JP5647980B2 - よこ糸の収容要素 - Google Patents

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Description

本発明は、収容要素に関し、より詳しくは、側壁によって限られた、織機のためのよこ糸を収容する空洞を有する収容要素に関する。当該収容要素は、空洞によこ糸を供給するための入口と、空洞からよこ糸を取り出すための、当該入口の反対側に配置された出口とを有し、空洞の横幅が空洞の長さ方向において出口に向かって減少する。本発明は、また、本発明による収容要素を有する、織機によこ糸を供給する装置にも関する。本発明は、また、本発明によるよこ糸を供給する装置を備えた織機にも関する。本発明は、また、本発明による、織機によこ糸を供給する方法にも関する。
エアジェット織機の杼口によこ糸を供給または送るための装置は、たとえばUS4,947,898号またはUS4,821,781号によって公知である。この場合、この装置は、収容要素(アキュムレータまたは供給よこ糸収納もしくは収容ユニットとも呼ばれる)を有し、この要素は、円筒形または管状であり、開口を備えている。US4,947,898号またはUS4,821,781号によれば、収容要素は、よこ糸のための空洞と当該空洞の出口近くに取り付けられたよこ糸のためのクランプ要素とを有し、この出口は、よこ糸を収容するために閉鎖することができ、またよこ糸を解放するために開放することができる。送風装置(ノズルまたはインジェクターとも呼ばれる)が、よこ糸を円筒形収容要素内に吹き送り、このとき当該開口によりよこ糸が管状収容要素内にワインディング(winding)の形で蓄積される。このタイプの装置は、よこ糸が低張力で収容要素内に収容されることを可能にし、したがって、よこ糸は、低張力下で収容要素から取り出すことができ、大きな製織速度が実現でき、あるいは少ない空気消費と低張力でよこ糸を杼口に送ることができる。
この場合、よこ糸がワインディングの形で収容要素内に蓄積されるので、プラグ(plug)(バンドル(bundle)とも呼ばれる)が形成されうる。CH 678 865号明細書に記載されているように、これらはプラグとして収容要素から取り出されうる。これらのプラグが、よこ糸の装入時、おさ打ちの前に、伸ばされず、あるいは解かれなかった場合、製織欠陥が生じうる。
WO 86/07102号明細書には、調節できる高さを有する空洞を備えた収容要素が示されている。この空洞の横幅は、入口から出口へ増大し、よこ糸が収容要素内にワインディングの形で蓄積される。空洞の拡幅により、よこ糸の取り出しに対する抵抗が低下する。しかし、出口のメール(thread eye)は、よこ糸の収容要素からの取り出しに不利である。また、出口に向かって増大する横幅を有する収容要素では、さらにプラグの形成が起こりやすくなる。
US 3,712,526号明細書には、平行側壁を有する偏平空洞を備えた収容要素が記載されている。この空洞は弓形に曲がっており、底壁に穿孔が備えられている。出口開口は出口の位置での空洞横幅よりも小さく、そのため、よこ糸の収容要素からの取り出し時にプラグが形成されうる。US 3,712,526号の場合、空洞は、当該空洞から空気が逃げ出すことができる穿孔底壁を備えている。空洞の出口は、空洞の出口に沿う空気流は妨げるがよこ糸は通過させる閉鎖要素によって、閉鎖することができる。この閉鎖要素は、収容要素の長さ方向に直交して延びている水平配置の溝内に取り付けられている。
GB 2092188号明細書には、出口に向かって狭まっている空洞を備えた収容要素が記載されている。しかし、空洞の高さと幅が割合に大きいので、よこ糸がワインディングの形で蓄積され、プラグも形成される。また、入口と出口の開口は割合に小さい。しかし、出口の開口の小ささのため、よこ糸との摩擦が生じ、この開口における摩耗を防止する備えが必要である。プラグのほか、この摩擦も製織に不利である。
本発明の目的は、収容要素からプラグが出て行くのを防止できる収容要素を提供することである。このプラグは、製織生地に欠陥、たとえば製織生地に織り込まれたよこ糸のループを発生させうる。本発明のもう一つの目的は、本発明の収容要素を備えた、よこ糸を供給する装置および織機を提供することである。
本発明の目的は、
側壁によって限られた、よこ糸を収容するための空洞を有する収容要素であって、
よこ糸が当該収容要素に入口から供給され、当該入口と反対側に配置されている出口において当該収容要素から取り出され、よこ糸が当該空洞の側壁の間に収容される収容要素において、
当該空洞の側壁の間の横幅が、空洞の長さ方向において入口から出口に向かってわずかに減少し、当該空洞が実質的に偏平な形状を有し、当該空洞の側壁の間の横幅が、出口の方向に向かってわずかに減少し、したがって、当該空洞の側壁の間に収容されているよこ糸が、当該空洞内で入口から出口に向かう方向に移動するのが、当該空洞の側壁によって、防止されるようになっていること、
を特徴とする収容要素、
によって達成される。空洞の偏平な形状と、出口に向かって互いにわずかに近づく空洞の側壁とにより、よこ糸は、空洞の側壁の間にいくつかのジグザグループからなるジグザグパターンの形で収容することができ、各ジグザグループは、出口に向かって互いにわずかに近づく側壁によって、空洞内を出口の方向に向かって動くのが防止される。これにより、収容要素の全長にわたって、収容要素の空洞内に収容されているよこ糸の各部分が収容要素内を動くのが、収容要素の空洞の側壁によって防止される。空洞の偏平な形状は、特に、よこ糸が空洞内に供給される一方で、よこ糸を空洞内にジグザグな形にきちんと配置して収容するのに有利である。ここで使用する“偏平”という言葉は、よこ糸がワインディングとなって収容されるのを防止するのに十分なだけ高さが小さいということであり、実際においてこれが意味するのは、たとえばエアジェット織機で使用されるよこ糸の場合、この高さが1.2 mmの程度であり、好ましくは1.4 mmよりも小であるということである。
空洞の側壁は、横幅が出口に向かってわずかに減少するように、空洞の長さ方向に対してわずかに傾斜している。本発明においては、“わずかな傾斜”という言葉は、空洞の側壁の間の角度が、8°以下、好ましくは5°以下、特に3°よりも小の傾斜であると、定義する。
好ましくは、よこ糸のためのクランプ要素を、収容要素の出口の近くに配置する。このクランプ要素は、よこ糸の収容要素内への収容に先立って閉鎖することができ、収容要素からのよこ糸の取り出しのために開放することができる。このクランプ要素は、また、出口の近くで収容要素を閉鎖するのにも使用できる。このクランプ要素を制御する方法および/または収容要素へのよこ糸の収容および収容要素からの取り出しの制御方法は、たとえばUS 4,947,898号明細書に記載されているように実施することができる。
収容要素に、出口に向かって横幅がわずかな減少を示す割合に狭いまたは偏平な空洞を備えることにより、空洞内にジグザグループの形で収容されたよこ糸が、出口に向かってパッケージ(package)の形で進行するのを防ぐことができる。本発明の収容要素が与える利点は、収容要素内に収容されているよこ糸の各部分が収容要素からのこれら各部分の取り出し時にしかるべき位置に保持される、ということである。したがって、よこ糸の収容要素の空洞からの取り出し時に、収容要素を通過、または収容要素から出て行って、よこ糸を杼口に挿入したあとにも製織生地内に依然として存在しうるヤーンパッケージ、プラグ、ノット(knot)またはループの形成が防止される。空洞の横幅はわずかしか減少しないので、空洞から取り出されるよこ糸の部分は収容要素の側壁とほとんど接触せず、したがって側壁においてよこ糸の収容要素からの取り出しを妨害しうる摩擦が生じない。それでも、収容要素の側壁において入口から出口に向かって限られた程度相互の幅が狭まるという事実により、よこ糸がそのまま、ジグザグの形に配置されて、側壁の間に収容されることが可能になる。“ジグザグの形に配置されて、収容される”という言葉は、よこ糸が部分的に重なり合って配置されることなく、収容される、ということを意味する。
