JP5652190B2 - 熱回収利用システム - Google Patents

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Description

本発明は、熱回収利用システムに関する。
高温の流体から低温の熱媒体に熱を伝達させることにより回収して利用する方法は、廃熱を有効に利用することができ、シェルアンドチューブ型、プレート型等の熱交換器が使用されている。例えば、循環熱風方式の乾燥器において、乾燥後の排ガスにより、室温の給気を加熱する方法が知られている。
しかしながら、熱媒体が流体に対して十分に低温でなければ、廃熱を有効に利用することができないという問題がある。
特許文献1には、乾燥すべき対象物が収容される乾燥部に対して、高温側反応器がそれぞれ接続され、所定の時間間隔で交互に蓄熱過程及び放熱過程で動作する二つのケミカルヒートポンプと、放熱過程で動作する第一のケミカルヒートポンプの低温側反応器に対して、蓄熱過程で動作する第二のケミカルヒートポンプの高温側反応器を切り換え接続する切り換え手段と、第一のケミカルヒートポンプの高温側反応器から乾燥部を通って第二のケミカルヒートポンプの高温側反応器まで気体を循環させる送風手段を含んでいる乾燥装置が開示されている。
しかしながら、放熱過程で動作する第一のケミカルヒートポンプの低温側反応器に対して、蓄熱過程で動作する第二のケミカルヒートポンプの高温側反応器を切り換え接続する際に、低温側反応器を昇温又は降温させる必要があり、廃熱を効率的に利用することができないという問題がある。
本発明は、上記従来技術が有する問題に鑑み、廃熱を効率的に利用することが可能な熱回収利用システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第一の流体から回収された熱を利用して第二の流体を加熱する熱回収利用システムであって、前記第一の流体を導入する第一の流路と、前記第一の流体を排出する第二の流路と、前記第二の流体を導入する第三の流路と、前記第二の流体を排出する第四の流路と、前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第二の流体を加熱する第一室と、前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第二の流体を加熱する第二室と、前記熱が回収された第一の流体から熱を回収する第三室と、前記第一の流路及び前記第一室を開閉自在に接続する第一の開閉部と、前記第一室及び前記第三室を開閉自在に接続する第二の開閉部と、前記第三の流路及び前記第一室を開閉自在に接続する第三の開閉部と、前記第一室及び前記第四の流路を開閉自在に接続する第四の開閉部と、前記第一の流路及び前記第二室を開閉自在に接続する第五の開閉部と、前記第二室と前記第三室を開閉自在に接続する第六の開閉部と、前記第三の流路及び前記第二室を開閉自在に接続する第七の開閉部と、前記第二室と前記第四の流路を開閉自在に接続する第八の開閉部と、前記第三室と前記第二の流路を接続する開口部を有し、前記第一室、前記第二室及び前記第三室は、それぞれ第一の熱交換器、第二の熱交換器及び第三の熱交換器を有し、前記第一の熱交換器、前記第二の熱交換器及び前記第三の熱交換器は、それぞれ第一の熱交換型反応器、第二の熱交換型反応器及び第三の熱交換型反応器と熱的に接続されており、前記第一の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器及び前記第二の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器は、それぞれ開閉弁を有する配管により接続されており、前記第三の熱交換型反応器は、液体を蒸発させて気体を生成させる蒸発器であり、前記気体を凝縮させて前記液体を生成させる凝縮器をさらに有し、前記第一の熱交換型反応器と前記凝縮器及び前記第二の熱交換型反応器と前記凝縮器は、開閉弁を有する配管により接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、第一の流体から回収された熱を利用して前記第一の流体を加熱する熱回収利用システムであって、前記第一の流体を導入する第一の流路と、前記第一の流体を排出する第二の流路と、前記加熱された第一の流体を排出する第三の流路と、前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第一の流体を加熱する第一室と、前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第一の流体を加熱する第二室と、前記熱が回収された第一の流体から熱を回収する第三室と、前記第一の流路及び前記第一室を開閉自在に接続する第一の開閉部と、前記第一室及び前記第三室を開閉自在に接続する第二の開閉部と、前記第一室及び前記第三の流路を開閉自在に接続する第三の開閉部と、前記第一の流路及び前記第二室を開閉自在に接続する第四の開閉部と、前記第二室と前記第三室を開閉自在に接続する第五の開閉部と、前記第二室と前記第三の流路を開閉自在に接続する第六の開閉部と、前記第三室と前記第二の流路を接続する開口