JP5656580B2 - 変速制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の変速を行わせる変速制御システムに関する。
一般に、シングル・クラッチを使用した車両用のトランスミッションは、変速時に駆動力が途切れ、変速ショックや加速遅れ等が避けられなかった。
これに対し、ツイン・クラッチのトランスミッションは、駆動力が途切れず、変速ショックや加速遅れを抑制できるものとして知られている。
しかし、ツイン・クラッチのトランスミッションは、構造が複雑で重量が大きいという問題がある。
一方、ゼロシフトトランスミッションは、重量増を抑制できるものとして注目されている。
図8は、ゼロシフトトランスミッションの動作説明図である。図8では、説明を簡単にするため、1速、2速間の変速を説明する。
このゼロシフトトランスミッションでは、1速ギヤ101、2速ギヤ103間に入力軸に係合した3個の第1ビュレット105、3個の第2ビュレット107を備え、シフト操作に応じて移動する構成となっている。1速ギヤ101及び2速ギヤ103には、噛合い歯101a,103aが形成され、第1ビュレット105及び第2ビュレット107の両端部には、回転方向前後で異なった複雑なフェースが形成されている。
第1ビュレット105及び第2ビュレット107は、セレクトフォークの動作に対しスプリングを介して1速ギヤ101又は2速ギヤ103側へ移動する構成である。
このような構成により、例えば1速ギヤ101への変速時は、3個の第1ビュレット105が1速ギヤ101の噛合い歯101aに噛み合ってから残りの3個の第2ビュレット107が噛合い歯101aに噛み合う。
2速への変速時は、3個の第2ビュレット107が2速ギヤ103の噛合い歯103aに噛み合ってから残りの3個の第1ビュレット105が噛合い歯103aに噛み合う。
このような複雑なフェースを備えた第1ビュレット105及び第2ビュレット107とスプリングを介したセレクト動作とにより、駆動力が途切れず、変速ショックや加速の遅れを抑制し、且つ重量軽減を図ることができる。
しかし、第1ビュレット105及び第2ビュレット107等を備えた構造が複雑であり、部品点数も増大するという問題がある。
June 2005 Racecar Engineering(www. racecar・engineering.com)
解決しようとする問題点は、駆動力が途切れず、変速ショックや加速の遅れを抑制し、且つ重量軽減を図ることはできるが、構造が複雑であった点である。
本発明は、駆動力が途切れず、変速ショックや加速の遅れを抑制し、重量軽減を図ることができ、且つ構造を簡単にすることを可能とするため、エンジンからのトルクを締結調整により伝達出力する発進クラッチと、この発進クラッチからの伝達出力を噛合いクラッチの切り替え移動により車速に応じて変速し駆動輪へ出力するトランスミションと、前記発進クラッチを締結調整するクラッチ・アクチュエータと、前記噛合いクラッチを切り替え移動させるシフト・アクチュエータと、前記駆動輪への伝達トルクを検出するトルク検出部と、前記クラッチ・アクチュエータを制御して前記トルク検出部が検出する変速時のエンジン出力伝達トルクを維持しつつ変速による過大なショックトルクを伝達しない程度に前記発進クラッチの伝達トルクを変速直前から変速直後の間低減するように締結調整するクラッチ制御部とを備え、前記トルク検出部は、前記エンジンのアクセル開度及び回転数により前記変速直前の前記駆動輪への伝達トルクを検出し、前記クラッチ制御部は、前記発進クラッチの伝達トルクを前記トルク検出部が検出する前記変速直前の伝達トルクに応じた程度になるまで低減させることを特徴とする。
本発明は、上記手段としたため、駆動力が途切れず、変速ショックや加速の遅れを抑制し、且つ重量軽減を図ることができ、且つ構造を簡単にすることができる。
