JP5646568B2 - 作業評価指標生成装置 - Google Patents

作業評価指標生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5646568B2
JP5646568B2 JP2012210081A JP2012210081A JP5646568B2 JP 5646568 B2 JP5646568 B2 JP 5646568B2 JP 2012210081 A JP2012210081 A JP 2012210081A JP 2012210081 A JP2012210081 A JP 2012210081A JP 5646568 B2 JP5646568 B2 JP 5646568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contractor
task
work
dummy
deliverable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012210081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014067098A (ja
Inventor
伸幸 清水
伸幸 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2012210081A priority Critical patent/JP5646568B2/ja
Publication of JP2014067098A publication Critical patent/JP2014067098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5646568B2 publication Critical patent/JP5646568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ネットワークを介して行う業務等の作業の質(受注者の質、成果物の質)を評価する技術に関する。
近年、業務委託形態の1つとして、不特定多数の人に業務を委託するクラウドソーシングと呼ばれるサービスが知られている。
このようなクラウドソーシングでは、成果物の品質を担保するための方策として、作業内容に予め正解が分かっているダミー問題を含ませ、ダミー問題についての正解状況から成果物の品質を判断することが行われている。すなわち、ダミー問題の○○問中△△問以上を正解した場合はダミー問題が含まれた業務(ダミー業務)を正解とし、ダミー業務の数に対する正解数(正解したダミー業務の数)の比率を正解率としていた。
一方、特許文献1には、発注者の依頼内容を受けて受注者が仕事の提案を行い、いわゆるコンペ方式にて発注者が最も気に入った提案を選択することで成果物の品質担保を図る技術が開示されている。
特開2010−92451号公報
上述したダミー業務についての正解率から作業の質を判断する手法は、真面目に業務を行わない受注者を排除する上で有用なものではあるが、ダミー業務の数と正解したダミー業務の数の単純な比率で判断するものであるため、作業経験の多い受注者と作業経験の少ない受注者との質の違いが正確に評価できないという問題があった。例えば、数回の作業での100%の正解率と、数百回の作業での100%の正解率とでは、100%という正解率に対する信頼度が大きく異なって然るべきであるが、上述した従来の手法では、その違いが正当に評価できなかった。
また、1つ目のダミー業務の実施で正解した場合に正解率は100%になり、2つ目のダミー業務で失敗した場合は50%に低下するが、アカウントを取り直してゼロから始めることで再び高い正解率を維持することができる。つまり、不正な受注者に高い正解率の維持を許容し、実質的に成果物の品質担保に繋がらないという問題もあった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、作業経験の多い受注者と作業経験の少ない受注者との質の違いを正確に評価するとともに、不正を防止することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、ダミー問題が含まれたダミー業務の数と、正解したダミー業務の数とを取得する手段と、ダミー業務の数に対する正解したダミー業務の数の比率である正解率を平均値とし、かつ、ダミー業務の数を試行回数とする所定の確率分布における所定の信頼度区間の下限もしくは上限を補正後の正解率として生成する手段と、生成した補正後の正解率を出力する手段とを備えるようにしている。
本発明にあっては、作業経験の多い受注者と作業経験の少ない受注者との質の違いを正確に評価するとともに、不正を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るクラウドソーシングサービスシステムの構成を示す図である。 発注者データベースのデータ構造例を示す図である。 受注者データベースのデータ構造例を示す図である。 タスクデータベースのデータ構造例を示す図である。 実施形態におけるタスクが含まれるWebページの一例を示す図(その1)である。 実施形態におけるタスクが含まれるWebページの一例を示す図(その2)である。 実施形態におけるタスクが含まれるWebページの一例を示す図(その3)である。 実施形態におけるタスクが含まれるWebページの一例を示す図(その4)である。 成果物データベースのデータ構造例を示す図である。 実施形態におけるタスク仲介処理を示すフローチャートである。 正解率およびランクのスコアの計算の処理例を示す図である。 正解率の計算の処理例を示す図である。 信頼度を考慮した正解率の説明図である。 グッドワーカ作業の時間単価の計算の処理例を示す図である。 グッドワーカバッジの保有数の計算の処理例を示す図である。 全体作業の時間単価の計算の処理例を示す図である。 作業対価の総額の計算の処理例を示す図である。 ランクのスコアの計算の処理例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る業務受発注仲介システムであるクラウドソーシングサービスシステム1の構成を示す図である。
本実施形態に係るクラウドソーシングサービスシステム(以下、CSSシステムと略す場合がある)1は、図1に示すように、発注者(リクエスター)が操作する少なくとも1台の発注者端末2と、受注者(ワーカ)が操作する少なくとも1台の受注者端末3と、発注者端末2および受注者端末3に双方向通信可能に接続された業務受発注仲介装置であるサーバ4とを備える。これら発注者端末2、受注者端末3およびサーバ4は、インターネット等のネットワークNを介して情報を送受信可能に構成されている。
このようなCSSシステム1では、発注者は、発注者端末2を操作して、サーバ4にタスクを発注(登録)できる。すなわち、サーバ4は、発注者端末2から送信されるタスク(業務の発注情報)を取得して管理する。
サーバ4に予め登録された受注者は、受注者端末3を操作して、サーバ4に登録されたタスクから任意のタスクを受注できる。
サーバ4は、上記タスクの登録処理を実行するとともに、受注者の受注者端末3にタスクを送信する。そして、サーバ4は、当該タスクを受注した受注者端末3から成果物を受信し、当該成果物を発注者端末2に納品するとともに、必要に応じて受注者に対価を支払う決済処理を実行する。この際、サーバ4は、成果物のチェック結果に基づいて受注者の正解率の算出やランク付け等を実行し、当該受注者の単価や受注可能なタスクに制限を付すこともできる。