部を有し、前記第一室、前記第二室及び前記第三室は、それぞれ第一の熱交換器、第二の熱交換器及び第三の熱交換器を有し、前記第一の熱交換器、前記第二の熱交換器及び前記第三の熱交換器は、それぞれ第一の熱交換型反応器、第二の熱交換型反応器及び第三の熱交換型反応器と熱的に接続されており、前記第一の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器及び前記第二の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器は、それぞれ開閉弁を有する配管により接続されており、前記第三の熱交換型反応器は、液体を蒸発させて気体を生成させる蒸発器であり、前記気体を凝縮させて前記液体を生成させる凝縮器をさらに有し、前記第一の熱交換型反応器と前記凝縮器及び前記第二の熱交換型反応器と前記凝縮器は、開閉弁を有する配管により接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の熱回収利用システムにおいて、前記第一の熱交換型反応器及び前記第二の熱交換型反応器は、それぞれ前記気体と可逆的に反応することが可能な物質を含ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱回収利用システムにおいて、前記蒸発器に前記液体を導入する導入手段と、前記凝縮器から前記液体を排出する排出手段をさらに有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱回収利用システムにおいて、前記第一の熱交換型反応器、前記第二の熱交換型反応器及び前記第三の熱交換型反応器は、それぞれ前記第一の熱交換器、前記第二の熱交換器及び前記第三の熱交換器を兼ねることを特徴とする。
本発明によれば、廃熱を効率的に利用することが可能な熱回収利用システムを提供することができる。
本発明の熱回収利用システムの一例を示す概要構成図である。 図1の熱回収利用システムの第一室で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態の一例を示す図である。 図1の熱回収利用システムの第一室で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態の変形例を示す図である。 図1の熱回収利用システムの第二室で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態の一例を示す図である。 図1の熱回収利用システムの第二室で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態の変形例を示す図である。 図1の熱回収利用システムで用いられるケミカルヒートポンプの一例を示す図である。 図1の熱回収利用システムで用いられるケミカルヒートポンプの変形例を示す図である。 本発明の熱回収利用システムの変形例を示す概要構成図である。 図8の熱回収利用システムの第一室で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態を示す図である。 図8の熱回収利用システムの第二室で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態を示す図である。 乾燥装置の一例を示す模式図である。 乾燥装置の他の例を示す模式図である。 実施例1の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 実施例2の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 実施例3の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 実施例4の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 実施例5の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 比較例1の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 比較例2の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。 比較例3の熱回収利用システム及び乾燥装置を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面と共に説明する。