変速制御システムの概略構成図である。(実施例1) 待ち機構及びドグ・クラッチの関係を示し、(a)は、待ち状態を示し、(b)は、動作後の状態を示す概略図である。(実施例1) 発進クラッチの切断によるトルク減少を示すグラフである。(実施例1) 変速前後の変速ショックを示すグラフである。(実施例1) 発進クラッチの断続とトルク変動との関係を示すグラフである。(実施例1) 変速制御システムによる変速ショックを示すグラフである。(実施例1) 制御フローチャートである。(実施例1) ゼロシフトトランスミッションの要部斜視図である。(従来例)
駆動力が途切れず、変速ショックや加速の遅れを抑制し、重量軽減を図ることができ、且つ構造を簡単にするという目的を、噛合いクラッチによる変速及び発進クラッチのクラッチ制御部により実現した。
図1は、本発明実施例1の変速制御システムの概略構成図である。
図1のように、変速制御システム1は、発進クラッチ3、トランスミション5、クラッチ・アクチュエータ7、シフト・アクチュエータ9、トルク検出部及びクラッチ制御部としてのコントローラ11とを備えている。
発進クラッチ3は、エンジン13からのトルクを締結調整により伝達出力する。
トランスミション5は、発進クラッチ3からの伝達出力を噛合いクラッチであるドグ・クラッチ15,17の切り替え移動により車速に応じて変速して出力し、プロペラ・シャフト19、終減速装置21、車軸23a,23bを介して駆動輪である後輪25a,25bへ伝達する。
ここで、説明を簡単にするため、トランスミッション5を前進4段で説明し、また、ギヤ径は無視して説明する。トランスミッション5は、1速ギヤ27、2速ギヤ29、3速ギヤ31、4速ギヤ33を備え、カウンター・シャフト35のカウンター・ギヤ37,39,41,43と噛み合っている。
ドグ・クラッチ15が1速ギヤ27に噛合うと発進クラッチ3の出力が4速ギヤ33、カウンター・ギヤ43、カウンター・ギヤ37、1速ギヤ27を介してプロペラ・シャフト19へ変速出力される。
ドグ・クラッチ15が2速ギヤ29に噛合うと発進クラッチ3の出力が4速ギヤ33、カウンター・ギヤ43、カウンター・ギヤ39、2速ギヤ29を介してプロペラ・シャフト19へ変速出力される。
ドグ・クラッチ17が3速ギヤ31に噛合うと発進クラッチ3の出力が4速ギヤ33、カウンター・ギヤ43、カウンター・ギヤ41、3速ギヤ31を介してプロペラ・シャフト19へ変速出力される。
ドグ・クラッチ17が4速ギヤ33に噛合うと発進クラッチ3の出力が直接プロペラ・シャフト19へ出力される。
クラッチ・アクチュエータ7は、発進クラッチ3を締結調整するものであり、油圧アクチュエータ等が用いられている。例えば、コントローラ11からの信号を受けて電動モータが動作し、マスター・シリンダのプッシュ・ロッドを駆動して発進クラッチ3の締結力を調整し、伝達トルクを制御する。
シフト・アクチュエータ9は、ドグ・クラッチ15,17を切り替え移動させるものであり、シフト・ドラム45、シフト・フォーク47,49、及び待ち機構51,53等を備えている。
シフト・ドラム45は、シフト用の溝45a,45bを備えており、シフト・レバーによるマニュアル操作信号に基づき、或いはアクセル・ペダル55の操作によるアクセル開度及び車速信号等に基づき、シフト・モータ(図示せず)により回転駆動される構成となっている。アクセル開度は、アクセル開度センサ56が検出し、コントローラ11へ入力する。
シフト・フォーク47,49は、シフト・ロッド57,59に取り付けられ、シフト・ロッド57,59は、待ち機構51,53を介してシフト・ドラム45にそれぞれ係合している。
コントローラ11は、トルク検出部としての機能を有する、エンジン13のアクセル開度及び回転数によりエンジンの発生トルクを算出し発進クラッチが後輪25a,25b側への伝達しているトルクAを推定する。エンジン13の回転数は、回転数センサ65が検出し。コントローラ11へ入力する。
変速動作をシフト部材や変速コントローラ11等から検出し、変速直前から変速直後まで発進クラッチの伝達容量をAまで低減するように締結調整する。
コントローラ11は、前記発進クラッチ3の伝達トルクを低減するときエンジン13へ点火カット、燃料カット等の信号を出力できるようにしている。ただし、発進クラッチ3の伝達トルクを低減するときエンジン13へ点火カット、燃料カット等の信号を出力しない構成にすることもできる。
