JP5653176B2 - 踏切遮断警報開始予告装置及び踏切保安装置 - Google Patents

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Description

この発明は、鉄道の踏切道が遮断されることを予告する踏切遮断警報開始予告装置及び踏切保安装置、特に歩行に時間を要する高齢者等の歩行者の安全を図ることに関するものである。
鉄道の踏切制御装置は、踏切に列車が接近すると、それを検知して踏切警報機を鳴動させ、その後、遮断桿を降下させて踏切道を遮断して列車の通過を待ち、列車が通過して列車が通過したことを検知すると遮断桿を上昇させて踏切道の遮断を解除している。
この踏切警報機を鳴動させて遮断桿を降下させるまでの時間は、健常な歩行者が普通の歩速で渡りきることを前提にして決められている。そして列車を検知するセンサとしては一般に踏切制御子や軌道回路を利用している。また踏切警報機が鳴動して遮断桿を降下させるまでの時間設定制御は時素リレーなどによって行われている。
従来の踏切制御装置の一般的な構成を図4に示す。軌道2の踏切道3に設けられた踏切警報機4と踏切遮断機5の動作を制御する踏切制御装置は、閉電路式の踏切制御子S1と開電路式の踏切制御子S2と送受信器8と送受信器9及び踏切制御部10を有する。閉電路式の踏切制御子S1は踏切道3より適当な距離だけ手前の警報開始点に列車検知用として設けられ、開電路式の踏切制御子S2は踏切道3から所定距離だけ離れた列車の進出側の警報終止点に列車検知用として設けられている。送受信器8は踏切制御部10から警報開始点に設けた踏切制御子S1に電力を供給し、踏切制御子S1からの列車検知信号を踏切制御部10に出力する。送受信器9は踏切制御部10から警報終止点に設けた踏切制御子S2に電力を供給し、踏切制御子S2からの列車検知信号を踏切制御部10に出力する。踏切制御部10は踏切制御子S1と踏切制御子S2から出力されて送受信器8,9を介して出力される列車検知信号を入力して踏切警報機4と踏切遮断機5の動作を制御する。
この踏切制御部10で踏切警報機4と踏切遮断機5の動作を制御するときの処理を図5の警報時分タイミングチャートを参照して説明する。
警報開始点に設けた踏切制御子S1の制御区間に列車1が進入すると、踏切制御子S1は送受信器8を介して踏切制御部10に列車進入信号を出力する。踏切制御部10は踏切制御子S1からの列車進入信号を入力すると踏切警報機4を鳴動させて警報区間に列車1が存在したことを明らかにする。この踏切警報機4を鳴動させた後、あらかじめ設定された時間T1が経過すると踏切制御部10は踏切遮断機5を駆動させて遮断桿を一定の下降時間T2で降下させる。踏切遮断機5の下降が終了してから所定時間T3が経過すると列車1は踏切道3に到着する。この列車1が踏切道3を通過して警報終止点に設けた踏切制御子S2の制御区間に進入すると、踏切制御子S2は送受信器9を介して踏切制御部10に列車進入信号を出力する。踏切制御部10は踏切制御子S2からの列車進入信号を入力すると踏切警報機4の鳴動を停止させ、踏切遮断機5を動作させて遮断桿を上昇させる。この踏切制御における時間T1,T2,T3は鉄道事業者によって規定されている。
列車1が踏切道3に到着するまでに踏切警報機4を鳴動させる警報時間T4は踏切道3を横断する線路数や遮断方式によって異なり、十分な余裕を持って警報時間T4が決められ、警報時間T4が決まると列車1を検出するための踏切道3からの距離は列車最高速度と警報時間T4の積から算出されて、踏切道3からその距離以上離れた位置に警報開始点用の踏切制御子S1が設備される。
