JP5645507B2 - 紙材供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば古紙再生処理装置等の製紙装置に備えられる紙材供給装置に関する。
従来、古紙から再生紙を製作する古紙再生処理装置としては、例えば、図14に示すように、用紙細断機によって細断された古紙(以下、紙材101と記載)を離解してパルプ懸濁液を製造するパルパー装置102と、パルパー装置102で得られたパルプ懸濁液を脱墨する脱墨装置103と、脱墨されたパルプ懸濁液を抄紙する抄紙装置104とを備えたものがある。
パルパー装置102の上方には、紙材101を計量してパルパー装置102に投入する計量手段105が設けられている。計量手段105の上方には、計量手段105に紙材101を供給する紙材供給装置106が設けられている。紙材供給装置106は、紙材101を貯留するホッパー107と、ホッパー107内の紙材101を計量手段105に排出する紙材排出部108と、紙材101をホッパー107内から紙材排出部108へ送り出すフィーダ109とを有している。尚、ホッパー107とフィーダ109とで紙材投入部110が構成されている。
これによると、紙材101は一旦紙材供給装置106のホッパー107内に貯留され、ホッパー107内の紙材101は、フィーダ109によって紙材排出部108へ送り出され、紙材排出部108から計量手段105に供給される。計量手段105によって計量される紙材101の量が所定量に達すると、図14の仮想線で示すように、計量手段105は所定量の紙材101をパルパー装置102に投入する。これにより、パルパー装置102において、パルプ懸濁液が生成される。尚、上記のような構成を有する紙材供給装置106については、例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2008−133559
しかしながら、上記従来のものでは、紙材供給装置106の紙材投入部110(すなわちホッパー107とフィーダ109)の配置位置は計量手段105の真上に限定され、このため、計量手段105に対する紙材投入部110の配置位置が固定的になり、設計の自由度が低いといった問題がある。
これに対して、紙材投入部110の配置位置を計量手段105の真上から水平方向へ離れた箇所にした場合、紙材排出部108から排出された紙材101を計量手段105へ移送する必要があり、紙材101を効率良く移送することが可能な紙材供給装置が望まれている。
本発明は、設計の自由度が高く、紙材を紙材投入部から紙材排出部へ効率良く移送することが可能な紙材供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明における紙材供給装置は、細断された紙材を目的箇所へ供給する紙材供給装置であって、
内部に移送空間を有する中空状の移送管と、
移送管の上流側に設けられて移送管内に紙材を投入する紙材投入部と、
移送管の下流側に設けられて移送管内から目的箇所へ紙材を排出する紙材排出部と、
移送管内に送風して、紙材投入部から移送管内に投入された紙材を紙材排出部へ流す送気流を発生させる送風機と
送気流循環経路とが備えられ、
紙材投入部は、紙材を移送管内に送り出す送り出し装置と、送り出し装置により移送管へ送り出される紙材を移送管内に分散させる分散用サイクロンとを有し、
分散用サイクロンは、内部に旋回流を発生させる本体胴部と、送り出し装置により送り出される紙材を本体胴部内に導入する導入口と、本体胴部内の紙材を移送管内に排出する排出口と、送風機からの送気流を本体胴部内に導入する送気導入口とを有し
送気流循環経路は、送風機から吐出された送気流が、分散用サイクロンの送気導入口から本体胴部内に導入され、本体胴部内から排出口を通って移送管内に流入し、移送管内を流れて紙材排出部内に流入し、紙材排出部内から送風機に戻り、再び送風機から分散用サイクロンへ吐出される経路であるものである。
これによると、送風機を駆動することにより、送風機から発生した送気流は、分散用サイクロンの送気導入口から本体胴部内に導入され、本体胴部内において旋回流となり、本体胴部内から排出口を通って移送管内に流入し、移送管内から紙材排出部へ流れる。
細断された紙材は、送り出し手段によって分散用サイクロンの導入口から本体胴部内に送り出され、本体胴部内の旋回流により分散され、この旋回流と共に本体胴部内から排出口を通って移送管内に投入され、移送管内を移動して紙材排出部へ流れ、紙材排出部から目的箇所へ排出される。
このように紙材を移送管内の送気流に乗せて目的箇所まで移送するため、紙材排出部を目的箇所に配置しておけばよく、紙材投入部を紙材排出部から離れた場所に配置することが可能になる。したがって、従来のように紙材投入部の配置位置が目的箇所の真上に限定されてしまうことはなく、設計の自由度が高くなる。
