JP5647867B2 - 太陽光発電パネルの診断装置、遮音壁、建造物用窓ガラス設備、乗物用窓ガラス設備及び太陽光発電パネルの保守管理システム - Google Patents

太陽光発電パネルの診断装置、遮音壁、建造物用窓ガラス設備、乗物用窓ガラス設備及び太陽光発電パネルの保守管理システム Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電パネルの発電状態を診断する太陽光発電パネルの診断装置、及び太陽光発電パネルの診断装置が用いられる遮音壁、建造物用窓ガラス設備、乗物用窓ガラス設備、太陽光発電パネルの保守管理システムに関する。
高速道路、自動車専用道路、線路等の走行路には、付帯設備として遮音壁が設置されることがある。遮音壁は、走行路の側部に沿って設置され、車両の走行によって発生する騒音が近隣に及ぶことを抑制する。遮音壁は、例えば走行路の側部に沿って所定間隔で設置された支柱の間に複数個の遮音パネルを積み重ねて保持することで構築される。
そして、省エネルギー化による地球環境保護等の観点から、特許文献1で遮音壁に太陽光発電パネルを設ける技術が提案されている。特許文献1には、遮音壁をなす遮音パネルの一部をくり抜き、このくり抜き部分に太陽光発電パネルを嵌め込む構成が開示されている。この太陽光発電パネルは透視性とされ、太陽光発電パネルに太陽電池セルを複数個取り付ける場合には、透視性を損なわない程度の間隔で配置するとされている。
また、透光性を有する太陽光発電パネルとしては、より洗練された構造のものが特許文献2で提案されている。特許文献2には、一対の透明板の間に結線された球状の太陽電池セルを封止した構造の太陽光発電パネルが開示されている。
特開2003−239226号公報 国際公開WO2007/080631号公報
ところで、太陽光発電パネルは、経年劣化や故障等によって発電量が低下し、特に故障の場合には急激に発電量が低下する。そのため、太陽光発電パネルが設置された設備では、太陽光発電パネルの発電状態を定期的に診断する必要がある。この発電状態の診断は、数枚や数十枚程度の太陽光発電パネルであれば一枚一枚に対して人為的に行うことも可能であるが、例えば高速道路の遮音壁を構成する遮音パネルの一つ一つに太陽光発電パネルを設置したような場合には、膨大な数の太陽光発電パネルが設けられるため、一枚一枚の太陽光発電パネルに対して人為的な発電状態の診断を行うことは困難となる。特に、複数個の太陽電池セルを結線する微細な配線が存在する太陽光発電パネルの場合には、遮音壁に加わる振動の影響により、故障による急激な発電量の低下が懸念される。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、太陽光発電パネルの発電状態を自動的に診断して外部の人間に容易に認識させることができる太陽光発電パネルの診断装置を提供することを目的とする。更に、本発明の他の目的は、斯様な太陽光発電パネルを備える遮音壁、建造物用窓ガラス設備、乗物用窓ガラス設備及び太陽光発電パネルの保守管理システムを提供することにある。
本発明の太陽光発電パネルの診断装置は、主回路線で直列接続される複数の太陽光発電パネルの各々に対応して検出回路が設けられると共に、前記複数の太陽光発電パネルの各々に対応して前記太陽光発電パネルの各々若しくはその近傍に異常表示部が設けられ、一の太陽光発電パネルに対応する一の前記検出回路が、前記一の太陽光発電パネルの起電力と隣に直列に接続される他の太陽光発電パネルの起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定するための判定式と、前記判定式が前記一の太陽光発電パネルの起電力が前記他の太陽光発電パネルの起電力に対して設定係数で示される一定割合以上であるか否かを判定するものである場合の前記設定係数、若しくは前記判定式が前記他の太陽光発電パネルの起電力と前記一の太陽光発電パネルの起電力の差が設定値以下であるか否かを判定するものである場合の前記設定値とを記憶する記憶部と、前記判定式と前記設定係数若しくは前記設定値に基づき、前記一の太陽光発電パネルの起電力と前記他の太陽光発電パネルの起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、前記一の太陽光発電パネルの起電力が小さく前記比較値が許容範囲外である場合に、前記判定で前記一の太陽光発電パネルの異常を検出する判定検出部と、前記一の太陽光発電パネルに対応する異常表示部の出力を異常検出に応じて制御する出力制御部と異常検出に応じて前記一の太陽光発電パネルの位置情報を有する異常信号を通信線を介して外部に送信すると共に、前記他の太陽光発電パネルの起電力の値を前記他の太陽光発電パネルに対応する他の前記検出回路から通信線を介して受信し且つ前記一の太陽光発電パネルの起電力の値を前記他の検出回路に通信線を介して送信する信号送受信部とから構成され、前記一の検出回路が、前記主回路線から分岐される分岐線を介して入力される前記一の太陽光発電パネルの起電力と、前記他の検出回路から受信する前記他の太陽光発電パネルの起電力の値により判定を実行し、前記一の太陽光発電パネルの異常を検出した場合に、前記一の太陽光発電パネルに対応する前記異常表示部による表示を実行すると共に、前記一の太陽光発電パネルの位置情報を有する異常信号を外部に送信することを特徴とする。
この構成によれば、隣に接続される2つの太陽光発電パネルの起電力の対比により、太陽光発電パネルの発電状態を自動的に診断することが可能であり、その発電状態の異常を異常表示部の表示で外部の人間に容易に認識させることができる。従って、保守点検員が視覚により、容易に発電量の低下した太陽光発電パネルを認識し、交換することができる。また、太陽光発電パネルの位置情報を有する異常信号を外部に送信することにより、遠隔地など太陽光発電パネルと離れた位置で太陽光発電パネルの発電量の低下を認識することができ、必要に応じて太陽光発電パネルの交換、修理等の作業を行うことができる。また、検出回路を太陽光発電パネルの毎に設けることで、検出回路が故障して太陽光発電パネルの発電量低下を検出できない検出回路の故障リスクを個々の太陽光発電パネルに限定し、故障リスクがより低い装置や設備構成とすることができる。
また、本発明の遮音壁は、本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、前記太陽光発電パネルを有する遮音パネルとを備えることを特徴とする。
この構成によれば、遮音壁に、騒音の広がり抑制と発電の双方の機能を担わせることができ、膨大な長さに亘る遮音壁で大量の太陽光エネルギーを有効利用することができる。
