JP5640367B2 - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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    • A61B6/4494Means for identifying the diagnostic device

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに係り、特に、放射線画像撮影を行う複数の撮影室と画像データを画像処理する複数のコンソールとを備える放射線画像撮影システムに関するものである。
照射されたX線等の放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型の放射線画像撮影装置や、照射された放射線をシンチレータ等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型の放射線画像撮影装置における検出素子や、間接型の放射線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせて放射線検出素子という。
このタイプの放射線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており、従来は支持台(或いはブッキー装置)と一体的に形成されていたが(例えば特許文献1、2参照)、近年、放射線検出素子等をハウジングに収納した可搬型の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献3、4参照)。
ところで、このような可搬型すなわち持ち運びできる放射線画像撮影装置を用いて放射線画像撮影を行う場合、後述する図1に示すような複数の撮影室Rと複数のコンソールCとを備える病院や医院に設けられた放射線画像撮影システムでは、1つの放射線画像撮影装置1が撮影室R間で持ち運ばれて使用される場合がある。
このような場合、例えば、放射線画像撮影装置1をコンソールC1で登録し、無線LAN(Local Area Network)等でコンソールC1との接続状態を維持したまま、放射線画像撮影装置1を撮影室R1内での放射線画像撮影に使用した後、撮影室R2で使用し、その後、さらに撮影室R4に持ち込んで使用するような場合、通常、放射線画像撮影装置1で取得した画像データ等のデータは全て最初に登録を行ったコンソールC1に送信されてしまうため、放射線技師等の操作者が、最後に撮影を行った撮影室からいちいちコンソールC1に移動して、撮影オーダと画像データとの対応付け等の処理を行わなければならず、操作者にとって使いづらいシステムになっていた。
そこで、このような不都合を解消するために、例えばコンソールC1上で操作者が撮影を行う予定の撮影オーダ情報を予め指定した後、コンソールC1と放射線画像撮影装置1との接続を一旦切り離し、当該放射線画像撮影装置1を用いて複数の撮影室Rで放射線画像撮影を行った後、コンソールC1と当該放射線画像撮影装置1を再接続する。そして、コンソールC1が当該放射線画像撮影装置1に蓄積されたデータを吸い上げて、事前に指定された撮影オーダ情報に対応付ける放射線画像撮影システムが知られている。
しかし、このようなシステムでは、放射線技師等の操作者は、結局、最初に撮影オーダ情報の指定を行ったコンソールC1に戻って処理を行わなければならず、使いづらさが必ずしも解消されない。また、各放射線画像撮影では、操作者が撮影された画像を見て、被写体が放射線画像上に撮影されているか否かや被写体が放射線画像上の適切な位置に撮影されているか否か等を確認する。
そして、正しく撮影されていない場合には再撮影が必要となるが、このシステムでは、再撮影の要否の判断は、全ての放射線画像撮影が終了した後でなければ行うことができない。そのため、全ての放射線画像撮影が終了するまで患者を待たせたり、或いは別の日に改めて再撮影を行わなければならず、患者に負担をかけてしまうといった問題があった。
そこで、特許文献5に記載の放射線画像撮影システムでは、各撮影室Rには複数のコンソールCのうち特定の1つのコンソールCがそれぞれ予め対応付けられている状況で、放射線技師等の操作者が、放射線画像撮影を行う撮影室Rを移動するごとにそれに対応付けられたコンソールCに技師IDを入力してログインする。すると、撮影室Rでの放射線画像撮影で取得されたデータはその撮影室Rに対応付けられたコンソールCに送信され、コンソールCの表示部Ca上に表示される。このような放射線画像撮影システムでは、操作者がいちいち最初のコンソールCに移動して処理を行う必要がなく、各撮影室Rに対応付けられたコンソールCで処理を行うことが可能となり、操作者にとって便利なシステムとなる。
特許第3890163号公報 特開平9−73144号公報 特開2006−058124号公報 特開平6−342099号公報 国際公開第2005/096944号パンフレット
しかしながら、特許文献5に記載された放射線画像撮影システムの場合、放射線技師等の操作者がコンソールCに対する技師IDの入力を忘れると、撮影室Rで行われた放射線画像撮影のデータが、当該撮影室Rの前に放射線画像撮影を行った撮影室Rに対応付けられたコンソールCに送信されてしまうという不都合があった。
また、操作者が技師IDの入力等を的確に行ったとしても、各撮影室Rで行った放射線画像撮影の画像データに対する階調特性や濃度特性等に応じた画像処理を各撮影室Rにそれぞれ対応付けられたコンソールCに戻って行わなければならず、しかる後、画像処理を行って生成した診断用放射線画像と撮影オーダとの対応付け(すなわち診断用放射線画像の確定操作)を処理を行わなければならなかった。すなわち、図1のシステムの例で言えば、撮影室R1で行った撮影のデータはコンソールC1で、撮影室R2で行った撮影のデータはコンソールC2で、撮影室R3、R4で行った撮影のデータはコンソールC3でそれぞれ画像処理や確定操作を行わなければならず、操作者にとって必ずしも使い勝手がよいシステムではなかった。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、一連の、放射線画像撮影、再撮影要否確認、および確定操作を効率良く行うことが可能な放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムは、
照射された放射線に基づいて画像データを生成し、画像データに基づいて間引きデータを生成し、間引きデータを画像データよりも先に送信する可搬型放射線画像撮影装置と、
複数の撮影オーダ情報を予め選択可能で、前記可搬型放射線画像撮影装置から送信される間引きデータに基づくプレビュー画像を表示し、前記画像データに対して確定操作が行われると当該画像データを前記撮影オーダ情報と対応付けるコンソールと、
を有し、
前記コンソールは、
一の撮影オーダ情報に対応する撮影毎に、前記可搬型放射線画像撮影装置から送信される前記間引きデータに基づく前記プレビュー画像を表示し、前記プレビュー画像が承認されると次の前記撮影オーダ情報に対応する撮影を続行し、
選択された前記複数の撮影オーダ情報に対応する全ての前記プレビュー画像の承認が完了したと判断した後で、或いは入力手段による入力があったとき、それまでに承認された前記各プレビュー画像に対応する前記各画像データに対する前記確定操作を可能とすることを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、コンソールの表示部上にプレビュー画像が表示される。
そのため、操作者は、プレビュー画像を確認して再撮影の要否等を容易に判断することが可能となる
また、操作者が再撮影の必要がないと判断した場合には、次の撮影を続行することが可能となる。
さらに、診断用放射線画像の確定操作の処理が、選択された複数の撮影オーダ情報に対応する全てのプレビュー画像の承認が完了したと判断した後で、或いは入力手段による入力があったときに行われる。
そのため、一連の、放射線画像撮影、再撮影要否確認、および確定操作を効率良く行うことが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影システムの別の全体構成を示す図である。 本実施形態に係る可搬型放射線画像撮影装置の外観斜視図である。 図3の可搬型放射線画像撮影装置を反対側から見た外観斜視図である。 図3におけるA−A線に沿う断面図である。 可搬型放射線画像撮影装置の基板の構成を示す平面図である。 図6の基板上の小領域に形成された放射線検出素子とTFT等の構成を示す拡大図である。 COFやPCB基板等が取り付けられた基板を説明する側面図である。 可搬型放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 撮影室の構成を示す図である。 可搬型放射線画像撮影装置がクレードルに挿入され、コネクタ同士が接続された状態を表す断面図である。 検知手段としてタグリーダを備える撮影室の構成を示す図である。 撮影オーダ情報の一例を示す図である。 コンソールの表示部に表示される撮影オーダ情報が表示された選択画面の一例を示す図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の図示例のものに限定されるものではない。
本実施形態に係る放射線画像撮影システム100は、病院や医院内で行われる放射線画像撮影を想定したシステムであり、複数の撮影室Rと複数のコンソールCと管理装置Sとを備えている。
図1に示すように、本実施形態では、放射線画像撮影システム100では、複数の撮影室R(R1〜R4)と複数のコンソールC(C1〜C3)とが所定の接続の仕方で有線方式で予め接続されており、各撮影室R1〜R4には、それぞれ当該撮影室Rに最も近い位置にあるコンソールCが対応付けられている。また、複数のコンソールCには、放射線画像撮影システム100内の情報等を管理するサーバ等からなる管理装置Sが、ネットワークNを介して接続されている。