また、紙材は分散用サイクロン内に発生する旋回流によって十分に分散された状態で移送管内に投入されるため、紙材が塊の状態で移送管内に投入されるのを防止することが可能となり、紙材の塊が移送されずに移送管内に停滞して詰まるのを防止することができる。これにより、送気流の力を利用して、紙材を紙材投入部から紙材排出部へ効率良く移送することが可能となる。
本第2発明における紙材供給装置は、細断された紙材を目的箇所へ供給する紙材供給装置であって、
内部に移送空間を有する中空状の移送管と、
移送管の上流側に設けられて移送管内に紙材を投入する紙材投入部と、
移送管の下流側に設けられて移送管内から目的箇所へ紙材を排出する紙材排出部と、
移送管内に送風して、紙材投入部から移送管内に投入された紙材を紙材排出部へ流す送気流を発生させる送風機とが備えられ、
紙材投入部は、紙材を移送管内に送り出す送り出し装置と、送り出し装置により移送管へ送り出される紙材を移送管内に分散させる分散用サイクロンとを有し、
分散用サイクロンは、内部に旋回流を発生させる本体胴部と、送り出し装置により送り出される紙材を本体胴部内に導入する導入口と、本体胴部内の紙材を移送管内に排出する排出口と、送風機からの送気流を本体胴部内に導入する送気導入口とを有し、
本体胴部は直円筒状の第1胴部と円錐筒状の第2胴部とを有し、
導入口は本体胴部の軸心方向の一端に設けられ、
排出口は本体胴部の軸心方向の他端に設けられ、
送気導入口は第1胴部の接線方向に設けられ、
第1胴部の内部に、送気導入口から導入される送気流の流れ方向を第1胴部の内周面から離れる方向へ変えて導入口の下方を横切るように案内する変向部材が設けられているものである。
これによると、分散用サイクロンの送気導入口から第1胴部内に導入された送気流は、変向部材に当って、第1胴部の内周面から離れる方向へ向きを変えて導入口の下方を横切るように流れた後、第1胴部内において旋回流となる。この際、旋回流は、その一部が変向部材によって第1胴部の内周面から離れた状態で、第1胴部内を旋回する。
これにより、送り出し手段によって分散用サイクロンの導入口から第1胴部内に送り出された紙材は、導入口の下方を横切る送気流に乗って第1胴部の内周面から離れ、その後、第1胴部内の旋回流によって分散される。この際、上記のように旋回流の一部が第1胴部の内周面から離れているため、旋回流により旋回しながらその遠心力によって第1胴部の内周面に押し付けられる紙材の量が減少し、多量の紙材が分散用サイクロンの第1胴部の内周面に長時間留まって排出口からの排出が阻害されるといった不具合の発生を防止することができる。
尚、第1胴部内に発生した旋回流は第1胴部内から第2胴部内に達し、紙材は第2胴部内の旋回流によっても分散される。この際、第2胴部は円錐形状であるため、紙材が第2胴部の内周面に押し付けられて長時間留まってしまうことはほとんどない。
本第3発明における紙材供給装置は、変向部材は、送気導入口から導入される送気流を、送り出し装置が紙材を送り出す送出位置に案内するものである。
これによると、送気導入口から導入された送気流は変向部材によって送出位置に案内され、分散用サイクロンの導入口から第1胴部内の送出位置に送り出された紙材は、先ず、瞬時に上記送気流に乗って上記送出位置から移動し、その後、第1胴部内の旋回流によって分散される。
本第4発明における紙材供給装置は、分散用サイクロンは送り出し装置の下方に設けられ、
分散用サイクロンの導入口は本体胴部の上部に設けられ、
排出口は本体胴部の下部に設けられ、
変向部材の上端は送気導入口の上端よりも高い位置又は送気導入口の上端と同じ高さの位置にあり、
送気導入口の上端から変向部材の下端までの長さが送気導入口の上端から送気導入口の下端までの長さの半分以上となるように設定されているものである。
これによると、分散用サイクロンの送気導入口から第1胴部内に導入された送気流の大部分が、変向部材に当って、第1胴部の内周面から離れる方向へ向きを変えて導入口の下方を横切るように流れた後、第1胴部内において旋回流となる。
これにより、送り出し装置の下方に位置する分散用サイクロンの導入口の直下を送気流が横切るため、分散用サイクロンの導入口から第1胴部内に導入された紙材を、瞬時に、送気流に乗せて移動させることができるとともに、旋回流の一部を第1胴部の内周面から離間させることで、旋回流により旋回しながらその遠心力によって第1胴部の内周面に押し付けられる紙材の量を減少させることができる。したがって、紙材を効率良く分散して移送することが可能となる。
本第5発明における紙材供給装置は、送気導入口の上端から下端までの長さが第1胴部の上端から下端までの長さと実質的に等しくなるように設定されているものである。
本第6発明における紙材供給装置は、送気導入口の上端から変向部材の下端までの長さが送気導入口の上端から送気導入口の下端までの長さと等しくなるように設定されているものである。
これによると、分散用サイクロンの送気導入口から第1胴部内に導入された送気流のほぼ全てが、変向部材に当って、第1胴部の内周面から離れる方向へ向きを変えて導入口の下方を横切るように流れた後、第1胴部内において旋回流となる。
