JP5703269B2 - ミキサ回路 - Google Patents

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    • H03D7/1458Double balanced arrangements, i.e. where both input signals are differential

Description

本発明の実施形態は、ミキサ回路に関する。
従来、別チップとして構成されることが多かった高周波アナログ回路とデジタル回路とを、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)技術を用いてワンチップ化することが検討されている。また、アナログ乗算器である多種類のミキサ回路の中で、例えば対となるMOSトランジスタを用いたシングルバランスドミキサ及びダブルバランスドミキサが知られている。
特開平8−8775号公報
しかしながら、対となるトランジスタの性能にばらつきが生じると、アナログ回路の特性を劣化させてしまうという問題があった。本発明が解決しようとする課題は、対となるトランジスタの性能ばらつきに起因する回路特性の劣化を低減することができるミキサ回路を提供することである。
実施形態のミキサ回路は、複数の第1トランジスタと、第2トランジスタと、第1ノード群と、出力ノードと、複数の第3トランジスタと、第2ノード群と、を有する。複数の第1トランジスタは、電荷蓄積層を具備し、対となって第1周波数の差動信号を受入れる。第2トランジスタは、第2周波数の異周波信号を受入れる。第1ノード群は、複数の第1トランジスタの少なくともいずれかが具備する電荷蓄積層に対し、第1周波数の差動信号と第2周波数の信号との混合を行わない非動作時に電荷を蓄積させ、第1周波数の差動信号と第2周波数の信号との混合を行う動作時には電荷の消失を抑制して、複数の第1トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整する。出力ノードは、第1周波数の差動信号及び第2周波数の信号の混合信号を出力する。複数の第3トランジスタは、電荷蓄積層を具備し、第1トランジスタそれぞれに対する動作時の電源電圧を降下させる。第2ノード群は、複数の第3トランジスタの少なくともいずれかが具備する電荷蓄積層に対し、非動作時に電荷を蓄積させ、動作時に電荷の消失を抑制して、複数の第3トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整する。
対となるnMOSトランジスタを用いたシングルバランスドミキサの構成例を示す図。 実施形態にかかるミキサ回路の構成例を示す図。 実施形態のトランジスタの構成例を示す図。 実施形態のトランジスタの書き込み時と回路動作時の電位の概要を示す図。 実施形態のトランジスタに対する書込み時における電流の方向を示す図。 実施形態のトランジスタに対する書込み時における電流の方向を示す図。 実施形態の電荷蓄積層が蓄積する電荷量を変化させた後のSONOSの動作例を示すグラフ。 図7に示した結果における閾値電圧Vthの変化量と電圧印加時間との関係を示すグラフ。 SONOS毎に電位を分離可能にしたSONOSの構成例を示す図。 ミキサ回路を用いた通信装置の受信回路の概要を示すブロック図。
(背景)
まず、以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるミキサ回路を発明するに至った背景について説明する。
図1は、対となるnMOSトランジスタを用いたシングルバランスドミキサ1の構成例を示す図である。図1に示すように、シングルバランスドミキサ1は、差動入力ノード10−1,10−2、入力ノード12、出力ノード14−1,14−2、nMOSトランジスタ20−1,20−2,22及び負荷抵抗24−1,24−2を有する。
シングルバランスドミキサ1は、例えば無線通信装置の受信回路(図10参照)において、RF(Radio Frequency)信号の周波数変換を行うために用いられる。例えば、電源電圧(Vdd)が印加されたシングルバランスドミキサ1がダイレクトコンバーション方式の受信回路で用いられる場合、差動入力ノード10−1,10−2には、局部発信器から周波数f1のローカル信号LO(Local Oscillator)が差動で入力される。ローカル信号LOの差動信号は、それぞれnMOSトランジスタ20−1,20−2のゲート端子に入力される。
