JP5637580B1 - マッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効果的なマッサージを可能としつつ、使用者の負荷を抑制して使い勝手を向上したマッサージ装置を提供する。【解決手段】対をなす振動体13は、超音波振動子をケース53の内部にそれぞれ収容する。キャリア波を変調波により立ち上がりと立ち下がりとを緩和するように変調した制御部16からの駆動信号により超音波振動子を超音波振動させる。対をなす振動体13を、所定間隔で交互に駆動することにより、振動体13,13の交互駆動による効果的なマッサージが可能となる。作用面81は大きな発熱が生じず、作用面81を密着させた使用者の負荷を抑制できる。パッド部47によって作用面81を使用者にソフトに、かつ、確実に密着させることで例えば液状物などを作用面81に塗布することなく超音波振動を効果的に伝達でき、使い勝手が良好になる。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波振動によるマッサージを行うマッサージ装置に関する。
従来、超音波振動する振動子を備え、患部に超音波振動を与えてマッサージ効果を得るマッサージ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−347097号公報
しかしながら、上述のマッサージ装置では、単に振動子の超音波振動を作用面から継続的に出力し続けるに過ぎず、超音波振動の作用面が熱を持つなど使用者への負荷が大きい。また、例えば作用面にオイルやジェル(ゼリー)などの液状物(液体)を塗布して超音波を効率よく伝達する必要があるものの、このような液状物は、使用後の拭き取りが必要で、使い勝手が良好でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、効果的なマッサージを可能としつつ、使用者の負荷を抑制して使い勝手を向上したマッサージ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のマッサージ装置は、対をなす振動体、及び、クッション性を有しこれら振動体を互いに離間された位置で保持する保持部を備えた装着部と、前記各振動体を駆動させる制御部とを具備し、前記各振動体は、超音波振動する超音波振動子と、音楽振動を発生させる音楽振動子と、これら超音波振動子及び音楽振動子の振動が伝達される作用面を有し、これら超音波振動子及び音楽振動子を収容するケースとを備え、前記ケースは、作用面の背面に位置し、前記超音波振動子が固定される第1の固定面と、この第1の固定面に対して前記作用面と反対側に対向し前記音楽振動子が固定される第2の固定面とを備え、前記制御部は、超音波が変調波により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調された駆動信号により、対をなす前記振動体の超音波振動子を所定間隔で交互に周期的に駆動させるとともに、音楽駆動信号により、対をなす前記振動体の音楽振動子を駆動させるものである。
求項記載のマッサージ装置は、請求項記載のマッサージ装置において、超音波振動子及び音楽振動子は、厚み方向に分極された複数の圧電素子と、これら圧電素子とともに積層され、制御部と電気的に接続される複数の電極と、前記圧電素子同士を互いに締め付け固定するボルトとをそれぞれ備えているものである。
請求項1記載のマッサージ装置によれば、超音波を変調波により立ち上がりと立ち下がりとを緩和するように変調した制御部からの駆動信号によりケースの作用面の背面に位置する第1の固定面に固定した超音波振動子を超音波振動させるとともに制御部からの音楽駆動信号により第1の固定面に対して作用面と反対側に対向するケースの第2の固定面に固定した音楽振動子を振動させて、これら超音波振動子及び音楽振動子を収容したケースの作用面に伝達する対をなす振動体を、所定間隔で交互に駆動することにより、これら振動体の交互駆動による効果的なマッサージを可能としつつ、作用面は大きな発熱が生じず、この作用面を密着させた使用者の負荷を抑制できるとともに、クッション性を有する保持部によって作用面をソフトに、かつ、確実に使用者に密着させることで例えば液状物などを作用面に塗布することなく超音波振動を効果的に伝達でき、使い勝手が良好になるとともに、例えば頸部などに作用面を密着させた場合に当該音楽振動を骨伝導により使用者が聴覚感知できるので、超音波振動子による超音波振動と音楽振動子による音楽振動とを同時に利用してマッサージ効果を相乗的に向上できる
