JP5644193B2 - 熱転写両面受像シート - Google Patents

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Description

本発明は、熱転写両面受像シートに関し、詳しくは、ブロッキングと、面ざらつきに起因する印画ざらつきの生ずることのない熱転写両面受像シートに関する。
熱転写を利用した画像の形成方法として、記録材としての熱拡散型染料(昇華型染料)をプラスチックフィルム等の基材シート上に担持させた熱転写シートと、紙やプラスチックフィルム等の基材シートの一方の面上に該染料の受容層を設けた熱転写受像シートとを互いに重ね合わせてフルカラー画像を形成する熱拡散型転写方式(昇華型熱転写方式)が知られている。この方法は、熱拡散型染料を色材としているためドット単位で濃度、階調を自由に調節でき、原稿通りのフルカラー画像を熱転写受像シート上に鮮明に表現することができるので、デジタルカメラ、ビデオ、コンピューター等のカラー画像形成に応用されており、その画像は、銀塩写真に匹敵する高品質なものである。この熱転写受像シートの受容層を構成する樹脂としては、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース樹脂などの熱可塑性樹脂が知られている。
このような、熱転写受像シートは、受容層と基材シートとが対向するようにロール状に巻き取られた状態で保存されており、高温下で長期保存を行った場合には、受容層と基材シートとが「ブロッキング」してしまう問題があった。このような状況下、受容層と基材シートとの「ブロッキング」を防止するための種々の研究が行われており、受容層にブロッキング対策を施した熱転写受像シートや、基材シート側にブロッキング対策を施した熱転写受像シートが提案されている。これらの提案は、受容層、基材シートのいずれか一方に対策を施すことで、「ブロッキング」を防止することを目的とするものである。しかしながら、印画面である受容層側に、粒子(例えば、フィラー)等を添加してブロッキング対策を施そうとすると、受容層表面に突出する粒子により受容層に「面ざらつき」が生じてしまうこととなる。そして、この「面ざらつき」が生じた熱転写受像シート上に画像が形成された印画物には、「印画ざらつき」(「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」)が生じ、意匠性が著しく低下することとなる。そこで、一般的には、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」を防止するために、印画面である受容層にブロッキング対策を施さず、基材シートの他方の面にブロッキング対策を施したものが主流となっている。例えば、特許文献1には、基材シートの受容層が形成される面とは異なる面にフィラーを含有する裏面層を設けた熱転写受像シートが提案されている。
一方で、近時、フォトブック等の需要の向上に伴い、例えば、特許文献2に提案されているように、基材シートの両面に受容層を備えた熱転写受像シートが知られている。この熱転写受像シートは、ロール状に巻き取って保存した場合に受容層同士が密着することから、上記の一方の面にのみ受容層を備える熱転写受像シート(保存中に基材シートと受容層とが密着する熱転写受像シート)に比べ、ブロッキングの発生頻度は更に高い。ブロッキングを防止するために、各受容層にブロッキング対策を施すことも考えられるが、上記のように、粒子(例えば、フィラー)等を受容層に添加した場合には、一定の範囲でブロッキングを防止することはできたとしても、受容層の表面には「面ざらつき」が発生し、この熱転写受像シート上に画像が形成された印画物には両面で、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が発生することとなる。特に、両面に受容層を備える熱転写受像シートは、両面が印画面であることから、上記特許文献1に提案されている裏面層のような、ブロッキング対策を施した層を形成することができず、「ブロッキング」と、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」の双方を防止することができる、熱転写両面受像シートが求められている。
特開2009−83161号公報 特開2009−56598号広報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、両面に受容層を備える熱転写両面受像シートにおいて、「ブロッキング」と、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」の双方を防止することができる熱転写両面受像シートを提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決するための、本発明の熱転写両面受像シートは、基材シートの両面に染料受容層を有する熱転写両面受像シートであって、基材シートの一方の面に設けられる第1染料受容層と、前記基材シートの他方の面に設けられる第2染料受容層とを有し、前記第1染料受容層及び第2染料受容層は、それぞれ、昇華性染料を受容可能な樹脂と、微粉末シリカとを少なくとも含む構成をとり、前記第1染料受容層に含まれる前記微粉末シリカは、第1染料受容層に含まれる前記昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25〜3質量%の範囲内で含有されているとともに、前記第2染料受容層に含まれる前記微粉末シリカは、第2染料受容層に含まれる前記昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25〜3質量%の範囲内で含有されており、前記第1染料受容層に含まれる前記微粉末シリカ、及び前記第2染料受容層に含まれる前記微粉末シリカは、ともに粒径が0.5〜6μmの微粉末シリカであることを特徴とする。
