JP5652032B2 - ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法 - Google Patents

ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5652032B2
JP5652032B2 JP2010168326A JP2010168326A JP5652032B2 JP 5652032 B2 JP5652032 B2 JP 5652032B2 JP 2010168326 A JP2010168326 A JP 2010168326A JP 2010168326 A JP2010168326 A JP 2010168326A JP 5652032 B2 JP5652032 B2 JP 5652032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
setting value
pattern
value
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010168326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012027843A (ja
Inventor
亮太 垣鍔
亮太 垣鍔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2010168326A priority Critical patent/JP5652032B2/ja
Publication of JP2012027843A publication Critical patent/JP2012027843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5652032B2 publication Critical patent/JP5652032B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法に関する。
従来、ユーザの希望にできるだけ適したいくつかの印刷装置を印刷実行候補として選択して候補一覧表を作成し、その中からいずれかの印刷装置をユーザに選択させる印刷サービスシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。この印刷サービスシステムでは、各印刷装置についての現在の状態や機能を候補一覧表に表示し、ユーザがそれを見て希望条件を変更できるようにしている。
特開2005−63401号公報
しかしながら、従来の印刷サービスシステムによると、希望条件を変更するとき、ユーザはどの希望条件を変更すれば全ての希望条件を満たす印刷装置が見つかるかを判断するために候補一覧表を目視で確認しなければならず、ユーザにとって負担であるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、設定値を変更してデバイスを再検索させる際のユーザの負担を軽減するユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数機種のデバイスを制御可能なユニバーサルドライバであって、前記デバイスを制御するための設定値をユーザに設定させる設定処理であって、複数の制御項目について個別に前記設定値を設定させる設定処理と、当該ユニバーサルドライバを実行するコンピュータと通信可能に接続されている前記デバイスの中から、設定されている全ての前記設定値に従って動作可能な前記デバイスを検索する検索処理と、前記検索処理において前記デバイスが見つかった場合に、見つかった前記デバイスのいずれかを前記設定値に基づいて制御する制御処理と、前記検索処理において前記デバイスが見つからなかった場合に、設定されている前記設定値毎に、前記デバイスの中にその設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在するか否かを判定する判定処理と、設定変更画面を表示してユーザに前記設定値を変更させる設定変更処理であって、前記判定処理においてその設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在すると判定された前記設定値のうち少なくとも一つの設定値について、当該設定値が設定されていた前記制御項目を前記設定変更画面上で識別可能に表示する設定変更処理と、前記設定変更処理で前記設定値が変更された後に前記検索処理を再実行させる再検索処理と、を前記コンピュータに実行させる。
この発明によると、その設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在する設定値のうち少なくとも一つの設定値が設定されていた制御項目を設定変更画面上で識別可能に表示するので、ユーザはどの制御項目の設定値を変更すればデバイスが見つかる可能性が高くなるかを容易に知ることができる。
よってこの発明によると、設定値を変更してデバイスを再検索させる際のユーザの負担を軽減できる。
第2の発明は、第1の発明のユニバーサルドライバであって、当該ユニバーサルドライバは、前記設定変更処理において、前記デバイス毎に、設定されている各前記設定値について当該デバイスがその設定値に従って動作可能であるか否かを判定して当該デバイスの動作可/不可のパターンを判断し、いずれか一つの前記パターンを表示対象として、表示対象の前記パターンで動作不可能とされている前記設定値が設定されていた前記制御項目を識別可能に表示し、前記設定変更画面に対して前記パターンを切り替える切替指示がユーザから入力される毎に表示対象の前記パターンを切り替える。
この発明によると、例えば表示対象のパターンにおいてユーザにとって重要な設定値が動作不可能とされている場合は、その重要な設定値が動作可能とされているパターンに切り替え、切り替え後のパターンにおいて動作不可能とされている設定値を変更することにより、その重要な設定値に従って動作可能なデバイスを容易に検索できる。
第3の発明は、第2の発明のユニバーサルドライバであって、ユーザは識別可能に表示されている前記制御項目を前記コンピュータが備えるポインティングデバイスを用いて選択することによって前記切替指示を入力し、前記設定変更処理において、前記切替指示が入力されると、前記ポインティングデバイスを用いて選択された前記制御項目に設定されていた前記設定値であって直前の検索が実行される際に設定されていた設定値が動作可能とされている別の前記パターンに切り替える。
この発明によると、例えば表示対象のパターンにおいてユーザにとって重要な設定値が動作不可能とされている場合に、ユーザはその設定値が設定されている制御項目をポインティングデバイスによって選択することにより、当該重要な設定値が動作可能とされている別のパターンに容易に切り替えることができる。
第4の発明は、第2又は第3の発明のユニバーサルドライバであって、前記設定変更処理において、動作可能とされている前記設定値の数が最も多い前記パターンを最初の表示対象とする。
動作可能とされている設定値の数が多いパターンほど動作不可能とされている設定値の数が少ないので、ユーザが設定値を変更する手間を軽減できる。
第5の発明は、第2〜第4のいずれかの発明のユニバーサルドライバであって、前記設定変更処理において、前記表示対象の前記パターンで動作不可能とされている前記設定値が設定されていた前記制御項目の設定値を、動作可/不可のパターンが当該表示対象の前記パターンと合致するいずれかの前記デバイスで動作可能とされている別の前記設定値に変更する。
この発明によると、動作不可能とされている設定値をユーザが変更する手間を軽減できる。
第6の発明は、第5の発明のユニバーサルドライバであって、前記設定変更処理において、動作可/不可のパターンが前記表示対象の前記パターンと合致するいずれの前記デバイスにおいても当該変更した前記設定値以外に動作可能な設定値がない場合は、表示対象の前記パターンが切り替わるまで、当該変更した前記設定値をユーザが変更できないようにする。
この発明によると、動作可/不可のパターンが当該表示対象のパターンと合致するいずれのデバイスにおいても当該変更した設定値以外に動作可能な設定値がない場合に、当該変更した設定値がユーザによって別の設定値に変更されてしまってデバイスが検索されなくなってしまうことを低減できる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明のユニバーサルドライバであって、前記設定変更処理の前に、その設定値に従った動作が不可能な前記デバイスが存在する前記設定値のうち少なくとも一つの前記設定値をユーザに通知する通知処理を前記コンピュータに実行させる。
この発明によると、その設定値に従った動作が不可能なデバイスがあると判定された設定値のうち少なくとも一つの設定値をユーザに通知するので、ユーザはどの設定値を変更すればよいかを容易に知ることができる。
よってこの発明によると、設定値を変更してデバイスを再検索させる際のユーザの負担を軽減できる。
第8の発明は、第7の発明のユニバーサルドライバであって、前記通知処理において、設定されている前記設定値のうち動作可能な設定値の数が最も多い前記デバイスで動作不可能とされている前記設定値を通知する。
この発明によると、設定値の変更を最小限に抑えることができる。
第9の発明は、第8の発明のユニバーサルドライバであって、前記通知処理において、設定されている前記設定値のうち動作可能な設定値の数が最も多い前記デバイスが複数あり、且つ、動作不可能な前記設定値がそれら複数の前記デバイスの間で互いに異なる場合は、それら複数の前記設定値のいずれかを変更するようユーザに通知する。
この発明によると、ユーザはいずれか一方を変更すればよいことが分かるので、いずれか一方の設定値を変更すればよいにもかかわらず両方を変更してしまうことを低減できる。
第10の発明は、1以上のデバイスと通信可能に接続されているコンピュータを用いたデバイス制御方法であって、前記デバイスを制御するための設定値をユーザに設定させる設定段階であって、複数の制御項目について個別に前記設定値を設定させる設定段階と、前記デバイスの中から、設定されている全ての前記設定値に従って動作可能な前記デバイスを検索する検索段階と、前記検索段階において前記デバイスが見つかった場合に、見つかった前記デバイスのいずれかを前記設定値に基づいて制御する制御段階と、前記検索段階において前記デバイスが見つからなかった場合に、設定されている前記設定値毎に、前記デバイスの中にその設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在するか否かを判定する判定段階と、設定変更画面を表示してユーザに前記設定値を変更させる設定変更段階であって、前記判定段階においてその設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在すると判定された前記設定値のうち少なくとも一つの設定値について、当該設定値が設定されていた前記制御項目を前記設定変更画面上で識別可能に表示する設定変更段階と、前記設定変更段階で前記設定値が変更された後に前記検索段階を再実行させる再検索段階と、を含む。
この発明によると、設定値を変更してデバイスを再検索させる際のユーザの負担を軽減できる。
実施形態1に係るコンピュータの電気的構成を示すブロック図。 機能情報の一例を示す表。 ユニバーサルドライバによって表示される画面の画面遷移図。 印刷設定画面の一例を示す模式図。 メッセージ画面の一例を示す模式図。 設定・検索処理の流れを示すフローチャート。 S106における判定を説明するための模式図。 印刷条件設定処理の流れを示すフローチャート。 抽出されたパターンの一例を示す模式図。 印刷設定項目を識別可能に表示する一例を示す模式図。 プリンタ検索処理の流れを示すフローチャート。 図9に示すパターン2を表示対象とした状態の印刷設定画面の一例を示す模式図。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図12によって説明する。
(1)コンピュータの構成
図1は、本発明の実施形態1に係るコンピュータの電気的構成を示すブロック図である。コンピュータ1(以下「PC」という)は、CPU11、ROM12、RAM13(メモリの一例)、計時部14、記憶部15、ディスプレイ駆動回路16(駆動回路)、USBインタフェース17(USB I/F)、及び、ネットワークインタフェース18(NW I/F)を備えて構成されている。
CPU11は、ROM12や記憶部15に記憶されている各種のプログラムを実行することによってPC1の各部を制御する。ROM12にはCPU11によって実行される各種のプログラムやデータなどが記憶されている。RAM13はCPU11が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
計時部14は、現在時刻を取得するためのタイマを備えている。なお、計時部14に替えて、CPU11がクロック信号をカウントして計時を行うソフトウェアクロックを用いてもよい。
記憶部15は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体を用いて各種のプログラムやデータを記憶する外部記憶装置である。記憶部15には、オペレーティングシステム(OS)、ワードプロセッサや表計算などのアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」という)、ユニバーサルプリンタドライバ(ユニバーサルドライバの一例)などが記憶される。
ディスプレイ駆動回路16は、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置19を駆動する回路であり、ケーブルを介して表示装置19と接続されている。
USBインタフェース17はUSB(Universal Serial Bus)ホストインタフェースとして構成されており、USBケーブルを介してマウス(ポインティングデバイスの一例)やキーボードなどの入力装置20と接続されている。
ネットワークインタフェース18はLANやインターネットなどの通信ネットワーク5を介して1以上のプリンタ(複合機を含む)と通信可能に接続されている。
(2)プリンタ
複数のプリンタ31(プリンタA〜C、及び複合機D、デバイスの一例)は、紙などの被記録媒体に電子写真方式、インクジェット方式などで画像を形成する装置である。複合機はプリンタ機能とスキャナ機能とを備える装置であり、本実施形態では複合機も含めてプリンタという。複数のプリンタは異なるメーカーのものであってもよいし、同一メーカーの互いに異なる機種であってもよい。
以降の説明において単にプリンタ31というときはプリンタA〜C、及び複合機Dのいずれか一つのことをいう。
(4)画面遷移
図3は、ユニバーサルプリンタドライバによって表示される画面の画面遷移図である。ここではアプリケーションによって表示される印刷画面41も併せて示している。
アプリケーションによって表示される印刷画面41でユーザがプリンタ31を選択して「プロパティ」ボタン41aをクリックすると、選択されているプリンタ31のプリンタドライバが呼び出される。
ユニバーサルプリンタドライバは複数機種のプリンタを制御可能なプリンタドライバであり、特定のプリンタ31に対応するものではないので、ユニバーサルプリンタドライバを呼び出す場合はプリンタ31ではなくユニバーサルプリンタドライバを直接選択して「プロパティ」ボタン41aをクリックする。ここではユニバーサルプリンタドライバが選択されて「プロパティ」ボタン41aがクリックされたものとする。
呼び出されたユニバーサルプリンタドライバは、ユーザに印刷条件を設定させるための印刷設定画面42(設定変更画面の一例)を表示する。ここで印刷条件とは、プリンタ31の印刷設定項目(制御項目の一例)毎に設定された設定値の組み合わせのことをいう。
図4は、印刷設定画面の一例を示す模式図である。ユーザは印刷設定画面42で印刷設定項目毎に設定値を設定することができる。設定値を設定した後、ユーザが「Search Printer」ボタン42bをクリックすると、設定されている全ての設定値に従って動作可能なプリンタ31が検索される。このとき、設定されている全ての設定値に従って動作可能なプリンタ31が見つかった場合は、図3に示すプリンタ選択画面43に見つかったプリンタ31のプリンタ名(デバイス名)が一覧表示される。
図3に戻り、プリンタ選択画面43でユーザがいずれかのプリンタ31を選択して「OK」ボタン43aをクリックすると、ユニバーサルプリンタドライバはプリンタ選択画面43を閉じて印刷設定画面42に戻る。
一方、プリンタ31が見つからなかった場合は、ユニバーサルプリンタドライバはメッセージ画面44(図5参照)を表示していずれの設定値を変更すればよいかのヒントをユーザに通知する。この通知の詳細については後述する。メッセージ画面44を閉じるとプリンタ31が表示されていない状態のプリンタ選択画面43が表示され、その画面で「OK」ボタン43aをクリックすると印刷設定画面42に戻る。
このとき、ユニバーサルプリンタドライバは、動作可能なプリンタが見つからなかった設定値が設定されていた印刷制御項目を印刷設定画面42上で識別可能に表示する。ユーザはその表示を参考にして印刷設定画面42上で設定値を変更することができる。ユーザは「Search Printer」ボタン42bをクリックすることによって、変更した設定値で動作可能なプリンタ31の検索を再実行させることができる(再検索処理の一例)。
印刷設定画面42で「OK」ボタン42aをクリックすると、印刷設定画面42が閉じて印刷画面41に戻る。印刷画面41でユーザが「OK」ボタン41bをクリックすると、ユニバーサルプリンタドライバは印刷設定画面42で設定された印刷条件に基づいて印刷データを生成し、プリンタ選択画面43で選択されたプリンタ31にその印刷データを出力する(制御処理の一例)。印刷データを受け取ったプリンタ31はその印刷データに従って印刷を実行する。
(4)設定・検索処理の流れ
図6は、ユーザに設定値を設定させ、設定されている全ての設定値に従って動作可能なプリンタを検索する設定・検索処理の流れを示すフローチャートである。本処理はアプリケーションによって表示される印刷画面41からユニバーサルプリンタドライバが呼び出されると開始される。
S101では、ユニバーサルプリンタドライバを実行するCPU11(以下、単に「プリンタドライバ」という)は、ユーザに印刷条件を設定(検索が実行された後は変更)させる「印刷条件設定処理」を実行する(設定処理、及び設定変更処理の一例)。
S102では、プリンタドライバは、S101で設定された印刷条件に従ってプリンタ31を検索する「プリンタ検索処理」を実行する(検索処理の一例)。
詳しくは後述するが、この「プリンタ検索処理」において、プリンタドライバはコンピュータと通信可能に接続されているプリンタ31から以下に説明するデバイス情報を取得し、取得したデバイス情報と印刷条件とを比較することによってプリンタ31を検索する。
デバイス情報とは、具体的には、デバイス名、通信ネットワーク5上の所在を示す所在情報(IPアドレス、ドメイン名など)、そのデバイスが備える機能を示す機能情報などである。機能情報には、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などの有無を示す情報や、プリンタ機能が動作可能な設定値などといったように各機能のより詳細な情報などが含まれる。
図2は、機能情報の一例を示す表である。この表には、印刷設定項目、各印刷設定項目に対して設定可能な設定値、及び各プリンタの動作の可否が示されている。
図2では印刷設定項目の例として「Paper Size(用紙サイズ)」、「Orientation(縦横)」、「Copies(印刷部数)」、「Collate(丁合い)」、「Color/Mono(カラー/モノクロ)」、「Duplex/None(両面印刷/片面印刷)」、及び、「Resolution(解像度)」を示している。各印刷設定項目の右側に示されている値はその印刷設定項目に対して設定可能な設定値であり、例えば「Color/Mono」には設定値として「Color」及び「Mono」のいずれか一方を設定できることを示している。他の印刷設定項目についても同様であり、いずれか一つを設定することができる。
図中の「○」印は、その列のプリンタ31がその行の設定値に従って動作可能であることを示しており、「×」印はその列のプリンタ31がその行の設定値に従った動作が不可能であることを示している。例えばプリンタAは丁合いのための構成や両面印刷のための構成を備えていないため「Collate」や「Duplex」に従った動作は不可能であるが、それ以外の設定値についてはその設定値に従って動作可能であることを示している。
プリンタドライバは、その後の再検索を効率よく行うために、各デバイスから取得したデバイス情報をRAM13に記憶しておき、再検索ではRAM13に記憶されているデバイス情報を用いてプリンタ31を検索する。以降の説明ではRAM13に記憶したデバイス情報のことを「キャッシュ」というものとする。
S103では、プリンタドライバは、設定されている全ての設定値に従って動作可能なプリンタ31が見つかったか否かを判定し、見つかった場合はS104に進み、見つからなかった場合はS106に進む。
S104では、プリンタドライバはRAM13からキャッシュを削除する。
S105では、プリンタドライバは見つかったプリンタ31をプリンタ選択画面43に一覧表示し、一覧表示したプリンタ31の中からユーザにいずれかのプリンタ31を選択させる。
S106では、プリンタドライバは、設定されている設定値毎に、その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在するか否かを判定する(判定処理の一例)。以下、図7を参照して説明する。
図7は、S106における判定を説明するための模式図である。図7に示す例では設定されている設定値として「Letter」、「Portrait」、「1」、「On」、「Color」、「Duplex」、「Normal」を示している。この場合、「Collate」の設定値である「On」について判定したとすると、「On」に従って動作可能なプリンタ31は一つもないので、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定されることになる。
また、「Color」について判定したとすると、「Color」に従って動作可能なプリンタ31はあるものの、「Color」に従った動作が不可能なプリンタ31もあるので、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定されることになる。「Letter」や「Duplex」についても同様である。
その他の設定値はいずれのプリンタ31もその設定値に従って動作可能であるので、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタは存在しない」と判定されることになる。
S107では、プリンタドライバはメッセージ画面44(図5参照)を表示し、S106において「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された設定値のうち、少なくとも一つの設定値を表示(通知)する。
具体的には、プリンタドライバは、先ず、いずれのプリンタ31もその設定値に従った動作が不可能である設定値(図7に示す例では「Collate」の設定値である「On」)を表示の対象から除外する。その理由は、そのような設定値は必ず変更しなければならないので、本実施形態ではプリンタドライバがユーザに替わって設定値を変更するからである。設定値の変更の詳細については後述する。なお、「On」についてもメッセージ画面44に表示するようにしてもよい。
次に、プリンタドライバは、設定されている設定値のうち、最も多くの設定値に従って動作可能なプリンタ31(言い換えると図7において「○」印の数が最も多いプリンタ31)を判定し、そのプリンタ31で動作不可能とされている設定値を表示する。
ここで、最も多くの設定値に従って動作可能なプリンタ31が複数ある場合(図7に示す例ではプリンタA、プリンタB、及び複合機D)に、いずれのプリンタ31も動作不可能な設定値(図7に示す例では「On」)は除いて、一方の設定値を変更すれば他方の設定値を変更しなくてよく、他方の設定値を変更すれば一方の設定値を変更しなくてよい関係にある設定値がある場合(動作不可能な設定値がそれら複数のデバイスの間で互いに異なる場合)には、それらのうちいずれか一方を変更するよう表示する。図7に示す例では、プリンタA,プリンタB,及び複合機Dの「Duplex」と「Color」とがその関係にあるので、「Duplex」及び「Color」のいずれか一方を変更するよう表示することになる。
なお、図7では上述した関係にある設定値が二つ(「Duplex」と「Color」)である場合を例に説明したが、上述した関係にある設定値は二つに限られない。例えば、X、Y、Zという設定値があったとして、Xを変更すればY及びZを変更しなくてよく、Yを変更すればX及びZを変更しなくてよく、Zを変更すればX及びYを変更しなくてよい場合もある。あるいは、Xを変更すればY及びZを変更しなくてよく、Y及びZを両方とも変更すればXを変更しなくてよい場合もある。
(5−1)印刷条件設定処理
図8は、印刷条件設定処理の流れを示すフローチャートである。
S201では、プリンタドライバは最初の検索であるか再検索であるかを判定する。
具体的には、「プリンタ検索処理(S102)」をまだ実行していない場合はRAM13にはキャッシュは記憶されていないので、プリンタドライバは、RAM13にキャッシュが記憶されていない場合は最初の検索であると判定してS202に進み、キャッシュが記憶されている場合は再検索であると判定してS203に進む。
S202では、プリンタドライバは印刷設定画面42を表示してユーザに印刷条件(各印刷設定項目の設定値の組み合わせ)を設定させる。なお、印刷設定画面42には予め設定されている印刷条件をデフォルト値として初期表示してもよいし、前回設定された印刷条件を記憶しておいてその印刷条件を初期表示してもよい。
S203では、プリンタドライバはプリンタ31毎に動作可/不可のパターンを判断して全てのパターンを抽出する。
図9は、抽出されたパターンの一例を示す模式図である。プリンタドライバは、RAM13に記憶されているデバイス情報を一つ取得し、印刷設定画面42で設定されている設定値を一つずつそのデバイス情報と比較して、そのプリンタ31(取得したデバイス情報に対応するプリンタ31)がその設定値に従って動作可能であるか否かを判断する。これにより、印刷設定画面42で設定されている設定値に対する当該プリンタ31の動作可/不可のパターンを判断する。プリンタドライバはRAM13に記憶されている全てのデバイス情報についてこの判断を行うことにより、全てのパターンを抽出する。
例えば図7に示す例の場合はプリンタBと複合機Dとは動作可/不可のパターンが同じであるので、パターンとしては一つである。したがって、抽出されるパターンは図9に示す3パターンとなる。
S204では、プリンタドライバは抽出したパターンのうちいずれか一つのパターンを表示対象として選択する。本実施形態では動作可能とされている設定値の数が最も多いパターンを最初の表示対象として選択するものとする。
例えば図9に示す例では、パターン1及びパターン2が「○」の数が最も多いのでこれらのパターンのいずれかを表示対象とする。パターン1及びパターン2は「○」の数が同じであるのでどちらを表示対象としてもよい。
なお、ユーザは表示対象のパターンを切り替えることができるが、その説明については後述する。
S205では、プリンタドライバは、表示対象のパターンで動作不可能とされている設定値が設定されている各印刷設定項目について、動作可/不可のパターンが当該表示対象のパターンと合致するいずれかのプリンタ31から、そのプリンタ31が動作可能な設定値を全て取得する。
具体的には例えば、表示対象のパターンが仮にパターン3であるとすると、動作可/不可のパターンがパターン3と合致するプリンタはプリンタCであるので、パターン3で動作不可能とされている設定値が設定されている印刷設定項目(「Paper size」、「Collate」、「Duplex/None」)について、プリンタCで動作可能とされている設定値(「A4、A3」、「Off」、「None」)を取得する。
S206では、プリンタドライバは、印刷設定画面42上において、表示対象のパターンで動作不可能とされている設定値(例えば表示対象のパターンがパターン3であるとすると「Letter」、「On」、「Duplex」)を、S205で取得した設定値(「A4又はA3」、「Off」、「None」)に変更する。1つの印刷設定項目について複数の設定値が取得された場合(例えば「A4、A3」の場合)にはそれら複数の設定値のうちいずれかの設定値に変更する。
S207では、プリンタドライバは、S206で変更した設定値の文字色、及び設定値の背景色を変更することによって印刷設定項目を識別可能に表示する。この表示は、S205で取得された設定値が一つのみである印刷設定項目(例えば「Collate」や「Duplex/None」)であるか、取得された設定値が複数である印刷設定項目(例えば「Paper size」)であるかに応じ異なる。以下、図10を参照して説明する。
図10は、印刷設定項目を識別可能に表示する一例を示す模式図である。プリンタドライバは、取得された設定値が一つのみである印刷設定項目(例えば「Collate」や「Duplex/None」)の場合は、変更した設定値をユーザが別の設定値に変更できないようグレーアウトする。これにより、印刷設定画面42上において、動作不可能とされている設定値が設定されていた印刷設定項目が識別可能となるとともに、変更後の設定値をユーザが変更不能になる。グレーアウトするのは表示対象のパターンが切り替わるまでである。
一方、取得された設定値が複数ある印刷設定項目(例えば「Paper size」)の場合は、設定値の文字色及び背景色を、表示対象のパターンで動作可能とされている設定値の文字色及び背景色とは異なる色にする。
ただし、取得された設定値が複数ある印刷設定項目の場合はユーザによる設定値の変更を可能にする。設定値の変更を可能にする理由は、それら複数の設定値(「A4、A3」)のうちいずれかの設定値に変更してグレーアウトしてしまうと、ユーザがそのグレーアウトされた設定値とは別の設定値に変更したい場合に別の設定値に変更できなくなってしまうからである。
ただし、変更は可能にするものの、ユーザが変更できるのは取得した複数の設定値のうちのいずれかのみ(「A4、A3」のいずれかのみ)であり、動作不可能とされている設定値(「Letter」)に変更することはできない。
(4−2)プリンタ検索処理
図11は、プリンタ検索処理の流れを示すフローチャートである。
S301では、プリンタドライバは最初の検索であるか再検索であるかを判定し、最初の検索である場合はS302に進み、再検索である場合はS305に進む。
S302では、プリンタドライバは、通信ネットワーク5に接続されているプリンタ31にデバイス情報を要求するデータをブロードキャストによって送信し、その返答として得られたデバイス情報をRAM13に記憶する。すなわちデバイス情報をRAM13にキャッシュする。なお、デバイス情報はRAM13ではなく記憶部15に記憶されてもよい。
S303では、プリンタドライバは計時部14から現在時刻(デバイス情報をRAM13に記憶させた時刻の一例)を取得し、取得した時刻をRAM13に記憶する。
S304では、プリンタドライバは、RAM13に記憶されている各プリンタ31のデバイス情報と印刷設定画面42で設定されている全ての設定値とを比較することにより、印刷設定画面42で設定された全ての設定値に従って動作可能なプリンタ31を検索する。
S305では、プリンタドライバは計時部14から現在時刻を取得し、デバイス情報をRAM13に記憶させた時刻から現在時刻までの経過時間が所定時間以内であるか否かを判定し、所定時間を超えている場合はS306に進み、所定時間以内である場合はS307に進む。
S306では、プリンタドライバはRAM13に記憶されているキャッシュを破棄してS302に進む。
S307では、プリンタドライバは、RAM13に記憶されている各プリンタ31のデバイス情報と、印刷設定画面42で設定されている設定値からその設定値に従った動作が不可能であるプリンタ31が存在しない設定値(例えば図7の例では「Portrait」、「Copies」、「Resolution」)を除外した設定値とを比較する。そして、印刷設定画面42で設定された全ての設定値に従って動作可能なプリンタ31を検索する。
「その設定値に従った動作が不可能であるプリンタが存在しない設定値」を除外するのは、全てのプリンタ31がその設定値に従って動作可能であるので、プリンタ31の絞り込みに寄与しないからであり、そのような設定値を除外すると再検索を効率よく行えるからである。
(5)印刷設定画面上でのパターンの切り替え
前述したように、ユーザは表示対象のパターンを切り替えることができる。以下、具体的に説明する。
動作可能とされている設定値の数が最も多いパターンを最初の表示対象として選択したとしても、必ずしもそのパターンがユーザにとって望ましいパターンではない場合もある。例えば、ユーザにとって「Duplex」が重要であるのに、表示対象のパターンでは「Duplex」が動作不可能である場合もある。
そこで、プリンタドライバは、ユーザが切替指示を入力する毎に表示対象のパターンを切り替える。具体的には、識別可能に表示されている印刷設定項目の設定値(すなわち動作可能とされている設定値とは異なる色で表示されている設定値)をユーザがマウスでクリックすると、プリンタドライバはそれを切替指示として受け付け、クリックされた設定値が動作可能とされているパターンに切り替える。以下、図10、図12を例に説明する。
図10は図9に示すパターン3を表示対象とした状態を示している。なお、パターン3は動作可能な設定値の数が最も多いパターンではないが、ここではパターン3が最初に表示対象になったと仮定して説明する。この状態でユーザが「Duplex/Mono」の設定値をマウスでクリックしたとすると、プリンタドライバは、「Duplex」が動作可能とされているパターンであるパターン2を表示対象とする。
図12は、パターン2を表示対象とした状態を示している。パターン2を表示対象にすると、パターン3では動作可能とされていた「Color」が「Mono」に変更されてグレーアウトされるものの、パターン3で「None」に変更されていた「Duplex/None」の設定値が、パターン2で動作可能とされている「Duplex」に戻され、グレーアウトも解除される。「Duplex」は「選択された制御項目(印刷設定項目)に設定されていた設定値であって直前の検索が実行される際に設定されていた設定値」の一例である。
なお、上述した例では「Duplex」が動作可能とされているパターンがパターン2のみである場合を例に説明したが、パターン2以外のパターンでも「Duplex」が動作可能とされている場合は、どちらのパターンを表示してもよいし、「Duplex」が動作可能とされているパターンのうち動作可能とされている設定値の数が最も多いパターンを表示してもよい。