側壁のこの狭まる配置により、よこ糸の部分が、ヤーンパッケージまたはプラグの形で、狭まる収容要素に進入することができなくなる。というのは、空洞の側壁の間の距離が出口に向かって連続的に減少し、したがって各ヤーンパッケージがしかるべき位置に保持されるからである。これにより、ヤーンパッケージまたはプラグの形のよこ糸が収容要素の出口に向かって動くことができないようにされる。この断面の狭まりにより、よこ糸が出口から取り出されている間、収容要素内の入口近くに配置されているよこ糸部分がしかるべき位置に保持される。これが特に有利であるのは、よこ糸の取り出し時にも、よこ糸が送風装置によって収容要素に供給される場合である。これが意味するのは、空洞内に収容されているよこ糸がすでに空洞の出口から取り出されている間にも、よこ糸を入口から空洞に供給できる、ということである。収容要素の入口近くに配置されるこの送風装置は、入口から出口に向かう方向によこ糸を強制的に移動させる。これはまた、よこ糸の部分が互いに重なり合うことを防止するためにも有利である。
本発明が与えるもう一つの利点は、低張力で収容要素内に収容されているよこ糸を、低張力または高速で杼口に送ることができる、ということである。エアジェット織機の場合、これにより、特に、製織速度を大きくすることができ、あるいはよこ糸を挿入するのに必要な圧縮空気の消費を少なくすることができる。圧縮空気の消費量は、圧縮空気の圧力を低下させることにより、かつ/または供給圧縮空気の量を減らすことにより、減らすことができる。
一つの好ましい実施形態においては、空洞の側壁の間の横幅は、空洞の入口から出口に向かって連続的に減少する。入口から出口に向かってのこのような減少により、収容要素を簡単な形に具体化することができる。好ましくは、収容要素の空洞の側壁を、入口から出口に錐形に狭まるように具体化することができる。このように錐形に狭まる収容要素は、収容要素への装入時および/または収容要素からの取り出し時に、ヤーンパッケージが進むのを防止する。すなわち、この錐形に狭まる部分により、ジグザグの形に空洞内に収容されているよこ糸のループが、収容要素の側壁によって、しかるべき位置に保持される。代替実施形態の場合、側壁にステップが備えられ、空洞の側壁の間の横幅が不連続または段階的に減少する。側壁にステップを備えることは、収容されているよこ糸、より詳しくはジグザグの形に収容されているよこ糸のループが、空洞内を進みえないようにするために、有利となりうる。
一つの好ましい実施形態においては、空洞の側壁は、上から見たとき、当該空洞が実質的に等脚台形であるように、構成される。これは簡単に実施できる。よこ糸を空洞内にジグザグの形に配置するのを容易にするために、空洞の横幅は、この場合、ジグザグ形の長辺がよこ糸の動きの方向または空洞の長さ方向に実質的に直交配置されるように、出口の近くで相対的に狭くなるように具体化される。出口近くの空洞の横幅は、空洞の入口の横幅よりも狭い。しかし、出口は、よこ糸が空洞から取り出される時に当該よこ糸を妨害しないように、また当該よこ糸と出口との摩擦が防止されるように、十分な大きさとすべきである。出口近くでの横幅が相対的に小さいということは、また、空洞内のジグザグの形のよこ糸の収容の開始を容易にするのに有効であり、一方、入口近くでの相対的に大きな横幅により、収容要素内により多くのよこ糸を収容することができる。これは、たとえば幅広の織機において重要である。
一つの実施形態においては、収容要素の空洞の高さも空洞の長さ方向において出口に向かってわずかに減少する。簡単な一つの実施形態においては、上壁と底壁との間の高さは入口から出口に向かって錐形に減少する。空洞の高さのこの減少により、収容時によこ糸を高い信頼性でジグザグパターンに配置することができ、また、この減少は、ジグザグループの重なりを防ぐのに有効であり、よこ糸のパッケージの前進を防ぐのに有効である。これはまた、ヤーンパッケージまたはプラグが収容要素を通過するのを防ぐのにも有効である。一つの実施形態においては、上壁と底壁との間の高さを調節することができる。この場合、厚さ調節板(thickness plate)または調節ねじを使用することができる。厚さ調節板の使用は、上壁と底壁とを所定の相互距離に取り付けるのに有効である。厚さ調節板は、ビーム状に、その長さ方向に実質的に連続的に厚さ変化するように具体化することができる。
本発明による一つの収容要素においては、出口位置における小さなスペースにより、よこ糸を出口位置における危険なしでジグザグの形に収容することができる、という利点も与えられる。この場合、入口近くの相対的に大きなスペースにより、結果として、相対的に大きな量のよこ糸を収容要素に収容できるという利点が与えられる。しかし、出口近くの寸法は、よこ糸の取り出しを妨害しないような十分な大きさとすべきであり、また一方、入口近くの寸法は、よこ糸をジグザグの形にきちんと配置して収容できるような十分な小ささとすべきである。試験によれば、空洞内にジグザグの形にきちんと配置して収容されているよこ糸は、空洞からの取り出し時に空洞の中央に配置され、また実質的に、収容要素の側壁と出口をこすることがない。
一つの実施形態においては、空洞の側壁は板によって形成され、空洞の高さはこれらの板の厚さによって定められる。一つの実施形態の場合、これらの板は、高さが出口に向かって減少する空洞を形成しうるようにわずかに錐形となっている。空洞の寸法、より詳しくは板の寸法は、織られるよこ糸の性質に応じて選択することができる。
通常の製織生地で使用されるよこ糸の場合、入口における横幅は、7〜10 mm好ましくは8〜9 mmの程度となるように選択することができる。この場合、出口における横幅は、1〜5 mm好ましくは2〜4 mmの程度であるように選択することができる。空洞の長さは、約100 mmとすることができ、空洞の高さは、0.5 mm〜1.5 mm好ましくは0.8〜1.2 mmの程度であるように選択することができる。入口の近くにおいては、この高さは1.5 mmよりも小、たとえば1.2 mmとすることができ、一方、出口の近くにおいては、この高さは0.5 mmよりも大、たとえば0.8 mmとすることができる。これらの好ましい寸法は、エアジェット織機を用いて織られる通常のよこ糸の大部分に適している。空洞の高さ、より詳しくは上壁と底壁との間の高さは、一つの実施形態においては、よこ糸に局所的に存在するノットまたは凝集部(thickening)が本発明による収容要素の空洞を通過できるように、選択される。
一つの実施形態においては、空洞の上壁および/または底壁および/または側壁は通気性があるように具体化される。好ましくは、収容要素は、上壁および底壁、上壁および/または底壁に形成される開口または穿孔を有し、空洞によこ糸をジグザグパターンで収容または装入するのが容易なようにされる。これらの開口または穿孔は、壁表面積のたとえば10〜20 %を占める。この場合、好ましくは上壁、底壁および側壁のいずれにも穿孔が備えられる。一つの実施形態においては、これらの穿孔は0.4〜0.8 mmの直径を有する。これらの穿孔は、よこ糸が穿孔に侵入または進入できないのに、十分な小ささとすべきである。これらの穿孔は、当該穿孔を通って圧縮空気またはごみが除去されうるのに、十分な大きさとすべきである。これらの穿孔は、ごみの除去を妨害しないために滑らかであるように具体化しなければならない。好ましくは、これらの穿孔は、よこ糸の移動方向に、すなわち収容要素の入口から出口に向かう方向に、選択したパターンで配置される。このパターンは、たとえば一定、可変、均一または不均一であるように選択できる。
出口近くの穿孔は、収容要素に収容されている間に、よこ糸を収容要素の出口に導くのに、有効であり、一方、入口近くの穿孔は、収容要素がすでに部分的に満たされているときに、圧縮空気およびごみが脱出するのに、有効である。収容要素の通気性は、特に、収容要素によこ糸を装入するのに、より詳しくはよこ糸を収容要素内にきちんと配置された形で収容するのに、有効である。
一つの実施形態においては、収容要素は側壁に開口を有する。この場合、側壁の開口から収容要素に圧縮空気を吹き込むための備えをすることができる。これにより、収容要素内の空気の流れに影響を与えて、よこ糸が、収容要素内に送り込まれて、ジグザグパターンできちんと配置された形に収容されるようにすることができる。
一つの実施形態においては、収容要素が可動配置の壁、たとえば回転できるように支持された上壁を有する。この場合、この壁は、収容要素の清掃のために開放することができる。そのために、旋回軸が好ましくは空洞の軸線に平行に備えられ、壁がこの旋回軸のまわりに回転できるようにされる。一つの実施形態においては、壁たとえば上壁は、目視検査できるように透明にされる。
前記目的は、また、本発明による収容要素と送風装置とを有する装置によって達成することができる。この送風装置は、よこ糸を収容装置に供給し、よこ糸を収容装置の入口から出口に吹き送るために、収容要素の入口近くに配置される。