また、前記第1染料受容層と前記第2染料受容層に含まれる微粉末シリカの合計質量が、前記第1染料受容層と前記第2染料受容層に含まれる前記昇華性染料を受容可能な樹脂の合計固形分総量に対し、0.5〜6質量%の範囲内であってもよい。
本発明によれば、「ブロッキング」と、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」の双方を防止することができる
本発明の熱転写両面受像シートの概略断面図である。 本発明の熱転写両面受像シートの概略断面図である。
以下に、本発明の熱転写両面受像シートについて、図1を参照して具体的に説明する。なお、図1は、本発明の熱転写両面受像シートの一実施形態を示す概略断面図である。図1に示すように、本発明の熱転写両面受像シート10は、基材シートの両面に染料受容層を有する熱転写両面受像シートであって、基材シート1の一方の面に設けられる第1染料受容層2と、基材シートの他方の面に設けられる第2染料受容層3とを有する。ここで、本発明の熱転写両面受像シート10は、第1染料受容層2及び第2染料受容層3は、それぞれ、昇華性染料を受容可能な樹脂と、微粉末シリカとを少なくとも含む構成をとり、第1染料受容層2に含まれる微粉末シリカは、第1染料受容層に含まれる昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25%〜3質量%の範囲内で含有されているとともに、第2染料受容層3に含まれる微粉末シリカは、第2染料受容層に含まれる昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25%〜3質量%の範囲内で含有されていることを特徴とする。本発明は、この要件を具備するものであればよく、他の要件について如何なる限定もされることはない。以下、本発明の熱転写両面受像シート10を構成する各層についてさらに詳細に説明する。
(基材シート)
本発明の熱転写両面受像シート10を構成する基材シート1について特に限定はなく、受像シートの分野で従来公知のあらゆる基材シートを適宜選択して用いることができる。このような基材シート1としては、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打ち用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等のセルロース繊維紙、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート等の各種のプラスチックフィルムまたはシート等が挙げられる。また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは基材内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム等も使用でき、特に限定されない。また、上記基材シートの任意の組合せによる積層体も使用できる。
代表的な積層体の例としては、セルロース繊維紙と合成紙、あるいはセルロース繊維紙とプラスチックフィルム又はシートとの積層体が挙げられる。これらの基材シートの厚みは任意でよく、例えば、10μm〜300μm程度の厚みが一般的である。上記の如き基材シートは、その表面に形成する染料受容層との密着力が乏しい場合には、その表面にプライマー処理、コロナ放電処理あるいはプラズマ処理等の易接着処理を施すのが好ましい。
(染料受容層)
基材シート1の一方の面(図1に示す場合にあっては、基材シート1の上面)には、第1染料受容層2が設けられ、基材シート1の他方の面(図1に示す場合にあっては、基材シート1の下面)には、第2染料受容層3が設けられている。第1染料受容層2及び第2染料受容層3は、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受容し、形成された画像を維持するためのものである。そして、本発明において、第1染料受容層2及び第2染料受容層3は、昇華性染料を受容可能な樹脂と、微粉末シリカとを少なくとも含む構成をとる。なお、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3は、図1に示すように、基材シート1上に直接的に設けられていてもよく、図2に示すように任意の他の層を介して間接的に設けられていてもよい。
第1染料受容層2、及び第2染料受容層3を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂について特に限定はなく、受像シートの分野で従来公知の樹脂を適宜選択して使用することができる。このような樹脂としては、例えば、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスルフォン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。中でも、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂は、微粉末シリカの分散性が高いことから、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂として好適に使用可能である。なお、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3は、同一の昇華性染料を受容可能な樹脂を用いて形成されていてもよく、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3とが、異なる昇華性染料を受容可能な樹脂で形成されていても良い。
第1染料受容層2、及び後述する第2染料受容層3には、本発明の熱転写両面受像シート10をロール状で保存した際に、第1染料受容層2と第2染料受容層3との「ブロッキング」を防止するための微粉末シリカが含有されている。
ここで、第1染料受容層2に含まれる微粉末シリカの含有量が、第1染料受容層2に含まれる(構成する)昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25質量%未満である場合、又は第2染料受容層3に含まれる微粉末シリカの含有量が、第2染料受容層3に含まれる(構成する)昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25質量%未満である場合には、第1染料受容層2と、第2染料受容層3との「ブロッキング」を防止することができない。すなわち、第1染料受容層2と第2染料受容層3の双方に、上記範囲の含有量で微粉末シリカが含有されていなければ「ブロッキング」を防止することができない。
また、第1染料受容層2に含まれる微粉末シリカの含有量が、第1染料受容層2を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、3質量%より多い場合には、第1染料受容層2に、「面ざらつき」が発生し、印画時には「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が発生することとなる。同様に、第2染料受容層3に含まれる微粉末シリカの含有量が、第2染料受容層3を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、3質量%より多い場合には、第2染料受容層3に、「面ざらつき」が発生し、印画時には「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が発生することとなる。
そこで、本発明の熱転写両面受像シート10は、第1染料受容層2に含まれる微粉末シリカは、第1染料受容層2に含まれる昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25〜3質量%の範囲内で含有されているとともに、第2染料受容層3に含まれる微粉末シリカは、第2染料受容層に含まれる昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25〜3質量%の範囲内で含有されている。これにより、第1染料受容層2と、第2染料受容層3とが「ブロッキング」することを防止することができるとともに、第1染料受容層2と、第2染料受容層3の表面に生じうる「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」を防止することができる。特に、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3に含まれる微粉末シリカの含有量が、上記範囲内であって、0.5〜1質量%の範囲内であることが好ましい。
なお、微粉末シリカ以外の粒子(フィラー)、例えば、合成層状ケイ酸塩、アナターゼ型酸化チタン等に代表される粒子(フィラー)を含有させた場合には、該フィラーの含有量が上記の範囲内(0.25〜3質量%)であっても、「面ざらつき」を防止することができず、印画時には、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が生ずることとなる。上記範囲で含有された微粉末シリカに限り、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」を防止することができる詳細な理由は不明であるが、染料受容層を構成する樹脂に対する微粉末シリカの分散性が高いことによるものと考えられる。それに対して、微粉末シリカ以外の他の粒子を用いた場合には、粒子の凝集により見かけの粒子径が大きくなり、「面ざらつき」が発生する原因ともなる。また、シリカの密度が低い、すなわち塗工時に微粉末シリカがブリードアウトする事で受容層表面を均一に覆い、「ブロッキング」と「面ざらつき」を生じない表面を形成できることも微粉末シリカで「面ざらつき」が発生しない原因と考えられる。
また、本発明においては、第1染料受容層2と第2染料受容層3に含まれる微粉末シリカの合計質量が、第1染料受容層2と第2染料受容層3を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂の合計固形分総量に対し、0.5〜6質量%の範囲内であることが好ましく、1〜5質量%の範囲内であることが好ましい。含有量がこの範囲内となるように、微粉末シリカを第1染料受容層2、及び第2染料受容層3に含有させることで、「ブロッキング」と「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」の防止効果を更に向上させることができる。具体的には、第1染料受容層2を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量をA1、第2染料受容層3を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量をA2、第1染料受容層2に含有される微粉末シリカの固形分総量をB1、第2染料受容層3に含有される微粉末シリカの固形分総量をB2とすると、下式(1)の関係となる。
1≦((B1+B2)/(A1+A2))×100≦6・・・(式1)
第1染料受容層2、及び第2染料受容層3に含有される微粉末シリカは、その製法が乾式法および湿式法のいずれで製造されたシリカであっても使用可能である。特に、本発明においては、ケイ酸をゲル化させたコロイド状の微粉末シリカを特に好適に使用することができる。また、微粉末シリカの粒径について特に限定はないが、微粉末シリカの粒径が大きすぎると「印画ざらつき」が生ずる虞がある。このような点を考慮すると、微粉末シリカの粒径は、0.5〜6μm、好ましくは、0.5〜4μmのものを好適に使用することができる。
