JP5640335B2 - 磁気センサー - Google Patents

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    • G01R33/0322Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using magneto-optic devices, e.g. Faraday or Cotton-Mouton effect using the Faraday or Voigt effect

Description

本発明は、磁気センサー等に関するものである。
従来、心磁(心臓からの磁気)や脳磁(脳からの磁気)などの生体から発生する微小な磁場を測定する生体磁気検出装置が知られている。このような生体磁気検出装置としては、例えば、超伝導量子干渉素子(SQUID:Superconducting QUantum Interference Device)がある。なお、SQUIDとは、例えば、超伝導リングなどの超伝導素子に一部細い部分(ジョセフソン接合)が設けられた素子(ジョセフソン素子)を用いることで、低温度環境下においてわずかな磁場の変化を電圧として取り出すことが可能な素子(磁気センサー)である。
図5は、従来のSQUIDの一例を示す磁束検出コイルの模式図である。図5(a)は、1回巻きの磁束検出コイル(マグネトメーター)を示す図である。図5(b)は、互いに逆方向に巻いた平行な2つのコイルを直列につないだ磁束検出コイル(1次勾配型のグラディオメーター)を示す図である。
図5(a)に示すように、マグネトメーター101では、コイルの中に入ってくる磁場110を全て検出してしまう。そこで、コイルの近くから発生する磁場(例えば心磁や脳磁)のみを検出するためには、コイルから遠くに発生源を持つ磁界(例えば外部磁気雑音)によるノイズを完全に除去する方式が別途必要になる。
図5(b)に示すように、1次勾配型のグラディオメーター102では、互いに逆方向に巻いた2つのコイルで検出される検出信号の差として磁場110が検出される。このため、コイルから遠くに発生源を持つ磁界の影響は2つのコイル間で打ち消しあってゼロとなり、コイルの近くから発生する磁場のみが検出される。しかしながら、SQUIDは超伝導素子やジョセフソン素子を用いるため高コストとなる。また、低温度環境を維持するためには液体ヘリウムや液体窒素を冷却装置に頻繁に供給する必要があり手間がかかる。
一方、SQUIDを用いないで微小磁場を測定する方法として光ポンピング原子磁力計がある。光ポンピング原子磁力計とは、光ポンピング法(偏光を用いて原子の電子スピンを偏極し、偏極した原子を高感度で検出する方法)を用いて原子と磁場とを相互作用させて原子の磁化状態を検出することで磁場を測定する装置である。例えば、非特許文献1及び2では、セシウムなどのアルカリ金属原子が封入されたガスセルに対して互いに異なる偏光方向を有する2つのレーザー光を入射し、ガスセルを透過した2つのレーザー光をそれぞれ2つのフォトディテクターで受光して光強度を検出している。その後、2つのフォトディテクターで検出された光信号を電気信号に変換することにより、レーザー光の強度変化の差分を演算し、これにより外部磁場の影響を除いた微小磁場の測定を行っている。
Appl.Phys.B75,605−612(2002) Appl.Phys.B76,325−328(2003)
しかしながら、非特許文献1及び2では、2つのフォトディテクターで検出された光信号を電気信号に変換する際にノイズが発生してしまい、微小磁場を精度よく測定することが困難な場合がある。また、検出器として2つのフォトディテクターを用いているため、磁気センサーの構造が複雑であり演算も複雑となる。
本発明の一態様においては、精度よく微小磁場を測定することが可能な、構造の簡素化を図った磁気センサーを提供するものである。
