JP5654931B2 - 血糖値測定装置、血糖値測定方法およびプログラム - Google Patents

血糖値測定装置、血糖値測定方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、血糖値を測定するために用いる血糖値測定装置、血糖値測定方法およびプログラムに関する。
従来、糖尿病患者の診断、治療、医療指導を行うために、携帯型の血糖値測定装置が用いられている。この血糖値測定装置は、医師や糖尿病療養指導士の指導の下、糖尿病患者(ユーザ)自身で血糖値を測定するための装置である。
通常、ユーザは、血糖値測定装置を使用して、朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前、夕食後および就寝前の各測定期間(測定時間帯)に血糖値を測定し、それを日々記録している。そして、現在の血糖値と、当該現在の血糖値を測定した時刻に対応する測定期間における過去の血糖値とを比較することにより、日々の血糖値変動を認識し、血糖コントロールに生かしている。しかしながら、測定した血糖値を記録することはユーザにとって非常にわずらわしい作業である。
そこで、各測定期間に測定された過去数日分の血糖値をグラフ化した血糖値トレンドグラフを表示する血糖値測定装置(特許文献1,2参照)や、各測定期間に測定された過去数日分の血糖値の平均値を表示する血糖値測定装置(特許文献3,4)が考えられている。
特表2008−524591号公報 特開2010−082008号公報 特開2000−060803号公報 特許4594731号明細書
しかしながら、特許文献1〜4に記載された従来の血糖値測定装置では、血糖値トレンドグラフや血糖値の平均値等の血糖値傾向を示す画面を表示させるには、装置を動作させた後に多くのボタン操作が必要である。そのため、ユーザは、血糖値傾向の確認を忘れたり、ボタンの誤操作により適切でない測定期間の血糖値傾向を表示させる可能性があった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、血糖値の測定を行う前に、適切な測定期間における血糖値傾向を確実にユーザに知らせることができる血糖値測定装置、血糖値測定方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明は、測定された血糖値がその測定日時と紐付けられて記憶されるとともに、血糖測定を促すアラーム時刻が複数記憶されたデータ記憶部を備える。そして、このデータ記憶部に記憶された複数のアラーム時刻のうち、アイドル状態から動作状態に切り替えられた動作状態開始時刻に最も近い該当アラーム時刻をデータ記憶部から検索する。そして、該当アラーム時刻を含む所定期間内に測定された過去の所定日数分の血糖値をデータ記憶部から検索し、検索した過去の所定日数分の血糖値の傾向(血糖値傾向)を算出する。そして、算出された過去の所定日数分の血糖値傾向を示す第1表示画面を表示部に表示させる。その後、表示部に第1表示画面が表示されると、動作モードを血糖値測定モードに設定する。
本発明によれば、血糖値測定装置が動作状態になると、該当アラーム時刻に対応する測定期間(例えば、朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前、夕食後あるいは就寝前)における過去の所定日数分の血糖値の傾向(血糖値傾向)を示す第1表示画面を表示部に表示することができる。これにより、血糖値の測定が行われる前に、適切な測定期間における血糖値傾向を確実にユーザに知らせることができる。その結果、ユーザが血糖値傾向の確認をし忘れることを防止できる、という効果がある。
本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るチップを示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置のA−A´線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御部の機能を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る第1表示画面の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る第2表示画面の一例を示す説明図である。 変形例に係る第1表示画面の一例を示す説明図である。 変形例に係る第2表示画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明の血糖値測定装置の実施の形態例について、図1〜図10を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付す。
説明は以下の順序で行う。
1.一実施形態例
1−1.血糖値測定装置の構成例
1−2.血糖値測定装置の内部構成例
1−3.制御部の機能的な構成例
1−4.血糖値測定装置の動作例
2.変形例
2−1.変形例1
2−2.変形例2
3−2.その他の変形例
1.一実施形態例
本発明の一実施形態例を、図1〜図8を参照して説明する。本実施の形態では、血糖値の測定を行う前に、適切な測定期間(時間帯)における過去数日分の血糖値の平均値(以下、「平均血糖値」という)を表示させ、血糖値の測定後に、測定した血糖値とともにこの血糖値と平均血糖値との比較結果を表示させる血糖値測定装置101の例について説明する。