本発明の遮音壁は、前記太陽光発電パネルを透光性とすることを特徴とする。
この構成によれば、例えば自動車の運転者が周囲の景色を見られる、走行路の側部を明るくする等により、走行路を走る車両の運転者等の人間が受ける心理的な緊張や圧迫感を軽減することができる。
また、本発明の建造物用窓ガラス設備は、本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、透光性の前記太陽光発電パネルを有し、建造物の開口部を塞ぐように設けられる窓ガラスとを備えることを特徴とする。
この構成によれば、建造物の窓ガラスに、建造物内への採光、外気や雨の遮断、遮音等に加えて発電という多様な機能を担わせることができると共に、建造物の多数の窓ガラスで大量の太陽光エネルギーを有効利用することができる。
また、本発明の乗物用窓ガラス設備は、本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、透光性の前記太陽光発電パネルを有し、乗物の開口部を塞ぐように設けられる窓ガラスとを備えることを特徴とする。
この構成によれば、乗物の窓ガラスに、乗物内への採光、外気や雨の遮断、遮音等に加えて発電という多様な機能を担わせることができる。また、電車など多数の窓ガラスを有する乗物の場合には、多数の窓ガラスで大量の太陽光エネルギーを有効利用することができる。
また、本発明の太陽光発電パネルの保守管理システムは、本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、所定位置の太陽光発電パネルの異常信号の受信に基づき、保守点検員による前記所定位置の太陽光発電パネルの点検を促す出力を行う制御装置とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、遠隔地など太陽光発電パネルと離れた位置で太陽光発電パネルの発電量の低下を認識することが可能となり、保守点検員が点検するように促し、保守点検員が太陽光発電パネルの交換、修理等の必要な保守管理を確実に行うことができる。
また、本発明の太陽光発電パネルの保守管理システムは、本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、所定位置の太陽光発電パネルの異常信号の受信に応じて、前記異常信号の異常の程度を前記異常信号に含まれる程度情報と設定記憶されている設定程度情報とを対比して判定し、前記異常の程度が設定程度情報を超える場合に、前記所定位置の太陽光発電パネルの異常を示す別の異常信号を送信する子局制御装置と、前記子局制御装置からの前記別の異常信号の受信に応じて、保守点検員による前記所定位置の太陽光発電パネルの点検を促す出力を行う親局制御装置とを備え、前記太陽光発電パネルの診断装置の前記記憶部が、前記判定式が前記一の太陽光発電パネルの起電力が前記他の太陽光発電パネルの起電力に対して設定係数で示される一定割合以上であるか否かを判定するものである場合の前記設定係数として段階的な複数の前記設定係数、若しくは前記判定式が前記他の太陽光発電パネルの起電力と前記一の太陽光発電パネルの起電力の差が設定値以下であるか否かを判定するものである場合の前記設定値として複数の前記設定値を記憶し、前記太陽光発電パネルの診断装置の前記判定検出部が、前記判定式と前記複数の設定係数若しくは前記複数の設定値に基づき、前記一の太陽光発電パネルの起電力と前記他の太陽光発電パネルの起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、前記一の太陽光発電パネルの起電力が小さく前記比較値が所定の設定係数若しくは所定の設定値に対応する許容範囲外である場合に、前記判定で前記一の太陽光発電パネルの異常を検出し、前記太陽光発電パネルの診断装置の前記信号送受信部が、前記所定の設定係数若しくは前記所定の設定値に対応する程度情報を含む前記一の太陽光発電パネルの異常信号を前記子局制御装置に送信することを特徴とする。
この構成によれば、遠隔地など太陽光発電パネルと離れた位置で太陽光発電パネルの発電量の低下を認識することが可能となり、保守点検員が点検するように促し、保守点検員が太陽光発電パネルの交換、修理等の必要な保守管理を確実に行うことができる。また、太陽光発電パネルの交換が必要な場合など重要性の高い異常のみを子局から親局に伝え、効率的に太陽光発電パネルの保守管理を行うことができる。
本発明によれば、太陽光発電パネルの発電状態を自動的に診断して外部の人間に容易に認識させることができる。また、太陽光発電パネルの発電状態を自動的に診断して外部の人間に容易に認識させることができる太陽光発電パネルを備える遮音壁、建造物用窓ガラス設備、乗物用窓ガラス設備或いは太陽光発電パネルの保守管理システムを得ることができる。
太陽光発電パネル及び第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の接続状態を示す図。 第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の処理を示すフローチャート。 太陽光発電パネル及び第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の接続状態を示す図。 第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の構成を示すブロック図。 第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の処理を示すフローチャート。 実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する遮音壁の例を示す正面図。 実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する太陽光発電パネルの保守管理システムの例を示す説明図。 図8の太陽光発電パネルの保守管理システムの処理の一例を示すフローチャート。 図8の太陽光発電パネルの保守管理システムの処理の別例を示すフローチャート。
次に、本発明による実施形態の太陽光発電パネルの診断装置について説明する。
〔第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置〕
第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する太陽光発電パネルによる発電装置は、図1及び図2に示すように、複数の太陽光発電パネル10と、各太陽光発電パネル10を電気的に接続し、各太陽光発電パネル10の起電力を送出する主回路線20と、太陽光発電パネル10の異常を検出する検出回路30と、主回路線20から分岐して検出回路30に電圧を取り込むための分岐線40と、各太陽光発電パネル10に対応する各検出回路30間を接続する通信線50と、検出回路30で太陽光発電パネル10の異常を検出した場合に異常を表示して告知する異常表示部60とを備える。
太陽光発電パネル10には、適宜の太陽光発電パネルを用いることが可能であるが、透光性の太陽光発電パネル10とすると好適である。透光性の太陽光発電パネル10とする場合には、例えば一対の透明板の間に球状等の太陽電池セルを複数個配置すると共に、これらの太陽電池セルを結線して封止する構成等とする。複数の太陽光発電パネル10は、主回路線20を介して直列に接続され、その起電力を主回路線20を介して送出する。主回路線20の両端部は、図示省略する接続箱、パワーコンディショナーに接続され、主回路線20を介して供給される複数の太陽光発電パネル10の起電力は、接続箱、パワーコンディショナー、分電盤(図示省略)を介して、商用電力系統等に提供される。
第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を構成する検出回路30は、図2に示すように、メモリ等で構成される記憶部31と、一の太陽光発電パネル10の起電力と一の太陽光発電パネル10の隣に接続される他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較をして異常を検出する回路部分である判定検出部32と、異常の検出に応じて異常が検出された太陽光発電パネルの異常を告知する告知手段を構成する信号送信部に相当する信号送受信部33及び出力制御部34とを備える。
記憶部31は、一の太陽光発電パネル10の起電力と他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定するための判定式と、その判定式で用いられる設定係数若しくは設定値を記憶する。この判定式は、例えば一の太陽光発電パネル10の起電力をV1、他の太陽光発電パネル10の起電力をV2、設定係数をkとする場合に、k・V2−V1>0とすることが可能である。これは2つの太陽光発電パネル10・10の起電力の一方が他方の起電力のkで示される一定割合(例えば50%の場合には0.5)未満となった場合に、起電力の低い方の太陽光発電パネル10を、即ち検出回路30が対応する太陽光発電パネル10を発電量低下による異常として検出するための判定式及び設定係数である。
また、別の判定式として、例えば一の太陽光発電パネル10の起電力をV1、他の太陽光発電パネル10の起電力をV2、設定値をmとする場合に、V2−V1>mとすることが可能である。これは2つの太陽光発電パネル10・10の起電力の差がmで示される閾値を超える場合に、起電力の低い方の太陽光発電パネル10を、即ち検出回路30が対応する太陽光発電パネル10を発電量低下による異常として検出するための判定式及び設定値である。尚、後述の保守管理システムにように、段階的な複数の設定係数若しくは段階的な複数の設定値を記憶し、これらを用いて後述の判定式で段階的な判定を行ってもよく、例えば設定係数kをk1:70%、k2:50%等として設定することが可能である。
判定検出部32は、記憶部31に記憶されている判定式と設定係数若しくは設定値を用いて、入力される一の太陽光発電パネル10の起電力と他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、比較値が許容範囲外である場合に、判定で起電力の小さい方の太陽光発電パネル10、即ちその検出回路30自身が対応する太陽光発電パネル10の異常を検出する。この許容範囲は、例えば上記例の設定係数kの判定式の場合には比較値k・V2−V1≦0であり、設定値mの判定式の場合には比較値V2−V1≦mであり、これらの比較値が許容範囲外の場合に太陽光発電パネル10の異常を検出する。
告知手段を構成する信号送信部に相当する信号送受信部33は、太陽光発電パネル10の異常の検出に応じて、その太陽光発電パネル10の異常信号を通信線50を介して後述する子局制御装置など外部に送信すると共に、後述する通信線50を介して他の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30から他の太陽光発電パネル10の起電力の値を受信して判定検出部32に出力し、更に、通信線50を介して他の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30に、対応する一の太陽光発電パネル10の起電力の値を判定検出部30から取得して送信する。また、告知手段を構成する出力制御部34は、太陽光発電パネル10の異常の検出に応じて、その太陽光発電パネル10の異常を表示する異常表示部60の出力を制御する。
尚、検出回路30の駆動電力や異常表示部60の駆動電力は、外部からの電力供給により行うことも可能であるが、太陽光発電パネル10による発電装置の起電力の一部を供給して駆動すると、起電力の有効利用を促進することができて好適である。
分岐線40は、太陽光発電パネル10のプラス側とマイナス側に接続される主回路線20の双方にそれぞれ接続されており、この分岐線40・40を介して太陽光発電パネル10の起電力が対応する検出回路30に分岐して入力される。また、検出回路30・30間を接続する通信線50は、一の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30に、他の太陽光発電パネル10の起電力を他の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30からデータ通信により取り込む接続線であり、一の太陽光発電パネル10と他の太陽光発電パネル10にそれぞれ対応する検出回路30・30は、相互に対応しない太陽光発電パネル10の起電力の値を通信線50を介して取得可能になっている。更に、通信線50は太陽光発電パネル10の異常信号を送信する機能を担う。
異常表示部60は、告知手段として太陽光発電パネル10の各々に若しくはその近傍に設けられる表示部により構成される。本実施形態の異常表示部60はLED灯としており、LED灯とすることにより、低コストで、且つ、長寿命でメンテナンス性が高い表示部を構成することができると共に、保守点検員の視認性を向上することができる。このLED灯の異常表示部60は、太陽光発電パネル10の異常が検出された場合には、出力制御部34の制御により所定パターンで点滅或いは点灯等して異常を表示するようになっている。