入力ノード12には、周波数f1と同じ、あるいは非常に近い周波数f2のRF信号が入力される。RF信号は、nMOSトランジスタ22のゲート端子に入力される。なお、負荷抵抗24−1,24−2は、nMOSトランジスタ20−1,20−2に対してそれぞれ電源電圧を降下させている。
そして、シングルバランスドミキサ1は、ローカル信号LOの差動信号とRF信号とを混合し、出力ノード14−1,14−2から周波数f2±f1(f2>f1の場合)の差動信号(f2<f1の場合は周波数f1±f2)を出力する。ダイレクトコンバーション方式では、例えば周波数f2−f1の信号がベースバンド信号として用いられる。
ここで、対となっているnMOSトランジスタ20−1,20−2及び負荷抵抗24−1,24−2が、それぞれ同一の特性を有していれば、2次歪をはじめとする偶数次歪を抑制することができる。しかし、nMOSトランジスタ20−1,20−2及び負荷抵抗24−1,24−2の特性をそれぞればらつかせることなく同一の特性とすることは、通常のプロセスでは極めて困難である。つまり、nMOSトランジスタ20−1,20−2及び負荷抵抗24−1,24−2に存在する特性ばらつきにより、近接妨害波の2次歪がベースバンド帯域に不可避的に現れ、SN比が劣化してしまう。
一般に、トランジスタの閾値電圧VthのランダムばらつきをσVth、ゲート長をL、ゲート幅をWとすると、σVthは、LWの−1/2乗に比例する。つまり、トランジスタを微細化させるほど、トランジスタのVthばらつきは大きくなる。よって従来では、ばらつきを小さくしていくことと、Lを小さくすることによる高周波特性の向上及びWを小さくすることによる消費電力の低減とを両立させることが困難である。
そこで、実施形態にかかるミキサ回路により、トランジスタのサイズに依らずに、対となるトランジスタのばらつきに起因する特性の劣化を低減することとした。
(実施形態)
以下に添付図面を参照し、実施形態にかかるミキサ回路について例を示して説明する。図2は、実施形態にかかるミキサ回路2の構成例を示す図である。例えば、ミキサ回路2は、シングルバランスドミキサであり、図1に示したnMOSトランジスタ20−1,20−2に換えて、トランジスタ26−1,26−2を有する構成となっている。なお、図2に示した、ミキサ回路2において、図1に示したシングルバランスドミキサ1と実質的に同一である構成には、同一の符号が付してある。また、トランジスタ26−1,26−2など複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示す場合には、単に「トランジスタ26」などと略記することがある。
まず、トランジスタ26について説明する。図3は、トランジスタ26の構成例を示す図である。トランジスタ26は、例えば電荷蓄積型のSONOS(Silicon Oxide Nitride Oxide Semiconductor)トランジスタである。図3に示すように、トランジスタ26は、Si(p−well)の基板60にソース61及びドレイン62が形成されており、ソース61とドレイン62の間にゲート63、ブロック層64、電荷蓄積層65及びトンネル膜66が積層された構造となっている。
トンネル膜66は、酸化膜(SiO)である。電荷蓄積層65は、絶縁性のチッ化珪素(SiN)である。ブロック層64は、酸化膜のもしくは酸化膜とチッ化珪素膜の積層膜などである。つまり、SONOSトランジスタ(SONOS)は、酸化膜に挟まれた、絶縁膜である窒化膜(電荷蓄積層)中のトラップに電荷を蓄積し、記憶を保持する機能を有する。SONOSは、電荷蓄積層に蓄積された電荷量に応じて閾値電圧Vthが変化し、電荷量が保たれると閾値電圧Vthの値も保たれる。なお、トランジスタ26は、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)であってもよいし、フローティングゲート(FG)型のフラッシュメモリなどに用いられるトランジスタなどであってもよい。
FG型のトランジスタは、絶縁性の電荷蓄積層(SiN)の代わりに導体であるフローティングゲート(Poly−Si)を採用するものである。フローティングゲートは、導体であるために電位が平面方向に一定となり、トンネル膜に電荷リークをもたらすような欠陥が生じてしまうと、その欠陥の位置に関わらずフローティングゲートから電荷が消失してしまう。これに対し、SONOSなどの絶縁性の電荷蓄積層を有するトランジスタは、トンネル膜の欠陥位置と、電荷蓄積層のトラップ位置が一致しないと電荷がリークしないことから、フローティングゲート型のトランジスタに比べて保持特性に優れている。