本発明の一態様の磁気センサーは、光ポンピング法を用いて磁場を測定する磁気センサーであって、第1ガスが封入された第1のセルと、前記第1のセルに対して直線偏光を含む第1のプローブ光を入射させるプローブ光入射装置と、前記第1のセルを透過した前記第1のプローブ光である第2のプローブ光の光路上に配置された第2ガスが封入された第2のセルと、前記第1のセルに第1のポンピング光を入射させ、前記第2のセルに第2のポンピング光を入射させるポンピング光入射装置と、前記第2のセルを透過した前記第2のプローブ光である第3のプローブ光を検出する検出器と、を有し、前記第1のセルに対して前記検出器と反対側の測定対象物からの磁場を測定し、前記プローブ光は、前記プローブ光入射装置から前記第1のセルと前記第2のセルとの並び方向と交差する方向に射出された後、反射ミラーによって前記並び方向と平行な方向に光路を折り曲げられて前記第1のセルに入射することを特徴とする。
この構成によれば、第1のポンピング光が第1ガスに入射し、第2のポンピング光が第2ガスに入射するので、第1ガスに付与される磁化と第2ガスに付与される磁化とが互いに異なる向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極が生じる。そして、第1ガス及び第2ガスを透過する前後におけるプローブ光の偏光面の回転角(ファラデー回転角)が検出される。これにより、第1ガスにおけるスピン偏極の大きさと第2ガスにおけるスピン偏極の大きさとの差分が求められる。その結果、第1ガスにおける外部磁場の影響と第2ガスにおける外部磁場の影響とが相殺され、第1ガスにかかる測定対象磁場のみが測定される。つまり、非特許文献1及び2のように光信号を電気信号に変換することなく、光信号の差分演算が行われる。また、検出器として2つのフォトディテクターを用いていないので、磁気センサーの構造が簡素であり演算もスムーズとなる。したがって、精度よく微小磁場を測定することが可能な、構造の簡素化を図った磁気センサーが提供できる。
また、上記磁気センサーにおいては、前記ポンピング光入射装置は、前記第1ガスにおける前記第1のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化と前記第2ガスにおける前記第2のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化とが互いに反対向きとなるように、前記第1ガス及び前記第2ガスにスピン偏極を生じさせることが望ましい。
この構成によれば、第1ガスにおける第1のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化と第2ガスにおける第2のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化とが互いに反対向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極が生じる。その結果、第1ガスにおける外部磁場の影響と第2ガスにおける外部磁場の影響とが確実に相殺され、第1ガスにかかる測定対象磁場のみが確実に測定される。したがって、精度よく微小磁場を確実に測定することが可能な、構造の簡素化を図った磁気センサーが提供できる。
また、上記磁気センサーにおいては、前記ポンピング光入射装置は、前記第1ガスに対してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか一方を前記磁場と前記第1のプローブ光の光軸との双方に対して直交する方向に入射させると共に、前記第2ガスに対してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか他方を前記磁場と前記第2のプローブ光の光軸との双方に対して直交する方向に入射させることが望ましい。
この構成によれば、第1ガスにおけるスピン偏極の状態と第2ガスにおけるスピン偏極の状態とを確実且つ容易に制御することができる。
また、上記磁気センサーにおいては、前記ポンピング光入射装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出された光をσ+偏光とσ−偏光とに分離し、前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか一方を前記第1ガスに入射させいずれか他方を前記第2ガスに入射させる偏光分離光学系と、を有していてもよい。
この構成によれば、第1ガスに光を入射する光源と第2ガスに光を入射する光源とを共通化することができるため、装置構成を簡略化することができる。