なお、放射線画像撮影システム100を、図1に示した構成のほか、例えば、図2に示すように、複数の撮影室R(R1〜R4)と複数のコンソールC(C1〜C3)と管理装置S等がそれぞれネットワークNを介して接続されるように構成することも可能である。なお、管理装置Sの機能をいずれか1つのコンソールで代用するように構成することも可能である。
また、図示を省略するが、ネットワークNにさらにHIS(Hospital Information System)やRIS(Radiology Information System)が接続されるように構成することも可能であり、さらに、例えばコンソールCから出力された画像データに基づいて放射線画像をフィルムなどの画像記録媒体に記録して出力するイメージャ等が適宜接続される。
ここで、まず、放射線画像撮影システム100で放射線画像撮影に用いられる可搬型放射線画像撮影装置1について説明する。
なお、以下、可搬型放射線画像撮影装置を単に放射線画像撮影装置と表す。また、以下では、放射線画像撮影装置1として、シンチレータ等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得るいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレータ等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
図3は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置の外観斜視図であり、図4は、放射線画像撮影装置を反対側から見た外観斜視図である。また、図5は、図3のA−A線に沿う断面図である。放射線画像撮影装置1は、図3〜図5に示すように、筐体状のハウジング2内にシンチレータ3や基板4等で構成されるセンサパネルSPが収納されている。
図3や図4に示すように、本実施形態では、筐体2のうち、放射線入射面Rを有する中空の角筒状のハウジング本体部2Aは、放射線を透過するカーボン板やプラスチック等の材料で形成されており、ハウジング本体部2Aの両側の開口部を蓋部材2B、2Cで閉塞することで筐体2が形成されている。なお、筐体2をこのようないわゆるモノコック型として形成する代わりに、例えば、フレーム板とバック板とで形成された、いわゆる弁当箱型とすることも可能である。
図3に示すように、筐体2の一方側の蓋部材2Bには、電源スイッチ37や選択スイッチ38、コネクタ39、バッテリ状態や放射線画像撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケータ40等が配置されている。
また、図4に示すように、筐体2の反対側の蓋部材2Cには、画像データ等をコンソールCに無線で転送するための通信手段であるアンテナ装置41が埋め込まれている。なお、画像データ等をコンソールCに有線方式で転送するように構成することも可能であり、その場合、例えば、前述したコネクタ39にケーブル等を接続して送受信するように構成される。また、アンテナ装置41を設ける場合には、その配置や個数は適宜決められる。
筐体2の内部には、図5に示すように、センサパネルSPの基板4の下方側に図示しない鉛の薄板等を介して基台31が配置され、基台31には、電子部品32等が配設されたPCB基板33や緩衝部材34等が取り付けられている。
なお、本実施形態では、基板4やシンチレータ3の放射線入射面Rには、それらを保護するためのガラス基板35が配設されている。また、本実施形態では、センサパネルSPと筐体2の側面との間に、それらがぶつかり合うことを防止するための緩衝材36が設けられている。
シンチレータ3は、基板4の後述する検出部Pに貼り合わされるようになっている。本実施形態では、シンチレータ3は、例えば、蛍光体を主成分とし、放射線の入射を受けると300〜800nmの波長の電磁波、すなわち可視光を中心とした電磁波に変換して出力するものが用いられる。
基板4は、本実施形態では、ガラス基板で構成されており、図6に示すように、基板4のシンチレータ3に対向する側の面4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。基板4の面4a上の複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域rには、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。
このように、走査線5と信号線6で区画された各小領域rに二次元状に配列された複数の放射線検出素子7が設けられた領域r全体、すなわち図6に一点鎖線で示される領域が検出部Pとされている。
本実施形態では、放射線検出素子7としてフォトダイオードが用いられているが、この他にも例えばフォトトランジスタ等を用いることも可能である。各放射線検出素子7は、図6の拡大図である図7に示すように、スイッチ手段であるTFT8のソース電極8sに接続されている。また、TFT8のドレイン電極8dは信号線6に接続されている。
そして、TFT8は、後述する走査駆動手段15から走査線5を介してゲート電極8gにオン電圧が印加されるとオン状態となり、ソース電極8sやドレイン電極8dを介して放射線検出素子7内に蓄積されている電荷を信号線6に放出させるようになっている。また、TFT8は、接続された走査線5を介してゲート電極8gにオフ電圧が印加されるとオフ状態となり、放射線検出素子7から信号線6への電荷の放出を停止して、放射線検出素子7内に電荷を保持するようになっている。
本実施形態では、図7に示すように、列状に配置された複数の放射線検出素子7にそれぞれバイアス線9が接続されており、図6に示すように、各バイアス線9は、基板4の検出部Pの外側の位置で1本の結線10に結束されている。
また、各走査線5や各信号線6、バイアス線9の結線10は、それぞれ基板4の端縁部付近に設けられた入出力端子(パッドともいう)11に接続されている。各入出力端子11には、図8に示すように、IC12a等のチップが組み込まれたCOF(Chip On Film)12が異方性導電接着フィルム(Anisotropic Conductive Film)や異方性導電ペースト(Anisotropic Conductive Paste)等の異方性導電性接着材料13を介して接続されている。
また、COF12は、基板4の裏面4b側に引き回され、裏面4b側で前述したPCB基板33に接続されるようになっている。このようにして、放射線画像撮影装置1のセンサパネルSPの基板4部分が形成されている。なお、図8では、電子部品32等の図示が省略されている。
ここで、図9を用いて放射線画像撮影装置1の回路構成について説明する。
各放射線検出素子7の一方の電極にはそれぞれバイアス線9が接続されており、各バイアス線9は結線10に結束されてバイアス電源14に接続されている。バイアス電源14は、結線10および各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の電極にそれぞれバイアス電圧(本実施形態では逆バイアス電圧)を印加するようになっている。
また、各放射線検出素子7の他方の電極はTFT8のソース電極8s(図9中ではSと表記されている。)に接続されており、各TFT8のゲート電極8g(図9中ではGと表記されている。)は、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから延びる走査線5の各ラインL1〜Lxにそれぞれ接続されている。また、各TFT8のドレイン電極8d(図9中ではDと表記されている。)は各信号線6にそれぞれ接続されている。
走査駆動手段15は、ゲートドライバ15bにオン電圧やオフ電圧を供給する電源回路15aと、走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧の間で切り替えるゲートドライバ15bとを備えている。ゲートドライバ15bは、前述したように、走査線5の各ラインL1〜Lxを介してTFT8のゲート電極8gに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えて、各TFT8のオン状態とオフ状態とを制御するようになっている。
また、各信号線6は、読み出しIC16内に形成された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。読み出し回路17は、増幅回路18と、相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling)回路19と、アナログマルチプレクサ21と、A/D変換器20とで構成されている。
例えば、放射線画像撮影で被写体を介して放射線画像撮影装置1に放射線が照射され、シンチレータ3で放射線が他の波長の電磁波に変換されて、その直下の放射線検出素子7に照射される。そして、放射線検出素子7で照射された放射線の線量(電磁波の光量)に応じて電荷(電気信号)が発生する。
各放射線検出素子7からの画像データの読み出し処理においては、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxを介してゲート電極8gにオン電圧が印加されたTFT8がオン状態となり、放射線検出素子7から信号線6に電荷が放出される。
そして、放射線検出素子7から放出された電荷量に応じて増幅回路18から電圧値が出力され、それを相関二重サンプリング回路19で相関二重サンプリングしてアナログ値の画像データDがマルチプレクサ21に出力される。マルチプレクサ21から順次出力された画像データDは、A/D変換器20で順次デジタル値の画像データDに変換され、記憶手段23に出力されて順次保存されるようになっている。