また、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3には、画像形成時において、染料層を有する熱転写シートと、第1染料受容層2(及び第2染料受容層3)との融着を防ぐ目的で、離型剤を添加することが望ましい。第1染料受容層2、第2染料受容層3に添加する好ましい離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等が挙げられるが、中でもシリコーンオイルが望ましい。そのシリコーンオイルとして、エポキシ変性、ビニル変性、アルキル変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、フッ素変性、アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリエーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオイルが望ましい。
離型剤は1種若しくは2種以上のものが使用される。また、離型剤の添加量は、第1染料受容層2、第2染料受容層3を構成する昇華性染料を受容可能な樹脂のそれぞれの固形分総量に対し、0.5〜30質量%であることが好ましい。この添加量の範囲を満たさない場合は、昇華型熱転写シートと第1染料受容層2(第2染料受容層3)との融着の問題が生じる場合がある。このような離型剤を第1染料受容層2(第2染料受容層3)に添加することによって、第1染料受容層2(第2染料受容層3)の表面に離型剤がブリードアウトして離型層が形成される。
第1染料受容層2及び第2染料受容層3は、基材シート1上に、上記の如き昇華性染料を受容可能な樹脂、微粉末シリカ、及び必要に応じて離型剤等の添加剤を加えたものを適当な有機溶剤に溶解したり、或いは有機溶剤や水に分散した受容層塗工液を調製し、これを、上記にあげた基材シートの上に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により、塗布し、乾燥して、第1染料受容層2及び第2染料受容層3を形成することができる。以上のように形成される第1染料受容層2、及び第2染料受容層3は任意の厚さでよいが、「ブロッキング」を防止するためには、微粉末シリカを第1染料受容層2、及び第2染料受容層3の表面から突出させることが重要である。この点を考慮すると、第1染料受容層2、及び第2染料受容層3の厚さは、乾燥状態で0.5〜10g/m2程度であることが好ましく、1〜5g/m2であることがより好ましい。
次に、図2を用いて本発明の熱転写両面受像シートの他の実施形態について説明する。図2に示す本発明の熱転写両面受像シート100は、基材シート1の一方の面にミクロボイドを有するポリプロピレンフィルム4を介して第1染料受容層2が設けられるとともに、基材シート1の他方の面にミクロボイドを有するポリプロピレンフィルム4を介して第2染料受容層3が設けられた構成をとる。第1染料受容層2、及び第2染料受容層3は、上記で説明した通りであり、同一の符号を付し、ここでの説明は省略する。
(ミクロボイドを有するポリプロピレンフィルム)
ミクロボイドを有するポリプロピレンフィルムは、例えば、以下に示す二つの方法により、その内部にミクロボイド(微細空孔)を生じさせたポリプロピレンフィルムである。一つは、ポリマー中に無機微粒子を混練し、そのコンパウンドを延伸するときに無機微粒子を核としてミクロボイドを生じさせる方法である。もう一つは、主体とする樹脂に対して非相溶なポリマー(一種類でも複数でも良い)をブレンドしたコンパウンドを作成する。このコンパウンドは微視的にみるとポリマー同士が微細な海島構造を形成している。このコンパウンドを延伸すると海島界面の剥離または、島を形成するポリマーの大きな変形によってミクロボイドが発生するものである。上記のミクロボイドを有するポリプロピレンフィルムの厚さは、通常10〜100μm程度で、好ましくは20〜50μmである。
(接着層)
また、上記に説明した基材シート1とミクロボイドを有するポリプロピレンフィルム4とを接着するために接着剤からなる接着層5を設けてもよい。接着剤としては、接着機能を有するものであれば、特に制限はなく、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用できる。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成したもの等が好ましく使用することができる。また、接着剤は硬化剤を用いて硬化させると、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬化剤としては、イソシアネート化合物が一般的であるが、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、酸無水物等を使用することができる。このような接着層の厚さは、塗工量で、通常、乾燥状態で1g/m2〜10g/m2程度である。接着層5は、一般的に行われている塗工手段を用いることができ、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段により、塗工し、乾燥することで形成することができる。
(プライマー層)
また、ミクロボイドを有するポリプロピレンフィルム4と第1染料受容層2、及び該ポリプロピレンフィルム4と第2染料受容層3との間にプライマー層6を設けてもよい。プライマー層6は、ミクロボイドを有するポリプロピレンフィルムと第1染料受容層2、及び第2染料受容層3との接着性を良好にするためのものであり、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂等により形成することができる。プライマー層6の厚さについて限定はなく、塗工量で、乾燥時0.1〜5g/m2程度が好ましい。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、部または%は質量基準である。
(実施例1)