一つの実施形態においては、この送風装置は、一つの管からなり、装入管とも呼ばれ、その出口は収容要素の入口近くに配置され、よこ糸を収容要素の方向に、またその内部に吹き送るようになっている。このタイプの装入管は、一つの実施形態においては、エアジェット織機の通常のメインノズルのための管の形を有し、円筒形および円錐形のどちらの形にも具体化することができる。好ましくは、このタイプの装入管は、出口に向かって円錐形に広がるように、たとえばエアジェット織機に使用されるメインノズルの管のように、具体化される。好ましくは、この管は、よこ糸を均一な空気流で収容要素内に吹き送りうるのに十分な長さとする。たとえば、この管は、100〜300 mmの長さ、たとえば200 mmの長さを有することができる。空気の均一な流れは、よこ糸を収容要素内にジグザグの形にきちんと配置するのに有効である。
送風装置からの空気流の力は、よこ糸を必要なだけ速く収容要素に吹き送るのに十分なものとすべきであるが、よこ糸を収容要素内で折り曲げて収容しているときに、よこ糸が互いに吹き重ねられるのを防止するために、強すぎないようにする。さらに、この力は、収容されたよこ糸が収容要素からすでに取りだされてしまったあとによこ糸が出口に吹き送られないように、強すぎないように選択する。出口に向かって互いにわずかに近づく、本発明の収容要素の側壁は、よこ糸の取り出し時によこ糸が互いに吹き重ねられるかまたは収容要素内を吹き送られることなしに、割合に大きな力で吹き送りを実施することを可能にする。好ましくは、送風装置に供給される圧縮空気の圧力、収容装置に供給される圧縮空気の流量、および送風時間は、よこ糸、製織速度、その他の条件に合わせることができる。
一つの実施形態においては、送風装置は、複数の要素を含むこともでき、圧縮空気が収容要素の側壁に沿って吹き込まれるように構成することができる。このタイプの送風装置では、側壁の開口から送風することができる。圧縮空気を側壁に沿って空洞内に吹き込むことにより、ジグザグな形のよこ糸の折り曲げ収容とジグザグな形で収容されているよこ糸の取り出しとが改善できる。
一つの好ましい実施形態においては、送風装置は、移行要素を有し、この要素は、送風装置と収容要素との間に配置される。具体的にいうと、この要素は、装入管の出口を収容要素の入口に接続する。この場合、この移行要素(遷移要素とも呼ばれる)は、装入管の出口および収容要素の入口に接続することができる。本発明による収容要素は、入口近くで偏平な形状を有し、送風装置の装入管の出口または端は、円筒形を有する。この移行要素は、送風装置の端と収容要素の偏平入り口との間の遷移部分となる。装入管と収容要素との間に配置された移行要素は、装入管から収容要素への連続空気流を与えるという利点を有する。したがって、よこ糸を効率的な空気流により収容要素内に送り込むことができる。移行要素は、空気流とよこ糸を送風装置の装入管から収容要素まで誘導する役目を果たす。移行要素は、また、ごみが送風装置と収容要素との間にたまるのを防止するのにも役立つ。
一つの実施形態においては、移行要素の壁は通気性であり、具体的には、開口を有する。これらの開口は、よこ糸の移動方向に、実質的に移行要素の中央に、形成される。好ましくは、移行要素の入口近くと出口近くには、開口は備えられない。送風装置の出口断面と収容装置の入口断面とは、通常その実施形状が異なるので、移行要素の断面は、送風装置の出口と収容装置の入口との間で連続的に変化するようにする。移行要素の開口は、移行要素の断面が、移行要素の入口から出口に向かうよこ糸の移動方向において減少する場合には、圧縮空気の脱出を可能にして、圧力の増大が起こらないようにする。これらの開口は、よこ糸が移行要素内に捕らえられることがないように、十分に小さくなければならない。
一つの実施形態においては、送風装置の出口表面と収容要素の入口表面とは、同じ断面を有し、移行要素は、好ましくは、移行要素の断面がよこ糸の移動方向に一定のままであるように具体化される。この場合、また、移行要素の壁の開口を省くことも可能である。
一つの実施形態においては、装入管に接続される移行要素は、装入管と一体に作られる。一つの実施形態の場合、装入管に接続される移行要素は、収容要素と一体に作られる。一つの実施形態においては、移行要素は独立の要素として作られ、装入管と収容要素との間に取り付けられる。移行要素をある距離にわたって収容要素に貫入するように作ることは排除されない。
一つの実施形態においては、本発明の収容要素と送風装置とを有する当該装置は、収容要素へのよこ糸の供給および/または収容要素からのよこ糸の取り出しを検出するための少なくとも一つのセンサーを有する。センサーは、収容要素に沿って取り付けて、所定の位置でよこ糸の存在を測定することができ、より詳しく言えば、センサーの位置で測定することができる。これらのセンサーからの情報は、メインノズル、リレーノズルおよび本発明による送風装置を制御するために使用することができる。本発明におけるように、収容要素内にジグザグの形に収容されたよこ糸の前進が防止される場合、このタイプのセンサーは信頼できる情報を与え、このタイプのセンサーからの情報を使用する、効率的な制御システムを得ることができる。
本発明のもう一つの目的は、ごみが空洞近くにたまるのが防止される当該空洞を有する収容要素を提供することである。
この目的は、
壁によって限られた、よこ糸を収容するための空洞を有する収容要素であって、
当該空洞によこ糸を供給するための入口と、当該空洞からよこ糸を取り出すための、当該入口の反対側に配置された出口と、当該収容要素の出口近くに配置された、当該空洞の出口を閉鎖するための閉鎖装置とを有する収容要素において、
当該閉鎖装置が、当該空洞の出口を閉鎖するために、当該空洞の壁と相互作用することができ、また、当該壁が、当該空洞の出口の閉鎖時の当該壁に対する当該閉鎖装置の衝撃を減少させるための緩衝接触領域を備えている、
収容要素、
によって達成される。
空洞の壁と相互作用できる可動閉鎖装置を備えることにより、空洞の出口を気密なように閉鎖することができる。閉鎖時に、閉鎖装置は、当該壁に衝撃を与えうる。特に、収容要素が、つながって空洞を限るハウジングを形成するいくつかの壁を有する場合、この種の衝撃は、衝撃が与えられる壁が他の壁から少し持ち上がる、すなわち他の壁から小さな距離だけ離れる、という結果をもたらしうる。この場合、少量の圧縮空気が当該壁の間から脱出しうる。圧縮空気のこの脱出の結果として、当該圧縮空気とともに動くごみが当該壁の間にたまり、そのため衝撃が与えられる壁とその他の壁との距離が時間経過とともに変化しうるということになる。本発明においては、緩衝接触領域が備えられることにより、衝撃の減少が保証され、あるいは衝撃が収容要素内に広がったり、伝わったりしないということが保証される。本発明により、閉鎖装置が衝撃を及ぼす壁が少し持ち上がるのが防止される。これにより、閉鎖装置が作用する壁の近くにごみがたまるのが防止できる。
好ましくは、切れ目が、接触領域を有する壁を貫通するパターンとして形成される。この切れ目は、好ましくはできるだけ狭くして、よこ糸が当該切れ目にはいらないようにする。たとえば、この切れ目は、10分の何ミリかの幅を有することができ、たとえば0.4 mmよりも小、特に約0.1 mmとすることができる。この切れ目がレーザーによって形成される場合、幅は約0.04 mmとすることができる。この幅は当該壁の厚さに応じて選択することができる。前記パターンの形状は、この場合、衝撃による力の十分な減少および/または減衰を起こすのに適当なものとする。この場合、衝撃があると、緩衝接触領域のみが少しだけ持ち上がることができ、壁が持ち上がるのが防がれる。
一つの好ましい実施形態においては、緩衝接触領域を備えた壁は収容要素の上壁によって構成される。この場合、この壁は可動配置壁とすることができる。
一つの実施形態においては、当該閉鎖装置は可動閉鎖要素からなり、当該要素は、たとえば、収容要素の空洞の出口近くのよこ糸をクランプするためのクランプ要素のプランジャーからなる。
一つの実施形態においては、少なくとも空洞の第一の壁たとえば上壁は、空洞内に吹き込まれた空気が脱出できる開口を備えている。好ましくは、この第一の壁に備えられた開口はすべて空洞領域内に形成される。言い換えると、好ましくは、どの開口も部分的または全体的にたとえば空洞の壁の近くの部分によって覆われることがない。一つの実施形態においては、空洞は、空洞の断面が収容要素の長さ方向において空洞の出口に向かって小さくなるように、狭くなっている。空洞が狭くなる場合、開口は、たとえば線たとえば空洞の長さ方向に対して傾斜した線に沿って形成することができる。