制御手段22は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピュータや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。
制御手段22は、放射線画像撮影装置1の各部材の動作等を制御するようになっている。また、各放射線検出素子7のリセット処理や各放射線検出素子7からの電荷の読み出し処理、オフセット補正値を算出するために放射線を照射しない状態で放射線画像撮影装置1を放置した後に読み出し処理と同様に各放射線検出素子7に蓄積された暗電荷を読み出すダーク読取処理等の各処理を行うようになっている。
制御手段22には、DRAM(Dynamic RAM)等で構成される記憶手段23や、放射線画像撮影装置1の各機能部に電力を供給するバッテリ24が接続されている。また、制御手段22には、前述したアンテナ装置41が接続されている。また、制御手段22は、後述するように、放射線画像撮影装置1がクレードル55に挿入された際に、コネクタ39がクレードル55のコネクタ55aに接続されると、検知手段であるクレードル55を介して後述する基地局54に放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDを通知するようになっている。
また、制御手段22は、放射線画像撮影が行われると、上記のようにして各放射線検出素子7から電荷(画像データD)を読み出す読み出し処理を行うが、各放射線検出素子7から読み出し記憶手段23に保存した各画像データDに基づいて各画像データDを所定の割合で間引いてプレビュー用の間引きデータDtを作成するようになっている。
そして、放射線画像撮影が終了して各放射線検出素子7から画像データDが読み出されて記憶手段23に保存されると、即座に間引きデータDtを作成し、間引きデータDtを作成すると、すぐに間引きデータDtに放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDを付与してアンテナ装置41を介して撮影室Rに対応付けられたコンソールCに送信するようになっている。この間引きデータDtの送信は、放射線画像撮影ごとに行われる。
間引きデータDtは、例えば、二次元状に配列された各放射線検出素子7に対応して各画像データDを配列した場合に3×3画素や4×4画素ごとに1画素分の画像データDを抽出するようにして作成してもよく、或いは、走査線5の各ラインL1、L4、L7、…にそれぞれ接続された各放射線検出素子7からの画像データDのように、走査線5の所定の間隔ごとの各ラインLnに接続された各放射線検出素子7からの画像データDを抽出して作成するように構成することも可能である。
また、本実施形態では、制御手段22は、間引きデータDtをコンソールCに送信した後、当該間引きデータDtの作成の基となった対応する画像データDにカセッテIDを付与して撮影室Rに対応付けられたコンソールCに自動的に送信するようになっている。
また、当該撮影室Rにおける1つの放射線画像撮影が終了するごとに、或いは、一連の放射線画像撮影が終了した時点で、制御手段22は、これらの放射線画像撮影で得られた画像データDに対する画像処理のうちオフセット補正のためのデータを得るために、いわゆるダーク読取処理を自動的に行うようになっている。なお、当該撮影室Rにおける単独或いは一連の放射線画像撮影が開始される前に、ダーク読取処理を行うように構成することも可能である。
ダーク読取処理では、放射線画像撮影装置1の各TFT8をオフ状態とし、放射線画像撮影装置1に放射線が照射されない状態で所定時間放置した後、上記の読み出し処理と同様にして各放射線検出素子7からそれらに蓄積された暗電荷等がいわゆるダーク読取値dとして読み出され、記憶手段23に保存される。
制御手段22は、読み出した各放射線検出素子7ごとのダーク読取値d、或いは各放射線検出素子7ごとにダーク読取値dを平均化する等して算出したオフセット補正値Oに放射線検出素子1の識別情報であるカセッテIDを付与し、画像データDの送信の際に、画像データDとともに、撮影室Rに対応付けられたコンソールCに自動的に送信するようになっている。従って、データの送信順は、間引きデータDt、画像データD(rawデータ)、オフセット補正用データ(すなわちダーク読取値dやオフセット補正値O)の順となる。
ところで、本実施形態では、放射線画像撮影装置1をスクリーン/フィルムカセッテやCRカセッテ用のブッキー装置51に装填することが想定されており、放射線画像撮影装置1は、CRカセッテにおけるJIS規格サイズ(すなわち従来のスクリーンフィルム用のカセッテにおけるJIS規格サイズ。対応する国際規格はIEC 60406。)に準拠する14インチ×17インチ(半切サイズ)等の寸法で形成されている。また、放射線入射方向の厚さは15mm+1mm〜15mm−2mmの範囲内になるように形成されている。
しかし、スクリーン/フィルムカセッテやCRカセッテ用のブッキー装置を用いない場合には、放射線画像撮影装置1を上記の寸法で形成する必要はなく、放射線画像撮影装置1を任意の大きさや形状に形成することができる。また、その際には、ブッキー装置51は、放射線画像撮影装置1を装填することができるように、放射線画像撮影装置1の形状にあわせて形成される新規なブッキー装置を設置する必要がある。
次に、図1等に示す放射線画像撮影システム100における撮影室Rの構成を詳しく説明する。
撮影室Rは、患者の身体の一部である被写体(患者の撮影対象部位)に放射線を照射して放射線画像撮影を行う部屋であり、図10に示すように、被写体に放射線を照射するための放射線照射装置の放射線発生装置52等が配置され、放射線の撮影室外への漏洩防止が施された、いわゆる撮影室Raと、放射線技師等の操作者が操作する放射線照射装置の操作卓56等が配置された前室(操作室等ともいう。)Rbとを備えている。
本実施形態では、撮影室Raには、前述した放射線画像撮影装置1を装填可能なブッキー装置51や、被写体に照射する放射線を発生させる図示しないX線管球を備える放射線発生装置52が設けられている。
前述したように、ブッキー装置51は、本実施形態ではカセッテ保持部(カセッテホルダ)51aにCRカセッテを装填して用いるように形成された既存のブッキー装置であり、CRカセッテのみならず放射線画像撮影装置1もカセッテ保持部51aに装填して用いることができるようになっている。
図10に示すように、本実施形態では、撮影室Raには、ブッキー装置51として立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bの設置されている。しかし、例えば、撮影室R1(図1等参照)には立位撮影用のブッキー装置51Aのみ、撮影室R2には臥位撮影用のブッキー装置51Bのみが設けられているような場合にも本発明は適用される。
また、本実施形態では、放射線発生装置52のうち、1つの放射線発生装置52Aは、その位置や照射線の照射方向を変えることで、立位撮影用のブッキー装置51Aや臥位撮影用のブッキー装置51Bに装填された放射線画像撮影装置1に対して放射線を照射して放射線画像撮影を行うことができるようになっている。
また、本実施形態では、立位撮影用や臥位撮影用のブッキー装置51A、51Bには対応付けられていないポータブルの放射線発生装置52Bも設けられている。ポータブルの放射線発生装置52Bは、撮影室Ra内のいかなる場所にも持ち運びでき、任意の方向に放射線を照射できるようになっている。
そして、放射線画像撮影装置1を単独の状態(すなわちブッキー装置51に装填しない状態)で被写体である患者の身体の部分にあてがったり、臥位撮影用のブッキー装置51Bや図示しないベッドと患者の身体との間に差し込んだりした状態で、ポータブルの放射線発生装置52Bを用いて、適切な距離や方向から放射線を照射することができるようになっている。
撮影室Ra内で照射された放射線が外部に漏出しないように、撮影室Raは鉛などでシールドされている。そのため、撮影室Ra内で放射線画像撮影装置1からアンテナ装置41を介して画像データD等の情報を送受信しようとしても、そのままでは送受信できない。そこで、本実施形態では、放射線画像撮影装置1とコンソールCとが無線通信する際に、これらの通信を中継する無線アンテナ53を備えた基地局(無線アクセスポイント)54が設けられている。
なお、図10では、各ブッキー装置51と基地局54とがケーブル等で接続されているように表されているが、これはそれらの間をケーブル等の有線方式で接続することを意味するものではなく、撮影室Rにもともとそれらを結ぶケーブル等が存在しない場合には新たに設ける必要はない。
基地局54は、通信を中継する際、中継する情報に自らの基地局ID等の情報を付加するように構成されており、コンソールCや管理装置Sは、情報に付加された基地局54の基地局IDを見ることで、その情報がどの撮影室R(R1〜R4)から送信された情報であるかを判別することができるようになっている。
すなわち、基地局54は、各撮影室Rに1つずつ設けられているため、基地局54の基地局IDが送信されてくると、それを受信した側は当該基地局54が設置された撮影室Rから送信された情報であると判別することができ、基地局54の基地局IDが撮影室Rの識別情報に相当している。
また、基地局54には、クレードル55が接続されている。図11に示すように、クレードル55は、撮影室Rに持ち込まれた放射線画像撮影装置1が挿入され、放射線画像撮影装置1のコネクタ39とクレードル55のコネクタ55aとが接続されると、放射線画像撮影装置1から送信されてきたカセッテIDを基地局54に送信するようになっている。
このように、クレードル55は、放射線画像撮影装置1が挿入されると、放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDを基地局54を介してコンソールCや管理装置Sに通知するようになっており、本発明の検知手段を構成している。
