JP2010278561A - 画像読取装置、画像データ処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像データ処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スキャンされた画像データについて記憶可能なデータ量と処理性能とをバランス良く確保すること。
【解決手段】複数の記憶媒体を利用可能な画像読取装置であって、前記複数の記憶媒体の優先順位を示す情報を記憶した優先順位記憶手段と、読取条件ごとに画像データの推定サイズを示す情報を記憶したサイズ情報記憶手段と、設定された読取条件に対応する前記推定サイズ分の空き容量を有する記憶媒体の中から、読み取られた画像データの記録先とする記憶媒体を前記優先順位に基づいて決定する記録先決定手段と、記録先として決定された記憶媒体に前記画像データを記録する記録処理手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置、画像データ処理方法、及びプログラムに関する。
スキャナ等の組み込み機器においては、汎用的なコンピュータに比べてメモリ等のハードウェアリソースの制約が厳しい。ハードウェアリソースのコストが製品の価格に与える影響が大きいからである。そのため、従来、組み込み機器のメモリの効率的な利用方法について各種の提案がなされている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、メモリ等の使用を効率化することによるプロダクティビティの劣化を防止することを課題としているところ、プロダクティビティを保証するためには、相応のハードウェアリソースが必要となる。したがって、ハードウェアリソースの制約が更に厳しい低価格なスキャナ(画像読取装置)に当該記技術を適用するのは困難であった。
そこで、このような低価格なスキャナについては、スキャンされた画像データの一時的な(作業用の)記憶媒体として、高速で高価な記憶媒体(例えば、SDRAM等)ではなく、安価で記憶容量の大きい記憶媒体(例えば、SDカード等)が利用されていた。低価格なスキャナは、スキャンされた全画像データ(例えば、3枚スキャンされたら3枚分の画像データ)を格納可能な程の容量を有するSDRAMを備えていないからである。仮に、SDRAMを画像データの記録先とした場合、メモリフルより、スキャン処理が中断されてしまう。しかし、低価格で記憶容量の大きい記憶媒体は、一般的にアクセス速度が遅い。したがって、一時的に記録された画像データを扱う処理について高い性能が得られないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、スキャンされた画像データについて記憶可能なデータ量と処理性能とをバランス良く確保することのできる画像読取装置、画像データ処理方法、及びプログラムの提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、複数の記憶媒体を利用可能な画像読取装置であって、前記複数の記憶媒体の優先順位を示す情報を記憶した優先順位記憶手段と、読取条件ごとに画像データの推定サイズを示す情報を記憶したサイズ情報記憶手段と、設定された読取条件に対応する前記推定サイズ分の空き容量を有する記憶媒体の中から、読み取られた画像データの記録先とする記憶媒体を前記優先順位に基づいて決定する記録先決定手段と、記録先として決定された記憶媒体に前記画像データを記録する記録処理手段とを有する。
このような画像読取装置では、スキャンされた画像データについて記憶可能なデータ量と処理性能とをバランス良く確保することができる。
スキャンされた画像データについて記憶可能なデータ量と処理性能とをバランス良く確保することができる。
本発明の実施の形態における画像読取装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像読取装置の機能構成例を示す図である。 スキャン時の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 優先順位データの構成例を示す図である。 推定サイズ定義データの第一の構成例を示す図である。 推定サイズ定義データの第二の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像読取装置のハードウェア構成例を示す図である。図1において、画像読取装置10は、CPU101、SDRAM102、ROM103、HDD104、スキャナ105、操作パネル106、ネットワークインタフェース107、SDカードスロット108、及びUSBポート109等のハードウェアを有する。