基材シートとして、原紙(坪量157g/m2、厚み130μm)を用い、基材シート1の一方の面に、下記組成の接着層用塗工液を、3本リバースロールコート方式で塗布・乾燥して接着層を形成した。次いで、該接着層上に厚さ35μmの基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するポリプロピレンフィルム(東洋紡績(株)製、トヨパールSS)を積層した。次いで、該プロピレンフィルム上に、下記組成のプライマー層用塗工液を、グラビアリバースコート方式で塗布・乾燥してプライマー層を形成した。次いで、該プライマー層上に、下記組成の染料受容層用塗工液1をグラビアリバースコート方式で塗布・乾燥して第1染料受容層を形成した。同様にして、基材シート1の他方の面に、上記と同様の接着層、(ミクロボイド)を有するポリプロピレンフィルム、プライマー層を形成し、該プライマー層上に下記組成の染料受容層用塗工液1を、グラビアリバースコート方式で塗布・乾燥して第2染料受容層を形成し実施例1の熱転写両面受像シートを得た。上記の各々の塗工量は、全て乾燥状態で、接着層は3g/m2、プライマー層は1.5g/m2、第1染料受容層、及び第2染料受容層は4.0g/m2であった。
(接着層用塗工液)
・ウレタン系樹脂 30部
(タケラックA969V、三井化学ポリウレタン(株)製)
・イソシアネート化合物 10部
(タケネートA5、三井化学ポリウレタン(株)製)
・酢酸エチル 120部
(プライマー層用塗工液)
・ポリエステル樹脂 13.1部
(WR−905、日本合成化学(株)製)
・酸化チタン 26.2部
(TCA−888、トーケムプロダクツ社製)
・蛍光増白剤 0.39部
(ベンゾイミダゾール誘導体、製品名;チノパールIJT、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
・水/イソプロピルアルコール〔IPA〕(質量比2/1) 60部
(染料受容層用塗工液1)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・微粉末シリカ 0.12部
(サイリシア310P、富士シリシア化学(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(実施例2)
染料受容層用塗工液1を下記組成の染料受容層用塗工液2に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例2の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液2)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・微粉末シリカ 0.06部
(サイリシア310P、富士シリシア化学(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(実施例3)
染料受容層用塗工液1を下記組成の染料受容層用塗工液3に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例3の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液3)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・微粉末シリカ 0.03部
(サイリシア310P、富士シリシア化学(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(実施例4)
染料受容層用塗工液1を下記組成の染料受容層用塗工液4に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、実施例4の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液4)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・微粉末シリカ 0.36部
(サイリシア310P、富士シリシア化学(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(比較例1)
染料受容層用塗工液1を下記組成の染料受容層用塗工液5に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例1の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液5)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(比較例2)
下記組成の染料受容層用塗工液6に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例2の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液6)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・微粉末シリカ 1.2部
(サイリシア310P、富士シリシア化学(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(比較例3)
上記組成の染料受容層用塗工液1を用いて第1染料受容層を形成し、上記組成の染料受容層用塗工液6を用いて第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例4の熱転写両面受像シートを得た。
(比較例4)
下記組成の染料受容層用塗工液7に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例5の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液7)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・アナターゼ型酸化チタン 0.12部
(TCA123E、境化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(比較例5)
下記組成の染料受容層用塗工液8に変更し、第1染料受容層、第2染料受容層を形成した以外は、全て実施例1と同様にして、比較例6の熱転写両面受像シートを得た。
(染料受容層用塗工液8)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