求項記載のマッサージ装置によれば、請求項記載のマッサージ装置の効果に加え、超音波振動子及び音楽振動子は、複数の圧電素子と複数の電極とを積層し、圧電素子同士をボルトによって締め付け固定しているので、強度を向上できるとともに、マッサージ効果をより向上できる。
本発明のマッサージ装置の第1の実施の形態を模式的に示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 同上マッサージ装置の振動子を模式的に示し、(a)はその断面図、(b)は分解断面図である。 同上マッサージ装置の内部構造を示すブロック図である。 (a)は同上マッサージ装置の制御部により生成される超音波信号を模式的に示す説明図、(b)は同上制御部により生成される変調波を模式的に示す説明図、(c)は同上制御部により生成される駆動信号を模式的に示す説明図、(d)は各振動子から出力される振動波(出力波)を模式的に示す説明図である。 同上マッサージ装置を装着する人体の位置を模式的に示す側面図である。 本発明のマッサージ装置の第2の実施の形態を示す斜視図である。
以下、本発明のマッサージ装置の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図5において、11はマッサージ装置を示し、このマッサージ装置11は、超音波を用いて人体Bをマッサージするものである。そして、このマッサージ装置11は、装置本体12と、この装置本体12に対して着脱可能で頭部を除く人体Bに装着されて超音波マッサージ振動を与える振動体13,13を有する装着部14とを備えている。
装置本体12は、筐体15と、この筐体15の内部に収容された制御部16とを備えている。
筐体15は、密閉された四角形箱状に形成されており、使用者によって視認される前面に、例えば電源スイッチ、マッサージ時間の残り時間やマッサージの出力レベルなどを表示する各種表示部、マッサージの出力レベルを調整する複数のレベル調整手段、及び、マッサージの開始/中断(終了)を指示するスタート/ストップスイッチなどが配置されているとともに、装着部14が接続される接続端子部23が設けられている。
接続端子部23は、例えば丸型コネクタなどであり、制御部16と電気的に接続されている。なお、この接続端子部23は、複数設けてもよい。この場合には、同じ出力のものでもよいし、出力が異なるものでもよい。
制御部16は、例えばマイコンなどの制御部本体である処理モジュール25及び音楽制御部である音楽モジュール26などを備え、図示しないコンセントを介して商用電源に接続される。なお、これら処理モジュール25及び音楽モジュール26に対しては、バッテリにより電源を供給してもよい。
処理モジュール25は、図示しないタイマを内蔵してマッサージ時間を管理するとともに、各種信号を生成したり、音楽モジュール26の動作を制御したりするものであり、信号線28と駆動信号線29a,29bとを介して、変調器31a,31bに電気的に接続されているとともに、制御信号線33a,33bを介して増幅器34a,34bに電気的に接続され、かつ、音楽制御信号線35を介して音楽モジュール26に電気的に接続されている。そして、処理モジュール25は、例えば20kHz乃至200kHz、好ましくは30kHz程度の体内で長波長となる超音波の振動エネルギーであるキャリア波36(図4(a))を、信号線28を介して変調器31a,31bに出力し、このキャリア波36を、駆動信号線29a,29bを介して制御した変調器31a,31bでのパルス状の変調波37(図4(b))により変調して、その立ち上がり及び立ち下がりを緩和し、さらに、制御信号線33a,33bを介して制御した増幅器34a,34bによって増幅(昇圧)して各振動体13の駆動用の駆動信号39a,39b(図4(c))をそれぞれ生成して接続端子部23から装着部14(振動体13,13)側へと出力可能となっている。なお、この駆動信号39a,39bの出力は、レベル調整手段の操作によって外部から設定可能となっている。また、この処理モジュール25は、音楽モジュール26の制御用の信号を、音楽制御信号線35を介して音楽モジュール26に出力可能となっている。