なお、タスクとは、ネットワークを介して成果物を送受信できる仕事であり、例えば、ホームページやブログにおける投稿内容のチェック、ホームページからの情報の抽出、英文等の翻訳、英文等のスペルチェック、画像の分類、音声データからの文字の書き起こし、プログラム作成等の種別に分類される仕事が挙げられる。
<発注者端末の構成>
発注者端末2は、例えば、ネットワークNを介してサーバ4にアクセス可能なPC(Personal Computer)により構成される。そして、発注者は、当該発注者端末2を操作して、サーバ4に対してタスクの登録処理を行う。この他、発注者は、発注者端末2を介してサーバ4から、当該タスクの成果物を受信する。
なお、タスクの登録は、サーバ4により提供されるWebページに対する入力操作によって実施することができる。例えば、発注者は、サーバ4にログインした後に、当該Webページ上で、タスクの種別および当該タスクの内容を入力することで、当該タスクをサーバ4に登録できる。このタスク登録の際に、使用者は、タスクの処理費用を支払うための支払情報をサーバ4に登録する。この処理費用には、タスクの成果物に対する対価(報酬)と、サーバ4における仲介業務の手数料とが含まれる。
<受注者端末の構成>
受注者端末3は、発注者端末2と同様に、ネットワークNを介してサーバ4にアクセス可能な端末装置により構成される。このような端末装置は、例えば、PCやスマートフォン(多機能携帯電話)が挙げられる。
そして、受注者は、当該受注者端末3を操作して、サーバ4により提供されるWebページ等を閲覧し、上記発注者により登録されたタスクを受注できる。なお、受注者は、当該タスクを受注する前に、予め、サーバ4に受注者として登録する必要がある。この際、受注者は、当該受注者を示す識別情報や、前述の報酬を受けるための支払情報をサーバ4に登録する。支払情報は、受注者が現金振込を希望する場合には、振込先の情報(銀行の口座番号など)であり、ネットショッピングなどで利用可能なネットポイントを希望する場合には、受注者のユーザID等である。
<サーバの構成>
サーバ4は、発注者端末2と受注者端末3との間でタスクを仲介する業務受発注仲介装置である。すなわち、サーバ4は、発注者端末2により登録(送信)されたタスクを受注者端末3に提供(送信)する。また、サーバ4は、受注者端末3から当該タスクの成果物を受信して、当該成果物を発注者端末2に送信する。そして、サーバ4は、発注者からタスクの処理費用を得るとともに、当該成果物に対する報酬を受注者に付与する。
このようなサーバ4は、ネットワークN上に位置するコンピューターにより構成され、CPU(Central Processing Unit)等を備えている。このサーバ4は、図1に示すように、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される記憶手段41と、当該記憶手段41に記憶されたプログラムをCPUが実行することにより実現される発注者管理手段42、受注者管理手段43、タスク管理手段(発注情報管理手段)44、決済管理手段45、タスク送信手段(発注情報送信手段)46、成果物管理手段47、成果物チェック手段48および成果物送信手段49とを備える。
記憶手段41は、サーバ4の動作に必要な各種プログラムおよびデータを記憶する。このようなプログラムとして、記憶手段41は、OS(Operating System)や、後述するタスク管理処理を実行するためのタスク管理プログラムを記憶している。
また、記憶手段41は、発注者についての情報が登録される発注者データベース、受注者についての情報が登録される受注者データベース、発注されたタスクについての情報が登録されるタスクデータベース、および、タスクの成果物が登録される成果物データベース等を記憶する。更に、記憶手段41は、発注されたタスクの種別(業務分野)に応じたダミー問題、および、当該ダミー問題の正答を記憶している。
発注者管理手段42は、発注者についての情報を、発注者端末2から取得し、図2に示すような発注者データベースを用いて管理する。具体的に、発注者管理手段42は、発注者を識別するための発注者識別情報である発注者IDおよび発注者名(個人名、団体名、企業名)、発注者端末2を識別するための発注者端末識別情報(IPアドレス等)、および、手数料を支払うための支払情報(銀行の口座番号等)等の各種情報を、発注者データベースに登録する。本実施形態では、後述するように、タスクを登録する場合に、その処理費用も前払いで支払うため、支払情報として予め口座番号などを登録しておき、サーバ4側が口座引き落としなどで支払いを受けることができるように設定されている。
図1に戻り、受注者管理手段43は、受注者についての情報を、受注者端末3から取得し、図3に示すような受注者データベースを用いて管理する。具体的に、受注者管理手段43は、受注者を識別するための受注者識別情報である受注者IDおよび受注者名、受注者端末3を識別するための受注者端末識別情報(IPアドレス等)、前述の対価を受けるための支払情報、および、当該受注者の能力を示す業務分野やランクやスコア(ランクのスコア)や正解率等の各種情報を、受注者データベースに登録する。
図1に戻り、タスク管理手段44は、上記タスクを、図4に示すようなタスクデータベースを用いて管理する。例えば、タスク管理手段44は、発注されたタスクに対して個別に付与される識別情報(タスク番号等)、当該タスクを発注した発注者の識別情報(発注者ID)、タスクの種別(業務分野)、タスクの内容、タスクの難易度、タスクの受注条件(受注者のランク、スコア、正解率等の条件)、および、当該タスクの対価(受注者に対して支払う報酬)等の各種情報を、タスクデータベースに登録する。さらに、タスクデータベースには、これらの項目の他、当該タスクの成果物を発注者端末2に納品したか否かを示す納品情報が登録される項目、および、当該成果物を示す情報が登録される項目が含まれる。この成果物を示す情報は、成果物そのものや、後述する成果物データベースに登録される成果物の識別情報(成果物ID)が挙げられる。
また、タスク管理手段44は、成果物が受信されたタスクの種別によっては、当該成果物をチェックするための新規のタスクを生成する。この成果物をチェックするための新規のタスクについては、後に詳述するが、これらのタスクを関連付けるために、タスクデータベースには、関連タスクの識別情報を登録する項目が設けられている。そして、タスク管理手段44は、当該新規のタスクを生成した場合には、元のタスクのレコードにおける関連タスク情報の項目に、当該新規のタスクの識別情報(タスク番号)を登録する。
図1に戻り、決済管理手段45は、タスクの発注および受注に伴う決済処理を実施する。例えば、決済管理手段45は、タスクの発注が行われた際に、当該タスクの処理費用(報酬+手数料)を発注者から事前に受け取る処理を実行する。また、決済管理手段45は、タスクが受注されなかった場合には、発注者に対して処理費用の返還処理を実行する。一方、決済管理手段45は、タスクが受注され、受注者端末3から送信された成果物をチェックし、チェックに合格して発注者端末2に納品した場合には、当該成果物を送信した受注者に対して報酬の支払処理を実行する。
タスク送信手段46は、サーバ4に登録されたタスクの受注要求を受注者端末3から受信した場合に、当該受注者端末3に対して当該タスクの情報を送信する。この際、タスク送信手段46は、当該タスクを受注者が受注可能であるか否かを判定する。
具体的に、タスク送信手段46は、タスクデータベースを参照して、該当するタスクの難易度や受注条件を取得する。また、タスク送信手段46は、前述の受注者IDに基づいて、当該受注者端末3を操作する受注者のランクやスコアや正解率を受注者データベースから取得する。そして、タスク送信手段46は、取得されたタスクの難易度や受注条件と、受注者のランクやスコアや正解率に基づいて、当該受注者が該当するタスクを受注可能であるか否かを判定する。そして、受注可能であると判定した場合には、タスク送信手段46は、当該タスクの内容が含まれるWebページを受注者に送信し、また、受注可能でないと判定した場合には、タスク送信手段46は、受注不可である旨の内容が含まれるWebページを受注者に送信する。