1−1.血糖値測定装置の構成例
図1は、本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置101を示す外観斜視図である。
血糖値測定装置101は、各種の情報を表示する表示部102と、血糖値測定装置101をアイドル状態および動作状態の間で切り替える電源ボタン103と、データ記憶部405(後述する図4参照)に記憶された血糖値の過去の履歴を、表示部102に表示させる履歴呼出ボタン104と、を備える。なお、アイドル状態とは、血糖値測定装置101を構成する制御部402と発振部403(後述する図4参照)のみが起動している状態を指し、動作状態とは、血糖値測定装置101を構成する制御部402と発振部403以外の各部も起動している状態を指す。
また、血糖値測定装置101は、チップ(tip)110が着脱されるホルダ107と、ホルダ107に装着されたチップ110を取り外すイジェクタ106を備える。また、血糖値測定装置101は、各部が配置される筐体105を備える。筐体105の内部には、不図示のプリント回路基板が配置されており、所定の演算・血糖値の測定処理を行う。
チップ110は、ケース111に格納され、血糖値を測定するまでは外気に触れない状態で衛生的かつ乾燥した状態に保たれる。チップ110の内部には、試験紙202(後述する図2参照)が固定されている。
試験紙202に血液が付着すると、化学反応を起こして試験紙202が発色する。血糖値測定装置101は、試験紙202が発色する部位に光を照射し、この部位が反射した光の受光光量を測定することによって、血糖値を測定する。
図2は、本発明の一実施形態に係るチップ110を示す外観斜視図である。
チップ110は、試験紙202と、試験紙202の周囲に形成される4本の突起部114a〜114dとを備える。突起部114a〜114dは、ホルダ107にはめ込まれ、チップ110をホルダ107に固定する。チップ110がホルダ107に嵌め込まれると、周縁に設けられたフランジがホルダ107の先端に密着し、外部からの入光を遮る。
図3は、図1におけるA−A′線におけるホルダ107およびチップ110を示す断面図である。
血糖値測定装置101は、試験紙202に対して所定の波長の光を発する発光部303と、試験紙202からの反射光を受光し、受光信号を発生する受光部304を備える。
チップ110は、先端に付着した血液を毛細管現象により吸い取る細管302を有し、細管302を通じて血液が試験紙202に導かれる。
発光部303には、例えば、波長が630nmの光を発する発光ダイオードが用いられる。受光部304には、例えば、フォトダイオードやフォトトランジスタが用いられる。
受光部304は、ホルダ107にチップ110が取り付けられている状態では、試験紙202から反射した光を受光し、受光信号を発生する。
チップ110の細管302は、所定の剛性を有する剛性材料で構成される。このような剛性材料としては、例えば、各種の樹脂材料が挙げられる。特に、検体を迅速に導入、展開するのに適したものとして、アクリル系樹脂等の親水性の高い材料または親水化処理されたものが好ましい。
試験紙202は、血液を吸収可能な担体に、試薬(発色試薬)を担持(含浸)させたものである。この担体は、好ましくは多孔性膜(シート状多孔質基材)で構成される。この場合、多孔性膜は、血液中の赤血球を濾過できる程度の孔径を有するものが好ましい。
試験紙202の担体としては、多孔性膜の他に、例えば、不織布、織布、延伸処理したシート等のシート状多孔質基材が挙げられる。
多孔性膜等の担体の構成材料としては、ポリエステル類、ポリアミド類、ポリオレフィン類、ポリスルホン類またはセルロース類等が挙げられるが、試薬を溶解した水溶液を含浸させたり、血液の採取時には血液の吸収・展開を迅速に行うため、親水性を有する材料または、親水化処理されたりしたものが好ましい。
担体(多孔質膜)に含浸する試薬(発色試薬)としては、例えば、グルコースオキシダーゼ(GOD)と、ペルオキシダーゼ(POD)と、4−アミノアンチピリン(4−AA)、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン(TOOS)のような発色剤とが挙げられる。さらに、リン酸緩衝液のような緩衝剤が含まれていてもよい。なお、試薬の種類、成分については、これらに限定されないことは言うまでもない。
1−2.血糖値測定装置の内部構成例
次に、血糖値測定装置101の内部構成例について図4を参照して説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置101の内部構成を示すブロック図である。
血糖値測定装置101は、上述した表示部102,発光部303,受光部304に加え、各部を制御する制御部402、発振部403、データ記憶部405、外部出力部406、電源407、電源電圧検出部408、操作部410およびブザー出力部411を有する。
筐体105の内部に設けられるプリント回路基板には、マイクロコンピュータ(MPU:MicroProcessingUnit)で構成される制御部402が搭載されており、血糖値測定装置101の諸動作を制御する。この制御部402には、受光部304からの信号に基づいて目的とする血中成分(ブドウ糖)を算出する演算部(不図示)が内蔵される。この演算部は、必要に応じて、例えばヘマトクリット値補正計算等も行う。