尚、告知手段として、太陽光発電パネル10の各々若しくはその近傍にスピーカーを設け、検出回路30に設けられる出力制御部により、太陽光発電パネル10の異常の検出に応じて、所定パターンの音を出力して異常を示すようにしてもよい。また、本発明における、異常の検出に応じて太陽光発電パネル10の異常を告知する告知手段は、前述の信号送受信部33で構成される信号送信部、異常表示部60等の表示部の出力を制御する出力制御部34、或いはスピーカーの出力を制御する出力制御部の各々、又はこれらの適宜の組み合わせで構成することが可能である。
告知手段として、表示部若しくはスピーカーを設ける場合には、保守点検員が視覚若しくは聴覚により、発電量が低下している太陽光発電パネル10を容易に認識し、交換或いは修理を行うことができる。また、告知手段として信号送信部を設ける場合には、遠隔地等で太陽光発電パネル10の異常を認識することができ、必要に応じて太陽光発電パネル10の交換或いは修理等の作業を行うことができる。
第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の処理では、図3に示すように、一の太陽光発電パネル10から対応する検出回路30に起電力が入力される(S101)。そして、検出回路30の判定検出部32は、入力された起電力の値を信号送受信部33に出力し、信号送受信部33はこの起電力の値をデータとして通信線50を介して、他の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30に送信する(S102)。
また、一の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30の信号送受信部33では、他の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30から送信される他の太陽光発電パネル10の起電力の値を通信線50を介して受信し、その起電力の値を判定検出部30が取り込む(S103)。
次いで、一の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30の判定検出部32は、記憶部31に記憶されている判定式と設定係数若しくは設定値を用いて、一の太陽光発電パネル10の起電力の値と他の太陽光発電パネル10の起電力の値との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し(S104)、比較値が許容範囲外である場合に、判定で起電力の小さい方の太陽光発電パネル10、即ちその検出回路30自身が対応する太陽光発電パネル10の異常を検出する(S105)。
尚、他の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30への一の太陽光発電パネル10の起電力の値の送信、他の太陽光発電パネル10の起電力の値の取り込み、その値と一の太陽光発電パネル10の起電力の値との比較判定は、主回路線20による接続線路の両端に位置して配置される場合など、他の太陽光発電パネル10が1つだけである場合には、その1つの太陽光発電パネル10に対して行い、又、一の太陽光発電パネル10の両側にそれぞれ太陽光発電パネル10が接続され、他の太陽光発電パネル10が2つである場合には、その2つの太陽光発電パネル10に対して行い、何れか一方の他の太陽光発電パネル10に対して一の太陽光発電パネル10の比較値が許容範囲外である場合には異常として検出する。
そして、異常検出に応じて、一の太陽光発電パネル10に対応する検出回路30の出力制御部34は、異常表示部60の出力を制御して異常表示部60であるLED灯を点灯或いは点滅等して現場で異常の太陽光発電パネル10を認識し易くすると共に、その信号送受信部33が、発電量低下の異常が検出された太陽光発電パネル10の識別番号等の位置情報を有する異常信号を生成して後述する子局制御装置310など外部に送信する(S106)。
上記第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置によれば、2つの太陽光発電パネル10・10の起電力の対比により、太陽光発電パネルの発電状態を自動的に診断することが可能であり、その発電状態を告知手段で外部の人間に容易に認識させることができる。また、信号送受信部33で異常信号を外部に送信することにより、遠隔地など太陽光発電パネル10と離れた位置で太陽光発電パネル10の発電量の低下を認識することができ、必要に応じて太陽光発電パネル10の交換、修理等の作業を行うことができる。また、記憶部31と判定検出部32等から構成される検出回路30を太陽光発電パネル10の各々に対応して設けることにより、検出回路30が故障して太陽光発電パネル10の発電量低下を検出できない検出回路30の故障リスクを個々の太陽光発電パネル10に限定し、故障リスクがより低い装置や設備構成とすることができる。
〔第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置〕
第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置は、図4及び図5に示すように、複数の太陽光発電パネル10と、各太陽光発電パネル10を電気的に接続し、各太陽光発電パネル10の起電力を送出する主回路線20と、太陽光発電パネル10の異常を検出する検出回路30と、主回路線20から分岐して検出回路30に電圧を取り込むための分岐線40と、各検出回路30間を接続して異常信号を外部に送信するための通信線50と、検出回路30で太陽光発電パネル10の異常を検出した場合に異常を表示して告知する異常表示部60とを備える。太陽光発電パネル10、主回路線20の構成は第1実施形態と同一である。
第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を構成する検出回路30は、図5に示すように、メモリ等で構成される記憶部31と、一の太陽光発電パネル10の起電力と一の太陽光発電パネル10の隣に接続される他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較をして異常を検出する回路部分である判定検出部32と、異常の検出に応じて異常が検出された太陽光発電パネルの異常を告知する告知手段を構成する信号送信部35及び出力制御部34とを備える。