よこ糸が収容要素に収容されているとき、かつ/またはよこ糸が収容要素から取り出されているとき、よこ糸を収容要素内で効率的に移動させることができないという危険がある。一つの実施形態においては、空洞の側壁は少なくとも部分的には通気性である。たとえば、側壁に開口を備える。当該開口は、好ましくは、圧縮空気源に接続され、圧縮空気を当該開口から空洞に吹き込むことができる。
本発明のもう一つの目的は、本発明による収容要素の空洞内でのよこ糸のループ形成を改善することである。
この目的は、
よこ糸を収容する壁によって限られた空洞を有する収容要素であって、
当該空洞の第一の壁たとえば上壁が、当該空洞に吹き込まれた空気が脱出できる開口を備えており、当該第一の壁の反対側に配置された第二の壁が通気性であり、より詳しくは当該第二の壁が開口または穿孔を備えており、また、当該第二の壁が当該空洞に圧縮空気を吹き込むために圧縮空気源に接続されている、
収容要素、
によって達成される。
当該開口または穿孔は好ましくはレーザーによって加工される。第一の壁の反対側に配置されている第二の壁から空洞に空気を吹き込むことによって、空洞内での空気流の広がりまたは分布が促進される。これにより、空洞内へのよこ糸の収容、より具体的には、隣接するよこ糸のループの配置が、改善される。当該開口からの空気流は、収容要素の出口に向かう速度成分(component)を有することができる。
圧縮空気が入口および/または通気性壁から収容要素の空洞に吹き込まれると、たとえば、使用するよこ糸の種類によっては、圧縮空気が当該壁の開口に沿って空洞からうまく脱出することができない、ということが起こりうる。空洞内での空気誘導を改善するために、一つの実施形態においては、空洞の長さ方向に、空気を誘導する溝が一つの壁に形成される。この壁は、たとえば、空洞から空気が脱出できる開口を備えた第一の壁の反対側に配置された第二の壁である。好ましくは、この第二の壁は、この場合、少なくとも部分的に通気性であり、より具体的には、第二の壁から空洞に圧縮空気を吹き込むための開口または穿孔を備えている。たとえば、この場合、空気は、溝の位置で第二の壁から空洞に吹き込むことができる。より具体的には、溝に形成された開口または穿孔から吹き込むことができる。溝の位置で空洞に空気を吹き込むことにより、また空洞の長さ方向に溝を加工することにより、空洞内での空気の誘導をさらに改善することができる。これにより、空気が空洞内に滞留することがなく、空洞内でのよこ糸のループの配置が改善される。
当該目的は、また、本発明によるよこ糸を供給する装置を有する織機によって達成される。この織機は、基本的に、本発明の収容要素に収容されたよこ糸を実質的に無張力の状態で供給する
本発明は、また、本発明による装置を使用する方法にも関する。この方法においては、よこ糸が収容要素に供給されている間、およびよこ糸が収容要素から取り出されている間に、よこ糸が収容要素内で移動するのが防止される。本発明においては、よこ糸が収容要素に装入され、また収容要素から取り出され、よこ糸が収容要素内にいくつかのジグザグループを有するジグザグパターンの形で収容され、ジグザグループの寸法が、収容要素の長さ方向において、収容要素の入口に向かって増大し、より具体的には、収容要素の出口から入口に向かって増大し、または収容要素の入口から出口に向かって減少し、ジグザグループが順次に伸ばされて収容要素が取り出される、織機によこ糸を供給する方法が提供される。ループの寸法が出口に向かって減少することにより、ループが収容要素内を移動すること、または収容要素の空洞内で移動することが防止される。その結果、ループは、収容要素を出る前に伸ばされ、製織欠陥の発生が避けられる。この場合、よこ糸は、同時に、収容要素の入口から装入される一方で、出口から取り出されるようにすることができる。
本発明は、基本的に、独立の発明であるが、やはり基本的に独立の発明である前述の他の発明と組み合わせることも組み合わせないこともできる。
本発明のその他の特徴と利点とは、図面に示す実施形態に関する以下の説明から明らかになるであろう。
図1に示す織機は、収容部またはボビン(図示せず)、四つのプレワインダー11、12、13および14、随意の各プレワインダーの近くの模式的に示す糸ブレーキ15、よこ糸を供給および収容する四つの本発明の装置10、杼口28に隣接配置されたメインノズル16、17、18および19、杼口28にはいることができる複数のリレーノズル29からなる。メインノズル16〜19の一つの実施形態と杼口28に対するその配置とは、EP 985 062 B1号明細書にもっと詳しく説明されているので、同明細書の記載事項を参照されたい。メインノズルとリレーノズルは、スレーを前後に動かすために、当該スレー(図示せず)に取り付けることができる。一つの変形においては、糸ブレーキは、プレワインダーと本発明の装置10との間に配置された独立の糸ブレーキである。プレワインダーと糸ブレーキは、好ましくは制御ユニット(図示せず)によって制御される。糸ブレーキ15に加えて、または糸ブレーキ15の代わりに、糸補整器または糸緩衝器も備えることができる。本発明の各装置10とスレーに沿って動き杼口28の近くに配置される当該各装置に付随するメインノズルとの間に、随意に少なくとももう一つの固定配置メインノズルおよび/または一つの糸ブレーキを備えることができる。装置10と杼口28との間に配置されたこのタイプの糸ブレーキは、当該よこ糸の装入の終了時に、装置10から引出されたよこ糸にブレーキをかけるのに使用することができる。
図2〜14に示すように、装置10は、よこ糸のための入口21と出口22を備えた収容要素20を有する。装置10は、また、送風装置23を有し、装置23は、装入管24を有し、当該装入管は、収容要素20の入口近くに配置され、また出口22の方向に送風する。装置10は、移行要素25を有し、当該移行要素は、装入管24と入口21との間に配置され、装入管24の端または出口26を収容要素20の入口21に接続する。割合に長い装入管24を有する送風装置23は、均一な空気流で、よこ糸を収容要素23に吹き込む。送風装置23は、よこ糸を入口21から収容要素20に吹き込み、さらによこ糸を収容要素20の入口21から出口22に吹き送る。移行要素25の入口36は、実質的に、装入管24の出口26に接続し、一方移行要素25の出口37は、実質的に、収容要素20の入口21に接続する。移行要素25は、この実施形態においては、割合に薄い壁を有する管状要素からなる。移行要素25は、圧縮空気が脱出できる開口38をも有する。移行要素25は、装入管24の延長上に配置され、装入管24の出口26に接続する。
図7に模式的に示すように、送風装置23は、送風路31を有するハウジング30とハウジング30の長さ方向内腔内に配置された装入要素32とを有する。送風装置23内では、よこ糸が、EP 985 062 B1号明細書に記載されているものと同様のやり方で、装入要素32内を案内され、装入要素32とハウジング30との間の送風路31から、圧縮空気とよこ糸を装入管24内を案内するために、圧縮空気が装入管24に向かって吹き送られる。装入管24の入口27は、ハウジング30内に配置される。装入管24の長さは、十分に長くして、装入管24の出口26の近くで均一または一定の空気流が得られるようにし、また十分に大きな装入速度を得るのに十分な力が発生しうるようにする。実施においては、装入管24は、100〜300 mm、たとえば200 mmの長さを有する。装入管24は、実質的に円形の断面を有し、好ましくは、装入管24を通る空気流を改善するために、端26に向かって少し広がるように具体化される。装入管24は、たとえば3〜4 mmの直径を有する。装入管24はよこ糸を収容要素20に吹き送るのに有効である。
送風装置23が送風する力は、よこ糸が十分な装入速度で収容要素20に送り込まれるようなものとすべきである。この場合、送風装置23は、織機のためのメインノズルと同様の形に具体化される。本発明の収容要素20を使用しない場合、送風装置23は、織機のための補助メインノズルとして働くことができる。圧縮空気が送風装置23に供給される時間、流量および/または圧力は、よこ糸が必要な時刻に必要な速度で収容要素20に装入されるように、設定し、調節することができる。この時間、流量および/または圧力は、製織時に、織機パラメータに合わせて、自動的に調節することができる。