なお、本実施形態では、このように、放射線画像撮影装置1からクレードル55や基地局54を介してコンソールCや管理装置Sに基地局IDが付与されたカセッテIDが送信されるが、その際、クレードル55の識別情報であるクレードルIDをともに送信するように構成することも可能である。
また、クレードル55は、通常、放射線画像撮影装置1等を保管したり充電するために用いられるものであり、本実施形態においても、クレードル55が充電等の機能を有するように構成することも可能である。さらに、図11では、放射線画像撮影装置1を挿入する挿入口が2個設けられたクレードル55が示されているが、挿入口は1個でもよく、或いは3個以上設けられていてもよい。
クレードル55は撮影室Raと前室Rbのいずれに設置されてもよく、撮影室Raに設置される場合には、放射線発生装置52から照射される放射線が到達しない位置、すなわち例えば各コーナー部等に設置される。
なお、撮影室Rに持ち込まれた放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDをコンソールCや管理装置Sに通知する検知手段としては、本実施形態のようにクレードル55を用いる代わりに、図12に示すように、例えば前室Rbの扉付近にタグリーダ58を設けるように構成することも可能である。
この場合、放射線画像撮影装置1内に、予めいわゆるRFID(Radio Frequency IDentification)タグ等の図示しないタグを内蔵させておき、タグに放射線画像撮影装置1のカセッテID等の固有情報を記憶させておく。
そして、放射線画像撮影装置1がタグリーダ58の近傍を通過して撮影室Rに持ち込まれる際にタグリーダ58で放射線画像撮影装置1のタグからカセッテIDを読み取り、基地局54を介してそのカセッテIDをコンソールCや管理装置Sに通知するように構成することも可能である。
このように、検知手段としてタグリーダ58を用いるように構成すれば、放射線画像撮影装置1の撮影室R内への搬入および当該撮影室Rからの搬出の両方を検知することができ、好ましい。なお、この場合は、クレードル55は例えば単に放射線画像撮影装置1の充電用等として用いられる。
図10に示すように、前室Rbには、放射線発生装置52に対して放射線の照射開始等を指示するためのスイッチ手段56等を備えた放射線の照射を制御する操作卓57が設けられている。なお、図10では図示が省略されているが、操作卓57や撮影室Ra内に、後述するようにコンソールCから送信されてくる撮影オーダ情報のリストを表示するモニタ等の表示手段を備えるように構成することも可能である。
コンソールC(図1等参照)は、図示しないCPUやROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピュータ等で構成されている。ROMには所定のプログラムが格納されており、コンソールCは、必要なプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開してプログラムに従って各種処理を実行するようになっている。
コンソールCには、CRTやLCD等からなる表示部Caが設けられており、その他、キーボードやマウス等の図示しない入力手段等が接続されている。また、コンソールCには、ハードディスク等で構成された記憶手段Cbが接続されている。
図1に示したように、各コンソールC(C1〜C3)は、各撮影室R(R1〜R4)に所定の接続の仕方で接続されて予め対応付けられている。なお、図2に示したように、各コンソールC(C1〜C3)と各撮影室R(R1〜R4)とがネットワークNを介して接続されている場合には、各撮影室Rから画像データ等が自動的に送信される場合には、当該撮影室Rに最も近いコンソールCに送信されるようになっている。
コンソールCでは、当該コンソールCに対応付けられた撮影室Rで撮影予定の各放射線画像撮影に関する撮影オーダ情報が撮影室単位に管理され、当該撮影オーダ情報がコンソールCから撮影室Rの操作卓57に送信されることで、各撮影時の管電流や管電圧等の撮影条件が放射線発生装置52に自動設定可能となるようになっている。
コンソールCでは、放射線画像撮影に先立って、放射線技師等の操作者の識別情報である技師IDが入力手段を用いて登録されるようになっている。また、コンソールCでは、予定している放射線画像撮影で使用される放射線画像撮影装置1が指定されるようになっている。コンソールCは、操作者により放射線画像撮影装置1が指定された段階で、コンソールCから他のコンソールCや管理装置Sに対して当該放射線画像撮影装置1の使用宣言がなされるようになっている。
具体的には、コンソールCは、操作者により放射線画像撮影装置1が指定されると、放射線画像撮影装置1のカセッテIDと操作者の技師IDとを対応付けて他のコンソールCや管理装置Sに送信することで使用宣言がなされるようになっており、他のコンソールCや管理装置Sは、当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと操作者の技師IDとを対応付けて自らの記憶手段Cb、Saに記憶する。
このように構成すれば、例えば他の操作者により他のコンソールCを介して当該放射線画像撮影装置1が指定されようとした場合には、当該他のコンソールCは、当該放射線画像撮影装置1に対して使用宣言がなされているか否か、すなわち当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと他の操作者の技師IDとが対応付けられているか否かを確認し、使用宣言がなされている場合には、当該他の操作者が当該放射線画像撮影装置1を使用することができないようにすることが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置1を複数の操作者が指定することを防止することが可能となるとともに、放射線画像撮影装置1を複数の操作者が指定して後述する撮影オーダ情報と診断用放射線画像との対応付けすなわち診断用放射線画像の確定操作が混乱し、撮影オーダ情報に本来の診断用放射線画像とは別の診断用放射線画像が対応付けられてしまうことを防止することが可能となる。
なお、コンソールCでの技師IDの登録は、上記のように放射線画像撮影装置1に対する使用宣言等のためには必要な処理であるが、本発明の実質的な構成には必ずしも必要ではない。
一方、コンソールCでは、放射線画像撮影に先立って、ネットワークNに接続されたHISやRISから予め生成されていた放射線画像撮影の撮影オーダ情報がリスト形式で入手されるようになっている。そして、操作者は、いずれかのコンソールC上で、このリストから、撮影室Rで撮影を行うオーダ情報を予め選択するようになっている。
本実施形態では、撮影オーダ情報は、図13に例示するように、患者情報としての「患者ID」P2、「患者氏名」P3、「性別」P4、「年齢」P5、「診療科」P6及び撮影条件としての「撮影部位」P7、「撮影方向」P8、使用予定のブッキー装置51の「ブッキーID」P9等で構成されるようになっている。そして、撮影オーダを受け付けた順に、各撮影オーダ情報に対して「撮影オーダID」P1が自動的に割り当てられるようになっている。
なお、撮影オーダ情報に書き込む患者情報や撮影条件の内容は、上記のものに限定されず、例えば、患者の生年月日、診察回数、放射線の線量、太っているか痩せているか等の情報を含むように構成することも可能であり、適宜設定することができる。
HISやRISから放射線画像撮影の撮影オーダ情報を取得すると、コンソールCの表示部Caには、図14に示すように、リスト形式の各撮影オーダ情報の一覧が選択画面H1として表示されるようになっている。
本実施形態では、選択画面H1には、各撮影オーダ情報の一覧を表示するための撮影オーダ情報表示欄h11が設けられており、撮影オーダ情報表示欄h11の左側には、目的の撮影室Rで撮影する予定の撮影オーダ情報を選択するための選択ボタンh12が各撮影オーダ情報に対応して設けられている。また、撮影オーダ情報表示欄h11の下側には、決定ボタンh13及び戻るボタンh14が設けられている。
操作者は、選択ボタンh12をクリックして撮影室Rで撮影する予定の撮影オーダ情報を単数または複数選択し、決定ボタンh13をクリックする。そして、決定ボタンh13がクリックされると、選択された撮影オーダ情報が、コンソールCの記憶手段Cbに記憶され、また、当該コンソールCに対応付けられた撮影室Rの操作卓57に送信されるとともに、本実施形態では、管理装置Sにも選択された撮影オーダ情報が送信されるようになっている。
なお、選択された撮影オーダ情報を管理装置Sに送信する際には、例えば、選択された撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1のみが送信されるように構成してもよく、或いは、単に選択された撮影オーダ情報の数のみが送信されるように構成することも可能である。
コンソールCは、撮影室Rに持ち込まれた放射線画像撮影装置1がクレードル55に挿入され、放射線画像撮影装置1からクレードル55や基地局54を介してカセッテIDが通知され、或いは、持ち込まれる際にタグがタグリーダ58に読み取られて基地局54を介してカセッテIDが通知されてくると、基地局ID等が付与されたカセッテIDを管理装置Sに送信するようになっている。
一方、撮影室Rで放射線画像撮影が終了した段階で、アンテナ装置41や基地局54を介して放射線画像撮影装置1からカセッテIDが付与された間引きデータDtが送信されてくると、コンソールCは、当該間引きデータDtに基づくプレビュー画像を表示部Caに表示するようになっている。
