JP5654746B2 - プレス機 - Google Patents

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Description

本発明は、クランク軸の回転運動によって往復移動するスライドのストローク長さが調整可能のプレス機に関し、特に、構成の簡素が図られたプレス機に関する。
本願出願人は、構成の簡素化を図り得るスライドのストローク長さが調整可能なプレス機を提案した(特許文献1参照)。
従来の前記プレス機の主要部が図6及7に示されている。プレス機100は、図6に示されているように、全体に矩形筐体の上部フレーム102に回転可能に支持された主軸部104aを有するクランク軸104を備える。クランク軸104の偏心軸部104bには、コネクション部材106の上端部が枢着されている。コネクション部材106の下端部には、図7に示すように、枢軸108が設けられ、該枢軸の両端には、摺動子110が設けられている。上部フレーム102の対向する部分には、該フレームの内面から互いに相近づくように突出する一対の突起部であって突出端が互いに間隔を置いて対向する一対の突起部102aが設けられている。各突起部102aの対向面には、一対の摺動子110を図6で見て上下方向に案内する案内溝102bが設けられている。
クランク軸104が一方向に駆動回転されると、コネクション部材106の下端部に設けられた摺動子110が案内溝102bの案内作用により、上下方向に往復運動する。この摺動子110の往復運動に伴って枢軸108が上下方向に往復運動する。枢軸108には第1のリンク部材112の一端部が枢着され、またリンク部材112の他端部に関連して連結具114を備える調整機構116が設けられている。
連結具114は、第1のリンク部材112の長手方向に沿って移動可能に該リンク部材の他端部を受け入れる第1のスライダ114aと、該スライダに枢軸114bを介して連結され、上部フレーム102に形成された横案内部102cに沿って移動可能の第2のスライダ114cとを備える。
第1のリンク部材112は、その他端部が前記第1のスライダ114aに摺動可能に受け入れられ、枢軸114bを中心とした揺動が許されることから、コネクション部材106の枢軸108の前記した上下方向への往復運動に伴って、調整機構116の枢軸114bを中心に揺動する。
この第1のリンク部材112の揺動は、該リンク部材の中間部に枢軸118を介して上端部を枢着された連結リンク120と、該連結リンクに枢軸122を介して連結された連結ロッド124とを経て、該連結ロッドが伸びるスライド126の上下運動に変換される。このスライド126には、図示しない金型の上金型部が取り付けられる。
調整機構116は、一端に外歯歯車128aが設けられた操作軸128(図6参照)と、第2のスライダ114cに設けられ、横方向に伸長する雄ねじ部114dとを有する。雄ねじ部114dには、該雄ねじ部に螺合し雄ねじ部114dの軸線方向への移動を規制された外歯歯車130が螺合されている。
調整機構116によれば、その操作軸128の回転操作により、該操作軸の外歯歯車128aを介してこれに噛合する外歯歯車130を回転することができる。外歯歯車130が回転すると、枢軸114bを支持する第1及び第2のスライダ114a及び114cが雄ねじ部114dと一体的に該雄ねじ部の軸線方向である横方向に変位する。
図8(a)は、クランク軸104の偏心軸部104bが主軸部104aの直下に位置する状態で第1のリンク部材112が水平の姿勢に維持されている例を示す。この場合、スライド126が下死点に位置し、枢軸114bの調整位置の如何に拘わらず、この下死点の高さ位置は変化しない。
他方、図8(b)及び第8(c)は、クランク軸104の偏心軸部104bが主軸部104aの直上に位置する状態を示し、スライド126が上死点位置にある状態をそれぞれ示す。図8(b)は、連結具114すなわち枢軸114bが枢軸108から最も離れた位置に在るときの状態を示し、図8(c)は、枢軸114bが枢軸108に最も近接した位置に在るときの状態を示す。
図8(a)、図8(b)及び図8(c)の比較から明らかなように、図8(a)に示すスライドの下死点位置を基準とすると、図8(b)に示す上死点位置の高さS1は図8(c)に示す上死点位置の高さS2より高い。この上死点位置の高さS(S1、S2)は、図8(b)に示す位置から図8(c)に示す位置へ向けて枢軸114bが枢軸108に近づくに従って低下する。したがって、調整機構116の操作軸128の回転操作に応じて、スライド126のストローク長を増減することができる。