収容要素20は、側壁41、42で限られた、よこ糸を収容するための空洞40、空洞40によこ糸を供給するための入口21、および入口21の反対側に配置された、空洞40からよこ糸を取り出すための出口22を有する。この場合、よこ糸は空洞40内に収容することができる。図9および10に示すように、空洞40は、実質的に偏平な形状を有する。図5および6に示すように、空洞40の側壁41、42の間の横幅は、空洞40の長さ方向Lにおいて出口22に向かってわずかに減少する。より詳しくは、この横幅は、空洞40の入口21から空洞40の出口22に向かって連続的に減少する。側壁41、42は、板43、44の部分を構成する。この場合、空洞40の高さは板43、44の厚さによって定められる。図11〜14からわかるように、板43、44は、側壁41、42を有する空洞40が出口22に向かって狭まり、また実質的に等脚台形の形を有するように、成形されている。
収容要素20の空洞40の高さは、空洞40の長さ方向Lにおいて、出口22に向かって、わずかに減少することができ、たとえば1.2 mmから0.8 mmに減少することができる。これは、板43、44の厚さが出口22に向かって減少することによって実現される。また、異なるやり方で収容要素20の高さを設定することも可能であり、たとえば調節ねじ、厚さ調節板その他を用いて設定することができる。図2〜5および図11〜17に示す実施形態の場合、空洞40の上壁33は、通気性があるように作られるが、図6〜10に示す実施形態の場合、空洞40の上壁33と底壁34との両方が通気性を有するように作られている。この場合、複数の開口35が、上壁33と底壁34とに形成されている。このようにして、開口35を備えた収容要素20は、通気性を有することになる。開口35は、収容要素20の空洞40に、収容要素20内へのよこ糸の収容が容易になるように、備えられる。
ここに示す実施形態では、収容要素20が、可動構成上壁33を有する場合もある。そうすることにより、収容要素20を、たとえば清掃または検査のために、開放することができる。これは、たとえば、上壁33を折り曲げて開けることができるように構成することにより、可能となる。また、この場合、収容要素を、目視検査ができるように透明に作ることができる。そのために、たとえば、織機側に向いている収容要素20の壁を、透明なように作ることができる。上壁33は、枠51内に配置される。この枠51は、割合に大きな遊びをもって旋回軸39のまわりに回転できるように配置される。この旋回軸39は、収容要素20の長さ方向Lに実質的に平行であるように配置される。遊びは、旋回軸39の位置を変える必要なしで、いろいろな厚さを有する板43、44が使用できるように、備えられる。
よこ糸をクランプするためのクランプ要素45が、収容要素20の出口22の近くに配置されている。収容要素20は、移行要素25とクランプ要素45との間に配置される。この場合、クランプ要素45は、収容要素20の出口22を閉じる作用をも有するように配置され、閉じた状態で、圧縮空気が出口22から脱出するのを防ぐように、すなわち出口22を実質的に気密に閉じるようになっている。クランプ要素45は、図7および8に詳しく示すように、プランジャー46を有する。プランジャー46は、電磁石47によって制御され、また上壁33を支持する枠51に取り付けられたストッパー48に接触することができる。プランジャー46は、ボルト57、58によって装置10の枠50に取り付けられた枠49内に配置される。旋回軸39、送風装置23および底壁34も、この枠50に取り付けられる。要素64内に取り付けられるメール52は、よこ糸を案内するために、クランプ要素45と付随するメインノズルとの間で枠49にも取り付けられる。
板43、44は、ボルト57、58によって枠50に取り付けられる。この場合、板43、44は、位置決めピン59によって、枠50に対して配置され、それぞれ、ボルト57、58によって枠50に取り付けられる。これらのボルトは、付随する板43、44を遊びつきで貫通する。枠51は、図5に示すように、少なくとも一つの磁石60、61を有し、この磁石により、枠51が、枠50に対して、閉じた状態で保持される。この場合、磁力は、送風時に、収容要素20の枠51が開かないようにするのに十分な大きさであるが、枠51を手で開けるのに十分な小ささであるように選択される。もちろん、枠51は、変形実施形態(図示せず)においては、ばね、クランプその他の固定要素によって、閉じた状態に保つことができる。
図7および8に示すように、装置10は、収容要素20へのよこ糸の装入および/または収容要素20からのよこ糸の取り出しを検出するためのセンサー53を有する。この場合、センサー53は、当該センサー53内のよこ糸の存在を検出することのできる光センサーとすることができる。収容要素20内にまっすぐなよこ糸が存在する場合、センサー53はたとえば低信号を生成するが、よこ糸がセンサー53の位置でジグザグな形に収容されている場合、センサー53は高信号を生成する。もちろん、センサー53のほかに、他の同様のセンサー54および55を取り付けて、収容要素20に沿ういろいろな位置でよこ糸を検出できるようにすることができる。これにより、収容要素20内にジグザグの形で収容されたよこ糸の位置を決定することができる。一つの実施形態においては、送風装置23の設定とメインノズル16〜19およびリレーノズル29の設定とは、いずれもセンサーからの信号にもとづいて、実行され、調節される。そのために、送風装置23には、好ましくは、制御ユニット3によって制御される弁システム4を通じて圧縮空気源5からの圧縮空気が送られる。制御ユニット3は、また、クランプ要素45、より詳しくは電磁石47にも接続されている。センサー53、54、55は、制御ユニット3に接続されている。このタイプのセンサーは、WO 2007/057217号明細書に教示されているやり方で、収容要素20から取り出されるよこ糸の量を確認し、リレーノズルを適当に制御するのにも使用することができる。よこ糸がよこ糸の移動方向に進まない収容要素20の利点は、収容要素20に沿って配置されたセンサー53、54、55からの信号が割合に正確であり、収容要素20内で前進するヤーンパッケージによる影響を受けない、ということである。また、このようによこ糸が進まないことにより、よこ糸が互いに吹き重なることなしに、また収容要素20内をパッケージとして吹き送られることなしに、送風装置23からより強力に送風することができる。
図9および10に示すように、収容要素20は偏平な形状を有し、横幅は入口21から出口22に向かって減少する。ここで、“偏平な形状”という言葉は、収容要素20の高さが収容要素20の横幅よりもずっと小さいということを意味する。
本発明による装置10によってよこ糸を供給するための作業のやり方について、以下、図11〜14によって詳しく説明する。この場合、よこ糸1は、収容要素20に装入され、収容要素20から取り出される。図11の位置においては、クランプ要素45は閉じていて、よこ糸1が収容要素20内に供給され、収容要素20内にいくつかのジグザグループ2を有するジグザグパターンで収容される。よこ糸1の供給中、送風装置23が送風し、付随するプレワインダーのピン56(図1)が開放されて、プレワインダーにおいてよこ糸が解放される。ジグザクループ2の寸法、より具体的にはジグザグループの幅は、収容要素20の長さ方向において、収容要素20の入口21に向かって増大する。したがって、装置10に付随するメインノズルが圧縮空気によって付勢される。すると、クランプ要素45が開き、よこ糸が収容要素20から出口22を通じて取り出されると同時に、収容要素20内に入口21からはいって収容される。よこ糸1の取り出し中、ジグザグループ2は順次にまっすぐに伸ばされて収容要素20から取り出される。このとき、送風装置23は、送風し続け、図12に示す状態になる。引き続き、よこ糸1は入口21から収容要素20内によこ糸1の移動方向に供給され、一方よこ糸1は入口21の反対側にある出口22を通じて収容要素20から取り出される。本発明においては、空洞40内で側壁41、42の間にループ2の形で収容されたよこ糸1は、空洞40の側壁41、42により、空洞40内で出口22の向きに移動するのが防がれる。それから、付随するプレワインダーのピン56が閉じられ、したがってよこ糸1がプレワインダーに対して解放され続けるのが防がれて、図13の状態となり、収容要素20への装入が停止される。すると、まだ収容要素20内に存在するよこ糸1は、取り出され続けて、図14に示す状態となる。すると、クランプ要素45がふたたび閉じられる。このとき、付随するメインノズルにはもはや付勢されない。この場合、メインノズルは、早めに付勢停止することもでき、あるいはメインノズルへの付勢は、クランプ要素45が再閉鎖されている間停止することもできる。それから、前記サイクルが繰返される。プレワインダーのピン56、送風装置23、クランプ要素45および付随するメインノズルを作動させる方法も、US 4,947,898号明細書に記載されている。