また、放射線画像撮影装置1からアンテナ装置41や基地局54を介してカセッテIDが付与された画像データDやダーク読取値d(或いはオフセット補正値O)が送信されてくると、コンソールCは、当該画像データDに対応する間引きデータDtに基づくプレビュー画像を見た操作者により再撮影の入力がなされた場合には、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データDやダーク読取値d或いはオフセット補正値Oを破棄するようになっている。この場合、コンソールCからは、後述する当該放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてきたことを表す信号は管理装置Sには送信されない。
また、コンソールCは、当該画像データDに対応する間引きデータDtに基づくプレビュー画像を見た操作者により撮影続行の入力がなされている場合(すなわち再撮影を行わない場合)には、当該画像データD等を一旦記憶手段Cbに保存した後、当該画像データDに画像処理を施して診断用放射線画像を生成するようになっている。
生成された診断用放射線画像は、画像データDを送信してきた放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDに対応付けられて当該コンソールCの記憶手段Cbに保存される。また、本実施形態では、コンソールCは、放射線画像撮影装置1から当該画像データD等を受信した段階で、放射線画像撮影装置1のカセッテIDとともに当該放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてきたことを表す信号と当該画像データDの識別情報である画像データIDとを管理装置Sに送信するようになっている。
管理装置S(図1等参照)は、図示しないCPUやROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続されたサーバコンピュータ等で構成されている。また、管理装置Sには、ハードディスク等で構成された記憶手段Saが接続されており、記憶手段Saには、撮影室Rの識別情報である撮影室IDと、撮影室R内に設けられた基地局54の基地局IDとが対応付けられたテーブルが予め記憶されている。
そして、管理装置Sは、基地局54を介し、図1に示すシステムではコンソールCを介し、図2に示すシステムではネットワークNを介して種々の情報が送信されてくると、テーブルを参照して情報に付加されている基地局54の基地局IDに対応する撮影室Rの撮影室IDを割り出し、当該情報が割り出された撮影室Rから送信された情報であると判別するようになっている。
管理装置Sは、放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDと撮影室Rの識別情報である撮影室IDとを対応付けて、放射線画像撮影装置1が複数の撮影室R1〜R4のうちのいずれの撮影室Rに存在するか、或いはいずれの撮影室Rにも存在しないかを管理するようになっている。
具体的には、放射線画像撮影装置1が撮影室Rに持ち込まれて検知手段であるクレードル55に挿入され、或いは、撮影室Rに持ち込まれる放射線画像撮影装置1のカセッテIDが検知手段であるタグリーダ58で読み取られて、クレードル55やタグリーダ58から基地局54を介して放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDが基地局IDとともに通知されてくると、管理装置Sは、当該基地局IDに対応する撮影室Rの識別情報である撮影室IDを割り出し、撮影室IDと放射線画像撮影装置1のカセッテIDとを対応付けて記憶手段Saに保存する。
その際、当該放射線画像撮影装置1がこの放射線画像撮影システム100に新たに導入されたような場合には、上記のようにして撮影室IDと新たに導入された放射線画像撮影装置1のカセッテIDとが対応付けられて記憶手段Saに保存されるだけである。しかし、当該放射線画像撮影装置1が既に放射線画像撮影システム100で使用されていて、それ以前に、カセッテIDが他の撮影室Rの撮影室IDと対応付けられていた場合には、記憶手段Saにおける以前の撮影室Rの撮影室IDと当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDとの対応付けを破棄するようになっている。
また、前述したように、コンソールC上で、使用する放射線画像撮影装置1が指定されて使用宣言がなされると、管理装置Sは、当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと操作者の技師IDとを対応付けて記憶手段Saに記憶するようになっている。
一方、管理装置Sは、コンソールC上で選択された撮影オーダ情報(なお、選択された撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1のみや、選択された撮影オーダ情報の数のみの場合を含む。)が送信されてくると、それらを放射線画像撮影装置1のカセッテIDに対応付けて記憶手段Saに記憶するようになっている。その際、選択された撮影オーダ情報に技師IDも対応付けて記憶するように構成することも可能である。
また、管理装置Sは、各コンソールCから、当該放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてきたことを表す信号と画像データIDとが放射線画像撮影装置1のカセッテIDとともに送信されてくると、信号が送信されてきた順に各画像データIDを当該カセッテIDに対応付けられた撮影オーダ情報の上側の「撮影オーダID」P1から順にそれぞれ対応付けて記憶していくようになっている。なお、最初の段階で、コンソールC上で選択された撮影オーダ情報の数のみが送信されてきた場合には、管理装置Sは、放射線画像撮影装置1のカセッテIDが対応付けられた信号が送信されてきた回数をカウントするように構成される。
そして、管理装置Sは、放射線画像撮影装置1から各コンソールCに送信された画像データD等の数と、コンソールCで予め選択された撮影オーダ情報の数が一致した時点で、当該放射線画像撮影装置1がその時点で存在している撮影室Rに対応付けられた一のコンソールC以外の各コンソールCに対して、各コンソールCで画像データD等から生成して各記憶手段Cbに保存されている当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDが対応付けられた診断用放射線画像を当該一のコンソールCに送信するように指令するようになっている。
そして、当該一のコンソールCは、管理装置Sからの指令に基づいて他のコンソールCから診断用放射線画像が収集されると、診断用放射線画像と撮影オーダとの対応付け、すなわち診断用放射線画像の確定操作の処理を自動的に行うようになっている。
なお、前述したように、各コンソールCは、プレビュー画像を見た操作者により撮影続行の入力がなされている場合(すなわち再撮影を行わない場合)には、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データDに画像処理を施して診断用放射線画像を生成するようになっているが、その際、当該画像データDに対してダーク読取値dやオフセット補正値O等を用いた補正処理を含むデフォルトの階調処理等の画像処理を施して診断用放射線画像を生成するように構成することが可能である。
この場合、上記のように管理装置Sからの指令に基づいて他のコンソールCから一のコンソールCにデフォルトの階調処理等の画像処理が施された診断用放射線画像が収集される。そこで、放射線技師等の操作者が、相互の画像比較等を行いながら、診断用放射線画像間の濃度整合性を保つべく補正を加えることが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1から各コンソールCに画像データDが送信されてきた段階で、各コンソールCで、画像データDに対して、当該画像データDが取得された放射線画像撮影に対応する撮影オーダ情報に含まれる撮影条件や部位情報に基づく階調特性や濃度特性等に応じた画像処理を自動的に行うように構成することも可能である。
この場合、画像データDに対する画像処理を行うコンソールCが、撮影オーダ情報を選択した最初のコンソールCとは別のコンソールCである場合には、当該別のコンソールCは撮影オーダ情報を有しておらず、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データD等がいずれの撮影オーダ情報に基づくものであるかを認識することができない。
そこで、例えば、最初のコンソールCで撮影オーダ情報を選択した際に、当該最初のコンソールCから他のコンソールCに選択した撮影オーダ情報のデータを送信し、他のコンソールCが、最初のコンソールCの識別情報であるコンソールIDと撮影オーダ情報とを対応付けて記憶しておくように構成することが可能である。しかし、この場合、当該他のコンソールCは、送信されてきた画像データD等が選択された複数の撮影オーダ情報の中のいずれの撮影オーダ情報に基づくものかは認識できないため、画像データD等を受信した段階で管理装置Sから何番目の撮影オーダ情報に基づくものかについての情報を入手するように構成することが可能である。
また、撮影オーダ情報を選択した最初のコンソールCとは別のコンソールCが画像データD等を受信した時点で、当該別のコンソールCが、管理装置Sから、当該画像データDが取得された放射線画像撮影に対応する撮影オーダ情報の全て、或いは撮影オーダ情報に含まれる撮影条件や部位情報を入手するように構成することも可能である。
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100の作用について説明する。
放射線技師等の操作者は、放射線画像撮影に先立って、任意のコンソールC上、例えばコンソールC1(図1等参照)上で、必要に応じて自らの識別情報である技師IDを登録する。この登録操作により、当該コンソールC1とそれに対応する撮影室R1が使用中の状態となる。なお、コンソールC3のように複数の撮影室R3、R4で共有使用している場合には、コンソールC3と、コンソールC3により指定された撮影室R(すなわち撮影室R3、R4のいずれか)が使用中となる。
また、操作者は、コンソールC1上で、使用する放射線画像撮影装置1を指定する。この指定操作により、他のコンソールC2、C3や管理装置Sに対して当該放射線画像撮影装置1の使用宣言がなされる。使用宣言がなされると、管理装置Sは、当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと操作者の技師IDとを対応付けて記憶手段Saに記憶する。
操作者は、続いて、コンソールC1上で、ネットワークNに接続されたHISやRISから予め生成されていた放射線画像撮影の撮影オーダ情報のリストを入手する。コンソールC1の表示部Caには、図14に示したような選択画面H1が表示される。操作者は、選択ボタンh12をクリックして撮影予定の撮影オーダ情報を単数または複数選択し、決定ボタンh13をクリックする。
撮影予定の撮影オーダ情報が選択されると、選択された撮影オーダ情報が、当該コンソールC1の記憶手段Cbに記憶されるとともに、当該コンソールC1に対応付けられた撮影室R1の操作卓57に送信される。また、それとともに、管理装置Sにも選択された撮影オーダ情報(選択された撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1のみや、選択された撮影オーダ情報の数のみの場合を含む。以下同じ。)が送信される。
なお、コンソールC3のように、複数の撮影室R3、R4で共有されている場合、このように撮影予定の撮影オーダ情報が選択されて、撮影室R3、R4のいずれかの操作卓57に送信された段階で、その撮影オーダ情報が送信された撮影室R(すなわち撮影室R3、R4のいずれか)が指定されたことになり、使用中の状態となる。
また、操作者により放射線画像撮影装置1が持ち込まれ、撮影室R3または撮影室R4の検知手段から当該放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDが通知されてきた時点で、当該撮影室Rが指定されたことになり、使用中の状態となるように構成することも可能である。後者の場合には、撮影室R3または撮影室R4の検知手段から当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDが通知されてきた時点で、カセッテIDを送信してきた撮影室Rに撮影オーダ情報を送信するように構成することも可能である。
管理装置Sでは、撮影オーダ情報が送信されてくると、それらの撮影オーダ情報を、当該コンソールC1で指定された放射線画像撮影装置1の識別情報であるカセッテIDに対応付けて記憶手段Saに記憶する。
操作者が所定の前処理を終了し、指定した放射線画像撮影装置1をコンソールC1と対応付けられた撮影室R1に持ち込んで、患者を撮影室R1に誘導する。その際、撮影室R1の前室Rbの扉付近に検知手段としてのタグリーダ58が設けられていれば、タグリーダ58で読み取られた放射線画像撮影装置1のカセッテIDが当該撮影室Rの基地局54を介して基地局IDを付与された状態でコンソールC1に通知される。
また、クレードル55が検知手段として機能する場合には、操作者は撮影室R1内に持ち込んだ放射線画像撮影装置1をクレードル55に挿入する。放射線画像撮影装置1はクレードル55に挿入されると、クレードル55を介して基地局54に自らのカセッテIDを通知する。そして、基地局54は、放射線画像撮影装置1のカセッテIDに自らの基地局IDを付与してコンソールC1に通知する。
コンソールC1は、撮影室R1の基地局54から基地局ID等が付与されたカセッテIDが通知されてくると、その情報を管理装置Sに送信する。管理装置Sは、前述したテーブルを参照して基地局IDに対応する撮影室R1の撮影室IDを割り出し、放射線画像撮影装置1のカセッテIDと撮影室R1の撮影室IDとを対応付けて記憶手段Saに保存する。
そして、撮影室R1で、1番目の撮影オーダ情報に基づく放射線画像撮影が行われ、それが終了した段階で、放射線画像撮影装置1のアンテナ装置41や基地局54を介して放射線画像撮影装置1からカセッテIDが付与された間引きデータDtが送信されてくると、コンソールC1は、当該間引きデータDtに基づくプレビュー画像を表示部Caに表示する。
操作者は、放射線画像撮影装置1を撮影室R1に残した状態で、コンソールC1の所に移動する。その移動の間に、放射線画像撮影装置1は自動的にダーク読取処理を行い、継続して、カセッテIDを付与した状態で画像データDとダーク読取値dをアンテナ装置41を介し基地局54を介してコンソールC1に送信し続ける。なお、ダーク読取処理を複数回行い、各回で得られたダーク読取値dの平均値を算出する等してオフセット補正値Oを算出し、それを画像データDとともに送信するように構成してもよいことや、撮影室Rにおける単独或いは一連の放射線画像撮影が開始される前にダーク読取処理を行うように構成することも可能であることは前述したとおりである。
コンソールC1の所に移動した操作者は、既にコンソールC1の表示部Caに表示されているプレビュー画像を見て、被写体が放射線画像上に撮影されているか否かや被写体が放射線画像上の適切な位置に撮影されているか否か等を確認する。そして、正しく撮影されていないと判断した場合には、コンソールC1を操作して、再撮影の入力を行う。コンソールC1は、再撮影の入力が行われると、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データDやダーク読取値d(或いはオフセット補正値O。以下同じ。)を破棄する。
また、コンソールC1は、プレビュー画像を確認した操作者が、再撮影をせず次の撮影を行うことを表す撮影続行の入力がなされた場合には、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データD等を当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと対応付けて一旦記憶手段Cbに保存する。
また、コンソールC1は、撮影続行の場合には、放射線画像撮影装置1から画像データD等を受信した段階で、管理装置Sに、当該放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてきたことを表す信号と当該画像データDの識別情報である画像データIDとを放射線画像撮影装置1のカセッテIDとともに送信する。
管理装置Sは、コンソールC1から、前記信号と画像データIDとがカセッテIDとともに送信されてくると、既に記憶している当該カセッテIDに対応付けられた撮影オーダ情報の1番目の「撮影オーダID」P1に画像データIDを対応付けて記憶する。なお、最初の段階で、コンソールC1上で選択された撮影オーダ情報の数のみが送信されてきた場合には、管理装置Sは、信号がカセッテIDとともに送信されてきた段階で、当該カセッテIDの回数として1をカウントして記憶手段Saに記憶させる。
そして、コンソールC1は、以上の処理を終えた後、自動的に当該画像データDに対してダーク読取値dやオフセット補正値O等を用いた補正処理を含む画像処理を施して、1番目の撮影オーダ情報に基づく診断用放射線画像を生成し、生成した診断用放射線画像を画像データIDと対応付けて自らの記憶手段Cbに保存する。
操作者は、コンソールC1に対して撮影続行の入力を行うと、撮影室R1に戻る。なお、この時点で、放射線画像撮影装置1によるダーク読取処理や画像データD、ダーク読取値d等を送信は完了している。そして、次の放射線画像撮影が例えば撮影室R2で行われる場合には、操作者は、放射線画像撮影装置1を撮影室R1から撮影室R2に持ち運ぶ。
その際、タグリーダ58が設けられている場合には、放射線画像撮影装置1が持ち出されたことを撮影室R1のタグリーダ58が検知して、コンソールC1と管理装置Sに、放射線画像撮影装置1が撮影室R1から持ち出されたことを通知する。コンソールC1は、この通知を受信すると、当該コンソールC1と撮影室R1との使用中の状態を解除する。すなわち、他の操作者がコンソールC1を使用可能となる。また、管理装置Sは、当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと撮影室R1の撮影室IDとの対応付けを解除する。
また、操作者が次の撮影室R2に放射線画像撮影装置1を持ち込むと、撮影室R2のタグリーダ58がカセッテIDを読み取り、或いは、操作者が放射線画像撮影装置1を撮影室R2に持ち込んで撮影室R2の検知手段であるクレードル55に挿入すると、放射線画像撮影装置1のカセッテIDが、撮影室R2の基地局IDを介し、撮影室R2の基地局IDが付与された状態で、撮影室R2に予め対応付けられているコンソールC2に通知される。
コンソールC2は、撮影室R2の基地局54から基地局ID等が付与されたカセッテIDが通知されてくると、当該コンソールC2とそれに対応する撮影室R2とを使用中の状態とする。そして、その情報を管理装置Sに送信する。管理装置Sは、前述したテーブルを参照して基地局IDに対応する撮影室R2の撮影室IDを割り出し、放射線画像撮影装置1のカセッテIDと撮影室R2の撮影室IDとを対応付けて記憶手段Saに保存する。
なお、検知手段がクレードル55である場合には、コンソールC2は、放射線画像撮影装置1が撮影室R2のクレードル55に挿入され、撮影室R2の基地局54から基地局ID等が付与されたカセッテIDが通知されてきた時点で当該コンソールC2と撮影室R2とを使用中の状態とするとともに、他のコンソールC1、C3に当該カセッテIDを送信する。そして、コンソールC1は、コンソールC2からカセッテIDが送信されてくると、当該放射線画像撮影装置1が撮影室R2に搬送されたと判断して、当該コンソールC2と撮影室R2との使用中の状態を解除する。