ROM103には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記録されている。SDRAM102は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU101は、SDRAM102にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD104には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記録される。スキャナ105は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェアである。操作パネル106は、ユーザからの入力の受け付けを行うめのボタン等の入力手段や、液晶パネル等の表示手段を備えたハードウェアである。ネットワークインタフェース107は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。SDカードスロット108は、SDカード50に記録されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、画像読取装置10では、ROM103に記録されたプログラムだけでなく、SDカード50に記録されたプログラムもSDRAM102にロードされ、実行されうる。USBポート109は、USB(Universal Serial Bus)インタフェース用の接続口(コネクタ)である。本実施の形では、USBメモリ60が接続される。
また、画像読取装置10は、ネットワーク(有線又は無線の別を問わない。)を介して外部記憶装置40と接続されている。外部記憶装置40は、専用のストレージに限られない。汎用的なPC(Personal Computer)であってもよい。
図2は、本発明の実施の形態における画像読取装置の機能構成例を示す図である。同図において、画像読取装置10は、入力受付部11、読取制御部12、記録先決定部13、及び記録処理部14を有する。これら各部は、画像読取装置10のSDRAM102にロードされたプログラムがCPU101に実行させる処理によって実現される。
入力受付部11は、操作パネル106を介して、スキャン条件(読取条件)の設定や、スキャン開始指示の入力等をユーザより受け付ける。なお、スキャン条件は、スキャン属性やスキャン設定情報等とも呼ばれるが、本実施の形態ではスキャン条件によって統一する。
読取制御部12は、スキャン条件に従った画像データの読み取りをスキャナ105に実行させる。
記録先決定部13は、設定されたスキャン条件に対応する画像データの推定サイズ分の空き容量を有する記憶媒体の中から、画像データの記録先として利用する記憶媒体を優先順位データ15に基づいて決定する。すなわち、画像読取装置10は、画像データの記録先として複数の記憶媒体を利用可能である。優先順位データ15には、画像データの記録先の候補とされている記憶媒体の優先順位を示す情報が記録されている。本実施の形態において、画像データの記録先の候補とされている記憶媒体は、SDRAM102、HDD104、USBメモリ109、及び外部記憶装置40の四つである。また、スキャン条件に対応する画像データの推定サイズは推定サイズ定義データ16に記録されている。ここで、実際のサイズではなく、推定サイズを用いるのは、画像データの実際のサイズは当該画像データが記憶媒体に記録されるまで確定できないからである。特に、画像データが圧縮される場合、圧縮後のサイズを予め予測するのは困難である。なお、優先順位データ15及び推定サイズ定義データ16は、例えば、HDD104に保存されている。
記録処理部14は、記録先決定部13によって決定され記録先に画像データを記録するための処理を実行する。
なお、本実施の形態において、入力受付部11、読取制御部12、記録先決定部13、及び記録処理部14は、スキャンアプリの一部であるとする。スキャンアプリは、画像読取装置10にスキャンジョブを実行させるアプリケーションプログラムである。但し、入力受付部11、読取制御部12、記録先決定部13、及び記録処理部14は、複数のアプリケーションから共用されるモジュールとして実装されてもよいし、他の形態で実装されてもよい。