発光部303および受光部304は、ホルダ107(図3参照)に収納、保持される。発光部303は、制御部402と電気的に接続され、受光部304は、増幅器(不図示)およびA/D変換部(不図示)を介して制御部402と電気的に接続される。
発光部303は、制御部402からの信号により作動し、所定の時間間隔でパルス光を発する。このパルス光は、例えば、その周期が0.5〜3.0msec程度、1パルスの発光時間が0.05〜0.3msec程度とされる。また、このパルス光の波長は、好ましくは500〜720nm程度、より好ましくは580〜650nm程度とされる。
ホルダ107の先端部には、チップ110が着脱自在に装着される。ホルダ107にチップ110が装着されると、ホルダ107の先端面は、チップ110が備える試験紙202に対面する。この状態で、発光部303から発せられた光は試験紙202に照射され、試験紙202で反射された反射光は、受光部304で受光され、光電変換される。受光部304は、その受光光量に応じたアナログ信号を出力し、所望の値に増幅する。その後、アナログ信号は、A/D変換部(不図示)にてデジタル信号に変換され、制御部402に入力される。
制御部402は、血糖値測定モード時において、受光部304から供給される受光信号に基づいて、受光光量を測定する。そして、制御部402は、測定された受光光量に基づいて、試験紙202に付着した血液の血糖値を測定する。測定された血糖値は、血糖値の測定日時と紐付けられてデータ記憶部405の第3のメモリ(後述)に記憶される。
また、制御部402は、血糖値測定モードになる前に、適切な測定期間における過去数日分の血糖値の平均値(平均血糖値)を表示部102に表示させる。さらに、制御部402は、血糖値の測定が完了したのを機に、測定した血糖値およびこの血糖値と平均血糖値との比較結果を表示部102に表示させる。なお、平均血糖値と、測定した血糖値および比較結果を表示部102に表示させるための制御部402の構成については、図5にて後述する。
発振部403は、タイマを構成するもので、一定時間間隔のクロックパルスを発振し、制御部402のマイクロコンピュータの動作用基準信号の供給を行う。また、発振部403は、絶対時間(日時)を特定する時計を構成するもので、一定時間間隔のクロックパルスを発振し、制御部402が内蔵する時計制御回路の動作用基準信号の供給を行う。
データ記憶部405は、不図示の第1のメモリ(RAM)、第2のメモリ(ROM)および書き換え可能な不揮発性メモリである第3のメモリ(不揮発性RAM)を備える。
第1のメモリには、受光部304より入力された受光光量のデジタルデータが、所定のフォーマットに従って記憶される。
第2のメモリには、血糖値測定装置1を制御するプログラムが記憶されている。
第3のメモリには、測光値から求めた吸光度と目的とする血糖値との関係(検量線)や、個々の血糖値測定装置1毎に固有の校正値が予め記憶される。ここで言う固有の校正値には、例えば、受光光量の規定値、吸光度計算の補正係数等がある。
また、第3のメモリには、過去に測定した数日分の血糖値が、その測定日時と紐付けられて記憶される。
また、第3のメモリには、ブザー出力部411に音を発生させるタイミングを示すアラーム時刻が記憶される。アラーム時刻は、血糖値を測定する必要のある時刻であり、例えば朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前、夕食後および就寝前の所定時刻である。なお、アラーム時刻は、ユーザによって自由に設定可能である。アラームの鳴動によってユーザは血糖測定を促される。
外部出力部406は、求められた血糖値のデータを、例えばパソコンのような外部装置へ出力する。このため、外部出力部406は、例えば、RS−232Cに対応した通信コネクタと通信ドライバを内蔵する。また、赤外線通信を行う場合には、外部出力部406は、赤外線発光素子およびその駆動回路を内蔵する。
電源407として、不図示の電池が筐体105の内部に装填される。電源407は、血糖値測定装置101が備える各ブロックに電力を供給する。電源電圧検出部408は、この電池の電圧を検出し、検出された電圧値(検出値)を制御部402へ出力する。これにより、電池の残量をチェックすることができる。
操作部410は、上述した電源ボタン103,履歴呼出ボタン104等を総称するものである。操作部410は、以下のような種々のスイッチの入力を検出し、その信号を制御部402へ入力する。スイッチの種類としては、電源スイッチ、履歴呼出スイッチ、時刻設定・変更スイッチ、リセットスイッチ、ブザー作動/不作動選択スイッチ、50Hz/60Hz商用電源周波数選択スイッチ等が挙げられる。電源スイッチは、電源ボタン103の押圧により、血糖値測定装置101をアイドル状態および動作状態の間で切り替えることができる。
ブザー出力部411は、制御部402からの信号に基づいて、データ記憶部405の第3のメモリに記憶されたアラーム時刻になるとブザーを鳴動させる。
1−3.制御部の機能的な構成例
次に、血糖値の測定を行う前に、適切な測定期間における平均血糖値を表示部102に表示させ、血糖値の測定後に、測定した血糖値とともにこの血糖値と平均血糖値との比較結果を表示部102に表示させるための制御部402の機能的な構成について図5を参照して説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る制御部402の機能的な構成を示すブロック図である。
制御部402は、状態制御部501と、該当アラーム時刻検索部502と、血糖値傾向算出部504と、第1表示画面生成部505と、血糖値測定モード開始部506と、測定結果比較部507と、第2表示画面生成部508とを備える。
状態制御部501は、ユーザによって電源ボタン103が押されなくとも、アラーム時刻になると血糖値測定装置101をアイドル状態から動作状態に切り替えるものである。
この状態制御部501は、血糖値測定装置101がアイドル状態であるとき、制御部402が内蔵する時計制御回路で時刻が算出される度に、算出された時刻に一致するアラーム時刻を第3のメモリから検索する。そして、状態制御部501は、時計制御回路で算出された時刻に一致するアラーム時刻が検索されると、血糖値測定装置101を構成する各ブロック(図4参照)を起動させる。なお、以下では血糖値測定装置101がアイドル状態から動作状態に切り替わった時刻を動作状態開始時刻と呼ぶ。
該当アラーム時刻検索部502は、状態制御部501によってではなく電源ボタン103が押されて血糖値測定装置101が動作状態になった際に、動作状態になった時刻(動作状態開始時刻)前後の所定期間内に含まれるアラーム時刻(該当アラーム時刻)を検索するものである。所定期間としては、例えば、朝食前、朝食後、昼食前等における数十分から数時間の期間として設定される。
この該当アラーム時刻検索部502は、電源ボタン103が押されて血糖値測定装置101が動作状態になったタイミングに時計制御回路が算出した時刻を、動作状態開始時刻として取得する。そして、該当アラーム時刻検索部502は、取得した動作状態開始時刻に最も近いアラーム時刻を第3のメモリから検索し、検索したアラーム時刻と動作状態開始時刻との時刻差(以下、「動作時刻差」という)を算出する。そして、該当アラーム時刻検索部502は、算出した動作時刻差の絶対値が所定値以下であるか否かを確認する。そして、動作時刻差の絶対値が所定値以下であるならば、検索したアラーム時刻を該当アラーム時刻と認定する。これにより、動作開始時刻に最も近い該当アラーム時刻を検索できる。なお、状態制御部501によって検索されたアラーム時刻も該当アラーム時刻と呼ぶ。
血糖値傾向算出部504は、該当アラームに対応する所定測定期間(朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前あるいは就寝前)に測定された過去数日分の血糖値の平均値(平均血糖値)を算出するものである。
血糖値傾向算出部504は、該当アラーム時刻前後の所定期間に測定された過去数日分の血糖値を第3のメモリから検索して取得する。そして、血糖値傾向算出部504は、取得した数日分の血糖値の平均値(平均血糖値)を算出する。ただし、血糖値傾向算出部504では、動作時刻差の絶対値が所定値よりも大きい場合には、何の処理も行われない。これにより、所定測定期間(朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前あるいは就寝前)における平均血糖値だけを算出することができる。
第1表示画面生成部505は、該当アラーム時刻前後の所定測定期間(朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前あるいは就寝前)における平均血糖値を表示部102に表示させるものである。すなわち、第1表示画面生成部505は、血糖値傾向算出部504で算出された平均血糖値を含む第1表示画面702(図7にて後述)を生成して表示部102に出力する。
血糖値測定モード開始部506は、動作状態開始時刻がアラーム時刻の前後における所定期間内にない場合、あるいは、第1表示画面702(図7にて後述)が表示された場合、血糖値測定装置101の動作モードを血糖値測定モードに切り替えるものである。
すなわち、血糖値測定モード開始部506は、該当アラーム時刻検索部502により動作時刻差絶対値が所定値より大きいことが確認された場合、あるいは、第1表示画面生成部505により第1表示画面702(図7にて後述)が表示部102に表示された場合、血糖値測定装置101の動作モードを血糖値測定モードに切り替える。
測定結果比較部507は、測定した血糖値と、当該血糖値を測定した時刻に対応する所定測定期間(朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前あるいは就寝前)における平均血糖値とを比較し、その差(以下、血糖値変動値)を判定して、比較結果を生成するものである。
すなわち、測定結果比較部507は、測定した血糖値と、血糖値傾向算出部504で算出された平均血糖値との差を血糖値変動値として算出する。そして、測定結果比較部507は、算出した血糖値変動値の大きさに基づいて、測定した血糖値が平均血糖値と比較して「変化なし」、「上昇している」あるいは「下降している」のいずれに該当するのかを判断する。
第2表示画面生成部508は、測定した血糖値および測定結果比較部507による判断結果を表示部102に表示させるものである。