図5〜図8は、タスクが含まれるWebページの一例をそれぞれ示す図である。なお、各図において「納品する」と示されたボタンBは、受注者端末3からサーバ4に対して成果物の送信処理を実行するためのボタンである。
タスク送信手段46は、受注されたタスクの内容が含まれるWebページとして、図5〜図8に示すようなWebページを送信する。
例えば、タスクの種別が「投稿内容のチェック」であり、択一的に回答を選択するものである場合には、タスク送信手段46は、図5に示すようなページP1を生成して、受注者端末3に送信する。このページP1には、発注者が発注したタスクである設問1および3の他に、タスク送信手段46が付加したダミー問題である設問2(図5において破線で示す領域内の設問2)が含まれている。このダミー問題は、タスクの種別に応じて予め記憶手段41に記憶されたものであり、タスク送信手段46が、該当するタスクの種別に応じて記憶手段41から取得し、送信されるページP1に設定されたものである。
また、タスクの種別が「製品データの補充」であり、商品名や型番等の文字列を入力させるものである場合には、タスク送信手段46は、図6に示すようなページP2を生成して、受注者端末3に送信する。
更に、タスクの種別が「英文の翻訳」であり、翻訳文を入力させるものである場合には、タスク送信手段46は、図7に示すようなページP3を生成して、受注者端末3に送信する。なお、このような種別のタスクの場合、成果物(すなわち翻訳文)の内容が正しいか否かを自動的に判定することは難しい。このため、当該種別のタスクの場合には、成果物(翻訳文)をチェックするための新規のタスク(品質チェック業務)がタスク管理手段44により生成される。そして、タスク送信手段46は、当該タスクの内容が含まれるWebページとして、図8に示すように、図7にて設問となっていた英文と、図7に示したタスクを受注した受注者による成果物である翻訳文(図8において破線で示す領域内の日本語文)とが含まれるページP4を生成する。
図1に戻り、成果物管理手段47は、タスクの成果物を、当該タスクを受注した受注者の受注者端末3から受信する。そして、成果物管理手段47は、受信した成果物を、当該タスクの識別情報とともに、図9に示すような成果物データベースに登録する。この成果物データベースに含まれる項目としては、成果物ごとに付与される識別情報(成果物ID等)、成果物の対象となるタスク番号、当該成果物を送信した受注者の識別情報(受注者ID)、受信された成果物、および、成果物チェック手段48による当該成果物のチェック結果等が挙げられる。なお、成果物データベースに登録される成果物に、前述のダミー問題が含まれている場合には、当該ダミー問題に対する回答は削除された成果物が登録される。
図1に戻り、成果物チェック手段48は、受注者端末3から受信された成果物をチェックし、当該成果物ごとにチェック結果を成果物データベースに登録する他、当該成果物が所定の基準を満たしているか、つまり当該成果物を発注者端末2に納品可能か否か、つまり納品処理を許可してよいか否かを判定する。
例えば、成果物チェック手段48は、図5に示したタスク、すなわち、ダミー問題が含まれる択一的な設問に回答するタスクについては、当該ダミー問題が不正解であった場合には所定の基準を満たしていないと判定して納品処理を許可せず、当該ダミー問題が正解であった場合に所定の基準を満たしていると判定して納品処理を許可する。
ここで、択一的な設問に回答するタスクに対して、ダミー問題を付加するのは、以下の理由による。
すなわち、受注者には、タスクに対して細心の注意を払って取り組む受注者がいる一方で、タスクに対していい加減に取り組む受注者もいる。前者の受注者が多い場合には、タスクの品質は高いが、後者の受注者が多い場合には、当該品質が低下する。このため、成果物の品質を高めるためには、後者の受注者を排除する手段を講じる必要がある。
このため、ダミー問題として設けられた設問に対する回答が誤っている成果物を送信した受注者には、受注可能なタスクを制限するランクを下げたり、あるいは、連続してタスクの受注ができないようにしたりする措置を講じる。そして、当該成果物についてもサーバに送信できず、対価を受け取れない対応とする。すなわち、当該受注者は、受注したタスクを実施していないこととする。このように、タスクの内容が含まれるページにダミー問題を設けることで、優良な受注者を抽出できる他、成果物の品質を高めることができる。
なお、間違えたダミー問題を提示して回答が誤っている点を受注者に表示してもよい。このようにすれば、受注者は、納品が許可されない理由を把握できる。また、この際、成果物チェック手段48の判断が誤っていると認識した受注者に、理由を記入して判定に対する抗議処理を許可してもよい。これにより、受注者の不満を把握でき、かつ、成果物チェック手段48の認定が正しいかを確認することができる。
また、ダミー問題に対する回答が誤っていた場合、所定時間、他のタスクを受注できないように設定してもよい。このようにすれば、受注者は、タスクに対して慎重に回答するようになり、結果的に成果物の品質を向上できる。
また、図6に示したタスク、すなわち、受注者が商品名および型番等の文字列を入力する必要があり、特定の文字列の成果物が取得可能なタスクについては、成果物チェック手段48は、複数の受注者による成果物の一致数(一致率)に基づいて、成果物が所定の基準を満たしているか、つまり成果物を納品可能か否かを判定する。そして、成果物チェック手段48は、当該一致数(一致率)が所定値を超えている成果物を、所定の基準を満たして発注者に納品可能な成果物とする。
例えば、成果物チェック手段48は、一致数として「3」が設定されている場合、3人以上の受注者からの成果物が一致すると、所定の基準を満たしている(納品可能)と判定する。また、成果物チェック手段48は、一致率として75%と設定されている場合、例えば4人の受注者からの成果物のうち、3つ以上が一致している場合には、3/4=75%となるため、所定の基準を満たしている(納品可能)と判定する。
なお、例えば、文章を入力する場合等、タスクの内容によっては、回答(成果物)が一致しにくい場合も考えられる。この場合は、繰り返し回数(成果物の一致に必要な試行錯誤の回数)を変化させて、チェックの合格のし易さ、つまり納品のし易さをコントロールしても良い。例えば、「James」の日本語表記を入力する作業を依頼した場合、回答として、「ジェームズ、ジェイムズ、ジェームス、ジェイムス」のように複数の答えがありえる。この場合、受注者に1つの回答しか認めないと、他の受注者の回答と表記が異なる場合も回答が一致しないと判定することになる。
そこで、受注者に複数回の回答を認めたり、あるいは一度に複数の回答入力を許可し、複数の回答のうちのどれかが他の受注者の回答と一致すればよいルールとすれば、一致の難易度が下がり、所定の基準を満たしていると判定しやすくなり、納品もしやすくなる。
更に、図7に示したタスク、すなわち、受注者が翻訳文等の文字列を入力する必要があり、複数の回答が得られてしまうタスク(一次タスク)については、成果物チェック手段48は、図8に示したタスク、すなわち、図7に示したタスクの成果物を択一的な回答によりチェックする前述の新規のタスク(品質チェック業務=二次タスク)の成果物に基づいて、図7に示したタスクの成果物が所定の基準を満たしている(納品可能)か否かを判定する。この新規のタスクは、不特定多数の受注者により受注可能であるが、当該新規のタスクを、先のタスク(一次タスク)の受注者は受注することはできない。また、品質チェック業務を受注できる受注者は、所定のランク以上の受注者に限定することが、チェック品質を担保するうえで好ましい。