記憶部31は、一の太陽光発電パネル10の起電力と他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定するための判定式と、その判定式で用いられる設定係数若しくは設定値を記憶する。この判定式は、例えば3つの太陽光発電パネル10の起電力を主回路線20の上流側からVa、Vb、Vc、設定係数をkとする場合に、k・(Vb−Va)−(Vc−Vb)>0とk・(Vc−Vb)−(Vb−Va)>0の2つとすることが可能である。これは2つの太陽光発電パネル10・10の起電力の一方が他方の起電力のkで示される一定割合(例えば50%の場合には0.5)未満となった場合に、起電力の低い方の太陽光発電パネル10を発電量低下による異常として検出するための判定式及び設定係数である。
また、別の判定式として、例えば3つの太陽光発電パネル10の起電力を主回路線20の上流側からVa、Vb、Vc、設定値をmとする場合に、(Vb−Va)−(Vc−Vb)>mと(Vc−Vb)−(Vb−Va)>mの2つとすることが可能である。これは2つの太陽光発電パネル10・10の起電力の差がmで示される閾値を超える場合に、起電力の低い方の太陽光発電パネル10を発電量低下による異常として検出するための判定式及び設定値である。尚、後述の保守管理システムにように、段階的な複数の設定係数若しくは段階的な複数の設定値を記憶し、これらを用いて段階的な判定を行ってもよく、例えば設定係数kをk1:70%、k2:50%等として設定することが可能である。
判定検出部32は、記憶部31に記憶されている判定式と設定係数若しくは設定値を用いて、入力される一の太陽光発電パネル10の起電力と他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、比較値が許容範囲外である場合に、判定で起電力の小さい方の太陽光発電パネル10の異常を検出する。この許容範囲は、例えば上記例の設定係数kの判定式の場合には比較値k・(Vb−Va)−(Vc−Vb)≦0とk・(Vc−Vb)−(Vb−Va)≦0であり、設定値mの判定式の場合には(Vb−Va)−(Vc−Vb)≦mと(Vc−Vb)−(Vb−Va)≦mであり、これらの比較値が許容範囲外の場合に太陽光発電パネル10の異常を検出する。
告知手段を構成する信号送信部35は、太陽光発電パネル10の異常の検出に応じて、異常を検出した太陽光発電パネル10の異常信号を通信線50を介して後述する子局制御装置など外部に送信する。また、告知手段を構成する出力制御部34は、太陽光発電パネル10の異常の検出に応じて、異常を検出した太陽光発電パネル10の異常表示部60の出力を制御して異常を表示する。異常表示部60は、1つの検出回路30に対して2つ接続され、1つの異常表示部60は2つの検出回路30の出力制御部34で出力制御可能になっており、各異常表示部60は対応する太陽光発電パネル10の異常を表示するようになっている。
尚、検出回路30の駆動電力や異常表示部60の駆動電力は、第1実施形態と同様に、外部からの電力供給、又は、太陽光発電パネル10による発電装置の起電力の一部を供給して行うことが可能である。また、異常表示部60はLED灯とする構成、告知手段としてスピーカーを設ける構成、告知手段の適宜の組み合わせ等は第1実施形態と同様である。
分岐線40は、2つの太陽光発電パネル10を接続する主回路線20から分岐して設けられ、主回路線20による線路の上流側から下流側に順に並ぶ3つの検出回路30にそれぞれ接続されており、これらの3つの検出回路30には、その主回路線20の分岐部分における電圧がそれぞれ入力される。即ち、各検出回路30には、主回路線20による線路の上流側から下流側に順に並ぶ、2つの太陽光発電パネル10を接続する3つの主回路線20が接続され、これらの3つの主回路線20の分岐部分における電圧が入力されるようになっている。
第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置の処理では、図6に示すように、主回路線20による線路の上流側から下流側に順に並ぶ、2つの太陽光発電パネル10を接続する3つの主回路線20から、検出回路30に各分岐部分の電圧が入力される(S201)。例えば図示の中央の検出回路30の場合には、Vb、Vc、Vdの3つの電圧が入力される。
そして、検出回路30の判定検出部32は、記憶部31に記憶されている判定式と設定係数若しくは設定値を用いて、一の太陽光発電パネル10の起電力の値と他の太陽光発電パネル10の起電力の値との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、比較値が許容範囲外である場合に、判定で起電力の小さい方の太陽光発電パネル10の異常を検出する。
即ち、判定検出部32は、主回路線20による線路の上流側の太陽光発電パネル10の起電力(例えばVc−Vb)とこの隣に接続されている下流側の太陽光発電パネル10の起電力(例えばVd−Vc)の値を取得し(S202)、上流側の太陽光発電パネル10の起電力が比較値により許容範囲であるか否かを判定し(S203)、許容範囲外である場合には上流側の太陽光発電パネル10の異常を検出する(S204)。その異常検出に応じて、出力制御部34は、異常を検出した太陽光発電パネル10に対応する異常表示部60の出力を制御して異常表示部60であるLED灯を点灯或いは点滅等して現場で異常の太陽光発電パネル10を認識し易くすると共に、その信号送信部35が、発電量低下の異常が検出された太陽光発電パネル10の識別番号等の位置情報を有する異常信号を生成して後述する子局制御装置310など外部に送信する(S205)。
また、判定検出部32は、下流側の太陽光発電パネル10の起電力が比較値により許容範囲であるか否かを判定し(S206)、許容範囲外である場合には下流側の太陽光発電パネル10の異常を検出する(S207)。その異常を検出した場合には、出力制御部34による異常表示部60の出力制御、異常表示を行うと共に、信号送信部35による異常信号の生成、送信を行う(S205)。
これらの判定、異常検出処理は、主回路線20による線路の両端に位置して配置される太陽光発電パネル10に対しては、1つの検出回路30で処理されるが、その間で両側に別の太陽光発電パネル10・10がそれぞれ接続される中間の太陽光発電パネル10の場合には、線路の上流側と下流側に配置される2つの検出回路30で処理が行われ、両側の太陽光発電パネル10・10の起電力に対して比較判定処理が行われる。
