JP5641358B2 - ロータリー式植付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポット苗箱で育生した野菜苗等のポット苗を圃場に移植するポット苗用移植機に使用されるロータリー式植付装置に関するものである。
従来例としては、特許文献1に記載された、畑地での野菜苗等の移植に用いられるポット苗用移植機に備えられたロータリー式植付装置を例示する。このロータリー式植付装置は、図5に示すように、機体の進行方向Fに対し左右方向に水平張架された無端状搬送ベルト136と、該搬送ベルト136の端縁から送り出されるポット苗Pを圃場に植え付ける植付部100を備え、該植付部100は、ドラム124に取り付けられ、該ドラム124の回転に伴いその周囲を旋回する一対の植付爪101を備えている。そして、各植付爪101が搬送ベルト136の端縁から送り出されたポット苗Pを略水平姿勢で受け取り、下方に回転して略直立姿勢になり圃場に形成された植付溝内に植え込む。取付軸125は、ドラム124が植付駆動軸123によって回転するのに伴って動作するドラム124内のカムやギヤを用いた伝動機構を介して回動するようにして、植付爪101の先端部が設定した軌跡102を描くように設けている。
ドラム124の前方側には、植付爪101の弧状の軌跡に沿って一対のガイド板126が設置され、植付爪101の先端部(ポット苗Pの根鉢Paに押し当てる部分)はガイド板126の間を通って下降回転し、ポット苗Pの根鉢Paは植付爪101に押されてガイド板126の間を滑りながら下降し、略水平状態から地表直前までガイドされる。地表直前でガイド板126から抜け出たポット苗Pの根鉢Paは、さらに植付爪101により押されて植付溝内に押し込まれる。
特開2002−17118号公報
この種の植付装置では、一対のガイド板126の間に石等の異物が詰まって、ドラム124とともに旋回する植付爪101に対し、ドラム124の回転方向Rの前側(矢印A方向)から過負荷がかかることがある。このため、ドラム124に対するトルクの伝達経路に安全装置としてのトルクリミッター(図示略)を組み込むことにより、植付装置の破損を防止するようになっている。
ところが、機体の進行中に、ドラム124の回転が何らかの原因(例えば、前述したように一対のガイド板126の間に石等の異物が詰まり、植付爪101の旋回が阻止されることによる原因)でロックされた状態になることがある。このとき、すぐに移植機の植付装置や走行装置の駆動を停止させたとしても、機体はすぐに停止せず慣性により前進してしまう。この前進中に、下方に位置する植付爪101が、圃場や圃場の上に存在する物等に接触すると、該植付爪101に対してドラム124の回転方向Rの後側(矢印B方向)から過負荷がかかる。この過負荷に対しては前記安全装置は機能しないので、該植付爪101が破損するのみならず、取付軸125、ドラム124内のカムやギヤを用いた伝動機構までが破損し、その修復に多大な時間と経費がかかるという課題がある。
前記課題を解決するために、本発明のロータリー式植付装置は、
ドラムに取付軸を介して取り付けられた植付爪が、前記ドラムの回転に伴って旋回し、供給されたポット苗を略水平姿勢で受け取り、下方位置で先端を下向きにした略直立姿勢になって圃場に植え込むように構成されたロータリー式植付装置において、
前記植付爪は、その先端部に対して前記ドラムの回転方向の後側から過負荷がかかると破断するように、前記取付軸及び該先端部の間に、同回転方向の前側へ向かって延びる切れ目が同回転方向の後側に設けられている。
この構成によれば、前記植付爪の先端部に対して前記ドラムの回転方向の後側から過負荷がかかると、前記植付爪の前記切れ目が開いて破断するので、該過負荷が前記取付軸及び前記ドラムに伝動して破損することを防止できる。
その一方、前記植付爪の先端部に対する、同回転方向の前側からの負荷に関しては、前記植付爪の前記切れ目が閉じて略従来通りの曲げ強度を維持することができる。
