JP5659099B2 - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents
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Description
ところで、近年、印刷業界等においては、pdf(Portable Document Format)等のドキュメントをPDLへの変換を経ず、直接解釈して描画・印刷処理を行うダイレクト印刷の態様が増加している(例えば、特許文献1〜3参照)。
図7は、pdfの構造を示す図である。
図7に示すように、pdfは、ヘッダhd、ボディbd、相互互換表Xr及びトレーラtrによって構成される。
図8は、トレーラの構造を示す図である。
図8に示すように、トレーラtrには、相互互換表Xrの先頭のポインタを示す「startxref」フラグが記述されている。このため、トレーラtrの「startxref」フラグにもとづき相互互換表Xrを先頭から参照することができる。
ボディbdは、図10に示すように、通常、複数のオブジェクトから構成され、各オブジェクトにはインデックスとしてオブジェクト番号が付されている。
つまり、図11に示すように、ダイレクト印刷を行う場合、まず、最後尾にあるトレーラtrのポインタを介して相互互換表Xrが参照され、次いで、この相互互換表Xrの各ポイントに示されたオブジェクトにアクセスすることで描画処理が実行される。
このように、ダイレクト印刷では、データを先頭から順次解釈するのではなく、相互互換表Xrにもとづきランダムにオブジェクトが取り出されて描画処理(以下、適宜、ランダムアクセスという)が行われる。
このツリーの根にあたるのがドキュメントの文書カタログ(Root)である。
文書カタログ(Root)は、ページツリー(Pages)の他、栞情報などのアウトライン(階層構造)や電子署名などのユーザ対話データに係る対話フォーム等から構成される。
ページツリー(Pages)は、各ページオブジェクト(Page)を束ね、各ページオブジェクトは、コンテントストリーム、サムネール画像、注釈といったデータから構成される。
このため、ドキュメントの保存が完了されるまでの時間に応じ印刷処理が遅延する問題が生じていた。
このような問題に対し、いわゆるリニアライズによって1ページ目を先処理する方法があるが、リニアイズによってもドキュメント全体を保存する必要がある。
このため、1ページ目を早く処理できたとしても、全体としての遅延を解消することはできなかった。
特に、データ量の大きなドキュメントを取り扱う場合には、記憶媒体の記憶容量によってはすべてのドキュメントを保存することができず、描画処理が途中で中断することがあった。
さらに、リニアライズによれば、データ構造そのものを変更するため、印刷処理の安定性に問題があった。
以下、本発明の画像形成装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本発明の画像形成装置としては、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)を適用することができる。
ここで、本実施形態のMFP1は、画像読取部11と制御部12と印刷部13とを備える。
画像読取部11は、例えば、イメージスキャナー等を有し、非図示の原稿台にセットした原稿を走査してその画像データを取り込むことができる。また、画像読取部11は、この画像データをpdfに変換することができる。
なお、MFP1は、この画像読取部11の他、ホストコンピュータやUSBメモリなどからpdfやPDLなどの印刷データを取得することもできる。
取得したこれらの印刷データは制御部12に渡される。
すなわち、制御部12は、機能ブロックとして、判断部121、第一バッファ122、第一描画生成部123、中間データバッファ124、第二バッファ125、第二描画生成部126を備え、CPUに前記画像形成プログラムを読み込ませることによって以下の処理及びを実行する。なお、RAMは、CPUが画像形成プログラムを実行する際の作業用メモリとして用いられる。
データ判別手段1211は、画像読取部11等を介して受け取った印刷データがpdfかPDLかを判別する。
例えば、PDLに含まれるUEL(Universal Exit Language)やpdf固有のヘッダ情報等により、印刷データがPDLかpdfかを判別することができる。
印刷データがPDLであると判別された場合、判断部121は、第一バッファ122にこのPDLを保存する。第一描画生成部123は、第一バッファ122に保存された印刷データの先頭から順次描画処理を行うことで中間データを得る。中間データは、中間データバッファ124に保存された後、印刷部13に出力される。
印刷部13は、転写ドラム等からなる非図示の印刷エンジンを備え、中間データバッファ124から中間データを受け取ると、この中間データにもとづく描画データを転写ドラムに現像し、これを印刷用紙等に転写することで印刷処理を実行する。
この場合、判断部121は、pdfをそのまま保存するか、あるいは、ヘッダ情報を拡張して保存するか、を選択することができる。
例えば、スキャナー(画像読取部11)を介して得たpdfについてはヘッダ情報を拡張し、それ以外のpdf(ホストコンピュータから受信したpdfなど)についてはヘッダ情報を拡張せずに通常のpdfを第二バッファ125に保存するように制御することもできる。スキャナーから得たpdfは、通常画素数が多く、少なくともそのようなpdfについては、ヘッダ拡張を行ってダイレクト印刷処理を円滑化するためである。
具体的には、pdfのすべてのページにおいて各ページの一部又は全部に共通した構成要素となる共通オブジェクトに関する情報と、特定のページにおいてその一部又は全部の構成要素となる個別オブジェクトに関する情報とを、ヘッダ情報に設定する。
ここで、「オブジェクト」とは本来描画の対象をいうが、ここでは、描画に用いるリソース(構成要素)としても用いる。リソースとしては、例えば、ダウンロードフォントやフォームなどが該当する。
リソースによっては、ある特定のページだけに用いられ、また、全てのページに共通して用いられることがある。ここでは、全てのページにおいて用いることができる共通のリソースを「共通オブジェクト」といい、特定のページにおいてのみ用いることができるオブジェクトを「個別オブジェクト」という。
図2(a)に示すように、通常のpdfのヘッダhdには、「%PDF−1.4・・・(以下省略)」といったヘッダ情報が記述されてある。
図2(b)は、ヘッダhdに「%ABC;F1/1,0;P1/4,0/5.0/1,0;P2/6,0/7,1/1,0」といった付加情報を設定した場合の例を示す図である。
この図の例において、「ABC」は、特定のpdf(ABC社作成のpdf)であることを示す。すなわち、この情報がある場合には、ヘッダ拡張したpdfであることを識別することができ、この情報がなければ、通常のpdfであることを識別することができるようにしている。
なお、pdfは、先頭に「%」が記述されてある場合、その「%」以下はコメントとみなされるので、このような付加情報を設定しても通常の閲覧において視認上の支障は生じない。
「P1」、「P2」における「P」は、ページを意味する。
「,」は、オブジェクト番号と世代番号とを区切るものであり、「/」は、ページ内のオブジェクトの区切りを意味し、「;」は、ページ全体の終わりを意味する。
したがって、図2(c)に示すヘッダ情報「F1/1,0;P1/4,0/5.0/1,0;P2/6,0/7,1/1,0」は、以下のように解釈することができる。
「F1/1,0」からは、F1は、全ページで使用可能なリソースでそのオブジェクト(共通オブジェクト)は10objであることを認識することができる。
「P1/4,0/5.0/1,0」からは、ページ1は、40objと50objとを使う他、10obj(共通オブジェクト)を使うものと認識することができる。
「P2/6,0/7,1/1,0」からは、ページ2は、60objと71objとを使う他、10obj(共通オブジェクト)を使うものと認識することができる。
このような場合、ページオブジェクトを意味する定義や、コンテンツを意味する定義を、オブジェクトの情報として加えることもできる。
例えば、図3に示す例においては、「P1 イメージ」の50objには、その描画オブジェクトのコンテンツとしてそのオブジェクトの描画に必要なデータ「<</Lengh189378/Filter/・・・(中略)・・・/Image>>」を記述するようにしている。