そして、成果物チェック手段48は、当該新規のタスクの成果物として「きちんと翻訳されている」旨の回答(つまり合格判定)が設定された成果物が所定値を超える一致率(一致数)で取得された場合には、評価対象となった成果物を所定の基準を満たしている、つまり発注者に納品可能な成果物と判定する。なお、この品質チェック作業を、所定ランク以上の受注者や、評価担当に認定されている受注者1名に担当させてもよい。
成果物送信手段49は、成果物チェック手段48により、所定の基準を満たしている(納品可能)と判定された成果物を、当該成果物のタスクを発注した発注者端末2に送信する。すなわち、成果物送信手段49は、タスクデータベースから、該当するタスクに関連付けられた発注者の識別情報を取得し、当該識別情報に基づいて発注者データベースを参照して、当該タスクを発注した発注者端末2の識別情報(発注者端末識別情報)を特定する。そして、当該発注者端末識別情報に基づいて、該当するタスクの成果物を発注者端末2に送信する。また、成果物送信手段49は、成果物を発注者端末2に送信すると、該当するタスクの成果物を納品した旨の情報、および、当該成果物を示す情報を、タスクデータベースに登録する。
<タスク仲介処理>
図10は、サーバ4により実行されるタスク仲介処理(業務受発注仲介方法)を示すフローチャートである。
サーバ4は、上記構成により、以下のタスク仲介処理を実行する。なお、以下の説明では、1つのタスクについての処理を説明するが、複数のタスクを仲介する場合であっても同様である。
このタスク仲介処理では、図10に示すように、まず、予め登録された発注者が操作する発注者端末2からタスクについての情報(受注条件を含む)および支払情報(対価)が送信されると(ステップSA1)、サーバ4のタスク管理手段44が、当該タスクについての情報および支払情報をタスクデータベースに登録する(ステップSB1)。このようにして登録されたタスクの情報は、受注者により閲覧可能となる。
そして、受注者からタスクの受注要求が送信されると(ステップSC1)、サーバ4のタスク送信手段46は、当該受注者に該当するタスクの受注権限があるか否かを判定する(ステップSB2)。
サーバ4は、ステップSB2の判定処理で受注者に受注権限がないと判定すると、処理をステップSB4に移行する。受注権限とは、例えば、タスクを受注する際に所定ランク以上などの条件が設定されている場合や、成果物が未納品の他のタスクを受注していないなど、タスクを受注するために設定された条件を満たしていることを意味する。
一方、サーバ4が、ステップSB2の判定処理で、受注者に受注権限があると判定すると、タスク送信手段46は、該当するタスクの内容が含まれるWebページを生成して、当該Webページを受注者端末3に送信する(ステップSB3)。この後、サーバ4は、処理をステップSB4に移行する。
ステップSB4では、タスク管理手段44が、発注されたタスクに対して、所定期間内に受注要求があったか否かを判定する(ステップSB4)。
サーバ4は、このステップSB4の判定処理で受注要求がなかったと判定すると、処理をステップSB7に移行する。
一方、サーバ4が、ステップSB4の判定処理で、受注要求があったと判定すると、成果物管理手段47が、該当するタスクの成果物が所定期間内に受注者端末3から受信されたか否かを判定する(ステップSB5)。
サーバ4は、ステップSB5の判定処理で成果物を受信していないと判定すると、処理をステップSB7に移行する。
一方、受注者端末3により成果物が含まれる成果物情報が送信され(ステップSC2)、サーバ4がステップSB5の判定処理で、成果物を受信したと判定すると、成果物管理手段47が当該成果物についての情報を成果物データベースに登録し、成果物チェック手段48が、前述のように、受信された成果物が所定の基準を満たしているか、つまり納品可能か否かを判定する(ステップSB6)。
サーバ4は、ステップSB6の判定処理で、成果物を所定の基準を満たしていない(納品可能でない)と判定すると、処理をステップSB7に移行する。また、サーバ4は、ステップSB6の判定処理で、成果物を所定の基準を満たしている(納品可能である)と判定すると、処理をステップSB8に移行する。
ステップSB7では、成果物送信手段49による発注者端末2に対する成果物の納品を行うことができない。このため、当該ステップSB7では、決済管理手段45が、タスク登録時に受領した処理費用の支払処理(返還処理)を行い、当該支払処理の結果および処理費用返還の理由を示す支払処理情報を発注者端末2に送信する(ステップSB7)。このステップSB7が実施される場合には、当該ステップSB7の実施により、タスク仲介処理は終了する。
ステップSB8では、成果物の納品が可能であるので、成果物送信手段49が、該当するタスクを発注した発注者の発注者端末2に対して当該成果物を納品(送信)する(ステップSB8)。
そして、決済管理手段45が、該当するタスクの納品可能な成果物を送信した受注者に対する対価の支払処理を実施し、当該支払処理の結果を示す支払処理情報を、当該受注者の受注者端末3に送信する(ステップSB9)。
更に、受注者管理手段43が、成果物のチェック結果に基づいて、受注者ごとに評価を行い、当該受注者の正解率およびランクのスコアを算出し、ランクを必要に応じて変更する(ステップSB10)。例えば、受注者管理手段43は、前述のダミー問題に対して回答が誤っている成果物を送信した受注者のランクを下げる等の処理を実行する。
以上により、タスク仲介処理が終了する。なお、ステップSB8〜SB10の順序は、入れ替えてもよい。例えば、ステップSB6の判定処理で、成果物が所定の基準を満たしていると判定した場合に、まず、支払処理情報の送信処理を行い、その後に、成果物の納品処理を行ってもよい。すなわち、ステップSB6の判定処理は、受注者に対する支払処理を許可するための条件とし、支払処理が行われたことを条件に成果物の納品処理を行うようにしてもよい。
以上説明した本実施形態に係るクラウドソーシングサービスシステム1によれば、以下の利点がある。
タスクに対する成果物を、業務受発注仲介装置であるサーバ4の成果物チェック手段48でチェックし、チェックに合格した場合(所定の基準を満たしている場合)のみ成果物を発注者端末2に納品(送信)しているので、発注者は一定以上の品質の成果物を得ることができる。この際、発注者自身が成果物の品質チェックを行って納品の可否を判断する必要がないため、発注者の負担も軽減できる。
また、受注者は、成果物チェック手段48のチェックに合格すれば、成果物を納品できるので、発注者の恣意的な判断で納品を拒絶されることがない。このため、受注者は、適切な品質の成果物を作成すれば、その対価を確保できる。さらに、受注者は、受注のための提案などの事前作業が不要になるため、受注処理の負担も軽減できる。
成果物チェック手段48は、タスクの内容つまり業務分野に応じて、図5に示すようなダミー問題による正解チェック、図6に示すような複数受注者からの成果物(回答)の一致チェック、図7、図8に示すような成果物の品質チェック業務を新たなタスクとする二重チェックを選択している。このため、タスク内容に応じた適切なチェック方式で成果物をチェックでき、納品される成果物の品質を向上できる。
成果物チェック手段48は、図5に示すように択一的な回答を選択するものである場合、受注者端末3に対し、予め正答が設定されたダミー問題を送信し、受注者端末3から返信された回答が正答に一致している場合に、納品処理を許可している。このようなダミー問題を混在させてその結果で品質チェックを行えば、成果物チェック手段48は、ダミー問題の回答が正答であるか否かのみをチェックすればよいため、チェック処理を容易に実行できる。