ここで、変調波37は、0Vから徐々に出力が増加し、傾斜が徐々に増加した後、最大値近傍で保持し、その後徐々に減少してなだらかに0Vに減少する、滑らかな曲線状に形成されている。したがって、この変調波37によりキャリア波36が変調された駆動信号39a,39bにより振動体13,13に生じる超音波振動は、例えば矩形波やパルス波などの変節点を有する変調波により変調した場合のように衝撃波が生じることがなく、人体Bに強い違和感を与えない、穏やかな振動となる。
また、駆動信号39a,39bは、変調された穏やかな超音波振動を交互に所定間隔T1(例えば1.5秒)で、この所定間隔T1よりも短い所定継続時間T2(例えば0.3〜0.5秒)ずつ出力するように生成され、振動体13,13が、互いに駆動期間が重ならないように、換言すれば一方が超音波を出力しているときは他方が超音波を出力しないように駆動されるように構成されている。
音楽モジュール26は、例えば複数の所定の音楽が予め記憶されており、処理モジュール25により生成された制御用の信号が音楽制御信号線35を介して伝達されることで選曲及びリピートなどがコントロールされる。この音楽モジュール26は、音楽信号線41,41を介して音楽増幅手段としての音楽駆動回路42a,42bに電気的に接続されている。そして、この音楽モジュール26は、記憶した音楽や音声などのオーディオ信号を、音楽信号線41,41を介して音楽駆動回路42a,42bに出力し、このオーディオ信号を、音楽駆動回路42a,42bにより増幅して各振動体13の駆動用のステレオ音楽駆動信号をそれぞれ生成して接続端子部23から装着部14(振動体13,13)側へと出力可能となっている。なお、音楽モジュール26に記憶される音楽は、任意の楽曲や音声などが可能であるが、例えば聴覚刺激と癒しの刺激とを有する、血行促進用の高周波成分を多量に含んだものが好ましい。また、例えば音楽モジュール26に音楽を記憶する代わりに、音楽プレイヤーや携帯音源などの外部音源機器を接続して、これら外部音源機器からの任意のオーディオ信号を、音楽駆動回路42a,42bを介してステレオ音楽駆動信号として各振動体13に供給してもよい。
一方、装着部14は、装着部本体44と、この装着部本体44から導出されるケーブル部45と、このケーブル部45の先端部に設けられ装置本体12の接続端子部23と着脱可能に接続されるコネクタ部46とを備えている。
装着部本体44は、上記振動体13,13と、クッション性を有しこれら振動体13,13を保持する直方体状の保持部としてのパッド部47と、このパッド部47が設けられた基材48とを備えている。
各振動体13は、図2(a)及び図2(b)に示すように、超音波出力用の振動子本体である第1の振動子本体としての超音波振動子51と、音楽出力用の第2の振動子本体としての音楽振動子52と、これら超音波振動子51及び音楽振動子52を収容する中空な円柱状のケース53とを備えている。そして、これら振動体13は、パッド部47の長手方向に対称な位置に互いに離間されて配置されている。
超音波振動子51は、音楽振動子52よりも耐圧が大きい、例えば積層型の圧電アクチュエータであり、複数、例えば2枚の(一方及び他方の)圧電素子である第1の圧電素子54a,54bと3枚の電極である第1の電極55a,55b,55cとが順次積層され、これら第1の圧電素子54a,54bが(一方及び他方の)振動部材57a,57bにより挟まれ、かつ、これら振動部材57a,57bがボルト59によって締め付け固定されている。
第1の圧電素子54a,54bは、例えばセラミック圧電素子であり、例えば円環平板状に形成され、厚み方向に分極されている。第1の圧電素子54aは、第1の電極55a,55bにより挟まれ、第1の圧電素子54bは、第1の電極55c,55bにより挟まれている。
第1の電極55a,55b,55cは、円環薄板状に形成されており、第1の電極55a,55cが共通のリード線61aと電気的に接続されて互いに同電位に設定され、第1の電極55bがリード線61aと異なるリード線61bと電気的に接続されて、第1の電極55a,55cと第1の電極55bとの極性が反対となっている。そして、第1の電極55a,55cと第1の電極55bとの間に加えられる交流電圧(駆動信号39aまたは駆動信号39b)に応じて超音波振動子51が第1の圧電素子54a,54bの厚み方向に(逆)圧電効果によって伸縮して振動するようになっている。
