042494A JP5659862B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 携帯通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012182535A JP2012182535A (ja) 2012-09-20
JP5659862B2 true JP5659862B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=46718626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011042494A Expired - Fee Related JP5659862B2 (ja) 2011-02-28 2011-02-28 携帯通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8711042B2 (ja)
JP (1) JP5659862B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109244675A (zh) * 2018-08-29 2019-01-18 Oppo广东移动通信有限公司 壳体组件及电子设备

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003264355A (ja) 2002-03-11 2003-09-19 Sharp Corp 携帯型情報端末
JP2005192055A (ja) 2003-12-26 2005-07-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 開閉式無線通信装置
JP2005318566A (ja) 2004-04-02 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯無線機
US7343183B2 (en) 2004-04-02 2008-03-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Portable wireless unit
JP4321588B2 (ja) * 2004-11-08 2009-08-26 パナソニック株式会社 携帯無線機
JP2007166046A (ja) * 2005-12-12 2007-06-28 Mitsubishi Electric Corp フレキシブルケーブルおよび携帯無線機
JP2008072382A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Toshiba Corp アンテナ装置及び無線装置
JP4712775B2 (ja) 2007-08-06 2011-06-29 シャープ株式会社 無線端末装置
WO2009022385A1 (ja) * 2007-08-10 2009-02-19 Panasonic Corporation アンテナ素子及び携帯無線機
US8311599B2 (en) * 2008-07-17 2012-11-13 Sharp Kabushiki Kaisha Short-side direction slide type radio apparatus
JP2010157833A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Panasonic Corp 携帯無線機
US20100245178A1 (en) * 2009-03-25 2010-09-30 Mediatek Inc. Portable electronic device
US8593351B2 (en) * 2010-08-12 2013-11-26 Mediatek Inc. Portable electronic device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109244675A (zh) * 2018-08-29 2019-01-18 Oppo广东移动通信有限公司 壳体组件及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012182535A (ja) 2012-09-20
US8711042B2 (en) 2014-04-29
US20120218153A1 (en) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101339053B1 (ko) 내장형 안테나 장치 및 이것이 구비된 휴대용 단말기
US9647320B2 (en) Antenna assembly and electronic device using the antenna assembly
CN112086753A (zh) 天线组件和电子设备
CN100382436C (zh) 获得移动通信终端的内置天线的辐射特性的系统和方法
KR101700744B1 (ko) 휴대용 단말기의 내장형 안테나 장치
JPWO2006092979A1 (ja) 携帯無線装置
WO2011125569A1 (ja) 携帯無線機
KR20110016097A (ko) 휴대용 무선단말기의 내장형 안테나 모듈
US20130321219A1 (en) Antenna in electronic device with separable radiator
CN101809812A (zh) 无线通信装置
JP5413921B2 (ja) 携帯無線装置
WO2005096437A1 (ja) 携帯無線機
US8593351B2 (en) Portable electronic device
JP5659862B2 (ja) 携帯通信装置
KR101242676B1 (ko) 휴대용 단말기의 내장형 안테나 장치
KR101408654B1 (ko) 사이드 키의 fpcb에 실장된 안테나를 구비한 휴대단말기
KR100681759B1 (ko) 안테나 성능 개선을 위한 도전체를 갖는 휴대용 무선단말기
JP4962281B2 (ja) アンテナ装置およびそれを用いた携帯端末
KR20030039609A (ko) 휴대용 무선단말기의 안테나 장치
JP4199718B2 (ja) スライド式通信端末機
JP4815432B2 (ja) アンテナ装置及び携帯無線機
KR20100026780A (ko) 보조 안테나가 구비된 인쇄회로기판의 안테나 장치
US8531338B2 (en) Wireless communication device
JP2009188714A (ja) 携帯電話装置
KR101248169B1 (ko) 안테나 성능개선을 위한 도전영역을 갖는 이동통신단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5659862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees