JP5651627B2 - Da変換器および無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、DA変換器および無線通信装置に関する。
無線通信装置等では、信号を外部に送信するために、デジタル信号をアナログ信号に変換するDA(Digital to Analog)変換器が用いられる。しかしながら、製造プロセス等に起因してDA変換器内のトランジスタの閾値電圧がばらつくと、変換の精度が劣化するという問題がある。
特開平11−122109号公報
John Hyde, Todd Humes, Chris Diorio, Mike Thomas, and Miguel Figueroa, "A 300-MS/s 14-bit Digital-to-Analog Converter in Logic CMOS", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, MAY 2003, VOL. 38, NO. 5, p.734-740
精度よくデジタル信号をアナログ信号に変換できるDA変換器およびこれを用いた無線通信装置を提供する。
実施形態によれば、n(nは2以上の整数)ビットのデジタル信号をアナログ電流に変換して、出力端子から出力するDA変換器であって、前記デジタル信号の各ビットに対応して設けられ、そのビットの値に応じて電流を生成するn個の電圧電流変換部を備えるDA変換器が提供される。k(kは0〜n−1の整数)番目の電圧電流変換部は、縦続接続される第1のスイッチ、閾値電圧を調整可能な第1のトランジスタ、および、第2のスイッチを有する。前記第1のスイッチは、前記デジタル信号のkビット目の値、または、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための第1の制御信号により制御され、前記第2のスイッチは、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための第2の制御信号により制御される。前記第1のトランジスタは、基準電圧または前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するためのプログラム電圧が供給される半導体基板と、前記半導体基板中に互いに離間して形成され、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチとそれぞれ接続される第1の拡散領域および第2の拡散領域と、前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域との間の前記半導体基板上に設けられる絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられ、電荷を蓄積可能な電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層上に設けられ、前記プログラム電圧、または、所定のバイアスが供給されるゲートと、を有する。
DA変換器100の回路図。 トランジスタQ7(k)の概略断面図。 消去を行う場合の、トランジスタQ7(k)の断面図。 書き込みを行う場合の、トランジスタQ7(k)の断面図。 消去を行う場合(閾値初期化モード)のDA変換器100の回路図。 書き込みを行う場合(閾値調整モード)のDA変換器100の回路図。 DA変換を行う場合(DA変換モード)のDA変換器100の回路図。 図1の変形例であるDA変換器100aの回路図。 送信装置30の概略ブロック図。
以下、実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、DA変換器100の回路図である。DA変換器100は、入力されるn(nは2以上の整数)ビットのデジタル電圧信号DINをアナログ電流信号AOUTに変換する、電流加算型のDA変換器である。
DA変換器100は、カレントミラー部1と、プログラム部2と、n個の電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)と、制御部4とを備えている。
カレントミラー部1は電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)に所定のバイアス電圧を供給する。カレントミラー部1は、例えば3.3Vの電源電圧VDDを供給する電源端子と、0Vの接地電圧を供給する接地端子との間に縦続接続される電流源I0、nMOSトランジスタQ1,Q2と、トランジスタQ1のゲートとノードVNとの間に接続されるnMOSトランジスタQ3とを有する。電流源I0は、例えば所定の電圧がゲートに印加されるpMOSトランジスタである。トランジスタQ1のゲートとドレインは接続されている。トランジスタQ2は、ゲートに入力される制御信号CNT0によりオン・オフ制御されるスイッチである。制御信号CNT0がハイであればトランジスタQ2はオンし、電源端子と接地端子との間に電流が流れる。トランジスタQ3は、ゲートに入力される制御信号CNT1によりオン・オフ制御されるスイッチである。制御信号CNT1がハイであればトランジスタQ3はオンし、トランジスタQ1のゲート電圧がノードVNに出力される。
プログラム部2は、後述する電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)内のトランジスタQ7(n−1)〜Q(0)の閾値電圧を調整する。プログラム部2は、縦続接続されるスイッチSW1およびnMOSトランジスタQ4,Q5と、スイッチSW2とを有する。スイッチSW1には、0Vと、電源電圧VDDより高い、例えば10Vのプログラム電圧Vprgとが入力される。そして、制御信号CNT2に応じて、これらのうちの一方が出力される。トランジスタQ4は、ゲートに入力される制御信号CNT3によりオン・オフ制御されるスイッチである。制御信号CNT3がハイであればトランジスタQ4はオンし、スイッチSW1から出力されるいずれかの電圧がノードVNに供給される。トランジスタQ5は、ゲートに入力される制御信号CNT4によりオン・オフ制御されるスイッチである。制御信号CNT4がハイであればトランジスタQ5はオンし、接地電圧がノードVNに供給される。スイッチSW2には、0Vおよびプログラム電圧Vprgが入力され、制御信号CNT5に応じて、これらのうちの一方が電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)に出力される。
電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)はいずれも同様の構成であるため、代表して電圧電流変換部3(k)として説明する(k=0〜n−1の整数)。電圧電流変換部3(k)は、入力デジタル信号DINのkビット目の値DIN[k]がハイである場合に所定の電流を生成するものである。電圧電流変換部3(k)は、出力電流AOUTが生成される出力端子と接地端子との間に縦続接続されるnMOSトランジスタQ6(k),Q7(k),Q8(k)と、スイッチSW3(k)とを有する。スイッチSW3(k)には、値DIN[k]および0Vが入力され、制御信号CNT6(第1の制御信号)に応じて、これらのうちの一方がトランジスタQ6(k)のゲートに出力される。トランジスタQ6(k)は、ゲートに入力される信号に応じてオン・オフ制御されるスイッチである。
トランジスタQ7(k)のゲートはノードVNに接続され、基板(Body)はスイッチSW2から出力される電圧が供給される。後述するように、トランジスタQ7(k)は閾値電圧が調整可能なトランジスタであるのが本実施形態の特徴の1つであり、各電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)内のトランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)の閾値電圧を一定に揃えることができる。
トランジスタQ8(k)は、ゲートに入力される制御信号CNT7(k)(第2の制御信号)に応じてオン・オフ制御されるスイッチである。
制御部4は、各スイッチ(スイッチの機能を果たすトランジスタを含む)を制御するための制御信号CNT0〜CNT7を生成するものである。なお、なお、制御信号CNT0〜CNT6は1ビットのデジタル信号であるが、制御信号CNT7は入力デジタル信号DINと同じくnビットのデジタル信号である。
なお、図1の回路で、特に明示していないpMOSトランジスタの基板は電源端子に、nMOSトランジスタの基板は接地端子に、それぞれ接続される。
次に、閾値電圧が調整可能なトランジスタQ7(k)について、詳しく説明する。
図2は、トランジスタQ7(k)の概略断面図である。トランジスタQ7(k)は、p型シリコン基板11と、シリコン基板11に形成されたn型拡散領域11a,11bと、n型拡散領域11a,11bの間に形成されるチャネル領域上に積層される、トンネル酸化膜12、シリコン窒化膜13、シリコン酸化膜14およびポリシリコン層15とを有する、いわゆるSONOS(Silicon/silicon Oxide/silicon Nitride/silicon Oxide/poly Silicon)構造のトランジスタである。n型拡散領域11a,11bの一方がドレイン、他方がソースに対応し、ポリシリコン層15がゲートに対応する。
トンネル酸化膜12は、例えば第1のシリコン酸化膜と、クーロンブロッケイド条件を満たす微結晶シリコングレインで形成されたシリコン層と、第2のシリコン酸化膜とが積層された構造である。第1のシリコン酸化膜、シリコン層および第2のシリコン酸化膜の厚さは、例えば、それぞれ1nm,2nm,1nm程度である。
シリコン窒化膜13は、電荷を蓄積可能なフローティングゲートであり、例えば、その厚さは20nm程度である。シリコン窒化膜13のシリコンと窒素の組成比を、化学量論性を満たす3:4(Si)よりシリコンの組成が多い9:10(Si10)とすることで、シリコン窒化膜13中のシリコンダングリングボンドによる電子トラップが増え、ゲート長を短くしても電子トラップ密度を確保できる。
シリコン酸化膜14およびポリシリコン層15の厚さは、例えば、それぞれ8nmおよび200nm程度である。
トランジスタQ7(k)は、例えば以下のようにして製造される。まず、シリコン基板11の表面を熱酸化して、第1のシリコン酸化膜となるシリコン酸化膜を形成する。その上に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりアモルファスシリコン膜を堆積する。さらに、アモルファスシリコン膜の表面を熱酸化して、第2のシリコン酸化膜となるシリコン酸化膜を形成する。その後、窒素雰囲気中で900度の高温アニールを行うことで、アモルファスシリコン膜がシリコン層に変化する。以上により、トンネル酸化膜12となるシリコン酸化膜が形成される。
続いて、トンネル酸化膜12となるシリコン酸化膜上に、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン窒化膜13となるシリコン窒化膜を形成する。このとき、シリコンの組成を多くするために、窒素原料ガスに対するシリコン原料ガスの比率を通常よりも高くする。次に、シリコン窒化膜13上に、LVCVD法によりシリコン酸化膜14となるシリコン酸化膜を形成する。さらに、シリコン酸化膜14上に、CVD法によりポリシリコン層15となるn型のポリシリコン層を堆積する。
そして、形成された各層(膜)をパターニングして、ポリシリコン層15、シリコン酸化膜14、シリコン窒化膜13およびトンネル酸化膜12を形成する。その後、シリコン基板11にリンイオンを注入し、アニールすることにより、n型拡散領域11a,11bが形成される。
トランジスタQ7(k)は、シリコン窒化膜13に蓄積される電荷量に応じて、閾値電圧を調整できる。シリコン窒化膜13に電子が蓄積されると、ゲートすなわちポリシリコン層15に正の電圧が印加されても、蓄積された電子により電圧が打ち消され、チャネルが形成されにくくなる。結果として、トランジスタQ7(k)の閾値電圧が高くなる。より多くの電子を注入することにより、閾値電圧を高くすることができる。以下、シリコン窒化膜13への電子注入(以下、書き込みという)、および、蓄積された電子の引き抜き(以下、消去または初期化という)について説明する。
図3は、消去を行う場合の、トランジスタQ7(k)の断面図である。図示のように、ソースおよびドレインをフローティングとし、シリコン基板11にプログラム電圧Vprg、ゲートに0Vを印加する。上述したように、プログラム電圧Vprgは回路の電源電圧VDDより高く、例えば10Vである。これにより、シリコン窒化膜13中の蓄積された電子はトンネル酸化膜12をトンネルして、シリコン基板11へ引き抜かれる。ソースおよびドレインをフローティングとする理由は、ソース−ドレイン間、ソース−シリコン基板11間およびドレイン−シリコン基板11間でリーク電流が生じるのを抑えるためである。
図4は、書き込みを行う場合の、トランジスタQ7(k)の断面図である。図示のように、ソースおよびドレインに0V、シリコン基板11に0V、ゲートにプログラム電圧Vprgをそれぞれ印加する。このとき、ソースおよびドレイン間に形成された反転チャネル層から、電子がトンネル酸化膜12をトンネルし、シリコン窒化膜13に注入される。プログラム電圧Vprgが高いほど、また、プログラム電圧Vprgを印加している時間が長いほど、注入される電子の量が多くなり、結果として、閾値電圧が高くなる。注入される電子の量に応じて、例えば数mV単位で閾値電圧を細かく調整できる。
なお、図4において、仮にソースおよびドレインがフローティングであれば、これらの間にチャネルが形成されないため、書き込みは行われない。
続いて、図1のDA変換器100において、トランジスタQ7(k)の閾値電圧を調整する手法を説明する。なお、以下の説明から分かるように、トランジスタQ7(k)だけでなく、トランジスタQ1,Q3,Q4,Q5にも電源電圧VDDより高いプログラム電圧Vprgが印加されるため、これらも通常のトランジスタではなくSONOS構造のトランジスタであるのが望ましい。
図5は、消去を行う場合(閾値初期化モード)のDA変換器100の回路図である。書き込みを行う前に、まずすべてのトランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のシリコン窒化膜13に注入された電子を、一括して引き抜く。
制御部4は制御信号CNT0をロウ(0V)に設定する。これにより、カレントミラー部1内のトランジスタQ2はオフし、カレントミラー部1に電流はほとんど流れなくなる。さらに、制御部4は制御信号CNT1をロウに設定する。これにより、トランジスタQ3はオフし、カレントミラー部1はノードVNから電気的に分離される。
また、制御部4は、スイッチSW1が0Vを選択するよう、制御信号CNT2を設定する。さらに、制御部4は制御信号CNT3をロウに設定する。これにより、トランジスタQ4はオフする。加えて、制御部4は制御信号CNT4をハイ(VDD)に設定する。これにより、トランジスタQ5はオンする。以上の結果として、ノードVN、すなわち、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のゲート電圧は0Vに設定される。
また、制御部4は、スイッチSW2がプログラム電圧Vprgを選択するよう、制御信号CNT5を設定する。これにより、電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)内の各トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)の基板の電圧はプログラム電圧Vprgに設定される。
なお、プログラム電圧Vprgは外部から供給してもよいし、DA変換器100内にチャージポンプ回路(不図示)を設けて、電源電圧VDDを昇圧してプログラム電圧Vprgを生成してもよい。
また、制御部4は、スイッチSW3(n−1)〜SW3(0)が0Vを選択するよう、制御信号CNT6を設定する。これにより、電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)内の各トランジスタQ6(n−1)〜Q6(0)はオフし、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のドレインはフローティング(ハイインピーダンスZ)となる。さらに、制御部4は、nビットの制御信号CNT7のすべてのビット(CNT7[n−1]〜CNT7[0])をロウに設定する。これにより、トランジスタQ8(n−1)〜Q8(0)はオフし、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のソースもフローティングとなる。
したがって、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)は図3の状態となり、消去が行われる。消去を行うのに十分な時間、各信号が図5に示す電圧に設定される。
続いて、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のシリコン窒化膜13に電子を注入して書き込みを行う。
図6は、書き込みを行う場合(閾値調整モード)のDA変換器100の回路図である。予めトランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のそれぞれの閾値電圧を調べておき、各トランジスタQ7(k)の閾値電圧を1つずつ所定の値に設定する。
制御信号CNT0,CNT1の設定は消去時と同様である。
制御部4は、スイッチSW1がプログラム電圧Vprgを選択するよう、制御信号CNT2を設定する。さらに、制御部4は、制御信号CNT3を、トランジスタQ4をオンさせるための電圧Vonに設定する。電源電圧VDDより高いプログラム電圧VprgをトランジスタQ4を介してノードVNに供給するため、電圧Vonは電源電圧VDDより高い、例えば12Vとする。加えて、制御部4は制御信号CNT4をロウに設定する。これにより、トランジスタQ5はオフする。以上の結果として、ノードVN、すなわち、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のゲート電圧はプログラム電圧Vprgに設定される。
また、制御部4は、スイッチSW2が0Vを選択するよう、制御信号CNT5を設定する。これにより、電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)内の各トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)の基板の電圧は0Vに設定される。
また、制御部4は、スイッチSW3(n−1)〜SW3(0)が0Vを選択するよう、制御信号CNT6を設定する。これにより、電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)内の各トランジスタQ6(n−1)〜Q6(0)はオフする。
また、制御部4は、制御信号CNT7のうち、書き込み対象の1つのトランジスタQ7(k)に入力されるビットをハイに、他のビットをロウに設定する。図6は、電圧電流変換部3(1)内のトランジスタQ7(1)を書き込み対象とする例を示しており、CNT7[1]のみハイに設定される。
これにより、トランジスタQ8(1)はオンし、トランジスタQ8(1)のドレインすなわちトランジスタQ7(1)のソースは0Vに設定される。また、トランジスタQ7(1)は、ゲートにプログラム電圧Vprgが印加されているため、オンしており、そのドレインも0Vに設定される。したがって、トランジスタQ7(1)は図4の状態となり、書き込みが行われる。トランジスタQ7(1)の閾値電圧をより高くする必要がある場合は、書き込み時間を長く設定するか、プログラム電圧Vprgを高く設定する。
一方、他のトランジスタQ7(k)(k≠1)では、トランジスタQ6(k),Q8(k)ともオフであるため、そのソースおよびドレインはフローティング(ハイインピーダンスZ)となる。したがって、書き込みは行われない。
以上の書き込み動作を、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のそれぞれについて実行し、これらの閾値電圧を揃えることができる。
図7は、DA変換を行う場合(DA変換モード)のDA変換器100の回路図である。同図の設定により、DA変換器100は電流加算型のDA変換器として動作する。
制御部4は制御信号CNT0をハイに設定する。これにより、電流源I0が生成する電流が電源端子と接地端子との間に流れ、トランジスタQ1のドレインおよびゲートに所定の電圧が生成される。さらに、制御部4は制御信号CNT1をハイに、制御信号CNT3,CNT4をロウに設定する。これにより、トランジスタQ4,Q5はオフするのに対しトランジスタQ3がオンするため、カレントミラー部1により生成された電圧がノードVN、すなわち、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)のゲートに供給される。
また、制御部4は、スイッチSW2が0Vを選択するよう、制御信号CNT5を生成する。これにより、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)の基板には0Vが供給される。
また、制御部4は、スイッチSW3(n−1)〜SW3(0)が値DIN[n−1]〜DIN[0]をそれぞれ選択するよう、制御信号CNT6を生成する。さらに、制御部4は制御信号CNT7[n−1]〜CNT7[0]をハイに設定する。これにより、トランジスタQ8(n−1)〜Q8(0)はオンする。
よって、電圧電流変換部3(k)に接続される値DIN[k]がハイであれば、トランジスタQ6(k)がオンして、電圧電流変換部3(k)に電流が流れる。そして、電流電圧変換部3(n−1)〜3(0)に流れる電流を加算したものが出力電流AOUTとなる。
入力デジタル信号DINがバイナリコードである場合、トランジスタQ7(0)の電流駆動力をβとすると、トランジスタQ7(k)の電流駆動力が2*βになるよう設計する。電流駆動力はトランジスタQ7(k)のゲート幅およびゲート長等により調整できる。このとき、トランジスタQ7(0)のオン電流をIとすると、トランジスタQ7(k)のオン電流は2*Iとなる。上述したようにトランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)の閾値電圧を予め調整して揃えておくことにより、オン電流の誤差を極めて小さくできる。
したがって、電圧電流変換部3(n−1)〜3(0)のうち、対応する入力デジタル信号DINのkビット目の値DIN[k]がハイである電圧電流変換部のトランジスタQ6(k)がオンして電流2*Iが流れる。そして、出力端子には生成された電流の総和であり、入力デジタル信号DINの値に高精度に比例する出力電流AOUTが得られる。
一方、入力デジタル信号DINがサーモメータコードであり、入力デジタル信号DINにおけるハイの数がその値を示す場合、トランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)の電流駆動力を等しく設計する。この場合、値DIN[k]がハイであれば、いずれのトランジスタQ7(n−1)〜Q7(0)も電流Iを生成する。そして、出力端子には生成された電流の総和であり、入力デジタル信号DINの値に高精度に比例する出力電流AOUTが得られる。
このように、本実施形態では、閾値電圧を調整可能なSONOS構造のトランジスタQ7(k)を用いて電圧電流変換を行う。そのため、高精度に入力デジタル電圧信号DINを出力電流AOUTに変換できる。
シンプルな構成のDA変換器として、スイッチおよびいわゆるバイナリウエイトの電流源を、デジタル信号のビット数だけ並列接続した電流加算型のものが考えられる。しかしながら、このような電流加算型のDA変換器の場合、電流源を構成するトランジスタの閾値等、デバイスのミスマッチに起因して、十分な変換精度を実現するのが困難である。
このようなデバイスのミスマッチを補正するために、フローティングゲートによる閾値調整を行うことも考えられる。例えば、電流加算型のDA変換器における各電流源に、ミスマッチを補正する補正用電流源を付加する構成である。しかしながら、このような構成の場合、各ビットに補正用電流源が必要となり、回路面積が著しく増大してしまう。また、通常の3.3V程度の電源電圧により駆動されるCMOSデバイスに10V程度の高電圧が印加されるため、信頼性が高い回路とは言えない。加えて、接地電圧に対して、正電圧を供給する特殊電源だけでなく、負の電圧を供給する特殊電源が必要である。
これに対し、本実施形態では、SONOSを用いて閾値を調整する。そのため、デジタル信号の各ビットに補正用電流源を付加する必要がなく、回路面積を小さくできる。また、SONOSは高耐圧のデバイスであるため、信頼性も高い。加えて、正の電圧を供給する1種類の特殊電源のみで動作する。
図1のDA変換器100は一例にすぎず、種々の変形が考えられる。例えば、図1では、トランジスタQ6(k)に値DIN[k]が入力される例を示しているが、スイッチを介してトランジスタQ8(k)に入力するようにしてもよい。
図8は、図1の変形例であるDA変換器100aの回路図である。図1と共通するプログラム部2および制御部4を省略し、電圧電流変換部3a(n−1)〜3a(0)のうち電圧電流変換部3a(k)のみを描いて簡略化している。以下、図1との相違点を中心に説明する。
カレントミラー部1aは、電流源I0とトランジスタQ1との間に接続されるnMOSトランジスタQ11をさらに備えている。トランジスタQ11のゲートには所定のバイアス電圧Vbが供給される。
電圧電流変換部3a(k)内のトランジスタQ6(k)のゲートには、スイッチSW3(k)が接続される。スイッチSW3(k)には、バイアス電圧Vbおよび0Vが入力され、制御信号CNT6に応じて、これらのうちの一方がトランジスタQ6(k)のゲートに出力される。トランジスタQ8(k)のゲートには、スイッチSW4(k)が接続される。スイッチSW4(k)には、値DIN[k]および制御信号CNT7[k]が入力され、制御信号CNT8[k]に応じて、これらのうちの一方がトランジスタQ8(k)のゲートに出力される。なお、不図示の制御部4は制御信号CNT8[n−1]〜CNT8[0]からなるnビットの制御信号CNT8を生成する。