このため、従来のランダムアクセスのプロセスにもとづけば、「P1 イメージ」を描画するために一旦相互互換表に戻って他のオブジェクト(本例の場合10obj)にアクセスする必要があるところ、50objを参照するだけで当該オブジェクトの描画処理を完結することができる。
この結果、ヘッダ(従来の相互互換表に相当)の参照回数を減らすことができ、ランダムアクセスの回数を抑制することができる。
描画処理手段1261は、pdfの描画処理を行う。このとき、描画処理手段1261は、ヘッダ情報が拡張されていないpdfに対しては通常のダイレクト印刷の手法にもとづき、相互互換表Xrを参照したランダムアクセスによって描画処理(適宜、通常のpdf処理という)を行う。
他方、描画処理手段1261は、ヘッダ情報が拡張されたpdfに対しては、そのヘッダ情報を参照することにより、ページの全部又は一部の描画(以下、「拡張ヘッダにもとづくpdf処理」という)を、該当するオブジェクトを用いて行う。
具体的には、すべてのページにおいて、各ページの一部又は全部の描画を該当する共通オブジェクトを用いて行い、特定ページの一部又は全部の描画を、該当する個別オブジェクトを用いて行う。
なお、本実施形態においては、ヘッダhdが拡張されたか否かを判別するための識別情報として「ABC」を設定するようにしているため、この識別情報が検出されなかった場合には、通常のpdf処理を行い、この識別情報が検出された場合には、拡張ヘッダにもとづくpdf処理を行う。
そして、描画処理手段1261は、相互参照表Xrで示されたポインタのオブジェクトの描画処理を行う。描画処理後の中間データは、中間データバッファ124に保存された後、印刷部13によって印刷される。
この点、pdfがすべて保存されるのを待って描画処理を開始する通常のダイレクト印刷と比べ、より円滑なダイレクト印刷処理を可能とする。
図4の図は、図2(又は図3)に示すヘッダ情報(F1/1,0;P1/4,0/5,0;P2/6,0/7,1)をテーブルデータに展開したものである。
例えば、ヘッダ情報の左から順次解析を行い、オブジェクトごとに解析情報を1行ごとに展開することで図4に示すテーブルデータを作成することができる。
「Obj」はオブジェクト番号、「Gen」は世代を示す。「Obj」と「Gen」との組み合わせによりインデックスとしてのオブジェクト番号とすることができる。
「offset」欄には、ボディbdの先頭からの番地を示すポインタが設定されるが、共通オブジェクトを用いる場合にはそのIDが設定される。
「Delete」欄は、読み込み(描画処理)後に削除するオブジェクトかどうかを示す情報として、「Y」か「N」が設定される。共通オブジェクトは、すべてのページで用いるため、「N」(削除対象外)が設定され、個別オブジェクトは、該当するページにおいて「Y」(削除対象)と設定される。
「Read」欄は、初期状態が「N」であり、オブジェクトの読み込みが完了するたびに「Y」が設定される。
「Type」欄は、オブジェクトの読み込みが完了するたびにその属性等(例えば、Image、Stream、Page、Xobject等)が記録される。
具体的には、あるページのオブジェクトの読み込みが終わり(「Read」欄が「N」から「Y」に変更される)、その描画処理が終わると、「Delete」欄が「Y」のオブジェクトが消去される。
すなわち、共通オブジェクトは、全ページにおいて利用することができるため削除は行わず、特定ページに依存して、他のページにおいて利用されることがない個別オブジェクトについては第二バッファ125から消去する。
このようにすると、ダイレクト印刷におけるpdfの保存の増大を防ぎ、必要なメモリ(バッファ)の容量を抑えることができる。また、記憶容量を超えるサイズのpdfを処理する場合であっても、不要なオブジェクトを削除しながら描画処理を進めることができるため、ダイレクト印刷が遅延し、又は、中断する問題を回避することができる。
つぎに、画像形成方法について説明する。
図5は、画像形成方法を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、判断部121は、画像読取部11等から印刷データを受け取ると、この印刷データがpdfかどうかを判別する(S1)。ここでは、pdfかPDLかを判別する。