本発明に係るロータリー式植付装置によれば、ドラムに取付軸を介して取り付けられた植付爪の先端部に対しドラムの回転方向の後側から過負荷がかかると、植付爪が破断することにより該過負荷が前記取付軸及び前記ドラムに伝動して破損することを防止する一方、該先端部に対するドラムの回転方向の前側からの負荷に関して、植付爪が略従来通りの曲げ強度を維持することができるという優れた効果を奏する。
本発明を具体化した一実施形態に係るロータリー植付装置の要部の側面図である。 同ロータリー植付装置の要部の一部断面平面図である。 同ロータリー植付装置の植付爪を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)の矢印B方向から見た図である。 同ロータリー植付装置における植付部の要部の一部断面側面図である。 従来のロータリー植付装置の要部側面図である。
図1〜図4は本発明を具体化した一実施形態の田植機用のロータリー式植付装置1を示しており、各図において、矢印Fは機体前側を指し示している。この植付装置1は、走行機体(図示略)に装着されるものであり、該走行機体から駆動力により駆動されるように構成されている。また、前記走行機体の下方には前後方向に延びるフロート2が配設されている。
植付装置1において、ポット苗箱(図示略)内のポット苗Pは碁盤目状に配置されたポット苗室から1列ずつ押し出され、水平に置かれた無端状搬送ベルト4上に供給される。搬送ベルト上に供給されたポット苗Pは、搬送ベルト4の端縁から順次送り出される。搬送ベルト4の端縁近傍には植付部5が配置されている。植付部5は、ドラム6とドラム6に取り付けられ、ドラム6の回転に伴って旋回する植付爪7と、ドラム6に回転の駆動力を伝達する伝動機構等からなり、植付爪7が搬送ベルト4から送り出されたポット苗Pを略水平姿勢で受け取り、下方に送り略直立姿勢で圃場に植え込むようになっている。植付部5の前方側には、一対のガイド板28、29が配設されており、植付爪7により下方に送られているときのポット苗Pの姿勢をガイドするようになっている。
なお、ドラム6に対する駆動力の伝達経路には、安全装置としてのトルクリミッター(図示略)が組み込まれており、一対のガイド板28、29の間に石等の異物X(図4参照)が詰まっても、ドラム6とともに旋回する植付爪7に対し、ドラム6の回転方向Rの前側(矢印A方向)から過負荷がかからないようにして、植付装置1の破損を防止するようになっている。
植付部5は、図2〜図4に示すように、チェーンにより回転するスプロケット15、スプロケット15が固定された駆動軸16、駆動軸16の回転に伴い回転するドラム6(ドラム蓋6a、ドラム底6b)、一端が駆動軸16に固定され他端がドラム6に固定され、駆動軸16の回転をドラム6に伝達する駆動板18、ドラム蓋6aの周縁に取付軸19を介して取り付けられ、該取付軸19を中心として往復回動自在とされた植付爪7、及びドラム6の内部に収容され、植付爪7に前記往復回動を与えるカム機構等を備える。
植付爪7は、図1に示すように、その先端がドラム6の径方向における略外方を向くように取り付けられるようになっている。また、植付爪7は、図3に示すように、その先端部に対し、ドラム6の回転方向Rの後側(矢印B方向)から過負荷がかかると破断するように、取付軸19及び該先端部の間に、同回転方向の前側(矢印A方向)へ向かって延びる切れ目7aが同回転方向の後側に設けられている。切れ目7aの形態(植付爪7に対して設ける位置、矢印A方向への深さや、形状など)としては、特に限定されないが、取付軸19及びドラム6に伝搬するとこれらが破損し得る矢印B方向からの負荷における最低値(L)に対して、所要のマージン(ΔL)を取った負荷(L−ΔL)で破断するように適宜切れ目7aを設定する。
前記カム機構は、ドラム6の内部に固定された溝カム21、取付軸19の端部に固定された回動レバー22、回動レバー22の一端に固定されたローラ軸23、及びローラ軸23に回転自在に取り付けられたカムローラ24からなり、カムローラ24は溝カム21のカム溝21a内を走行自在である。なお、溝カム21は偏心位置において支持筒25に固定され、この支持筒25は、駆動軸16の周囲を囲みチェーンケース8に固定された筒状の支持部材26の先端部外周(軸方向に沿った多数のキー溝が形成されている)にはまり込み、回転しないように固定されている。なお、ドラム6は、軸受27により支持部材26に対し回転自在に支持されている。
ドラム6の周縁に2つ設置された植付爪7の取付軸19は、ドラム6の中心である駆動軸16から等距離にあり、かつ回動レバー22の形状及びカムローラ24の取付位置は各植付爪7について同じであるが、カムローラ24が走行するカム溝21aが駆動軸16に対して偏心しかつ異形であるため、駆動軸16(及びドラム6)が回転して植付爪7が該駆動軸16の周囲を回転するのに伴い、植付爪7は取付軸19を中心として回動(自転)し、植付爪7の長さ方向の向きと駆動軸16の位置関係が変化する。すなわち、植付爪7が略最下端位置から回転上昇するとき、該植付爪7はドラム6の回転方向Rとは逆向きに回動し、これにより略直立姿勢を保って上昇する。その後、植付爪7が上端位置に向かい、続いて回転下降するとき、ドラムの回転方向Rと同方向に回動する。逆にいえば、植付爪7がそのタイミングで往復回動をするようにカム溝21aの偏心位置及び平面形状が設定されている。
植付爪7は回転下降中、略水平姿勢になったとき、搬送ベルト4の端縁から落下するポット苗Pを受け取り(図1及び図2参照)、さらに回転下降してその先端部でポット苗Pの根鉢部Paを圃場の地中に略直立姿勢で埋め込み、続いて植付爪7が回転上昇して植え付けが完了する。そして、植付爪7が略最下端位置から回転上昇するとき、略直立姿勢を保って上昇することから、植付爪7は略最下端位置において圃場に植え付けたポット苗Pを後方に掻き上げることなく、上方に抜け出ることができる。
植付部5の前方側に配設された一対のガイド板28、29は、一定の間隔で対向配置され、その間隔は、植付爪7が余裕をもって通過し、ポット苗Pの根鉢部Paが植付爪7に押されてガイド板28、29の内面をこすりながら通過し得る間隔に設定されている。
以上のように構成された本例のロータリー式植付装置1によれば、例えば図4に示すように一対のガイド板28、29の間に詰まった異物Xによりドラム6の回転がロックされた状態で機体が前進し下方に位置する植付爪7が圃場や圃場の上に存在する物等に接触する場合のように、該植付爪7の先端部に対し、該ドラム6の回転方向Rの後側(矢印B方向)から過負荷がかかると、同図に二点鎖線で示すように、植付爪7は切れ目7aが開いて破断するので、該過負荷が取付軸19やドラム6に伝動し、それらが破損することを防止できる。
その一方、植付爪7の先端部に対する、ドラム6の回転方向Rの前側(矢印A方向)からの負荷に対しては、植付爪7は切れ目7aが閉じて略従来通りの曲げ強度を維持することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)ドラム6に対し4つの植付爪7が設けられたロータリー式植付装置に対し、本発明を適用すること。
(2)植付爪7に対して切れ目7aを設ける位置を上下方向に適宜変更したり、切れ目7aの深さや形状等を適宜変更したりすること。
(3)本発明を畑地での野菜苗等の移植に用いられるロータリー式植付装置に適用すること。
1 ロータリー式植付装置
2 フロート
4 搬送ベルト
5 植付部
6 ドラム
6a ドラム蓋
6b ドラム底
7 植付爪
7a 切れ目
8 チェーンケース
15 スプロケット
16 駆動軸
18 駆動板
19 取付軸
21 溝カム
21a カム溝
22 回動レバー
23 ローラ軸
24 カムローラ
25 支持筒
26 支持部材
27 軸受
28 ガイド板
29 ガイド板
F 機体前側
P ポット苗
Pa 根鉢部
R ドラムの回転方向

Claims (1)

  1. ドラムに取付軸を介して取り付けられた植付爪が、前記ドラムの回転に伴って旋回し、供給されたポット苗を略水平姿勢で受け取り、下方位置で先端を下向きにした略直立姿勢になって圃場に植え込むように構成されたロータリー式植付装置において、
    前記植付爪は、その先端部に対して前記ドラムの回転方向の後側から過負荷がかかると破断するように、前記取付軸及び該先端部の間に、同回転方向の前側へ向かって延びる切れ目が同回転方向の後側に設けられたロータリー式植付装置。
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