上記第2実施形態の太陽光発電パネルの診断装置によれば、2つの太陽光発電パネル10・10の起電力の対比により、太陽光発電パネルの発電状態を自動的に診断することが可能であり、その発電状態を告知手段で外部の人間に容易に認識させることができる。また、信号送信部35で異常信号を外部に送信することにより、遠隔地など太陽光発電パネル10と離れた位置で太陽光発電パネル10の発電量の低下を認識することができ、必要に応じて太陽光発電パネル10の交換、修理等の作業を行うことができる。また、分離した複数の検出回路30を設けることにより、検出回路30が故障して太陽光発電パネル10の発電量低下を検出できない検出回路30の故障リスクを個々の太陽光発電パネル10に限定し、故障リスクがより低い装置や設備構成とすることができる。
〔実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する遮音壁の例〕
第1実施形態、第2実施形態及びその変形例の太陽光発電パネルの診断装置は、遮音壁に適用することが可能である。例えば図7の遮音壁70は、車両が走行する走行路に沿って所定間隔で設置される複数本の支柱71の間に、複数個の遮音パネル72を積み重ねて保持することで構築されている。遮音パネル72は、透光性を有する太陽光発電パネル10をその枠体内等に一体的に備え、1つの遮音パネル72に対して1つの太陽光発電パネル10が設けられている。遮音パネル72には、異常表示部60であるLED灯が設置されており、遮音パネル72に設置されている太陽光発電パネル10の異常を表示可能になっている。
遮音壁70には、所々に二本の支柱71・71の間に保持される機器設置壁73が設けられ、機器設置壁73にパワーコンディショナー74や接続箱等が内蔵される。1つのパワーコンディショナー74は、複数個の太陽光発電パネル10に対応し、これらの複数の太陽光発電パネル10から直接電力を取り込むようになっている。
この遮音壁70は、騒音の広がり抑制と発電の双方の機能を担うことができ、膨大な長さに亘る遮音壁70で大量の太陽光エネルギーを有効利用することができる。また、遮音パネル72に設けられる太陽光発電パネル10を透光性とすることにより、例えば自動車の運転者が周囲の景色を見られる、走行路の側部を明るくする等により、走行路を走る車両の運転者等の人間が受ける心理的な緊張や圧迫感を軽減することができる。
〔実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する太陽光発電パネルの保守管理システムの例〕
次に、実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する太陽光発電パネルの保守管理システムの例について説明する。
本例の太陽光発電パネルの保守管理システムでは、図8に示すように、例えば第1実施形態の太陽光発電パネルの診断装置を有する発電装置の複数の太陽光発電パネル10が遮音壁70等に設置され、各太陽光発電パネル10及びその検出回路30が主回路線20と通信線50を介して接続される。複数の太陽光発電パネル10の起電力は、各太陽光発電パネル10を直列に接続する主回路線20を介してパワーコンディショナー74等に導かれる。また、検出回路30は通信線50を介して接続されると共に、その通信路の一端部に位置する検出回路30は専用回線L1を介して、太陽光発電パネル10と離れた外部の子局300の子局制御装置310に接続されている。本実施形態における子局300は、太陽光発電パネル10の作動状況の管理、換気、非常設備の制御等が行われる電気室である。また、子局制御装置310は、CPU等の制御処理部と、記憶部と、ディスプレイ等の表示部と、ボタン等の入力部とを備える構成である。
更に、子局制御装置310は、専用回線L2を介して遠隔地に位置する外部の親局400の親局制御装置410に接続されている。本実施形態における親局400は、複数の子局300(電気室)から送られるデータを集中的に監視して制御すると共に、監視員が常駐する施設中央局である。また、親局制御装置410は、CPU等の制御処理部と、記憶部と、ディスプレイ等の表示部と、ボタン等の入力部とを備える構成である。500は保守点検員の常駐する管理事務所である。
上記保守管理システムにおいて所定位置の太陽光発電パネル10aで異常を検出した場合、図9に示すように、太陽光発電パネルの診断装置において、この太陽光発電パネル10aに対応する検出回路30aの出力制御部34は、異常表示部60aの出力を制御して異常表示部60aであるLED灯を点灯或いは点滅等して現場で異常の太陽光発電パネル10aを認識し易くすると共に、その信号送受信部33が、発電量低下の異常が検出された太陽光発電パネル10aの識別番号等の位置情報を有する異常信号ES1を生成して後述する子局制御装置310に送信する(S301)。
子局制御装置310は、異常信号ES1の受信に応じて、異常の太陽光発電パネル10aの位置情報を有する異常信号ES2を生成して親局制御装置410に送信する(S302)。親局制御装置410は、子局制御装置310からの異常信号ES2の受信に応じて、異常の太陽光発電パネル10aの位置情報で特定される太陽光発電パネル10の点検を促す出力を表示部等で行う(S303)。その出力を認識した親局400の監視員は、図示一点鎖線矢印の如く管理事務所500の保守点検員に連絡を取り(S304)、図示太線矢印の如く保守点検員が子局300、太陽光発電パネル10aに向かって点検、保守を行う(S305)。
本例の太陽光発電パネルの保守管理システムでは、遠隔地など太陽光発電パネル10aと離れた位置で太陽光発電パネル10aの発電量の低下を認識することが可能となり、保守点検員が点検するように促し、保守点検員が太陽光発電パネル10aの交換、修理等の必要な保守管理を確実に行うことができる。
また、図8の構成における太陽光発電パネルの保守管理システムの別例の処理として、太陽光発電パネルの診断装置を、検出回路30の記憶部31に判定式で用いられる段階的な複数の設定係数若しくは複数の設定値を記憶し、その判定検出部32が、判定式と複数の設定係数若しくは複数の設定値を用いて、一の太陽光発電パネル10の起電力と他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、その比較値が所定の設定係数若しくは所定の設定値に対応する許容範囲外である場合に、その判定で起電力の小さい方の太陽光発電パネル10の異常を検出し、信号送信部である信号送受信部33等が、その所定の設定係数若しくは所定の設定値に対応する程度情報を含む異常信号ES1を子局制御装置310に送信する構成とし、更には、更には、出力制御部34が、最低の起電力に対応する設定係数若しくは設定値による許容範囲外の場合にだけ異常表示部60の表示制御を行う構成として処理してもよい。