印刷データがpdfである場合(S1:YES)、自社作成のpdfかどうかを確認する(S2)。通常のpdf処理を行うか、拡張ヘッダにもとづくpdf処理を行うかを判別するための工程である。具体的には、ヘッダ情報に「ABC」(ABC社の場合)なる識別情報が含まれている場合には、拡張ヘッダを有するpdfとみなす。
pdfが、自社作成のpdfである場合(S2:YES)、ヘッダ解析処理を行う(S3)。
ここでは、ヘッダ解析処理の結果、図6(a)に示すテーブルデータ(1ページ分のみ)を取得したものとして以下説明する。
ここで、描画処理手段1261は、図6(a)に示すテーブルデータにもとづき描画処理を開始する。また、この描画処理と並行してデータ消去手段1262が描画処理後に不要となるオブジェクトの消去処理を行う(S4)。
具体的には、描画処理手段1261は、図6(a)に示すテーブルデータのうち、まず、「Type」が「Page」であるページオブジェクト(図6(b)に示す20obj)を0x20から取得する。
なお、図6(a)において、40obj、20obj、60objについては、その処理のつどデータを消去する。
このような描画処理と消去処理(S4)は、そのページのデータの終わりまで続ける。
具体的には、図6(a)に示すテーブルデータのうち、該当するページの「Read」欄が全て「Y」になるまでオブジェクトの読み込みを行い、全て「Y」が揃うとそのページの描画処理を行うとともに、「Delete」欄が「Y」のオブジェクトを消去する。
そして、そのページの処理が終了すると、残ページがあるかどうかを確認する(S5)。
残ページがある場合には、S4の処理を行い、残ページがない場合には処理を終了する。
ところで、以上の画像形成方法は、コンピュータプログラム(画像形成プログラム)によって表すことができる。
すなわち、画像形成プログラムをROMやハードディスクに記憶させ、CPUに読み込ませることによって、ハードウェア資源であるコンピュータの構成各部に指令を送り、前記画像形成方法を遂行させることができる。
このようにすると、従来のように、相互互換表のポイントが記述されたトレーラを参照する必要がなく、つまりは、すべてのデータの受信又は保存を待つ必要がなくなり、早期の段階から描画処理を開始することができる。
また、ヘッダ情報には、全ページに用いることができる共通リソースとしての共通オブジェクトと、特定のページにのみ用いることができる個別オブジェクトの情報を付加情報として設定するようにしている。
このため、特定ページの描画処理が完了した後は、これらの情報を参照することで、その特定ページにおいて用いた個別オブジェクトを消去することができる。
また、描画等のデータ処理に影響を与えないヘッダ情報を拡張するようにしているため、従来の利用方法を継承することができる。
すなわち、本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成プログラムによれば、ダイレクト印刷に必要なメモリの容量を抑え、メモリ不足による不具合を防止しつつ、円滑なダイレクト印刷を安定的に実施することが可能となる。
例えば、ダイレクト印刷の対象として、HTML、XMLなどのマークアップ言語、XPS(XML Paper Specification)など、pdf以外のドキュメントを用いることができる。
また、本実施形態では、pdfのヘッダ拡張をMFP1(ヘッダ情報付加手段1212)において行う構成として説明したが、パーソナルコンピュータなどのホストコンピュータ側で行う構成とし、ヘッダ拡張されたpdfをLANなどの通信回線やUSBメモリなどの可搬型記憶媒体を介してMFP1に受け渡し、これをMFP1がダイレクト印刷を行うようにすることもできる。
このようにすると、拡張性・汎用性に優れた画像形成装置及び画像形成システムを提供することができる。
11 画像読取部(スキャナー)
12 制御部
1211 データ判別手段
1212 ヘッダ情報付加手段
1261 描画処理手段
1262 データ消去手段
13 印刷部
Claims (6)
- ドキュメントのダイレクト印刷を行う画像形成装置であって、
原稿の画像データを取り込む画像読取手段と、
前記ダイレクト印刷の実行に際し、前記画像読取手段を介して得たドキュメントのヘッダ情報に、そのドキュメントの構成要素となるオブジェクトの情報を設定して前記ヘッダ情報を拡張するヘッダ情報付加手段と、