振動部材57a,57bは、それぞれ例えばアルミニウムなどの金属板により円形平板状に形成された剛体である。これら振動部材57a,57bは、積層された第1の圧電素子54a,54bを挟むように、第1の電極55a,55cに一体化されている。振動部材57aは、第1の圧電素子54a側から、この第1の圧電素子54aに対して離間する方向へと徐々に拡径して形成されており、第1の圧電素子54aと反対側が平面状に形成されて、接着剤63を介してケース53に面接着されてケース53と一体的となっている。また、この振動部材57aの第1の圧電素子54a側には、ボルト59の一端部がねじ込み固定されている。一方、振動部材57bは、円環状に形成され、ケース53に対して離間されて位置している。この振動部材57bには、ボルト59が挿通され、このボルト59の他端部に対して略面一となるようにこのボルト59にねじ込み固定されている。そして、これら振動部材57a,57bは、ボルト59によって互いに連結されている。
音楽振動子52は、例えばバイモルフ型の圧電アクチュエータであり、複数、例えば2枚の圧電素子である(一方及び他方の)第2の圧電素子65a,65bと3枚の電極である第2の電極66a,66b,66cとが順次積層されて構成されている。そして、この音楽振動子52は、ケース53に固定されるスタンド68に対してナット69により固定されている。
第2の圧電素子65a,65bは、例えばセラミック圧電素子であり、例えば円環平板状に形成され、厚み方向に分極されている。第2の圧電素子65aは、第2の電極66a,66bにより挟まれ、第2の圧電素子65bは、第2の電極66c,66bにより挟まれている。これら第2の圧電素子65a,65bは、第1の圧電素子54a,54bよりも厚みが小さく、例えば第1の圧電素子54a,54bの半分以下の厚みとなっている。
第2の電極66a,66b,66cは、円環薄板状に形成されており、第2の電極66a,66cが共通のリード線71aと電気的に接続されて互いに同電位に設定され、第2の電極66bがリード線71aと異なるリード線71bと電気的に接続されて、第2の電極66a,66cと第2の電極66bとの極性が反対となっている。そして、第2の電極66a,66cと第2の電極66bとの間に加えられる交流電圧(音楽駆動信号)に応じて圧電効果によって第2の圧電素子65aまたは第2の圧電素子65bが縮み、第2の圧電素子65bまたは第2の圧電素子65aが延びることで、音楽振動子52が厚み方向に交互に振動するようになっている。
スタンド68は、例えばABSなどの合成樹脂により、第2の圧電素子65a,65bと反対側に向けて徐々に拡径する円錐状に形成され、ケース53に対して接着剤73を介して面接着されて一体的となる剛体である。また、このスタンド68は、第2の圧電素子65a,65b側に、これら第2の圧電素子65a,65bに挿通されるボルト68aが同軸状に突設されており、このボルト68aに対してナット69が締め付け固定されることで、スタンド68とナット69との間に第2の圧電素子65a,65bが挟持固定されるようになっている。
ケース53は、例えばABSなどの合成樹脂により形成され、(一及び他の)ケース部材75,76が互いに接着剤77によって固定されて、密閉状に形成されている。したがって、このケース53は、超音波振動子51及び音楽振動子52よりも軽量に構成されている。
ケース部材75は、有蓋円筒状の(一の)ケース部材本体78と、このケース部材本体78から径方向に突出する被固定部としてのフランジ部79とを一体的に備えている。
ケース部材本体78は、例えばパッド部47に対して露出し、外面部が人体Bに密着される円形平面状の作用面81となっているとともに、この作用面81の背面が、超音波振動子51の振動部材57aが接着固定される固定面である第1の固定面82となっている。また、このケース部材本体78は、外周面83と作用面81の外縁部との連続部、すなわち作用面81の周縁部がR面状に滑らかに面取りされた面取部84となっており、作用面81を人体Bに当接させたときに痛みが生じないようになっている。
フランジ部79は、ケース部材本体78の外周面83の作用面81(面取部84)と反対側の端部に突設されており、両面テープなどの図示しない固定手段によってパッド部47の内部に固定されているとともに、ケース部材76が接着剤77によって固定されている。
また、ケース部材76は、有底円筒状に形成されている。このケース部材76は、超音波振動子51に対して離間されて非接触となっているとともに、音楽振動子52が接着剤73によって固定される第2の固定面88を有している。この第2の固定面88は、第1の固定面82に対向して位置し、ケース部材76の外周面89を介してケース部材75側と接続され、音楽振動子52の振動が作用面81へと伝達されるようになっている。また、このケース部材76の外周面89には、リード線61a,61b及びリード線71a,71bを挿通するための図示しない挿通孔が開口されている。したがって、これら挿通孔は、超音波振動子51及び音楽振動子52の振動方向と交差する方向に開口され、超音波振動子51及び音楽振動子52に対してこれら超音波振動子51及び音楽振動子52の振動方向に対向しないように配置されている。
パッド部47は、クッション性を有するスポンジ状の保持部本体であるパッド部本体91と、このパッド部本体91の外側を包んで覆う可撓性を有する布製などのカバー体92とを備えている。そして、このパッド部47は、直方体状に形成されている。
パッド部本体91は、各振動体13を弾性的に保持している。
カバー体92は、パッド部本体91を包んで保持している。また、このカバー体92には、各振動体13のケース53のケース部材本体78が挿通される円形状の孔部94が例えばそれぞれ長手方向に対称な位置に開口され、これら孔部94の縁部において、カバー体92の内面側に、上記固定手段が貼り付けられ、この固定手段を介して、フランジ部79が接着固定されている。そして、このカバー体92は、各振動体13と反対側である基材48側から、リード線61a,61b,71a,71bが外部へと導出されている。
基材48は、例えば布などによって薄板状に形成されており、カバー体92に対して各振動体13と反対側に固着されている。この基材48には、パッド部47から導出されたリード線61a,61b,71a,71bを挿通する図示しない基材挿通孔が開口されている。そして、この基材48には、ケーブル部45の保護用の保護部96が一体に設けられている。この保護部96は、例えば布などによって基材48のパッド部47と反対側に重ねられるように薄板状に設けられており、パッド部47から導出されたリード線61a,61b,71a,71bを覆ってこれらリード線61a,61b,71a,71bを保護するようになっている。
ケーブル部45は、各振動体13から導出されたリード線61a,61b及びリード線71a,71bと電気的に接続された図示しない各種配線が互いに絶縁された状態で絶縁体により形成された被覆部45aの内部に纏められて構成されており、これら配線が先端部のコネクタ部46と電気的に接続されている。
コネクタ部46は、例えば円筒状に形成されており、装置本体12の接続端子部23に着脱されることでこの接続端子部23側と電気的に接離されるようになっている。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
使用者は、予め装着部14のケーブル部45の先端部のコネクタ部46を装置本体12の接続端子部23に装着しておく。そして、装着部14は、図5に示すように、例えば仰向けに横たわっている人体Bの下側の位置では、頸部、背部、腰部、大腿部(位置P1〜P4に示す)などに配置し、人体Bの上側の位置では、胸部、腹部、下腹部及び大腿部(位置P5〜P8に示す)などに配置する。すなわち、この装着部14は、頭部を除く人体Bの部位に装着される。このとき、振動体13,13は、例えば頸部、背部及び腰部などの下側に配置する際には、背骨を挟むように配置し、胸部、腹部及び下腹部の上側に配置する際には、人体Bの左右の中央部を挟むように配置し、大腿部の上側や下側に配置する際には、大腿骨を挟むように配置する。すなわち、装着部14は、患部に対して振動体13,13の作用面81,81が両側に位置するように配置される。なお、装着部14は、人体Bの下側に配置する場合には、人体Bの重量によってベッドや敷布団との間で挟持固定され、人体Bの上側に配置する際には、掛布団などの重量によってこの掛布団などと人体Bとの間で挟持固定されて、それぞれ各振動体13の作用面81が人体Bの皮膚に圧接されて密着される。このとき、パッド部47の変形によって、各振動体13の人体Bへの押圧力が緩和され、作用面81がソフトかつ確実に皮膚に密着される。