この警報開始点用の踏切制御子S1で列車1を検知してから列車1が踏切道3に到着するまでの列車接近状態を明らかにするため、特許文献1に示された列車接近表示装置は、警報開始点と踏切道3の間に複数の列車検知器を設け、警報開始点に設けた列車検知器で列車1を検知して踏切警報機4を鳴動させるとともに踏切警報機4に設けた表示器に列車1が接近したことを表示し、警報開始点と踏切道3の間に設けた列車検知器で列車1を検知するたびに表示器の表示の大きさ又は表示位置を変えて踏切警報機4を鳴動させてからの列車接近状態を表示している。
しかしながら、このような踏切制御では踏切警報機4が何時鳴動して遮断桿が降下するかは判らず、警報が鳴動しない状態で歩行者が踏切道3に進入した後に踏切警報機4が鳴動することが生じる。このような場合、歩行者は引き返すことが安全側であるが、ほとんどの歩行者は急いで横断しているのが実情である。このため健常な歩行者に比べて歩行に時間を要する高齢者等の歩行者にとっては踏切警報機4が鳴動を開始してから踏切遮断機5が遮断桿を降下開始する以前に踏切道3を横断できずに踏切内に閉じ込められことが生じる。高齢化社会を迎え、そのような歩行者が増加することになり、踏切道3を渡る途中で遮断桿が降下して踏切内に閉じ込められて触車事故に遭遇するようになっては大きな社会問題になりかねない。したがって、このような事故を防止するための対策が望まれる。
この対策として、例えば警報が鳴動を開始してから遮断桿が降下を開始するまでの時間T1を50%程度長くすることが考えられるが、踏切道3を通る車両の運転者や健常な歩行者にとっては踏切道3の手前で停止して列車1が通過するのを待つ時間が長くなって不適切であり、交通渋滞や開かずの踏切になりかねない問題がある。
この発明は、このような問題を解消し、踏切警報機が鳴動を開始してから遮断桿が降下するまでの時間T1を長くすることなく、健常な歩行者に比べて歩行に時間を要する高齢者等の歩行者の安全を図ることができる踏切遮断警報開始予告装置及び踏切保安装置を提供することを目的とするものである。
この発明の踏切遮断警報開始予告装置は、警報開始予告用の列車検知手段と警報開始予告制御手段及び予告表示手段を有し、前記警報開始予告用の列車検知手段は、踏切警報機を鳴動させるための警報開始点に設けた列車検知手段より列車進入側のあらかじめ定めた所定距離だけ離れた位置に列車検知用として設けられ、前記警報開始予告制御手段は、前記踏切警報機が鳴動をしてから踏切遮断機の遮断棹が降下を開始するまでの時間に基づいて予め設定される時間を予告表示時間とすると、前記警報開始予告用の列車検知手段で列車を検知したとき、前記予告表示時間に基づく警報開始予告表示信号を前記予告表示手段に出力し、踏切警報機の鳴動が開始したとき前記予告表示手段に出力している前記警報開始予告表示信号の出力を停止し、前記予告表示時間と、第1の速度を有する列車の速度とに基づいて前記警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定し、前記第1の速度よりも遅い第2の速度を有する列車を、前記警報開始予告用の列車検知手段が検知したとき、前記予告表示時間が一定になるように前記第1の速度を有する列車における前記警報開始予告表示信号の出力開始時間よりも遅らせ、前記予告表示手段は、前記警報開始予告制御手段から前記警報開始予告表示信号が出力している間、踏切警報の開始予告表示を行うことを特徴とする。
前記第1の速度は、最速列車速度であり、前記警報開始予告用の列車検知手段と前記警報開始点に設けた列車検知手段との間の距離は、前記予告表示時間と通過する列車の前記最速列車速度により定められ、前記警報開始予告制御手段は、外部から入力する列車種別条件により警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定することを特徴とする。