これにより、送り出し装置の下方に位置する分散用サイクロンの導入口の直下を送気流が横切るため、分散用サイクロンの導入口から第1胴部内に導入された紙材を、瞬時に、送気流に乗せて移動させることができるとともに、旋回流の一部を第1胴部の内周面から離間させることで、旋回流により旋回しながらその遠心力によって第1胴部の内周面に押し付けられる紙材の量を減少させることができる。したがって、紙材を効率良く分散して移送することが可能となる。
本第7発明における紙材供給装置は、細断された紙材を目的箇所へ供給する紙材供給装置であって、
内部に移送空間を有する中空状の移送管と、
移送管の上流側に設けられて移送管内に紙材を投入する紙材投入部と、
移送管の下流側に設けられて移送管内から目的箇所へ紙材を排出する紙材排出部と、
移送管内に送風して、紙材投入部から移送管内に投入された紙材を紙材排出部へ流す送気流を発生させる送風機とが備えられ、
紙材投入部は、紙材を移送管内に送り出す送り出し装置と、送り出し装置により移送管へ送り出される紙材を移送管内に分散させる分散用サイクロンとを有し、
分散用サイクロンは、内部に旋回流を発生させる本体胴部と、送り出し装置により送り出される紙材を本体胴部内に導入する導入口と、本体胴部内の紙材を移送管内に排出する排出口と、送風機からの送気流を本体胴部内に導入する送気導入口とを有し、
本体胴部は直円筒状の第1胴部と円錐筒状の第2胴部とを有し、
導入口は第1胴部の軸心方向の一端に設けられ、
排出口は第2胴部の軸心方向の他端に設けられ、
送気導入口は第1胴部の接線方向に設けられ、
第1胴部の内部に、導入口から導入される紙材と第1胴部の内周面に沿って発生する旋回流との間を仕切る仕切部材が設けられ、
仕切部材の下方に第2胴部が位置しているものである。
これによると、分散用サイクロンの送気導入口から第1胴部内に導入された送気流は、第1胴部の内周面に沿って旋回する旋回流となって、第1胴部内から第2胴部内へ流れ、第2胴部内から排出口を通って移送管内に排出される。
また、紙材は、送り出し手段によって、分散用サイクロンの導入口から第1胴部内に送り出される。この際、導入口から第1胴部内に送り出された紙材と第1胴部の内周面に沿って発生する旋回流との間が仕切部材によって仕切られるため、紙材が第1胴部内の旋回流に巻き込まれ難くなる。これにより、第1胴部内において、旋回流により旋回する紙材の量が減少し、紙材が旋回流の遠心力により第1胴部の内周面に押し付けられるのを防止することができる。したがって、多量の紙材が第1胴部の内周面に長時間留まって排出口からの排出が阻害されるといった不具合の発生を大幅に防止することができる。
尚、上記のように導入口から第1胴部内に送り出された紙材は、ほとんど旋回せずに第1胴部内から第2胴部内に落下し、第2胴部内を流れる旋回流によって旋回して分散され、旋回流と共に第2胴部内から排出口を通って移送管内に排出される。このとき、第2胴部は円錐形状であるため、紙材が第2胴部の内周面に押し付けられて長時間留まってしまうことはほとんどない。
本第8発明における紙材供給装置は、仕切部材は導入口の縁から下向きに形成されて第1胴部内に設けられ、
仕切部材の下端が送気導入口の開口部下端と同じ高さの位置又は送気導入口の開口部下端よりも低い位置になるように設定されているものである。
これによると、導入口から第1胴部内に送り出された紙材と第1胴部の内周面に沿って発生する旋回流との間が仕切部材によって確実に仕切られるため、第1胴部内の旋回流の遠心力によって第1胴部の内周面に押し付けられる紙材の量が大幅に減少し、多量の紙材が第1胴部の内周面に留まって排出口からの排出が阻害されるといった不具合の発生を大幅に防止することができる。
本第9発明における紙材供給装置は、送り出し装置は、回転することで紙材を送り出す送出ローラを有し、
仕切部材の上端部が送出ローラの外周面に摺接自在であるものである。
これによると、送出ローラが回転することで、紙材が分散用サイクロンの導入口から第1胴部内に送り出される。この際、仕切部材の上端部が送出ローラの外周面に摺接するため、送出ローラの外周面に付着した紙材が仕切部材により掻き落とされて導入口へ導入される。
本第10発明における紙材供給装置は、仕切部材は相対向する少なくとも一対の仕切板からなり、
導入口は少なくとも一対の仕切板の上端部間に設けられているものである。
これによると、紙材は送り出し手段によって分散用サイクロンの導入口から第1胴部内の少なくとも一対の仕切板間に送り出されるため、紙材と第1胴部の内周面に沿って発生する旋回流との間が仕切板によって確実に仕切られる。