また、上記磁気センサーにおいては、前記偏光分離光学系は、前記光源から射出された光をP偏光とS偏光とに分離する偏光分離膜と、前記偏光分離膜によって分離された前記P偏光と前記S偏光とのうちのいずれか一方に対して1/4波長の位相差を付与して前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか一方に変換し、前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか一方を前記第1ガスに入射させる第1位相差板と、前記偏光分離膜によって分離された前記P偏光と前記S偏光とのうちのいずれか他方に対して1/4波長の位相差を付与して前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか他方に変換し、前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか他方を前記第2ガスに入射させる第2位相差板と、を有していてもよい。
この構成によれば、偏光分離光学系を市販の偏光ビームスプリッターや1/4波長板を用いて安価に提供することができる。
また、上記磁気センサーにおいては、前記第1ガスと前記第2ガスとが同一セル内に封入されていてもよい。
この構成によれば、第1ガスと第2ガスとが同一セル内に封入されているので、第1ガスと第2ガスとが別々のセルに封入される場合に比べて装置構成が簡単になる。また、第1ガスと第2ガスを別々のセルに封入した場合には、プローブ光の光軸と各セルとのアライメントを別々に行わなければならないが、第1ガスと第2ガスとを同一セルに封入した場合には、このようなアライメント作業が1回で済むため、セッティングが容易になる。
本発明の磁気センサーを示す模式図である。 第1のセル内における原子の磁化ベクトルの変化を示す図である。 相対ラーマー周波数と磁化の関係を示す図である。 光ポンピング後の磁化ベクトルの軌跡を示す図である。 従来のSQUIDの一例を示す磁束検出コイルの模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
図1は本発明の磁気センサー1の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、磁気センサー1は、光ポンピング法(偏光を用いて原子の電子スピンを偏極し、偏極した原子を高感度で検出する方法)を用いて測定対象磁場(磁場発生源10から発生する微小磁場、例えば心磁や脳磁)を測定するものである。なお、以下の説明では、測定対象磁場の方向をZ軸とし、Z軸と直交する平面内の2方向をX軸及びY軸とするXYZ直交座標系を用いて、各部材の構成や配置を説明する。
磁気センサー1は、第1のセル13と、第2のセル14と、プローブ光入射装置11と、ポンピング光入射装置5と、検出器15と、を具備して構成されている。
第1のセル13、第2のセル14は、Y軸方向に互いに直列に配置されている。第2のセル14は、第1のセル13を透過したプローブ光L1(第2のプローブ光)の光路上に配置されている。第1のセル13は磁場発生源10に相対的に近い位置に配置され、第2のセル14は磁場発生源10に相対的に遠い位置に配置されている。第1のセル13には、Z軸方向において外部磁場と測定対象磁場との合成磁場となる磁場B1がかかっている。第2のセル14には、Z軸方向において外部磁場と測定対象磁場との合成磁場となる磁場B2がかかっている。ここで、第2のセル14は磁場発生源10に対して遠い位置に配置されているため、第2のセル14にかかる測定対象磁場は無視できるほど小さい。つまり、第2のセル14には、Z軸方向において外部磁場のみがかかっているとみなすことができる。
第1のセル13、第2のセル14の内部には、それぞれ価電子が奇数個の原子またはイオンからなる第1ガス、第2ガスが封入されている。本実施形態では、第1ガス及び第2ガスが、カリウム、ルビジウム、セシウムなどのアルカリ金属原子からなっている。なお、第1のセル13、第2のセル14の内部におけるアルカリ金属原子の密度を大きくするために、必要に応じて第1のセル13、第2のセル14に対して加熱を行ってもよい。
また、第1のセル13及び第2のセル14の内部には、ネオン、ヘリウム、アルゴン、キセノンなどの希ガスと、水素や窒素などの非磁性のガスとの少なくとも一方のガスが封入されていてもよい。これにより、第1のセル13及び第2のセル14に封入されたアルカリ金属原子が互いに衝突したりセル部内壁に衝突したりすることが緩和される。
プローブ光入射装置11は、直線偏光を射出するレーザー照射装置である。プローブ光入射装置11は、反射ミラー21を介して第1のセル13に対して磁場B1と平行な方向(Z軸方向)に振動する直線偏光からなるプローブ光L1(第1のプローブ光)を磁場B1と直交する方向(Y軸方向)に入射させる。
ポンピング光入射装置5は、第1のセル13及び第2のセル14に対して円偏光からなるポンピング光を入射させ、第1のセル13内の第1ガスに付与されるプローブ光L1(第1のプローブ光)の光軸と平行な方向の磁化と、第2のセル14内の第2ガスに付与されるプローブ光L1(第2のプローブ光)の光軸と平行な方向の磁化と、が互いに反対向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極を生じさせる機能を有する。
ポンピング光入射装置5は、第1のセル13に対してσ+偏光(右円偏光、X軸に沿う光の進行方向に対して右回りの円偏光)とσ−偏光(左円偏光、X軸に沿う光の進行方向に対して左回りの円偏光)とのうちのいずれか一方を磁場B1,B2とプローブ光L1(第1のプローブ光)の光軸との双方に対して直交する方向(X軸方向)に入射させる機能を有する。一方、ポンピング光入射装置5は、第2のセル14に対してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか他方を磁場B1,B2とプローブ光L1(第2のプローブ光)の光軸との双方に対して直交する方向(X軸方向)に入射させる機能を有する。本実施形態のポンピング光入射装置5は、第1のセル13に対してσ+偏光(第1のポンピング光)を入射させ、第2のセル14に対してσ−偏光(第1のポンピング光)を入射させている。
ポンピング光入射装置5は、光を射出する光源12と、光源12から射出された光をσ+偏光とσ−偏光とに分離し、σ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか一方を第1のセル13に入射させ、いずれか他方を第2のセル14に入射させる偏光分離光学系20と、を具備して構成されている。本実施形態の偏光分離光学系20は、第1のセル13に対してσ+偏光を入射させ、第2のセル14に対してσ−偏光を入射させている。
光源12は、P偏光とS偏光とを含む光を射出する光源である。偏光分離光学系20は、偏光分離膜23と、第1位相差板24と、第2位相差板25と、反射ミラー22と、を具備して構成されている。偏光分離膜23は、光源12から射出された光をP偏光とS偏光とに分離する機能を有する。偏光分離膜23は、例えば、PBS(偏光ビームスプリッター)により構成されている。第1位相差板24は、偏光分離膜23によって分離されたP偏光とS偏光とのうちのいずれか一方に対して1/4波長の位相差を付与してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか一方に変換し第1のセル13に入射させる機能を有する。第2位相差板25は、偏光分離膜23によって分離されたP偏光とS偏光とのうちのいずれか他方に対して1/4波長の位相差を付与してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか他方に変換し第2のセル14に入射させる機能を有する。
本実施形態の第1位相差板24は、偏光分離膜23によって分離されたS偏光に対して1/4波長の位相差を付与してσ+偏光に変換し、σ+偏光を第1のセル13に入射させている。一方、第2位相差板25は、偏光分離膜23によって分離されたP偏光に対して1/4波長の位相差を付与してσ−偏光に変換し、σ−偏光を第2のセル14に入射させている。
光源12からX軸方向に射出されたP偏光とS偏光とを含む光は、偏光分離膜23に入射されると、一方の偏光成分であるS偏光が偏光分離膜23によって反射され、他方の偏光成分であるP偏光が偏光分離膜23を透過する。偏光分離膜23で反射されたS偏光は、反射ミラー22を介して第1位相差板24に入射され、1/4波長の位相差が付与されてσ+偏光に変換される。そして、σ+偏光が第1のセル13に対してX軸方向に平行に入射する。一方、偏光分離膜23を透過したP偏光は、第2位相差板25に入射され、1/4波長の位相差が付与されてσ−偏光に変換される。そして、σ−偏光が第2のセル14に対してX軸方向に平行に入射する。本実施形態では、σ+偏光、σ−偏光がそれぞれ第1ガスが封入された第1のセル13、第2ガスが封入された第2のセル14に入射するようになっているが、σ+偏光、σ−偏光がそれぞれ第2ガスが封入された第2のセル14、第1ガスが封入された第1のセル13に入射する構成でも構わない。
本実施形態の磁気センサー1は、第1のセル13、第2のセル14にそれぞれ入射するσ+偏光、σ−偏光の入射方向(X軸方向)が磁場B1,B2のかかる方向(Z軸方向)に対して直交する横方向光ポンピングを採用している。
検出器15は、第1のプローブ光の偏光面と第2のセル14を透過した第2のプローブ光である第3のプローブ光の偏光面との回転角(第1のセル13及び第2のセル14を透過する前後におけるプローブ光L1の偏光面の回転角)(ファラデー回転角)を検出する機能を有する。検出器15は、例えば、PBS(偏光ビームスプリッター)と、フォトディテクターとを具備して構成されている。なお、PBSに替えてウォーラストンプリズムを用いることもできる。そして、PBSにより直線偏光からなるプローブ光L1の偏光成分を分離し、光量の差分をフォトディテクターにより電気的に演算することで、磁場発生源10から発生する微小磁場のみを測定することができる。本実施形態では、非特許文献1及び2のように、検出器として2つのフォトディテクターを用いていない。
図2は、第1のセル13に対してポンピング光入射装置5から射出されたX軸方向のσ+偏光が入射した後の第1のセル13内におけるアルカリ金属原子の磁化ベクトルの変化を示す図である。図2(a)は、第1のセル13にσ+偏光が入射した直後のアルカリ金属原子の磁化ベクトルを示す図である。図2(b)は、第1のセル13にσ+偏光が入射した後、しばらく時間が経過したときのアルカリ金属原子の磁化ベクトルを示す図である。
図2(a)に示すように、第1のセル13にX軸方向のσ+偏光が入射すると、アルカリ金属原子の最外殻電子がスピン偏極する。具体的には、X軸方向のσ+偏光が角運動量+h/2π(hはプランク定数)を有していることから、σ+偏光を吸収したアルカリ金属原子が一時的に角運動量+h/2πを保存してX軸の正の方向に磁気モーメントが向く。ここで、第1のセル13内の磁化ベクトルは、多数のアルカリ金属原子の磁気モーメントの総和で表される。第1のセル13内では、各アルカリ金属原子の磁気モーメントの方向がほぼX軸の正の方向に揃っているため、これに倣って磁化ベクトルの方向がX軸の正の方向を向き、X軸の正の方向に強い磁化が形成される。
図2(b)に示すように、第1のセル13にσ+偏光が入射した後、しばらく時間が経過すると、第1のセル13にかかるZ軸方向の磁場B1の作用から、アルカリ金属原子の電子スピンがラーマー歳差運動を開始してXY平面内で回転する。第1のセル13内では、各アルカリ金属原子の電子スピンにおけるラーマー歳差運動の周波数(ラーマー周波数)が異なるため、各アルカリ金属原子の磁気モーメントの方向がばらつく。各アルカリ金属原子の磁気モーメントの方向がランダムな方向を向くと、これに伴い磁化ベクトルが小さくなり、最終的に磁化が消滅する(横方向緩和)。なお、XY平面内に磁化ベクトルが発生してから消滅するまでの速度を横緩和速度という。
図3は、横方向光ポンピングにおける相対ラーマー周波数と磁化の関係を示す図である。図3において、横軸は相対ラーマー周波数を示し、縦軸は磁化を示している。ここで、相対ラーマー周波数は、ラーマー周波数をW、横緩和速度をVとすると、W/Vで表される。図3中の実線Mxは磁化ベクトルのX軸方向成分を示し、破線Myは磁化ベクトルのY軸方向成分を示している。
図3に示すように、磁化ベクトルのX軸方向成分Mxは、山なりの曲線となっており、相対ラーマー周波数が0のときに極大となっている。一方、磁化ベクトルのY軸方向成分Myは、相対ラーマー周波数が−1のときに極大となり、相対ラーマー周波数が1のときに極小となっている。図3の破線My上の点aはラーマー周波数Wが横緩和速度Vに対して比較的小さいときの磁化を示している(W<<V)。また、点bはラーマー周波数Wが横緩和速度Vとほぼ同じになるときの磁化(極大値)を示している(W≒V)。また、点cはラーマー周波数Wが横緩和速度Vに対して大きいときの磁化を示している(W>V)。