図1に、本発明の熱回収利用システムの一例を示す。熱回収システム100は、第一の流体から回収された熱を利用して第二の流体を加熱する。このとき、熱回収システム100には、第一の流体を導入する第一の流路101と、第一の流体を排出する第二の流路102と、第二の流体を導入する第三の流路103と、第二の流体を排出する第四の流路104と、第一室111と、第二室112と、熱が回収された第一の流体から熱を回収する第三室113が設置されている。また、熱回収システム100には、第一の流路101及び第一室111を開閉自在に接続する第一の開閉部121と、第一室111及び第三室113を開閉自在に接続する第二の開閉部122と、第三の流路103及び第一室111を開閉自在に接続する第三の開閉部123と、第一室111及び第四の流路104を開閉自在に接続する第四の開閉部124と、第一の流路101及び第二室112を開閉自在に接続する第五の開閉部125と、第二室112と第三室113を開閉自在に接続する第六の開閉部126と、第三の流路103及び第二室112を開閉自在に接続する第七の開閉部127と、第二室112と第四の流路104を開閉自在に接続する第八の開閉部128が設置されている。さらに、熱回収システム100には、第三室113と第二の流路102を接続する開口部(不図示)が設置されている。また、第一の熱交換器131、第二の熱交換器132及び第三の熱交換器133が、それぞれ第一室111内、第二室112内及び第三室113内に設置されている。
第一室111及び第二室112は、それぞれ第一の流体から熱を回収する、又は、第一の流体から回収された熱を利用して第二の流体を加熱する機能を有する。このとき、第一室111で第一の流体から熱を回収する場合、第二室112で第一の流体から回収された熱を利用して第二の流体を加熱する。一方、第二室112で第一の流体から熱を回収する場合、第一室111で第一の流体から回収された熱を利用して第二の流体を加熱する。このような機能は、ケミカルヒートポンプを適用することにより実現することができるが、詳細については、後述する。
開閉部としては、開閉自在に接続することが可能であれば、特に限定されないが、開閉弁等が挙げられる。
図2に、第一室111で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態の一例を示す。このとき、第一の開閉部121及び第二の開閉部122が開いており、第四の開閉部124及び第五の開閉部125が閉じているため、第一の流体は、第一室111に導入された後、第三室113を経て、第二の流路102から排出される。また、第二の開閉部122及び第三の開閉部123が閉じており、第七の開閉部127及び第八の開閉部128が開いているため、第二の流体は、第二室112に導入された後、第四の流路104から排出される。
このとき、図3に示すように、第五の開閉部125を開いて、第一の流体の一部を、第二室112に導入した後、第四の流路104から排出してもよい。これにより、第二の流体は、第一の流体の一部と混合して、加熱される。なお、第二室112に導入する第一の流体の量は、第五の開閉部125の開度を調整することにより、制御することができる。
図4に、第二室112で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態を示す。このとき、第一の開閉部121及び第八の開閉部128が閉じており、第五の開閉部125及び第六の開閉部126が開いているため、第一の流体は、第二室112に導入された後、第三室113を経て、第二の流路102から排出される。また、第三の開閉部123及び第四の開閉部124が開いており、第二の開閉部122及び第七の開閉部127が閉じているため、第二の流体は、第一室111に導入された後、第四の流路104から排出される。
このとき、図5に示すように、第一の開閉部121を開いて、第一の流体の一部を、第一室111に導入した後、第四の流路104から排出してもよい。これにより、第二の流体は、第一の流体の一部と混合して、昇温する。なお、第一室111に導入する第一の流体の量は、第一の開閉部121の開度を調整することにより、制御することができる。
次に、図6を用いて、熱回収利用システム100で用いられるケミカルヒートポンプの一例について説明する。以下、水と可逆的に反応することが可能な硫酸カルシウムを用いる場合について説明するが、硫酸カルシウムの代わりに、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等を用いてもよい。また、ケミカルヒートポンプの代わりに、水素吸蔵ヒートポンプ等のヒートポンプを用いてもよい。
熱回収システム100には、硫酸カルシウム(不図示)が収容されている第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142、収容されている水を加熱して水蒸気を発生させる蒸発器143、第一の熱交換型反応器141又は第二の熱交換型反応器142で発生した水蒸気を冷却して水を生成させる凝縮器144が設置されている。このとき、第一の熱交換型反応器141、第二の熱交換型反応器142、蒸発器143及び凝縮器144の内部には、それぞれ熱交換器(不図示)が設置されている。また、第一の熱交換型反応器141、第二の熱交換型反応器142、蒸発器143及び凝縮器144の内部に設置されている熱交換器は、それぞれ第一の熱交換器131、第二の熱交換器132、第三の熱交換器133及び冷熱源134と熱的に接続されている。
熱的に接続する方法としては、特に限定されないが、ポンプ等の輸送手段を用いて熱媒体を輸送する方法等が挙げられる。
また、第一の熱交換型反応器141と蒸発器143、第二の熱交換型反応器142と蒸発器143、第一の熱交換型反応器141と凝縮器144及び第二の熱交換型反応器142と凝縮器144は、それぞれ配管151、152、153及び154により接続されている。このとき、配管151、152、153及び154には、それぞれ開閉弁(不図示)が設置されている。
次に、第一室111で第一の流体から熱を回収する場合(図2又は図3参照)のケミカルヒートポンプの動作を説明する。この場合、配管151及び153に設置されている開閉弁を閉じ、配管152及び154に設置されている開閉弁を開く。このため、第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142は、それぞれ凝縮器144及び蒸発器143と接続される。その結果、第一の熱交換器131により回収された熱により、第一の熱交換型反応器141に収容されている硫酸カルシウム・水和物から脱離した水蒸気が凝縮器144に導入された後、凝縮して水が生成する。一方、第三の熱交換器133により回収された熱により、蒸発器143に収容されている水が蒸発して発生した水蒸気が第二の熱交換型反応器142に導入された後、硫酸カルシウムが水和して発熱する。このため、第二の熱交換器132により、第二の流体が加熱される。
このとき、第二の熱交換型反応器142の温度は、通常、蒸発器143に収容されている水の温度よりも約90℃高くなる。例えば、第一室111に導入される第一の流体の温度が130℃であり、第一の熱交換器131により熱を回収された後に第三室113に導入される第一の流体の温度が100℃となり、第三の熱交換器133により蒸発器143に収容されている水が90℃に加熱される場合は、第二の熱交換型反応器142の温度は約180℃となり、第一の流体の温度に対する昇温効果は約50℃となる。
一方、第二室112で第一の流体から熱を回収する場合(図4又は図5参照)は、配管151及び153に設置されている開閉弁を開き、配管152及び154に設置されている開閉弁を閉じる。
このとき、第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142に収容されている硫酸カルシウム(不図示)は有限であるため、図2又は図3の状態及び図4又は図5の状態を交互に繰り返すことにより、第一の流体から連続して熱を回収すると共に、第二の流体を連続して加熱することができる。その結果、廃熱を効率的に利用することができる。
なお、図2又は図3の状態及び図4又は図5の状態を切り替えるタイミング等の所定のタイミングで、ポンプ等の排出手段を用いて、凝縮器144から水を排出してもよいし、ポンプ等の導入手段を用いて、蒸発器143に水を導入してもよい。このとき、凝縮器144から水を排出した水を、蒸発器143に導入してもよい。
また、熱回収利用システム100は、第一の開閉部121、第二の開閉部122、第五の開閉部125及び第六の開閉部126を開いて、第三の開閉部123、第四の開閉部124、第七の開閉部127及び第八の開閉部128を閉じてもよい。この場合、配管153及び154に設置されている開閉弁を開いて、配管151及び152に設置されている開閉弁を閉じると、第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142は、凝縮器144と接続される。その結果、第一の熱交換器131及び第二の熱交換器132により回収された熱により、第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142に収容されている硫酸カルシウム・水和物から脱離した水蒸気が凝縮器144に導入された後、凝縮して水が生成する。このとき、ポンプ等の導入手段を用いて、蒸発器143に水を導入してもよい。
さらに、熱回収利用システム100は、第二の開閉部122、第三の開閉部123、第四の開閉部124、第六の開閉部126、第七の開閉部127及び第八の開閉部128を開いて、第一の開閉部121及び第五の開閉部125を閉じてもよい。この場合、配管151及び152に設置されている開閉弁を開いて、配管153及び154に設置されている開閉弁を閉じると、第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142は、蒸発器143と接続される。その結果、第三の熱交換器133により回収された熱により、蒸発器143に収容されている水が蒸発して発生した水蒸気が第一の熱交換型反応器141及び第二の熱交換型反応器142に導入された後、硫酸カルシウムが水和して発熱する。その結果、第一の熱交換器131及び第二の熱交換器132により、第二の流体が加熱される。なお、第二の流体が加熱される温度は、第二の開閉部122及び第六の開閉部126の開度を調整することにより、制御することができる。このとき、ポンプ等の排出手段を用いて、凝縮器144から水を排出してもよい。
このような状態を交互に繰り返すことにより、第一の流体から熱を回収する操作及び第二の流体を加熱する操作を交互に繰り返すことができる。このような操作は、例えば、バッチ式で乾燥の間欠運転をする場合等に利用することができる。
次に、図7を用いて、熱回収利用システム100で用いられるケミカルヒートポンプの変形例について説明する。この場合、第一の熱交換型反応器141、第二の熱交換型反応器142及び蒸発器143が、それぞれ第一の熱交換器131、第二の熱交換器132及び第三の熱交換器143を兼ねる以外は、図6と同一の構成である。即ち、熱交換器141aが外部に設置されている第一の熱交換型反応器141'が第一室111内に設置されている。また、熱交換器142aが外部に設置されている第二の熱交換型反応器142'が第二室112内に設置されている。さらに、熱交換器143aが外部に設置されている蒸発器143'が第三室113内に設置されている。これにより、第一の熱交換型反応器141、第二の熱交換型反応器142及び蒸発器143の内部に設置されている熱交換器を、それぞれ第一の熱交換器131、第二の熱交換器132及び第三の熱交換器133と熱的に接続する必要がないため、熱交換によるロスを削減することができる。その結果、廃熱を効率的に利用することができる。
このとき、第一の熱交換型反応器141と蒸発器143、第二の熱交換型反応器142と蒸発器143、第一の熱交換型反応器141と凝縮器144及び第二の熱交換型反応器142と凝縮器144は、それぞれ配管151、152、153及び154により接続されている。このとき、配管151、152、153及び154には、それぞれ開閉弁151a、152a、153a及び154aが設置されている。
図8に、本発明の熱回収利用システムの変形例を示す。熱回収利用システム100'は、第一の流体から回収された熱を利用して第一の流体を加熱する。このとき、熱回収利用システム100'は、第二の流体を導入する第三の流路103、第三の流路103及び第一室111を開閉自在に接続する第三の開閉部123、第三の流路103及び第二室112を開閉自在に接続する第七の開閉部127を省略し、第四の流路104を加熱された第一の流体を排出する流路として用いた以外は、熱回収利用システム100と同一の構成である。
第一室111及び第二室112は、それぞれ第一の流体から熱を回収する、又は、第一の流体から回収された熱を利用して第一の流体を加熱する機能を有する。このとき、第一室111で第一の流体から熱を回収する場合、第二室112で第一の流体から回収された熱を利用して第一の流体を加熱する。一方、第二室112で第一の流体から熱を回収する場合、第一室111で第一の流体から回収された熱を利用して第一の流体を加熱する。
図9に、第一室111で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態の一例を示す。このとき、第一の開閉部121及び第二の開閉部122が開いており、第四の開閉部124が閉じているため、第一の流体の半量は、第一室111に導入された後、第三室113を経て、第二の流路102から排出される。また、第五の開閉部125及び第八の開閉部128が開いており、第六の開閉部126が閉じているため、第一の流体の半量は、第二室112に導入された後、第四の流路104から排出される。なお、第一質111及び第二室112に導入する第一の流体の量は、第一の開閉部121及び第五の開閉部125の開度を調整することにより、制御することができる。
図10に、第二室112で第一の流体から熱を回収する場合の開閉部の状態を示す。このとき、第五の開閉部125及び第六の開閉部126が開いており、第八の開閉部128が閉じているため、第一の流体の半量は、第二室112に導入された後、第三室113を経て、第二の流路102から排出される。また、第一の開閉部121及び第四の開閉部124が開いており、第二の開閉部122が閉じているため、第一の流体の半量は、第一室111に導入された後、第四の流路104から排出される。なお、第一質111及び第二室112に導入する第一の流体の量は、第一の開閉部121及び第五の開閉部125の開度を調整することにより、制御することができる。
本発明の熱回収利用システムは、乾燥装置等に適用することができる。
図11に、乾燥装置の一例を示す。乾燥装置200は、電力、天然ガス等の一次エネルギーにより熱風を発生させる熱交換器201、熱風を循環させるファン202、循環する熱風により材料Mを乾燥させる乾燥室203、循環する熱風の一部を排出する熱風排出機構204及び循環する熱風に外気を導入する外気導入機構205を有する。
図12に、乾燥装置の他の例を示す。乾燥装置200'は、外気導入機構205により循環する熱風に導入される外気を、廃熱等を利用して熱交換器等により予熱する予熱機構206をさらに有する以外は、乾燥装置200と同一の構成である。
以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に説明する。
[実施例1]
熱回収利用システム100(図1及び図6参照)を乾燥装置200(図11参照)に適用して、図13に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)の流路を熱回収利用システム100に導入する流路に切り替える流路切り替え機構301を設置して、熱風を熱回収利用システム100に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して循環する熱風(第二の流体)を加熱して加熱工程302に適用した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
また、熱回収利用システム100の第一の熱交換型反応器141と第二の熱交換型反応器142、蒸発器143、凝縮器144、配管151、152、153及び154は、運転前に、1Pa以下の真空に排気した。
さらに、熱回収利用システム100は、図2の状態及び図4の状態を、30分間毎に交互に繰り返した。図2の状態及び図4の状態を切り替える直前に、配管151、152、153及び154に設置されている開閉弁を20秒間閉じて、蒸発器143に水を導入すると共に、凝縮器144から水を排出した。
[実施例2]
熱回収利用システム100(図1及び図7参照)を乾燥装置200'(図12参照)に適用して、図14に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)の流路を熱回収利用システム100に導入する流路に切り替える流路切り替え機構301を設置すると共に、熱回収利用システム100に導入する熱風の流量を調整して、残りの熱風を排出する流量調整機構303を設置し、熱風を熱回収利用システム100に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して、外気導入機構205により導入された後、予熱機構206により予熱された外気(第二の流体)を加熱して生成した熱風を循環する熱風に導入した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
また、熱回収利用システム100の第一の熱交換型反応器141と第二の熱交換型反応器142、蒸発器143、凝縮器144、配管151、152、153及び154は、運転前に、1Pa以下の真空に排気した。
さらに、熱回収利用システム100は、図2の状態及び図4の状態を、30分間毎に交互に繰り返した。図2の状態及び図4の状態を切り替える直前に、配管151、152、153及び154に設置されている開閉弁151a、152a、153a及び154aを20秒間閉じて、蒸発器143に水を導入すると共に、凝縮器144から水を排出した。
[実施例3]
熱回収利用システム100(図1及び図7参照)を乾燥装置200'(図12参照)に適用して、図15に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風の流路を熱回収利用システム100に導入する流路に切り替える流路切り替え機構301を設置すると共に、熱回収利用システム100に導入する熱風(第一の流体)の流量を調整して、残りの熱風の一部(第二の流体)を熱回収利用システム100に導入して、残りの熱風の残部を排出する流量調整機構303'を設置し、熱風(第一の流体及び第二の流体)を熱回収利用システム100に導入した。また、熱風(第一の流体)から回収された熱を利用して、熱風(第二の流体)を加熱して生成した熱風を循環する熱風に導入した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
また、熱回収利用システム100の第一の熱交換型反応器141と第二の熱交換型反応器142、蒸発器143、凝縮器144、配管151、152、153及び154は、運転前に、1Pa以下の真空に排気した。
さらに、熱回収利用システム100は、図2の状態及び図4の状態を、30分間毎に交互に繰り返した。図2の状態及び図4の状態を切り替える直前に、配管151、152、153及び154に設置されている開閉弁151a、152a、153a及び154aを20秒間閉じて、蒸発器143に水を導入すると共に、凝縮器144から水を排出した。
[実施例4]
熱回収利用システム100(図8参照)を乾燥装置200'(図12参照)に適用して、図16に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)の流路を熱回収利用システム100に導入する流路に切り替える流路切り替え機構301を設置すると共に、熱回収利用システム100に導入する熱風の流量を調整して、残りの熱風を排出する流量調整機構303を設置し、熱風を熱回収利用システム100に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して、熱風を加熱して生成した熱風を循環する熱風に導入した。なお、ケミカルヒートポンプは、図7に示す構成とした。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
また、熱回収利用システム100の第一の熱交換型反応器141と第二の熱交換型反応器142、蒸発器143、凝縮器144、配管151、152、153及び154は、運転前に、1Pa以下の真空に排気した。
さらに、熱回収利用システム100は、図2の状態及び図4の状態を、30分間毎に交互に繰り返した。図2の状態及び図4の状態を切り替える直前に、配管151、152、153及び154に設置されている開閉弁151a、152a、153a及び154aを20秒間閉じて、蒸発器143に水を導入すると共に、凝縮器144から水を排出した。
[実施例5]
熱回収利用システム100(図1及び図7参照)を乾燥装置200(図11参照)に適用して、図17に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)の流路を熱回収利用システム100に導入する流路に切り替える流路切り替え機構301を設置して、熱風を熱回収利用システム100に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して、外気導入機構205により導入された外気(第二の流体)を加熱して生成した熱風を循環する熱風に導入した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
また、熱回収利用システム100の第一の熱交換型反応器141と第二の熱交換型反応器142、蒸発器143、凝縮器144、配管151、152、153及び154は、運転前に、1Pa以下の真空に排気した。
さらに、熱回収利用システム100は、図3の状態及び図5の状態を、30分間毎に交互に繰り返した。図3の状態及び図5の状態を切り替える直前に、配管151、152、153及び154に設置されている開閉弁151a、152a、153a及び154aを20秒間閉じて、蒸発器143に水を導入すると共に、凝縮器144から水を排出した。
[比較例1]
乾燥装置200(図11参照)に、プレート式の熱交換器1000を適用して、図18に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)を熱交換器1000に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して、外気導入機構205により導入された外気(第二の流体)を加熱して生成した熱風を循環する熱風に導入した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
[比較例2]
乾燥装置200(図11参照)に、プレート式の熱交換器1000を適用して、図19に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)を熱交換器1000に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して循環する熱風(第二の流体)を加熱して加熱工程302に適用した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
[比較例3]
乾燥装置200'(図12参照)に、プレート式の熱交換器1000を適用して、図20に示す構成とした。具体的には、熱風排出機構204により排出される熱風(第一の流体)を熱交換器1000に導入した。また、熱風から回収された熱を利用して、外気導入機構205により導入された後、予熱機構206により予熱された外気(第二の流体)を加熱して生成した熱風を循環する熱風に導入した。
なお、乾燥室203内では、材料Mとして、加熱により発色する感熱材料と水性溶媒を混合した塗布液を塗布した紙を160℃の熱風により乾燥させ、乾燥室203から120℃の熱風が排出された。
表1に、実施例1〜5、比較例1〜3の評価結果を示す。
Figure 0005652190
ここで、T、T、T及びTは、それぞれ熱回収利用システム又は熱交換器に導入される第一の流体の温度、熱回収利用システム又は熱交換器から排出される第一の流体の温度、熱回収利用システム又は熱交換器に導入される第二の流体の温度及び熱回収利用システム又は熱交換器から排出される第二の流体の温度である。なお、実施例4において、T及びTは、それぞれ熱回収利用システム又は熱交換器に導入される第一の流体の温度及び熱回収利用システム又は熱交換器から排出される第一の流体の温度である。
表1から、実施例1〜5は、比較例1〜3と比較して、Tが高く、廃熱を効率的に利用できることがわかる。
特に、比較例1〜3は、第二の流体の温度を第一の流体の温度よりも高くすることが原理的に不可能であるが、実施例1〜4は、第二の流体の温度を第一の流体の温度よりも高い。
100、100' 熱回収利用システム
101 第一の流路
102 第二の流路
103 第三の流路
104 第四の流路
111 第一室
112 第二室
113 第三室
121 第一の開閉部
122 第二の開閉部
123 第三の開閉部
124 第四の開閉部
125 第五の開閉部
126 第六の開閉部
127 第七の開閉部
128 第八の開閉部
131 第一の熱交換器
132 第二の熱交換器
133 第三の熱交換器
141、141' 第一の熱交換型反応器
142、142' 第二の熱交換型反応器
143、143' 蒸発器
144 凝縮器
141a、142a、143a 熱交換器
151、152、153、154 配管
151a、152a、153a、154a 開閉弁
特開2001−317874号公報

Claims (5)

  1. 第一の流体から回収された熱を利用して第二の流体を加熱する熱回収利用システムであって、
    前記第一の流体を導入する第一の流路と、
    前記第一の流体を排出する第二の流路と、
    前記第二の流体を導入する第三の流路と、
    前記第二の流体を排出する第四の流路と、
    前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第二の流体を加熱する第一室と、