OS17は、いわゆるオペレーティングシステム(Operating System)である。本実施の形態において、OS17は、各記憶媒体に対するアクセス方法の相違を吸収する役割を担う。具体的には、OS17が提供するファイルシステムによって各記憶媒体のアクセス方法は共通化される。すなわち、ファイルシステムを介することにより、記録処理部14は、パス名及びファイル名の指定によって、ネットワークを介した外部記憶装置40も含めて各記憶媒体へのアクセスが可能となる。但し、記録処理部14がアクセス方法の相違を意識するようにしてもよい。
以下、画像読取装置10の処理手順について説明する。図3は、スキャン時の処理手順を説明するためのシーケンス図である。同図では、3枚の原稿がスキャンされる例について説明する。
ステップS11において、入力受付部11は、操作パネル106を介して、スキャン条件の設定と実行開始指示の入力とを受け付ける。続いて、記録先決定部13は、優先順位データ15を参照して、記憶媒体の優先順位を確認(把握)する(S12、S13)。
図4は、優先順位データの構成例を示す図である。同図に示されるように、優先順位データ15には、優先順位に従ってパス名が記録されている。パス名は、スキャンされた画像データ(スキャンデータ)の記録先のパス名である。/ram/scandataは、SDRAM102に対応するパス名である。/hdd/scandataは、HDD104に対応するパス名である。/usb/scandataは、USBメモリ109に対応するパス名である。/network/scandataは、外部記憶装置40に対応するパス名である。本実施の形態において、優先順位は、アクセス速度に応じて定義されている。すなわち、本実施の形態において、SDRAM102のアクセス速度が最も高速であり、外部記憶装置40へのアクセス速度が最も低速である。なお、優先順位データ15における各記憶媒体の区別は、パス名以外によって行われてもよい。例えば、優先順位と記憶媒体を示す識別子(例えば、ram、hdd、usb、networkといったような文字列)とが対応付けられていてもよい。この場合、記録先決定部13は、各識別子と記憶媒体との対応を解釈可能であればよい。
続いて、記録先決定部13は、スキャン条件に基づいてスキャンデータの推定サイズを推定サイズ定義データ16より取得する(S14、S15)。
図5は、推定サイズ定義データの第一の構成例を示す図である。同図では推定サイズ定義データ16がテーブル形式によって構成された例が示されている。同図の推定サイズ定義データ16において、用紙サイズ、解像度、カラーモード、圧縮形式、及び画質はスキャン条件を構成するパラメータ(設定項目)である。推定サイズは、スキャン条件に応じたスキャンデータの推定サイズである。番号は、説明の便宜上設けた項目である。番号Nのレコードを「レコードN」と呼ぶ。
例えば、レコード1では、用紙サイズが「A4」、解像度が「100」、圧縮形式が「JPEG」、画質が「High」のカラーのスキャンデータの推定サイズは「500(KByte)」であることが定義されている。
ところで、本実施の形態では、スキャン条件に基づいて理論的に算出される最大値(最大のデータサイズ)が推定サイズとされている(但し、図面に示されている数値が当該理論値として正確なものであることを意図するものではない。)。すなわち、同じスキャン条件であっても画像の内容に応じてスキャンデータのデータサイズは異なる。また、後述されるように、推定サイズは、各記憶媒体についてスキャンデータの記録の可否の判定に利用される。そこで、本実施の形態では、安全を期して理論的な最大値を採用しているのである。したがって、理論的な算出方法に誤差が生じうる場合は、理論的に算出される最大値以上の値を推定サイズとしてもよい。但し、例えば、経験的な最大値であってもよいし、理論的若しくは経験的な平均値、又はその他妥当な値(例えば、最大値ではないが、極端なケースでない限り当該値以下のサイズになるという値)であってもよい。推定値は、その値を大きくすればするほど安全性は高まるが記憶媒体の有効活用の可能性は低くなるため、両者のバランスや運用上要求される仕様等を考慮して適切な値を設定すればよい。
また、図6は、推定サイズ定義データの第二の構成例を示す図である。同図では推定サイズ定義データ16がXML形式によって構成された例が示されている。