特開2003−80397号公報
しかしながら、従来の前記プレス機100では、クランク軸104が駆動回転されたとき、枢軸114bを中心として第1のリンク部材112を揺動させるべく、枢軸108の運動を規制するために、図7に明確に示されているように、上部フレーム102の互いに対向する面から該フレーム内に、案内溝102bのための一対の突起部102aを突出させる必要がある。そのため、上部フレーム102の省スペース設計の点で不利であり、構成が複雑化する。
また、一対の突起部102aを必要とするプレス機100では、スライド126の安定した作動のために、コネクション部材106、第1のリンク部材112、連結リンク120等の運動変換機構に関して、クランク軸104の軸線方向に間隔をおいて複数組の前記運動変換機構を設置することは実質的に不可能となる。
そのため、第1のリンク部材112及び連結リンク120等の運動変換機構をクランク軸の直径方向に並列的に配置することが前記特許文献1で提案されている。この提案によれば、2つの前記運動変換機構が、垂直姿勢にあるコネクション部材106の中心軸線に関して対称的に配置される。しかし、これによれば、一対の運動変換機構を並列的に配置することができるに過ぎず、より安定したプレス機の動作を実現可能とする3連以上の前記運動変換機構を適用することはできなかった。
したがって、本発明の目的は、スライドのストローク長さが調整可能なプレス機のさらなる構成の簡素化を図ることにある。
また、本発明の目的は、3連以上の前記運動変換機構を採用し得るプレス機を提供することにある。
本発明に係るプレス機では、基本的に、コネクション部材の下端部と第1のリンク部材とを枢着する枢軸の運動を弧状運動に制限する第2のリンク部材を設けることにより、従来の前記摺動子と、該摺動子の運動を規制するための案内溝を規定する前記一対の突起部とが不要となる。すなわち、本発明に係るプレス機は、前記第1枢軸の運動軌跡が前記第2のリンク部材により、弧状軌跡に規定されることを特徴とする。
ために、本発明に係るプレス機は、フレームと、第1の方向へ伸びる軸線の回りに回転可能に前記フレームに支持されたクランク軸と、該クランク軸の偏心軸部に一端が連結され、前記軸線の径方向外方に伸びるコネクション部材と、第1及び第2のリンク部材であってそれぞれの一端が、前記第1の方向へ伸びる第1の枢軸を共通の枢軸として該枢軸を介して、前記コネクション部材の前記他端に連結され、該コネクション部材の両側で相離れる方向へそれぞれ伸長する第1及び第2のリンク部材と、前記第1のリンク部材の長手方向へ移動可能に該リンク部材に関連して設けられ前記第1の方向に伸びまた前記第1のリンク部材の揺動を許す第2の枢軸を有する連結具であって前記第1のリンク部材の前記他端を摺動可能に受け入れる連結具と、前記第2の枢軸を該枢軸の位置が前記第1の方向と直角な第2の方向へ調整可能に前記フレームに支持する調整機構と、前記第2のリンク部材の他端に設けられ、前記第1の方向に伸びる第3の枢軸と、該枢軸を前記フレームに固定的に支持する支持機構と、前記第1のリンク部材の両端間の中間位置で一端が前記第1の方向に伸びる第4の枢軸を介して前記第1のリンク部材に連結され、金型が保持されるスライドに他端が連結され、前記第1及び第2の方向と直角な第3の方向に沿って配置された第3のリンク部材とを含む。
本発明に係る前記プレス機では、前記コネクション部材の前記他端は、前記第1の枢軸を介して該他端に連結された前記第2のリンク部材によって弧状運動を規定される。すなわち、前記クランク軸が一方向に駆動回転されたとき、前記コネクション部材の他端にある第1の枢軸は、前記第3の枢軸を介して前記フレーム部材に枢着された前記第2のリンク部材により、前記第3の枢軸を中心とした弧状の揺動軌跡を与えられる。この揺動軌跡に沿った前記第1の枢軸の拘束により、前記クランク軸が駆動回転されると、前記第1のリンク部材は前記第2の枢軸を中心に揺動する。
したがって、前記調整機構の調整によって前記第2の枢軸の位置を調整することにより、従来と同様に、前記第3のリンク部材を介して往復運動するスライドの上死点位置を調整することができる。