この状態で、スタート/ストップスイッチを操作することにより、商用電源、あるいはバッテリにより供給された電力によって、制御部16の処理モジュール25が、振動体13,13による超音波振動、及び、必要に応じて音楽振動を所定のマッサージ時間、例えば20分間または10分間、患部にそれぞれ供給する。
超音波振動は、処理モジュール25から、信号線28を介して変調器31a,31bへと出力されたキャリア波36が変調波37により変調されて、立ち上がりと立ち下がりとが緩和された駆動信号39a,39bとなるとともに、超音波振動子51,51に供給され、これら超音波振動子51,51の圧電効果による振動により、振動体13,13の作用面81から、変調された超音波振動が交互に所定間隔T1、例えば1.5秒間隔で、この所定間隔よりも短い所定継続時間T2、例えば0.3〜0.5秒ずつ出力され、人体Bの装着部をマッサージする。すなわち、振動体13,13は、駆動信号39a,39bにより、互いに駆動期間が重ならないように、換言すれば一方が動作しているときは他方が停止するように超音波振動を出力し、1.5秒間隔の駆動でそれぞれ約10000〜15000回ずつ程度の振動を患部に与える。
また、例えば装着部14を頸部の下側に配置した場合には、超音波振動子51,51に加えて、音楽振動子52,52を駆動させて音楽振動を発生させることで骨伝導によって音波振動を聴覚感知できる。この音楽振動は、処理モジュール25により駆動が制御された音楽モジュール26、または外部音源機器からのオーディオ信号を音楽駆動回路42a,42bにより増幅したステレオ音楽駆動信号により駆動した音楽振動子52,52の振動により振動体13,13のケース53,53全体が振動して、作用面81から人体Bに伝達する。したがって、左右一対の振動体13,13から音楽のステレオ振動波が出力されて骨伝導によって聴覚感知される。
上記の超音波振動や音楽振動の出力は、それぞれ使用者などがレベル調整手段により所望のレベルに設定する。これら超音波振動と音楽振動とは、互いに独立した振動であるため、超音波振動子51と音楽振動子52とを共に駆動した場合、それぞれの振動が別個に使用者に伝わる。すなわち、超音波振動は所定間隔T1で左右交互に間欠的に伝わり、音波振動は連続して伝わることとなる。具体的に、作用面81から出力される出力波Sa,Sbの例を図4(d)に示す。この出力波Sa,Sbは、各超音波振動子51による超音波振動と各音楽振動子52による音楽振動とが重ね合わせられており、各超音波振動子51による超音波振動の振幅が、各音楽振動子52による音楽振動の振幅と比較して相当大きく、例えば10倍程度の大きさとなっている。
マッサージ時間が終了した場合、あるいは、スタート/ストップスイッチが再度操作された場合には、電源供給、あるいは処理モジュール25からの信号を停止信号としたり、制御信号の出力を停止したりして、マッサージを停止する。
このように、キャリア波36を変調波37により立ち上がりと立ち下がりとを緩和するように変調した制御部16からの駆動信号39a,39bにより超音波振動子51,51を超音波振動させて、この超音波振動子51,51を収容したケース53の作用面81に伝達する対をなす振動体13,13を、所定間隔T1で交互に駆動することにより、これら振動体13,13の交互駆動により患部をなだらかかつ効果的にマッサージでき、特に筋肉の疲労の解消が期待でき、作用面81は大きな発熱が生じず、この作用面81を密着させた使用者の負荷を抑制できるとともに、クッション性を有するパッド部47により作用面81をソフトに、かつ、確実に使用者に密着させることで例えばオイルやジェルなどの液状物などを作用面81や人体Bに塗布することなく超音波振動を効果的に伝達でき、使用後の液状物の拭き取りなどが不要で、使い勝手が良好になる。
また、各振動体13により発生させる振動を、20kHz乃至200kHzの体内で長波長となる超音波振動とすることにより、人体Bへの負担が軽微な微小振動エネルギーでも充分な患部のマッサージ効果を得ることができる。
さらに、ケース53に収容した音楽振動子52を制御部16が音楽駆動信号により駆動させて音楽振動を作用面81に発生させることで、例えば頸部などに作用面81を密着させた場合に当該音楽振動を骨伝導により使用者が聴覚感知できるので、血行促進に加えてリラックス効果を与えることなどによって、超音波振動によるマッサージ効果をより高めることができる。すなわち、同一の振動体13に、超音波振動及び音楽振動を共存させることで、各超音波振動子51による超音波振動と各音楽振動子52による音楽振動とを同時に利用してマッサージ効果を相乗的に向上できる。