同図の推定サイズ定義データ16は、定義一覧要素タグで囲まれた要素(定義一覧要素)をルート要素とする。定義一覧要素は、一つ以上の定義要素を子要素として含む。定義要素は、図5の推定サイズ定義データ16の一行分の情報に相当する。すなわち、定義要素の子要素であるスキャン条件要素の各子要素はスキャン条件を構成するパラメータを示し、推定サイズ要素の値は推定サイズを示す。スキャン条件のパラメータを示す各要素のタグ名は、図5の項目名と一致する。なお、図5の定義要素A、定義要素Bのそれぞれは、図4のレコード1、レコード20のそれぞれに対応する。
例えば、ステップS11において設定されたスキャン条件が、用紙サイズは「A4」、解像度は「100」、カラーモードは「Color」、圧縮形式は「JPEG」、画質は「High」であった場合、ステップS15では推定サイズは500であると取得される。
続いて、記録先決定部13は、優先順位データ15において優先順位が1番目の記憶媒体であるSDRAM102(/ram/scandata)の空き容量(残容量)を確認する(S16)。この時点において、SDRAM102の空き容量は600(KByte)であるとする。したがって、記録先決定部13は、空き容量として600を取得する(S17)。続いて、記録先決定部13は、推定サイズとSDRAM102の空き容量とを比較し、SDRAM102へのスキャンデータの記録の可否を判定する。例えば、空き容量が推定サイズ以上である場合は記録可能であると判定され、空き容量が推定サイズ未満である場合は記録不可能であると判定される。ここでは、空き容量(600)>推定サイズ(500)であるため、SDRAM102へのスキャンデータの記録は可能であると判定される。そこで、記録先決定部13はSDRAM102(/ram/scandata)を記録先として決定する。
続いて、読取制御部12は、スキャナ15に1枚目の原稿のスキャンを実行させる(S19)。続いて、記録処理部14は、記録先決定部13によって決定された記録先である「/ram/scandata」にスキャンデータを記録する(S20)。「/ram/scandata」は、SDRAM102に対応するパスであるため、結果的にスキャンデータはSDRAM102に記録される。なお、記録された結果、画像データの実際のサイズは400(KByte)であったとする。したがって、SDRAM102の空き容量は600−400=200となる。
続いて、2枚目のスキャン及びスキャンデータの記録が行われる。記録先決定部13は、優先順位データ15において優先順位が1番に設定されているSDRAM102の空き容量を確認する(S31)。上記したように、この時点におけるSDRAM102の空き容量は200(KByte)である。したがって、記録先決定部13は、空き容量として200を取得する(S32)。
続いて、記録先決定部13は、推定サイズとSDRAM102の空き容量とを比較し、SDRAM102へのスキャンデータの記録の可否を判定する(S33)。ここでは、空き容量(200)<推定サイズ(500)であるため、記録先決定部13は、SDRAM102へのスキャンデータの記録は不可能であると判定し、SDRAM102を記録先の候補から除外する。
なお、ページごとに同じ推定サイズを利用するのは、同じスキャン条件によって3枚の原稿がスキャンされるという前提だからである。仮に、1枚ごとにスキャン条件を変化させることが可能である場合、記録先決定部13は、1枚ごとにスキャン条件に基づいて推定サイズを推定サイズ定義データ16より取得すればよい。
SDRAM102へのスキャンデータの記録は不可能であるため、記録先決定部13は、優先順位が2番目の記憶媒体であるHDD104(/hdd/scandata)の空き容量を確認する(S34)。この時点において、HDD104の空き容量は300(KByte)であるとする。したがって、記録先決定部13は、空き容量として300を取得する(S35)。続いて、記録先決定部13は、推定サイズとHDD104の空き容量とを比較し、HDD104へのスキャンデータの記録の可否を判定する(S36)。ここでは、空き容量(300)<推定サイズ(500)であるため、記録先決定部13は、HDD104へのスキャンデータの記録は不可能であると判定し、HDD104を記録先の候補から除外する。