さらに、ダミー問題の難易度や内容を設定することで、受注者のレベル等も判定でき、発注者の望むレベルの受注者から成果物を得ることができる。
成果物チェック手段48は、図6に示すようなタスクの場合、成果物(回答)が複数の受注者端末3から送信された際に、各成果物を比較し、成果物同士の一致数(一致率)が所定値以上の場合に、納品処理を許可している。このため、回答を選択するタイプのタスクではなく、テキストを入力するタスクであっても、複数の受注者の成果物の一致数や一致率でその品質を自動的に判定できる。従って、従来、チェック担当者が品質チェックを行っていたテキスト入力形式のタスクを、サーバ4が自動的に品質チェックすることができる。
成果物チェック手段48は、図7、図8に示すようなタスクの場合、成果物が受注者から送信された際に、その成果物の品質チェック業務を新たなタスク(発注情報)としてタスク管理手段44に登録し、成果物を送信した受注者端末3以外の受注者端末から送信される品質チェック結果が合格判定の場合に、納品処理を許可している。このため、ある受注者が作業した成果物を、他の受注者がチェックすることで、翻訳などの自動的な品質チェックが困難なタスクであっても品質を確保できる。さらに、サーバ4は、成果物の品質チェック作業を、新たなタスクとして登録し、かつ、その品質チェック結果は合格、不合格の二択の回答を確認するだけよいため、サーバ4が自動的に二重チェックの設定および評価を行うことができる。
さらに、成果物が受注者から送信された直後に、その成果物の品質チェック業務を新たなタスクとして登録しているので、成果物が受注者から送信された直後に、他の受注者がその品質チェック業務を行うことができる。この場合、リアルタイムに二重チェックを受けることもでき、二重チェックを受けながらも、迅速に納品することができる。
一方、上記の実施形態では、ダミー問題に対する回答が誤っている成果物を送信した受注者に対して、当該受注者のランクを下げたり、あるいは、連続してタスクの受注を実施できないようにする措置を講じるとしたが、これに限らない。例えば、操作間違いで誤答した可能性もあるため、当該ダミー問題の誤答が所定回数行われた場合に、前記ペナルティーの措置を講じてもよい。
また、品質チェック作業を新たなタスクとする場合、予め回答を設定したダミー問題を混ぜてチェックさせてもよい。例えば、翻訳のタスクの場合、翻訳結果が正しいダミー問題や、正しくないダミー問題を混ぜておき、そのダミー問題に正答しないと、品質チェック作業の成果物を納品できないようにしてもよい。このようにすれば、品質チェック作業を行っている受注者の質を担保できる。
さらに、品質チェック作業の結果、成果物が正解ではないと判定された場合に、成果物チェック手段48は、再度、その成果物の品質チェック作業を作成し、別の受注者に品質チェック作業を行わせてもよい。特に、最初の品質チェック作業で正解ではないとの判定を、その成果物を作成した受注者にフィードバックし、その受注者から再チェックのボタン入力があった場合に、別の受注者の品質チェック作業を行わせれば、チェック結果に対する受注者の不満を確認できる。また、この複数の品質チェック作業結果を解析することで、各受注者によるチェック作業の質を分析でき、受注者のランクなどに反映できる。
上記の実施形態では、タスクを受注した受注者は、受信されたタスクの成果物をサーバ4に送信するとしたが、この際、サーバ4において、タスクを送信してから成果物が受信されるまでの間に制限時間を設けてもよい。この場合、サーバ4は、制限時間内に成果物が受信されなかった場合には、受注者による該当するタスクの受注を取り消してもよい。このようにすれば、特に、複数の受注者の成果物の一致数(一致率)で判定する場合に、受注者同士で連絡を取り合って、回答が正しくない成果物を複数送信することで一致数を確保しようとする不正行為が発生するリスクを軽減できる。
また、最初のタスクのみは、受注者に対して割当順に処理を許容し、次のタスクでは受注者をランダムに入れ替えることで、複数の受注者の成果物の一致チェックのリアルタイム性を確保しつつ、不正行為を防ぐことができる。
例えば、複数の受注者が作業を終わらせなれば一致率が計算できないとすると、できるだけ同じ作業を複数の受注者に同時に割り当てなければ、一番目の受注者は、二番目の受注者が答えて一致率の結果がでるまでに、待ち時間が生まれる。
この待ち時間を減らしてリアルタイム性を確保し、一致率の評価をして次の作業に移れるようにするためには、同じ作業を、受注のためにアクセスしてきた複数の受注者に対して順番に割り当てる(割り当て順に処理する)ことが有効である。
しかし、同時に作業をしようとする受注者は、同じ作業が当たる可能性が高くなる。このため、受注者が二人で相談して同じ答えを入力することで、誤った答えであっても回答が一致することで、一致チェックをすり抜けるという問題が生じる。
そのため、A,B,Cの各作業を渡す並び順が、元々AAABBBCCCであるものを、AABABCBCCなどと、順番をランダムに入れ替えればよい。この場合、同時に受注者がアクセスしても、AA、BBなど同じ作業が隣り合っている箇所が減るため、同じ作業に当たる可能性が低くなる。
また、リアルタイム性の確保には、さらに、一致率が出るまでの間にも、一定数の作業を先回りして提示するなどの処理を行えばよい。
さらに、複数の受注者の成果物の一致数(一致率)で判定する場合に、所定回数連続して一致しなかった場合には、そのタスクは一定期間処理できないように設定してもよいし、トライアルの回数でタスクの難易度(一致数や一致率の閾値)を調整してもよい。
例えば、不正な受注者がスクリプトなどで自動的に回答するようにしている場合、複数の成果物で所定回数連続して一致しない可能性が高い。この場合、そのタスクをしばらく受注できないようにすることで、不正な受注者の作業を排除できる。
また、同じタスクに対し、一致数などが所定値を超えずに、複数回、トライアルする場合、その回数が増えるに従って、判断の閾値を高めることで、不正な受注者の作業を排除できる。
上記の実施形態では、成果物の品質チェック作業は、受注者端末3から成果物が納品された場合に設定していたが、受注者端末3からの成果物を、ダミー問題を混入させた正解チェックや、複数の受注者の成果物の一致数などでチェックする一致チェックで合格した成果物を品質チェック作業に回すようにしてもよい。このようにすれば、成果物の品質をより一層向上できる。
上記の実施形態では、ダミー問題は、予め記憶手段41に記憶されているとしたが、これに限らない。例えば、納品済みタスクから類似のタスクを抽出し、当該タスクに含まれる設問をダミー問題としてもよい。
上記の実施形態では、納品可能な成果物を送信した受注者に対して、対価を支払うとしたが、当該対価は現金に限らず、所定のサイトおよび店舗にて利用可能なポイントを付与してもよい。
さらに、上記の実施形態では、ダミー問題を用いた正解チェック、複数の成果物による一致チェック、品質チェック作業を行うことによる二重チェックの3種類のチェック方法をタスクの業務分野に応じて選択していたが、発注あるいは受注するタスクの種類が決まっている場合には、これらのチェック方式の1つのみ、または2つのみを設定してもよい。
上記の実施形態では、タスク送信手段46を設け、タスク送信手段46が、受注者端末3から送信される発注情報の受注要求を取得し、その受注要求に応じて発注情報を受注者端末3に対して送信していた。これに対し、タスク送信手段46を設けずに、サーバ4が発注情報を公開し、どの受注者も自由に発注情報を取得してタスクに着手できるようにしてもよい。
<正解率およびランクのスコアの計算>
図11は正解率およびランクのスコアの計算の処理例を示す図である。図10の説明では受注者評価(SB10)の一環として正解率およびランクのスコアを計算するものとしているが、計算に必要なデータが取得できれば、処理のタイミングは問わない。