第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「変化なし」であると判断されると、血糖値の変動がないことを示すマークおよび測定した血糖値を含む第2表示画面703(図8Aにて後述)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「上昇している」であると判断されると、血糖値が上昇していることを示すマークおよび測定した血糖値を含む第2表示画面704(図8Bにて後述)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「下降している」であると判断されると、血糖値が下降していることを示すマークおよび測定した血糖値を含む第2表示画面705(図8Cにて後述)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、所定測定期間(朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前あるいは就寝前)以外の期間に血糖値測定装置101が動作状態にされた場合、測定された血糖値だけを含む第2表示画面を生成して表示部102に出力する。
1−4.血糖値測定装置の動作例
次に、アイドル状態から動作状態に切り替えられて第1および第2の表示画面が表示されるまでの血糖値測定装置101の動作について図6を参照して説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る血糖値測定装置101の動作を示すフローチャートである。
血糖値測定装置101がアイドル状態であるとき、制御部402は、時計制御回路で算出された時刻(以下、「現在時刻」という)がアラーム時刻であるか否かを状態制御部501に確認させる(ステップS601)。
現在時刻がアラーム時刻に一致するならば(ステップS601のYES)、状態制御部501は、血糖値測定装置101をアイドル状態から動作状態に切り替える(ステップS602)。このとき、制御部402によりブザー出力部411が制御され、ブザー出力部411は、血糖値の測定時刻であることをユーザに通知するための音を発する(ステップS603)。
続いて、制御部402は、血糖値傾向算出部504に、該当アラーム時刻(ステップS601にて現在時刻に一致したアラーム時刻)の例えば前後1時間以内に測定された過去数日分の血糖値を第3のメモリから取得させる。そして、血糖値傾向算出部504は、取得した過去数日分の血糖値の平均値(平均血糖値)を算出する。そして、制御部402は、平均血糖値が含まれる第1表示画面702(図7にて後述)を第1表示画面生成部505に生成させて表示部102に出力する。これにより、平均血糖値が表示部102に表示される(ステップS604)。
次いで、制御部402は、血糖値測定モード開始部506に、血糖値測定装置101の動作モードを血糖値測定モードに切り替えさせる。(ステップS605)。これにより、血糖値測定装置101は、血糖値の測定が可能な状態となる。
その後、ユーザは血糖値測定装置101を使用して血糖値の測定を行う(ステップS606)。すなわち、ユーザは、自身の血液をチップ110内の試験紙202にしみ込ませる。血糖値測定装置101は、血液がしみ込んだ試験紙202に対して、発光部303から光を照射し、受光部304で反射光を受光することによって受光光量を得る。そして、制御部402は、受光光量に応じた血糖値を算出し、第3のメモリに記憶する。
続いて、制御部402は、ステップS606の処理で測定した血糖値と、ステップS604の処理で算出した平均血糖値との差である血糖値変動値を測定結果比較部507に算出させる(ステップS607)。
算出した血糖値変動値が例えば平均血糖値の−10%以上、+10%以下の値であるならば、制御部は402は、血糖値の変動がないことを示すマークおよび測定した血糖値を含む第2表示画面703(図8Aにて後述)を第2表示画面生成部508に生成させて表示部102に出力する。これにより、血糖値の変動がないことを示すマークおよび測定した血糖値が表示部102に表示される(ステップS608)。
続いて、制御部402は、電源ボタン103がユーザによって押されたか否かを確認する(ステップS609)。電源ボタン103がユーザによって押されたことが確認されない間は(ステップS609のNO)、ステップS609の処理を繰り返す。電源ボタン103がユーザによって押されたことが確認されたならば(ステップS609のYES)、制御部402は、血糖値測定装置101を動作状態からアイドル状態に切り替えて処理を終了する。
上述のステップS607の処理において、算出した血糖値変動値が例えば平均血糖値の+10%よりも大きい値であるならば、制御部402は、血糖値が上昇したことを示すマークおよび測定した血糖値を含む第2表示画面704(図8Bにて後述)を第2表示画面生成部508に生成させて表示部102に出力する。これにより、血糖値が上昇したことを示すマークおよび測定した血糖値が表示部102に表示される(ステップS610)。その後、ステップS609の処理に移行する。
上述のステップS607の処理において、算出した血糖値変動値が例えば平均血糖値の−10%よりも小さい値であるならば、制御部402は、血糖値が下降したことを示すマークおよび測定した血糖値を含む第2表示画面705(図8Cにて後述)を第2表示画面生成部508に生成させて表示部102に出力する。これにより、血糖値が下降したことを示すマークおよび測定した血糖値が表示部102に表示される(ステップS611)。その後、ステップS609の処理に移行する。
上述のステップS601の処理において、現在時刻がアラーム時刻でないならば(ステップS601のNO)、制御部402は、電源ボタン103がユーザによって押されたか否かを確認する(ステップS612)。電源ボタン103がユーザによって押されたことが確認されないならば(ステップS612のNO)、ステップS601の処理に戻る。