(6)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係るユニバーサルプリンタドライバによると、設定されている全ての設定値に従って動作可能なプリンタ31が見つからなかった場合に、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する設定値」のうち少なくとも一つの設定値が設定されていた印刷設定項目を設定変更画面上で識別可能に表示する。これにより、ユーザはどの印刷設定項目の設定値を変更すればプリンタ31が見つかる可能性が高くなるかを容易に知ることができる。よってこのユニバーサルプリンタドライバによると、設定値を変更してプリンタ31を再検索させる際のユーザの負担を軽減できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、例えば表示対象のパターンにおいてユーザにとって重要な設定値が動作不可能とされている場合は、その重要な設定値が動作可能とされているパターンに切り替え、切り替え後のパターンにおいて動作不可能とされている設定値を変更することにより、その重要な設定値に従って動作可能なプリンタ31を容易に検索できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、例えば表示対象のパターンにおいてユーザにとって重要な設定値が動作不可能とされている場合に、ユーザはその設定値が設定されている印刷設定項目をポインティングデバイスによって選択することにより、当該重要な設定値が動作可能とされている別のパターンに容易に切り替えることができる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、動作可能とされている設定値の数が最も多いパターンを最初の表示対象とする。動作可能とされている設定値の数が多いパターンほど動作不可能とされている設定値の数が少ないので、ユーザが設定値を変更する手間を軽減できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、表示対象のパターンで動作不可能とされている設定値が設定されていた印刷設定項目の設定値を、動作可/不可のパターンが当該表示対象のパターンと合致するいずれかのプリンタ31で動作可能とされている別の設定値に変更するので、動作不可能とされている設定値をユーザが変更する手間を軽減できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、動作可/不可のパターンが表示対象のパターンと合致するいずれのプリンタ31においても当該変更した設定値以外に動作可能な設定値がない場合は、当該変更した設定値をグレーアウトするので、当該変更した設定値がユーザによって別の設定値に変更されてしまってプリンタ31が検索されなくなってしまうことを低減できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、その設定値に従った動作が不可能であるプリンタ31は存在しないと判定された設定値を再検索の条件から除外するので、効率よく再検索できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、最初の検索で各プリンタ31から取得したデバイス情報をRAM13に記憶させ、再検索ではRAM13に記憶されているデバイス情報を用いて検索するので、再検索では各プリンタ31からデバイス情報を取得しなくてよい。これにより、効率よく再検索できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、デバイス情報をRAM13に記憶させた時からの経過時間が所定時間を超えている場合は各プリンタ31からデバイス情報を再取得する。経過時間が所定時間を超えている場合には、デバイス情報が変化してしまっている可能性が生じる。デバイス情報が変化してしまっていると正しく検索できない虞がある。経過時間が所定時間を超えている場合は各プリンタ31からデバイス情報を再取得するようにすると、その間にデバイス情報が変化してしまっていてプリンタ31を正しく検索できない虞を低減できる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された設定値のうち少なくとも一つの設定値をメッセージ画面44に表示(通知)するので、ユーザはどの設定値を変更すればよいかを容易に知ることができる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、設定されている設定値のうち動作可能な設定値の数が最も多いプリンタ31で動作不可能とされている設定値を通知するので、設定値の変更を最小限に抑えることができる。
更に、このユニバーサルプリンタドライバによると、設定されている設定値のうち動作可能な設定値の数が最も多いプリンタ31が複数あり、且つ、動作不可能な設定値がそれら複数のプリンタ31の間で互いに異なる場合は、それら複数の設定値のいずれかを変更するようユーザに通知する。これにより、ユーザはいずれか一方を変更すればよいことが分かるので、いずれか一方の設定値を変更すればよいにもかかわらず両方を変更してしまうことを低減できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された設定値のうち少なくとも一つの設定値が設定されていた印刷設定項目を設定変更画面上で識別可能に表示する場合に、パターン毎に切り替えて表示する場合を例に説明したが、パターン毎に切り替えずに表示してもよい。
例えば、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された設定値が設定されていた全ての印刷設定項目を、印刷設定画面42上で同時に識別可能に表示してもよい。
また、一方の設定値を変更すれば他方の設定値を変更しなくてよく、他方の設定値を変更すれば一方の設定値を変更しなくてよい関係にある複数の設定値がある場合に、それらの設定値が設定されていた印刷設定項目を同時に識別可能に表示してもよい。
(2)上記実施形態では動作可能とされている設定値の数が最も多いパターンを最初に表示対象とし、それ以後は、識別可能に表示されている印刷設定項目の設定値をユーザがマウスでクリックすると、その設定値が動作可能とされているパターンに切り替える場合を例に説明したが、動作可能とされている設定値の数が多いパターンから順に表示対象としてもよい。なお、パターンの表示の順序は動作可能とされている設定値の数が多い順に限られず、任意の順で表示することができる。
また、設定値の数が最も多いパターンのみを表示対象とし、それ以外のパターンは表示対象にしないようにしてもよい。
(3)上記実施形態では「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された1以上の設定値のうち少なくとも一つの設定値をメッセージ画面44上に表示する場合に、動作可能な設定値が最も多いプリンタ31で動作不可能とされている設定値を表示する場合を例に説明したが、表示する設定値の決定の仕方はこれに限られない。
例えば、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された1以上の設定値のうち、任意の一つだけをメッセージ画面44に表示してもよい。この場合、表示した設定値が設定されていた印刷設定項目の設定値をユーザが別の設定値に変更すれば、再検索を行うと変更後の設定値はいずれのプリンタ31でも動作可能とされている可能性が高くなる。そして、いずれのプリンタ31でも動作可能とされている場合には、次回のメッセージ画面44には最初に表示された設定値とは異なる設定値が表示されることになり、これを繰り返すことで最終的に全ての設定値をサポートするプリンタ31を検索することが可能になる。
あるいは、「その設定値に従った動作が不可能なプリンタが存在する」と判定された設定値を全てメッセージ画面44に表示してもよい。
(4)上記実施形態ではユニバーサルドライバとしてプリンタドライバを例に説明したが、ユニバーサルドライバはスキャナドライバであってもよい。
1・・・コンピュータ
5・・・通信ネットワーク
11・・・CPU
12・・・ROM
13・・・RAM
14・・・計時部
15・・・記憶部
16・・・ディスプレイ駆動回路
17・・・USBインタフェース
18・・・ネットワークインタフェース
19・・・表示装置
20・・・入力装置
31・・・プリンタ
42・・・印刷設定画面
43・・・プリンタ選択画面
44・・・メッセージ画面

Claims (5)

  1. 複数機種のデバイスを制御可能なユニバーサルドライバであって、
    前記デバイスを制御するための設定値を、複数の制御項目について個別に設定する設定処理と、
    当該ユニバーサルドライバを実行するコンピュータと通信可能に接続されているデバイスの中から、設定されている全ての設定値に従って動作可能なデバイスを検索する検索処理と、
    前記検索処理において動作可能なデバイスが見つかった場合に、見つかったデバイスのいずれかを設定されている設定値に基づいて制御する制御処理と、
    前記検索処理において動作可能なデバイスが見つからなかった場合に、前記コンピュータと通信可能に接続されているデバイスの中に、設定されている設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在するか否かを、設定値の各々について判定する判定処理と、
    設定された設定値を変更する設定変更処理と、
    前記設定変更処理で前記設定値が変更された後に前記検索処理を再実行させる再検索処理と、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記設定変更処理は、
    前記判定処理においてその設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在すると判定された設定値が設定されていた制御項目を含む設定変更画面の表示、及び、設定されている設定値の各々に従って、デバイスが動作可能であるか否かを、判定することで求められる、動作可/不可のパターンの、前記コンピュータと通信可能に接続されているデバイスの各々に対しての判断を含み、
    前記設定変更画面は、前記判断処理において判断したパターンのうち、いずれか一つのパターンで動作不可能とされている設定値が設定されていた制御項目を識別可能に表示するものであり、
    前記設定変更処理は、前記設定変更画面において識別可能に表示されている制御項目のいずれかが、前記コンピュータが備える操作部により選択されることに応じた、前記設定変更画面の表示の切り替えを含み、
    切り替えられた設定変更画面は、前記操作部により選択された前記制御項目に設定されていた設定値であって、直前の検索が実行される際に設定されていた設定値が、動作可能とされている別のパターンを表示対象とし、当該別のパターンで動作不可とされている設定値が設定されていた制御項目を識別可能に表示する、ユニバーサルドライバ。
  2. 請求項1に記載のユニバーサルドライバであって、
    前記設定変更処理において、動作可能とされている設定値の数が最も多いパターンを最初の表示対象とする、ユニバーサルドライバ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のユニバーサルドライバであって、
    前記設定変更処理において、前記表示対象のパターンで動作不可とされている設定値が設定されていた制御項目の設定値を、動作可/不可のパターンが当該表示対象のパターンと合致するデバイスで動作可能とされている設定値のいずれかに変更する、ユニバーサルドライバ。
  4. 請求項3に記載のユニバーサルドライバであって、
    前記設定変更処理において、動作可/不可のパターンが表示対象のパターンと合致するデバイスのいずれにおいても、変更した設定値以外に動作可能な設定値がない場合は、表示対象の前記パターンが切り替わるまで、当該変更した設定値をユーザが変更できないようにする、ユニバーサルドライバ。
  5. 複数機種のデバイスを制御可能な制御装置であって、
    制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記デバイスを制御するための設定値を、複数の制御項目について個別に設定する設定処理と、
    当該制御装置と通信可能に接続されているデバイスの中から、設定されている全ての設定値に従って動作可能なデバイスを検索する検索処理と、
    前記検索処理において動作可能なデバイスが見つかった場合に、見つかったデバイスのいずれかを設定されている設定値に基づいて制御する制御処理と、
    前記検索処理において動作可能なデバイスが見つからなかった場合に、当該制御装置と通信可能に接続されているデバイスの中に、設定されている設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在するか否かを、設定値の各々について判定する判定処理と、
    設定された設定値を変更する設定変更処理と、
    前記設定変更処理で前記設定値が変更された後に前記検索処理を再実行させる再検索処理と、
    を実行し、
    前記設定変更処理は、
    前記判定処理においてその設定値に従った動作が不可能なデバイスが存在すると判定された設定値が設定されていた制御項目を含む設定変更画面の表示、及び、設定されている設定値の各々に従って、デバイスが動作可能であるか否かを、判定することで求められる、動作可/不可のパターンの、当該制御装置と通信可能に接続されているデバイスの各々に対しての判断を含み、
    前記設定変更画面は、前記判断処理において判断したパターンのうち、いずれか一つのパターンで動作不可能とされている設定値が設定されていた制御項目を識別可能に表示するものであり、
    前記設定変更処理は、前記設定変更画面において識別可能に表示されている制御項目のいずれかが、当該制御装置が備える操作部により選択されることに応じた、前記設定変更画面の表示の切り替えを含み、
    切り替えられた設定変更画面は、前記操作部により選択された前記制御項目に設定されていた設定値であって、直前の検索が実行される際に設定されていた設定値が、動作可能とされている別のパターンを表示対象とし、当該別のパターンで動作不可とされている設定値が設定されていた制御項目を識別可能に表示する、制御装置。
JP2010168326A 2010-07-27 2010-07-27 ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法 Active JP5652032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010168326A JP5652032B2 (ja) 2010-07-27 2010-07-27 ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010168326A JP5652032B2 (ja) 2010-07-27 2010-07-27 ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012027843A JP2012027843A (ja) 2012-02-09
JP5652032B2 true JP5652032B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=45780669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010168326A Active JP5652032B2 (ja) 2010-07-27 2010-07-27 ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5652032B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3768726B2 (ja) * 1999-05-31 2006-04-19 キヤノン株式会社 デバイス検索クライアントおよびデバイス検索方法
JP3869972B2 (ja) * 1999-04-27 2007-01-17 キヤノン株式会社 デバイス検索クライアントおよびデバイス検索方法
JP2002091732A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Minolta Co Ltd 記録媒体、プリンタ制御方法、プリンタ制御システム
JP2002312266A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Seiko Epson Corp ネットワークを介したデータ出力
JP2003005936A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Canon Inc 印刷制御装置および印刷制御方法
JP2003196046A (ja) * 2001-12-21 2003-07-11 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置、印刷制御方法
JP4130404B2 (ja) * 2003-12-15 2008-08-06 シャープ株式会社 情報処理装置、画像形成システム、およびプログラム
JP4623461B2 (ja) * 2004-11-30 2011-02-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理装置および印刷制御方法およびプリンタドライバプログラムおよび記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012027843A (ja) 2012-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6324251B2 (ja) 情報処理装置、プログラム及び制御方法
JP6561826B2 (ja) 制御プログラム、および情報処理装置
US10348915B2 (en) Information processing apparatus, method of processing information, and storage medium
JP2006350437A (ja) 印刷制御装置、印刷制御システム、印刷制御方法、印刷制御プログラム及び記録媒体
JP2010020403A (ja) 印刷機器選択装置および印刷機器選択プログラム
JP2009076004A (ja) 印刷システム
JP6555119B2 (ja) 情報処理装置、および制御プログラム
US8707207B2 (en) Program and method for providing predetermined processing with registered items
JP2007233611A (ja) 情報処理装置、デバイス管理方法、記憶媒体、プログラム
JP2011022679A (ja) プリンタドライバと情報処理装置とコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5630163B2 (ja) 印刷機器情報表示プログラム、印刷機器情報表示方法、および印刷機器情報表示装置
JP6291987B2 (ja) 処理装置、画像形成装置、検索方法、および検索プログラム
JP2007280193A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、およびプリンタドライバ
JP5652032B2 (ja) ユニバーサルドライバ、及びデバイス制御方法
JP6597395B2 (ja) 印刷システム
JP2011059872A (ja) 画像処理装置、印刷制御方法、及び印刷制御プログラム
JP5454441B2 (ja) ユニバーサルデバイスドライバ、及び、デバイス制御方法
JP2018018314A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2012098821A (ja) デバイス制御プログラム、及びデバイス
JP2011198283A (ja) 印刷機器情報表示プログラム、印刷機器情報表示方法、および印刷機器情報表示装置
JP5297928B2 (ja) コンピュータプログラム
JP6323371B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP2008059484A (ja) 情報処理装置、ドライバ処理方法、記憶媒体、プログラム
JP2015141626A (ja) 印刷指示支援装置、印刷システム及びプログラム
JP6973553B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140317

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20140407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5652032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150