図11において、先ず、正解率p'を計算する(ステップS1)。正解率p'は、各受注者につき、従来の正解率(ダミー業務の数に対する正解数(ダミー問題の○○問中△△問以上を正解とした場合の正解したダミー業務の数)の比率)に補正を加え、作業経験の多い受注者と作業経験の少ない受注者との質の違いを正確に評価できるようにするとともに、作業数がゼロ(0)の場合にも妥当な値となるようにしたものである。正解率p'は、作業の質、ひいては受注者や成果物の質を評価する指標となり得る。処理の詳細については後述する。
次いで、グッドワーカ作業の時間単価q'を計算する(ステップS2)。グッドワーカ作業とは、ランク、スコア、正解率等により優秀な受注者を条件としたタスクについての作業である。グッドワーカ作業の時間単価q'は、各受注者につき、グッドワーカ作業の時間単価について、正解率p'と同様の信頼度を考慮した補正を加えたものである。時間単価q'が高い受注者は能力が高いと判断できるため、作業の質、ひいては受注者や成果物の質を評価する指標となり得る。処理の詳細については後述する。
次いで、グッドワーカバッジの保有数 r'を計算する(ステップS3)。グッドワーカバッジとは、優秀な受注者に対して発注者もしくはサービス運用者から付与される記章である。グッドワーカバッジの保有数 r'は、各受注者につき、グッドワーカバッジの保有数について、正解率p'と同様の信頼度を考慮した補正を加えたものである。グッドワーカバッジの保有数 r'が高い受注者は能力が高いと判断できるため、作業の質、ひいては受注者や成果物の質を評価する指標となり得る。処理の詳細については後述する。
次いで、全体作業の時間単価 s'を計算する(ステップS4)。全体作業とは、受注者の能力を条件としないタスクについての作業である。全体作業の時間単価 s'は、各受注者につき、全体作業の時間単価について、正解率p'と同様の信頼度を考慮した補正を加えたものである。全体作業の時間単価 s'が高い受注者は能力が高いと判断できるため、作業の質、ひいては受注者や成果物の質を評価する指標となり得る。処理の詳細については後述する。
次いで、作業対価の総額 t'を計算する(ステップS5)。作業対価の総額 t'は、各受注者につき、作業対価の総額 について、正解率p'と同様の信頼度を考慮した補正を加えたものである。作業対価の総額 t'が高い受注者は能力が高いと判断できるため、作業の質、ひいては受注者や成果物の質を評価する指標となり得る。処理の詳細については後述する。
次いで、ランクのスコアを計算する(ステップS6)。ランクのスコアは、信頼度を考慮した補正を加えた後の評価値である、正解率p'、グッドワーカ作業の時間単価q'、グッドワーカバッジの保有数 r'、全体作業の時間単価 s'、作業対価の総額 t'の平均値であり、受注者の総合的な質、ひいては成果物の質を表わす評価指標となり得る。処理の詳細については後述する。
図12は正解率の計算(図11のステップS1)の処理例を示す図である。
図12において、入力データとして正解チェック数と正解チェックでの正解数を取得し、これらの入力データから正解率p'を計算する(ステップS11)。
ここで、先ず、初期の正解率pを、
p=(正解チェックでの正解数+1)/(正解チェック数+2)
とする。すなわち、分母の正解チェック数に「2」を加え、分子の正解チェックでの正解数に「1」を加えることで、正解チェック数と正解数が「0」の場合においても正解率pが1/2になるようにしている。なお、加える数値はこれらに限定されるものではなく、変更してもよい。
初期の正解率pを上記のようにすることは、数学的には、Binomial分布(結果が成功か失敗のいずれかであるn回の独立な試行を行ったときの成功数で表わされる離散確率分布)の事前分布としてBeta分布を利用し、ハイパーパラメータを1/2とおき(偶然でも半分当たる)、観測後にアップデートされた事後分布の期待値を周辺化などはせずそのままBinomial分布のパラメータとする、ということと同義である。
また、試行回数nを初期の正解率pの分母と同様に、
n=正解チェック数+2
とする。
そして、初期の正解率pを平均値とし、かつ、試行回数をnとするBinomial分布における例えば95%の信頼度区間の下限を、信頼度を考慮した正解率p'として求める。なお、Binomial分布の信頼度区間の下限を数式で表わすのは困難であるため、平均および分散が同じ正規分布による近似を用いている。
これにより、信頼度を考慮した正解率p'を図12に示した式により計算する。max()は、括弧内の第1要素と第2要素の大きい方の値となることを示し、第2要素の値が負の値になった場合は、「0」となる。
図13は信頼度を考慮した正解率p'の説明図である。図13(a)は試行回数nが少ない場合に、Binomial分布を正規分布で近似し、pが平均となるよう正規化したものを示しており、広がった分布となるため、初期の正解率pに対して信頼度を考慮した正解率p'はかなり低い値となる。また、図13(b)は試行回数nが多い場合を同様に近似、正規化したものを示しており、狭い分布となるため、初期の正解率pに対して信頼度を考慮した正解率p'はそれほど低い値とはならない。
これにより、作業経験の多い受注者と作業経験の少ない受注者とで、ダミー業務に対する正解率の違いをより正確に表わすことができる。また、アカウントを取り直しても高い正解率p'を得ることはできないため、不正を防止することができる。
なお、図12および図13では正解率p'を信頼度区間の下限により求める場合について説明したが、信頼度区間の上限により正解率を求めるようにしてもよい。この場合、信頼度区間の上限による正解率が低すぎる受注者をスパムと特定するために用いることができる。通常の受注者であれば信頼度区間の上限では少なくとも所定値を越え、これよりも低くならないと考えられるため、スパムを選別することができる。
次に、図14はグッドワーカ作業の時間単価の計算(図11のステップS2)の処理例を示す図である。
図14において、入力データとしてグッドワーカ作業の総作業時間とグッドワーカ作業の作業回数とグッドワーカ作業の総支払額とを取得し、これらの入力データから時間単価q'を計算する(ステップS21)。
ここで、先ず、初期の平均作業時間λを、
λ=(総作業時間+3)/(作業回数+1)
とする。すなわち、分母の作業回数に「1」を加え、分子の総作業時間に「3」を加えることで、作業回数と総作業時間が「0」の場合においても平均作業時間λが3(分)になるようにしている。なお、加える数値はこれらに限定されるものではなく、変更してもよい。
初期の平均作業時間λを上記のようにすることは、数学的には、Poisson分布(所与の時間間隔で発生する離散的な事象を数える特定の確率変数を持つ離散確率分布)の事前分布としてGamma分布を利用し、ハイパーパラメータを一般的と考えられるタスクあたりの時間とし、観測後にアップデートされた事後分布の期待値を周辺化などはせずそのままPoisson分布のパラメータとする、ということと同義である。
また、試行回数nを初期の平均作業時間λの分母と同様に、
n=作業回数+1
とする。
そして、初期の平均作業時間λを平均値とし、かつ、試行回数をnとするPoisson分布における例えば95%の信頼度区間の上限を、信頼度を考慮した平均作業時間λ'として求める。上限を求めるのは、低めに評価するためである。なお、Poisson分布の信頼度区間の上限を数式で表わすのは困難であるため、平均および分散が同じ正規分布による近似を用いている。正解率の場合のようにmax()を用いていないのは、上限であるため、負の値となることがないことによる。
同様に、初期の平均支払額μと試行回数nを定義し、信頼度を考慮した平均支払額μ'を求める。この場合、低めに評価するため、信頼度区間の下限を用いる。
そして、平均支払額μ'を平均作業時間λ'で割り、所定の係数(ここでは、60)をかけることで、信頼度を考慮した時間単価qを求める。
更に、収入の分布であるといわれるPareto分布を用い、係数α、βを適当に定めることで、更に値の範囲を補正した時間単価q'を求める。
次に、図15はグッドワーカバッジの保有数の計算(図11のステップS3)の処理例を示す図である。
図15において、入力データとしてグッドワーカバッジの保有数を取得し、これらの入力データからグッドワーカバッジの保有数r'を計算する(ステップS31)。
この場合、図14で時間単価qから値の範囲を補正した時間単価q'を求めたのと同様に、Pareto分布を用い、係数α、βを適当に定めることで、グッドワーカバッジの保有数rから、補正したグッドワーカバッジの保有数r'を求める。
次に、図16は全体作業の時間単価の計算(図11のステップS4)の処理例を示す図である。
図16において、入力データとして全体作業の総作業時間と全体作業の作業回数と全体作業の総支払額とを取得し、これらの入力データから全体作業の時間単価s'を計算する(ステップS41)。
この場合、グッドワーカ作業が全体作業に変わるだけで、図14と同様の処理となる。
次に、図17は作業対価の総額の計算(図11のステップS5)の処理例を示す図である。
図17において、入力データとして作業対価の総額を取得し、これらの入力データから作業対価の総額t'を計算する(ステップS51)。
この場合、グッドワーカバッジの保有数が作業対価の総額に変わるだけで、図15と同様の処理となる。
次に、図18はランクのスコアの計算(図11のステップS6)の処理例を示す図である。
図18において、入力データとして正解率 p'とグッドワーカ作業の時間単価 q'とグッドワーカバッジの保有数 r'と全体作業の時間単価 s'と作業対価の総額 t'とを取得し、これらの入力データからランクのスコアを計算する(ステップS61)。
この場合、要素が5つあるため、それぞれの要素に1/5を乗じて加算することで、平均を求めている。
上述した実施形態では、主にクラウドソーシングによる業務を対象とした作業評価指標について説明してきたが、業務の作業に限定されることなく、評価対象となり得る必要な事項の遂行(例えば、人が対象となる入試等の各種テストや、機械やシステムが対象となる性能評価等)に広く適用することが可能である。
<総括>
以上、本実施形態によれば、作業経験の多い受注者と作業経験の少ない受注者との質の違いを正確に評価するとともに、不正を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 クラウドソーシングサービスシステム
2 発注者端末
3 受注者端末
4 サーバ(業務受発注仲介装置)
41 記憶手段
42 発注者管理手段
43 受注者管理手段
44 タスク管理手段(発注情報管理手段)
45 決済管理手段
46 タスク送信手段(発注情報送信手段)
47 成果物管理手段
48 成果物チェック手段
49 成果物送信手段
N ネットワーク

Claims (8)

  1. ダミー問題が含まれたダミー業務の数と、正解したダミー業務の数とを取得する手段と、
    ダミー業務の数に対する正解したダミー業務の数の比率である正解率を平均値とし、かつ、ダミー業務の数を試行回数とする所定の確率分布における所定の信頼度区間の下限もしくは上限を補正後の正解率として生成する手段と、
    生成した補正後の正解率を出力する手段と
    を備えたことを特徴とする作業評価指標生成装置。
  2. 請求項1に記載の作業評価指標生成装置において、
    前記ダミー業務の数および前記正解したダミー業務の数に対して補正値を加える
    ことを特徴とする作業評価指標生成装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の作業評価指標生成装置において、
    前記確率分布として、Binomial分布を近似した正規分布を適用する
    ことを特徴とする作業評価指標生成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の作業評価指標生成装置において、
    前記信頼度区間の下限が負の値となる場合に0以上の値に補正する
    ことを特徴とする作業評価指標生成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業評価指標生成装置において、
    前記補正後の正解率と、所定の基準を満たす受注者に作業を限定したグッドワーカ作業の時間単価、当該受注者に付与されるグッドワーカバッジの保有数、受注者を指定しない全体作業の時間単価、もしくは、作業対価の総額のいずれかもしくは複数の評価値とに基づいて、ランクのスコアを生成する手段と、
    生成したランクのスコアを出力する手段と
    を備えたことを特徴とする作業評価指標生成装置。
  6. 受注者が全ての受注業務を納品するまでにかかった作業時間と、前記全ての受注業務の納品に対する受注者への手数料の支給総額と、前記受注者の受注業務の数とを取得する手段と、
    前記作業時間および前記受注業務の数に基づく平均作業時間を平均値とし、かつ、前記受注業務の数を試行回数とする所定の確率分布における所定の信頼区間の上限を補正後の平均作業時間として生成する第1生成手段と、
    前記支給総額および前記受注業務の数に基づく平均支給額を平均値とし、かつ、前記受注業務の数を試行回数とする所定の確率分布における所定の信頼区間の下限を補正後の平均支給額として生成する第2生成手段と、
    前記第1生成手段が生成した平均作業時間と、前記第2生成手段が生成した平均支給額とに基づく補正後の時間単価を出力する手段と
    を備えたことを特徴とする作業評価指標生成装置。
  7. 評価に必要な事項の遂行に関する情報を取得する手段と、
    前記情報から求めた評価値を平均値とし、かつ、前記情報のうち前記事項の遂行数を試行回数とする所定の確率分布における所定の信頼度区間の下限もしくは上限を補正後の評価値として生成する手段と、
    生成した補正後の評価値を出力する手段と
    を備えたことを特徴とする評価指標生成装置。
  8. 作業評価指標生成装置が実行する方法であって、
    ダミー問題が含まれたダミー業務の数と、正解したダミー業務の数とを取得する工程と、
    ダミー業務の数に対する正解したダミー業務の数の比率である正解率を平均値とし、かつ、ダミー業務の数を試行回数とする所定の確率分布における所定の信頼度区間の下限もしくは上限を補正後の正解率として生成する工程と、
    生成した補正後の正解率を出力する工程と
    を備えたことを特徴とする作業評価指標生成方法。
JP2012210081A 2012-09-24 2012-09-24 作業評価指標生成装置 Active JP5646568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012210081A JP5646568B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 作業評価指標生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012210081A JP5646568B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 作業評価指標生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014067098A JP2014067098A (ja) 2014-04-17
JP5646568B2 true JP5646568B2 (ja) 2014-12-24