以上のように本発明によると、設計の自由度が高く、紙材を紙材投入部から紙材排出部へ効率良く移送することが可能である。また、分散用サイクロンの第1胴部の内周面に押し付けられる紙材の量が減少するため、多量の紙材が第1胴部の内周面に長時間留まって排出口からの排出が阻害されるといった不具合の発生を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態における紙材供給装置を備えた古紙再生処理装置の構成を示す概略図である。 同、紙材供給装置の全体図である。 同、紙材供給装置の分散用サイクロンと送り出し装置の一部切欠き正面図である。 上記図3におけるX−X矢視図である。 同、紙材供給装置の分散用サイクロンの斜視図である。 同、紙材供給装置の分散用サイクロンの平面図である。 上記図3におけるY−Y矢視図である。 本発明の第2の実施の形態における紙材供給装置の分散用サイクロンの斜視図である。 同、分散用サイクロンの平面図である。 同、紙材供給装置の分散用サイクロンと送り出し装置の一部切欠き正面図である。 上記図10におけるX−X矢視図である。 上記図10におけるY−Y矢視図である。 本発明の第3の実施の形態における紙材供給装置の分散用サイクロンと送り出し装置の一部切欠き正面図である。 従来の紙材供給装置の断面図である。
以下、本発明における実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は古紙再生処理装置1の構成を示す概略図であり、古紙再生処理装置1は古紙パルプ製造装置2と脱墨装置3と抄紙装置4と仕上げ装置5と排液処理装置6とを一体的に備える小型のものである。
古紙パルプ製造装置2は、古紙13を用紙細断機8等で細断することによって得られる紙材7を離解してパルプ懸濁液9を製造するパルパー装置10と、パルパー装置10に投入される紙材7の投入量を計量する計量部11(目的箇所の一例)と、紙材7を計量部11へ供給する紙材供給装置12とを備えている。
脱墨装置3は、パルパー装置10において製造されたパルプ懸濁液9を脱墨するものである。抄紙装置4は、脱墨装置3において脱墨されたパルプ懸濁液9を抄紙し、抄紙により得られた湿紙を乾燥するものである。仕上げ装置5は、抄紙装置4において湿紙を乾燥したものを所定のサイズに裁断等することにより仕上げを行って再生紙14を得るものである。また、排液処理装置6は脱墨装置3と抄紙装置4においてそれぞれ生じた排液を処理するものである。
以下に、紙材供給装置12の構成を説明する。
図2に示すように、紙材供給装置12は、内部に移送空間16を有する中空状の第1ダクト17(移送管の一例)と、第1ダクト17の上流側に設けられて第1ダクト17内に紙材7を投入する紙材投入部18と、第1ダクト17の下流側に設けられて第1ダクト17内から計量部11へ紙材7を排出する紙材排出用サイクロン19(紙材排出部の一例)と、第1ダクト17内に送風して、紙材投入部18から第1ダクト17内に投入された紙材7を紙材排出用サイクロン19へ流す送気流21を発生させる送風機20とが備えられている。
紙材投入部18は、貯留容器23と、送り出し装置24と、分散用サイクロン25とを有している。貯留容器23は、紙材7を貯留する容器であり、底部に排出口27(図3参照)を有している。また、貯留容器23内には、紙材7を攪拌する攪拌装置28が設けられている。
尚、貯留容器23に、貯留されている紙材7の除電を行うイオナイザー等の静電気除去装置(図示省略)を設け、静電気が紙材7の移送や付属の電気機器(例えばセンサーや制御装置の基板等)に悪影響(例えばノイズの発生や基板の損傷等)を及ぼすのを防止することが好ましい。
図2,図3に示すように、送り出し装置24は、貯留容器23内の紙材7を第1ダクト17内に送り出すものであり、貯留容器23の排出口27の下部に設けられている。送り出し装置24は、四角枠状のケーシング29と、ケーシング29内に設けられた一対の回転自在な送出ローラ30,31と、両送出ローラ30,31を互いに反対方向へ回転させる回転駆動装置(図示省略)とを有している。
図3,図4に示すように、送出ローラ30,31は、互いに反対方向へ回転しながら紙材7を両側から挟んで貯留容器23内から第1ダクト17の上流側に送り出すものであって、ケーシング29の相対向する一対の板部29a間に互いに平行に設けられた一対の回転軸33と、回転軸33に設けられた円形のローラ本体34とを有している。ローラ本体34の外周部は例えばスポンジやゴム等の弾性を有する柔軟な材質で構成されている。
図3〜図7に示すように、分散用サイクロン25は、送り出し装置24の下部に設けられ、送り出し装置24により貯留容器23から第1ダクト17の上流側へ送り出される紙材7を第1ダクト17内に分散した状態で送り出すものである。分散用サイクロン25は、内部に旋回流67を発生させる本体胴部39と、送り出し装置24により送り出される紙材7を本体胴部39内に導入する導入口40と、本体胴部39内の紙材7を第1ダクト17内に排出する排出口41と、送風機20からの送気流21を本体胴部39内に導入する送気導入口42とを有している。
本体胴部39は、直円筒状(ストレートな円筒状)の第1胴部43と、第1胴部43の上端に設けられた取付板44と、第1胴部43の下端に設けられた円錐筒状の第2胴部45とを有している。取付板44は送り出し装置24のケーシング29の下端に取り付けられている。
導入口40は、取付板44に四角形状に形成されており、本体胴部39の軸心46方向の上端(一端)に位置している。第2胴部45は下部ほど縮径しており、排出口41は、第2胴部45の下端に設けられて、上記軸心46方向の下端(他端)に位置している。
送気導入口42は、第1胴部43の接線方向に設けられた送気導入管42aと、送気導入管42aの端部から第1胴部43内に連通する開口部42bとを有している。尚、図4に示すように、送気導入口42の上端Aから下端Bまでの長さL1が第1胴部43の上端Cから下端Dまでの長さL2と実質的に等しくなる(略等しくなる)ように設定されている。
図7に示すように、第1胴部43の内部には、送気導入口42から導入される送気流21の流れ方向を第1胴部43の内周面から離れる方向へ変えて導入口40の下方を横切るように案内する変向板48(変向部材の一例)が設けられている。変向板48は、送気導入口42から導入される送気流21を、送り出し装置24が紙材7を送り出す送出位置49に案内している。尚、変向板48は第1胴部43の接線50に対して所定角度Eで傾斜しており、変向板48の表裏いずれか片面は、送気導入口42から第1胴部43へ流入する送気流21の向きに対向している。
図4に示すように、変向板48の上端Fは送気導入口42の上端Aよりも僅かに高い位置にあり、また、送気導入口42の上端Aから変向板48の下端Gまでの長さL3が送気導入口42の上端Aから送気導入口42の下端Bまでの長さL1と等しくなるように設定されている。
尚、図3に示すように、上記送り出し装置24と分散用サイクロン25との内部には、貯留容器23の排出口27から分散用サイクロン25の排出口41を介して第1ダクト17内の上流側に連通する供給経路51が形成されている。
図1,図2に示すように、紙材排出用サイクロン19は、下部が円錐筒状で且つ上部が直円筒状の本体胴部52と、本体胴部52の直円筒状部分に接線方向へ設けられた流入口53と、本体胴部52の上端部に設けられた送気流出口54と、本体胴部52の下部に設けられた排出口55とを有している。
第1ダクト17は分散用サイクロン25の排出口41と紙材排出用サイクロン19の流入口53との間に接続されており、これにより、紙材排出用サイクロン19と紙材投入部18とは第1ダクト17を介して接続されている。
送風機20は、空気を吸い込む吸込口57と、吸い込んだ空気を吐出する吐出口58とを有している。送風機20の吐出口58と分散用サイクロン25の送気導入口42との間には円管中空状の第2ダクト60が接続されている。
紙材排出用サイクロン19の送気流出口54と送風機20の吸込口57との間には円管中空状の第3ダクト61が接続されている。尚、上記第1〜第3ダクト17,60,61はゴム等で製作された可撓性を有する屈曲自在で柔軟なチューブである。
計量部11は、上下に揺動自在な受け皿63と、受け皿63上に受けられた紙材7の重さを検出する重さ検出器(図示省略)とを有している。
以下、上記構成における作用を説明する。
図1,図2に示すように、給紙装置66から供給される古紙13は用紙細断機8により細断されて紙材7となり、紙材7は貯留容器23内に貯留される。送風機20を駆動することにより、送風機20の吐出口58から吐出された送気流21は、第2ダクト60を通り、分散用サイクロン25の送気導入口42から本体胴部39内に導入され、本体胴部39内において旋回流67となり、本体胴部39内から排出口41を通って第1ダクト17内に流入し、第1ダクト17内を流れて、流入口53から紙材排出用サイクロン19内に流入し、送気流出口54から排出されて第3ダクト61内を流れ、送風機20の吸込口57に戻る。これにより、送気流21が送風機20の吐出口58から第1〜第3ダクト17,60,61を流れて吸込口57に戻り、再び吐出口58から流れ出る送気流循環経路が形成される。
図3に示すように、貯留容器23内の紙材7は、排出口27から排出され、回転駆動している両送出ローラ30,31間に挟まれ、分散用サイクロン25の導入口40から本体胴部39内に送り出され、本体胴部39内の旋回流67により分散され、この旋回流67と共に本体胴部39内から排出口41を通って第1ダクト17内に投入され、図2に示すように、第1ダクト17内を移動して、紙材排出用サイクロン19の流入口53から本体胴部52内に流入し、排出口55から計量部11の受け皿63に排出され、重さ検出器によって受け皿63上の紙材7の重さが検出される。
このように紙材7を第1ダクト17内の送気流21に乗せて計量部11まで移送するため、紙材排出用サイクロン19を計量部11に配置しておけばよく、紙材投入部18を紙材排出用サイクロン19から離れた場所に配置することが可能になる。したがって、従来のように紙材投入部18の配置位置が計量部11の真上に限定されてしまうことはなく、設計の自由度が高くなる。
また、紙材7は分散用サイクロン25内に発生する旋回流67によって十分に分散された状態で第1ダクト17内に投入されるため、紙材7が塊の状態で第1ダクト17内に投入されるのを防止することが可能となり、紙材7の塊が移送されずに第1ダクト17内に停滞して詰まるのを防止することができる。これにより、送気流21の力を利用して、紙材7を紙材投入部18から紙材排出用サイクロン19へ効率良く移送することが可能となる。
上記のように送気流21の力を利用して紙材7を移送している際、図7の点線で示すように、分散用サイクロン25の送気導入口42から第1胴部43内に導入された送気流21は、変向板48に当って、第1胴部43の内周面から離れる方向に向きを変えて送出位置49へ案内され、導入口40の下方を横切るように流れた後、第1胴部43内において旋回流67となる。この際、旋回流67は、その一部が変向板48によって第1胴部43の内周面から離れた状態で、第1胴部43内を旋回する。
これにより、回転する両送出ローラ30,31によって分散用サイクロン25の導入口40から第1胴部43内の送出位置49に送り出された紙材7は、先ず、導入口40の下方を横切る送気流21に瞬時に乗って、送出位置49から移動し、その後、第1胴部43内の旋回流67によって分散される。この際、上記のように旋回流67の一部が第1胴部43の内周面から離れているため、旋回流67により旋回しながらその遠心力によって第1胴部43の内周面に押し付けられる紙材7の量が減少し、多量の紙材7が第1胴部43の内周面に長時間留まって排出口41からの排出が阻害されるといった不具合の発生を防止することができる。
尚、図4に示すように、送気導入口42の上端Aから変向板48の下端Gまでの長さL3が送気導入口42の上端Aから送気導入口42の下端Bまでの長さL1と等しいので、送気導入口42から第1胴部43内に導入された送気流21のほぼ全てが、確実に変向板48に当り、向きを変えて流れる。これにより、多量の紙材7が第1胴部43の内周面に長時間留まって排出口41からの排出が阻害されるといった不具合の発生をより一層確実に防止することができる。
また、第1胴部43内に発生した旋回流67は第1胴部43内から第2胴部45内に達し、紙材7は第2胴部45内の旋回流によっても分散される。この際、第2胴部45は円錐形状であるため、紙材7が第2胴部45の内周面に押し付けられて長時間留まってしまうことはほとんどない。
上記第1の実施の形態では、図4に示すように、変向板48の上端Fを、送気導入口42の上端Aよりも僅かに高い位置にしたが、送気導入口42の上端Aと同じ高さの位置にしてもよい。
また、送気導入口42の上端Aから変向板48の下端Gまでの長さL3を、送気導入口42の上端Aから送気導入口42の下端Bまでの長さL1と等しくしたが、上記長さL3を上記長さL1の半分以上で且つ上記長さL1よりも短くしてもよい。
また、送気導入口42の上端Aから下端Bまでの長さL1を、第1胴部43の上端Cから下端Dまでの長さL2と略等しくしたが、正確に等しくしてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図8〜図12に示すように、分散用サイクロン25の第1胴部43の内部には、導入口40から導入される紙材7と第1胴部43の内周面に沿って発生する旋回流70との間を仕切る仕切部材71が設けられている。仕切部材71は、送気導入口42の軸心に平行な方向(前後方向)において相対向する一対の仕切板71aと、送気導入口42の軸心に直交する方向(左右方向)において相対向する一対の仕切板71bとを有している。
各仕切板71a,71bはそれぞれ、上端が取付板44に設けられ、導入口40の各縁から第1胴部43内に垂下されている。これにより、仕切部材71は、上下両端が開口した四角形の筒状に構成されている。導入口40は相対向する各仕切板71a,71bの上端部間に位置しており、これにより、導入口40の下方の周囲は各仕切板71a,71bによって取り囲まれている。
図11に示すように、仕切部材71の下端Hは送気導入口42の開口部42bの下端Iと同じ高さの位置になるように設定されており、仕切部材71の下方に第2胴部45が位置している。図10に示すように、両仕切板71bの上端辺(上端部)はそれぞれ、送出ローラ30,31の回転軸33の軸心の真下に位置するとともに、回転軸33の軸心と平行であり、送出ローラ30,31の外周面に摺接自在である。
また、図9,図11に示すように、一対の仕切板71a間の間隔Jは送出ローラ30,31のローラ本体34の軸方向における全長Kよりも長く設定されており、送出ローラ30,31は一対の仕切板71a間の上方に位置している。
以下、上記構成における作用を説明する。
送気流21の力を利用して紙材7を移送している際、図12に示すように、分散用サイクロン25の送気導入口42から第1胴部43内に導入された送気流21は、第1胴部43の内周面に沿って旋回する旋回流70となって、第1胴部43内から第2胴部45内へ流れ、第2胴部45内から排出口41を通って第1ダクト17内に排出される。