また、前記第3の枢軸は、前記支持機構によって前記フレームに固定的に支持されるに過ぎず、従来の前記一対の案内部のような対向する突起部をフレーム内に設ける必要がないので、構成の単純化を図ることができる。
前記第2のリンク部材として、一対の第2のリンク部材を用いることができる。この場合、前記リンク部材の厚さ方向に間隔を置いて前記一対の第2のリンク部材が配置される。また、前記一対の第2のリンク部材の前記他端の前記第3の枢軸を支持する前記支持機構は、前記一対の第2のリンク部材の前記他端が対向する前記フレームの内面から前記一対の第2のリンク部材の前記他端間に突出して形成された軸受部で構成することができる。前記突出端のそれぞれには、前記一対の第2のリンク部材の前記他端のそれぞれが前記第3の枢軸を介して枢着される。
前記コネクション部材、前記第1及び第2リンク部材及び第3のリンク部材は一組の運動変換機構を構成し、複数組の前記運動変換機構が前記クランク軸の軸線方向に相互に間隔を置くように並列的に配置することができる。この場合、各運動変換機構の前記第3のリンク部材は、前記スライドを共通のスライドとして該スライドに各第5の枢軸を介して連結される。
前記連結具は、前記第1のリンク部材の前記他端を摺動可能に受け入れるべく前記第2の方向へ移動可能に前記フレームに配置された第1のスライダと、該スライダに前記第2の枢軸を介して連結され前記第1のスライダを前記第2の方向へ移動可能に受け入れる第2のスライダとを備えることができる。
また、前記調整機構は、前記第2のスライダを前記第2の方向へ調整可能に位置決める位置決め装置を備えることができる。
前記位置決め装置は、前記第2のスライダに設けられた雄ねじ部材と、該雄ねじ部材に螺合し、該雄ねじ部材の軸線方向への移動を規制された外歯歯車と、該歯車の外歯に噛合し、該外歯歯車を介して前記雄ねじ部材を該雄ねじ部材の軸線方向へ変位させる回転操作部材とを備えることができる。
本発明によれば、前記したように、前記第2のリンク部材の運動規制作用及び前記調整機構によって、前記コネクション部材に接続された前記第1のリンク部材を前記クランク軸の駆動回転に伴って揺動させかつその揺動運動を調整可能とすることができる。
したがって、従来の前記摺動子及び該摺動子の運動を規制する案内溝が設けられる前記一対の突起部を不要とすることができるので、構成の簡素化を図ることができると共に、3つ以上の前記運動変換機構を並列的に配置してスライドのより安定した上下運動を確保することができる。
本発明に係るプレス機の一部を破断して該プレス機の主要部を示す正面図であり、 図1のII-II線に沿って得られた断面図であり、 図1のIII-III線に沿って得られた断面図であり、 図1のIV-IV線に沿って得られた断面図であり、 図1に示したプレス機の調整機構の操作によるスライドのストローク長さの変化を説明する図であり、図5(a)はスライドが下死点位置にあるときの状態を示し、図5(b)及び図5(c)は調整機構の各調整位置におけるスライドの上死点位置の変化を示し、 従来のプレス機の一部を破断して該プレス機の主要部を示す図面であり、 図6のVII-VII線に沿って得られた断面図であり、 図7に示したプレス機の調整機構の操作によるスライドのストローク長さの変化を説明する図であり、図8(a)はスライドが下死点位置にあるときの状態を示し、図8(b)及び図8(c)は調整機構の各調整位置におけるスライドの上死点位置の変化を示す。
プレス機10は、図1に示されているように、フレーム12を含む。フレーム12は、図示しない金型の下金型部が配置される下部フレーム12aと、柱部12bを介して下部フレーム12aに間隔をおいて支持された上部フレーム12cとを備える。上部フレーム12cは、図示の例では、全体に矩形の筐体からなり、この上部フレーム12cの一側方にはギヤケース14が設けられている。
クランク軸18は、第1の方向、例えば前後方向(図1において、紙面に垂直な方向)に沿って配置されている。クランク軸18は、図2に示されているように、複数の主軸部18aと、各主軸部18a間に設けられた複数の偏心軸部18bとを有する。図示の例では、3つの偏心軸部18bが設けられている。クランク軸18は、軸受け20により、各主軸部18aで、該主軸部の軸線の回りすなわちクランク軸18の軸線の回りに回転可能に、上部フレーム12cに支持されている。