閾値初期化モード、閾値調整モードおよびDA変換モードでの各動作は図1のDA変換器100と基本的に同様であるが、トランジスタQ11を設けることで、トランジスタQ1およびQ11のカスコード接続が形成されるため、電圧電流回路3a(k)の出力インピーダンスを大きくすることができる。
上述したDA変換器は、例えば無線通信装置、とくに送信装置に用いられる。図9は、送信装置30の概略ブロック図である。送信装置30は不図示のベースバンドLSI(Large Scale Integrated circuit)等から入力された入力信号を処理した電波信号をアンテナ40に出力する。より具体的には、送信装置30は、入力信号処理回路31と、PLL回路(発振信号生成回路)32と、変調部33と、DA変換器(DAC)34と、パワーアンプ35とを有する。
入力信号処理回路31は外部から入力された信号を処理する。PLL回路32はVCO(Voltage Controlled Oscillator)を有し、LO信号を生成する。変調部33は、LO信号に基づいて、入力信号処理回路31の出力信号を変調する。DA変換器34は、上述したDA変換器であり、変調部33が出力するデジタル信号をアナログ信号に変換する。パワーアンプ35はDA変換器34が出力するアナログ信号を増幅してアンテナ40へ出力する。
その他、上述したDA変換器をオーディオ機器等に用いてもよい。
図1のDA変換器は一例に過ぎず、種々の変形が可能である。例えば、MOSトランジスタの少なくとも一部を、バイポーラトランジスタやBi−CMOS等の他の半導体素子を用いて構成してもよい。また、トランジスタの導電型を逆にし、それに応じて電源端子と接地端子の接続位置を逆にしたDA変換器を構成してもよい。この場合も基本的な動作原理は同じである。また、トランジスタQ7(k)をpMOSトランジスタとする場合、プログラム電圧Vprgは接地電圧より低い電圧とする。
実施形態に係るDA変換器は、回路全体を同一の半導体基板上に形成してもよいし、回路の一部を別の半導体基板上に形成してもよい。また、実施形態に係るDA変換器は、プリント基板等にディスクリート部品を用いて実装してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 カレントミラー部
2 プログラム部
3(n−1)〜3(0),3a(k) 電圧電流変換部
4 制御部

Claims (12)

  1. n(nは2以上の整数)ビットのデジタル信号をアナログ電流に変換して、出力端子から出力するDA変換器であって、
    前記デジタル信号の各ビットに対応して設けられ、そのビットの値に応じて電流を生成するn個の電圧電流変換部と、
    第1および第2の制御信号を生成する制御部と、を備え、
    k(kは0〜n−1の整数)番目の電圧電流変換部は、縦続接続される第1のスイッチ、閾値電圧を調整可能な第1のトランジスタ、および、第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチは、前記デジタル信号のkビット目の値、または、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための前記第1の制御信号により制御され、
    前記第2のスイッチは、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための前記第2の制御信号により制御され、
    前記第1のトランジスタは、
    基準電圧または前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するためのプログラム電圧が供給される半導体基板と、
    前記半導体基板中に互いに離間して形成され、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチとそれぞれ接続される第1の拡散領域および第2の拡散領域と、
    前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域との間の前記半導体基板上に設けられる絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられ、電荷を蓄積可能な電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層上に設けられ、前記プログラム電圧、または、所定のバイアスが供給されるゲートと、を有し、
    前記第1のトランジスタの閾値電圧を初期化する場合に、前記制御部は、
    前記第1のトランジスタの前記ゲートに、前記基準電圧が供給され、
    前記第1のトランジスタの前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域が、フローティングに設定され、
    前記第1のトランジスタの前記半導体基板に、前記プログラム電圧が供給されるよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成し、
    1つの前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整する場合に、前記制御部は、
