JP5644316B2 - パウチ及びその製造方法 - Google Patents
パウチ及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5644316B2 JP5644316B2 JP2010214162A JP2010214162A JP5644316B2 JP 5644316 B2 JP5644316 B2 JP 5644316B2 JP 2010214162 A JP2010214162 A JP 2010214162A JP 2010214162 A JP2010214162 A JP 2010214162A JP 5644316 B2 JP5644316 B2 JP 5644316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- pouch
- grooves
- shape
- nozzle portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Description
がかかってしまう。なお、図7(a)は位置ずれが生じていない場合を示し、図7(b)は位置ずれが生じた場合を示している。
フィルムで構成され、内部の流体を注出するノズル部が形成されたパウチにおいて、
該ノズル部の表面に、前記流体の注出方向に向かって伸び、かつ該注出方向に対する横断面形状が略楔形である複数の溝が密に設けられることで前記複数の溝のそれぞれの形状保持力により膨らんだ膨らみ部が形成され、かつ該膨らみ部は前記形状保持力によって膨らんだ状態が維持されることにより、前記ノズル部を立体的な形状としたことを特徴とする。
前記フィルムが多層樹脂フィルムであって、
前記複数の溝が外層フィルムを突き抜け、その溝底が、前記外層フィルムの内層側フィルムの厚み途中に至るように設けられていることを特徴とする。
前記ノズル部に、易開封溝が設けられていることを特徴とする。
フィルムで構成され、内部の流体を注出するノズル部が形成されたパウチの製造方法において、
横断面形状が略楔状の複数の刃によって、前記ノズル部の表面に、前記フィルムの厚み途中に至る複数の溝を、前記流体の注出方向に向けて密に形成することで前記複数の溝のそれぞれの形状保持力により膨らませた膨らみ部を形成し、前記形状保持力によって前記膨らみ部の形状を維持させることにより、前記ノズル部を立体的な形状とすることを特徴とする。
前記フィルムが多層樹脂フィルムであって、前記複数の溝が外層フィルムを突き抜け、その溝底が、前記外層フィルムの内層側フィルムの厚み途中に至るように設けられることを特徴とする。
前記パウチをヒートシールした後、前記複数の溝を形成することを特徴とする。
前記ノズル部に易開封溝が設けられ、前記複数の溝と易開封溝を同時に形成することを特徴とする。
図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係る立体的なノズル部を備えたパウチ及びその製造方法について説明する。
特に、図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係るパウチ10の全体構成等について説明する。図1は本発明の実施例に係るパウチの正面図である。図2は本発明の実施例
に係るパウチの模式的断面図である。なお、図2は図1におけるAA断面図に相当する。また、図2中の幅Xはノズルシール部分の幅を示している。
図2及び図3を参照して、ノズル部16について、より詳細に説明する。図3は本発明の実施例に係るパウチにおけるノズル部の形成時の様子を示す図である。なお、図3においては、ノズル部が形成される付近の断面図で示している。図3の(a)〜(c)において、図中左側はノズル部が形成される付近の一部を拡大した断面図であり、図中右側は左側の図の一部を更に拡大した断面図である。また、図3(a)は加工前、同図(b)は加工中、同図(c)は加工後の様子をそれぞれ示している。
層フィルム22とを備えるラミネートフィルムである(図3(a)参照)。内層フィルム21の好適な例としては、熱融着性を有し、柔軟性の高い厚さ150μmのポリエチレン製のフィルムを挙げることができる。また、外層フィルム22の好適な例としては、強度の高い厚さ15μmのナイロン製のフィルムを挙げることができる。
る溝の溝底が、内層フィルム表面から内層フィルム厚の0.1%以上10%以下の位置に達するようにすることで、内層フィルム21の表面側の長さが元の長さよりも長くなり、発生した伸びにより溝20bの形状保持力が発生し、膨らみ部20aを安定的に膨らんだ形状とすることができる。
本実施例に係るパウチ10によれば、ノズル部16の表面に密に設けられた複数の溝20b,30bのそれぞれの形状保持力によって形成された膨らみ部20a,30aにより、立体的なノズル部16が形成されている。従って、前記ノズル部16に外力が加わったとしても、膨らみ部20a,30aが逆側に凹んでしまったままとなり難く、元の形状に戻り易いため、パウチ10の一部を切断した際に、注出口が閉じてしまっていることを防止できる。
ンが必要ないため、ノズル部16における流路断面積を、ノズル部16における限られた外寸内で可及的に広くすることができ、収納された流体を短時間で注出することができる。さらに、ノズル部16本体を押しつぶすことが可能なため、パウチ内に収納された流体を最後まで絞り出すことができる。
上記の通り、フィルム20,30の表面に、流体の注出方向に向かって伸びる複数の溝20b,30bを形成することによって、立体的なノズル部16を形成することができる。これら複数の溝20b,30bの形状(平面形状)に関しては、特に限定するものではなく、ノズル部16から注出される流体の注出方向に向かって伸びていれば良い。また、複数の溝20b,30bは、開封予定位置近辺からノズル部の基部あたりまで設けるのがよい。そして、複数の溝20b,30bはノズル幅いっぱいに設けるのがよいが、ノズルの中心線沿いに集中して設けたり、両側縁寄りに設けたりすることもできる。さらに、複数の溝20b,30bのそれぞれは、注出方向に向かって連続的に設けても、断続的に設けてもよい。また、ノズル部を復元しやすくするためには、複数の溝20b,30bを密に形成することが好適である。
図4及び図5には立体的なノズル部を形成可能な複数の溝の形状の具体例を示している。
また、易開封溝Lと複数の溝20b,30bは交差してもしなくてもよく、易開封溝Lを切り取って開口したときに立体的な注出口が形成されればよい。
11 タブシール部
12 トップシール部
13 ボトムシール部
14,15 サイドシール部
16 ノズル部
20,30 フィルム
20a,30a 膨らみ部
20b,30b 溝
21,31 内層フィルム
22,32 外層フィルム
40 底材用フィルム
50 刃
L 易開封溝
N ノッチ
Claims (7)
- フィルムで構成され、内部の流体を注出するノズル部が形成されたパウチにおいて、
該ノズル部の表面に、前記流体の注出方向に向かって伸び、かつ該注出方向に対する横断面形状が略楔形である複数の溝が密に設けられることで前記複数の溝のそれぞれの形状保持力により膨らんだ膨らみ部が形成され、かつ該膨らみ部は前記形状保持力によって膨らんだ状態が維持されることにより、前記ノズル部を立体的な形状としたことを特徴とするパウチ。 - 前記フィルムが多層樹脂フィルムであって、前記複数の溝が外層フィルムを突き抜け、その溝底が、前記外層フィルムの内層側フィルムの厚み途中に至るように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