また、管理装置Sは、コンソールC2から通知されてきた放射線画像撮影装置1のカセッテIDは、それ以前に他の撮影室R1の撮影室IDと対応付けられていたものであるため、記憶手段Saにおける以前の撮影室R1の撮影室IDと当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDとの対応付けを破棄したうえで、カセッテIDと撮影室R2の撮影室IDとを対応付けて記憶手段Saに保存する。
撮影室R2で、2番目の撮影オーダ情報に基づく放射線画像撮影が行われ、それが終了した後の処理は、上記の場合と同様である。すなわち、放射線画像撮影装置1のアンテナ装置41や撮影室R2の基地局54を介して放射線画像撮影装置1からカセッテIDが付与された間引きデータDtが送信されてくると、コンソールC2は、当該間引きデータDtに基づくプレビュー画像を表示部Caに表示し、操作者が、放射線画像撮影装置1を撮影室R2に残した状態で、コンソールC2の所に移動してプレビュー画像を確認する。
また、その際、撮影室R2に残された放射線画像撮影装置1は自動的にダーク読取処理を行い、カセッテIDを付与した状態で画像データDとダーク読取値dをアンテナ装置41や基地局54を介してコンソールC2に送信し、コンソールC2は、操作者が再撮影の入力を行えば、画像データDやダーク読取値dを破棄し、操作者が撮影続行の入力を行えば、放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データD等をカセッテIDと対応付けて記憶手段Cbに保存する。
また、コンソールC2は、撮影続行の場合には、放射線画像撮影装置1から画像データD等を受信した段階で、管理装置SにカセッテIDとともに信号と当該画像データDの識別情報である画像データIDとを送信する。そして、管理装置Sは、コンソールC2から前記信号と画像データIDとがカセッテIDとともに送信されてくると、画像データIDを当該カセッテIDに対応付けられた撮影オーダ情報の2番目の「撮影オーダID」P1に対応付けて記憶する。なお、最初の段階で、選択された撮影オーダ情報の数のみが送信されてきた場合には、管理装置Sは、信号がカセッテIDとともに送信されてきた段階で、当該カセッテIDの回数として2をカウントして記憶手段Saに記憶させる。
そして、コンソールC2は、以上の処理を終えた後、前述したように、自動的に当該画像データDに対してダーク読取値dやオフセット補正値O等を用いた補正処理を含む画像処理を施して、2番目の撮影オーダ情報に基づく診断用放射線画像を生成し、生成した診断用放射線画像を画像データIDと対応付けて自らの記憶手段Cbに保存する。
なお、この場合、コンソールC2が、自らが生成した診断用放射線画像が2番目の撮影オーダ情報に基づく診断用放射線画像であることを認識しないように構成されている場合には、前述したように、画像データDに対して、ダーク読取値dやオフセット補正値O等を用いた補正処理を含むデフォルトの階調処理等の画像処理を施して診断用放射線画像を生成する。
また、前述したように、コンソールC1で最初に撮影オーダ情報を選択した段階で他のコンソールC2、C3に送信した撮影オーダ情報や、或いは、コンソールC2が管理装置Sから入手した撮影オーダ情報に基づいて、画像データDに画像処理を施して、2番目の撮影オーダ情報に基づく診断用放射線画像を生成する。
以上のようにして、放射線画像撮影装置1が撮影室R間を持ち運ばれるたびに、放射線画像撮影装置1が持ち込まれた撮影室Rのクレードル55やタグリーダ58等の検知手段からの通知に基づく管理装置SでのカセッテIDと撮影室IDの対応付けや、放射線画像撮影後の放射線画像撮影装置1からの間引きデータDtの送信、コンソールC上でのプレビュー画像の表示、操作者による再撮影要否の確認、それと並行して行われる放射線画像撮影装置1でのダーク読取処理および画像データDとダーク読取値dのコンソールCへの送信、再撮影の入力に伴う画像データD等の破棄或いは撮影続行の入力に伴う画像データD等の保存およびコンソールCから管理装置Sへの信号および画像データIDの送信、管理装置Sにおける画像データIDの撮影オーダ情報への対応付け(或いはカウント)、およびコンソールCでの画像データDに対する画像処理による診断用放射線画像の生成等が、繰り返し行われる。
従って、各コンソールCには、当該コンソールCに対応する撮影室Rで当該カセッテIDを有する放射線画像撮影装置1により取得された画像データD等に基づく診断用放射線画像が、当該カセッテIDに対応付けられた状態で、それぞれ記憶手段Cbに蓄積された状態となる。
そして、例えば、操作者が、撮影室R4(図1等参照)まで移動して、当該放射線画像撮影装置1を用いて選択した撮影オーダ情報の最後の放射線画像撮影を行い、放射線画像撮影装置1からコンソールC3に送信された間引きデータDtに基づくプレビュー画像をコンソールC3の表示部Ca上で確認し、撮影続行の入力(或いは、この場合は撮影オーダ情報に基づく最後の放射線画像撮影であるから診断用放射線画像と撮影オーダとの対応付け確定操作を指示する入力を行うように構成してもよい。)を行うと、コンソールC3から管理装置Sに、当該放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてきたことを表す信号がカセッテIDとともに送信される。
そして、コンソールC3では、当該放射線画像撮影装置1から送信されてきた画像データDに対してダーク読取値dやオフセット補正値O等を用いて行う画像処理が自動的に開始され、最後の撮影オーダ情報に基づく診断用放射線画像が生成されて記憶手段Cbに保存される。
また、管理装置Sは、コンソールC3から、前記信号がカセッテIDとともに送信されてくると、それを既に記憶している前記撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1にそれぞれ対応付けて記憶する。
そして、管理装置Sは、この時点で、放射線画像撮影装置1から各コンソールCに送信された画像データD等の数と、コンソールC1で予め選択された撮影オーダ情報の数が一致したと判断して、当該放射線画像撮影装置1がその時点で存在している撮影室R4に対応付けられた一のコンソールC3以外の各コンソールC1、C2に対して、各コンソールC1、C2で既に画像データD等から生成して各記憶手段Cbに保存されている当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDが対応付けられた診断用放射線画像を当該一のコンソールC3に送信するように指令する。
他のコンソールC1、C2は、当該指令に基づいて、自らの記憶手段Cbに記憶されている、当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと対応付けられている診断用放射線画像をコンソールC3に送信するとともに、自らの記憶手段Cbから、当該カセッテIDと対応付けられている診断用放射線画像や画像データD等を削除する。なお、診断用放射線画像の送信の際、必要に応じて画像データDやダーク読取値d(或いはオフセット補正値O)、間引きデータDt等もあわせて送信するように構成することも可能である。
また、管理装置Sは、他のコンソールC1、C2に対する指令と同時に、コンソールC3に対して、当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDと対応付けられ、各画像データIDが各「撮影オーダID」P1に対応付けられた撮影オーダ情報を送信する。
このようにして、当該放射線画像撮影装置1に対応付けられた撮影オーダ情報に基づく全ての放射線画像撮影が終了すると、最後の撮影が行われた撮影室Rに対応するコンソールCに管理装置Sから撮影オーダ情報が送信されるとともに、撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1に対応付けられた各画像データIDに対応する診断用放射線画像等のうち、当該コンソールCで生成したもの以外の診断用放射線画像等が他のコンソールCから当該コンソールCに送信され、当該コンソールCに、撮影オーダ情報と、それに基づく全ての診断用放射線画像等が収集され、診断用放射線画像と撮影オーダとの対応付けすなわち診断用放射線画像の確定操作の処理が自動的に行われる。
なお、最初の段階で、選択された撮影オーダ情報の数のみが管理装置Sに送信されるように構成されている場合は、管理装置Sは、カウントが撮影オーダ情報の数に達した時点で、最後の撮影が行われた撮影室Rに対応する一のコンソールC以外のコンソールCに対して当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDが対応付けられた診断用放射線画像を当該一のコンソールCに送信するように指令するとともに、当該一のコンソールCに対しては撮影オーダ情報が記憶されているコンソールC(上記の場合はコンソールC1)のIDを送信し、一のコンソールCがそれに基づいて他のコンソールCに対して撮影オーダ情報の送信を要求して、撮影オーダ情報を入手する。
しかし、この場合は、撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1に各画像データIDが対応付けられていない。そのため、当該一のコンソールCは、各コンソールCから送信されてきた診断用放射線画像に付帯情報として付されている画像データDの送信時間等を参照して、撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1の上側から順に、画像データDの送信時間が早い順に診断用放射線画像等を割り当てていく等の処理を行って、撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1と各診断用放射線画像等とを対応付ける。なお、この撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1と各診断用放射線画像等との対応付けを、操作者が自ら確認しながら行うように構成することも可能である。