    調整対象の前記第1のトランジスタの前記ゲートに、前記プログラム電圧が供給され、 前記調整対象の前記第1のトランジスタの前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域ならびに前記半導体基板に、前記基準電圧が供給され、
    前記調整対象でない前記第1のトランジスタの前記ゲートに、前記プログラム電圧が供給され、
    前記調整対象でない前記第1のトランジスタの前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域が、フローティングに設定され、
    前記調整対象でない前記第1のトランジスタの前記半導体基板に、前記基準電圧が供給されるよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成し、
    前記デジタル信号を前記アナログ電流に変換する場合に、前記制御部は、
    前記第1のスイッチが前記デジタル信号のkビット目の値により制御され、前記第2のスイッチがオンするよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成することを特徴とするDA変換器。
  2. n(nは2以上の整数)ビットのデジタル信号をアナログ電流に変換して、出力端子から出力するDA変換器であって、
    前記デジタル信号の各ビットに対応して設けられ、そのビットの値に応じて電流を生成するn個の電圧電流変換部を備え、
    k(kは0〜n−1の整数)番目の電圧電流変換部は、縦続接続される第1のスイッチ、閾値電圧を調整可能な第1のトランジスタ、および、第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチは、前記デジタル信号のkビット目の値、または、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための第1の制御信号により制御され、
    前記第2のスイッチは、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための第2の制御信号により制御され、
    前記第1のトランジスタは、
    基準電圧または前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するためのプログラム電圧が供給される半導体基板と、
    前記半導体基板中に互いに離間して形成され、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチとそれぞれ接続される第1の拡散領域および第2の拡散領域と、
    前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域との間の前記半導体基板上に設けられる絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられ、電荷を蓄積可能な電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層上に設けられ、前記プログラム電圧、または、所定のバイアスが供給されるゲートと、を有することを特徴とするDA変換器。
  3. 前記第1のトランジスタの閾値電圧を初期化する場合に、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチをオフするよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号をそれぞれ生成する制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載のDA変換器。
  4. 前記第1のトランジスタの閾値電圧を初期化する場合に、
    前記第1のトランジスタの前記ゲートに、前記基準電圧が供給され、
    前記第1のトランジスタの前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域が、フローティングに設定され、
    前記第1のトランジスタの前記半導体基板に、前記プログラム電圧が供給されるよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成する制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載のDA変換器。
  5. 1つの前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整する場合に、
    前記第1のスイッチをオフするよう前記第1の制御信号を生成し、かつ、
    調整対象の前記第1のトランジスタと縦続接続される前記第2のスイッチをオンするよう前記第2の制御信号を生成し、
    調整対象でない前記第1のトランジスタと縦続接続される前記第2のスイッチをオフするよう前記第2の制御信号を生成する制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載のDA変換器。
  6. 1つの前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整する場合に、
    調整対象の前記第1のトランジスタの前記ゲートに、前記プログラム電圧が供給され、