図4は、光ポンピング後のXY平面内における磁化ベクトルの軌跡を示す図である。図4(a)は、図3の破線My上の点a(W<<V)における磁化ベクトルの軌跡を示す図である。図4(b)は、図3の破線My上の点b(W≒V)における磁化ベクトルの軌跡を示す図である。図4(c)は、図3の破線My上の点c(W>V)における磁化ベクトルの軌跡を示す図である。なお、図4中の原点は磁化が磁化ベクトル成分を持たない場合、つまり外部磁場がかからない場合(磁化がゼロ)を示している。
図4(a)に示すように、点a(W<<V)における磁化ベクトルの軌跡は半円状になっており、X軸上の所定の点から原点に向かっている。また、矢印の向きはアルカリ金属原子の電子スピンのラーマー歳差運動の方向を示している。つまり、磁化ベクトルの軌跡は、磁化ベクトルの先端をつないだ軌跡(磁化ベクトルの変化)を示している。
図4(b)に示すように、点b(W≒V)における磁化ベクトルの軌跡はスパイラル状になっており、X軸上の所定の点から原点に向かっている。また、図4(c)に示すように、点b(W>V)における磁化ベクトルの軌跡は図4(b)よりも大きいスパイラル状になっており、X軸上の所定の点から原点に向かっている。
ここで、第1のセル13にかかる磁場B1が弱磁場の場合(図3中の点a近傍)、磁場B1の強度に比例した磁化ベクトルのY軸方向成分Myが生じる。このとき、磁化ベクトルのY軸方向成分Myは負の値を有する。図4(a)の点a(W<<V)における磁化ベクトルの軌跡を見ても、原点近傍において矢印の向きがY軸の負の方向を向いており、磁化ベクトルのY軸方向成分Myが負の値を有することが確認される。
一方、図示はしないが、第2のセル14にX軸方向のσ−偏光が入射すると、X軸方向のσ−偏光が角運動量−h/2π(hはプランク定数)を有していることから、σ−偏光を吸収したアルカリ金属原子が一時的に角運動量−h/2πを保存してX軸の負の方向に磁気モーメントが向く。ここで、第2のセル14内の磁化ベクトルは、多数のアルカリ金属原子の磁気モーメントの総和で表される。第2のセル14内では、各アルカリ金属原子の磁気モーメントの方向がほぼX軸の負の方向に揃い、これに倣って磁化ベクトルの方向がX軸の負の方向を向き、X軸の負の方向に強い磁化が形成される。
この場合、第2のセル14内におけるアルカリ金属原子の電子スピンのラーマー歳差運動の回転方向は、上述の第1のセル13内における回転方向と同じになる。したがって、第2のセル14内における磁化ベクトルのY軸方向成分Myは、上述の第1のセル13内における磁化ベクトルの方向と反対の方向となり、正の値を有することになる。つまり、第1のセル13内における磁化ベクトルと、第2のセル14内における磁化ベクトルとのY軸方向成分Myは向きが反対になる(正負が異なる)。
図1に示すように、プローブ光入射装置11から射出されたY軸を中心軸としてZ軸方向に振動する直線偏光は第1のセル13を透過した後、第1のセル13内における磁化ベクトルの作用により、直線偏光の偏光面がXZ平面内において回転する(ファラデー回転)。具体的には、直線偏光は第1のセル13を透過した後、第1のセル13内における磁化ベクトルのY軸方向成分Myが負の値を有することにより、直線偏光の偏光面がXZ平面内においてY軸を中心にR1方向(右回り)に回転する。なお、直線偏光の偏光面のXZ平面内における回転角(ファラデー回転角)は、磁化ベクトルのY軸方向成分Myと比例関係を有する。
そして、直線偏光は第2のセル14を透過した後、第2のセル14内における磁化ベクトルの作用により、直線偏光の偏光面がXZ平面内において上述の第1のセル13を透過した後の回転方向と反対の方向に回転する。具体的には、直線偏光は第2のセル14を透過した後、第2のセル14内における磁化ベクトルのY軸方向成分Myが正の値を有することにより、直線偏光の偏光面がXZ平面内においてY軸を中心にR2方向(左回り)に回転する。
このように、第1のセル13内における磁化ベクトルと、第2のセル14内における磁化ベクトルとのY軸方向成分Myは向きが反対なので、直線偏光が第1のセル13を透過した後のファラデー回転角と、第2のセル14を透過した後のファラデー回転角との回転方向が反対になる。