この発明の踏切保安装置は、列車が走行する軌道の踏切道に設けられた踏切警報機と踏切遮断機の動作を制御する踏切制御装置及び踏切遮断警報開始予告装置を有する踏切保安装置であって、前記踏切制御装置は、踏切制御開始用の列車検知手段と踏切制御終了用の列車検知手段及び踏切制御手段を有し、前記踏切制御開始用の列車検知手段は、踏切道より列車進入側の所定距離だけ離れた警報開始点に列車検知用として設けられ、前記踏切制御終了用の列車検知手段は、踏切道から所定距離だけ離れた列車の進出側の警報終止点に列車検知用として設けられ、前記踏切制御手段は、前記踏切制御開始用の列車検知手段と前記踏切制御終了用の列車検知手段から出力される列車検知信号を入力して踏切警報機と踏切遮断機の動作を制御するとともに前記踏切遮断警報開始予告装置に警報制御信号を出力し、前記踏切遮断警報開始予告装置は、警報開始予告用の列車検知手段と警報開始予告制御手段及び予告表示手段を有し、前記警報開始予告用の列車検知手段は、踏切制御開始用の列車検知手段が設けられた警報開始点より列車進入側のあらかじめ定めた所定距離だけ離れた位置に列車検知用として設けられ、前記警報開始予告制御手段は、前記踏切警報機が鳴動をしてから踏切遮断機の遮断棹が降下を開始するまでの時間に基づいて予め設定される時間を予告表示時間とすると、前記警報開始予告用の列車検知手段で列車を検知したとき、前記予告表示時間に基づく警報開始予告表示信号を前記予告表示手段に出力し、前記踏切制御手段から前記警報制御信号を入力したとき、前記予告表示手段に出力している前記警報開始予告表示信号の出力を停止し、前記予告表示時間と、第1の速度を有する列車の速度とに基づいて前記警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定し、前記第1の速度よりも遅い第2の速度を有する列車を、前記警報開始予告用の列車検知手段が検知したとき、前記予告表示時間が一定になるように前記第1の速度を有する列車における前記警報開始予告表示信号の出力開始時間よりも遅らせ、前記予告表示手段は、前記警報開始予告制御手段から前記警報開始予告表示信号が出力している間、踏切警報の開始予告表示を行うことを特徴とする。
前記第1の速度は、最速列車速度であり、前記警報開始予告用の列車検知手段と前記警報開始点に設けた列車検知手段との間の距離は、前記予告表示時間と通過する列車の前記最速列車速度により定められ、前記警報開始予告制御手段は、外部から入力する列車種別条件により警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定することを特徴とする。
この発明は、踏切警報機を鳴動させる所定時間前から踏切警報機が鳴動することを歩行者等に予告するから、歩行者等は踏切警報機が鳴動して踏切遮断機の遮断桿の降下が開始する時期を推定することができ、健常な歩行者に比べて歩行に時間を要する高齢者等の歩行者の安全を図ることができる。
また、踏切警報機が鳴動を開始してから踏切遮断機の遮断桿が降下開始するまでの時間を長くしないで済むから、交通渋滞や開かずの踏切になることを防ぐことができる。
この発明の踏切保安装置の構成図である。 警報予告制御と踏切制御の処理を示すタイミングチャートである。 最高列車速度と他の列車速度で一定距離を走行するときの走行時間の変化特性図である。 従来の踏切制御装置の構成図である。 従来の踏切制御の処理を示すタイミングチャートである。