この場合には、図10に示すように、検出回路30において、一の太陽光発電パネル10aの起電力と他の太陽光発電パネル10の起電力との相対的な比較値が第1の許容範囲(起電力の低下がより大きく異常の程度がより高い場合に対応する許容範囲)であるか否かを判定し(S401)、その比較値が第1の許容範囲外である場合に、第1の許容範囲外に対応する太陽光発電パネル10aの異常を検出する(S402)。更に、出力制御部34が、異常表示部60の出力を制御して異常表示部60であるLED灯を点滅等して現場で異常の太陽光発電パネル10aを認識し易くすると共に、信号送信部である信号送受信部33等が、異常の太陽光発電パネル10aの識別番号等の位置情報と、例えば異常の程度が高いランク2など第1の許容範囲に対応する異常の程度情報等を有する異常信号ES1を生成して子局制御装置310に送信する(S403)。
子局制御装置310は、所定位置の太陽光発電パネル10aの異常信号ES1の受信に応じて、異常信号の異常の程度を異常信号ES1に含まれる程度情報と、例えば異常の程度がランク2より低いランク1など設定記憶されている設定程度情報とを対比して判定し(S404)、異常の程度が設定程度情報を超える場合に、受信した異常信号ES1に基づき、異常の太陽光発電パネル10aの位置情報を有する異常信号ES2を生成して親局制御装置410に送信する(S405)。
親局制御装置410は、子局制御装置310からの異常信号ES2の受信に応じて、異常の太陽光発電パネル10aの位置情報で特定される太陽光発電パネル10aの点検を促す出力を表示部等で行う(S406)。その出力を認識した親局400の監視員は、図示一点鎖線矢印の如く管理事務所500の保守点検員に連絡を取り(S407)、図示太線矢印の如く保守点検員が子局300、異常の太陽光発電パネル10aに向かって点検、保守を行う(S408)。
他方において、太陽光発電パネルの診断装置の検出回路30における、比較値と第1の許容範囲との対比の結果(S401)、許容範囲内であった場合には、その比較値を第2の許容範囲(第1の許容範囲より、起電力の低下がより小さく異常の程度がより低い場合に対応する許容範囲)であるか否かを判定し(S409)、その比較値が第2の許容範囲外である場合に、第2の許容範囲外に対応する太陽光発電パネル10aの異常を検出する(S410)。更に、必要に応じて出力制御部34が、異常表示部60の出力を制御して異常表示部60であるLED灯を別のパターンで点滅等して現場で異常の太陽光発電パネル10aを認識し易くすると共に、信号送信部である信号送受信部33等が、異常の太陽光発電パネル10aの位置情報と、例えば異常の程度が低いランク1など第2の許容範囲に対応する異常の程度情報等を有する異常信号ES1を生成して子局制御装置310に送信する(S403)。
子局制御装置310は、所定位置の太陽光発電パネル10aの異常信号ES1の受信に応じて、異常信号ES1の異常の程度を異常信号ES1に含まれる程度情報と設定記憶されている設定程度情報とを対比して判定し(S404)、異常の程度が設定程度情報以下である場合に、その記憶部に、異常の太陽光発電パネル10aの位置情報と、その異常の程度情報とを表示可能に記憶する(S411)。即ち、異常の程度が低い場合には、子局制御装置310から親局制御装置410への異常信号ES2の送信と、これに対応する親局400からの指令に基づく保守点検員による点検、保守は行わない。
上記太陽光発電パネルの保守管理システムの別例の処理では、遠隔地など太陽光発電パネル10aと離れた位置で太陽光発電パネル10aの発電量の低下を認識することが可能となり、保守点検員が点検するように促し、保守点検員が太陽光発電パネル10aの交換、修理等の必要な保守管理を確実に行うことができる。また、太陽光発電パネル10aの交換が必要な場合など重要性の高い異常のみを子局300から親局400に伝え、効率的に太陽光発電パネル10の保守管理を行うことができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態、各例の構成の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものである。そして、下記変形例等も包含する。
例えば本発明の太陽光発電パネルの診断装置が設けられる対象物は、遮音壁に限定されず、適用可能な範囲で適宜であり、例えば建造物用窓ガラス設備や乗物用窓ガラス設備等とすることが可能である。
建造物用窓ガラス設備は、例えば本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、透光性の太陽光発電パネルを有し、建造物の開口部を塞ぐように設けられる窓ガラスとから構成される。透光性の太陽光発電パネルは、例えば窓枠に嵌め込まれる等で窓ガラスに設けられる。この建造物用の窓ガラスは、開閉窓用、引戸用、嵌め殺し用、トップライト用など、種類を問わず各種の窓ガラスとすることができる。また、その建造物は、オフィスビル、商業ビル、複合ビル、住居用ビルなど、種類を問わず各種の建造物とすることができる。
この建造物用窓ガラス設備により、建造物の窓ガラスに、建造物内への採光、外気や雨の遮断、遮音等に加えて発電という多様な機能を担わせることができると共に、建造物の多数の窓ガラスで大量の太陽光エネルギーを有効利用することができる。
また、乗物用窓ガラス設備は、例えば本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、透光性の太陽光発電パネルを有し、乗物の開口部を塞ぐように設けられる窓ガラスとから構成される。透光性の太陽光発電パネルは、例えば窓枠に嵌め込まれる等で窓ガラスに設けられる。この乗物は、陸上用、水上用、航空用等の各種の乗物とすることが可能である。その陸上用の乗物は、例えば各種の自動車、ショベルカー等の建設用機械、トラクター等の農業用機械、鉄道車両、モノレール、ロープウェイ、ゴンドラ、スノーモービル等とすることが可能である。また、その水上用の乗物は、例えば各種の船舶、ヨット等とすることが可能である。また、その航空用の乗物は、例えば航空機、グライダー、ヘリコプター等とすることが可能である。その他、観覧車等の遊具の乗物とすることも可能である。
この乗物用窓ガラス設備により、乗物の窓ガラスに、乗物内への採光、外気や雨の遮断、遮音等に加えて発電という多様な機能を担わせることができる。また、電車など多数の窓ガラスを有する乗物の場合には、多数の窓ガラスで大量の太陽光エネルギーを有効利用することができる。