また、紙材7は、回転する両送出ローラ30,31によって、分散用サイクロン25の導入口40から第1胴部43内の仕切部材71で囲まれた空間72に送り出される。この際、図12に示すように、第1胴部43内の空間72に送り出された紙材7と第1胴部43の内周面に沿って発生する旋回流70との間が仕切部材71によって確実に仕切られるため、紙材7が第1胴部43内の旋回流70に巻き込まれ難くなる。これにより、第1胴部43内において、旋回流70により旋回する紙材7の量が大幅に減少し、紙材7が旋回流70の遠心力により第1胴部43の内周面に押し付けられるのを防止することができる。したがって、多量の紙材7が第1胴部43の内周面に長時間留まって排出口41からの排出が阻害されるといった不具合の発生を大幅に防止することができる。
尚、上記のように導入口40から第1胴部43内に送り出された紙材7は、仕切部材71内の空間72を通ることにより、ほとんど旋回せずに第1胴部43内から第2胴部45内に落下し、第2胴部45内を流れる旋回流(図示省略)によって旋回して分散され、送気流21と共に第2胴部45内から排出口41を通って第1ダクト17内に排出される。このとき、第2胴部45は円錐形状であるため、紙材7が遠心力により第2胴部45の内周面に押し付けられて長時間留まってしまうことはほとんどない。
また、図10に示すように、仕切部材71の両仕切板71bの上端辺が両送出ローラ30,31の外周面に摺接するため、送出ローラ30,31の外周面に付着した紙材7が仕切板71bの上端辺により掻き落とされて導入口40へ導入される。
(第3の実施の形態)
上記第2の実施の形態では、図10に示すように、仕切部材71の上端辺を取付板44の上面と面一にしたが、以下に説明する本発明の第3の実施の形態では、図13に示すように、仕切部材71の上端辺を取付板44の上面よりも上方へ突出させている。尚、仕切部材71の両仕切板71bの上端辺はそれぞれ、送出ローラ30,31の外周面に摺接自在である。
これよると、両仕切板71bの上端部が両送出ローラ30,31の外周面に摺接するため、送出ローラ30,31の外周面に付着した紙材7が仕切板71bの上端辺により掻き落とされて導入口40へ導入される。
上記第2および第3の実施の形態では、図11に示すように、仕切部材71の下端Hを、送気導入口42の開口部42bの下端Iと同じ高さの位置に設定しているが、送気導入口42の開口部42bの下端Iよりも僅かに低い位置に設定してもよい。
上記第2および第3の実施の形態では、図8に示すように、仕切部材71を、一対の仕切板71aと一対の仕切板71bとで構成したが、一対の仕切板71aのみ、或は、一対の仕切板71bのみで構成してもよい。また、一対の仕切板71aといずれか片方の仕切板71bとで構成してもよいし、或は、一対の仕切板71bといずれか片方の仕切板71aとで構成してもよい。
上記各々の実施の形態では、目的箇所の一例として計量部11を挙げたが、計量部11に限定されるものではない。
7 紙材
11 計量部(目的箇所)
12 紙材供給装置
16 移送空間
17 第1ダクト(移送管)
18 紙材投入部
19 紙材排出用サイクロン(紙材排出部)
20 送風機
21 送気流
24 送り出し装置
25 分散用サイクロン
30,31 送出ローラ
39 本体胴部
40 導入口
41 排出口
42 送気導入口
43 第1胴部
45 第2胴部
46 本体胴部の軸心
48 変向板(変向部材)
49 送出位置
50 接線
67,70 旋回流
71 仕切部材
71a,71b 仕切板
A 送気導入口の上端
B 送気導入口の下端
C 第1胴部の上端
D 第1胴部の下端
F 変向板の上端
G 変向板の下端
H 仕切部材の下端
I 送気導入口の開口部の下端
L1 送気導入口の上端から下端までの長さ
L2 第1胴部の上端から下端までの長さ
L3 送気導入口の上端から変向板の下端までの長さ

Claims (10)

  1. 細断された紙材を目的箇所へ供給する紙材供給装置であって、
    内部に移送空間を有する中空状の移送管と、
    移送管の上流側に設けられて移送管内に紙材を投入する紙材投入部と、
    移送管の下流側に設けられて移送管内から目的箇所へ紙材を排出する紙材排出部と、
    移送管内に送風して、紙材投入部から移送管内に投入された紙材を紙材排出部へ流す送気流を発生させる送風機と
    送気流循環経路とが備えられ、
    紙材投入部は、紙材を移送管内に送り出す送り出し装置と、送り出し装置により移送管へ送り出される紙材を移送管内に分散させる分散用サイクロンとを有し、
    分散用サイクロンは、内部に旋回流を発生させる本体胴部と、送り出し装置により送り出される紙材を本体胴部内に導入する導入口と、本体胴部内の紙材を移送管内に排出する排出口と、送風機からの送気流を本体胴部内に導入する送気導入口とを有し
    送気流循環経路は、送風機から吐出された送気流が、分散用サイクロンの送気導入口から本体胴部内に導入され、本体胴部内から排出口を通って移送管内に流入し、移送管内を流れて紙材排出部内に流入し、紙材排出部内から送風機に戻り、再び送風機から分散用サイクロンへ吐出される経路であることを特徴とする紙材供給装置。