本発明においては、送風装置23の送風力は、収容要素20への装入が、実質的に、よこ糸が収容要素20からの取出しのために停止する瞬間に終了するように、設定される。この場合、送風装置23が、実質的に連続的に送風し、実質的に連続的によこ糸を収容要素20に供給することを意図している。そのために、センサー53、54および55からの信号を使用することもできる。これらのセンサーは、好ましくは、送風装置23の制御に有効な作用を及ぼすのに適当な位置に、たとえば収容要素の全長にわたって分布するように、取り付けられる。また、プレワインダーからの巻き取り信号も使用することができ、言い換えると、巻き糸(winding)が引き出されるたびに公知のやり方でプレワインダーが生成する信号をも使用することかできる。しかし、収容要素20に供給されるよこ糸の量を、たとえば動きセンサー(motion sensor)を用いて測定することも排除されない。好ましくは、圧縮空気を節約するために、よこ糸をできるだけ小さな圧力で、すなわちできるだけ小さな力で吹き送って、当該よこ糸を収容要素20に送り込むようにすることができる。しかし、それでも、ここで明らかになったところでは、収容要素20内にジグザグループを形成させるために、圧縮空気の圧力は、よこ糸が十分な速度で収容要素内に送り込まれるときでも、よりよくジグザグループが形成されうるのに十分な大きさでなければならない。
本発明は、また、製織に複数のチャンネルを使用する場合、すなわち、複数の本発明の装置10を使用する場合、よこ糸があるパターンで杼口28に供給されるという利点も与える。この場合、よこ糸は、収容要素20に複数の製織サイクル中に装入することができ、一方、単一の製織サイクル中に収容要素20から取り出される。
当然のことながら、もう一つの糸ブレーキがプレワインダーと本発明の装置10との間に配置されている場合、または糸クランプがメインノズルの近くに配置されている場合、当該ブレーキは、適当なやり方で制御され、言い換えると、当該ブレーキがブレーキングまたはクランピングを行うべき瞬間にブレーキをかけてクランプするように、制御される。メインノズルの送風力も調節・設定することができる。
収容要素20の寸法の選択においては、よこ糸の自然曲げ半径(これは、ループ2の形で収容されるときによこ糸がとる半径である)に対する考慮がなされた。ここでわかったところでは、横幅すなわち長さ方向Lに直交する方向の横幅が減少する空洞40は、10 mmよりも小の程度の横幅および1.5 mmよりも小の程度のこの横幅に直交する高さを有することができる。しかし、好ましくは、入口21近くでの横幅9 mm、出口22近くでの横幅4 mm、入口21近くでの高さ1.2 mmおよび出口22近くでの高さ0.8 mmを有する収容要素が使用される。変形実施形態においては、この高さは一定値たとえば1 mmを有する。この場合、上壁33および底壁34の開口35は、均一のパターンで、たとえば図面に示すようなものとして、作ることができる。
可能な変形実施形態においては、収容要素20の空洞40の側壁41、42は、通気性があるように作ることができる。そのために、一つの実施形態においては、穿孔または切抜き穴(cutouts)(図示せず)を板43、44に加工することができる。これらの穿孔または切抜き穴はまた圧縮空気源に接続して、圧縮空気が当該穿孔または切抜き穴から横方向に吹き込むことができるようにすることができる。変形実施形態(図示せず)においては、側壁41および42に粗い構造を与えて、側壁41および42がよこ糸に対してより大きな摩擦抵抗を与えるようにする。
図15の実施形態は、図2の実施形態と同様に具体化した本発明の装置10を示す。この場合、板43、44は、磁石62によって枠50に取り付けられる。さらに、制振材からなる中間要素63が使用され、当該要素は枠51とストッパー48との間に配置される。この場合、移行要素25は、装入管24と一体に作られる。ボルト57、58は、板43、44がボルト57、58の下を滑ることができるように、板43、44の端に備えられたスロットと係合することができ、このとき、ボルト57、58は枠50に一部ねじ込むことができる。この場合、上壁33は穿孔されており、また底壁34は枠50の一つの壁によって構成されている。
図16および17の実施形態は、もう一つの変形実施形態であり、ここでは、旋回軸39のための支持要素65が枠50に取り付けられる。さらに、柔軟固定要素66が、枠50に対して枠51を固定するために備えられている。上壁33は、枠51に取り付けることのできる二つの支持板67によって補強されている。送風装置23は、取り付け要素68によって枠50に取り付けられ、圧縮空気のための接続具69を有している。枠50は、マッフル(muffle)70および支持部品71によって織機の枠に取り付けることができる。複数のボルト72も備えられ、これは、これらの要素を互いに固定するものである。この実施形態においては、他の実施形態の場合と同様に、移行要素25は、ビーム状の外形と内形を有する。この内形は、装入管に接続できる円形の入口にはじまり、よこ糸を収容するための空洞の入口に接続できる偏平な出口37に終わっている。移行要素25の内形は、たとえば放電加工(sparking)によって加工することができる。
たとえばよこ糸の割合に密集したノットまたは密集部分(thickenings)が収容要素を通過できるように、好ましくは穿孔上壁33が図16および17の実施形態においては割合に弾性のある材料で作られ、上壁33が、たとえば割合に密集したノットまたは密集部分を有するよこ糸が収容要素を通過するときに変形できるようにする。一つの変形実施形態においては、上壁33が割合に剛性の穿孔板で作られ、たとえば支持板67が弾性のある材料で作られる。
図18〜21は、一つの変形実施形態を示し、ここでは、調節装置73によって、底壁34を枠50に対して上下に動かすことができる。これにより、空洞40の高さを、底壁34と開口35を備えた上壁33との間で調節することができる。この場合、調節装置73は、中心からずれた部品77を有する回転可能配置の要素74を有し、部品77は底壁34に加工されたスロット75と係合することができる。要素74を回転させることにより、空洞40の高さを図18の位置と図19の位置との間で調節することができる。また、もう一つの固定要素76を、要素74を一定の角度位置に固定するために、備えることができる。
この場合、上壁33は、枠50に取り付けられた支持要素65に取り付けてある旋回軸39のまわりに回転させることができる。上壁33は、固定要素66によって枠50に固定することができる。要素74には、作業者が要素74を枠50の基準点79に対して調節できるようにするための目盛78をつけることができる。
図22は、要素74を、制御されるモーター80によって駆動できる変形実施形態を示す。この場合、モーター80は、随意にフィードバックシステムを有する制御ユニット(図示せず)によって、制御でき、調節できる。そうすることにより、たとえば空洞40の高さを制御ユニットによって設定できる。一つの可能性として、たとえば配置されているセンサーによって、よこ糸の進行方向において、装置10の手前の位置たとえばボビンの位置にノットが検出された場合、モーター80に、底壁34を上壁33から離れるように動かして、空洞40の高さが増大するように、命令することができる。そうすることにより、ノットは簡単に装置10を通過することができ、またノットが存在しない場合には、装置10はできるだけ小さな高さを有するようにされる。