前記上金型部が組み付けられるスライド22は、上部フレーム12cの下端部を上下方向へ往復移動可能に貫通する3本の連結ロッド24(図2及3参照)の下端に取り付けられている。各連結ロッド24は、上部フレーム12cの軸受け26(図1及び3参照)により、前記した上下方向への往復運動を案内される。
スライド22はクランク軸18に沿ってその下方に配置されており、各連結ロッド24は、偏心軸部18bに対応して該偏心軸部の下方に位置するように、前記第1の方向すなわちクランク軸18の軸線方向に相互に間隔を置いて配置されている。
クランク軸18の一端に位置する主軸部18aには、図2及び図3に示すように、電動機のような駆動源(図示せず)が組み付けられたフライホィール28が設けられている。クランク軸18は、フライホィール28を経て受ける回転駆動力により、一定の速度で回転する。フライホィール28には、従来よく知られたクラッチ及びブレーキが組み込まれている。クランク軸18の回転運動は、図示の例では、3つの運動伝達機構すなわち運動変換機構30により上下方向への運動に変換されて、スライド22に伝達される。
各運動変換機構30は、図1にその全体が示されており、コネクション部材32と、第1及び第2のリンク部材34及び36と、第3のリンク部材38とを備える。
各コネクション部材32は、上端において軸受け40(図2参照)を介してクランク軸18の偏心軸部18bに枢軸的に連結されており、クランク軸18の前記軸線の径方向外方へ伸びる。図1では、コネクション部材30は上下方向に伸びる。第1及び第2のリンク部材34及び36は、それぞれの一端がクランク軸18の前記軸線と平行な軸線を有する第1の枢軸42を共通の枢軸として、該枢軸を介してコネクション部材32の下端に枢着されている。図示の例では、図4に示されているように、第2のリンク部材36として、その厚さ方向に互いに間隔を置いて配置された一対のリンク部材36が用いられている。各第2のリンク部材36は、枢軸42上で該枢軸の両端に位置し、該一対のリンク部材36間に、第1のリンク部材34及びコネクション部材32の両端部が位置する。
第1のリンク部材34と、一対の第2のリンク部材36とは、図1に明確に示されているように、コネクション部材32の両側で、相離れる方向へそれぞれ伸長する。第1のリンク部材34の他端には、第2の枢軸44を有する連結具46が設けられている。
連結具46は、第1のリンク部材34の前記他端を含む一半であって他半よりも細幅の一半を摺動可能に受け入れる第1のスライダ46aと、該スライダに枢軸44を介して連結された第2のスライダ46bとを備える。前記一半と他半との間の段部は第2のスライダ46bのストッパとして機能する。第2のスライダ46bは、ギヤケース14の近傍で上部フレーム12cに形成された案内部48に沿って第2の方向すなわち図1で見て左右方向(横方向)に移動可能である。また、第2の枢軸44は前記第2の方向と直角な前記第1の方向に沿って配置されている。枢軸44を介して第2のスライダ46bに結合された第1のスライダ46aは、案内部48内で枢軸44の回りに回動可能であり、また第1のリンク部材34の長手方向へ移動可能である。
第2のリンク部材36の他端は、案内部48に対向する位置で上部フレーム12cに形成された軸受部50に第3の枢軸52を介して連結されている。軸受け部50は、第3の枢軸52のための支持機構として、第3の枢軸52をその位置が調整不能に支持する。これにより、枢軸52は前記第1の方向に沿って保持されている。第3の枢軸52は、支持機構50の両側から突出する両端で、各一対の第2のリンク部材36の他端に結合されている。
これにより、各一対の第2のリンク部材36の前記一端に設けられた対応する第1の枢軸42の運動は、第3の枢軸52を中心として両枢軸42及び52間距離を半径とする円弧軌跡に規制される。
その結果、クランク軸18が駆動回転されると、第1の枢軸42は、前記円弧軌跡に沿って全体に上下方向へ往復運動する。この枢軸42の往復運動に伴って第1のリンク部材34は、枢軸44を中心として全体に上下方向へ揺動運動する。