一方、電源ボタン103がユーザによって押されたことが確認されたならば(ステップS612のYES)、制御部402は、血糖値測定装置101をアイドル状態から動作状態に切り替える(ステップS613)。
そして、制御部402は、血糖値測定装置101が動作状態になった時刻(動作状態開始時刻)前後の例えば1時間以内にアラーム時刻があるか否かを該当アラーム時刻検索部502に確認させる(ステップS614)。該当アラーム時刻検索部502により、動作状態開始時刻前後の1時間以内にアラーム時刻があることが確認されたならば(ステップS614のYES)、この確認したアラーム時刻を該当アラーム時刻と認定し、ステップS604の処理に移行する。
動作状態開始時刻前後の1時間以内に該当アラーム時刻がないことが確認されたならば(ステップS614のNO)、制御部402は、血糖値測定モード開始部506に、血糖値測定装置101の動作モードを血糖値測定モードに切り替えさせる(ステップS615)。その後、ステップS616の処理が実行される。なお、ステップS616の処理は、上述したステップS606の処理と同様にして血糖値を測定する処理なので、その説明は省略する。
続いて、制御部402は、ステップS616の処理で測定した血糖値を含む第2表示画面を第2表示画面生成部508に生成させて表示部102に出力する。これにより、血糖値のみが表示部102に表示される(ステップS617)。その後、ステップS609の処理に移行する。
次に、ステップS604の処理にて表示部102に表示される第1表示画面702の一例について図7を参照して説明する。
図7は、ステップS604の処理にて表示部102に表示される第1表示画面702の一例を示す説明図である。
第1表示画面702には、上述の該当アラーム時刻に対応する測定期間(朝食前、朝食後、昼食前等)を示す文字列と、この測定期間における平均血糖値を示す数値と、この数値が平均血糖値であることを示す文字列とが含まれる。
図7に示す例では、該当アラーム時刻に対応する測定期間を示す文字列が「朝食前」であり、この測定期間における平均血糖値を示す数値が「89」である。また、この数値が平均血糖値であることを示す文字列が「平均値」である。したがって、89という数値が、朝食前に測定された過去数日分の平均血糖値であるということを、ユーザに確実に知らせることができる。
また、第1表示画面702には、該当アラーム時刻に対応する測定期間とは別の測定期間を示す文字列と、別の測定期間における平均血糖値を示す数値とが含まれる。
図7に示す例では、別の測定期間を示す文字列が「昼食前」、「夕食前」および「就寝前」であり、これらの別の測定期間における平均血糖値を示す数値がそれぞれ「87」、「90」および「121」である。なお、図7に示すように、これらの文字列および数値は小さく表示されることが好ましい。これにより、別の測定期間における平均血糖値を、該当アラーム時刻に対応する測定期間における平均血糖値とユーザが誤認することを防止できる。
次に、ステップS608,S610,S611の各処理にて表示部102に表示される第2表示画面703,704,705の一例について図8を参照して説明する。
図8Aは、ステップS608の処理にて表示部102に表示される第2表示画面703の一例を示す説明図である。
第2表示画面703には、該当アラーム時刻直後に測定した血糖値を示す数値と、この血糖値が平均血糖値と比較して変動がないことを示すマークとが含まれる。
図8Aに示す例では、該当アラーム時刻直後に測定した血糖値を示す数値が「95」であり、当該血糖値が平均血糖値と比較して変動がないことを示すマークが「右向き矢印」である。これにより、ユーザは現在の血糖値とともに、現在の血糖値が過去の血糖値と比較してほとんど変動がないことを容易に確認することができる。
ステップS610の処理にて表示部102に表示される図8Bは、第2表示画面704の一例を示す説明図である。
第2表示画面704には、該当アラーム時刻直後に測定した血糖値を示す数値と、この血糖値が平均血糖値と比較して上昇したことを示すマークとが含まれる。
図8Bに示す例では、該当アラーム時刻直後に測定した血糖値を示す数値が「110」であり、当該血糖値が平均血糖値と比較して上昇したことを示すマークが「右斜め上向き矢印」である。これにより、ユーザは現在の血糖値とともに、現在の血糖値が過去の血糖値と比較して上昇したことを容易に確認することができる。
図8Cは、ステップS611の処理にて表示部102に表示される第2表示画面705の一例を示す説明図である。
第2表示画面705には、該当アラーム時刻直後に測定した血糖値を示す数値と、この血糖値が平均血糖値と比較して下降したことを示すマークとが含まれる。
図8Cに示す例では、該当アラーム時刻直後に測定した血糖値を示す数値が「77」であり、当該血糖値が平均血糖値と比較して下降したことを示すマークが「右斜め下向き矢印」である。これにより、ユーザは現在の血糖値とともに、現在の血糖値が過去の血糖値と比較して下降したことを容易に確認することができる。
以上説明したように、本発明の一実施形態によれば、血糖値測定装置が動作状態になると、該当アラーム時刻に対応する測定期間(朝食前、朝食後、昼食前等)における平均血糖値を表示部に表示することができる。これにより、血糖値の測定が行われる前に、適切な測定期間における平均血糖値を確実にユーザに知らせることができる。その結果、ユーザが平均血糖値の確認をし忘れることを防止できる、という効果がある。