また、各種の太陽光発電パネルに関し、本発明の太陽光発電パネルの診断装置と、所定位置の太陽光発電パネルの異常信号の受信に基づき、保守点検員による所定位置の太陽光発電パネルの点検を促す出力を行う制御装置とを備える適宜の太陽光発電パネルの保守管理システムを構成することが可能である。例えば上記遮音壁に太陽光発電パネルの診断装置が設けられる場合の保守管理システムと同一の子局制御装置や親局制御装置を備える、他の対象物に太陽光発電パネルの診断装置が設けられる場合の保守管理システム、又は、建造物用窓ガラス設備或いは鉄道車両や観覧車等の乗物用窓ガラス設備で、管理室等に設けられ、所定位置の太陽光発電パネルの異常信号の受信に基づき、保守点検員による所定位置の太陽光発電パネルの点検を促す出力を行う制御装置を備える保守管理システム等とすることが可能である。
本発明は、例えば遮音壁、建造物用窓ガラス設備又は乗物用窓ガラス設備などに太陽光発電パネルを設置し、その発電状態を診断する場合に利用することができる。
10、10a…太陽光発電パネル 20…主回路線 30、30a…検出回路 31…記憶部 32…判定検出部 33…信号送受信部 34…出力制御部 35…信号送信部 40…分岐線 50…通信線 60、60a…異常表示部 70…遮音壁 71…支柱 72…遮音パネル 73…機器設置壁 74…パワーコンディショナー 300…子局 310…子局制御装置 400…親局 410…親局制御装置 500…管理事務所

Claims (7)

  1. 主回路線で直列接続される複数の太陽光発電パネルの各々に対応して検出回路が設けられると共に、
    前記複数の太陽光発電パネルの各々に対応して前記太陽光発電パネルの各々若しくはその近傍に異常表示部が設けられ、
    一の太陽光発電パネルに対応する一の前記検出回路が、
    前記一の太陽光発電パネルの起電力と隣に直列に接続される他の太陽光発電パネルの起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定するための判定式と、前記判定式が前記一の太陽光発電パネルの起電力が前記他の太陽光発電パネルの起電力に対して設定係数で示される一定割合以上であるか否かを判定するものである場合の前記設定係数、若しくは前記判定式が前記他の太陽光発電パネルの起電力と前記一の太陽光発電パネルの起電力の差が設定値以下であるか否かを判定するものである場合の前記設定値とを記憶する記憶部と、
    前記判定式と前記設定係数若しくは前記設定値に基づき、前記一の太陽光発電パネルの起電力と前記他の太陽光発電パネルの起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、前記一の太陽光発電パネルの起電力が小さく前記比較値が許容範囲外である場合に、前記判定で前記一の太陽光発電パネルの異常を検出する判定検出部と、
    前記一の太陽光発電パネルに対応する異常表示部の出力を異常検出に応じて制御する出力制御部と
    異常検出に応じて前記一の太陽光発電パネルの位置情報を有する異常信号を通信線を介して外部に送信すると共に、前記他の太陽光発電パネルの起電力の値を前記他の太陽光発電パネルに対応する他の前記検出回路から通信線を介して受信し且つ前記一の太陽光発電パネルの起電力の値を前記他の検出回路に通信線を介して送信する信号送受信部とから構成され、
    前記一の検出回路が、
    前記主回路線から分岐される分岐線を介して入力される前記一の太陽光発電パネルの起電力と、前記他の検出回路から受信する前記他の太陽光発電パネルの起電力の値により判定を実行し、
    前記一の太陽光発電パネルの異常を検出した場合に、前記一の太陽光発電パネルに対応する前記異常表示部による表示を実行すると共に、前記一の太陽光発電パネルの位置情報を有する異常信号を外部に送信する
    ことを特徴とする太陽光発電パネルの診断装置。
  2. 請求項1記載の太陽光発電パネルの診断装置と、
    前記太陽光発電パネルを有する遮音パネルと、
    を備えることを特徴とする遮音壁。
  3. 前記太陽光発電パネルを透光性とすることを特徴とする請求項記載の遮音壁。
  4. 請求項1記載の太陽光発電パネルの診断装置と、
    透光性の前記太陽光発電パネルを有し、建造物の開口部を塞ぐように設けられる窓ガラスと、
    を備えることを特徴とする建造物用窓ガラス設備。
  5. 請求項1記載の太陽光発電パネルの診断装置と、
    透光性の前記太陽光発電パネルを有し、乗物の開口部を塞ぐように設けられる窓ガラスと、
    を備えることを特徴とする乗物用窓ガラス設備。
  6. 請求項記載の太陽光発電パネルの診断装置と、
    所定位置の太陽光発電パネルの異常信号の受信に基づき、保守点検員による前記所定位置の太陽光発電パネルの点検を促す出力を行う制御装置と、
    を備えることを特徴とする太陽光発電パネルの保守管理システム。
  7. 請求項1記載の太陽光発電パネルの診断装置と、
    所定位置の太陽光発電パネルの異常信号の受信に応じて、前記異常信号の異常の程度を前記異常信号に含まれる程度情報と設定記憶されている設定程度情報とを対比して判定し、前記異常の程度が設定程度情報を超える場合に、前記所定位置の太陽光発電パネルの異常を示す別の異常信号を送信する子局制御装置と、
    前記子局制御装置からの前記別の異常信号の受信に応じて、保守点検員による前記所定位置の太陽光発電パネルの点検を促す出力を行う親局制御装置とを備え、
    前記太陽光発電パネルの診断装置の前記記憶部が、前記判定式が前記一の太陽光発電パネルの起電力が前記他の太陽光発電パネルの起電力に対して設定係数で示される一定割合以上であるか否かを判定するものである場合の前記設定係数として段階的な複数の前記設定係数、若しくは前記判定式が前記他の太陽光発電パネルの起電力と前記一の太陽光発電パネルの起電力の差が設定値以下であるか否かを判定するものである場合の前記設定値として複数の前記設定値を記憶し、
    前記太陽光発電パネルの診断装置の前記判定検出部が、前記判定式と前記複数の設定係数若しくは前記複数の設定値に基づき、前記一の太陽光発電パネルの起電力と前記他の太陽光発電パネルの起電力との相対的な比較値が許容範囲であるか否かを判定し、前記一の太陽光発電パネルの起電力が小さく前記比較値が所定の設定係数若しくは所定の設定値に対応する許容範囲外である場合に、前記判定で前記一の太陽光発電パネルの異常を検出し、
    前記太陽光発電パネルの診断装置の前記信号送受信部が、前記所定の設定係数若しくは前記所定の設定値に対応する程度情報を含む前記一の太陽光発電パネルの異常信号を前記子局制御装置に送信することを特徴とする太陽光発電パネルの保守管理システム。
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