そこで、記録先決定部13は、優先順位が3番目の記憶媒体であるUSBメモリ109(/usb/scandata)の空き容量を確認する(S37)。この時点において、USBメモリ109の空き容量は1000(KByte)であるとする。したがって、記録先決定部13は、空き容量として300を取得する(S38)。続いて、記録先決定部13は、推定サイズとUSBメモリ109の空き容量とを比較し、USBメモリ109へのスキャンデータの記録の可否を判定する(S39)。ここでは、空き容量(1000)>推定サイズ(500)であるため、USBメモリ109へのスキャンデータの記録は可能であると判定される。そこで、記録先決定部13はUSBメモリ109(/usb/scandata)を記録先として決定する。
続いて、読取制御部12は、スキャナ15に2枚目の原稿のスキャンを実行させる(S40)。続いて、記録処理部14は、記録先決定部13によって決定された記録先である「/usb/scandata」にスキャンデータを記録する(S41)。「/usb/scandata」は、USBメモリ109に対応するパスであるため、結果的にスキャンデータはUSBメモリ109に記録される。なお、記録された結果、画像データの実際のサイズは450(KByte)であったとする。したがって、USBメモリ109の空き容量は1000−450=550となる。
続いて、3枚目のスキャン及びスキャンデータの記録が行われる。記録先決定部13は、記録先の候補から除外されていない記憶媒体の中で最も優先順位の高いUSBメモリ109の空き容量を確認する(S51)。上記したように、この時点におけるUSBメモリ109の空き容量は550(KByte)である。したがって、記録先決定部13は、空き容量として550を取得する(S52)。続いて、記録先決定部13は、推定サイズとUSBメモリ109の空き容量とを比較し、USBメモリ109へのスキャンデータの記録の可否を判定する(S53)。ここでは、空き容量(550)>推定サイズ(500)であるため、USBメモリ109へのスキャンデータの記録は可能であると判定される。そこで、記録先決定部13はUSBメモリ109(/usb/scandata)を記録先として決定する。
続いて、読取制御部12は、スキャナ15に3枚目の原稿のスキャンを実行させる(S54)。続いて、記録処理部14は、記録先決定部13によって決定された記録先である「/usb/scandata」にスキャンデータを記録する(S55)。「/usb/scandata」は、USBメモリ109に対応するパスであるため、結果的にスキャンデータはUSBメモリ109に記録される。
その後、スキャンアプリに実装された処理において各記憶媒体に記録されたスキャンデータが利用される。
図3の例では、外部記憶装置40を利用することなく処理が終了したが、例えば、原稿が4枚であった場合、4枚目のスキャンデータについては外部記憶装置40が記録先とされる。
ところで、本実施の形態において、SDカード50はスキャンデータの記録先の候補とされていないが、これは便宜的なものである。SDカード50もスキャンデータの記録先として利用したい場合は、優先順位データ15にSDカード50の識別情報(パス名)を登録すればよい。また、DVD−RAM等、その他の記憶媒体をスキャンデータの記録先として利用してもよい。
また、スキャンデータの記録先とする記憶媒体は、当該スキャンデータの用途に応じて定めるとよい。本実施の形態では、不揮発性の記憶媒体であるSDRAM102も記録先とされている。これは、本実施の形態では、スキャンデータの一時的な(作業用の)記憶媒体としての記録先を対象としているからである。すなわち、最終的な永続化のための保存処理よりも、処理の過程において何度もアクセスの対象となるデータの記録処理を高速化した方が、処理全体としての性能の向上に対する寄与度は大きいからである。但し、本実施の形態と同じ原理によって、スキャンデータの永続化先を複数の候補の中から動的に選択可能としてもよい。
また、優先順位データ15や推定サイズ定義データ16の内容は、記録先決定部13内にロジックとして組み込まれていてもよい。この場合、記録先決定部13を記録した記憶手段が、優先順位記憶手段若しくはサイズ情報記憶手段、又は優先順位記憶手段及びサイズ情報記憶手段となる。但し、本実施の形態のように、優先順位データ15や推定サイズ定義データ16を記録先決定部13の外部データとすることにより、記録先の候補の変更や、スキャン条件の変更等に対してより高い柔軟性を確保することができる。
また、本実施の形態の適用対象は、スキャン機能のみを備えた画像読取装置に限定されない。スキャン機能を含む複合機やコピー機におけるスキャン処理に対しても本実施の形態は有効に適用されうる。