図2は、待ち機構及びドグ・クラッチの関係を示し、(a)は、待ち状態を示し、(b)は、動作後の状態を示す概略図である。
図2では、ドグ・クラッチ15側の待ち機構51のみ説明する。ドグ・クラッチ17側の待ち機構53も同一構成である。
図2のように、待ち機構51は、シリンダ67、ピストン69a,69b、弾性体としてのコイル・スプリング71を備えている。シリンダ67は、シフト・アーム61aを一体に備え、シフト・ロッド57の軸方向に可動構成されている。なお、待ち機構53では、シフト・アームを61bとしている。
ピストン69a,69bは、シリンダ67に対しスナップ・リング70a,70bによって軸方向外側への移動が制限され、スナップ・リング72a,72bによってシフト・ロッド57に対する一定以上の軸方向移動が制限されている。
コイル・スプリング71は、ピストン69a,69b間に介設されている。
シフト・フォーク47の先端側は、ドグ・クラッチ15のクラッチ・リング73に係合し、クラッチ・リング73の両面と1速ギヤ27及び2速ギヤ29の対向面とには、噛合い歯73a,73b、27a,29aが形成されている。
そして、シフト・ドラム45の回転による溝45aの案内によりシフト・アーム61が動作し、シリンダ67が軸方向の2速ギヤ29側に駆動されたときでも、発進クラッチ3の締結力が十分であるとクラッチ・リング73の噛合い歯73aと1速ギヤ27の噛合い歯27aとの間の摩擦力により噛合いは維持される。
このため、シリンダ67と共にスナップ・リング70aを介してピストン69aが動くとスナップ・リング72aで位置決められたピストン69bとの間でスプリング71が撓められ、付勢力が蓄えられる。この付勢力の蓄え維持によりドグ・クラッチ15の切り替え移動を待機させる。
シフトアクチェーターのシフト終了の信号を受けると、エンジンを点火カットや燃料カット等で、1瞬出力トルクをカットする。
このためクラッチ・リング73の噛合い歯73aと1速ギヤ27の噛合い歯27aとの間の摩擦力が低くなる。この摩擦力よりもスプリング71に蓄えられた付勢力が勝り、シフト・ロッド57を介してシフト・フォーク47が瞬時に動作する。
この動作によりクラッチ・リング73が2速ギヤ29側へ移動し、噛合い歯73bが2速ギヤ29の噛合い歯29aに噛合い、2速ギヤ29による変速出力が行われる。
このとき、前記したように変速時の発進クラッチ3の伝達トルクが駆動輪25a,25b間の伝達トルクを維持する最低限Aに低減して変速が行われるため、変速時のショックを軽減することができる。
図3は、変速クラッチの噛み合いがニュートラルへ移行する等、駆動入力トルクが急激に途切れた時の駆動輪25a,25bに負荷される駆動トルクの変化を示すグラフである。
図3のように、噛み合いクラッチの噛み合いをニュトラルとし駆動トルクがとだえても駆動輪25a,25bの駆動トルクは矢印のように瞬時に零になることはなく、固有振動数に起因する時間的傾きをもって減少する。通常トルク0になるまでの時間は0.1から0.2秒程度である。この傾きは、車軸23a,23b、プロペラ・シャフト19等の上流側の慣性質量、車軸23a,23b、プロペラ・シャフト19等の剛性により決定される。
上記のようにシフトが瞬時に行われることでニュートラルの滞在時間が例えば0.02秒程度の極めて短時間の場合、後輪25a,25bの駆動トルクの減少が少ないうちに変速を終了させることができる。短時間シフトはシンクロ機構を有しない噛み合いクラッチと待ち機構の組み合わせにより容易に実現できる。
図4は、発進クラッチを切断せず、強制的に上段へ変速したときの変速ショックを示すトルク変動のグラフである。一旦ニュトラルとなることで駆動力が途切れ次にエンジンの回転差による運動エネルギーに起因する大きなショックトルクが発生する。図5は通常の変速で、上段に変速した場合のトルク変動のグラフである。長時間駆動力が途切れていることが示されている。