  2. 細断された紙材を目的箇所へ供給する紙材供給装置であって、
    内部に移送空間を有する中空状の移送管と、
    移送管の上流側に設けられて移送管内に紙材を投入する紙材投入部と、
    移送管の下流側に設けられて移送管内から目的箇所へ紙材を排出する紙材排出部と、
    移送管内に送風して、紙材投入部から移送管内に投入された紙材を紙材排出部へ流す送気流を発生させる送風機とが備えられ、
    紙材投入部は、紙材を移送管内に送り出す送り出し装置と、送り出し装置により移送管へ送り出される紙材を移送管内に分散させる分散用サイクロンとを有し、
    分散用サイクロンは、内部に旋回流を発生させる本体胴部と、送り出し装置により送り出される紙材を本体胴部内に導入する導入口と、本体胴部内の紙材を移送管内に排出する排出口と、送風機からの送気流を本体胴部内に導入する送気導入口とを有し、
    本体胴部は直円筒状の第1胴部と円錐筒状の第2胴部とを有し、
    導入口は本体胴部の軸心方向の一端に設けられ、
    排出口は本体胴部の軸心方向の他端に設けられ、
    送気導入口は第1胴部の接線方向に設けられ、
    第1胴部の内部に、送気導入口から導入される送気流の流れ方向を第1胴部の内周面から離れる方向へ変えて導入口の下方を横切るように案内する変向部材が設けられていることを特徴とする紙材供給装置。
  3. 変向部材は、送気導入口から導入される送気流を、送り出し装置が紙材を送り出す送出位置に案内することを特徴とする請求項2記載の紙材供給装置。
  4. 分散用サイクロンは送り出し装置の下方に設けられ、
    分散用サイクロンの導入口は本体胴部の上部に設けられ、
    排出口は本体胴部の下部に設けられ、
    変向部材の上端は送気導入口の上端よりも高い位置又は送気導入口の上端と同じ高さの位置にあり、
    送気導入口の上端から変向部材の下端までの長さが送気導入口の上端から送気導入口の下端までの長さの半分以上となるように設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の紙材供給装置。
  5. 送気導入口の上端から下端までの長さが第1胴部の上端から下端までの長さと実質的に等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の紙材供給装置。
  6. 送気導入口の上端から変向部材の下端までの長さが送気導入口の上端から送気導入口の下端までの長さと等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の紙材供給装置。
  7. 細断された紙材を目的箇所へ供給する紙材供給装置であって、
    内部に移送空間を有する中空状の移送管と、
    移送管の上流側に設けられて移送管内に紙材を投入する紙材投入部と、
    移送管の下流側に設けられて移送管内から目的箇所へ紙材を排出する紙材排出部と、
    移送管内に送風して、紙材投入部から移送管内に投入された紙材を紙材排出部へ流す送気流を発生させる送風機とが備えられ、
    紙材投入部は、紙材を移送管内に送り出す送り出し装置と、送り出し装置により移送管へ送り出される紙材を移送管内に分散させる分散用サイクロンとを有し、
    分散用サイクロンは、内部に旋回流を発生させる本体胴部と、送り出し装置により送り出される紙材を本体胴部内に導入する導入口と、本体胴部内の紙材を移送管内に排出する排出口と、送風機からの送気流を本体胴部内に導入する送気導入口とを有し、
    本体胴部は直円筒状の第1胴部と円錐筒状の第2胴部とを有し、
    導入口は第1胴部の軸心方向の一端に設けられ、
    排出口は第2胴部の軸心方向の他端に設けられ、
    送気導入口は第1胴部の接線方向に設けられ、
    第1胴部の内部に、導入口から導入される紙材と第1胴部の内周面に沿って発生する旋回流との間を仕切る仕切部材が設けられ、
    仕切部材の下方に第2胴部が位置していることを特徴とする紙材供給装置。
  8. 仕切部材は導入口の縁から下向きに形成されて第1胴部内に設けられ、
    仕切部材の下端が送気導入口の開口部下端と同じ高さの位置又は送気導入口の開口部下端よりも低い位置になるように設定されていることを特徴とする請求項7記載の紙材供給装置。
  9. 送り出し装置は、回転することで紙材を送り出す送出ローラを有し、
    仕切部材の上端部が送出ローラの外周面に摺接自在であることを特徴とする請求項8記載の紙材供給装置。
  10. 仕切部材は相対向する少なくとも一対の仕切板からなり、
    導入口は少なくとも一対の仕切板の上端部間に設けられていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の紙材供給装置。
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