図23は、空洞40が、一緒になってハウジングを形成する上壁33、底壁34および二つの側壁41と42によって限られる変形実施形態を示す。空洞40は、入口21と出口22を有する。収容要素20の壁すなわち上壁33と相互作用できる閉鎖装置6が、出口22の近くに配置されている。この場合、図5の実施形態と同様に、上壁33は、枠50に対して回転できるように構成されている。閉鎖装置6は、出口22の近くで、実質的に気密なように空洞40を閉鎖することができる。上壁33は、緩衝接触領域7を有し、この領域は、閉鎖装置6に接触することができ、また当該接触の発生時に閉鎖装置6が上壁33に及ぼす衝撃を小さくすることができる。そのために、上壁33は、接触領域7の近くに形成されたパターンを持つ切れ目8を有する。この切れ目8は、上壁33を貫通する開口からなる。切れ目8は、可能な限り狭い幅、すなわち、10分の何ミリかの程度の大きさの幅を有する。切れ目8の幅は、よこ糸が切れ目8にはいるのを防止するのに十分な狭さとなるように選択される。切れ目8はレーザービームによって上壁33に加工することができる。この場合、パターンの形状は、接触領域7の位置で、閉鎖装置6が上壁33に及ぼす衝撃による力を小さくすることができるようなものとなっている。この場合、上壁33は、常時、板43および44と接触したままであり、したがってごみが上壁33と板43または44との間にたまるのが防止される。
閉鎖装置6は、可動閉鎖要素9を有する。この場合、可動閉鎖要素9は、たとえばクランプ要素45のための電磁石(図示せず)によって駆動されるクランプ要素45のプランジャー46からなる。この場合、閉鎖要素9は、また、よこ糸を収容要素20の空洞40の出口22近くにクランプするためのクランプ要素としても働く。この実施形態の場合、閉鎖要素9は、上壁33より詳しくは上壁33の接触領域7と直接接触することができる。もちろん、閉鎖要素9は、上壁33に取り付けられた接触領域7、たとえば上壁33に接合または取り付けられた薄い耐摩耗性層に接触させることもできる。
切れ目8を有する上壁33は、空洞40に吹き込まれた空気が脱出できる開口35をも有する。開口35は、空洞の領域に加工され、開口35のどの一つも、空洞40の側壁41、42に隣接配置された板43,44によって部分的または完全に被覆されることがないようになっている。空洞40は、出口22に向かって狭くなるので、開口35は、収容要素20の長さ方向に対して傾斜している線上に加工される。
よこ糸を収容要素20内を移動させることができるように、かつ/またはよこ糸のループの形成が容易になるように、側壁41、42を有する板43、44は、図23に模式的に示すように、少なくとも部分的に通気性とする。そのために、たとえば開口81が板41、42に備えられている。開口81は、圧縮空気源(図示せず)に接続し、設定可能な時間だけ、圧縮空気を開口81から空洞40に吹き込むことができるようにすることができる。開口81からの圧縮空気には、出口22に向かう速度成分が与えられ、圧縮空気が出口22に向かう方向に吹き送られるようになっている。
空洞40内によこ糸のループを形成および/または配置するために、一つの実施形態においては、底壁34も通気性とする。そのために、底壁34は、たとえば、圧縮空気を空洞40に吹き込むために圧縮空気源(図示せず)に接続されたいくつかの開口82を有し、この圧縮空気は、この吹き込みのあと、開口35を備えた対向上壁33を通って空洞40から脱出することができる。開口82からの圧縮空気のジェットは、出口22に向かう方向に圧縮空気を吹き送るために、出口22に向かう速度成分を有する。開口82は、たとえばレーザーで加工され、あるいは錐で穿孔することができる。
図24および25に示す実施形態においては、溝83が空洞40の長さ方向に加工されており、空洞40内での空気の案内および/または空洞40内でのよこ糸のループの配置がさらに改善されるようになっている。空気を案内するための溝83は、空洞40から空気が通過脱出できる上壁33に対向配置された底壁34に配置されている。この場合、底壁34は、底壁34から圧縮空気を空洞40に吹き込むために、開口82をも備えることができる。この場合、開口82は、溝83、より詳しくは溝83の底部に配置される。開口82は、圧縮空気源(図示せず)に接続し、設定可能な時間だけ、圧縮空気を開口82から空洞40に吹き込むことができるようにすることができる。
図26および27に示す実施形態においては、枠50が側壁41および42を備えたカラー84および85を有する。より詳しくは、枠50はU形に作られ、側壁41、42および底壁34は一体に作られている。開口35は、平行線上に配置され、開口35のどの一つもたとえばカラー84と85の一つによって部分的または完全に被覆されることがないようになっている。そのために、開口の列は異なる長さを有している。さらに、枠50は、空気を空洞40に吹き込むために、いくつかの開口82を有している。またこの場合、開口82は、図27に示すように、開口82からの空気のジェットが出口20に向かう速度成分を有するように、配向されている。
図28に示す実施形態は、一つの変形実施形態であり、ここでは、緩衝接触領域7が上壁33に切れ目8を加工することによって形成されており、この切れ目のパターンは、図23〜27の実施形態に示すパターンとは異なっている。図28の実施形態においては、開口35が上壁33に一定の配置の複数の平行列の形で加工されている。
当然のことながら、“上壁”および“底壁”という言葉は、必ずしも、上壁が底壁の上に配置されているということ、かつ/または底壁が上壁の下に配置されているということを意味するものではなく、“上壁”および“底壁”という言葉は、単に、第一の壁および第二の壁を示すことを意図するものである。
当然のことながら、上壁は、必ずしも可動配置する必要はなく、変形実施形態においては、収容要素の別の壁たとえば底壁が可動配置される。当然のことながら、収容要素は入口21から出口22に向かって錐形に狭まっている必要はなく、別の実施形態においては、収容要素は出口に向かって別の形態で狭まっている。
織機を再始動させる前に、ある時間、織機が製織に使用されていない場合には、収容要素内に存在するすべてのよこ糸を取り出して、収容要素内に長期収容されていた結果として損傷を受けたよこ糸による製織欠陥を防止することができる。この取出しは、たとえばEP 421 511 B1号明細書に記載されているような方法または手操作によって行うことができる。
一つの変形実施形態(図示せず)においては、クランプ要素45を、メインノズルの近くに取り付けられた、よこ糸の解放を制御できる糸クランプで置き換えることができる。
実験によれば、単一製織速度で、ある特定タイプのよこ糸の製織を行う場合、公知の織機に、本発明の装置を備えることにより、メインノズルの圧力を、たとえば7 barから6 barに低下させることができ、またリレーノズルの圧力も、たとえば6 barから5 barに低下させることができる。ある特定タイプのよこ糸において、製織が一定の圧力で実施される場合に、製織速度を、たとえば800挿入(insertion)/分から900挿入/分に増大させることができる。
本発明の装置は、特に、収容要素20内に規則的なやり方でよこ糸を収容・保持するために、収容要素20内によこ糸を整然と収容するのに有利であり、よこ糸を収容要素20から簡単に取り出すことを可能にする。開口35が存在する結果、割合に大きな出口22が存在する結果、また入口21から出口22に向かって狭まる形である結果、本発明の装置10は、製織ごみに割合に小さな影響しか受けず、したがって織機に使用するのに特に適している。本発明の装置10は、低張力下で、規則的なやり方でよこ糸を収容することができ、したがってよこ糸を、高速、小さな空気消費で、欠陥なしで杼口に運ぶことができる。
当然のことながら、本発明の装置10の寸法は、使用よこ糸に合うように選択することができる。図面に示す織機においては、四つの本発明の装置が使用されているが、本発明の装置ただ一つを使用することもでき、あるいはその他の数の本発明の装置を使用することもできる。たとえば、製織が複数のチャンネルを用いて実施される場合、本発明の装置は、それらのチャンネルの一部だけで使用することができ、またはすべてのチャンネルで使用することができる。
収容要素の横幅は入口21から出口22に向かって限られた程度にしか減少しないので、収容要素20からのよこ糸の取り出しは妨害されず、収容要素へのよこ糸の折り曲げ収容も妨害されない。また、この減少する横幅は、収容要素20内での空気の流れに対しても有利である。というのは、収容要素20の壁に沿う圧縮空気の脱出にもかかわらず、圧縮空気の十分な貫流が維持できるからである。しかし、この横幅は、よこ糸のパッケージが収容要素内を移動しないようにするのに十分な程度に減少しなければならない。
当然のことながら、本発明の装置は、エアジェット織機での使用に特に適している。もちろん、本発明の装置は、他のタイプの織機たとえばウォータージェット織機、レピア織機、プロジェクタイル(projectile)織機、その他の織機でも使用することができる。