上述したように、本実施の形態によれば、スキャンデータごとに記録先を動的に変更することができるため、高速な記憶媒体を記録先として利用することが可能となる。したがって、全てのスキャンデータを確実に格納できることを優先させて、大容量でアクセス速度の遅い記憶媒体を当初よりスキャンデータの記録先としている場合に比べて、スキャンデータを利用した処理性能を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、高速な記憶媒体だけでなく低速で大容量な記憶媒体を記録先として利用することもできる。したがって、処理性能を優先させて、小容量でアクセス速度の速い記憶媒体を当初よりスキャンデータの記録先としている場合に比べて、全てのスキャンデータを格納できる可能性を向上させることができる。
ちなみに、本実施の形態において、3枚分のスキャンデータの実サイズの合計は、400+450+400=1250である。そうすると、全てのスキャンデータを同じ記憶媒体に記録する方式の場合、各スキャンデータは、外部記憶装置40に記録されることになる。本実施の形態では、3枚とも外部記憶装置40より高速な記憶媒体に記録されているため、著しい性能の向上が期待できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 画像読取装置
11 入力受付部
12 読取制御部
13 記録先決定部
14 記録処理部
15 優先順位データ
16 推定サイズ定義データ
17 OS
101 CPU
102 SDRAM
103 ROM
104 HDD
105 スキャナ
106 操作パネル
107 ネットワークインタフェース
108 SDカードスロット
109 USBポート
特開平11−331530号公報

Claims (9)

  1. 複数の記憶媒体を利用可能な画像読取装置であって、
    前記複数の記憶媒体の優先順位を示す情報を記憶した優先順位記憶手段と、
    読取条件ごとに画像データの推定サイズを示す情報を記憶したサイズ情報記憶手段と、
    設定された読取条件に対応する前記推定サイズ分の空き容量を有する記憶媒体の中から、読み取られた画像データの記録先とする記憶媒体を前記優先順位に基づいて決定する記録先決定手段と、
    記録先として決定された記憶媒体に前記画像データを記録する記録処理手段とを有する画像読取装置。
  2. 前記優先順位は、前記複数の記憶媒体のアクセス速度に基づく請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記推定サイズは、前記読取条件に基づいて算出される最大値以上である請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 複数の記憶媒体を利用可能な画像読取装置が実行する画像データ処理方法であって、
    読取条件ごとに画像データの推定サイズを示す情報を記憶したサイズ情報記憶手段を用いて、設定された読取条件に対応する前記推定サイズを判定し、該推定サイズ分の空き容量を有する記憶媒体の中から、読み取られた画像データの記録先とする記憶媒体を、前記複数の記憶媒体の優先順位を示す情報を記憶した優先順位記憶手段を用いて決定する記録先決定手順と、
    記録先として決定された記憶媒体に前記画像データを記録する記録処理手順とを有する画像データ処理方法。
  5. 前記優先順位は、前記複数の記憶媒体のアクセス速度に基づく請求項4記載の画像データ処理方法。
  6. 前記推定サイズは、前記読取条件に基づいて算出される最大値以上である請求項4又は5記載の画像データ処理方法。
  7. 複数の記憶媒体を利用可能な画像読取装置に、
    読取条件ごとに画像データの推定サイズを示す情報を記憶したサイズ情報記憶手段を用いて、設定された読取条件に対応する前記推定サイズを判定し、該推定サイズ分の空き容量を有する記憶媒体の中から、読み取られた画像データの記録先とする記憶媒体を、前記複数の記憶媒体の優先順位を示す情報を記憶した優先順位記憶手段を用いて決定する記録先決定手順と、
    記録先として決定された記憶媒体に前記画像データを記録する記録処理手順とを実行させるためのプログラム。
  8. 前記優先順位は、前記複数の記憶媒体のアクセス速度に基づく請求項7記載のプログラム。
  9. 前記推定サイズは、前記読取条件に基づいて算出される最大値以上である請求項7又は8記載のプログラム。
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