また、SONOSへの電荷の蓄積方法は、FNトンネル注入を用いる方法と、図3に示したようなチャネル67(例えばNチャネル)のドレイン62側でのインパクトイオン化(衝突電離)によって発生するホットキャリアを用いる方法とがある。FNトンネル注入を起こさせるためには、典型的には10V程度の高電圧が必要であり、電源電圧に対する昇圧回路が必要となる。これに対し、ホットキャリアを用いる方法では、電源電圧によって書き込み(電荷蓄積)が可能であり、昇圧回路は不要であるという利点がある。
図4は、トランジスタ26の書き込み(電荷蓄積)時と回路動作時の電位の概要を示す図である。図4(a)に示すように、トランジスタ26は、ゲートに電圧が印加され、ドレイン・ソース間に電流が流されて電荷が蓄積される。ここで、トランジスタ26は、回路動作時と書き込み時とではドレインとソースが逆である。つまり、トランジスタ26は、ドレインとソースが入れ替えられる。また、トランジスタ26は、書き込み時には、例えばドレイン電圧Vdsは電源電圧に設定され、回路動作時にはドレイン電圧Vdsが電源電圧よりも低くされて電荷蓄積層への意図しない書き込みが抑制される。
また、図4(b)に示すように、トランジスタ26は、回路動作時の高電位側に、トランジスタ26とゲート端子を共有するnMOSトランジスタ36が接続された構成に変形されてもよい。このように、トランジスタ26は、書き込み時には高電位側であったノードが回路動作時には低電位側とされ、回路動作時の高電位側に配置されたnMOSトランジスタ36による電圧降下によって、電荷蓄積層への意図しない書き込みが抑制されてもよい。
ミキサ回路2(図2)は、負荷抵抗24−1,24−2それぞれに直列にトランジスタ28−1,28−2が設けられている。トランジスタ28は、例えば上述したトランジスタ26と同様の構造を有するSONOSトランジスタである。トランジスタ28−1,28−2は、対として配置されている負荷抵抗24−1,24−2の抵抗値のばらつきを解消するために設けられている。例えば、トランジスタ28は、電荷蓄積層65に蓄積された電荷量に応じて閾値電圧Vthが変化するので、オン抵抗が変化することになる。つまり、トランジスタ28−1,28−2の少なくともいずれかのオン抵抗を調整することにより、負荷抵抗24−1,24−2のばらつきによる影響を解消することが可能になる。
また、ミキサ回路2には、pMOSトランジスタ31−1、31−2、33−1、33−2、35−1、35−2、37−1、37−2が設けられている。また、ミキサ回路2には、nMOSトランジスタ32−1、32−2、34−1、34−2が設けられている。
そして、ミキサ回路2には、外部の回路に接続可能にされたノード40、41−1〜49−1、41−2〜49−2と、内部のノードであるノード51−1〜55−1、51−2〜55−2とを有する。例えば、ノード40、41−1〜49−1、41−2〜49−2は、外部からの制御によって電位が電源電圧からグランドまで任意に変更可能にされている。また、ノード40、41−1〜49−1、41−2〜49−2は、書き込み時と回路動作時とでもそれぞれ異なる電位が設定され得る。
pMOSトランジスタ31は、ノード45がゲート端子に接続されており、ノード41に電源電圧などが印加される場合のドレイン端子が、トランジスタ26のゲート端子とノード54において接続されている。
pMOSトランジスタ33は、ノード46がゲート端子に接続されており、ノード42に電源電圧などが印加される場合のドレイン端子が、出力ノード14とノード55において接続されている。
pMOSトランジスタ35は、ノード47がゲート端子に接続されており、ノード43に電源電圧などが印加される場合のドレイン端子が、トランジスタ28のゲート端子と接続されている。
pMOSトランジスタ37は、ノード44がゲート端子に接続されており、ノード40に電源電圧などが印加される場合のドレイン端子が、nMOSトランジスタ22のドレイン端子とノード51において接続されている。
nMOSトランジスタ32は、ノード49がゲート端子に接続されており、トランジスタ26とトランジスタ28との間に位置するノード52にドレイン端子が接続されている。なお、ノード55とノード52とは同電位である。
nMOSトランジスタ34は、ノード48がゲート端子に接続されており、負荷抵抗24の低電位側とトランジスタ28との間に位置するノード53にドレイン端子が接続されている。
次に、トランジスタ26に対する書き込み(電荷蓄積:閾値電圧調整)動作例について説明する。図5は、トランジスタ26に対する書込み時における電流の方向を示す図である。なお、図5に示したミキサ回路2は、図2に示したミキサ回路2と同一であり、簡略化のために差動入力及び差動出力の一方(図5において左側)にのみ符号を付してある。
ノード40に電源電圧(例えば3.3V)が印加され、ノード44が0Vにされると、pMOSトランジスタ37がオンとなってノード51の電位がほぼ電源電圧となる。さらに、ノード49に電源電圧が印加されると、nMOSトランジスタ32がオンとなってノード52の電位がほぼグランド(接地)となる。
この状態で、ノード41に電源電圧が印加され、ノード45が0Vにされると、pMOSトランジスタ31がオンとなってトランジスタ26のゲート端子に電源電圧とほぼ同じ電圧が印加される。このときの電流の方向が太線の矢印で示されている。
このようにトランジスタ26が動作すると、トランジスタ26のドレイン側(ノード51側)ではインパクトイオン化によりホットキャリアが発生し、電荷蓄積層65(図3)に電子がトラップされ、閾値電圧Vthが変化する。このとき、トランジスタ26のゲート端子に印加される電圧は電源電圧以下であればよく、インパクトイオン化を効率よく発生させるよう、適宜変更してもよい。
作業者は、トランジスタ26の閾値電圧Vthを変化させた後に、ミキサ回路2を動作させて2次歪を測定する。そして、作業者は、ミキサ回路2の回路動作時の2次歪が所望の値に低減されるまで、トランジスタ26の閾値電圧Vthを調整する。つまり、トランジスタ26−1,26−2の少なくともいずれかの閾値電圧Vthを調整することにより、トランジスタ26−1,26−2のばらつきによる特性の劣化を低減することができる。なお、閾値電圧Vthの調整は、2次歪を実際に測定して行うことに限られず、閾値電圧Vthを直接測定するなどの他の方法で行われもよい。
上述したように、電荷蓄積層65に蓄積された電荷量に応じて閾値電圧Vthは変化し、電荷量が保たれると閾値電圧Vthの値も保たれる。従って、閾値電圧Vthの調整後にミキサ回路2が動作する場合、ノード51、52、54には、トランジスタ26の電荷蓄積層65への書き込みが起きないように電位が設定される。例えば、トランジスタ26に対し、ソースとなるノードには0V、ドレインとなるノードには0.1V、ゲートとなるノードには0.8Vが設定される。
次に、トランジスタ28に対する書き込み(電荷蓄積:閾値電圧調整)動作例について説明する。図6は、トランジスタ28に対する書込み時における電流の方向を示す図である。なお、図6に示したミキサ回路2は、図2に示したミキサ回路2と同一であり、簡略化のために差動入力及び差動出力の一方(図6において左側)にのみ符号を付してある。
ノード42に電源電圧(例えば3.3V)が印加され、ノード46が0Vにされると、pMOSトランジスタ33がオンとなってノード55、52の電位がほぼ電源電圧となる。さらに、ノード48に電源電圧が印加されると、nMOSトランジスタ34がオンとなってノード53の電位がほぼグランド(接地)となる。
この状態で、ノード43に電源電圧が印加され、ノード47が0Vにされると、pMOSトランジスタ35がオンとなってトランジスタ28のゲート端子に電源電圧とほぼ同じ電圧が印加される。このときの電流の方向が太線の矢印で示されている。
このようにトランジスタ28が動作すると、トランジスタ28のドレイン側(ノード52側)ではインパクトイオン化によりホットキャリアが発生し、電荷蓄積層65(図3)に電子がトラップされ、閾値電圧Vth(即ちオン抵抗)が変化する。このとき、トランジスタ28のゲート端子に印加される電圧は電源電圧以下であればよく、インパクトイオン化を効率よく発生させるよう、適宜変更してもよい。
作業者は、トランジスタ28の閾値電圧Vthを変化させた後に、ミキサ回路2を動作させて2次歪を測定する。そして、作業者は、ミキサ回路2の回路動作時の2次歪が所望の値に低減されるまで、トランジスタ28の閾値電圧Vthを調整する。つまり、トランジスタ28−1,28−2の少なくともいずれかの閾値電圧Vthを調整することにより、負荷抵抗24−1,24−2のばらつきによる特性の劣化を低減することができる。なお、閾値電圧Vthの調整は、2次歪を実際に測定して行うことに限られず、閾値電圧Vthを直接測定するなどの他の方法で行われもよい。