以上のように発進クラッチを結合したまま変速すると図4に示すように大きなショックが、クラッチを切った通常の変速であると長時間、駆動力が途絶え、特にドライバーの意思に係らず変速が行われる自動MTの場合ドライバーに違和感を与える。
図6は、本発明実施例の変速制御システムによるクラッチ伝達トルク容量変化とトルク伝達特性を示す。すばやい瞬時の変速によりトルク低下もほとんど無くまた発進クラッチの適切な制御により駆動トルクの途切れや変速ショックも少ない。図6の斜線部分がクラッチのすべりにより吸収されるショックトルクを示す。
図6のように、本発明実施例では、上記のように、変速時に発進クラッチ3を切断するのではなく、変速直前のエンジン発生トルクに応じて変速直前から直後まで発進クラッチ3の伝達トルクをAまで緩める。
このような発進クラッチ3の伝達トルクの制御により、変速時の発進クラッチ3及び後輪25a,25b間の伝達トルクを維持しつつ発進クラッチ3の伝達トルクを低減し、変速ショックを軽減し且つ加速に途切れがない変速を実現することができた。
変速時発進クラッチ3の伝達トルクを低減すると共にエンジン13へ点火カット、燃料カット等の信号を出力すると、エンジン13の出力トルク減少によりプリシフトされた待ち機構より瞬時のシフトをより確実に可能とする。
図1の破線図示のように、発進クラッチ3と後輪25a,25bとの間、本実施例ではトランスミッション5の後流側に、慣性回転を付勢する慣性質量としてフライ・ホイール75を取り付けると、後輪25a,25b側動力伝達系の固有振動数は低下し、図3で示すトルク減少の傾きをより小さくし、後輪25a,25b間の伝達トルクの維持をより確実に行わせることができる。
図7は、本発明実施例の制御フローチャートである。
図7のフローチャートは、エンジン始動により実行される。
ステップS1では、「手動又は自動によるシフト指示」の処理が実行される。
手動によるシフト指示は、例えば、シフト・レバーのマニュアルモードでの操作によりシフト・アップ又はシフト・ダウンが行われたとき、その操作信号がコントローラ11に入力され、コントローラ11がシフト・アクチュエータ9に指示に応じた信号を出力する。シフト・アクチュエータ9は、電動モータの回転によりシフト・ドラム45を回転させ、シフト・アーム61,63、シフト・ロッド57,59、待ち機構51,53、シフト・フォーク47,49を介してドグ・クラッチ15、17を適宜動作させ、トランスミション5の変速を行わせる。
自動によるシフト指示は、コントローラ11に入力されるエンジン回転数、アクセル開度、車速から適切な変速段が算出され、シフト・アクチュエータ9に算出に応じた信号を出力する。この信号出力により、前記同様な変速動作が行われる。
この変速動作では、図2の例えば1速ギヤ27から2速ギヤ29への変速において、前記のように待ち機構51での付勢力の蓄え維持によりドグ・クラッチ15の切り替え移動を待機させる。
ステップS2では、「後輪側への伝達トルク1の検出」の処理が実行される。
ステップS3ではクラッチアクチェーターがステップS2の結果に応じて発進クラッチの締結力を緩める。
ステップ4において点火カット等により、噛み合いクラッチのトルクを瞬間カットする。これにより噛み合いクラッチの摩擦力が低減し、待ち機構のエネルギーにより瞬時にクラッチ・リング73が2速ギヤ29側へ移動し、噛合い歯73bが2速ギヤ29の噛合い歯29aに噛合い、2速ギヤ29による変速出力が行われる。
ステップS5では、「クラッチ再100%締結」が実施され変速は終了する。
[実施例1の効果]
本発明実施例1は、エンジン13からのトルクを締結調整により伝達出力する発進クラッチ3と、この発進クラッチ3からの伝達出力をドグ・クラッチ15,17の切り替え移動により車速に応じて変速し後輪25a,25bへ出力するトランスミション5と、発進クラッチ3を締結調整するクラッチ・アクチュエータ7と、ドグ・クラッチ15,17を切り替え移動させるシフト・アクチュエータ9と、後輪25a,25bへの伝達トルクを検出するトルク検出部11と、クラッチ・アクチュエータ7を制御してコントローラ(トルク検出部)11が検出する変速時の伝達トルク1を維持しつつ発進クラッチ3の伝達トルク2を低減するように締結調整するコントローラ(クラッチ制御部)11とを備えた。
このため、変速被駆動歯車と駆動輪25a,25bとの間の変速直前のねじれトルクを維持したまま変速を行わせることができ、駆動力が途切れず、変速ショックや加速の遅れを抑制することができる。
しかも、ツイン・クラッチよりも大幅に重量軽減を図ることができ、且つドグ・クラッチ15,17を用いるため構造を簡単にすることができる。
コントローラ11は、エンジン13のアクセル開度及び回転数により変速時の伝達トルク1を算出する。
このため、変速時の伝達トルク1を正確に維持しつつ発進クラッチ3の伝達トルク2を低減することができる。
コントローラ11による点火カット等による噛み合いクラッチの伝達トルクの低減までコイル・スプリング71による付勢力を維持してドグ・クラッチ15,17の切り替え移動を待機させる待ち機構51,53を介設した。
このため、ドグ・クラッチ15,17を用いた簡単な構造でありながら、変速時の伝達トルクAを維持しつつ瞬時に変速を行わせることができる。
発進クラッチ3と後輪25a,25bとの間に、慣性回転を付勢するフライ・ホイール75を設けた。
このため、後輪25a,25b側動力伝達系の固有振動数は低下し、図3で示すトルク減少の傾きを小さくし、変速時の駆動輪のトルク低下を最小にすることが出来る。
[その他]
本発明の変速制御システムでは、待ち機構51,53を省略することもできる。この場合、シフト・ロッド57,59にシフト・フォーク47,49を直接取り付け、シフト・アーム61,63でシフト・ロッド57,59を直接動作させる構造となる。
この場合でも、上記発進クラッチ3の伝達トルク2を低減したとき、ソレノイド等により素早く切り替えることができる。
1 変速制御システム
3 発進クラッチ
5 トランスミション
7 クラッチ・アクチュエータ
9 シフト・アクチュエータ
11 コントローラ(トルク検出部、クラッチ制御部)

Claims (3)

  1. エンジンからのトルクを締結調整により伝達出力する発進クラッチと、
    この発進クラッチからの伝達出力を噛合いクラッチの切り替え移動により車速に応じて変速し駆動輪へ出力するトランスミションと、
    前記発進クラッチを締結調整するクラッチ・アクチュエータと、
    前記噛合いクラッチを切り替え移動させるシフト・アクチュエータと、
    前記駆動輪への伝達トルクを検出するトルク検出部と、
    前記クラッチ・アクチュエータを制御して前記トルク検出部が検出する変速時のエンジン出力伝達トルクを維持しつつ変速による過大なショックトルクを伝達しない程度に前記発進クラッチの伝達トルクを変速直前から変速直後の間低減するように締結調整するクラッチ制御部とを備え、
    前記トルク検出部は、前記エンジンのアクセル開度及び回転数により前記変速直前の前記駆動輪への伝達トルクを検出し、
    前記クラッチ制御部は、前記発進クラッチの伝達トルクを前記トルク検出部が検出する前記変速直前の伝達トルクに応じた程度になるまで低減させる、
    ことを特徴とする変速制御システム。
  2. 請求項1記載の変速制御システムであって、
    前記発進クラッチの伝達トルクが所定値に低減するまで前記噛合いクラッチの切り替え移動を待機させる弾性体を利用した待ち機構を介設し、
    前記発進クラッチの伝達トルクの低減と共に前記エンジンの出力を低下させ前記待ち機構により前記噛合いクラッチの切り替え移動を行なわせる、
    ことを特徴とする変速制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の変速制御システムであって、
    前記発進クラッチと駆動輪との間に、慣性回転を付勢する慣性質量体を設けた、
    ことを特徴とする変速制御システム。
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