図1は、この発明の踏切保安装置の構成図である。図に示すように、踏切保安装置は、列車1が走行する軌道2の踏切道3に設けられた踏切警報機4と踏切遮断機5の動作を制御する踏切制御装置6と踏切遮断警報開始予告装置7を有する。踏切制御装置6は閉電路式の踏切制御子S1と開電路式の踏切制御子S2と送受信器8と送受信器9及び踏切制御部10を有する。閉電路式の踏切制御子S1は踏切道3より列車進入側の適当な距離だけ離れた警報開始点に列車検知用として設けられ、開電路式の踏切制御子S2は踏切道3から所定距離だけ離れた列車の進出側の警報終止点に列車検知用として設けられている。送受信器8は踏切制御部10から警報開始点に設けた踏切制御子S1に電力を供給し、踏切制御子S1からの列車検知信号を踏切制御部10に出力する。送受信器9は踏切制御部10から警報終止点に設けた踏切制御子S3に電力を供給し、踏切制御子S3からの列車検知信号を踏切制御部10に出力する。踏切制御部10は踏切制御子S1と踏切制御子S2から出力され送受信器8,9を介して出力される列車検知信号を入力して踏切警報機4と踏切遮断機5の動作を制御するとともに踏切遮断警報開始予告装置7に警報制御信号を出力する。この踏切制御部10は、例えば踏切警報機4を警報制御しないとき動作状態で、警報制御するときは復旧状態となるリレー接点を有する予告表示終了用リレーを有し、踏切遮断警報開始予告装置7に出力する警報制御信号は予告表示終了用リレーのリレー接点で出力する。
踏切遮断警報開始予告装置7は警報開始点に設けた踏切制御子S1と同様な閉電路式の踏切制御子S3と送受信器11と警報開始予告制御部12及び予告表示部13を有する。閉電路式の踏切制御子S3は警報開始点に設けた踏切制御子S1より列車進入側のあらかじめ定めた所定距離だけ離れた予告表示点に列車検知用として設けられている。送受信器11は警報開始予告制御部12から予告開始点に設けた踏切制御子S3に電力を供給し、踏切制御子S3からの列車検知信号を警報開始予告制御部12に出力する。この送受信器11から出力する列車検知信号は、例えば踏切制御子S3の制御区間に列車1が存在しないときは動作状態で、列車1が存在するときは復旧状態となるリレー接点を有する列車検知リレーにより出力する。警報開始予告制御部12は踏切制御子S3から送受信器11を介して出力される列車検知信号を入力し、入力した列車検知信号と外部装置から入力する列車種別条件又は列車速度条件及び踏切制御部10から出力される警報制御信号により予告表示部13に対する警報予告表示制御を行う。予告表示部13は警報開始予告制御部12の警報予告表示制御により、例えば「まもなく警報開始します」等の警報予告表示を行う。この予告表示制御を行う警報開始予告制御部12には列車検知信号を入力していないときは動作状態で、列車検知信号を入力したときに復旧状態となるリレー接点を有する予告制御リレーと、警報開始予告制御部12が故障していないときは動作状態で、故障したときに復旧状態となるリレー接点を有する故障検出リレーを有する。
この踏切保安装置で警報予告制御と踏切制御を行うときの処理を図2のタイミングチャートを参照して説明する。
予告表示点に設けた踏切制御子S3の制御区間に列車が進入して踏切制御子S3で列車を検知すると送受信器11は列車検知リレーのリレー接点を動作状態から復旧状態にして列車検知信号を警報開始予告制御部12に出力する。この踏切制御子3を設ける予告表示点は、例えば踏切警報機4の鳴動を開始してから踏切遮断機5の遮断桿の降下を開始するまでの時間T1を参考にして、予告表示時間T5を時間T1の1/2と定めれば、軌道2を走行する列車1の最速列車速度Va(m/秒)により警報開始点から距離L={(Va・T1)/2}(m)の位置になる。すなわち予告表示時間T5は予告表示点から警報開始点の間の距離Lを最速列車速度Vaの列車1が走行する時間となる。
警報開始予告制御部12は送受信器11から列車検知信号を入力すると外部から入力する列車種別条件又は列車速度条件により警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定する。この警報開始予告表示信号の予告表示時間T5は列車1の最速列車速度Vaに基づいて決定しているから、図3の距離Lを走行するときの走行時間の変化特性図に示すように、予告表示点から警報開始点の間の距離Lを最速列車速度Vaの列車1が走行する時間Taは予告表示時間T5と一致し、予告表示点から警報開始点の間の距離Lを最速列車速度Vaより速度が遅い列車速度Vbの列車1が走行する時間Tbは予告表示点から警報開始点の間の距離Lを最速列車速度Vaの列車1が走行する時間Taすなわち予告表示時間T5より長くなる。そこで警報開始予告制御部12は最速列車速度Vaの列車1が走行するときには、送受信器11から列車検知信号を入力したら直ちに警報開始予告表示信号を予告表示部13に出力し、最速列車速度Vaより速度が遅い列車速度Vbの列車1が走行するときは、送受信器11から列車検知信号を入力してからΔT=(Tb−Ta)時間だけ遅延して警報開始予告表示信号を予告表示部13に出力する。このようにして予告表示時間T5を一定にすることにより、速度が遅い列車速度Vbの列車1が走行するときの予告表示時間を長くすることにより生じる歩行者等の不都合を解消することができる。
この警報開始予告制御部12から警報開始予告表示信号を出力するとき、例えば内蔵する予告制御リレーのリレー接点を動作状態から復旧状態にして故障検出リレーの動作接点を介して予告表示部13に警報開始予告表示信号を出力する。予告表示部13は警報開始予告表示信号を入力すると、「まもなく警報開始します」等の警報開始予告表示を行う。この警報開始予告表示を行うとき予告表示部13は注意を喚起しやすくするため表示を点滅させると良い。また、警報開始予告制御部12に故障が発生している場合は、故障検出リレーを復旧状態にして復旧接点を介して予告表示部13の表示を「装置故障」などの故障表示に制御する。
この状態で列車1が踏切制御装置6の警報開始点に設けた踏切制御子S1の制御区間に進入すると、警報開始点に設けた踏切制御子S1は送受信器8を介して踏切制御部10に列車進入信号を出力する。踏切制御部10は踏切制御子S1からの列車進入信号を入力すると踏切警報機4を鳴動させて警報区間に列車1が存在したことを明らかにするとともに予告表示終了用リレーのリレー接点から予告表示終了信号を警報開始予告制御部12に出力する。警報開始予告制御部12は予告表示終了信号を入力すると予告表示部13の表示を停止させる。
踏切制御装置6の踏切制御部10は踏切警報機4を鳴動させた後、あらかじめ設定された時間T1が経過すると踏切制御部10は踏切遮断機5を駆動させて遮断桿を一定の下降時間T2で降下させる。踏切遮断機5の遮断桿下降が終了してから所定時間T3が経過すると列車1は踏切道3に到着する。この列車1が踏切道3を通過して警報終止点に設けた踏切制御子S2の制御区間に進入すると、踏切制御子S2は送受信器9を介して踏切制御部10に列車進入信号を出力する。踏切制御部10は踏切制御子S2からの列車進入信号を入力すると踏切警報機4の鳴動を停止させ、踏切遮断機5を動作させて遮断桿を上昇させる。
このように踏切制御装置6で踏切警報機4を鳴動する所定時間前から踏切遮断警報開始予告装置7で踏切警報機4を鳴動させることを予告することにより、歩行に時間を要する高齢者等の歩行者は警報開始予告表示によって踏切道3を渡ることを見合わせることができるから、踏切遮断機5の遮断桿が下降したときに踏切道3内に閉じ込められることを回避することができ、歩行者の安全性をより高めることができる。
1;列車、2;軌道、3;踏切道、4;踏切警報機、5;踏切遮断機、
6;踏切制御装置、7;踏切遮断警報開始予告装置、8;送受信器、9;送受信器、
10;踏切制御部、11;送受信器、12;警報開始予告制御部、13;予告表示部、
S1;閉電路式の踏切制御子,S2;開電路式の踏切制御子、
S3;閉電路式の踏切制御子.
特開平8-58589号公報

Claims (4)

  1. 警報開始予告用の列車検知手段と警報開始予告制御手段及び予告表示手段を有し、
    前記警報開始予告用の列車検知手段は、踏切警報機を鳴動させるための警報開始点に設けた列車検知手段より列車進入側のあらかじめ定めた所定距離だけ離れた位置に列車検知用として設けられ、
    前記警報開始予告制御手段は、
    前記踏切警報機が鳴動をしてから踏切遮断機の遮断棹が降下を開始するまでの時間に基づいて予め設定される時間を予告表示時間とすると、
    前記警報開始予告用の列車検知手段で列車を検知したとき、前記予告表示時間に基づく警報開始予告表示信号を前記予告表示手段に出力し、踏切警報機の鳴動が開始したとき前記予告表示手段に出力している前記警報開始予告表示信号の出力を停止し、
    前記予告表示時間と、第1の速度を有する列車の速度とに基づいて前記警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定し、
    前記第1の速度よりも遅い第2の速度を有する列車を、前記警報開始予告用の列車検知手段が検知したとき、前記予告表示時間が一定になるように前記第1の速度を有する列車における前記警報開始予告表示信号の出力開始時間よりも遅らせ、
    前記予告表示手段は、
    前記警報開始予告制御手段から前記警報開始予告表示信号が出力している間、踏切警報の開始予告表示を行う
    ことを特徴とする踏切遮断警報開始予告装置。
  2. 前記第1の速度は、最速列車速度であり、
    前記警報開始予告用の列車検知手段と前記警報開始点に設けた列車検知手段との間の距離は、前記予告表示時間と通過する列車の前記最速列車速度とにより定められ、
    前記警報開始予告制御手段は、
    外部から入力する列車種別条件により前記警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の踏切遮断警報開始予告装置。
  3. 列車が走行する軌道の踏切道に設けられた踏切警報機と踏切遮断機の動作を制御する踏切制御装置及び踏切遮断警報開始予告装置を有する踏切保安装置であって、
    前記踏切制御装置は、踏切制御開始用の列車検知手段と踏切制御終了用の列車検知手段及び踏切制御手段を有し、
    前記踏切制御開始用の列車検知手段は、
    踏切道より列車進入側の所定距離だけ離れた警報開始点に列車検知用として設けられ、
    前記踏切制御終了用の列車検知手段は、
    踏切道から所定距離だけ離れた列車の進出側の警報終止点に列車検知用として設けられ、
    前記踏切制御手段は、
    前記踏切制御開始用の列車検知手段と前記踏切制御終了用の列車検知手段から出力される列車検知信号を入力して踏切警報機と踏切遮断機の動作を制御するとともに前記踏切遮断警報開始予告装置に警報制御信号を出力し、
    前記踏切遮断警報開始予告装置は、
    警報開始予告用の列車検知手段と警報開始予告制御手段及び予告表示手段を有し、
    前記警報開始予告用の列車検知手段は、
    踏切制御開始用の列車検知手段が設けられた警報開始点より列車進入側のあらかじめ定めた所定距離だけ離れた位置に列車検知用として設けられ、
    前記警報開始予告制御手段は、
    前記踏切警報機が鳴動をしてから踏切遮断機の遮断棹が降下を開始するまでの時間に基づいて予め設定される時間を予告表示時間とすると、
    前記警報開始予告用の列車検知手段で列車を検知したとき、前記予告表示時間に基づく警報開始予告表示信号を前記予告表示手段に出力し、前記踏切制御手段から前記警報制御信号を入力したとき、前記予告表示手段に出力している前記警報開始予告表示信号の出力を停止し、
    前記予告表示時間と、第1の速度を有する列車の速度とに基づいて前記警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定し、
    前記第1の速度よりも遅い第2の速度を有する列車を、前記警報開始予告用の列車検知手段が検知したとき、前記予告表示時間が一定になるように前記第1の速度を有する列車における前記警報開始予告表示信号の出力開始時間よりも遅らせ、
    前記予告表示手段は、
    前記警報開始予告制御手段から前記警報開始予告表示信号が出力している間、踏切警報の開始予告表示を行う
    ことを特徴とする踏切保安装置。
  4. 前記第1の速度は、最速列車速度であり、
    前記警報開始予告用の列車検知手段と前記警報開始点に設けた列車検知手段との間の距離は、前記予告表示時間と通過する列車の前記最速列車速度とにより定められ、
    前記警報開始予告制御手段は、
    外部から入力する列車種別条件により前記警報開始予告表示信号の出力開始時間を決定する
    ことを特徴とする請求項記載の踏切保安装置。
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