第1のリンク部材34の揺動運動は、従来におけると同様に、第1の枢軸42及び第2の枢軸44間で第4の枢軸54を介して第1のリンク部材34に連結された第3のリンク部材38に、上下方向の往復運動として伝えられる。さらに、この第3のリンク部材38の前記往復運動は、該リンク部材に第5の枢軸56を介して連結された連結ロッド24を経て、スライド22に上下方向の往復運動として伝えられる。
図5(a)は、クランク軸18の偏心軸部18bが主軸部18aの直下に位置する状態で第1のリンク部材34が前記第2の方向に沿って水平の姿勢に維持されている例を示す。この場合、スライド22が下死点に位置し、連結具46すなわち枢軸44の案内部48内の位置の如何に拘わらず、この下死点の高さ位置は変化しない。
他方、図5(b)及び第5(c)は、クランク軸18の偏心軸部18bが主軸部18aの直上に位置する状態を示し、スライド22の上死点位置にある状態をそれぞれ示す。図5(b)は、第2の枢軸44が第1の枢軸42から最も離れた位置に在るときの状態を示し、図5(c)は、第2の枢軸44が第1の枢軸42に最も近接した位置に在るときの状態を示す。
図5(a)に示すスライド22の下死点位置を基準とすると、図5(b)に示す上死点位置の高さS1は図5(c)に示す上死点位置の高さS2より高い。この上死点位置の高さS(S1、S2)は、図8(b)に示す位置から図8(c)に示す位置へ向けて枢軸44が枢軸42に近づくに従って低下する。したがって、後述するように、調整機構58の操作軸64の回転操作に応じて、スライド22のストローク長を増減することができる。
前記したストローク調整のための調整機構58が各連結具46に関連して設けられている。各調整機構58は、図1で見て左右方向へ伸びるように第2のスライダ46bからギヤケース14を経てその外方に突出可能に配置された雄ねじ部材60と、該雄ねじ部材に螺合された外歯歯車62とを有する。外歯歯車62は上部フレーム12cとギヤケース14との間で雄ねじ部材60の軸線方向への移動を阻止されている。外歯歯車62には、回転操作部材となる回転操作軸64の一端に形成された歯車66が噛合する。
したがって、回転操作部材64を回転操作することにより、雄ねじ部材60をその軸線方向に変位させることができるので、第2の枢軸44が設けられた連結具46を案内部48に沿って移動させることができる。また、雄ねじ部材60及び該雄ねじ部に噛合する外歯歯車62は、連結具46の位置決め装置として作用する。
このことから、従来のプレス機におけると同様に、回転操作部材64を回転操作することにより、連結具46の第2の枢軸44の位置を調整することができ、これにより、スライド22の上死点位置を図5(b)及び図5(c)に示す高さ位置の間で調整することができる。
図5a〜5cに示した例に代えて、クランク軸18の偏心軸部18bが例えば主軸部18aの直上に位置する状態であって、第1のリンク部材34及び第2のリンク部材36が図5aに示すように直線状に整列する状態において、調整機構58の操作により第2の枢軸44を前記第2の方向へ移動させることにより、スライド22の下死点位置を調整することができる。
前記プレス機10によれば、前記したように、第3の枢軸52は、軸受部である支持機構50によってフレーム12に調整不能に固定的に支持されるに過ぎない。また、従来の一対の案内部のような対向する突起部(102a、102a)をフレーム12内に設ける必要がないので、構成の単純化を図ることができる。したがって、上部フレーム12c内の空間の有効利用が可能であり、またプレス機10の構造が簡単になる。
また、前記プレス機10によれば、また、3組の運動変換機構30を共通のスライド22に連結することができるので、該スライドの往復運動がより安定する。
前記した例では、前記第1枢軸の運動軌跡を弧状軌跡に規定する第2のリンク部材36の前記他端に設けられる第3の枢軸52が軸受部50により、調整不能に固定的に上部フレーム12cに設けられた。これに代えて、例えば前記弧状軌跡の半径を調整可能とするために、第2のリンク部材36に関して第3の枢軸52の取り付け位置を前記第2の方向である横方向に調整可能に固定することができる。
また、前記した例では、平衡重りが設けられていないが、本発明を平衡重りを備えたプレス機に適用することができる。また、必要に応じて4連以上の運動変換機構30をクランク軸18の軸線方向へ並列的に配置することができる。しかしながら、これとは逆に、本発明に2組又は1組の運動変換機構30を適用することができる。