前記ヘッダ情報を参照することにより、前記ドキュメントの描画を、該当する前記オブジェクトを用いて行う描画処理手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ヘッダ情報付加手段は、
前記ダイレクト印刷の実行に際し、ドキュメントのすべてのページにおいて各ページの一部又は全部に共通した構成要素となる共通オブジェクトに関する情報を前記ヘッダ情報に設定し、
前記描画処理手段は、
前記ヘッダ情報を参照することにより、前記各ページの一部又は全部の描画を、該当する前記共通オブジェクトを用いて行う請求項1記載の画像形成装置。 - 前記ヘッダ情報付加手段は、
前記ダイレクト印刷の実行に際し、ドキュメントの特定のページにおいてその一部又は全部の構成要素となる個別オブジェクトに関する情報を前記ヘッダ情報に設定し、
前記描画処理手段は、
前記ヘッダ情報を参照することにより、前記特定のページの一部又は全部の描画を、該当する前記個別オブジェクトを用いて行い、
前記画像形成装置は、
あるページの描画に必要なオブジェクトが保存され、そのページの描画を、前記保存されたオブジェクトを用いて行われた後、前記保存されたオブジェクトの中からこの描画に用いられた前記個別オブジェクトを消去するデータ消去手段を備え、
前記描画処理手段は、
拡張されたヘッダ情報をオブジェクト毎にテーブルデータに展開し、前記テーブルデータに基づいて前記ヘッダ情報を参照してページ毎に前記オブジェクトを読み込み、前記オブジェクトの読み込みが完了する度にその旨を前記テーブルデータに設定し、読み込んだオブジェクトを用いてページ毎に描画処理を行い、
前記データ消去手段は、
前記テーブルデータに基づいて、描画処理後に読み込みの完了が設定された個別オブジェクトを消去する
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - ドキュメントのダイレクト印刷を行う画像形成装置のコンピュータを、
原稿の画像データを取り込む画像読取手段、
前記ダイレクト印刷の実行に際し、前記画像読取手段を介して得たドキュメントのヘッダ情報に、そのドキュメントの構成要素となるオブジェクトの情報を設定して前記ヘッダ情報を拡張するヘッダ情報付加手段、及び、
前記ヘッダ情報を参照することにより、前記ドキュメントの描画を、該当する前記オブジェクトを用いて行う描画処理手段、として機能させるための画像形成プログラム。 - 前記ヘッダ情報付加手段に、
前記ダイレクト印刷の実行に際し、ドキュメントのすべてのページにおいて各ページの一部又は全部に共通した構成要素となる共通オブジェクトに関する情報を前記ヘッダ情報に設定する処理を実行させ、
前記描画処理手段に、
前記ヘッダ情報を参照することにより、前記各ページの一部又は全部の描画を、該当する前記共通オブジェクトを用いて行う処理を実行させる
請求項4記載の画像形成プログラム。 - 前記ヘッダ情報付加手段に、
前記ダイレクト印刷の実行に際し、ドキュメントの特定のページにおいてその一部又は全部の構成要素となる個別オブジェクトに関する情報を前記ヘッダ情報に設定する処理を実行させ、
前記描画処理手段に、
前記ヘッダ情報を参照することにより、前記特定のページの一部又は全部の描画を、該当する前記個別オブジェクトを用いて行う処理を実行させ、
前記画像形成装置のコンピュータを、
あるページの描画に必要なオブジェクトが保存され、この保存された前記オブジェクトを用いて前記描画処理手段により描画が行われた後、前記保存されたオブジェクトの中からこの描画に用いられた前記個別オブジェクトを消去するデータ消去手段として機能させ、
前記描画処理手段に、
拡張されたヘッダ情報をオブジェクト毎にテーブルデータに展開し、前記テーブルデータに基づいて前記ヘッダ情報を参照してページ毎に前記オブジェクトを読み込み、前記オブジェクトの読み込みが完了する度にその旨を前記テーブルデータに設定し、読み込んだオブジェクトを用いてページ毎に描画処理を行う処理を実行させ、
前記データ消去手段に、
前記テーブルデータに基づいて、描画処理後に読み込みの完了が設定された個別オブジェクトを消去する処理を実行させる
請求項4又は5記載の画像形成プログラム。
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