    前記調整対象の前記第1のトランジスタの前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域ならびに前記半導体基板に、前記基準電圧が供給され、
    前記調整対象でない前記第1のトランジスタの前記ゲートに、前記プログラム電圧が供給され、
    前記調整対象でない前記第1のトランジスタの前記第1の拡散領域および前記第2の拡散領域が、フローティングに設定され、
    前記調整対象でない前記第1のトランジスタの前記半導体基板に、前記基準電圧が供給されるよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成する制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載のDA変換器。
  7. 前記デジタル信号を前記アナログ電流に変換する場合に、前記第1のスイッチが前記デジタル信号のkビット目の値により制御され、前記第2のスイッチがオンするよう、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成する制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載のDA変換器。
  8. 前記所定のバイアス電圧を生成するカレントミラー部を備えることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載のDA変換器。
  9. 前記カレントミラー部は、
    縦続接続される電流源、第2のトランジスタおよび第3のスイッチと、
    前記第2のトランジスタのゲートと前記第1のトランジスタのゲートとの間に接続される第4のスイッチと、を有し、
    前記第2のトランジスタのゲートと、前記電流源および前記第2のトランジスタの接続ノードと、は接続され、
    前記第3のスイッチおよび前記第4のスイッチは、前記第1のトランジスタの閾値電圧を初期化または調整する場合に、オフするよう制御されることを特徴とする請求項8に記載のDA変換器。
  10. 前記第1のトランジスタの閾値電圧を初期化する場合に、前記第1のトランジスタの前記ゲートに前記基準電圧を供給するとともに、前記第1のトランジスタの前記半導体基板に前記プログラム電圧を供給し、
    前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整する場合に、前記第1のトランジスタの前記ゲートに前記プログラム電圧を供給するとともに、前記第1のトランジスタの前記半導体基板に前記基準電圧を供給するプログラム部を備えることを特徴とする請求項2乃至9のいずれかに記載のDA変換器。
  11. 前記半導体基板は、シリコン基板を含み、
    前記絶縁膜は、酸化シリコン膜を含み、
    前記電荷蓄積層は、窒化シリコン膜を含むことを特徴とする請求項2乃至10のいずれかに記載のDA変換器。
  12. 発振信号を生成する発振信号生成回路と、
    前記発振信号に基づいて、外部から入力された信号を変調して、n(nは2以上の整数)ビットのデジタル信号を生成する変調部と、
    前記デジタル信号をアナログ電流信号に変換して、出力端子から出力するDA変換器と、
    前記アナログ電流信号を増幅してアンテナから送信するパワーアンプと、を備え、
    前記DA変換器は、
    前記デジタル信号の各ビットに対応して設けられ、そのビットの値に応じて電流を生成するn個の電圧電流変換部を備え、
    k(kは0〜n−1の整数)番目の電圧電流変換部は、縦続接続される第1のスイッチ、閾値電圧を調整可能な第1のトランジスタ、および、第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチは、前記デジタル信号のkビット目の値、または、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための第1の制御信号により制御され、
    前記第2のスイッチは、前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するための第2の制御信号により制御され、
    前記第1のトランジスタは、
    基準電圧または前記第1のトランジスタの閾値電圧を調整するためのプログラム電圧が供給される半導体基板と、
    前記半導体基板中に互いに離間して形成され、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチとそれぞれ接続される第1の拡散領域および第2の拡散領域と、
    前記第1の拡散領域と前記第2の拡散領域との間の前記半導体基板上に設けられる絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられ、電荷を蓄積可能な電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層上に設けられ、前記プログラム電圧、または、所定のバイアスが供給されるゲートと、を有することを特徴とする無線通信装置。
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