調整機構58として、前記した例に代えて、内歯歯車、爪車、スプロケット、タイミングプーリ等及びウォームホィール、ウォームねじ、小歯車、ラチェット、チェーン、タイミングプーリ、タイミングベルト等、他の種々の構成要素によって調整機構58を構成することができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲内で種々に変更することができる。
10 プレス機
12 フレーム
18 クランク軸
18a 主軸部
18b 偏心軸部
22 スライド
30 運動変換機構
32 コネクション部材
34 第1のリンク部材
36 第2のリンク部材
38 第3のリンク部材
42 第1の枢軸
44 第2の枢軸
46 連結具
46a 第1のスライダ
46b 第2のスライダ
50 軸受部(支持機構)
52 第3の枢軸
54 第4の枢軸
58 調整機構
60 雄ねじ部材
62 外歯歯車
64 回転操作部材(操作部)

Claims (7)

  1. フレームと、第1の方向へ伸びる軸線の回りに回転可能に前記フレームに支持されたクランク軸と、該クランク軸の偏心軸部に一端が連結され、前記軸線の径方向外方に伸びるコネクション部材と、第1及び第2のリンク部材であってそれぞれの一端が、前記第1の方向へ伸びる第1の枢軸を共通の枢軸として該枢軸を介して、前記コネクション部材の前記他端に連結され、該コネクション部材の両側で相離れる方向へそれぞれ伸長する第1及び第2のリンク部材と、前記第1のリンク部材の長手方向へ移動可能に該リンク部材に関連して設けられ前記第1の方向に伸びまた前記第1のリンク部材の揺動を許す第2の枢軸を有する連結具であって前記第1のリンク部材の前記他端を摺動可能に受け入れる連結具と、前記第2の枢軸を該枢軸の位置が前記第1の方向と直角な第2の方向へ調整可能に前記フレームに支持する調整機構と、前記第2のリンク部材の他端に設けられ、前記第1の方向に伸びる第3の枢軸と、該枢軸を前記フレームに固定的に支持する支持機構と、前記第1のリンク部材の両端間の中間位置で一端が前記第1の方向に伸びる第4の枢軸を介して前記第1のリンク部材に連結され、金型が保持されるスライドに第5の枢軸を介して他端が連結され、前記第1及び第2の方向と直角な第3の方向に沿って配置された第3のリンク部材とを含む、プレス機。
  2. 前記第2のリンク部材は、前記第1の枢軸の運動を前記第3の枢軸を中心として該枢軸から前記第1の枢軸に至る半径の円弧運動に規制する、請求項1に記載のプレス機。
  3. 前記第2のリンク部材として、一対の第2のリンク部材が該リンク部材の厚さ方向に間隔を置いて配置され、該一対の第2のリンク部材の前記他端の前記第3の枢軸を支持する前記支持機構は、前記一対の第2のリンク部材の前記他端が対向する前記フレームの内面から前記一対の第2のリンク部材の前記他端間に突出して形成された軸受部であり、該突出端のそれぞれに前記一対の第2のリンク部材の前記他端のそれぞれが前記第3の枢軸を介して枢着されている、請求項1に記載のプレス機。
  4. 前記コネクション部材、前記第1及び第2リンク部材及び第3のリンク部材が一組の運動変換機構を構成し、複数の前記運動変換機構が前記クランク軸の軸線方向に相互に間隔を置くように並列的に配置されており、各運動変換機構の前記第3のリンク部材は、前記スライドを共通のスライドとして該スライドに前記第5の枢軸を介して連結されている、請求項1に記載のプレス機。
  5. 前記連結具は、前記第1のリンク部材の前記他端を摺動可能に受け入れるべく前記第2の方向へ移動可能に前記フレームに配置された第1のスライダと、該スライダに前記第2の枢軸を介して連結され前記第1のスライダを前記第2の方向へ移動可能に受け入れる第2のスライダとを備える、請求項1に記載のプレス機。
  6. 前記調整機構は、前記第2のスライダを前記第2の方向へ調整可能に位置決める位置決め装置を備える、請求項5に記載のプレス機。
  7. 前記位置決め装置は、前記第2のスライダに設けられた雄ねじ部と、該雄ねじ部に螺合し、該雄ねじ材の軸線方向への移動を規制された外歯歯車と、該歯車の外歯に噛合し、該外歯歯車を介して前記雄ねじ部を該雄ねじ部の軸線方向へ変位させる回転操作部材とを備える、請求項6に記載のプレス機。
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