そして、上記のように、最後の撮影が行われた撮影室Rに対応するコンソールCに対して、選択された撮影オーダ情報の各「撮影オーダID」P1に対応付けられた各画像データIDに対応する診断用放射線画像が全て収集され、選択した撮影オーダ情報と診断用放射線画像との対応付け(すなわち診断用放射線画像の確定操作)が完了したと操作者が判断した段階で、当該コンソールCに対して確定の入力がなされると、当該コンソールCから他のコンソールCや管理装置Sに対して確定信号が発信される。他のコンソールCや管理装置Sは、確定信号を受信すると、当該放射線画像撮影装置1に対する使用宣言を解除する。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1を用いて行う予定の放射線画像撮影が全て終了し、選択した撮影オーダ情報と診断用放射線画像との対応付けが完了した後に、当該放射線画像撮影装置1に対する使用宣言が解除されるため、その後、他の操作者が当該放射線画像撮影装置1を使用しても、既に確定した撮影オーダ情報と診断用放射線画像との対応付けは何ら影響を受けない。そして、他の操作者が自由に当該放射線画像撮影装置1を使用することが可能となる。
なお、前述したように、各コンソールCで画像データDに対してダーク読取値dやオフセット補正値O等を用いた補正処理を含むデフォルトの階調処理等の画像処理を施して診断用放射線画像を生成するように構成されている場合には、上記のように収集されたデフォルトの階調処理等の画像処理が施された診断用放射線画像に対して、放射線技師等の操作者が、相互の画像比較等を行いながら、診断用放射線画像間の濃度整合性を保つべく補正を加えることが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100によれば、放射線技師等の操作者により、放射線画像撮影装置1が撮影室R間を持ち運ばれるたびに、放射線画像撮影装置1が持ち込まれた撮影室Rの検知手段からの通知に基づいて管理装置Sで当該放射線画像撮影装置1がいずれの撮影室Rに存在するかが管理される。また、放射線画像撮影後、放射線画像撮影装置1から間引きデータDtが当該撮影室Rに予め対応付けられた、当該撮影室R近傍のコンソールCに送信され、コンソールCの表示部Ca上にプレビュー画像が表示される。
そのため、操作者は、撮影室R近傍のコンソールCの所に移動すれば即座にプレビュー画像を確認して再撮影の要否等を容易に判断することが可能となり、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100は、操作者にとって非常に使い勝手がよいものとなる。
また、放射線画像撮影装置1ではダーク読取処理等が自動的に行われ、画像データD(rawデータ)やダーク読取値dのコンソールCへの送信が自動的に行われ、操作者が再撮影の必要がないと判断した場合には、コンソールCでの画像データDに対する画像処理による診断用放射線画像の生成等が例えば撮影オーダ情報に含まれる撮影条件や部位情報に基づいて自動的に行われる。そのため、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100は、この点でも操作者にとって非常に使い勝手がよいものとなるとともに、放射線画像撮影や画像データの処理等を効率良く行うことが可能となる。
さらに、当該放射線画像撮影装置1に対応付けられた撮影オーダ情報に基づく全ての放射線画像撮影が終了すると、管理装置Sからの指令に基づいて、最後の撮影が行われた撮影室R近傍のコンソールCに、当該撮影オーダ情報に基づいて撮影された画像データD等に基づく全ての診断用放射線画像が自動的に収集され、診断用放射線画像と撮影オーダとの対応付け、すなわち診断用放射線画像の確定操作の処理が自動的に行われる。
そのため、操作者は、最後の撮影が行われた撮影室R近傍のコンソールC以外の、最後の撮影が行われた撮影室Rから遠い位置にあるコンソールCの所に行って処理を行う必要がなくなり、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100は、この点においても操作者にとって非常に使い勝手がよいものとなる。また、既に各コンソールCで画像処理等が終了している診断用放射線画像が収集されるため、操作者が画像データDに基づく画像処理等を行う必要がない。そのため、放射線画像撮影や画像データの処理等を効率良く行うことが可能となる。
なお、診断用放射線画像に対してさらに的確な画像処理を行う必要があるか否かの画像検査を行うために、生成された診断用放射線画像がQAステーションに送信されるように構成されている放射線画像撮影システム100もある。このような場合には、例えば、上記のように各コンソールCで自動的に診断用放射線画像を生成した後、各コンソールCから当該診断用放射線画像をQAステーションに送信して画像検査を行うように構成することが可能である。
また、操作者が任意のタイミングで修正を行うことができるようにするために、操作者が放射線画像撮影装置1を持ち運んで撮影室R間を移動するごとに、撮影室Rの検知手段から当該放射線画像撮影装置1が撮影室Rに搬入されたことを通知されたコンソールCに対して、他のコンソールCから当該放射線画像撮影装置1のカセッテIDが対応付けられた診断用放射線画像を転送するように構成し、操作者の撮影室R間の移動にあわせて各診断用放射線画像もコンソールC間を転送するように構成することも可能である。
このように構成すると、操作者が、任意のタイミングで、最寄りのコンソールCにおいて、修正の指示がなされた診断用放射線画像の修正を行うこと等が可能になる。しかし、操作者の撮影室R間の移動のたびに診断用放射線画像等をコンソールC間で転送することになり、放射線画像撮影システム100全体としての処理の効率が必ずしも良くならない。また、操作者の撮影室R間の移動回数が増えると、その分、転送される診断用放射線画像の数も増えていくため、ネットワークの通信量が増大し、ネットワークレスポンスの低下を招く可能性があり、この点においても必ずしも効率的とは言い難い。
そこで、操作者が最寄りのコンソールC等を操作して放射線画像撮影装置1のカセッテIDと画像収集指令を入力することで、当該コンソールCが他のコンソールCに対して、当該カセッテIDが対応付けられた診断用放射線画像を当該コンソールCに送信するように指令することができるように構成することも可能である。
このように構成すれば、放射線技師等の操作者が、選択した撮影オーダ情報で設定された放射線画像撮影を全て終了するまで待つことなく、任意のタイミングで、必要に応じて任意のコンソールCに、それまでに撮影が行われて生成された全ての診断用放射線画像を収集することが可能となり、操作者にとって放射線画像撮影システム100が使い勝手がよいものとなる。
なお、その他、本発明が本実施の形態に限定されず、適宜変更可能であることはいうまでもない。
例えば、予め選択した撮影オーダ情報の選択順とは異なる順番で撮影を行った場合(なお、この場合、自動設定されていた撮影条件を操作者が操作卓57で入力し直して変更設定して各撮影を行う)、最後の放射線画像撮影を行った後、最後に撮影を行った撮影室Rに対応付けられたコンソールC上で、各撮影オーダ情報に1:1に対応付けられていた一連の診断用放射線画像のデータの対応付けを、実際の撮影順に対応するように修正することも可能である。
また、被写体状況により、予め設定されていた全ての撮影を行えなかった場合、例えば、被写体が自立困難で立位撮影が行えなかったような場合には、最後の撮影終了後に、一連の撮影の終了を、最後の撮影を行った撮影室Rに近いコンソールC上で入力宣言することにより、既に撮影を終えていた画像データDを当該コンソールCに集結させ、撮影オーダと対応付けることとしても良い。
1 放射線画像撮影装置(可搬型放射線画像撮影装置)
7 放射線検出素子
55 クレードル(検知手段)
58 タグリーダ(検知手段)
100 放射線画像撮影システム
C コンソール
C1〜C3 複数のコンソール
Ca 表示部
D 画像データ
d ダーク読取値
Dt 間引きデータ
O オフセット補正値
R 撮影室
R1〜R4 複数の撮影室
S 管理装置

Claims (1)

  1. 照射された放射線に基づいて画像データを生成し、画像データに基づいて間引きデータを生成し、間引きデータを画像データよりも先に送信する可搬型放射線画像撮影装置と、
    複数の撮影オーダ情報を予め選択可能で、前記可搬型放射線画像撮影装置から送信される間引きデータに基づくプレビュー画像を表示し、前記画像データに対して確定操作が行われると当該画像データを前記撮影オーダ情報と対応付けるコンソールと、
    を有し、
    前記コンソールは、
    一の撮影オーダ情報に対応する撮影毎に、前記可搬型放射線画像撮影装置から送信される前記間引きデータに基づく前記プレビュー画像を表示し、前記プレビュー画像が承認されると次の前記撮影オーダ情報に対応する撮影を続行し、
    選択された前記複数の撮影オーダ情報に対応する全ての前記プレビュー画像の承認が完了したと判断した後で、或いは入力手段による入力があったとき、それまでに承認された前記各プレビュー画像に対応する前記各画像データに対する前記確定操作を可能とすることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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