- 前記ノズル部に易開封溝を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のパウチ。
- フィルムで構成され、内部の流体を注出するノズル部が形成されたパウチの製造方法において、
横断面形状が略楔状の複数の刃によって、前記ノズル部の表面に、前記フィルムの厚み途中に至る複数の溝を、前記流体の注出方向に向けて密に形成することで前記複数の溝のそれぞれの形状保持力により膨らませた膨らみ部を形成し、前記形状保持力によって前記膨らみ部の形状を維持させることにより、前記ノズル部を立体的な形状とすることを特徴とするパウチの製造方法。 - 前記フィルムが多層フィルムであって、前記複数の溝が外層フィルムを突き抜け、その溝底が、前記外層フィルムの内層側フィルムの厚み途中に至るように設けられることを特徴とする請求項4に記載のパウチの製造方法。
- 前記パウチをヒートシールした後、前記複数の溝を形成することを特徴とする請求項4または5に記載のパウチの製造方法。
- 前記ノズル部に易開封溝が設けられ、前記複数の溝と易開封溝を同時に形成することを特徴とする請求項4乃至6の何れかに記載のパウチの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010214162A JP5644316B2 (ja) | 2010-09-24 | 2010-09-24 | パウチ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010214162A JP5644316B2 (ja) | 2010-09-24 | 2010-09-24 | パウチ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012066853A JP2012066853A (ja) | 2012-04-05 |
JP5644316B2 true JP5644316B2 (ja) | 2014-12-24 |
Family
ID=46164615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010214162A Active JP5644316B2 (ja) | 2010-09-24 | 2010-09-24 | パウチ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5644316B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6318894B1 (en) * | 1999-10-06 | 2001-11-20 | Kraft Foods Holdings, Inc. | Resealable flexible packages having hook design tear line |
JP4269591B2 (ja) * | 2002-08-06 | 2009-05-27 | 東洋製罐株式会社 | 注出機能付き袋状容器及びその製造方法 |
JP2004299718A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Toppan Printing Co Ltd | 軟質包装袋 |
US7543361B2 (en) * | 2004-04-26 | 2009-06-09 | The Glad Products Company | Closure device providing visual confirmation of occlusion |
JP2007069930A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Kao Corp | 詰替え用袋 |
JP2008074479A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Kao Corp | 詰替え用袋 |
JP5365224B2 (ja) * | 2009-01-29 | 2013-12-11 | 凸版印刷株式会社 | 詰め替えパウチ |
-
2010
- 2010-09-24 JP JP2010214162A patent/JP5644316B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012066853A (ja) | 2012-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6817810B2 (ja) | シート材容器 | |
JP6167702B2 (ja) | 積層フィルムおよび包装容器 | |
JP2014533222A (ja) | 破断開封部を有する単回用量密封パック、及び破断開封部を有する単回用量密封パックを製造する方法 | |
JP3135151U (ja) | 包装体 | |
JP6388465B2 (ja) | 包装材料及び当該材料で形成された包装容器 | |
JP6892817B2 (ja) | スパウト付きガゼット袋 | |
JP5459639B2 (ja) | 引裂き開封性に優れるフィルム状逆止ノズルおよびその引裂き誘導線形成方法 | |
JP2018024472A (ja) | スパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体 | |
JP5644316B2 (ja) | パウチ及びその製造方法 | |
JP5994621B2 (ja) | 液体収容袋の製造方法および液体収容袋 | |
JP4489515B2 (ja) | ミシン目 | |
JP6089574B2 (ja) | ノズル付き包装用パウチおよびその製造方法 | |
JP6626317B2 (ja) | スパウト付きガゼット袋およびその製造方法 | |
ES2955192T3 (es) | Material de envasado y un proceso de fabricación del mismo | |
JP2022124039A (ja) | 包装袋 | |
JP7094835B2 (ja) | 容器用シート材からなる容器 | |
JP2011240932A (ja) | 液体用スパウト付き袋及びバッグインボックス | |
JP6684140B2 (ja) | ノッチ付き袋 | |
JP6012966B2 (ja) | スパウト付き収容体 | |
JP6291869B2 (ja) | 詰替え容器 | |
JP5906669B2 (ja) | 易開封性包装体 | |
JP6284696B2 (ja) | 易開封性包装体 | |
JP6551572B2 (ja) | スタンディングタイプの包装袋 | |
JP7364413B2 (ja) | 包装袋および包装袋の製造方法 | |
JP7028571B2 (ja) | ガゼット袋体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20130513 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130610 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141020 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5644316 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |