JP5637970B2 - スパークプラグの製造方法 - Google Patents
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Description
前記軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔内の先端側で前記中心電極を保持する絶縁体と、
前記絶縁体の一部分を周方向に取り囲んで保持する主体金具と、
2以上の接地電極であって、該接地電極の各々の基端部が、前記主体金具の前記軸線方向先端側の部位の異なる位置にそれぞれ溶接された接地電極と
を備えたスパークプラグの製造方法において、
前記2以上の接地電極が前記主体金具に溶接された後の状態のワークを受型に配置する第1工程と、
前記受型に配置された前記ワークが備える前記2以上の接地電極のうちの1つの接地電極の先端側を所定の位置に配置して、一定方向に切断する切断手段によって、切断する第2工程と、
前記ワーク、前記受型および前記切断手段の少なくとも1つを、前記軸線を軸として回転させることで、前記2以上の接地電極のうちの、前記第2工程で未切断の1つの接地電極を前記所定の位置に配置する第3工程と
前記2以上の接地電極のすべてについて前記切断を行うまで、前記第2工程、または、前記第2工程および前記第3工程を繰り返す第4工程と
を備えたことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
A−1.スパークプラグ100の概略構成:
図1は、本発明のスパークプラグの製造方法によって製造されるスパークプラグ100の部分断面図である。図1において、一点鎖線で示す軸線OL1の右側は、外観正面図を示し、軸線OL1の左側は、スパークプラグ100の中心軸を通る断面でスパークプラグ100を切断した断面図を示している。以下では、図1におけるスパークプラグ100の軸線OL1方向の下側をスパークプラグ100の先端側、上側を後端側として説明する。スパークプラグ100は、絶縁碍子10と、主体金具50と、中心電極20と、接地電極30a,30bと、端子電極40とを備える。
スパークプラグ100の製造工程について説明する。スパークプラグ100の製造工程は、準備工程と組み付け工程とに分けられる。準備工程においては、まず、スパークプラグ100の構成部品をそれぞれ作製する。次に、作製された絶縁碍子10の内部に、中心電極20、セラミック抵抗3、シール体4および端子電極40を所定の順序で挿入し、ガラスシールと呼ばれる加熱圧縮工程によってこれらを一体的に形成する。また、作成された主体金具50に対して、所要の形状になるように所定の加工、例えば、塑性加工、切削を施し、工具係合部51、シール部54等を形成する。なお、本実施例においては、この段階では、取付ねじ部52にねじ山は形成されていない。ただし、この段階で、取付ねじ部52にねじ山を形成してもよい。
B−1.変形例1:
接地電極30の切断方向は、上述の例に限られるものではなく、所定の位置に配置したワーク150の接地電極30を一定方向から切断するものであればよい。例えば、切断方向は、軸線OL1に直交し、かつ、軸線OL1から接地電極30の軸線OL1に直交する断面形状の中心に向かう方向であってもよい。こうしても、接地電極30a,30bに形成されるバリは、軸線OL1に対して回転対称に形成されるので、接地電極30a,30bの火花特性のばらつきが抑制される。
押圧部材400の形状は、上述の例に限られるものではなく、種々の形状とすることができる。例えば、ワーク150を押圧する側と反対方向に向かって先細りする中空の錐体形状であってもよい。この場合、押圧部材400の錐体形状の内面が、ワーク150の加締部53の外径側の端部と、錐体形状の周方向に線で接触することとなる。こうしても、押圧部材400は、軸線OL1方向の同一の位置において、加締部53を線で押圧することができる。もとより、押圧部材400は、錐体形状に限るものではなく、ワーク150を、軸線OL1方向の同一の位置の複数点、線、または、面で、軸線OL1方向に押圧することが可能な任意の形状としてもよい。例えば、平板形状の押圧部材でワーク150の加締部53を面で押圧してもよい。
スパークプラグ100の製造工程における切断工程を実施するタイミングは、上述の例に限られず、適宜、設定することができる。切断工程は、主体金具50に接地電極30を溶接した後であって、接地電極30の曲げ工程を実施する前の任意のタイミングとしてもよい。例えば、切断工程は、主体金具50の内側に、中心電極20と一体となった絶縁碍子10を差し込んだ後に実施してもよい。かかる場合、押圧部材400は、端子電極40の後端側の端面を押圧するものであってもよい。あるいは、切断工程は、取付ねじ部52にねじ山を形成した後に実施してもよい。ただし、ねじ山が形成される前に実施することで、ワーク150を受型300に配置する際に、受型300の壁部314が取付ねじ部52をガイドする効果を高めることができる。
スパークプラグ100は、3以上の接地電極30を備えていてもよい。例えば、3極タイプや4極タイプであってもよい。N個(Nは2以上の整数)の接地電極30を備えるスパークプラグ100では、接地電極30は、軸線OL1に対して、360/N度の回転対称で設けられる。かかる場合、切断工程においては、上記ステップS240およびステップS250(図2参照)を、N個の接地電極30すべてについて切断するまで繰り返してもよい。
受型300の形状は、上述の形状に限られるものではなく、ワーク150を構成する接地電極30の各々を所定の切断位置に配置できるものであればよい。例えば、第2受型部320のみを受型として使用してもよい。あるいは、ワーク150の主体金具50の形状に追随した空間を有し、当該空間を含んで2分割された受型を使用してもよい。例えば、2分割された受型の一方の空間に主体金具50を配置した後に、2分割された受型を一体化し、工具係合部51をチャックする受型を使用してもよい。
上述の実施形態においては、上記ステップS240(図2参照)において、受型300を回転させることとしたが、未切断の接地電極30を所定の切断位置に配置する態様は、受型300を回転させることに限られない。軸線OL1を軸として、ワーク150、受型300および切断手段700のうちの少なくとも1つを回転させる態様であればよい。例えば、切断手段700が、受型300の外方で回転してもよい。
スパークプラグ100の製造工程は、必ずしも全自動化する必要はなく、半自動で実現してもよい。例えば、受型300へのワーク150の配置や、切断手段700による接地電極30の切断を、ボタン押下などの手動操作に基づいて実施する態様としてもよい。
4…シール体
5…ガスケット
10…絶縁碍子
12…軸孔
13…脚長部
15…後端側段部
17…先端側胴部
18…後端側胴部
19…中央胴部
20…中心電極
21…電極母材
25…芯材
30a,30b…接地電極
40…端子電極
50…主体金具
51…工具係合部
52…取付ねじ部
53…加締部
54…シール部
55…挿入孔
100…スパークプラグ
150…ワーク
300…受型
310…第1受型部
311…挿入部
312…円筒部
313…第1孔部
314,315,316…壁部
317…第1嵌合部
320…第2受型部
321…第2嵌合部
323…第2孔部
324,325…壁部
328…ボルト孔
400…押圧部材
410…本体部
420…テーパ部
500…ベアリング
600…シャフト
700…切断手段
SG…火花ギャップ
OL1…軸線
OL2…中心軸
Claims (6)
- 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
前記軸線方向に延びる軸孔を有し、その軸孔内の先端側で前記中心電極を保持する絶縁体と、
前記絶縁体の一部分を周方向に取り囲んで保持する主体金具と、
2以上の接地電極であって、該接地電極の各々の基端部が、前記主体金具の前記軸線方向先端側の部位の異なる位置にそれぞれ溶接された接地電極と
を備えたスパークプラグの製造方法において、
前記2以上の接地電極が前記主体金具に溶接された後の状態のワークを受型に配置する第1工程と、
前記受型に配置された前記ワークが備える前記2以上の接地電極のうちの1つの接地電極の先端側を所定の位置に配置して、一定方向に切断する切断手段によって、切断する第2工程と、
前記ワーク、前記受型および前記切断手段の少なくとも1つを、前記軸線を軸として回転させることで、前記2以上の接地電極のうちの、前記第2工程で未切断の1つの接地電極を前記所定の位置に配置する第3工程と
前記2以上の接地電極のすべてについて前記切断を行うまで、前記第2工程、または、前記第2工程および前記第3工程を繰り返す第4工程と
を備えたことを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 請求項1記載のスパークプラグの製造方法において、
前記第1工程は、
前記受型として、
前記ワークの前記主体金具を、前記主体金具の前記軸線方向先端側から前記軸線方向に沿って挿入可能な第1孔部と、
前記第1孔部と連通し、前記ワークの前記2以上の各接地電極を前記軸線方向に沿って挿入可能な貫通孔であって、前記軸線方向の長さが、前記ワークの前記切断の前の前記2以上の接地電極よりも短い第2孔部とが形成された受型を使用して、
前記ワークを前記第1孔部および前記第2孔部に挿入することで、前記ワークを前記受型に配置し、
前記第2工程は、前記第1孔部と反対側で前記第2孔部の外部に配置された前記切断手段で、前記切断を行う
ことを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 請求項2記載のスパークプラグの製造方法において、
前記第1工程は、前記受型として、前記第1孔部が形成された第1受型部と、前記第2孔部が形成された第2受型部とが着脱可能に構成された受型を使用して、前記ワークを前記受型に配置する
ことを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 請求項2または請求項3記載のスパークプラグの製造方法において、
前記第1工程は、前記受型として、前記第2孔部を形成する壁部の前記第1孔部側の端部が面取りされた受型を使用して、前記ワークを前記受型に配置する
ことを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 請求項2ないし請求項4のいずれか記載のスパークプラグの製造方法において、
前記第1工程は、前記ワークを、前記軸線方向の同一の位置の複数点、線、または、面で、前記軸線方向に押圧することが可能な押圧部材を使用して押圧することにより、前記ワークを前記第1孔部および前記第2孔部に挿入する
ことを特徴とするスパークプラグの製造方法。 - 請求項5記載のスパークプラグの製造方法において、
前記第3工程は、前記押圧部材が前記押圧を行い、かつ、前記受型が、該受型に配置された前記ワークを保持した状態で、前記受型を回転させ、
前記押圧部材が前記押圧を行っている状態で前記受型が回転した際に、該受型の回転に追随して前記押圧部材も回転する
ことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
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