    前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第二の流体を加熱する第二室と、
    前記熱が回収された第一の流体から熱を回収する第三室と、
    前記第一の流路及び前記第一室を開閉自在に接続する第一の開閉部と、
    前記第一室及び前記第三室を開閉自在に接続する第二の開閉部と、
    前記第三の流路及び前記第一室を開閉自在に接続する第三の開閉部と、
    前記第一室及び前記第四の流路を開閉自在に接続する第四の開閉部と、
    前記第一の流路及び前記第二室を開閉自在に接続する第五の開閉部と、
    前記第二室と前記第三室を開閉自在に接続する第六の開閉部と、
    前記第三の流路及び前記第二室を開閉自在に接続する第七の開閉部と、
    前記第二室と前記第四の流路を開閉自在に接続する第八の開閉部と、
    前記第三室と前記第二の流路を接続する開口部を有し、
    前記第一室、前記第二室及び前記第三室は、それぞれ第一の熱交換器、第二の熱交換器及び第三の熱交換器を有し、
    前記第一の熱交換器、前記第二の熱交換器及び前記第三の熱交換器は、それぞれ第一の熱交換型反応器、第二の熱交換型反応器及び第三の熱交換型反応器と熱的に接続されており、
    前記第一の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器及び前記第二の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器は、それぞれ開閉弁を有する配管により接続されており、
    前記第三の熱交換型反応器は、液体を蒸発させて気体を生成させる蒸発器であり、
    前記気体を凝縮させて前記液体を生成させる凝縮器をさらに有し、
    前記第一の熱交換型反応器と前記凝縮器及び前記第二の熱交換型反応器と前記凝縮器は、開閉弁を有する配管により接続されていることを特徴とする熱回収利用システム。
  2. 第一の流体から回収された熱を利用して前記第一の流体を加熱する熱回収利用システムであって、
    前記第一の流体を導入する第一の流路と、
    前記第一の流体を排出する第二の流路と、
    前記加熱された第一の流体を排出する第三の流路と、
    前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第一の流体を加熱する第一室と、
    前記第一の流体から熱を回収する、又は、前記第一の流体から回収された熱を利用して前記第一の流体を加熱する第二室と、
    前記熱が回収された第一の流体から熱を回収する第三室と、
    前記第一の流路及び前記第一室を開閉自在に接続する第一の開閉部と、
    前記第一室及び前記第三室を開閉自在に接続する第二の開閉部と、
    前記第一室及び前記第三の流路を開閉自在に接続する第三の開閉部と、
    前記第一の流路及び前記第二室を開閉自在に接続する第四の開閉部と、
    前記第二室と前記第三室を開閉自在に接続する第五の開閉部と、
    前記第二室と前記第三の流路を開閉自在に接続する第六の開閉部と、
    前記第三室と前記第二の流路を接続する開口部を有し、
    前記第一室、前記第二室及び前記第三室は、それぞれ第一の熱交換器、第二の熱交換器及び第三の熱交換器を有し、
    前記第一の熱交換器、前記第二の熱交換器及び前記第三の熱交換器は、それぞれ第一の熱交換型反応器、第二の熱交換型反応器及び第三の熱交換型反応器と熱的に接続されており、
    前記第一の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器及び前記第二の熱交換型反応器と前記第三の熱交換型反応器は、それぞれ開閉弁を有する配管により接続されており、
    前記第三の熱交換型反応器は、液体を蒸発させて気体を生成させる蒸発器であり、
    前記気体を凝縮させて前記液体を生成させる凝縮器をさらに有し、
    前記第一の熱交換型反応器と前記凝縮器及び前記第二の熱交換型反応器と前記凝縮器は、開閉弁を有する配管により接続されていることを特徴とする熱回収利用システム。
  3. 前記第一の熱交換型反応器及び前記第二の熱交換型反応器は、それぞれ前記気体と可逆的に反応することが可能な物質を含ことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱回収利用システム。
  4. 前記蒸発器に前記液体を導入する導入手段と、
    前記凝縮器から前記液体を排出する排出手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱回収利用システム。
  5. 前記第一の熱交換型反応器、前記第二の熱交換型反応器及び前記第三の熱交換型反応器は、それぞれ前記第一の熱交換器、前記第二の熱交換器及び前記第三の熱交換器を兼ねることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱回収利用システム。
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