Family

ID=50743465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012210081A Active JP5646568B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 作業評価指標生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5646568B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6306400B2 (ja) * 2014-04-04 2018-04-04 Kddi株式会社 クラウドソーシングにおける作業者のスキルを評価するスキル評価装置、プログラム及び方法
JP6367082B2 (ja) * 2014-10-30 2018-08-01 横河電機株式会社 省エネルギーポテンシャル評価システムおよび省エネルギーポテンシャル評価方法
JP6235757B2 (ja) 2015-03-19 2017-11-22 株式会社東芝 対話データ収集システム、対話データ収集方法、対話データ収集プログラム、対話データ収集支援装置、対話データ収集支援方法および対話データ収集支援プログラム
JP6511189B1 (ja) * 2018-10-31 2019-05-15 株式会社ジェイ・エックス・ウィンド 情報処理システムおよび文字起こし方法
JP6677794B1 (ja) * 2018-12-28 2020-04-08 楽天株式会社 評価装置、評価方法及びプログラム
JP7106124B2 (ja) * 2019-04-05 2022-07-26 株式会社ジェイ・エックス・ウィンド 情報処理システムおよび文字起こし方法
KR102155790B1 (ko) * 2019-08-30 2020-09-14 주식회사 크라우드웍스 평균 반려율을 이용한 작업자 능숙도 측정 방법 및 장치
KR102156581B1 (ko) * 2019-11-27 2020-09-16 주식회사 크라우드웍스 실전 작업을 기반으로 한 검증용 크라우드소싱 작업을 제공하는 방법 및 장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000231527A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Shakai Joho Service:Kk アンケートシステム
JP2004287736A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Fujitsu Ltd アンケート評価方法
JP2008021211A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Fuji Xerox Co Ltd 質問生成装置及びプログラム
JP2008128696A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Ntn Corp 加速試験における必要試験個数見積もり方法および装置
JP2008128698A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Ntn Corp 加速試験における有為差有無判定・有為寿命差見積もり方法および装置
JP5233537B2 (ja) * 2008-09-12 2013-07-10 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014067098A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5646568B2 (ja) 作業評価指標生成装置
US10977281B2 (en) Requirements characterisation
JP5581357B2 (ja) 業務受発注仲介装置、業務受発注仲介システム、業務受発注仲介方法、及び業務受発注仲介プログラム
WO2018013475A1 (en) Systems and methods for optimizing parallel task completion
KR101732093B1 (ko) 스타트업 프로젝트 통합 지원 시스템
US20140289171A1 (en) Automatic Event Categorization for Event Ticket Network Systems
KR102211278B1 (ko) 집단지성과 실시간 인공지능학습엔진을 이용한 확률기반 기술가치평가 및 기술거래 온라인플랫폼
WO2018219201A1 (zh) 用于风险测评的数据采集方法及装置和电子设备
WO2017010242A1 (ja) 判定装置、判定方法、及び判定プログラム
US20160071178A1 (en) Real Estate Offer Management System
JP5746554B2 (ja) 情報提供システム、情報提供方法、プログラム及び情報記録媒体
US20160085744A1 (en) System and computer program product for collectively gathering reliable facts and validation thereof
Hanna et al. Mathematical formulation of the project quarterback rating: New framework to assess construction project performance
WO2022007798A1 (zh) 数据显示方法、装置、终端设备及存储介质
US8819061B2 (en) Cloud-based skip tracing application
JP5012453B2 (ja) 監査システム、監査方法及びプログラム
US20180285825A1 (en) Method of evaluation processing, information processing apparatus and non-transitory computer-readable storage medium
JP2014153756A (ja) 業務仲介装置、業務仲介方法および業務仲介プログラム
JP6043759B2 (ja) 業務受発注仲介装置、業務受発注仲介システム、業務受発注仲介方法、及び業務受発注仲介プログラム
KR20200113699A (ko) Ui개발 툴을 이용한 지능형 입찰분석 시스템 및 방법
US20140012624A1 (en) Cloud-based skip tracing application
JP2022055946A (ja) 支払対象外可能性判定装置、支払対象外可能性判定システム、および支払対象外可能性判定方法
EP3257011A1 (en) Asynchronous tendering for variable characteristic assets
KR20150007940A (ko) 사기 관리 시스템 및 방법
JP2016057879A (ja) コンテンツ評価サーバ、コンテンツ評価システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141007

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5646568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350