上述したように、電荷蓄積層65に蓄積された電荷量に応じてオン抵抗(閾値電圧Vth)は変化し、電荷量が保たれるとオン抵抗の値も保たれる。従って、オン抵抗の調整後にミキサ回路2が動作する場合、ノード43、47、52、53には、トランジスタ28の電荷蓄積層65への書き込みが起きないように電位が設定される。例えば、トランジスタ28に対し、ソースとなるノードには0V、ドレインとなるノードには0.1V、ゲートとなるノードには0.8Vが設定される。
また、ミキサ回路2は、シングルバランスドミキサを例に説明したが、これに限られることなく、ダブルバランスドミキサなどであってもよい。例えばミキサ回路2をダブルバランスドミキサに変形させた場合、入力ノード12が差動対となるように設けられる。従って、差動対となる2つのnMOSトランジスタ22も、閾値電圧Vthを調整可能なようにそれぞれSONOSに置き換えられてもよい。
次に、SONOSの特性について詳述する。SONOSは、例えばトンネル膜SiO(5nm)、電荷蓄積層SiN(5nm)、ブロック層(SiO 2nm + SiN 2nm + SiO 2nm)及びPoly−Siゲート電極が積層された構成を有する。
図7は、電荷蓄積層が蓄積する電荷量を変化させた後のSONOS(Nチャネル)の動作例を示すグラフである。電荷蓄積層が蓄積する電荷量は、SONOSに書き込みが行われた時間の長さ(電圧印加時間)によって調整されている。書き込みにおいてSONOSに印加されるゲート電圧及びドレイン電圧は3.3Vとする。SONOSは、電圧印加時間が長くなるほど、電荷蓄積層に蓄積する電荷量が多くなる。図7に示した例において、電圧印加時間は、0秒(初期値)〜0.0365秒まで変化させている。ここでのSONOSのゲート長Lは130nmとし、ゲート幅Wは120μmとなっている。また、図7に示した例においては、SONOSのドレイン電圧Vdは、50mVに設定されている。図7に示したグラフは、閾値電圧Vthを弱反転領域と強反転領域の境界として示すため、横軸がゲート電圧Vg(V)、縦軸が対数表示のドレイン電流Id(A)にされている。
図7に示すように、電荷蓄積層に蓄積される電荷量が増加するにつれて、ドレイン電流がゲート電圧に対して指数関数的(図7では直線的)に増加する弱反転領域と、大きなドレイン電流が流れる強反転領域との境界(閾値電圧Vth)は高い電圧となっていく。
図8は、図7に示した結果における閾値電圧Vthの変化量(△Vth)と電圧印加時間(パルス幅)との関係を示すグラフである。例えば、ゲート長が130nm以下となる世代のトランジスタの場合、調整すべき閾値電圧Vthの変化量(△Vth)は典型的には30mV程度である。図8において、30mVに相当するパルス幅は、2e−4秒である。即ち、閾値電圧Vthを30mVだけ補正したい場合は、SONOSに対して3.3Vのゲート電圧及びドレイン電圧を2e−4秒の間印加すればよい。
また、SONOSは、書き込みと消去を繰り返すことによって電荷蓄積層に蓄積する電荷量を調整するように構成されてもよい。図9は、SONOS毎に電位を分離(Isolation)可能にしたSONOSの構成例を示す図である。図9に示すように、SONOSは、トリプルウェル上に形成されてもよい。即ち、P型のSi基板70に形成されたdeep n−well71に対し、図3に示したSONOSが形成されてもよい。また、SONOSは、ソース61及びドレイン62の外側がSTI(Shallow Trench Isolation)72により個別に分離され、基板60に設けられたウェルコンタクト73及びdeep n−well71に設けられたウェルコンタクト74がそれぞれSTI72によって分離されている。
図9に示したように構成された複数のSONOSは、複数の基板(p−well)60の間の基板電位を互いに分離することができるので、SONOS毎にウェルコンタクト73及びウェルコンタクト74を介して基板60に正バイアスを印加することが可能になる。
例えば、SONOSに対して書き込みを実施した後に、その電荷蓄積層に蓄積された電荷(電子)を消去したい場合、SONOSが形成されている基板60に選択的に正バイアスを印加するとともに、そのSONOSのゲート端子に0Vを印加する。つまり、選択されたSONOSに蓄積された電子のみ、基板60へ引き抜くことが可能になる。このように、図9に示したように構成された複数のSONOSは、SONOS毎に選択されて消去動作が可能となる。また、電圧を印加する時間を制御することにより、意図した量の電子を消去することも可能となる。従って、図9に示したSONOSは、書き込み及び消去が繰り返されることにより、所望の閾値電圧Vthをより高精度に設定することが可能となる。また、SONOSのゲートに例えば0V、ドレインに例えば3.3Vを印加することにより、ゲートとドレインのオーバーラップ領域においてバンド間トンネルによって発生したホットホールを電荷蓄積層に注入することで消去をしてもよい。
次に、ミキサ回路2を用いて特性の劣化を低減した通信装置の受信回路について説明する。図10は、ミキサ回路2を用いたダイレクトコンバージョン方式の通信装置の受信回路8の概要を示すブロック図である。図10に示すように受信回路8は、アンテナ80、スイッチ81、ローノイズアンプ(LNA)82、PLL(Phase Locked Loop)83、ミキサ回路2、ベースバンドフィルタ85、ベースバンドアンプ86及びADコンバータ87を有する。
アンテナ80は、搬送波に信号が重畳された電波を受信する。スイッチ81は、図示しない送信回路との切り替えを行う。LNA82は、アンテナ80が受信した信号(RF信号)を増幅し、ミキサ回路2に対して出力する。PLL83は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)84を含み、搬送波と同じ周波数の信号(ローカル信号LO)を位相同期させ、ミキサ回路2に対して出力する。
ミキサ回路2は、PLL83が出力したローカル信号LOと、LNA82が出力したRF信号とを混合し、ベースバンドフィルタ85に対して出力する。なお、図10においては図示していないが、ミキサ回路2は、ローカル信号LOを差動入力ノード10−1,10−2によって差動信号として受け入れ、LNA82が出力したRF信号を入力ノード12によって受け入れて、混合後の差動信号を出力ノード14−1,14−2から出力する。
ベースバンドフィルタ85は、ミキサ回路2から信号を受け入れ、ベースバンド信号を通過させる。ミキサ回路2が出力した差動信号からベースバンド信号を生成する処理は、いずれのブロックで行うようにされてもよい。ベースバンドアンプ86は、ベースバンド信号を増幅させる。ADコンバータ87は、ベースバンド信号をデジタル信号に変換し、図示しないベースバンド処理回路へ出力する。
実施形態のミキサ回路は、トランジスタの閾値電圧を外部から調整可能にされているので、対となるトランジスタのばらつきに起因する特性の劣化を低減することができる。
また、本発明のいくつかの実施形態を複数の組み合わせによって説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 ミキサ回路
10 差動入力ノード
12 入力ノード
14 出力ノード
20,22,32,34,36 nMOSトランジスタ
24 負荷抵抗
26,28 トランジスタ
31,33,35,37 pMOSトランジスタ
40〜49 ノード
51〜55 ノード
60 基板
61 ソース
62 ドレイン
63 ゲート
64 ブロック層
65 電荷蓄積層
66 トンネル膜
70 Si基板
71 deep n−well
72 STI
73,74 ウェルコンタクト

Claims (11)

  1. 電荷蓄積層を具備し、対となって第1周波数の差動信号を受入れる複数の第1トランジスタと、
    第2周波数の信号を受入れる第2トランジスタと、
    前記複数の第1トランジスタの少なくともいずれかが具備する前記電荷蓄積層に対し、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行わない非動作時に電荷を蓄積させ、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行う動作時には前記電荷の消失を抑制して、前記複数の第1トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整する第1ノード群と、
    前記第1周波数の差動信号及び前記第2周波数の信号の混合信号を出力する出力ノードと、
    電荷蓄積層を具備し、前記第1トランジスタそれぞれに対する前記動作時の電源電圧を降下させる複数の第3トランジスタと、
    前記複数の第3トランジスタの少なくともいずれかが具備する電荷蓄積層に対し、前記非動作時に電荷を蓄積させ、前記動作時に前記電荷の消失を抑制して、前記複数の第3トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整する第2ノード群と、
    を有するミキサ回路。
  2. 前記複数の第3トランジスタの少なくともいずれかが具備する電荷蓄積層は、
    絶縁性の層である
    請求項に記載のミキサ回路。
  3. 電荷蓄積層を具備し、対となって第1周波数の差動信号を受入れる複数の第1トランジスタと、