また、本発明の一実施形態によれば、血糖値の測定が行われると、測定した血糖値と平均血糖値の比較結果を示すマークを表示画面に表示することができる。これにより、ユーザは、測定した血糖値が平均血糖値と比べてどのように変化したのかを容易に知ることができる、という効果がある。
2.変形例
2−1.変形例1
なお、上述した一実施形態では、表示部102に第1表示画面702(図7参照)を表示するようにしたが、その代わりに図9に示すような第1表示画面802を表示部102に表示するようにしてもよい。この場合、制御部402は、血糖値傾向算出部504および第1表示画面生成部505に、一実施形態にて説明した処理に加えて以下の処理を実行させる。
血糖値傾向算出部504は、取得した過去数日分の血糖値を時系列順に並び替える。そして、第1表示画面生成部505は、血糖値傾向算出部504による並び替えの結果に基づいて、第1表示画面802のトレンドグラフ部分を生成する。なお、第1表示画面802のトレンドグラフ以外の部分は第1の実施形態と同様にして生成される。
第1表示画面802は、第1表示画面702(図7参照)と同様に、上述の該当アラーム時刻に対応する測定期間を示す文字列と、この測定期間における平均血糖値を示す数値と、この数値が平均血糖値であることを示す文字列とが含まれる。
また、第1表示画面802には、図9に示すように、該当アラーム時刻に対応する測定期間において測定された過去数日分の血糖値が時系列に並べられたトレンドグラフが含まれる。
このように、血糖値測定装置が動作状態にされた直後に表示部102にトレンドグラフを表示させることができるので、ユーザは過去の自分の血糖値の変動を、血糖値を測定する前に確実に確認することができる。
2−2.変形例2
また、上述した一実施形態および変形例1では、血糖値の変動がないことを示す第2表示画面703、血糖値が上昇していることを示す第2表示画面704および血糖値が下降していることを示す第2表示画面705のいずれかを表示部102に表示させるようにした。しかしながら、これらの3つの第2表示画面703〜705に、血糖値が非常に上昇していることを示す第2表示画面803(図10A参照)および血糖値が非常に下降していることを示す第2表示画面804(図10B参照)を加えた5つの第2表示画面のいずれかを表示部102に表示させるようにしてもよい。この場合、制御部402は、測定結果比較部507および第2表示画面生成部508に、一実施形態にて説明した処理に代えて以下の処理を実行させる。
測定結果比較部507は、測定した血糖値と、算出した血糖値変動値とを比較して「変化なし」、「上昇している」、「下降している」、「非常に上昇している」あるいは「非常に下降している」のいずれに該当するのかを判断する。
測定結果比較部507は、例えば、血糖値変動値が測定した血糖値の−10%以上、+10%以内であるならば「変化なし」と判断する。また、血糖値変動値が測定した血糖値の+10%より大きく、+30%以内であるならば「上昇している」と判断し、血糖値変動値が測定した血糖値の−30%以上、−10%未満であるならば「下降している」と判断する。また、血糖値変動値が測定した血糖値の+30%よりも大きいならば「非常に上昇している」と判断し、血糖値変動値が測定した血糖値の−30%よりも小さいならば「非常に下降している」と判断する。なお、これらの閾値はユーザによって自由に設定することができる。
第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「変化なし」と判断されると、第2表示画面703(図8A参照)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「上昇している」と判断されると、第2表示画面704(図8B参照)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「下降している」と判断されると、第2表示画面705(図8C参照)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「非常に上昇している」と判断されると、第2表示画面803(図10A参照)を生成して表示部102に出力する。
また、第2表示画面生成部508は、測定結果比較部507により「非常に下降している」と判断されると、第2表示画面804(図10B参照)を生成して表示部102に出力する。
3−2.その他の変形例
また、上述した一実施形態および変形例1,2では、測定された過去数日分の血糖値に対して平均値等を算出する処理を行ったが、これに限られない。例えば、測定された過去数十日分、数ヶ月分あるいは数年分の血糖値に対して平均値等を算出する処理を行ってもよい。
また、上述した一実施形態および各変形例では、図8に示すように、血糖値が上昇していることを示すマークを「右斜め上向き矢印」とし、血糖値が下降していることを示すマークを「右斜め下向き矢印」としたが、これらに限られない。例えば、血糖値が上昇していることを示すマークを「H」とし、血糖値が下降していることを示すマークを「L」としてもよい。また、マークの代わりに「上昇」「下降」といった文字列を用いてもよい。
また、上述した一実施形態および各変形例では、図7に示すように、該当アラーム時刻に対応する測定期間における平均血糖値を大きく表示したが、当該平均血糖値を点滅させても同様の効果が得られる。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