以上に示した代表的実施形態は、単に本発明を説明するためだけのものである。変形は容易に考えることができ、特に送風装置、移行要素、収容要素およびクランプ要素の実施形態に関してそうである。やはり可能なのは、特許請求の保護範囲内に含まれる、ここに示した実施形態の組合せである。
本発明の装置を四つ有する織機の斜視図である。 収容要素を有する本発明の装置の斜視図である。 図2の装置のもう一つの斜視図である。 図3に示す装置の部分の拡大図である。 図4に示す装置を開放状態で示す図である。 本発明の装置の別の実施形態の部分を示す図である。 図6に示す装置の縦断面図である。 図7に示す縦断面の部分の拡大図である。 図7に示されている収容要素の線IX-IXに沿う断面図である。 図7に示されている収容要素の線X-Xに沿う断面図である。 本発明の収容要素への装入中の状態を示す図である。 図11に示す収容要素からの取出しが開始されるが、収容要素には引き続き装入が続けられている状態を示す図である。 図11に示す収容要素への装入は終わりであるが、取り出しは引き続き行われている状態を示す図である。 図11に示す収容要素からの取り出しが終了した状態を示す図である。 本発明のもう一つの装置を分解した状態で示す図である。 本発明のもう一つの装置の斜視図である。 図16に示す装置を分解した状態で示す図である。 本発明の装置の別の実施形態のものの断面図である。 図18に示す装置の別の位置における断面図である。 図18および19に示す装置の第一の位置における側面図である。 別の位置における図20と同様の側面図である。 図18に示すものの変形を示す図である。 図5に示すものの変形を示す図である。 図23に示す変形の一部を示す図である。 図24に示す変形の部分断面図である。 図23に示すものの変形を示す図である。 図26に示す変形の縦断面の部分を示す図である。 図26に示すものの変形を示す図である。
1 よこ糸
2 ジグザグループ
3 制御ユニット
4 弁システム
5 圧縮空気源
6 閉鎖装置
7 緩衝接触領域
8 切れ目
9 可動閉鎖要素
10 本発明の装置
11 プレワインダー
12 プレワインダー
13 プレワインダー
14 プレワインダー
15 糸ブレーキ
16 メインノズル
17 メインノズル
18 メインノズル
19 メインノズル
20 収容要素
21 入口
22 出口
23 送風装置
24 装入管
25 移行要素
26 24の出口
27 24の入口
28 杼口
29 リレーノズル
30 ハウジング
31 送風路
32 装入要素
33 40の上壁
34 40の底壁
35 開口
36 25の入口
37 25の出口
38 開口
39 旋回軸
40 空洞
41 側壁
42 側壁
43 板
44 板
45 クランプ要素
46 プランジャー
47 電磁石
48 ストッパー
49 枠
50 枠
51 枠
52 メール
53 センサー
54 センサー
55 センサー
56 ピン
57 ボルト
58 ボルト
59 位置決めピン
60 磁石
61 磁石
62 磁石
63 中間要素
64 要素
65 支持要素
66 柔軟固定要素
67 支持板
68 取り付け要素
69 接続具
70 マッフル
71 支持部品
72 ボルト
73 調節装置
74 回転可能配置の要素
75 スロット
76 固定要素
77 中心からずれた部品
78 目盛
79 基準点
80 モーター
81 開口
82 開口
83 溝
84 カラー
85 カラー
L 40の長さ方向

Claims (15)

  1. 側壁(41、42)によって限られた、よこ糸(1)を収容するための空洞(40)を有する収容要素であって、
    空洞(40)によこ糸(1)を供給するための入口(21)と、空洞(40)からよこ糸(1)を取り出すための、入口(21)の反対側に配置された出口(22)とを有し、ここで、よこ糸(1)が空洞(40)の側壁(41、42)の間に収容される収容要素において、
    空洞(40)が実質的に偏平な形状を有し、空洞(40)の側壁(41、42)の間の横幅が空洞(40)の長さ方向(L)において出口(22)に向かってわずかに減少し、ここで、側壁(41、42)の間の角度が8度以下であり、したがって、空洞(40)の側壁(41、42)の間に収容されているよこ糸が空洞(40)内で出口(22)に向かう方向に移動するのが、空洞(40)の側壁(41、42)によって、防止されるようになっていること、
    を特徴とする収容要素。
  2. 空洞(40)の側壁(41、42)の間の横幅が、空洞(40)の入口(21)から空洞(40)の出口(22)に向かって錐形に減少することを特徴とする請求項1に記載の収容要素。
  3. 収容要素(20)の空洞(40)の高さが、空洞(40)の長さ方向(L)において出口(22)に向かって減少することを特徴とする請求項1または2に記載の収容要素。
  4. 収容要素(20)の空洞(40)の上壁(33)、底壁(34)または側壁(41、42)のうち少なくとも一つが、通気性を有するように具体化されることを特徴とする請求項1から3の中のいずれか一つに記載の収容要素。
  5. 収容要素(2)が可動に構成された壁(33)を有することを特徴とする請求項1から4の中のいずれか一つに記載の収容要素。
  6. 収容要素(20)が、空洞(40)の出口(22)を閉鎖するために出口(22)の近くに配置された閉鎖装置(6)を有し、当該閉鎖装置(6)が、空洞(40)の出口(22)を閉鎖するために空洞(40)の壁と相互作用することができ、また、当該壁が、空洞(40)の出口(22)の閉鎖時に、当該壁に対する閉鎖装置(6)の衝撃を減少させるために、緩衝接触領域(7)を備えていることを特徴とする請求項1から5の中のいずれか一つに記載の収容要素。
  7. 切れ目(8)が、接触領域(7)を有する当該壁に、あるパターンで形成されることを特徴とする請求項6に記載の収容要素。
  8. 織機によこ糸を供給する装置であって、当該装置(10)が、よこ糸(1)のための入口(21)と出口(22)を有する、請求項1から7の中のいずれか一つに記載の収容要素(20)を有することを特徴とする装置。
  9. 当該装置(10)が送風装置(23)を有し、当該送風装置(23)が、よこ糸(1)を収容要素(20)の出口(22)に向かう方向に収容要素(20)に吹き送るために収容要素(20)の入口(21)の近くに配置されていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 当該送風装置(23)が、よこ糸(1)を均一な空気流で収容要素(20)に吹き送るために収容要素(20)の入口(21)の近くに配置されている装入管(24)を有することを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
  11. 当該装置(10)が移行要素(25)を有し、当該移行要素が、送風装置(23)と収容要素(20)との間に配置され、より詳しくは、装入管(24)の出口(26)を収容要素(20)の入口(21)に接続するようになっていることを特徴とする請求項8から10の中のいずれか一つに記載の装置。
  12. 当該装置が、よこ糸(1)の収容要素(20)への装入および/またはよこ糸(1)の収容要素(20)からの取り出しを検出するための少なくとも一つのセンサー(53、54、55)を有することを特徴とする請求項8から11の中のいずれか一つに記載の装置。
  13. 織機であって、請求項8から12の中のいずれか一つに記載の、よこ糸(1)を供給する装置(10)を有することを特徴とする織機。
  14. よこ糸(1)が請求項1から7の中のいずれか一つに記載の収容要素(20)に装入され、また当該収容要素(20)から取り出される、織機によこ糸を供給する方法であって、
    よこ糸(1)がいくつかのジグザグループ(2)を有するジグザグパターンの形で偏平な当該収容要素(20)内に収容され、ジグザグループ(2)の寸法が当該収容要素(20)の長さ方向(L)において当該収容要素(20)の入口(21)に向かって増大し、また、ジグザグループ(2)が順次に伸ばされて当該収容要素(20)から取り出されること、
    を特徴とする方法。
  15. よこ糸(1)が、当該収容要素(20)の入口(21)から装入される一方、同時に当該収容要素(20)の出口(22)から取り出されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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