    第2周波数の信号を受入れる第2トランジスタと、
    前記複数の第1トランジスタの少なくともいずれかが具備する前記電荷蓄積層に対し、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行わない非動作時に電荷を蓄積させ、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行う動作時には前記電荷の消失を抑制して、前記複数の第1トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整する第1ノード群と、
    前記第1周波数の差動信号及び前記第2周波数の信号の混合信号を出力する出力ノードと、
    複数の前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとをそれぞれ接続する複数のノードに対し、それぞれ電源電圧以下の電圧を外部から印加する複数の第2電位可変部と、
    を有するミキサ回路。
  4. 前記第2電位可変部は、
    複数の前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとをそれぞれ接続する複数のノードに対し、それぞれドレイン端子が接続された複数のpMOSトランジスタである
    請求項に記載のミキサ回路。
  5. 電荷蓄積層を具備し、対となって第1周波数の差動信号を受入れる複数の第1トランジスタと、
    第2周波数の信号を受入れる第2トランジスタと、
    前記複数の第1トランジスタの少なくともいずれかが具備する前記電荷蓄積層に対し、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行わない非動作時に電荷を蓄積させ、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行う動作時には前記電荷の消失を抑制して、前記複数の第1トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整する第1ノード群と、
    前記第1周波数の差動信号及び前記第2周波数の信号の混合信号を出力する出力ノードと、
    前記出力ノードと接続され、グランドから電源電圧までの電圧を外部から印加する第3電位可変部と、
    を有するミキサ回路。
  6. 前記第3電位可変部は、
    前記出力ノードとドレイン端子が接続されたpMOSトランジスタ、及び前記出力ノードとドレイン端子が接続されたnMOSトランジスタを有する
    請求項に記載のミキサ回路。
  7. 対となって第1周波数の差動信号を受入れる複数の第1トランジスタと、
    第2周波数の信号を受入れる第2トランジスタと、
    電荷蓄積層を具備し、前記第1トランジスタそれぞれに対し、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行う動作時における電源電圧を降下させる複数の第3トランジスタと、
    前記複数の第3トランジスタの少なくともいずれかが具備する前記電荷蓄積層に対し、前記第1周波数の差動信号と前記第2周波数の信号との混合を行わない非動作時に電荷を蓄積させ、前記動作時に前記電荷の消失を抑制して、前記複数の第3トランジスタの少なくともいずれかの閾値電圧を外部から調整するノード群と、
    前記第1周波数の差動信号及び前記第2周波数の信号の混合信号を出力する出力ノードと、
    を有するミキサ回路。
  8. 前記複数の第3トランジスタのそれぞれのゲート端子に対し、電源電圧以下の電圧を外部から印加にする複数の第1電位可変部
    をさらに有する請求項に記載のミキサ回路。
  9. 前記第1電位可変部は、
    前記第3トランジスタのゲート端子に対し、ドレイン端子が接続されたpMOSトランジスタである
    請求項に記載のミキサ回路。
  10. 複数の前記第3トランジスタのそれぞれの前記動作時のドレイン端子に対し、グランドから電源電圧までの電圧を外部から印加する第2電位可変部
    をさらに有する請求項に記載のミキサ回路。
  11. 前記第2電位可変部は、
    前記複数の第3トランジスタのそれぞれの前記動作時のドレイン端子に対し、ドレイン端子が接続された複数のnMOSトランジスタである
    請求項10に記載のミキサ回路。
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