また、ファラデー回転角は磁場の強さに比例する。具体的には、直線偏光が第1のセル13を透過した後のファラデー回転角は、第1のセル13にかかる磁場B1の強さに比例する。そして、さらに第2のセル14を透過した後のファラデー回転角は、第2のセル14にかかる磁場B2の強さに比例する。このため、検出器15によって第2のセル14を透過した後のファラデー回転角を検出することにより、第1のセル13にかかる磁場B1と第2のセル14にかかる磁場B2との差分(B1−B2)を求めることができる。本実施形態では、非特許文献1及び2のように光信号を電気信号に変換することなく、光信号の差分演算が行われる。したがって、第1のセル13にかかる外部磁場と第2のセル14にかかる外部磁場とが相殺され、その結果、第1のセル13にかかる測定対象磁場が求められる。
本実施形態の磁気センサー1によれば、第1のセル13における第1のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化と第2のセル14における第2のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化とが互いに反対向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極が生じる。そして、第1ガス及び第2ガスを透過する前後におけるプローブ光L1の偏光面の回転角(ファラデー回転角)が検出される。これにより、第1のセル13にかかる磁場B1と第2のセル14にかかる磁場B2との差分(B1−B2)が求められる。その結果、第1のセル13にかかる外部磁場と第2のセル14にかかる外部磁場とが相殺され、第1のセル13にかかる測定対象磁場が測定される。つまり、非特許文献1及び2のように光信号を電気信号に変換することなく、光信号の差分演算が行われる。また、検出器として2つのフォトディテクターを用いていないので、磁気センサーの構造が簡素であり演算もスムーズとなる。したがって、精度よく微小磁場を測定することが可能な、構造の簡素化を図った磁気センサー1が提供できる。
なお、本実施形態の磁気センサー1は、第1ガスが第1のセル13に封入され、第2ガスが第2のセル14に封入され、2つのセルで構成されているが、これに限らない。例えば、第1ガスと第2ガスとが同一セル内に封入されていてもよい。
この構成によれば、第1ガスと第2ガスとが同一セル内に封入されているので、精度よく微小磁場を測定することが可能な、格段に構造の簡素化を図った磁気センサー1が提供できる。
また、本実施形態の磁気センサー1では、ポンピング光入射装置5が第1のセル13に対してX軸方向にσ+偏光を入射し、第2のセル14に対してX軸方向にσ−偏光を入射しているが、これに限らない。例えば、ポンピング光入射装置5が第1のセル13に対してX軸方向にσ−偏光を入射し、第2のセル14に対してX軸方向にσ+偏光を入射していてもよい。すなわち、ポンピング光入射装置5は、第1のセル13及び第2のセル14に対して円偏光からなるポンピング光を入射させ、第1のセル13内の第1ガスに付与されるプローブ光L1の光軸と平行な方向の磁化と、第2のセル14内の第2ガスに付与されるプローブ光L1の光軸と平行な方向の磁化と、が互いに反対向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極を生じさせていればよい。
また、本実施形態の磁気センサー1では、ポンピング光入射装置5が第1のセル13に対してX軸の正の方向に向かってσ+偏光を入射し、第2のセル14に対してX軸の正の方向に向かってσ−偏光を入射しているが、これに限らない。例えば、ポンピング光入射装置5が第1のセル13に対してX軸の正の方向に向かってσ+偏光を入射し、第2のセル14に対してX軸の負の方向に向かってσ+偏光を入射する構成であってもよい。すなわち、ポンピング光入射装置が第1のセル13及び第2のセル14に対して同一の偏光成分を有する円偏光をX軸に沿って互いに反対方向に入射させていてもよい。
また、本実施形態の磁気センサー1では、ポンピング光入射装置5が第1のセル13における第1のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化と第2のセル14における第2のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化とが互いに反対向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極を生じさせているが、これに限らない。例えば、ポンピング光入射装置5が第1のセル13に付与される磁化と第2のセル14に付与される磁化とが互いに異なる向きとなるように第1ガス及び第2ガスにスピン偏極を生じさせていてもよい。このような構成であっても、精度よく微小磁場を測定することが可能な、構造の簡素化を図った磁気センサーが提供できる。
1…磁気センサー、5…ポンピング光入射装置、11…プローブ光入射装置、12…光源、15…検出器、20…偏光分離光学系、23…偏光分離膜、24…第1位相差板、25…第2位相差板、L1…プローブ光

Claims (5)

  1. 光ポンピング法を用いて磁場を測定する磁気センサーであって、
    第1ガスが封入された第1のセルと、
    前記第1のセルに対して直線偏光を含む第1のプローブ光を入射させるプローブ光入射装置と、
    前記第1のセルを透過した前記第1のプローブ光である第2のプローブ光の光路上に配置された第2ガスが封入された第2のセルと、
    前記第1のセルに第1のポンピング光を入射させ、前記第2のセルに第2のポンピング光を入射させるポンピング光入射装置と、
    前記第2のセルを透過した前記第2のプローブ光である第3のプローブ光を検出する検出器と、を有し、
    前記第1のセルに対して前記検出器と反対側の測定対象物からの磁場を測定し、
    前記プローブ光は、前記プローブ光入射装置から前記第1のセルと前記第2のセルとの並び方向と交差する方向に射出された後、反射ミラーによって前記並び方向と平行な方向に光路を折り曲げられて前記第1のセルに入射する
    ことを特徴とする磁気センサー。
  2. 前記ポンピング光入射装置は、前記第1ガスにおける前記第1のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化と前記第2ガスにおける前記第2のプローブ光の光軸と平行な方向の磁化とが互いに反対向きとなるように、前記第1ガス及び前記第2ガスにスピン偏極を生じさせることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサー。
  3. 前記ポンピング光入射装置は、前記第1ガスに対してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか一方を前記磁場と前記第1のプローブ光の光軸との双方に対して直交する方向に入射させると共に、前記第2ガスに対してσ+偏光とσ−偏光とのうちのいずれか他方を前記磁場と前記第2のプローブ光の光軸との双方に対して直交する方向に入射させることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の磁気センサー。
  4. 前記ポンピング光入射装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出された光をσ+偏光とσ−偏光とに分離し、前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか一方を前記第1ガスに入射させいずれか他方を前記第2ガスに入射させる偏光分離光学系と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の磁気センサー。
  5. 前記偏光分離光学系は、
    前記光源から射出された光をP偏光とS偏光とに分離する偏光分離膜と、
    前記偏光分離膜によって分離された前記P偏光と前記S偏光とのうちのいずれか一方に対して1/4波長の位相差を付与して前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか一方に変換し、前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか一方を前記第1ガスに入射させる第1位相差板と、
    前記偏光分離膜によって分離された前記P偏光と前記S偏光とのうちのいずれか他方に対して1/4波長の位相差を付与して前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか他方に変換し、前記σ+偏光と前記σ−偏光とのうちのいずれか他方を前記第2ガスに入射させる第2位相差板と、を有することを特徴とする請求項4に記載の磁気センサー。
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