101…血糖値測定装置、102…表示部、103…電源ボタン、104…履歴呼出ボタン、105…筐体、106…イジェクタ、107…ホルダ、110…チップ、111…ケース、114a〜114d…突起部、202…試験紙、302…細管、303…発光部、304…受光部、402…制御部、403…発振部、405…データ記憶部、406…外部出力部、407…電源、408…電源電圧検出部、410…操作部、411…ブザー出力部、501…状態制御部、502…該当アラーム時刻検索部、504…血糖値傾向算出部、505…第1表示画面生成部、506…血糖値測定モード開始部、507…測定結果比較部、508…第2表示画面生成部、702,802…第1表示画面、703〜705,803,804…第2表示画面

Claims (7)

  1. アイドル状態から動作状態に切り替えられた後、動作モードが血糖値測定モードに設定されると血糖値の測定が可能となる血糖値測定装置において、
    測定された血糖値がその測定日時と紐付けられて記憶されるとともに、血糖測定を促すアラーム時刻が複数記憶されたデータ記憶部と、
    前記データ記憶部に記憶された複数のアラーム時刻のうち、前記アイドル状態から動作状態に切り替えられた動作状態開始時刻に最も近い該当アラーム時刻を前記データ記憶部から検索する該当アラーム時刻検索部と、
    前記該当アラーム時刻を含む所定期間内に測定された過去の所定日数分の血糖値を前記データ記憶部から検索し、検索した過去の所定日数分の血糖値の傾向を算出する血糖値傾向算出部と、
    前記血糖値傾向算出部で算出された、過去の所定日数分の血糖値の傾向を示す第1表示画面を表示部に表示させる第1表示画面生成部と、
    前記表示部に前記第1表示画面が表示されると、前記動作モードを血糖値測定モードに設定する血糖値測定モード開始部と、を備える
    血糖値測定装置。
  2. 前記血糖値傾向算出部は、検索した過去の所定日数分の血糖値の平均である平均血糖値を算出し、
    前記第1表示画面生成部は、前記血糖値傾向算出部で算出された前記平均血糖値を含む前記第1表示画面を前記表示部に表示させる
    請求項1に記載の血糖値測定装置。
  3. 血糖値が測定された後、測定した血糖値と、前記血糖値傾向算出部で算出された前記平均血糖値とを比較する測定結果比較部と、
    前記測定した血糖値と前記測定結果比較部による比較結果とを含む第2表示画面を前記表示部に表示させる第2表示画面生成部と、をさらに備える
    請求項2に記載の血糖値測定装置。
  4. 前記血糖値傾向算出部は、検索した過去の所定日数分の血糖値を日付順に並び替え、
    前記第1表示画面生成部は、前記血糖値傾向算出部で並び替えられた過去の所定日数分の血糖値のグラフを含む前記第1表示画面を前記表示部に表示させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の血糖値測定装置。
  5. 前記データ記憶部に記憶された複数のアラーム時刻のいずれかの時刻になると、前記血糖値測定装置をアイドル状態から動作状態に切り替える状態制御部をさらに備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の血糖値測定装置。
  6. アイドル状態から動作状態に切り替えられた後、動作モードが血糖値測定モードに設定されると血糖値の測定が可能となる血糖値測定装置を用いた血糖値測定方法において、
    測定された血糖値がその測定日時と紐付けられて記憶されるとともに、血糖測定を促すアラーム時刻が複数記憶されたデータ記憶部に記憶された複数のアラーム時刻のうち、前記アイドル状態から動作状態に切り替えられた動作状態開始時刻に最も近い該当アラーム時刻を前記データ記憶部から検索するステップと、
    前記該当アラーム時刻を含む所定期間内に測定された過去の所定日数分の血糖値を前記データ記憶部から検索し、検索した過去の所定日数分の血糖値の傾向を算出するステップと、
    過去の所定日数分の血糖値の傾向を示す第1表示画面を表示部に表示させるステップと、
    前記表示部に前記第1表示画面が表示されると、前記動作モードを血糖値測定モードに設定するステップと、を含む
    血糖値測定方法。
  7. アイドル状態から動作状態に切り替えられた後、動作モードが血糖値測定モードに設定されると血糖値の測定が可能となる血糖値測定装置を動作させるプログラムにおいて、
    測定された血糖値がその測定日時と紐付けられて記憶されるとともに、血糖測定を促すアラーム時刻が複数記憶されたデータ記憶部に記憶された複数のアラーム時刻のうち、前記アイドル状態から動作状態に切り替えられた動作状態開始時刻に最も近い該当アラーム時刻を前記データ記憶部から検索する手順と、
    前記該当アラーム時刻を含む所定期間内に測定された過去の所定日数分の血糖値を前記データ記憶部から検索し、検索した過去の所定日数分の血糖値の傾向を算出する手順と、
    過去の所定日数分の血糖値の傾向を示す第1表示画面を表示部に表示させる手順と、
    前記表示部に前記第1表示画面が表示されると、前記動作モードを血糖値測定モードに設定する手順と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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