・エポキシ変性シリコーン 1.2部
(X−22−3000T、信越化学工業(株)製)
・メチルスチル変性シリコーン 0.6部
(X−24−510、信越化学工業(株)製)
・合成層状ケイ酸塩 0.12部
(Laponinte JS、ウイルバー・エリス(株)製)
・メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
(ブロッキング評価試験)
各実施例、及び比較例の熱転写両面受像シートにおいて、第1染料受容層と、第2染料受容層とを重ね合わせた後に、A6サイズ当たり20kgfの荷重をかけた状態で、40℃dryオーブンに24時間保存した。保存後、第1染料受容層と、第2染料受容層とを手ではがし以下の条件にてブロッキングの評価を行った。評価結果を表1に示す。
<評価条件>
◎:ブロッキングの発生が全くない。
○:ブロッキングの発生が僅かにあるが、使用上問題がない。
×:ブロッキングが大きく発生。
(印画ざらつき評価試験)
各実施例、及び比較例の熱転写両面受像シートの、第1染料受容層、及び第2染料受容層に、Canon社製CP−760プリンターにて、シアンの光学濃度が0.5付近となる様に調整したベタパターンを印画した。なお光学濃度は、分光測定器SpectroLino(Gretag Macbeth社製、光源:D65、視野角:2°、濃度測定用フィルター:ANSI Status A)で測定した値である。印画後の第1染料受容層、及び第2染料受容層の印画ざらつき評価を、以下の条件にて目視により行った。評価結果を表1に示す。
<評価条件>
◎:印画ざらつきの発生なし。
○:僅かに印画ざらつきが発生。
×:印画ざらつきが大きく発生。
Figure 0005644193
表1から明らかなように、第1染料受容層及び第2染料受容層に含まれるフィラーとして微粉末シリカを採用するとともに、その含有量が本願発明の範囲内である実施例1〜3の熱転写両面受像シートは、「ブロッキング」、及び「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」の発生がなく、良好な評価結果を得ることができた。
一方、第1染料受容層及び第2染料受容層に微粉末シリカを含有しない比較例1の熱転写両面受像シートは、「ブロッキング」が大きく発生した。また、フィラーとして微粉末シリカを採用した場合であっても、その含有量が本願発明の範囲外である比較例2の熱転写両面受像シートは、第1染料受容層及び第2染料受容層ともに「面ざらつき」が大きく発生し、印画後の印画面には、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が大きく発生した。また、第1染料受容層及に含まれる微粉末シリカの含有量が本願発明の範囲内であり、第2染料受容層及に含まれる微粉末シリカの含有量が本願発明の範囲内である比較例3の熱転写両面受像シートは、第2染料受容層において「面ざらつき」が大きく発生し、印画後の印画面には、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が大きく発生した。このことより、微粉末シリカを採用した場合であっても、いずれか一方、又は双方の染料受容層に含まれる微粉末シリカの含有量が本願発明の範囲外である場合には、「面ざらつき」を防止することができず、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が発生することができないことが確認された。
また、微粉末シリカにかえて他のフィラーを含有させた、比較例4、5の熱転写両面受像シートは、「面ざらつき」が大きく発生し、「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」が大きく発生した。このことより、フィラーとして微粉末シリカを採用するとともに、その含有量が本願発明の範囲内である熱転写両面受像シートとした場合に限り、「ブロッキング」と「面ざらつき」に起因する「印画ざらつき」の発生を防止できることがわかる。
以上、本発明の熱転写両面受像シートについて詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよい。
1 基材シート
2 第1染料受容層
3 第2染料受容層
4 ミクロボイドを有するポリプロピレンフィルム
5 接着層
6 プライマー層
10、100 熱転写両面受像シート

Claims (2)

  1. 基材シートの両面に染料受容層を有する熱転写両面受像シートであって、
    基材シートの一方の面に設けられる第1染料受容層と、前記基材シートの他方の面に設けられる第2染料受容層とを有し、
    前記第1染料受容層及び第2染料受容層は、それぞれ、昇華性染料を受容可能な樹脂と、微粉末シリカとを少なくとも含む構成をとり、
    前記第1染料受容層に含まれる前記微粉末シリカは、該第1染料受容層に含まれる前記昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25〜3質量%の範囲内で含有されているとともに、前記第2染料受容層に含まれる前記微粉末シリカは、該第2染料受容層に含まれる前記昇華性染料を受容可能な樹脂の固形分総量に対し、0.25〜3質量%の範囲内で含有されており、
    前記第1染料受容層に含まれる前記微粉末シリカ、及び前記第2染料受容層に含まれる前記微粉末シリカは、ともに粒径が0.5〜6μmの微粉末シリカであることを特徴とする熱転写両面受像シート。
  2. 前記第1染料受容層と前記第2染料受容層に含まれる微粉末シリカの合計質量が、前記第1染料受容層と前記第2染料受容層に含まれる前記昇華性染料を受容可能な樹脂の合計固形分総量に対し、0.5〜6質量%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写両面受像シート。
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