しかも、音楽振動子52は、第2の圧電素子65a,65bを備えたバイモルフ型のものを用いることで、大きな変位量が見込め、音楽振動をより確実に作用面81から使用者に伝えることができる。
さらに、各超音波振動子51は、複数の第1の圧電素子54a,54bと複数の第1の電極55a〜55cとを積層し、これら第1の圧電素子54a,54b同士をボルト59によって締め付け固定しているので、強度を向上できるとともに、マッサージ効果をより向上できる。
同様に、各音楽振動子52は、複数の第2の圧電素子65a,65bと複数の第2の電極66a〜66cとを積層し、これら第2の圧電素子65a,65b同士をボルト68aによって締め付け固定しているので、強度を向上できるとともに、マッサージ効果をより向上できる。
特に、各超音波振動子51は、積層した第1の圧電素子54a,54b及び第1の電極55a〜55cを振動部材57a,57bによって挟み込んで固定しているので、単なるバイモルフ型の圧電素子と比較して、より大きな力を発生させることができる。
そして、このように強度が向上し大きな力を発生できる各超音波振動子51は、上記のマッサージ装置11のように、特に頭部を除く人体Bの患部をマッサージするために超音波振動の出力レベルを大きくしている場合に好適に用いることができる。
なお、上記第1の実施の形態において、図6に示す第2の実施の形態のように、基材48をバンド型としてもよい。この場合には、可撓性を有する基材48を長尺とした構成とするとともに、止着手段を設けて基材48をループ状に固定できるようにすることが好ましい。この止着手段としては、例えば面ファスナ98を用い、基材48の両端部などにフック部材とループ部材とを設ける、もしくは、基材48の一端部にフック部材を設けるとともに基材48自体(保護部96を含む)をフック部材に対して係合する材質によって形成することなどにより構成できる。この構成によれば、例えば使用者が横たわることなく、人体Bに対して各振動体13の作用面81をソフトに圧接させた状態で巻き付けて容易に固定でき、使い勝手がより向上する
本発明は、頭部を除く人体の患部をマッサージするマッサージ装置として好適に利用できる。
11 マッサージ装置
13 振動体
14 装着部
16 制御部
36 超音波であるキャリア波
37 変調波
39a,39b 駆動信号
47 保持部としてのパッド部
51 超音波振動子
52 音楽振動子
53 ケース
54a,54b 圧電素子である第1の圧電素子
55a,55b,55c 電極である第1の電極
59 ボルト
65a,65b 圧電素子である第2の圧電素子
66a,66b,66c 電極である第2の電極
68a ボルト
81 作用面
82 第1の固定面
88 第2の固定面
T1 所定間隔

Claims (2)

  1. 対をなす振動体、及び、クッション性を有しこれら振動体を互いに離間された位置で保持する保持部を備えた装着部と、
    前記各振動体を駆動させる制御部とを具備し、
    前記各振動体は、
    超音波振動する超音波振動子と、
    音楽振動を発生させる音楽振動子と、
    これら超音波振動子及び音楽振動子の振動が伝達される作用面を有し、これら超音波振動子及び音楽振動子を収容するケースとを備え、
    前記ケースは、作用面の背面に位置し、前記超音波振動子が固定される第1の固定面と、この第1の固定面に対して前記作用面と反対側に対向し前記音楽振動子が固定される第2の固定面とを備え、
    前記制御部は、超音波が変調波により立ち上がりと立ち下がりが緩和されるように変調された駆動信号により、対をなす前記振動体の超音波振動子を所定間隔で交互に周期的に駆動させるとともに、音楽駆動信号により、対をなす前記振動体の音楽振動子を駆動させる
    ことを特徴とするマッサージ装置
  2. 超音波振動子及び音楽振動子は、
    厚み方向に分極された複数の圧電素子と、
    これら圧電素子とともに積層され、制御部と電気的に接続される複数の電極と、
    前記圧電素子同士を互いに締め付け固定するボルトとをそれぞれ備えている
    ことを特徴とする請求項記載のマッサージ装置。
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